JPH1082209A - 制振装置の通信システム - Google Patents
制振装置の通信システムInfo
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- JPH1082209A JPH1082209A JP25536496A JP25536496A JPH1082209A JP H1082209 A JPH1082209 A JP H1082209A JP 25536496 A JP25536496 A JP 25536496A JP 25536496 A JP25536496 A JP 25536496A JP H1082209 A JPH1082209 A JP H1082209A
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Abstract
更せずに、複数の制振装置コントローラの中の一つとの
リモート通信を実現可能にする。 【解決手段】 構造物A上にアクチュエータを介して相
対変位自在に支持された可動マスを有し、構造物Aの振
動を抑制する方向に可動マスを駆動制御する複数の制振
装置コントローラ1A,1B,…1Nと、該制振装置コ
ントローラ1A,1B,…1Nに電話回線5を通じて接
続された遠隔の通信設備Bとを設けて、該通信設備Bか
らのパスワードまたは予め定められた優先順位に従っ
て、信号切換装置6に通信設備Bを複数の制振装置コン
トローラ1A,1B,…1Nのいずれか一つと切換接続
させる。
Description
物上に設けられたアクティブ式の制振装置コントローラ
と遠隔の指定場所にある通信設備との間で電話回線を利
用した相互通報を実施する制振装置の通信システムに関
する。
度)は、制振用の制御信号や作動監視信号として使用さ
れるため、その振動信号自身に異常があれば、構造物の
振動抑制に不具合が生じたり、作業監視判断を誤らせる
ことになる。
を目処に振動信号が一定時間以上継続して設定値(閾
値)を外れたとき異常と判断して、制振制御を停止する
機構を組み込んでいる。
センター等に送られ、担当者が現場点検を行い、異常が
継続されていなければ再起動の処理を行う。
信号の異常出力に対応するため、図3に示すように、構
造物A上の制御装置コントローラ1および遠隔の通信設
備BのFAX2やモデム3間で、その制御装置コントロ
ーラ1に接続されたFAXモデム4および電話回線5を
利用して、異常発生を遠隔の監視所等の通信設備Bへ通
報することにより、早期に異常回復の措置がとられるよ
うになった。
存し、これを電話回線5およびFAXモデム4を通し
て、逆に遠隔の監視所(通信設備)から制振装置コント
ローラ1へリモートアクセスすることで、異常に至るま
での動作状況の把握が遠隔側で行うことができ、従っ
て、調査員が現地に出向く前に迅速な対応措置をとるこ
とができるようになった。
従来の制振装置の通信システムでは、FAXモデム4を
装備した制振装置コントローラ1が、専用の電話回線の
1回線に対して一つ接続される構成をとっているため、
例えば、構造物Aに一台以上の制振装置コントローラ1
が搭載される場合、設置した制振装置コントローラ1の
台数分専用の電話回線5を用意しないとリモートによる
監視や通信を実現できないという課題があった。
問題を解決するために、ハードウエアを変更することが
考えられるが、制振装置コントローラ1のホスト部に
は、通常汎用のパソコンが利用されているため、電話回
線を利用したリモート通信時に使用するシリアルポート
(RS−232C)は1ポートしかなく、基本的に汎用
のパソコンは、モデムなどの通信機器との接続は1対1
対応のため、前記のようなハードウエア変更が困難であ
るという課題があった。
振装置コントローラ1との関連で保守性を考えると、全
ての装置が可能な限り共通な構成をとる必要があり、従
来構成を大きく変更/修正することは、今後の保守面で
問題があるという課題があった。
決するものであり、構造物に複数台の制振装置コントロ
ーラが設置された場合でも、少なくとも1回線の電話回
線で複数の制振装置コントローラのそれぞれと選択的に
リモート通信を実現することができる制振装置の通信シ
ステムを得ることを目的とする。
ローラの構成を極力変更せずに、複数の制振装置コント
ローラの中の一つとのリモート通信を実現可能にし、既
設置の装置と共通性を持たせ、以後の保守を容易にする
ことができる制振装置の通信システムを得ることを目的
とする。
ローラに対し、これらの台数より少ない電話回線の使用
によっても、任意の制御装置コントローラと遠隔の通信
設備との間で能率的にリモート通信を行うことができる
制振装置の通信システムを得ることを目的とする。
に、請求項1の発明にかかる制振装置の通信システム
は、構造物上にアクチュエータを介して相対変位自在に
支持された可動マスを有し、構造物の振動を抑制する方
向に可動マスを駆動制御する複数の制振装置コントロー
ラと、該制振装置コントローラに電話回線を通じて接続
された遠隔の通信設備とを設けて、該通信設備からのパ
スワードまたは予め定められた優先順位に従って、信号
切換装置に通信設備を複数の制振装置コントローラのい
ずれか一つと切換接続させるようにしたものである。
通信システムは、複数の制振装置コントローラが該制振
装置コントローラより少ない電話回線を通じて通信設備
に接続したものである。
を図について説明するが、図1は、この発明の制振装置
の通信システムを示すブロック図であり、同図におい
て、Aは、構造物であり、この構造物A上には、アクチ
ュエータを介して相対変位自在の可動マス(図示しな
い)が設けられ、かつこの可動マスを構造物の振動を抑
制する方向に駆動制御する複数組の制振装置コントロー
ラ1A,1B,…1Nが設けられている。
Xモデム、6は、制振装置コントローラ1A,1B,…
1Nのいずれかを選択的にFAXモデム4に接続する信
号切換装置である。
送信によって、あるいは予め設定された優先順位に従っ
て、制振装置コントローラ1A,1B,…1Nのいずれ
かをFAXモデム4に選択的に切換接続する。
などの通信設備で、これにはFAX2およびモデム3が
設けられ、これらが一本の電話回線5を介してFAXモ
デム4に接続されている。
ック図であって、同図において、7は、FAXモデム4
に接続されたモデム側送受信回路、8A,8B,…8N
は、切換スイッチ9によってモデム側送受信回路7に一
つのみが選択接続される複数の送受信回路である。
は、各制御装置コントローラ1A,1B,…1Nのシリ
アルポートに接続される。
して得られたパスワードにもとづいて、送受信回路8
A,8B,…8Nのいずれか一つを選択するように切換
スイッチ9を切換えさせる受信許可判断部である。
れが制振装置コントローラ1A,1B,…1Nから送受
信回路8A,8B,…8Nを通して送出されるデータの
先着順を判断して、優先順位の一番高い送受信回路8
A,8B,…8Nのいずれか一つをモデム側送受信回路
7に接続するように、切換スイッチ9を切換えるもので
ある。
…1Nの二つ以上から同時に送信要求が発生する場合が
あるため、この場合には、予め送信許可判断部11にお
いて制振装置コントローラの優先順位を設定しておくこ
とで、送信の衝突を回避できる。
にあっては、通信設備Bから電話回線5を経由して送信
されたデータは、構造物A側に設けられたFAXモデム
4を介して信号切換装置6に入力され、回線接続が行わ
れる。
制振装置コントローラ1A,1B,…1Nのいずれかの
パスワードを送信し、これによって、モデム側送受信回
路7は、そのパスワードに応じた信号を受信許可判断部
10へ入力する。
に対応する受信許可信号を切換スイッチ9に送り、切換
スイッチ9は、指定された送受信回路8A,8B,…8
Nの中の一つとモデム側送受信回路7とを接続する。
トローラ1A,1B,…1Nの一つにデータが送信され
ることとなる。
ントローラ1A,1B,…1Nからの電話回線5を通じ
ての通信設備Bへの通信は、受信許可判断部10からの
信号をもとに動作する送信許可判断部11によって、切
換スイッチ9の送信回路切換えが行われる。
トローラ1A,1B,…1Nの一つが1対1に対応して
相互通信を行うことができる。
トローラ1A,1B,…1Nと通信を行う場合は、遠隔
の通信設備Bから別のパスワードを送信することで、信
号切換装置6によってデータラインが切換えられ、同様
の操作が実現できる。
…1Nの内部でシステムの異常発生を検知した場合など
において、制御装置コントローラ1A,1B,…1N側
から遠隔の通信設備Bへ通信を行う場合について説明す
る。
B,…1Nは複数台存在し、これらから信号切換装置6
へのデータ入力は非同期で発生するため、場合によって
はデータの衝突が発生する場合がある。
部11により、制振装置コントローラ1A,1B,…1
Nからのデータ先着順を判断し、優先順位の一番高い制
振装置コントローラ1A,1B,…1Nとのデータ接続
を行う。
許可判断部11からの信号をもとにして、受信許可判断
部10によって接続許可される。
制振装置コントローラ1A,1B,…1Nは、先着の通
信中には通信が開始されず待ち状態になるが、一定時間
後に再度送信要求処理を行うことで、先着の通信が終了
した後に再度処理が行われることになる。
置コントローラ1A,1B,…1Nから同時に送信要求
が発生した場合の対策として、前記のように予め信号切
換装置6で同時送信時の場合の制振装置コントローラ1
A,1B,…1Nの優先順位を設定しておくことで、混
信などの生じない通信を実現できることとなる。
6を制振装置の構成要素に取り入れることで、各制振装
置コントローラ1A,1B,…1Nのハードウエアおよ
びソフトウエアの変更や修正の必要がなくなり、別の構
造物に設置された他の装置と共通のハードウエアおよび
ソフトウエア構成とすることができるため、保守面でも
共通性を保つことができる。
ローラ1A,1B,…1Nとの切換部分の切換スイッチ
9は、図中ではメカ的なスイッチで表記しているが、特
に、これに限定されず、受信許可判断部10や送信許可
判断部11にマイクロプロセッサを利用したソフト的な
機構を採用することによっても実現可能である。
話回線5を想定した場合を例にして説明したが、構造物
Aに設置された制振装置コントローラ1A,1B,…1
Nの台数より少ない電話回線数の構成でも、同様の効果
を実現できる。
ば、構造物上にアクチュエータを介して相対変位自在に
支持された可動マスを有し、構造物の振動を抑制する方
向に可動マスを駆動制御する複数の制振装置コントロー
ラと、該制振装置コントローラに電話回線を通じて接続
された遠隔の通信設備とを設けて、該通信設備からのパ
スワードまたは予め定められた優先順位に従って信号切
換装置に通信設備を複数の制振装置コントローラのいず
れか一つと切換接続させるように構成したので、従来の
制振装置コントローラの構成を極力変更せずに、複数の
制振装置コントローラの中の一つとのリモート通信を実
現可能にし、既設置の装置と共通性を持たせながら、以
後の保守を容易にすることができるという効果が得られ
る。
制振装置コントローラが該制振装置コントローラより少
ない電話回線を通じて通信設備に接続するように構成し
たので、任意の制御装置コントローラと遠隔の通信設備
との間で、独立した電話回線を利用して能率的にリモー
ト通信を行うことができるという効果が得られる。
システムを示すブロック図である。
ク図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 構造物上にアクチュエータを介して相対
変位自在に支持された可動マスを有し、構造物の振動を
抑制する方向に可動マスを駆動制御する複数の制振装置
コントローラと、該制振装置コントローラに電話回線を
通じて接続された遠隔の通信設備と、該通信設備からの
パスワードまたは予め定められた優先順位に従って、通
信設備を複数の制振装置コントローラのいずれか一つと
切換接続する信号切換装置とを備えた制振装置の通信シ
ステム。 - 【請求項2】 複数の制振装置コントローラが該制振装
置コントローラより少ない電話回線を通じて通信設備に
接続されていることを特徴とする請求項1に記載の制振
装置の通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25536496A JP3712300B2 (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 制振装置の通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25536496A JP3712300B2 (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 制振装置の通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1082209A true JPH1082209A (ja) | 1998-03-31 |
JP3712300B2 JP3712300B2 (ja) | 2005-11-02 |
Family
ID=17277754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25536496A Expired - Fee Related JP3712300B2 (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 制振装置の通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3712300B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001214633A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-08-10 | Hitachi Metals Techno Ltd | 建築物用緩衝装置及びその監視システム並びに制御システム |
US20210302048A1 (en) * | 2020-03-25 | 2021-09-30 | Trolex Corporation | Zoning devices and system |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP25536496A patent/JP3712300B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001214633A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-08-10 | Hitachi Metals Techno Ltd | 建築物用緩衝装置及びその監視システム並びに制御システム |
US20210302048A1 (en) * | 2020-03-25 | 2021-09-30 | Trolex Corporation | Zoning devices and system |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3712300B2 (ja) | 2005-11-02 |
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