JPH1082040A - フロートバルブ型分水工における分水管の取水口構造 - Google Patents

フロートバルブ型分水工における分水管の取水口構造

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JPH1082040A
JPH1082040A JP23905496A JP23905496A JPH1082040A JP H1082040 A JPH1082040 A JP H1082040A JP 23905496 A JP23905496 A JP 23905496A JP 23905496 A JP23905496 A JP 23905496A JP H1082040 A JPH1082040 A JP H1082040A
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英彦 井原
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久 横藤田
Shoichi Yonemura
省一 米村
Tarou Shinasue
太郎 品末
Yoshifumi Yamamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 越流状態のときの空気の巻き込みを抑制して
下流側配管でのエアハンマーなどの不都合の発生を防止
することができるようにする。 【解決手段】 水槽1内に上下方向に配置される分水管
12の頂部の径方向対向箇所を切欠いて越流堰14aを
有する一対の取水口14が形成され、これら取水口14
それぞれの両縁部14A,14Bで該分水管12の内部
空間を隔てて対向する縁部間に亘って板部材28,28
が掛け渡し固定されており、これら板部材28,28の
下端部28a,28aが越流堰14aよりも下方にまで
延出されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイプラインに流
れる用水を幹線水路から水田など一定のかんがい区域へ
分水供給する場合に設置される分水工で、詳しくは、下
部に流入管が接続された水槽内に、その頂部の径方向対
向箇所の周壁を切り欠いて越流堰を有する一対の取水口
が形成されているとともに、その底部近くに流出管が接
続されている分水管を上下方向に設置してなり、水槽内
の水面変動に伴うフロートの浮力及び重力を利用した上
下動により流入管の先端部に接続配置されたバルブを開
閉させて水槽内の水位を一定に保つように構成されてい
るフロートバルブ型の分水工における分水管の取水口構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のフロートバルブ型分水工
における分水管は、図11および図12に示すように、
鋼管などの金属製分水管30の頂部周壁の径方向対向箇
所を下方へ向けて適当長さに亘り四角形状に切り欠くこ
とによって、越流堰31aを有する一対の取水口31が
形成されているとともに、上記分水管30の底部近くに
は流出管32が接続されており、水槽(図示省略する)
内の水位が越流堰31a以上であるとき、その水槽内の
水を越流堰31aを越えて分水管30内に流下させて上
記流出管32を経て下流側へ流出させるように構成され
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の従来のフロ
ートバルブ型分水工における分水管においては、水槽内
の水が取水口31の越流堰31aを越えて分水管30内
に流下する越流状態のとき、上記取水口31のサイドエ
ッジ部31eで流れが剥離して分水管30内に渦cが発
生し、この渦cによる吸い込み作用によって空気が巻き
込まれる。この巻き込まれた空気が上記流出管32を経
て下流側配管へ流されて、該下流側配管内に溜まると、
エアハンマーなどの不都合を生じるという問題があっ
た。
【0004】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、越流状態のときの空気の巻き込みを抑制して
下流側配管でのエアハンマーなどの不都合の発生を防止
することができるフロートバルブ型分水工における分水
管の取水口構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明に係るフロートバルブ型分水
工における分水管の取水口構造は、下部に流入管が接続
された水槽と、この水槽内に上下方向に設置され、その
頂部の径方向対向箇所には周壁を切り欠いて越流堰を有
する一対の取水口が形成されているとともに、その底部
近くには流出管が接続されている分水管と上記水槽内の
水面に浮上させたフロートの上下動に連動して上記流入
管の先端部に接続配置されたバルブを開閉させる連動機
構とを備えてなるフロートバルブ型分水工において、上
記分水管の一対の取水口それぞれの両縁部で該分水管の
内部空間を隔てて対向する縁部間に亘って板部材が掛け
渡し固定されており、これら板部材の下端部は上記越流
堰よりも下方にまで延出されていることを特徴とするも
のである。
【0006】上記のような構成の請求項1に記載の発明
によれば、水槽内の水が取水口の越流堰を越えて分水管
内に流下する越流状態のとき、上記取水口の両縁部近く
から流入する水は板部材の面に沿って流れ込むととも
に、その板部材の面に沿って越流堰の下方にまで案内さ
れることになって、剥離に伴う渦の発生がない。それゆ
えに、空気の巻き込みがほとんどなくて、下流側配管内
においてエアハンマーなどの不都合を生じることがなく
なる。
【0007】特に、上記構成のフロートバルブ型分水工
における分水管の取水口構造において、請求項2に記載
のように、上記各板部材を、上記対向縁部間の中央部分
が分水管の中心に近づくような湾曲状に形成することに
よって、上記取水口の両縁部近くから流入する水の流入
角度を緩和して渦の発生および渦による空気の巻き込み
防止機能を一層高めることが可能である。
【0008】また、請求項3に記載の発明に係るフロー
トバルブ型分水工における分水管の取水口構造は、上記
請求項1または2に記載の発明に係るフロートバルブ型
分水工における分水管の取水口構造において、上記分水
管の内径を、その内部の平均流速が0.2m/秒以下に
なるように設定したものであり、このような構成とする
場合は、水中での空気の浮き上がり速度が約0.28m
/s(秒)であること及び分水管内を流下する水の平均
流速が0.21m/s以下では空気の連行がないとの実
験結果から明らかなように、たとえ分水管内に微小量の
空気が巻き込まれたとしても、その空気が下流側配管へ
連行されることを防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は本発明に係るフロートバ
ルブ型分水工の実施の形態を示す全体縦断正面図、図2
は同分水工の全体縦断側面図、図3は同分水工の一部切
欠き平面図である。これら各図において、1は水槽であ
り、該水槽1は、円盤状の鉄筋入りコンクリート製底壁
部1Aと円筒状の鉄筋入りコンクリート製胴壁部1Bと
に分割して製作され、これら分割された壁部1Aと1B
とは、例えば図4に示すように、底壁部1A側に形成さ
れている上向き開放の台形状の環状凹部1a内にシール
性接着剤2を流し込んだ状態で、環状凹部1a内に胴壁
部1Bの下端部に形成した環状凸部1bを嵌合させて両
者1A,1Bを水密状態に接合施工可能とした組立式マ
ンホールから構成されている。上記胴壁部1Bの下部で
径方向に対向する位置には、該胴壁部1Bの製作時にお
いて流入管3および流出管4がシール部材5および6を
介して水密状に接続されている。
【0010】7は上記流入管3の先端部に接続されて上
記水槽1内に架台8を介して設置されたバルブで、該バ
ルブ7は、上記水槽1内に下向きに開口する流路をもつ
バルブ本体7aとこのバルブ本体7a内に形成の弁座7
bに当接離間可能な弁体7cとこの弁体7cから上方へ
向けて一体に固着延出した弁棒7dとから構成されてい
る。9は上記水槽1内の水面WLに浮上可能に設けられ
たフロートであり、このフロート9は上記水槽1内の水
面WLの変動に伴って上記バルブ7のバルブ本体7aの
上面固定板7eから垂直姿勢で上方へ延出した複数本の
ロッド状ガイド11に沿って上下動自在に構成されてい
るとともに、このフロート9と上記バルブ7の弁体7a
との間には、該フロート9の上下動に連動して弁体7a
を開閉させる連動機構としてのパンタグラフ式リンク機
構10が設けられている。
【0011】12は金属製、例えば鋼製の分水管で、上
記水槽1内に挿入設置することにより、その底部近くに
上記流出管4が接続される分水路13を構成するもの
で、この鋼製分水管12の頂部周壁で上記フロート9お
よびバルブ7の存在する側に対して直交する径方向の対
向周壁部分をそれぞれ下方へ向けて適当長さに亘り四角
形状に切欠くことによって越流堰14aを有する一対の
取水口14,14が形成され、これら取水口14,14
を介して上記分水路13が上記水槽1内のスタンド室1
5に連通接続されている。
【0012】上記分水管12の一対の取水口14それぞ
れの両縁部14A,14Bで分水管12の内部空間を隔
てて対向する縁部14A,14A、14B,14B間に
亘って、図5および図6に示すように、一対の平らな板
部材28,28が相互に平行状態に掛け渡し固定され、
これら一対の板部材28,28間に上記分水路13に連
なる平面視略小判形状の単一の上部分水路13Aが形成
されており、かつ、これら各板部材28の下端部28a
は上記越流堰14aよりも少し下方にまで延出されてい
る。また、上記分水管12の内径は、その内部の分水路
13での平均流下速度が空気(気泡)の水中での浮き上
がり速度(0.28m/s)よりも小さい0.2m/s
以下になるように設定されている。
【0013】上記連動機構としてのパンタグラフ式リン
ク機構10は図7および図8に明示のように構成されて
いる。即ち、バルブ本体7aの上面固定板7eに取り付
けた門型支持部材16の天板部下面に略コ字状の支持枠
17が止着され、この支持枠17に、互いにX字状に交
差させて配置した一対の主アーム18a,18bの交差
点部分が枢支軸19を介して回動可能に枢支されている
と共に、上記一対の主アーム18a,18bの上部と平
行四辺形を形成する一対の上側従アーム18c,18d
の両端部が各主アーム18a,18bの上端部とフロー
ト軸9aの下端部とに連結ピン20,21を介してそれ
ぞれ回動可能に連結され、かつ、上記一対の主アーム1
8a,18bの下部と平行四辺形を形成する一対の下側
従アーム18e,18fの両端部が各主アーム18a,
18bの下端部と上記バルブ7の弁棒7dの上端部とに
連結ピン22,23を介してそれぞれ回動可能に連結さ
れている。
【0014】また、図1〜図3において、24は上記フ
ロート9の上部に設けたフロート高さ調整用ねじ機構
で、上記水槽1の上部開口全体を閉塞する蓋体25に形
成され常時は小蓋26により閉塞される小開口を通じて
ハンドル24aを回転操作することで上記フロート9の
設定高さを変更して、その上下動作範囲を調整すること
により水槽1のスタンド室15から分水管12内の分水
路13への分水量を調整可能としている。なお、図中の
27は余剰水の排出管である。
【0015】上記構成のフロートバルブ型分水工におい
ては、流出管4の下流側での水使用により分水路13内
の水面低下に伴い水槽1のスタンド室15の水が一対の
取水口14における越流堰14aを越えて上部分水路1
3A内に流入される。このとき、上記各取水口14の両
縁部14A,14B近くから流入する水は各板部材28
の面に沿って流れ込むとともに、その板部材28の面に
沿って越流堰14aの下方にまで案内されることになる
ために、剥離を生じず、それに伴う渦の発生が抑制され
ることになり、空気をほとんど巻き込まないでスタンド
室15から分水路13A,13へ流入される。また、こ
のようにして流入された分水路13内の水は平均流速
0.2m/s以下で流下することになるから、越流時に
一部の空気が巻き込まれたとしても、その空気(気泡)
が上記水の平均流下速度以上の速度(0.28m/s)
で浮き上がるために、巻き込まれた空気が分水路13の
下方へ連行されて流出管4を経て下流側配管に流される
ことがない。
【0016】そして、上記水槽1のスタンド室15から
上記分水路13A,13への水の越流によりスタンド室
15内の水面が低下すると、その水面低下に応じてフロ
ート9が下降してパンタグラフ式リンク機構10の各ア
ーム18a〜18fが図7の仮想線に示すように上下方
向に縮小し、これに連動して弁棒7dを介してバルブ7
の弁体7cが引き上げられて弁座7dから離間し、流入
管3から水槽1のスタンド室15内へ水が供給される。
【0017】このようなスタンド室15内への水の供給
により水面が上昇すると、その水面上昇に応じてフロー
ト9も上昇して上記パンタグラフ式リンク機構10の各
アーム18a〜18fが図7の実線に示すように上下方
向に伸長し、これに連動して弁棒7dを介してバルブ7
の弁体7cが引き下げられて弁座7dに当接し、流入管
3からの水の供給が停止されてスタンド室15内に一定
量の水が溜められることになる。
【0018】上記のように、流出管4の下流側での使用
水量の増減により水槽1のスタンド室15内の水面変動
に伴うフロート9の上下動によって上記パンタグラフ式
リンク機構10の各アーム18a〜18fが上下方向に
伸縮し、この伸縮に連動してバルブ7の弁体7cが開閉
動作されてスタンド室15内の水量をほぼ一定に保ちつ
つ、分水管12に切欠き形成された取水口14における
越流堰14aを越えて分水路13A,13内への分水供
給が行なわれる。
【0019】図9は本発明に係るフロートバルブ型分水
工における分水管の取水口構造の他の実施の形態を示す
もので、上記分水管12の一対の取水口14それぞれの
両縁部14A,14Bで分水管12の内部空間を隔てて
対向する縁部14A,14A、14B,14B間に亘っ
て互いに平行状態に掛け渡し固定された一対の板部材2
8,28を上記対向縁部14A,14A、14B,14
B間の中央部分が分水管12の中心に近づくような湾曲
状に形成したものであり、このような湾曲状の板部材2
8,28を用いることによって、上記各取水口14の両
縁部近くから流入する水の流入角度を緩和して渦の発生
および渦による空気の巻き込み防止機能を一層高めるこ
とが可能である。
【0020】また、図10は本発明に係るフロートバル
ブ型分水工における分水管の取水口構造のもう一つの実
施形態を示すもので、上記分水管12の一対の取水口1
4それぞれの両縁部14A,14Bで分水管12の内部
空間を隔てて斜行方向で対向する縁部14A,14B間
に亘って、二枚の湾曲状板部材28,28を平面視略楕
円形状に配置して掛け渡し固定することにより、これら
板部材28,28の両側に一対の取水口14に各別に連
通する上部分水路13B,13Cを形成したものであっ
て、この場合も上記図9に示す実施形態のものと同様
に、上記各取水口14の両縁部近くから流入する水の流
入角度を緩和して渦の発生および渦による空気の巻き込
み防止機能を一層高めることが可能である。
【0021】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、水槽内の水が取水口の越流堰を越えて分水管内
に流下する越流状態のときに、取水口の両縁部近くから
流入する水の流れを板部材の面に沿って越流堰の下方に
まで案内させることができるので、取水口のサイドエッ
ジ部で水の一部が剥離されて分水管内に渦を発生し、そ
れに伴って空気が巻き込まれることを抑制できる。した
がって、取水口の縁部間に亘って板部材を掛け渡し固定
するだけの簡単な構造改良によって、巻き込み空気を原
因として下流側配管でエアハンマーなどの不都合が発生
することを防止できるという効果を奏する。
【0022】特に、請求項2に記載の発明によれば、上
記取水口の両縁部近くから流入する水の流入角度を緩和
して渦の発生および渦による空気の巻き込み防止機能を
一層高めることができる。
【0023】また、請求項3に記載の発明によれば、上
記請求項1に記載の発明の項かに加えて、越流状態のと
きに、たとえ分水管内に微小量の空気が巻き込まれたと
しても、その空気を分水管内の水面上に浮き上がらせて
下流側配管へ連行されることを防止でき、これによっ
て、下流側配管でのエアハンマーなどの不都合の発生を
一層確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフロートバルブ型分水工の実施の
形態を示す全体縦断正面図である。
【図2】同上分水工の全体縦断側面図である。
【図3】同上分水工の一部切欠き全体平面図である。
【図4】同上分水工における水槽の要部の拡大縦断面図
である。
【図5】同上分水工における分水管の取水口構造を示す
要部の拡大斜視図である。
【図6】同上分水管の取水口構造を示す要部の拡大平面
図である。
【図7】同上分水工における連動機構を示す要部の拡大
正面図である。
【図8】図7のX−X線に沿った縦断側面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態による分水管の取水口
構造を示す要部の拡大平面図である。
【図10】本発明のもう一つの実施の形態による分水管
の取水口構造を示す要部の拡大平面図である。
【図11】従来のフロートバルブ型分水工における分水
管の取水口構造を示す要部の拡大斜視図である。
【図12】同上従来のフロートバルブ型分水工における
分水管の取水口構造を示す要部の拡大平面図である。
【符号の説明】
1 水槽 3 流入管 4 流出管 7 バルブ 9 フロート 10 パンタグラフ式リンク機構(連動機構) 12 分水管 13A,13 分水路 14 取水口 14a 越流堰 14A,14B 取水口の縁部 28 板部材 28a 板部材の下端部
フロントページの続き (72)発明者 米村 省一 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 (72)発明者 品末 太郎 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 (72)発明者 山本 宜史 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に流入管が接続された水槽と、 この水槽内に上下方向に設置され、その頂部の径方向対
    向箇所には周壁を切り欠いて越流堰を有する一対の取水
    口が形成されているとともに、その底部近くには流出管
    が接続されている分水管と、 上記水槽内の水面に浮上させたフロートの上下動に連動
    して上記流入管の先端部に接続配置されたバルブを開閉
    させる連動機構とを備えてなるフロートバルブ型分水工
    において、 上記分水管の一対の取水口それぞれの両縁部で該分水管
    の内部空間を隔てて対向する縁部間に亘って板部材が掛
    け渡し固定されており、 これら板部材の下端部は上記越流堰よりも下方にまで延
    出されていることを特徴とするフロートバルブ型分水工
    における分水管の取水口構造。
  2. 【請求項2】 上記各板部材は、上記対向縁部間の中央
    部分が分水管の中心に近づくような湾曲状に形成されて
    いる請求項1に記載のフロートバルブ型分水工における
    分水管の取水口構造。
  3. 【請求項3】 上記分水管の内径は、その内部の平均流
    速が0.2m/秒以下になるように設定されている請求
    項1または2に記載のフロートバルブ型分水工における
    分水管の取水口構造。
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