JPH1081615A - 毛髪及び頭皮処理用組成物 - Google Patents
毛髪及び頭皮処理用組成物Info
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- JPH1081615A JPH1081615A JP9235475A JP23547597A JPH1081615A JP H1081615 A JPH1081615 A JP H1081615A JP 9235475 A JP9235475 A JP 9235475A JP 23547597 A JP23547597 A JP 23547597A JP H1081615 A JPH1081615 A JP H1081615A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】頭皮のそう痒症（かゆみ）を減少する湿潤効果
と低アレルギー効果を有し、毛髪に光沢とコンディショ
ニング効果を付与する毛髪及び頭皮処理剤を提供する。 【解決手段】毛髪及び頭皮処理用組成物中に、ライム
ギ、いね、大麦、トウモロコシ、キビ及びスペルトコム
ギからなる群から選ばれた１種以上の植物の種子又は果
実のアルコール又は水性アルコール抽出物を含有させ
る。
と低アレルギー効果を有し、毛髪に光沢とコンディショ
ニング効果を付与する毛髪及び頭皮処理剤を提供する。 【解決手段】毛髪及び頭皮処理用組成物中に、ライム
ギ、いね、大麦、トウモロコシ、キビ及びスペルトコム
ギからなる群から選ばれた１種以上の植物の種子又は果
実のアルコール又は水性アルコール抽出物を含有させ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、そう痒症（かゆ
み）を減少する湿潤効果と低アレルギー効果を有し、毛
髪に光沢とコンディショニング効果を付与する毛髪及び
頭皮処理剤に関する。このような性状を有する毛髪及び
頭皮処理剤組成物は、活性成分として、いね（Ｏｒｙｚ
ａ ｓａｔｉｖａ）、ライムギ（Ｓｅｃａｌｅ ｃｅｒ
ｅａｌｅ）、大麦（Ｈｏｒｄｅｕｍ ｖｕｌｇａｒ
ｅ）、トウモロコシ（Ｓｔｉｇｍａｔａｍａｉｄｉ
ｓ）、キビ（Ｐａｎｉｃｉ ｍｉｌｉａｃｅｉ）及びス
ペルトグレイン（Ｔｒｉｔｉｃｕｍ ｓｐｅｌｔａ）か
らなる群から選ばれた１種以上の植物の種子又は果実の
アルコール又は水性アルコール抽出物を使用することに
よって得ることができる。
み）を減少する湿潤効果と低アレルギー効果を有し、毛
髪に光沢とコンディショニング効果を付与する毛髪及び
頭皮処理剤に関する。このような性状を有する毛髪及び
頭皮処理剤組成物は、活性成分として、いね（Ｏｒｙｚ
ａ ｓａｔｉｖａ）、ライムギ（Ｓｅｃａｌｅ ｃｅｒ
ｅａｌｅ）、大麦（Ｈｏｒｄｅｕｍ ｖｕｌｇａｒ
ｅ）、トウモロコシ（Ｓｔｉｇｍａｔａｍａｉｄｉ
ｓ）、キビ（Ｐａｎｉｃｉ ｍｉｌｉａｃｅｉ）及びス
ペルトグレイン（Ｔｒｉｔｉｃｕｍ ｓｐｅｌｔａ）か
らなる群から選ばれた１種以上の植物の種子又は果実の
アルコール又は水性アルコール抽出物を使用することに
よって得ることができる。
【０００２】
【従来の技術】オートミールを化粧品中に使用すること
は、ヨーロッパ特許出願第６１９９５０号及びヨーロッ
パ特許出願第６２０９７９号により公知である。これら
の例では、特定量の蛋白質、炭水化物及び脂肪を含有す
る特定のフラクション及び／又はそれらの混合物が使用
される。オートミールを化粧品中に使用した調査結果
は、Ｄ．Ｐａｔｏｎ等による「Ｃｏｓｍｅｔｉｃｓ ａ
ｎｄ Ｔｏｉｌｅｔｒｉｅｓ」ｖｏｌ．１１０（１９９
５年３月）、第６３、６４、６６、６８、７０頁、の論
文中にも記載されている。オート麦種子の抽出物を含有
するヘアケア剤は、ＤＥ−Ｃ１９５１５６０９に記載さ
れている。
は、ヨーロッパ特許出願第６１９９５０号及びヨーロッ
パ特許出願第６２０９７９号により公知である。これら
の例では、特定量の蛋白質、炭水化物及び脂肪を含有す
る特定のフラクション及び／又はそれらの混合物が使用
される。オートミールを化粧品中に使用した調査結果
は、Ｄ．Ｐａｔｏｎ等による「Ｃｏｓｍｅｔｉｃｓ ａ
ｎｄ Ｔｏｉｌｅｔｒｉｅｓ」ｖｏｌ．１１０（１９９
５年３月）、第６３、６４、６６、６８、７０頁、の論
文中にも記載されている。オート麦種子の抽出物を含有
するヘアケア剤は、ＤＥ−Ｃ１９５１５６０９に記載さ
れている。
【０００３】これらの従来技術に基づいて、ライムギ、
いね、大麦、トウモロコシ、キビ及びスペルトコムギ
（通常のスペルトコムギ及びスペルトグレイン）からな
る群から選ばれた１種以上の植物の種子のアルコール又
は水性アルコール抽出物を添加することによって、改善
された効果を有する毛髪及び頭皮処理剤が得られること
が発見された。これに関連して、本発明においては、種
子とは穀物自体又は穀物から調製された粉末を意味す
る。
いね、大麦、トウモロコシ、キビ及びスペルトコムギ
（通常のスペルトコムギ及びスペルトグレイン）からな
る群から選ばれた１種以上の植物の種子のアルコール又
は水性アルコール抽出物を添加することによって、改善
された効果を有する毛髪及び頭皮処理剤が得られること
が発見された。これに関連して、本発明においては、種
子とは穀物自体又は穀物から調製された粉末を意味す
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、本発明は頭
皮のそう痒症（かゆみ）を減少する湿潤効果と低アレル
ギー効果を有し、毛髪に光沢とコンディショニング効果
を付与する毛髪及び頭皮処理剤を提供することを目的と
するものである。
皮のそう痒症（かゆみ）を減少する湿潤効果と低アレル
ギー効果を有し、毛髪に光沢とコンディショニング効果
を付与する毛髪及び頭皮処理剤を提供することを目的と
するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、このよ
うな性状を有する毛髪及び頭皮処理剤組成物は、活性成
分として、ライムギ、いね、大麦、トウモロコシ、キビ
及びスペルトコムギからなる群から選ばれた１種以上の
植物の種子又は果実のアルコール又は水性アルコール抽
出物を使用することによって得ることができる。
うな性状を有する毛髪及び頭皮処理剤組成物は、活性成
分として、ライムギ、いね、大麦、トウモロコシ、キビ
及びスペルトコムギからなる群から選ばれた１種以上の
植物の種子又は果実のアルコール又は水性アルコール抽
出物を使用することによって得ることができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明で使用する植物抽出物とし
ては、全抽出物を基準にして約０．５〜１０重量％、好
ましくは約１〜７．５重量％、特に好ましくは約２．５
〜５重量％の乾燥残さ量を有するものが好ましい。溶剤
としては、アルコール、好ましくは多価アルコール、特
に好ましくは１，３−プロピレングリコール及びブチレ
ングリコール等のジオールが水との混合物として使用さ
れる。水：アルコールの比は、約３：１〜１：５、好ま
しくは２：１〜１：２、特に好ましくは３：２〜１：１
である。
ては、全抽出物を基準にして約０．５〜１０重量％、好
ましくは約１〜７．５重量％、特に好ましくは約２．５
〜５重量％の乾燥残さ量を有するものが好ましい。溶剤
としては、アルコール、好ましくは多価アルコール、特
に好ましくは１，３−プロピレングリコール及びブチレ
ングリコール等のジオールが水との混合物として使用さ
れる。水：アルコールの比は、約３：１〜１：５、好ま
しくは２：１〜１：２、特に好ましくは３：２〜１：１
である。
【０００７】つぎに本発明で使用される植物抽出物の製
造例について説明する。 （製造例１）乾燥オオムギ粒（Ｓｅｍｅｎ ｈｏｒｄｅ
ｉ）を１，３−プロピレングリコールにより、約６０〜
７０℃において多段階で抽出した。この方法に代えて、
重量比で約６０：４０の水／１，３−プロピレングリコ
ール混合物を使用して抽出を行うこともできる。最終的
に得られた均一な抽出物は、特徴のある匂いを有する明
るい鮮やかな黄色の液体であり、必要に応じて水で希釈
した後に次の性状を示した。 比重（２０℃） １．０３４〜１．０４８ 屈折率（２０℃） １．３７５〜１．３８５ ｐＨ値 ５．６〜７．５ 乾燥含量 １．５〜３．５％
造例について説明する。 （製造例１）乾燥オオムギ粒（Ｓｅｍｅｎ ｈｏｒｄｅ
ｉ）を１，３−プロピレングリコールにより、約６０〜
７０℃において多段階で抽出した。この方法に代えて、
重量比で約６０：４０の水／１，３−プロピレングリコ
ール混合物を使用して抽出を行うこともできる。最終的
に得られた均一な抽出物は、特徴のある匂いを有する明
るい鮮やかな黄色の液体であり、必要に応じて水で希釈
した後に次の性状を示した。 比重（２０℃） １．０３４〜１．０４８ 屈折率（２０℃） １．３７５〜１．３８５ ｐＨ値 ５．６〜７．５ 乾燥含量 １．５〜３．５％
【０００８】（製造例２）製造例１と同様にして、次の
性状を有するライムギ（Ｓｅｍｅｎ ｓｅｃａｌｉｓ）
抽出物を得た。 外観 明るい黄色の液体 比重（２０℃） １．０３９〜１．０５３ 屈折率（２０℃） １．３７６〜１．３８６ ｐＨ値 ６．５〜８．０ 乾燥含量 ２．０〜４．０％
性状を有するライムギ（Ｓｅｍｅｎ ｓｅｃａｌｉｓ）
抽出物を得た。 外観 明るい黄色の液体 比重（２０℃） １．０３９〜１．０５３ 屈折率（２０℃） １．３７６〜１．３８６ ｐＨ値 ６．５〜８．０ 乾燥含量 ２．０〜４．０％
【０００９】（製造例３）製造例１と同様にして、次の
性状を有する米ぬか（Ｏｒｙｚａ ｓａｔｉｖａ）抽出
物を得た。 外観 明るいわずかに黄色の液体比
重（２０℃） １．０４０〜１．０５２ 屈折率（２０℃） １．３７５〜１．３８５ ｐＨ値 ６．３〜７．８ 乾燥含量 ２．０〜４．０％
性状を有する米ぬか（Ｏｒｙｚａ ｓａｔｉｖａ）抽出
物を得た。 外観 明るいわずかに黄色の液体比
重（２０℃） １．０４０〜１．０５２ 屈折率（２０℃） １．３７５〜１．３８５ ｐＨ値 ６．３〜７．８ 乾燥含量 ２．０〜４．０％
【００１０】（製造例４）製造例１と同様にして、次の
性状を有するトウモロコシ粒（Ｓｔｉｇｍａｔａｍａｉ
ｄｉｓ）のプロピレングリコール／水抽出物を得た。 外観 明るい赤褐色の液体 比重（２０℃） １．０４０〜１．０５４ 屈折率（２０℃） １．３７５〜１．３８５ ｐＨ値 ５．０〜７．０ 乾燥含量 ４．５〜７．５％
性状を有するトウモロコシ粒（Ｓｔｉｇｍａｔａｍａｉ
ｄｉｓ）のプロピレングリコール／水抽出物を得た。 外観 明るい赤褐色の液体 比重（２０℃） １．０４０〜１．０５４ 屈折率（２０℃） １．３７５〜１．３８５ ｐＨ値 ５．０〜７．０ 乾燥含量 ４．５〜７．５％
【００１１】（製造例５）製造例１と同様にして、次の
性状を有するイブキヌカボ（Ｓｅｍｅｎ ｐａｎｉｃｉ
ｍｉｌｉａｃｅｉ）のプロピレングリコール／水抽出
物を得た。 外観 明るい黄〜黄褐色の液体 比重（２０℃） １．０３８〜１．０５２ 屈折率（２０℃） １．３７５〜１．３８５ ｐＨ値 ５．７〜７．２ 乾燥含量 ２．５〜５．０％
性状を有するイブキヌカボ（Ｓｅｍｅｎ ｐａｎｉｃｉ
ｍｉｌｉａｃｅｉ）のプロピレングリコール／水抽出
物を得た。 外観 明るい黄〜黄褐色の液体 比重（２０℃） １．０３８〜１．０５２ 屈折率（２０℃） １．３７５〜１．３８５ ｐＨ値 ５．７〜７．２ 乾燥含量 ２．５〜５．０％
【００１２】（製造例６）同様に、生のスペルトグレイ
ン（Ｔｒｉｔｉｃｕｍ ｓｐｅｌｔａ Ｌ．）から乾燥
含量約２〜５重量％の水性アルコール抽出物を得た。
ン（Ｔｒｉｔｉｃｕｍ ｓｐｅｌｔａ Ｌ．）から乾燥
含量約２〜５重量％の水性アルコール抽出物を得た。
【００１３】ライムギ、いね、大麦、トウモロコシ、イ
ブキヌカボ及びスペルトコムギから得られた抽出物は、
単独で又は２種以上の混合物として使用することができ
る。本発明の組成物中の全抽出物の含有量は、全組成物
を基準とし抽出物の乾燥含量に基づいて計算して約０．
０５〜１０重量％、好ましくは０．１〜５重量％、特に
好ましくは０．２５〜２．５重量％、最も好ましくは
０．５〜１．５重量％である。上記のライムギ、いね、
大麦、トウモロコシ、イブキヌカボ及びスペルトコムギ
から得られた抽出物に加えて、本発明の毛髪及び頭皮処
理用組成物は、さらに、竹分裂組織（Ｓｉｎｏｃａｌａ
ｍｕｓ ｌａｔｉｆｌｏｒｕｓ）、竹髄（Ｂａｍｂｕｓ
ａ Ｖｕｌｇａｒｉｓ）及び／又はカンゾウの根（Ｒａ
ｄｉｘ ｌｉｑｕｉｒｉｔｉａｅ） 等の植物抽出物を
含有することができる。
ブキヌカボ及びスペルトコムギから得られた抽出物は、
単独で又は２種以上の混合物として使用することができ
る。本発明の組成物中の全抽出物の含有量は、全組成物
を基準とし抽出物の乾燥含量に基づいて計算して約０．
０５〜１０重量％、好ましくは０．１〜５重量％、特に
好ましくは０．２５〜２．５重量％、最も好ましくは
０．５〜１．５重量％である。上記のライムギ、いね、
大麦、トウモロコシ、イブキヌカボ及びスペルトコムギ
から得られた抽出物に加えて、本発明の毛髪及び頭皮処
理用組成物は、さらに、竹分裂組織（Ｓｉｎｏｃａｌａ
ｍｕｓ ｌａｔｉｆｌｏｒｕｓ）、竹髄（Ｂａｍｂｕｓ
ａ Ｖｕｌｇａｒｉｓ）及び／又はカンゾウの根（Ｒａ
ｄｉｘ ｌｉｑｕｉｒｉｔｉａｅ） 等の植物抽出物を
含有することができる。
【００１４】本発明の毛髪及び頭皮処理用組成物は、溶
液、エマルジョン、分散液、ゲル、エアロゾルフォーム
等、通常用いられるあらゆる製品形態とすることができ
るが、特に、ヘアトニック及び／又はヘアローションと
することが好ましい。また、通常のシャンプー組成物中
に使用することも可能である。本発明組成物のｐＨ値
は、好ましくは酸性〜中性の範囲、すなわち約２．５〜
７．５、好ましくは約３〜６、特に好ましくは約４〜
５．５である。
液、エマルジョン、分散液、ゲル、エアロゾルフォーム
等、通常用いられるあらゆる製品形態とすることができ
るが、特に、ヘアトニック及び／又はヘアローションと
することが好ましい。また、通常のシャンプー組成物中
に使用することも可能である。本発明組成物のｐＨ値
は、好ましくは酸性〜中性の範囲、すなわち約２．５〜
７．５、好ましくは約３〜６、特に好ましくは約４〜
５．５である。
【００１５】本発明の組成物は、活性を増加させるため
に、ヒドロキシカルボン酸を含むことができる。その添
加量は、全組成物を基準として約０．０５〜５重量％、
好ましくは約０．１〜２．５重量％、特に好ましくは約
０．２５〜１．０重量％である。好ましいヒドロキシカ
ルボン酸としては、クエン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ
酸、サリチル酸、グリオキシル酸、グリコール酸及びピ
ロリドンカルボン酸等が挙げられ、これらは水溶性塩と
して用いることもでき、これらは特に全種類又は数種類
の混合物として使用することが好ましい。
に、ヒドロキシカルボン酸を含むことができる。その添
加量は、全組成物を基準として約０．０５〜５重量％、
好ましくは約０．１〜２．５重量％、特に好ましくは約
０．２５〜１．０重量％である。好ましいヒドロキシカ
ルボン酸としては、クエン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ
酸、サリチル酸、グリオキシル酸、グリコール酸及びピ
ロリドンカルボン酸等が挙げられ、これらは水溶性塩と
して用いることもでき、これらは特に全種類又は数種類
の混合物として使用することが好ましい。
【００１６】毛髪及び頭皮処理剤組成物は、基本的に公
知のものであり種々のハンドブックに記載されている。
例えば、ケー・シュレイダー（Ｋ．Ｓｃｈｒａｄｅｒ）
著の学術論文「化粧品の基礎と処方（Ｇｒｕｄｌａｇｅ
ｎ ｕｎｄ Ｒｅｚｅｐｔｕｒｅｎ ｄｅｒ Ｋｏｓｍ
ｅｔｉｋａ）」第２版（ヒュティク・フェルラーク、ハ
イデルベルク、１９８９年）、第６６１〜７８２頁「ヘ
ア化粧品」の章中の、洗髪及びヘアクリーニング製剤
（第６７７〜７２２頁）、ヘアトリートメント組成物
（第７２２〜７３７頁）、ヘアオイル及びヘアトニック
（第７６０〜７７１頁）の各節を参照。そこに記載され
ている組成物及び使用されている物質は、本発明の組成
物中に使用することができる。
知のものであり種々のハンドブックに記載されている。
例えば、ケー・シュレイダー（Ｋ．Ｓｃｈｒａｄｅｒ）
著の学術論文「化粧品の基礎と処方（Ｇｒｕｄｌａｇｅ
ｎ ｕｎｄ Ｒｅｚｅｐｔｕｒｅｎ ｄｅｒ Ｋｏｓｍ
ｅｔｉｋａ）」第２版（ヒュティク・フェルラーク、ハ
イデルベルク、１９８９年）、第６６１〜７８２頁「ヘ
ア化粧品」の章中の、洗髪及びヘアクリーニング製剤
（第６７７〜７２２頁）、ヘアトリートメント組成物
（第７２２〜７３７頁）、ヘアオイル及びヘアトニック
（第７６０〜７７１頁）の各節を参照。そこに記載され
ている組成物及び使用されている物質は、本発明の組成
物中に使用することができる。
【００１７】これらの組成物は、例えばパーマネントウ
ェーブ処理や酸化染毛のように、ある種の刺激を引き起
こす毛髪処理の後で頭皮を処理するのに特に適してお
り、効果的にこの刺激を減少させる。これらは、好まし
くはいわゆるリーブオン製品、すなわち毛髪又は頭皮上
に適用された後にもとどまる製剤として使用される。
ェーブ処理や酸化染毛のように、ある種の刺激を引き起
こす毛髪処理の後で頭皮を処理するのに特に適してお
り、効果的にこの刺激を減少させる。これらは、好まし
くはいわゆるリーブオン製品、すなわち毛髪又は頭皮上
に適用された後にもとどまる製剤として使用される。
【００１８】本発明の組成物は、使用するとしても、エ
タノールやイソプロピルアルコールのような低級アルコ
ールはごく少量、好ましくは全組成物を基準として１０
重量％未満、特に好ましくは５重量％以下の量で含有す
るものとする。
タノールやイソプロピルアルコールのような低級アルコ
ールはごく少量、好ましくは全組成物を基準として１０
重量％未満、特に好ましくは５重量％以下の量で含有す
るものとする。
【００１９】
【実施例】次に実施例により本発明を説明するが、以下
の実施例は本発明を限定するものではない。以下の実施
例において、含有量は全て重量％により表示するものと
する。
の実施例は本発明を限定するものではない。以下の実施
例において、含有量は全て重量％により表示するものと
する。
【００２０】(註１)上記組成物中の大麦粒抽出物は、次
の性状を有する。 水 ５６．５％ １，３−プロパンジオール ４０．０％ 防腐剤 ０．３％ 乾燥残さ量 ３．２％ ｐＨ値 ６．０
の性状を有する。 水 ５６．５％ １，３−プロパンジオール ４０．０％ 防腐剤 ０．３％ 乾燥残さ量 ３．２％ ｐＨ値 ６．０
【００２１】常法により上記の組成を有する頭皮ローシ
ョンを調製した。この組成物を頭皮に適用したところ、
頭皮のそう痒症（かゆみ）が消失し、毛髪には美しい光
沢とふわふわしたコンディショニング効果が付与され
た。３０℃で１２ヶ月間保存した後にも、製品の活性は
減少せず、沈降物も生じなかった。上記組成物から大麦
抽出物を除いた製品では、頭皮そう痒症又は毛髪の光沢
にプラスとなる効果は生じず、またコンディショニング
効果も得られなかった。
ョンを調製した。この組成物を頭皮に適用したところ、
頭皮のそう痒症（かゆみ）が消失し、毛髪には美しい光
沢とふわふわしたコンディショニング効果が付与され
た。３０℃で１２ヶ月間保存した後にも、製品の活性は
減少せず、沈降物も生じなかった。上記組成物から大麦
抽出物を除いた製品では、頭皮そう痒症又は毛髪の光沢
にプラスとなる効果は生じず、またコンディショニング
効果も得られなかった。
【００２２】（実施例２〜７）常法により、次の表１に
示す組成を有する毛髪及び頭皮処理用組成物を調製し
た。
示す組成を有する毛髪及び頭皮処理用組成物を調製し
た。
【００２３】
【表１】
【００２４】あらかじめパーマネントウェーブ処理（８
人）又は染毛処理（８人）を受けたモニター１６人につ
いて、二重盲検テストによって本発明組成物の活性を調
査した。頭皮及び毛髪の片側を実施例５の組成物で処理
し、他の片側を実施例５の組成物中のトウモロコシ抽出
物を水で置換した組成物（比較例）で処理した。処理
後、どちらの組成物がどちらの側に適用されたかを知ら
ない２人の美容師が、組成物のヘアケア効果について、
「優劣（ｂｅｔｔｅｒ−ｗｏｒｓｅ）」選択法によって
判定した結果を次に示す。数値の大きい方が優れている
ことを表す。
人）又は染毛処理（８人）を受けたモニター１６人につ
いて、二重盲検テストによって本発明組成物の活性を調
査した。頭皮及び毛髪の片側を実施例５の組成物で処理
し、他の片側を実施例５の組成物中のトウモロコシ抽出
物を水で置換した組成物（比較例）で処理した。処理
後、どちらの組成物がどちらの側に適用されたかを知ら
ない２人の美容師が、組成物のヘアケア効果について、
「優劣（ｂｅｔｔｅｒ−ｗｏｒｓｅ）」選択法によって
判定した結果を次に示す。数値の大きい方が優れている
ことを表す。
【００２５】 （毛髪への効果） （実施例５） （比較例） 光沢 ２８ ４ 櫛通り性 ２０ １２ 柔らかさ ２７ ５ 粗さ ４ ２８ 静電気の蓄積 １１ ２１ 光沢の鈍さ ２ ３０ ふんわり感 ２５ ７ 量、豊かさ、伸縮性 ２９ ３ 全体としての好み ３０ ２
【００２６】頭皮への効果の優劣については、モニター
に対する聞き取り調査により判定した結果を次に示す。
数値の大きい方が優れていることを表す。 （頭皮への効果） （実施例５） （比較例） 鎮静効果 ２２ １０ 快適感 ２４ ８ そう痒症の減少 ３２ ０ 知覚可能な効果 ３２ ０ 全体としての好み ３０ ２
に対する聞き取り調査により判定した結果を次に示す。
数値の大きい方が優れていることを表す。 （頭皮への効果） （実施例５） （比較例） 鎮静効果 ２２ １０ 快適感 ２４ ８ そう痒症の減少 ３２ ０ 知覚可能な効果 ３２ ０ 全体としての好み ３０ ２
【００２７】
【００２８】常法により、上記の組成を有するシャンプ
ー組成物を調製した。このシャンプー組成物は、優れた
毛髪及び頭皮処理効果を有するものであった。
ー組成物を調製した。このシャンプー組成物は、優れた
毛髪及び頭皮処理効果を有するものであった。
【００２９】
【発明の効果】本発明は、頭皮のそう痒症（かゆみ）を
減少する湿潤効果と低アレルギー効果を有し、毛髪に光
沢とコンディショニング効果を付与する毛髪及び頭皮処
理剤を提供するものであり、実用的価値の高い発明であ
る。
減少する湿潤効果と低アレルギー効果を有し、毛髪に光
沢とコンディショニング効果を付与する毛髪及び頭皮処
理剤を提供するものであり、実用的価値の高い発明であ
る。
Claims (10)
- 【請求項１】 ライムギ、いね、大麦、トウモロコシ、
キビ及びスペルトコムギからなる群から選ばれた１種以
上の植物の種子又は果実のアルコール又は水性アルコー
ル抽出物を含有することを特徴とする毛髪及び頭皮処理
用組成物。 - 【請求項２】 全組成物を基準とし抽出物の乾燥含量に
基づいて計算して０．０５〜１０重量％の植物抽出物を
含有することを特徴とする請求項１に記載の毛髪及び頭
皮処理用組成物。 - 【請求項３】 全組成物を基準とし抽出物の乾燥含量に
基づいて計算して０．１〜５重量％の植物抽出物を含有
することを特徴とする請求項２に記載の毛髪及び頭皮処
理用組成物。 - 【請求項４】 植物抽出物が水／多価アルコール抽出物
であることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に
記載の毛髪及び頭皮処理用組成物。 - 【請求項５】 植物抽出物がプロピレングリコール／水
抽出物であることを特徴とする請求項４に記載の毛髪及
び頭皮処理用組成物。 - 【請求項６】 竹及び／又はカンゾウの根の抽出物を含
有することを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に
記載の毛髪及び頭皮処理用組成物。 - 【請求項７】 さらにヒドロキシカルボン酸及び／又は
その水溶性塩の１種以上を含有することを特徴とする請
求項１〜６のいずれか１項に記載の毛髪及び頭皮処理用
組成物。 - 【請求項８】 クエン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、サ
リチル酸、グリオキシル酸、グリコール酸及びピロリド
ンカルボン酸からなる群から選ばれたヒドロキシカルボ
ン酸及び／又はその水溶性塩の１種以上を、全組成物を
基準にして０．０５〜５．０重量％含有することを特徴
とする請求項７に記載の毛髪及び頭皮処理用組成物。 - 【請求項９】 ｐＨ値が酸性範囲にあることを特徴とす
る請求項１〜８のいずれか１項に記載の毛髪及び頭皮処
理用組成物。 - 【請求項１０】 ライムギ、いね、大麦、トウモロコ
シ、キビ及びスペルトグレインからなる群から選ばれた
１種以上の植物の種子又は果実の水性アルコール抽出物
の頭皮そう痒症の局所治療への使用。
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