JPH1081491A - 油圧モータの安全回路 - Google Patents

油圧モータの安全回路

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JPH1081491A
JPH1081491A JP23516896A JP23516896A JPH1081491A JP H1081491 A JPH1081491 A JP H1081491A JP 23516896 A JP23516896 A JP 23516896A JP 23516896 A JP23516896 A JP 23516896A JP H1081491 A JPH1081491 A JP H1081491A
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JP
Japan
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pressure
hydraulic motor
hydraulic
oil passages
oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP23516896A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Ishii
信行 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出入口ポートの圧力増大により油圧モータが
破損するのを防止する。 【解決手段】 油圧モータ12の作動油路17L,17
Rから夫々パイロット油路31L,31Rを分岐し、圧
油室28L,28Rに夫々作動油路17L,17Rの油
圧を導入する。負荷圧が増大して前記油圧モータ12の
斜板に過剰な力が作用するときは、前記パイロット油路
31L,31Rを介して圧油室28L,28Rの圧力も
増大し、ピストン29がスプール操作杆30を押圧する
ことによって方向切換弁20が遮断位置20bに切り換
わる。これにより作動油路17L,17Rの圧力が低下
して油圧モータ12の破損を未然に防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は油圧モータに関す
るものであり、特に、クレーンのウインチ等を駆動する
油圧モータの安全回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図4は
従来のクレーンのウインチドラム駆動用油圧回路を示
し、ポンプ1から吐出した作動油は先ず紙面左側の油圧
モータ2へ供給され、次に紙面右側の油圧モータ3へ供
給された後、タンク4へ戻る。そして、夫々の油圧モー
タ2,3にウインチドラム(図示せず)が接続されて駆
動される。
【0003】このように此種油圧回路はシリーズ回路を
構成しているので、下流側の油圧モータ3に負荷圧が発
生すると、上流側の油圧モータ2の入口ポート及び出口
ポートに於ける圧力が共に前記負荷圧分だけ嵩上げされ
ることになる。すると例えば斜板形油圧モータの場合に
は、斜板に過剰な力が作用することとなり、モータが破
損するおそれがある。
【0004】そこで、出入口ポートの圧力増大により油
圧モータが破損するのを防止するために解決すべき技術
的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために提案されたものであり、油圧モータの入口圧
と出口圧との和が所定の値以上になったときは、該油圧
モータへの作動油供給路を遮断する手段を設けた油圧モ
ータの安全回路を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図3に従って詳述する。図1に於いて、11はクレ
ーンのウインチドラムであり、このウインチドラム11
は上流側に配置された斜板形の油圧モータ12にクラッ
チ13を介して接続している。また、油圧モータ12と
油圧ポンプ14との間には方向流量制御弁15が介装さ
れており、操作レバー16,16を操作すると該方向流
量制御弁15によって油圧ポンプ14から吐出した作動
油の方向が切り換わり、油圧モータ12が正転又は逆転
する。これによりウインチドラム11が巻上げ方向又は
巻下げ方向へ回転する。
【0007】また、油圧モータ12と方向流量制御弁1
5との間の作動油路17L,17Rにはウインチドラム
11を巻下げ回転する際の背圧を確保するため、カウン
タバランス弁18が介装されている。更に、前記方向流
量制御弁15の中央の出口ポートから延出された作動油
路17Cは下流側の油圧モータ(図示せず)へ配管され
ている。
【0008】而して、前記操作レバー16,16と方向
流量制御弁15とを結ぶパイロット油路19,19には
方向切換弁20が介装されている。該方向切換弁20の
スプールはバネ21にて紙面左方向へ付勢されることに
より、通常運転時には開通位置20aにあり、前記パイ
ロット油路19,19を開通させている。
【0009】また、該方向切換弁20は油圧源22と前
記ウインチドラム11用のブレーキシリンダ23とを結
ぶ制動油路24をも開閉するように形成されており、開
通位置20aでは該制動油路24も開通してブレーキシ
リンダ23に圧力油を供給する。これにより該ブレーキ
シリンダ23内のピストン25がバネ26に抗して内部
(紙面右方)へ押し込まれるため、ウインチドラム11
はドラムブレーキ27から解放されることになる。
【0010】更に、前記方向切換弁20の紙面左方には
2連の圧油室28L,28Rが設けられ、これらの圧油
室28L,28Rを貫通するように1本のピストン29
が該圧油室28L,28R内に収納されている。そし
て、該ピストン29は紙面右側の圧油室28Rから右方
へ突出し、前記方向切換弁20のスプール操作杆30に
圧接している。また、前記作動油路17L,17Rから
夫々パイロット油路31L,31Rが引き出され、その
端部は夫々前記圧油室28L,28Rへ配管されてい
る。
【0011】而して、前記油圧モータ12の駆動中に下
流側の油圧モータに負荷圧PD が作用すると、前記作動
油路17L,17Rの油圧も共に該負荷圧PD 分だけ嵩
上げされる。従って、図2に示す如く、前記油圧モータ
12の弁板32に開設された入口ポート33及び出口ポ
ート34の油圧も夫々該負荷圧PD 分だけ上昇し、シリ
ンダブロック35内のピストン36,37の有効受圧面
積を共にAとすれば、斜板38に作用する力F=F36
37はPD A+PD A=2PD Aだけ増大することにな
る。
【0012】ここで、F36はピストン36が斜板38へ
及ぼす力を示し、F37はピストン37が斜板38へ及ぼ
す力を示す。一方、図1に示す如く、斯かる油圧上昇は
前記パイロット油路31L,31Rを介して圧油室28
L,28Rにも及ぶため、これらの圧油室28L,28
Rに於けるピストン29の受圧面積を共にA′とすれ
ば、該ピストン29が前記スプール操作杆30を紙面右
方へ押圧する力F′はPD A′+PD A′=2PD A′
だけ増大する。このように力Fと力F′とは比例する関
係にある。
【0013】そこで、前記斜板38が許容し得る力の範
囲の最大値(即ち、力Fの最大許容値Fmax )に対応す
る力F′が前記スプール操作杆30に作用したとき、前
記方向切換弁20が開通位置20aから遮断位置20b
へ切り換わるようにバネ21のバネ力やスプールストロ
ークを設定しておけば、F≧Fmax であるとき、前記方
向流量制御弁15へのパイロット油路19,19及び前
記ブレーキシリンダ23への制動油路24が遮断され
る。
【0014】そして、前記パイロット油路19,19が
遮断されると前記方向流量制御弁15が中立位置へ復帰
することにより、油圧モータ12への作動油路17L,
17Rが遮断される。斯くして、前記入口ポート33及
び出口ポート34の圧力が低下し、斜板38へ加わる力
Fも許容範囲内(F<Fmax )へ落ち着く。これにより
油圧モータ12の破損を未然に防止することができる。
【0015】また、前記制動油路24が遮断されると、
バネ26の付勢力によりドラムブレーキ27がウインチ
ドラム11に摺擦して該ウインチドラム11を制動す
る。斯くして、該ウインチドラム11駆動用の油圧回路
の安全性が確保される。
【0016】図3は本発明の他の実施の形態を示したも
のであり、同図に於いて図1に示す実施の形態と重複す
る構成要素に関しては同一符号を付し、その説明を省略
する。
【0017】而して、この図3に於ける方向切換弁39
はソレノイド40にて作動する電磁方向切換弁にて構成
されており、通常運転時には開通位置39aにあってパ
イロット油路19,19及び制動油路24を開通させて
いる。また、作動油路17L,17Rには夫々圧力セン
サ41L,41Rが付設されており、該圧力センサ41
L,41Rにて作動油路17L,17Rの油圧が検出さ
れて、その検出値はコントローラ42へ出力される。
【0018】該コントローラ42はこれらの検出値の和
に基づいて油圧モータ12の斜板38へ加わる力Fが、
F≧Fmax であるか否かを判断する。そして、F≧F
max であると判断したときは、前記ソレノイド40を励
磁することにより方向切換弁39を遮断位置39bに切
り換える。これにより、前記パイロット油路19,19
及び制動油路24が遮断される。
【0019】斯くして、図1の場合と同様に作動油路1
7L,17Rが遮断されて油圧モータ12の破損が防止
され、且つ、ウインチドラム11がドラムブレーキ27
にて制動されることにより、安全性が確保される。
【0020】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は負荷圧の
発生によって油圧モータの出入口圧が増大し、該油圧モ
ータに過剰な力が作用したときは、該油圧モータの作動
油供給路を遮断して出入口圧を低下させるので、該油圧
モータが破損に至ることはない。斯くして、油圧回路の
安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、クレーンのウイ
ンチドラム駆動用回路図。
【図2】油圧モータの要部断面解説図。
【図3】本発明の他の実施の形態を示し、クレーンのウ
インチドラム駆動用回路図。
【図4】従来例を示し、クレーンのウインチドラム駆動
用回路図。
【符号の説明】
11 ウインチドラム 12 油圧モータ 17L,17R,17C 作動油路 19 パイロット油路 20,39 方向切換弁 28L,28R 圧油室 29 ピストン 31L,31R パイロット油路 33 入口ポート 34 出口ポート 36,37 ピストン 38 斜板 41L,41R 圧力センサ 42 コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧モータの入口圧と出口圧との和が所
    定の値以上になったときは、該油圧モータへの作動油供
    給路を遮断する手段を設けたことを特徴とする油圧モー
    タの安全回路。
JP23516896A 1996-09-05 1996-09-05 油圧モータの安全回路 Pending JPH1081491A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23516896A JPH1081491A (ja) 1996-09-05 1996-09-05 油圧モータの安全回路

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JP23516896A JPH1081491A (ja) 1996-09-05 1996-09-05 油圧モータの安全回路

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JPH1081491A true JPH1081491A (ja) 1998-03-31

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JP23516896A Pending JPH1081491A (ja) 1996-09-05 1996-09-05 油圧モータの安全回路

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