JPH108096A - 食器洗浄機用洗浄剤組成物 - Google Patents
食器洗浄機用洗浄剤組成物Info
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- JPH108096A JPH108096A JP15973596A JP15973596A JPH108096A JP H108096 A JPH108096 A JP H108096A JP 15973596 A JP15973596 A JP 15973596A JP 15973596 A JP15973596 A JP 15973596A JP H108096 A JPH108096 A JP H108096A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄力に優れた自動食器洗浄機用の洗浄剤組
成物を提供する。 【解決手段】 (a) アルカリ金属の水酸化物と、(b) 下
記一般式(I) で表されるアスパラギン酸ジ酢酸塩とを、
それぞれ特定範囲で含有する食器洗浄機用洗浄剤組成
物。 【化1】 (但し、M はH 又はNa、K 、NH4 を表し、R はH 、OHか
ら選ばれる。)
成物を提供する。 【解決手段】 (a) アルカリ金属の水酸化物と、(b) 下
記一般式(I) で表されるアスパラギン酸ジ酢酸塩とを、
それぞれ特定範囲で含有する食器洗浄機用洗浄剤組成
物。 【化1】 (但し、M はH 又はNa、K 、NH4 を表し、R はH 、OHか
ら選ばれる。)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硬質表面用の洗浄剤、特
に自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に関するものである。
に自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホテルやレストラン、給食センター、事
業所給食などの大量の食器を洗浄する現場においては、
昭和40年以降自動食器洗浄機の普及が大幅に進んできて
おり、コンベアータイプ、ドアタイプ、アンダーカウン
タータイプなどの種類の自動食器洗浄機が導入されてい
る。これらの装置は外観こそ違うものの、基本的には上
下のスプレーノズルから洗浄剤が噴き出され、食器上の
食材残渣を洗い流すものである。
業所給食などの大量の食器を洗浄する現場においては、
昭和40年以降自動食器洗浄機の普及が大幅に進んできて
おり、コンベアータイプ、ドアタイプ、アンダーカウン
タータイプなどの種類の自動食器洗浄機が導入されてい
る。これらの装置は外観こそ違うものの、基本的には上
下のスプレーノズルから洗浄剤が噴き出され、食器上の
食材残渣を洗い流すものである。
【0003】こうした食器洗浄機に用いられる洗浄剤と
しては、食器上の食材残渣である油脂汚れ、タンパク汚
れなどの分解や可溶化を促進させるアルカリ剤、汚れを
分散させるための高分子化合物、汚れ中の金属イオンを
捕捉することによりアルカリ洗剤液中に溶解、分散を促
進させる金属イオン封鎖剤などにより基本的に構成され
ている。
しては、食器上の食材残渣である油脂汚れ、タンパク汚
れなどの分解や可溶化を促進させるアルカリ剤、汚れを
分散させるための高分子化合物、汚れ中の金属イオンを
捕捉することによりアルカリ洗剤液中に溶解、分散を促
進させる金属イオン封鎖剤などにより基本的に構成され
ている。
【0004】これらの成分のうち、金属イオン封鎖剤
は、洗浄剤の性能をより効果的に発現させるための物質
であり、重要な成分の一つである。
は、洗浄剤の性能をより効果的に発現させるための物質
であり、重要な成分の一つである。
【0005】衣料用洗剤においては、かつて金属イオン
封鎖剤としてトリポリリン酸塩などのリン化合物が配合
されていたが、リン化合物は湖沼の富栄養化の原因の一
つとして考えられており、衣料用洗剤業界はリン酸塩を
含まない洗剤の開発を行ってきた。現在では特定の構造
を有するアルミノ珪酸塩(ゼオライト)が金属イオン封
鎖剤の主成分として使用されている。
封鎖剤としてトリポリリン酸塩などのリン化合物が配合
されていたが、リン化合物は湖沼の富栄養化の原因の一
つとして考えられており、衣料用洗剤業界はリン酸塩を
含まない洗剤の開発を行ってきた。現在では特定の構造
を有するアルミノ珪酸塩(ゼオライト)が金属イオン封
鎖剤の主成分として使用されている。
【0006】しかしながら食器洗浄機用洗浄剤として
は、基本的に水不溶性のアルミノ珪酸塩(ゼオライト)
は装置上の制約から使用できないため、依然として従来
より知られているトリポリリン酸塩やピロリン酸塩など
のリン酸塩型金属封鎖剤、あるいはエチレンジアミン四
酢酸塩(EDTA)やニトリロ三酢酸塩(NTA )などのアミ
ノ酢酸塩型金属封鎖剤などが使用されているのが現状で
ある。
は、基本的に水不溶性のアルミノ珪酸塩(ゼオライト)
は装置上の制約から使用できないため、依然として従来
より知られているトリポリリン酸塩やピロリン酸塩など
のリン酸塩型金属封鎖剤、あるいはエチレンジアミン四
酢酸塩(EDTA)やニトリロ三酢酸塩(NTA )などのアミ
ノ酢酸塩型金属封鎖剤などが使用されているのが現状で
ある。
【0007】近年、環境への影響という観点から、リン
を含まず、生分解性が良く、金属イオン封鎖能に優れた
金属イオン封鎖剤の研究開発が活発に行われている。特
に、衣料用洗剤の分野ではこの観点からの研究が進めら
れ、例えば特開平5−170714号公報には、エポキシコハ
ク酸あるいはマレイン酸とアスパラギン酸との反応によ
り得られる特定の金属イオン封鎖剤及びこれを含有する
洗浄剤組成物が開示されており、この金属イオン封鎖剤
は生分解性と洗浄力に優れていることが記載されてい
る。また、特開平6−248300号公報には、ヒドロキシイ
ミノジコハク酸塩からなる金属イオン封鎖剤を特定量含
有する洗浄剤組成物が開示されている。またBASF社よ
り、グリシン−N,N'−ジ酢酸誘導体が生分解性が良く、
金属イオン封鎖能に優れていることが発表されている(N
ew Horizon's 95 Conference Lake George, New York,
September 19-22, 1995)。また、モンサント(Monsant
o)社の開発したCMT(carboxymethyle tartronatronate
)やレバー・ブラザーズ社(LeverBrothers Co.)によっ
て開発されたCMOS(カルボキシメチルオキシコハク酸
塩)などのエーテルカルボン酸塩なども生分解性が良
く、金属イオン封鎖能に優れていることが知られている
〔奥山春彦、皆川基編:洗剤・洗浄の事典、朝倉書店
(1990)、p78 〜71〕。また日東化学社より、アスパラ
ギン酸ジ酢酸塩などのアミノカルボン酸類が生分解性が
良く、金属イオン封鎖能に優れていること及び洗剤用ビ
ルダーとして使用できることが記載されている(特開平
7−89913 号) 。
を含まず、生分解性が良く、金属イオン封鎖能に優れた
金属イオン封鎖剤の研究開発が活発に行われている。特
に、衣料用洗剤の分野ではこの観点からの研究が進めら
れ、例えば特開平5−170714号公報には、エポキシコハ
ク酸あるいはマレイン酸とアスパラギン酸との反応によ
り得られる特定の金属イオン封鎖剤及びこれを含有する
洗浄剤組成物が開示されており、この金属イオン封鎖剤
は生分解性と洗浄力に優れていることが記載されてい
る。また、特開平6−248300号公報には、ヒドロキシイ
ミノジコハク酸塩からなる金属イオン封鎖剤を特定量含
有する洗浄剤組成物が開示されている。またBASF社よ
り、グリシン−N,N'−ジ酢酸誘導体が生分解性が良く、
金属イオン封鎖能に優れていることが発表されている(N
ew Horizon's 95 Conference Lake George, New York,
September 19-22, 1995)。また、モンサント(Monsant
o)社の開発したCMT(carboxymethyle tartronatronate
)やレバー・ブラザーズ社(LeverBrothers Co.)によっ
て開発されたCMOS(カルボキシメチルオキシコハク酸
塩)などのエーテルカルボン酸塩なども生分解性が良
く、金属イオン封鎖能に優れていることが知られている
〔奥山春彦、皆川基編:洗剤・洗浄の事典、朝倉書店
(1990)、p78 〜71〕。また日東化学社より、アスパラ
ギン酸ジ酢酸塩などのアミノカルボン酸類が生分解性が
良く、金属イオン封鎖能に優れていること及び洗剤用ビ
ルダーとして使用できることが記載されている(特開平
7−89913 号) 。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】生分解性に優れたビル
ダーを配合することは食器用洗浄剤組成物においても望
ましいが、上記した金属イオン封鎖剤は衣料用洗浄剤に
関してのビルダー技術であり、汚れの形態や種類の異な
る食器用洗浄剤組成物についての効果はまだ知られてい
ない。例えば、洗浄力が良好であることに加えて、洗い
上がり後の食器表面にウォータースポットを発生させな
いという食器用洗浄剤に特有の効果も要求される。現状
の自動食器用洗浄剤は洗い上がりの観点からすれば必ず
しも満足のいく洗浄性能ではなく、更なる洗浄力向上が
求められている。
ダーを配合することは食器用洗浄剤組成物においても望
ましいが、上記した金属イオン封鎖剤は衣料用洗浄剤に
関してのビルダー技術であり、汚れの形態や種類の異な
る食器用洗浄剤組成物についての効果はまだ知られてい
ない。例えば、洗浄力が良好であることに加えて、洗い
上がり後の食器表面にウォータースポットを発生させな
いという食器用洗浄剤に特有の効果も要求される。現状
の自動食器用洗浄剤は洗い上がりの観点からすれば必ず
しも満足のいく洗浄性能ではなく、更なる洗浄力向上が
求められている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究を続けた結果、アルカリ金属の水
酸化物に、アスパラギン酸ジ酢酸塩を併用することで食
器上に残留する汚れに対する洗浄力が一層向上すること
を見いだし、本発明を完成するに至った。
を達成すべく鋭意研究を続けた結果、アルカリ金属の水
酸化物に、アスパラギン酸ジ酢酸塩を併用することで食
器上に残留する汚れに対する洗浄力が一層向上すること
を見いだし、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち本発明は、 (a) アルカリ金属の水酸化物 1〜60重量% (b) 下記一般式(I) で表されるアスパラギン酸ジ酢酸塩
1〜50重量%
1〜50重量%
【0011】
【化2】
【0012】(但し、M はH 又はNa、K 、NH4 を表し、
R はH 、OHから選ばれる。)を必須成分として含有する
ことを特徴とする食器洗浄機用洗浄剤組成物を提供する
ものである。本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤は、液体
洗剤、粉末あるいは固体洗剤のいずれの形態で使用され
る場合でも優れた洗浄力を示す。以下、本発明の自動食
器洗浄機用洗浄剤組成物に関して、詳細に説明する。
R はH 、OHから選ばれる。)を必須成分として含有する
ことを特徴とする食器洗浄機用洗浄剤組成物を提供する
ものである。本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤は、液体
洗剤、粉末あるいは固体洗剤のいずれの形態で使用され
る場合でも優れた洗浄力を示す。以下、本発明の自動食
器洗浄機用洗浄剤組成物に関して、詳細に説明する。
【0013】本発明に用いられる(a) アルカリ金属の水
酸化物としては、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムが
好適のものとして挙げられる。本発明の自動食器洗浄機
用洗浄剤が粉末あるいは固体洗浄剤として使用される場
合は、これらのアルカリ金属の水酸化物は粉状、顆粒
状、フレーク状、ペレット状のものが使用できる。アル
カリ金属の水酸化物は本発明の組成物中に1〜60重量
%、好ましくは5〜50重量%配合される。アルカリ金属
の水酸化物が1重量%より少ないとアルカリ能が不足
し、期待される洗浄力は発揮されない。また、60重量%
より多いと洗浄効果が飽和し、経済的ではない。
酸化物としては、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムが
好適のものとして挙げられる。本発明の自動食器洗浄機
用洗浄剤が粉末あるいは固体洗浄剤として使用される場
合は、これらのアルカリ金属の水酸化物は粉状、顆粒
状、フレーク状、ペレット状のものが使用できる。アル
カリ金属の水酸化物は本発明の組成物中に1〜60重量
%、好ましくは5〜50重量%配合される。アルカリ金属
の水酸化物が1重量%より少ないとアルカリ能が不足
し、期待される洗浄力は発揮されない。また、60重量%
より多いと洗浄効果が飽和し、経済的ではない。
【0014】次に、本発明に用いられる(b) 上記一般式
(I) で表されるアスパラギン酸ジ酢酸塩は、生分解性に
優れた金属イオン封鎖剤であり、本発明の洗浄剤組成物
中に1〜50重量%、好ましくは2〜45重量%配合され
る。この配合量が1重量%より少ないと洗浄性能が低下
し、50重量%より多いと洗浄性能が飽和するため、これ
以上の配合は経済的ではない。前記一般式(I) 中のM
(対イオン)は、水素、ナトリウム、カリウム、アンモ
ニウムが一般的である。部分中和されたものが金属イオ
ン封鎖能は最も高く洗浄力の向上効果が高いが、完全に
中和されたものも十分な洗浄力向上効果を示す。前記一
般式(I) で表されるアスパラギン酸ジ酢酸塩は生分解性
に優れており、且つかかる化合物を配合することによ
り、洗浄力が向上し、また洗浄後の食器表面にウォータ
ースポットが発生するのを防ぐことができる。
(I) で表されるアスパラギン酸ジ酢酸塩は、生分解性に
優れた金属イオン封鎖剤であり、本発明の洗浄剤組成物
中に1〜50重量%、好ましくは2〜45重量%配合され
る。この配合量が1重量%より少ないと洗浄性能が低下
し、50重量%より多いと洗浄性能が飽和するため、これ
以上の配合は経済的ではない。前記一般式(I) 中のM
(対イオン)は、水素、ナトリウム、カリウム、アンモ
ニウムが一般的である。部分中和されたものが金属イオ
ン封鎖能は最も高く洗浄力の向上効果が高いが、完全に
中和されたものも十分な洗浄力向上効果を示す。前記一
般式(I) で表されるアスパラギン酸ジ酢酸塩は生分解性
に優れており、且つかかる化合物を配合することによ
り、洗浄力が向上し、また洗浄後の食器表面にウォータ
ースポットが発生するのを防ぐことができる。
【0015】本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤には、更
にアルカリ剤ないしは増量剤として(c) 水溶性の炭酸塩
又は珪酸塩を1〜90重量%配合することができる。かか
る炭酸塩又は珪酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム、炭酸アンモニウム、オルト珪酸ソーダ、メタ珪
酸ソーダ、一号珪酸ソーダ、二号珪酸ソーダ、三号珪酸
ソーダ等が挙げられる。これらの炭酸塩又は珪酸塩の食
器洗浄機用洗浄剤中の含有量は、液状洗浄剤で1〜30重
量%、粉末或いは固体状洗浄剤では5〜90重量%が好ま
しい。
にアルカリ剤ないしは増量剤として(c) 水溶性の炭酸塩
又は珪酸塩を1〜90重量%配合することができる。かか
る炭酸塩又は珪酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム、炭酸アンモニウム、オルト珪酸ソーダ、メタ珪
酸ソーダ、一号珪酸ソーダ、二号珪酸ソーダ、三号珪酸
ソーダ等が挙げられる。これらの炭酸塩又は珪酸塩の食
器洗浄機用洗浄剤中の含有量は、液状洗浄剤で1〜30重
量%、粉末或いは固体状洗浄剤では5〜90重量%が好ま
しい。
【0016】また、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤に
は、更に(d) ポリアクリル酸塩、アクリル酸−マレイン
酸共重合物、カルボキシメチルセルロース等のアニオン
性水溶性高分子を分散剤ないしはキレート剤として用い
るのが好ましい。これらアニオン性水溶性高分子は、本
発明の洗浄剤組成物中0.5 〜10重量%配合される。
は、更に(d) ポリアクリル酸塩、アクリル酸−マレイン
酸共重合物、カルボキシメチルセルロース等のアニオン
性水溶性高分子を分散剤ないしはキレート剤として用い
るのが好ましい。これらアニオン性水溶性高分子は、本
発明の洗浄剤組成物中0.5 〜10重量%配合される。
【0017】本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤には、上
記(a) 〜(d) 成分の他に、従来より知られているトリポ
リリン酸塩、ピロリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、炭酸
塩、過炭酸塩、珪酸塩、硫酸塩等の無機ビルダー類、エ
チレンジアミンテトラ酢酸塩、アミノトリメチレンホス
ホン酸塩、1−ヒドロキシ−1,1 −ジホスホン酸塩、エ
チレンジアミンテトラメチレンホスホン酸塩、ジエチレ
ントリアミンペンタメチレンホスホン酸塩、クエン酸
塩、グルコン酸塩等の有機ビルダー類、低泡性非イオン
界面活性剤、酵素、塩素化イソシアヌール酸塩なども適
宜配合することができる。
記(a) 〜(d) 成分の他に、従来より知られているトリポ
リリン酸塩、ピロリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、炭酸
塩、過炭酸塩、珪酸塩、硫酸塩等の無機ビルダー類、エ
チレンジアミンテトラ酢酸塩、アミノトリメチレンホス
ホン酸塩、1−ヒドロキシ−1,1 −ジホスホン酸塩、エ
チレンジアミンテトラメチレンホスホン酸塩、ジエチレ
ントリアミンペンタメチレンホスホン酸塩、クエン酸
塩、グルコン酸塩等の有機ビルダー類、低泡性非イオン
界面活性剤、酵素、塩素化イソシアヌール酸塩なども適
宜配合することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、生分解性に優れた特定
の金属イオン封鎖剤を併用することにより、更に洗浄力
の向上した自動食器洗浄機用洗浄剤が得られる。
の金属イオン封鎖剤を併用することにより、更に洗浄力
の向上した自動食器洗浄機用洗浄剤が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下実施例にて本発明を説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0020】実施例1〜16及び比較例1〜4 表1及び表2に示す洗浄剤組成物を調整し、リーナツ試
験改良法でそれぞれの洗浄力を評価した。 ・試験片の準備 (1) 汚垢浴の調製:牛脂と大豆油を体積比1:1で混合
した油脂20g、モノオレイン0.25g及びオイルレッド
0.1gをクロロホルム60mlに溶かして汚垢浴を調製す
る。 (2) モデル汚れガラス片の作製:モデル汚れガラス片
は、清浄なスライドガラスを用いて作る。このガラス片
は6枚1組とし、1mgまで質量を測定しておく。25±1
℃の汚垢浴中にスライドガラスを1枚ずつ約55mmのとこ
ろまで1〜2秒間浸し、汚垢を付着させた後取り出す。
スライドガラスの下部に付着した汚垢のたまりは清浄な
ガーゼ等の布や濾紙を用いて吸い取らせ、汚垢の付着を
均一な状態にして、25±1℃で風乾し質量を測定する。
風乾放置時間1時間以上2時間以内にモデル汚れガラス
片を試験に用いる。この際、モデル汚れガラス片の6枚
あたりの汚垢付着量は 0.140±0.010 gになるようにす
る。
験改良法でそれぞれの洗浄力を評価した。 ・試験片の準備 (1) 汚垢浴の調製:牛脂と大豆油を体積比1:1で混合
した油脂20g、モノオレイン0.25g及びオイルレッド
0.1gをクロロホルム60mlに溶かして汚垢浴を調製す
る。 (2) モデル汚れガラス片の作製:モデル汚れガラス片
は、清浄なスライドガラスを用いて作る。このガラス片
は6枚1組とし、1mgまで質量を測定しておく。25±1
℃の汚垢浴中にスライドガラスを1枚ずつ約55mmのとこ
ろまで1〜2秒間浸し、汚垢を付着させた後取り出す。
スライドガラスの下部に付着した汚垢のたまりは清浄な
ガーゼ等の布や濾紙を用いて吸い取らせ、汚垢の付着を
均一な状態にして、25±1℃で風乾し質量を測定する。
風乾放置時間1時間以上2時間以内にモデル汚れガラス
片を試験に用いる。この際、モデル汚れガラス片の6枚
あたりの汚垢付着量は 0.140±0.010 gになるようにす
る。
【0021】・試験操作 (1) 洗浄:モデル汚れガラス片6組を、表1又は表2に
示す洗浄剤組成物の0.15%水溶液 700ml中に入れて、リ
ーナツ改良洗浄試験機を用いて60±2℃で1分間洗浄す
る。 (2) すすぎ:洗浄終了後、モデル汚れガラス片は 3.5°
DH硬水 700ml中に入れて、リーナツ改良洗浄試験器を用
いて30±1℃で1分間すすぐ。 (3) 乾燥:すすぎが終了したモデル汚れガラス片は、一
昼夜風乾した後、洗浄力の評価に用いる。 (4) 洗浄力の評価:モデル汚れガラス片の洗浄前後の重
量より算出する。即ち、洗浄前と洗浄後の重量差を求
め、次式により洗浄率(%)を算出する。 洗浄率=(洗浄前重量−洗浄後重量)/汚垢付着量×10
0 結果を表1、表2に示す。
示す洗浄剤組成物の0.15%水溶液 700ml中に入れて、リ
ーナツ改良洗浄試験機を用いて60±2℃で1分間洗浄す
る。 (2) すすぎ:洗浄終了後、モデル汚れガラス片は 3.5°
DH硬水 700ml中に入れて、リーナツ改良洗浄試験器を用
いて30±1℃で1分間すすぐ。 (3) 乾燥:すすぎが終了したモデル汚れガラス片は、一
昼夜風乾した後、洗浄力の評価に用いる。 (4) 洗浄力の評価:モデル汚れガラス片の洗浄前後の重
量より算出する。即ち、洗浄前と洗浄後の重量差を求
め、次式により洗浄率(%)を算出する。 洗浄率=(洗浄前重量−洗浄後重量)/汚垢付着量×10
0 結果を表1、表2に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】表中の記号は以下の化合物を示す(以下同
じ)。 ASDA :アスパラギン酸ジ酢酸4Na塩 ASDA':ヒドロキシアスパラギン酸ジ酢酸4Na塩(一般
式(I) 中においてR がOH基のもの) EDTA :エチレンジアミン四酢酸4Na塩。
じ)。 ASDA :アスパラギン酸ジ酢酸4Na塩 ASDA':ヒドロキシアスパラギン酸ジ酢酸4Na塩(一般
式(I) 中においてR がOH基のもの) EDTA :エチレンジアミン四酢酸4Na塩。
【0025】実施例17〜22及び比較例5,6 表3に示す粉末状の洗浄剤組成物を調整し、洗浄剤供給
用のカートリッジ容器に入れ、三洋電気株式会社製自動
食器洗浄機DW-230L に設置した。この供給機より洗浄剤
組成物を供給し、以下の条件で洗浄力を試験した。その
結果を表3に示す。
用のカートリッジ容器に入れ、三洋電気株式会社製自動
食器洗浄機DW-230L に設置した。この供給機より洗浄剤
組成物を供給し、以下の条件で洗浄力を試験した。その
結果を表3に示す。
【0026】・試験条件 洗浄温度:60±2℃ 洗浄時間:45秒 洗浄剤濃度:0.15% すすぎ時間:15秒 すすぎ温度:80±2℃ 被洗物:市販牛乳に浸漬して汚したグラスを1夜風乾し
たもの20個 洗浄力はウォータースポットの残留を目視判定して評価
した。その基準は以下の通りである。 ◎;ウォータースポットがない。 ○;ウォータースポットが1〜5個認められる。 △;ウォータースポットが6〜19個認められる。 ×;ウォータースポットが20個以上認められる。
たもの20個 洗浄力はウォータースポットの残留を目視判定して評価
した。その基準は以下の通りである。 ◎;ウォータースポットがない。 ○;ウォータースポットが1〜5個認められる。 △;ウォータースポットが6〜19個認められる。 ×;ウォータースポットが20個以上認められる。
【0027】
【表3】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 7:12 7:14 3:37) (72)発明者 松尾 登 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内
Claims (3)
- 【請求項1】(a) アルカリ金属の水酸化物 1〜60重量
% (b) 下記一般式(I) で表されるアスパラギン酸ジ酢酸塩
1〜50重量% 【化1】 (但し、M はH 又はNa、K 、NH4 を表し、R はH 、OHか
ら選ばれる。)を必須成分として含有することを特徴と
する食器洗浄機用洗浄剤組成物。 - 【請求項2】 更に(c) 水溶性炭酸塩又は珪酸塩1〜90
重量%を含有する請求項1記載の食器洗浄機用洗浄剤組
成物。 - 【請求項3】 更に(d) アニオン性水溶性高分子0.5 〜
10重量%を含有する請求項1又は2記載の食器洗浄機用
洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15973596A JPH108096A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 食器洗浄機用洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15973596A JPH108096A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 食器洗浄機用洗浄剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH108096A true JPH108096A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15700134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15973596A Pending JPH108096A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 食器洗浄機用洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH108096A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0781841A3 (en) * | 1995-12-25 | 1998-11-04 | Nitto Chemical Industry Co., Ltd. | Detergent composition |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP15973596A patent/JPH108096A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0781841A3 (en) * | 1995-12-25 | 1998-11-04 | Nitto Chemical Industry Co., Ltd. | Detergent composition |
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