JPH1080898A - 回転式切断システム用の穿孔定規 - Google Patents
回転式切断システム用の穿孔定規Info
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- JPH1080898A JPH1080898A JP9196691A JP19669197A JPH1080898A JP H1080898 A JPH1080898 A JP H1080898A JP 9196691 A JP9196691 A JP 9196691A JP 19669197 A JP19669197 A JP 19669197A JP H1080898 A JPH1080898 A JP H1080898A
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- B26F1/18—Perforating by slitting, i.e. forming cuts closed at their ends without removal of material
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- Drilling Tools (AREA)
- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 共連れ現象及び掴み現象を防止することので
きる歯を有する穿孔切断定規を提供する。 【解決手段】 切断定規３０は、長さ、高さ及び厚みを
有し、また、複数の先広形状の切断歯３４を形成する長
手方向縁３１に沿って形成された複数の鳩尾形状のギャ
ップを含む。歯３４の各々は、外側切断端３３と内側基
端とを有し、外側切断端３３は、内側基端よりも大きな
長さを有する。切断端３３が多層シート４０を切断する
と、先広形状の歯３４の傾斜した側部が逃げ領域を与
え、切断作業中、シート３４が歯３４と共連れし又は歯
３４を引っ張るのを防止する。
きる歯を有する穿孔切断定規を提供する。 【解決手段】 切断定規３０は、長さ、高さ及び厚みを
有し、また、複数の先広形状の切断歯３４を形成する長
手方向縁３１に沿って形成された複数の鳩尾形状のギャ
ップを含む。歯３４の各々は、外側切断端３３と内側基
端とを有し、外側切断端３３は、内側基端よりも大きな
長さを有する。切断端３３が多層シート４０を切断する
と、先広形状の歯３４の傾斜した側部が逃げ領域を与
え、切断作業中、シート３４が歯３４と共連れし又は歯
３４を引っ張るのを防止する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般的に、ウエ
ブ又はシート材料を穿孔するために回転式カッターに使
用する切断定規に関する。より詳しくは、本発明は、テ
ーパした又は先広形状の歯を有する改善した穿孔切断定
規に関し、また、移動している多層ウエブにミシン目を
形成する回転式切断装置の操作方法に関する。
ブ又はシート材料を穿孔するために回転式カッターに使
用する切断定規に関する。より詳しくは、本発明は、テ
ーパした又は先広形状の歯を有する改善した穿孔切断定
規に関し、また、移動している多層ウエブにミシン目を
形成する回転式切断装置の操作方法に関する。
【０００２】
【発明の背景】印刷機から受け取ったウエブ材料を横断
方向に切断するのに回転式カッターを使用するのが通例
である。一般的に、回転式カッターは、タイミングを合
わせて回転するアンビルシリンダとナイフシリンダとを
有している。このナイフシリンダには、一以上のナイフ
又は切断定規が取付けられている。ナイフシリンダ及び
アンビルシリンダは、通常、同じ速度で回転し、また、
切断定規がアンビル面と係合して離脱すると、移動して
いる紙又はウエブ材料が横断方向及び／又は長手方向に
切断又は穿孔つまりミシン目付けされる。切断定規は、
真っ直ぐであってもよく或いは湾曲していてもよく、ま
た、所望の切断を形成するのに、ナイフシリンダの上
に、長手方向、横断方向、斜め方向又はこれらを組み合
わせた方向など様々な位置に取付けられる。例えば図３
に示すように、既存の穿孔定規は、一般的に、矩形の歯
５６を備え、また、この歯５６は真っ直ぐな頂縁５０と
この頂縁５０から直角に延びる両側縁５８を有するよう
に設計されている。このような歯５６の基部５２は、頂
縁５０と同じ長さを有する。既存の幾つかの定規は、頂
縁よりも長い基部を備えた歯を有している。
方向に切断するのに回転式カッターを使用するのが通例
である。一般的に、回転式カッターは、タイミングを合
わせて回転するアンビルシリンダとナイフシリンダとを
有している。このナイフシリンダには、一以上のナイフ
又は切断定規が取付けられている。ナイフシリンダ及び
アンビルシリンダは、通常、同じ速度で回転し、また、
切断定規がアンビル面と係合して離脱すると、移動して
いる紙又はウエブ材料が横断方向及び／又は長手方向に
切断又は穿孔つまりミシン目付けされる。切断定規は、
真っ直ぐであってもよく或いは湾曲していてもよく、ま
た、所望の切断を形成するのに、ナイフシリンダの上
に、長手方向、横断方向、斜め方向又はこれらを組み合
わせた方向など様々な位置に取付けられる。例えば図３
に示すように、既存の穿孔定規は、一般的に、矩形の歯
５６を備え、また、この歯５６は真っ直ぐな頂縁５０と
この頂縁５０から直角に延びる両側縁５８を有するよう
に設計されている。このような歯５６の基部５２は、頂
縁５０と同じ長さを有する。既存の幾つかの定規は、頂
縁よりも長い基部を備えた歯を有している。
【０００３】矩形の歯の設計がかかえる一つの問題は、
多層に積み重ねた穿孔すべきシートを必要とする頁数の
多いパンフレット又はリーフレットのためのウエブを切
断するときに遭遇する。図６に示すように、各切断歯５
６が多層シート６０を突き抜いて切断すると、この切断
されたシートは、歯５６の両側縁５８の回りに共連れを
おこす傾向がある。この共連れは現象は、切断組立体に
過剰な負荷を及ぼし、また、ときどき、歯５６が積層シ
ートの底まで完全に切断するのを阻止する。更に、この
共連れ現象は、最も上のシートに、引き裂き、しわ又は
隆起を引き起こす。したがって、その結果としてのパン
フレットは、引き裂き又は醜い外観を呈し、ミシン目線
に沿って切り開くのが困難になる。他の問題は、切断後
の積層シートから歯５６を引き抜くときに生じる。図７
に示すように、歯５６が回転してシート６０から離れる
ときに、シート６０は歯５６を掴もうとする傾向があ
る。これにより、シート６０を引張ってシリンダから引
き離し、このことが原因となって回転式カッターがジャ
ムをおこし、作動を止め、切断定規に損傷を与え又は切
断定規を破損してしまう。多層シートのこのような共連
れ及び掴み現象は、両方のミシン目の間のタイ６２を弱
化し及び／又は隆起させ、その結果、最終製品の外観に
悪影響を及ぼす。
多層に積み重ねた穿孔すべきシートを必要とする頁数の
多いパンフレット又はリーフレットのためのウエブを切
断するときに遭遇する。図６に示すように、各切断歯５
６が多層シート６０を突き抜いて切断すると、この切断
されたシートは、歯５６の両側縁５８の回りに共連れを
おこす傾向がある。この共連れは現象は、切断組立体に
過剰な負荷を及ぼし、また、ときどき、歯５６が積層シ
ートの底まで完全に切断するのを阻止する。更に、この
共連れ現象は、最も上のシートに、引き裂き、しわ又は
隆起を引き起こす。したがって、その結果としてのパン
フレットは、引き裂き又は醜い外観を呈し、ミシン目線
に沿って切り開くのが困難になる。他の問題は、切断後
の積層シートから歯５６を引き抜くときに生じる。図７
に示すように、歯５６が回転してシート６０から離れる
ときに、シート６０は歯５６を掴もうとする傾向があ
る。これにより、シート６０を引張ってシリンダから引
き離し、このことが原因となって回転式カッターがジャ
ムをおこし、作動を止め、切断定規に損傷を与え又は切
断定規を破損してしまう。多層シートのこのような共連
れ及び掴み現象は、両方のミシン目の間のタイ６２を弱
化し及び／又は隆起させ、その結果、最終製品の外観に
悪影響を及ぼす。
【０００４】共連れ現象及び掴み現象を防止することの
できるように設計した歯を有する回転式カッター用の穿
孔切断定規を手にして、多層シートをきれいに突き抜
き、滑らかで且つ平らな外観を備えた、ミシン目線に沿
って引き裂くのに十分に簡単であるミシン目付け最終製
品を提供することが望まれる。
できるように設計した歯を有する回転式カッター用の穿
孔切断定規を手にして、多層シートをきれいに突き抜
き、滑らかで且つ平らな外観を備えた、ミシン目線に沿
って引き裂くのに十分に簡単であるミシン目付け最終製
品を提供することが望まれる。
【０００５】
【本発明の概要】本発明の一つの観点によれば、本体部
分と、該本体部分から外方に延びる複数の切断歯とを含
む回転式切断定規を提供する。各歯は、外側切断縁と、
前記本体から外方に延びる両側部とを有する。この側部
は、外側切断縁と９０°よりも小さい角度を形成する傾
斜した側縁を有する。これにより、切断後のシート材料
が歯の側縁に沿って共連れし且つこの側縁を掴んでしま
うことを防止する。歯の側縁に沿って逃げ領域を提供で
きる。各歯は２つの側縁を有し、各側縁は、切断縁と９
０°よりも小さい角度を形成するのが好ましい。側縁と
外側切断縁との間の角度は、各側縁に関して実質的に等
しいのが好ましい。歯は、面取りした切断縁を有するの
が好ましく、これにより、歯の側部に沿って切断後のシ
ートの負荷的な逃げを提供することができる。
分と、該本体部分から外方に延びる複数の切断歯とを含
む回転式切断定規を提供する。各歯は、外側切断縁と、
前記本体から外方に延びる両側部とを有する。この側部
は、外側切断縁と９０°よりも小さい角度を形成する傾
斜した側縁を有する。これにより、切断後のシート材料
が歯の側縁に沿って共連れし且つこの側縁を掴んでしま
うことを防止する。歯の側縁に沿って逃げ領域を提供で
きる。各歯は２つの側縁を有し、各側縁は、切断縁と９
０°よりも小さい角度を形成するのが好ましい。側縁と
外側切断縁との間の角度は、各側縁に関して実質的に等
しいのが好ましい。歯は、面取りした切断縁を有するの
が好ましく、これにより、歯の側部に沿って切断後のシ
ートの負荷的な逃げを提供することができる。
【０００６】本発明の他の観点によれば、長さ、高さ及
び厚みを有する本体部分と、この本体部分の長手方向側
縁に沿って外方に延びる複数の切断歯とを含む回転式カ
ッター用の切断定規を提供する。歯の各々は、外側切断
縁と、本体部分の長手方向側縁から外方に延びる側部と
を有する。各歯は、歯と歯との間に露出した本体部分の
長手方向側縁と９０°よりも小さい角度を形成する傾斜
した側縁を有する。各歯は２つの側縁を有するのが好ま
しい。側縁と本体部分の長手方向側縁との間に形成され
る角度は、各側縁に関して実質的に同一であるのが好ま
しい。歯は、好ましくは、面取りした切断縁を有する。
各歯は、本体部分の厚みと実質的に等しい厚みを有する
のが好ましく、これにより、このような切断歯を形成す
る金属製の定規を効率的に製造することができる。
び厚みを有する本体部分と、この本体部分の長手方向側
縁に沿って外方に延びる複数の切断歯とを含む回転式カ
ッター用の切断定規を提供する。歯の各々は、外側切断
縁と、本体部分の長手方向側縁から外方に延びる側部と
を有する。各歯は、歯と歯との間に露出した本体部分の
長手方向側縁と９０°よりも小さい角度を形成する傾斜
した側縁を有する。各歯は２つの側縁を有するのが好ま
しい。側縁と本体部分の長手方向側縁との間に形成され
る角度は、各側縁に関して実質的に同一であるのが好ま
しい。歯は、好ましくは、面取りした切断縁を有する。
各歯は、本体部分の厚みと実質的に等しい厚みを有する
のが好ましく、これにより、このような切断歯を形成す
る金属製の定規を効率的に製造することができる。
【０００７】本発明の他の観点によれば、長さ、高さ及
び厚みを有する切断定規を含む回転式切断装置を提供す
る。この切断定規は、長手方向縁に沿って形成され、複
数の先広形状の切断歯を形成する複数の鳩尾形状のギャ
ップを含む。歯の各々は、外端と内側基端とを含む。こ
の外端は、内側基端よりも大きな長さを有する。各歯の
外端は面取りされるのが好ましい。歯は、好ましくは、
外端の各側部が面取りされる。本発明の他の観点によれ
ば、回転式切断装置を操作する方法を提供する。複数の
先広形状の歯を備えた穿孔切断定規を用意する。歯の各
々は切断縁と基部とを有する。この切断縁は、基部より
も大きな長さを有する。歯の両側縁に隣接する逃げ領域
を提供して、切断したシートが歯の両側縁と共連れ又は
引っ張るのを防止しながら、先広形状の歯を用いてシー
ト材料を突き通してスリットを形成する。シート材料
は、多層のシート材料を含んでいてもよい。切断縁は面
取りするのが好ましい。複数の先広形状の歯は、実質的
に同じ大きさ及び形状であるのが好ましい。
び厚みを有する切断定規を含む回転式切断装置を提供す
る。この切断定規は、長手方向縁に沿って形成され、複
数の先広形状の切断歯を形成する複数の鳩尾形状のギャ
ップを含む。歯の各々は、外端と内側基端とを含む。こ
の外端は、内側基端よりも大きな長さを有する。各歯の
外端は面取りされるのが好ましい。歯は、好ましくは、
外端の各側部が面取りされる。本発明の他の観点によれ
ば、回転式切断装置を操作する方法を提供する。複数の
先広形状の歯を備えた穿孔切断定規を用意する。歯の各
々は切断縁と基部とを有する。この切断縁は、基部より
も大きな長さを有する。歯の両側縁に隣接する逃げ領域
を提供して、切断したシートが歯の両側縁と共連れ又は
引っ張るのを防止しながら、先広形状の歯を用いてシー
ト材料を突き通してスリットを形成する。シート材料
は、多層のシート材料を含んでいてもよい。切断縁は面
取りするのが好ましい。複数の先広形状の歯は、実質的
に同じ大きさ及び形状であるのが好ましい。
【０００８】添付の図面に関連した本発明の実施例の詳
細な説明を参照すれば、本発明の上述した特徴及び利
点、他の特徴及び利点が当業者にとって一層明確になる
であろう。この詳細な説明及び図面は、本発明の単なる
例示にすぎず、本発明を制限するものではない。本発明
の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物によって規
定される。
細な説明を参照すれば、本発明の上述した特徴及び利
点、他の特徴及び利点が当業者にとって一層明確になる
であろう。この詳細な説明及び図面は、本発明の単なる
例示にすぎず、本発明を制限するものではない。本発明
の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物によって規
定される。
【０００９】
【実施例】図１は、ナイフシリンダ１０とアンビルシリ
ンダ１２とを有する回転式カッターの斜視図である。切
断定規１４がナイフホルダー１６に取付られ、このナイ
フホルダー１６はナイフシリンダ１０に取付けられてい
る。図１に示すように、ナイフホルダー１６は、ウエブ
がナイフシリンダ１０とアンビルシリンダ１２との間に
形成された間隙１７を通過するときに、このウエブを横
断方向に切断するように設けられている。所望の穿孔を
行うために、切断定規１４を長手方向に配置してもよ
く、或いは斜めに配置してもよく、或いは湾曲して配置
してもよい。例えば、図１０に示すように、Ｓ形状の切
断定規１４がナイフシリンダ１０に取付けられている。
ナイフホルダー１６はナイフシリンダ１０の大部分を占
める大きさであってもよく、また、数多くの個々独立し
たナイフホルダーをナイフシリンダ１０に取付けてもよ
い。ゴムクッション１８は、シリンダ１０、１２を通過
するウエブの駆動を促し、ウエブの切断中、ウエブを緊
張状態に保つように作用する。
ンダ１２とを有する回転式カッターの斜視図である。切
断定規１４がナイフホルダー１６に取付られ、このナイ
フホルダー１６はナイフシリンダ１０に取付けられてい
る。図１に示すように、ナイフホルダー１６は、ウエブ
がナイフシリンダ１０とアンビルシリンダ１２との間に
形成された間隙１７を通過するときに、このウエブを横
断方向に切断するように設けられている。所望の穿孔を
行うために、切断定規１４を長手方向に配置してもよ
く、或いは斜めに配置してもよく、或いは湾曲して配置
してもよい。例えば、図１０に示すように、Ｓ形状の切
断定規１４がナイフシリンダ１０に取付けられている。
ナイフホルダー１６はナイフシリンダ１０の大部分を占
める大きさであってもよく、また、数多くの個々独立し
たナイフホルダーをナイフシリンダ１０に取付けてもよ
い。ゴムクッション１８は、シリンダ１０、１２を通過
するウエブの駆動を促し、ウエブの切断中、ウエブを緊
張状態に保つように作用する。
【００１０】図２は、回転式カッターを用いて長手方向
両端に沿って穿孔された、枚数の多いパンフレット２０
を示す。ミシン目２２は、ユーザが長手方向両端部分を
引き裂くことができるように、多層シートのパンフレッ
ト２０の好ましくは厚み全体を貫通したスリットであ
る。タイ２４は、ミシン目又はスリット２２に隣接し且
つこれらの間の領域である。タイ２４は滑らかで且つ平
らであるのが理想であり、また、各シートを貫くスリッ
ト２２は実質的に同じ長さを有するのが理想である。図
４は、穿孔切断定規３０の実施例を示し、この定規３０
は本体３２と歯３４とを有する。歯３４は、この歯３４
が多層のシート材料を突き抜くことができる鳩尾つまり
先広の形状を有する。例えば、好ましい実施例では、切
断定規３０は、0.３７５インチ（0.９５cm）の高さを有
する。切断定規３０の本体部分３２は、この実施例に関
しては、0.３１５インチ（0.８０cm）の高さと、0.０２
８インチ（0.０７cm）の厚さを備えたほぼ矩形の形状を
有する。本体３２の長さは、所望のミシン目を形成する
ために様々であってもよい。この実施例に関しては、歯
３４は、本体３２の長手方向側縁３１から0.０６インチ
（0.１５cm）延びている。各歯３４の切断縁３３は0.０
８インチ（0.２０cm）の長さを有し、また、各歯３４の
基部３５は0.０６５インチ（0.１６５cm）の長さを有す
る。この実施例に関しては、切断縁３３と３３と間の距
離は0.０６３インチ（0.１６cm）であり、各歯の基部３
５と３５との間の距離は0.０７８インチ（0.１９８cm）
である。この実施例に関しては、歯の側縁３６は、例え
ば0.０６インチ（0.１５cm）の歯の高さに関して0.０１
５インチ（0.０３８cm）のスロープ又は１対４のスロー
プで歯の基部３５から外方に傾斜している。歯３４と３
４との間にある長手方向側縁３１と、歯３４の側縁３６
との間の角度は９０°よりも小さい。この角度は、７０
°ないし８０°の範囲にあるのが好ましい。歯３４の側
縁３６と、歯３４の切断縁３３との間の角度は、また、
９０°よりも小さい。各側縁３６と長手方向側縁３１と
の間の角度は、切断縁３３と側縁３６との間の角度と実
質的に等しいのが好ましい。
両端に沿って穿孔された、枚数の多いパンフレット２０
を示す。ミシン目２２は、ユーザが長手方向両端部分を
引き裂くことができるように、多層シートのパンフレッ
ト２０の好ましくは厚み全体を貫通したスリットであ
る。タイ２４は、ミシン目又はスリット２２に隣接し且
つこれらの間の領域である。タイ２４は滑らかで且つ平
らであるのが理想であり、また、各シートを貫くスリッ
ト２２は実質的に同じ長さを有するのが理想である。図
４は、穿孔切断定規３０の実施例を示し、この定規３０
は本体３２と歯３４とを有する。歯３４は、この歯３４
が多層のシート材料を突き抜くことができる鳩尾つまり
先広の形状を有する。例えば、好ましい実施例では、切
断定規３０は、0.３７５インチ（0.９５cm）の高さを有
する。切断定規３０の本体部分３２は、この実施例に関
しては、0.３１５インチ（0.８０cm）の高さと、0.０２
８インチ（0.０７cm）の厚さを備えたほぼ矩形の形状を
有する。本体３２の長さは、所望のミシン目を形成する
ために様々であってもよい。この実施例に関しては、歯
３４は、本体３２の長手方向側縁３１から0.０６インチ
（0.１５cm）延びている。各歯３４の切断縁３３は0.０
８インチ（0.２０cm）の長さを有し、また、各歯３４の
基部３５は0.０６５インチ（0.１６５cm）の長さを有す
る。この実施例に関しては、切断縁３３と３３と間の距
離は0.０６３インチ（0.１６cm）であり、各歯の基部３
５と３５との間の距離は0.０７８インチ（0.１９８cm）
である。この実施例に関しては、歯の側縁３６は、例え
ば0.０６インチ（0.１５cm）の歯の高さに関して0.０１
５インチ（0.０３８cm）のスロープ又は１対４のスロー
プで歯の基部３５から外方に傾斜している。歯３４と３
４との間にある長手方向側縁３１と、歯３４の側縁３６
との間の角度は９０°よりも小さい。この角度は、７０
°ないし８０°の範囲にあるのが好ましい。歯３４の側
縁３６と、歯３４の切断縁３３との間の角度は、また、
９０°よりも小さい。各側縁３６と長手方向側縁３１と
の間の角度は、切断縁３３と側縁３６との間の角度と実
質的に等しいのが好ましい。
【００１１】図８に見られるように、歯３４が多層のウ
エブ４０の中に切れ込むと、切断されたシートは、側縁
３６によって内方に引き寄せられない先広形状の歯３４
の傾斜した側縁３６によって、矩形形状の歯を用いたと
き歯の両側縁に沿って生じる共連れと引張り現象を回避
するのに必要な逃げ領域３７を提供することができる。
同様に、図９を参照して、歯３４をウエブ４０から抜き
去るとき、先広の歯３４の両側において、切断したシー
トと接触する表面領域は、先端４２だけである。したが
って、ナイフシリンダ１０から離れようとするウエブ４
０の傾向を大幅に減じることができる。また、先広の歯
３４を使用すると引張り及び共連れが無いので、実質的
に、タイ２４に引き裂き及び／又は隆起を生じない。図
５に示すように、歯３４は、多層のシート材料又はウエ
ブを突き抜く切断を容易にするために面取りした縁６５
を有するのが好ましい。その代わりに、歯３４は、他の
様々な角度又は形状で面取りしてもよく、また、一方の
側又は両側を面取りしてもよい。この面取りによって、
歯３４の長手方向の両側に沿って付加的な逃げを提供す
ることができる。
エブ４０の中に切れ込むと、切断されたシートは、側縁
３６によって内方に引き寄せられない先広形状の歯３４
の傾斜した側縁３６によって、矩形形状の歯を用いたと
き歯の両側縁に沿って生じる共連れと引張り現象を回避
するのに必要な逃げ領域３７を提供することができる。
同様に、図９を参照して、歯３４をウエブ４０から抜き
去るとき、先広の歯３４の両側において、切断したシー
トと接触する表面領域は、先端４２だけである。したが
って、ナイフシリンダ１０から離れようとするウエブ４
０の傾向を大幅に減じることができる。また、先広の歯
３４を使用すると引張り及び共連れが無いので、実質的
に、タイ２４に引き裂き及び／又は隆起を生じない。図
５に示すように、歯３４は、多層のシート材料又はウエ
ブを突き抜く切断を容易にするために面取りした縁６５
を有するのが好ましい。その代わりに、歯３４は、他の
様々な角度又は形状で面取りしてもよく、また、一方の
側又は両側を面取りしてもよい。この面取りによって、
歯３４の長手方向の両側に沿って付加的な逃げを提供す
ることができる。
【００１２】本発明は、意図した適用のために適当であ
るとして案出されたものであると認識すべきである。上
述した実施例は、全ての点で、単に例示にすぎず、制限
的なものではないとみなすべきである。本発明の範囲
は、上述した詳細な説明によるのではなく、特許請求の
範囲によって示される。この特許請求の範囲の意味およ
び均等の範囲に入る全ての変形は本件発明の範囲に包含
されるべきである。
るとして案出されたものであると認識すべきである。上
述した実施例は、全ての点で、単に例示にすぎず、制限
的なものではないとみなすべきである。本発明の範囲
は、上述した詳細な説明によるのではなく、特許請求の
範囲によって示される。この特許請求の範囲の意味およ
び均等の範囲に入る全ての変形は本件発明の範囲に包含
されるべきである。
【図１】ナイフシリンダに取り受けられた切断定規を備
えた回転式カッターの斜視図。
えた回転式カッターの斜視図。
【図２】側部に沿ってミシン目を有する多層シートのパ
ンフレットの斜視図。
ンフレットの斜視図。
【図３】矩形形状の歯を備えた従来の穿孔切断定規の側
面図。
面図。
【図４】本発明に従って作られた先広形状の歯を有する
穿孔切断定規の好ましい実施例の側面図。
穿孔切断定規の好ましい実施例の側面図。
【図５】面取りした切断歯を備えた本発明の実施例の端
面図。
面図。
【図６】多層シートを突き通している従来の矩形形状の
歯の側面図。
歯の側面図。
【図７】多層シートから引き抜こうとしている従来の矩
形形状の歯の側面図。
形形状の歯の側面図。
【図８】多層シートを突き通している、好ましい実施例
の先広形状の歯の側面図。
の先広形状の歯の側面図。
【図９】多層シートから引き抜こうとしている、好まし
い実施例の先広形状の歯の側面図。
い実施例の先広形状の歯の側面図。
【図１０】ナイフシリンダに取付られた切断定規を備え
た回転式カッターの正面図。
た回転式カッターの正面図。
１０ ナイフシリンダ ２０ 枚数の多いパンフレット ２２ ミシン目 ３０ 穿孔切断定規 ３１ 本体の長手方向側縁 ３２ 本体 ３３ 歯の切断縁 ３４ 歯 ３５ 歯の基部 ３６ 歯の側縁 ６５ 面取りした縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 396002529 9229 Ｉｖａｎｈｏｅ Ｓｔｒｅｅｔ，Ｓ ｃｈｉｌｌｅｒ Ｐａｒｋ，Ｉｌｌｉｎｏ ｉｓ 60176，Ｕｎｉｔｅｄ Ｓｔａｔｅ ｓ ｏｆ Ａｍｅｒｉｃａ
Claims (16)
- 【請求項１】 本体部分と、 該本体部分から外方に延びる複数の切断歯とを有し、 前記切断歯の各々が、外側切断縁と前記本体部分から外
方に延びる側部とを有し、該側部は、前記外側切断縁と
９０°よりも小さい角度をなす傾斜した側縁を有する、
ことからなる回転式切断定規。 - 【請求項２】 前記歯の各々が２つの側縁を有する、請
求項１の回転式切断歯。 - 【請求項３】 前記側縁と前記外側切断縁との間の角度
が、各々の側縁に関して実質的に同一である、請求項２
の回転式切断歯。 - 【請求項４】 前記歯が、面取りされた切断縁を有す
る、請求項１の回転式切断歯。 - 【請求項５】 長さ、高さ及び厚さを有する本体部分
と、 前記本体部分の長手方向側縁に沿って外方に延びる複数
の切断歯とを有し、 前記切断歯の各々が、外側切断縁と、前記本体部分の長
手方向側縁から外方に延びる側部とを有し、前記切断歯
の各々は、前記歯と歯との間に露出した前記本体部分の
長手方向側縁と９０°よりも小さい角度をなす傾斜した
側縁を有する、ことからなる切断定規。 - 【請求項６】 前記歯の各々が２つの側縁を有する、請
求項５の切断定規。 - 【請求項７】 前記側縁と、前記本体部分の長手方向側
縁との間の角度が、各々の側縁に関して実質的に同一で
ある、請求項６の切断定規。 - 【請求項８】 前記歯が、面取りされた切断縁を有す
る、請求項５の切断定規。 - 【請求項９】 前記歯の各々が、前記本体部分の厚みと
実質的に同じ厚みを有する、請求項５の切断定規。 - 【請求項１０】 長さ、高さ及び厚みを有する切断定規
を有する回転式切断装置であって、 前記切断定規が、複数の先広の切断歯を形成する、長手
方向縁に沿って形成された複数の鳩尾形状のギャップを
有し、前記歯の各々が、外端と内側基端とを有し、該外
端が、前記内側基端よりも大きな長さを有する、ことか
らなる回転式切断装置。 - 【請求項１１】 各々の前記歯の外端が面取りされてい
る、請求項１０の装置。 - 【請求項１２】 前記歯の前記外端の各側部が面取りさ
れている、請求項１の装置。 - 【請求項１３】 複数の先広形状の歯を有し、該歯の各
々が切断縁と基部とを有し、該切断縁が前記基部よりも
大きな長さを有する穿孔切断定規を用意し、 前記歯の側縁に隣接する逃げ領域を与えつつ、前記先広
形状の歯でシート材料を貫通してスリットを形成して、
切断後のシート材料が前記歯の側縁に対して共連れ又は
引張るのを防止する、ことからなる回転式切断装置を操
作する方法。 - 【請求項１４】 前記シート材料が多層のシート材料か
らなる、請求項１３の方法。 - 【請求項１５】 前記切断縁が面取りされている、請求
項１３の方法。 - 【請求項１６】 前記複数の先広形状の歯が、実質的に
同じ大きさ及び形状である、請求項１３の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/685,287 US5868057A (en) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | Perforation rule for rotary cutting system |
| US08/685287 | 1996-07-23 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1080898A true JPH1080898A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=24751535
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9196691A Pending JPH1080898A (ja) | 1996-07-23 | 1997-07-23 | 回転式切断システム用の穿孔定規 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5868057A (ja) |
| EP (1) | EP0820843B1 (ja) |
| JP (1) | JPH1080898A (ja) |
| AT (1) | ATE231773T1 (ja) |
| CA (1) | CA2206947C (ja) |
| DE (1) | DE69718720T2 (ja) |
| ES (1) | ES2191812T3 (ja) |
Families Citing this family (9)
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|---|---|---|---|---|
| US6401586B1 (en) * | 1999-08-02 | 2002-06-11 | Philip Morris Incorporated | Tax stamp perforator and notcher |
| SE518968C2 (sv) | 2001-04-24 | 2002-12-10 | Panorama Press Ab | Tillverkning av avrivbara ark och av block innefattande de avrivna arken |
| US20030044481A1 (en) * | 2001-08-28 | 2003-03-06 | Beaudry Wallace J. | Cast ceramic edge or embossed surface for a cutting die |
| US20040182213A1 (en) * | 2003-03-21 | 2004-09-23 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Rotary die cutter for forming a non-linear line of perforations in a strip of material |
| US7077834B2 (en) | 2003-03-21 | 2006-07-18 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Pant-like disposable garment for absorbing human discharge |
| US6991696B2 (en) | 2003-03-21 | 2006-01-31 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Method of forming a disposable, refastenable absorbent article |
| US11478951B2 (en) * | 2016-12-21 | 2022-10-25 | Seoul Laser Dieboard System Co., Ltd. | Cut-crease rule for dieboard |
| DE202017103465U1 (de) | 2017-06-09 | 2017-07-13 | Manroland Web Systems Gmbh | Perforiermesserleiste |
| DE102017112717A1 (de) | 2017-06-09 | 2018-12-13 | Manroland Web Systems Gmbh | Perforiermesserleiste |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US371736A (en) * | 1887-10-18 | Cutter for perforating-machines | ||
| GB190812904A (en) * | 1908-06-16 | 1908-08-27 | Lamson Paragon Supply Co Ltd | Improvements in or relating to Apparatus for Perforating Printed and other Webs. |
| US1441708A (en) * | 1920-09-15 | 1923-01-09 | Flintkote Co | Machine for cutting slots in raw felt |
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-
1996
- 1996-07-23 US US08/685,287 patent/US5868057A/en not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-06-02 CA CA002206947A patent/CA2206947C/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-07-17 DE DE69718720T patent/DE69718720T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1997-07-17 EP EP97305342A patent/EP0820843B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-07-17 ES ES97305342T patent/ES2191812T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1997-07-17 AT AT97305342T patent/ATE231773T1/de not_active IP Right Cessation
- 1997-07-23 JP JP9196691A patent/JPH1080898A/ja active Pending
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|---|---|
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| ES2191812T3 (es) | 2003-09-16 |
| CA2206947A1 (en) | 1998-01-23 |
| EP0820843B1 (en) | 2003-01-29 |
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| US5868057A (en) | 1999-02-09 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |