JPH1080580A - カッター - Google Patents

カッター

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Publication number
JPH1080580A
JPH1080580A JP8237461A JP23746196A JPH1080580A JP H1080580 A JPH1080580 A JP H1080580A JP 8237461 A JP8237461 A JP 8237461A JP 23746196 A JP23746196 A JP 23746196A JP H1080580 A JPH1080580 A JP H1080580A
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JP
Japan
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slider
cutter
preventing
blade
drop
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JP8237461A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Takamasa
光洋 高正
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KYOTO MEASURING INSTR CORP
Original Assignee
KYOTO MEASURING INSTR CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライダーの抜け防止部材の紛失を防ぐこと
ができるカッターを提供する。 【解決手段】 カッター本体部1の溝状の装填部内に装
填されて刃4をスライドさせるスライダー3を有し、こ
の装填部の刃体取替口から刃4を取り替えることが可能
なカッターであって、カッター本体部1の根元側にある
刃4の取替口に面してこの取替口を覆う形状のスライダ
ー脱落防止具2が、この取替口を開閉するようにカッタ
ー本体部1に回動可能に取り付けられたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、替刃式のカッター
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の替刃式のカッターにおいて、実開
昭56−85666号公報に記載されているように、差
し込み式のスライダー抜け防止具が装着されたものがあ
る。しかし、このような差し込み式のスライダー抜け防
止具は、替刃交換の際に、紛失しやすいという問題があ
った。また、カッター刃の本体への収納時には、スライ
ダーが移動する方向とスライダーが刃体取替口から脱落
する方向とが同一方向であるため、カッターの構造によ
っては、収納時にスライダーが脱落しやすく、刃が飛び
出して手にけがをするおそれがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、スライダーの抜けを防止す
る部材の紛失を防ぐことができるカッターを提供するこ
とを目的とするものである。また、使用時にスライダー
の抜けを確実に防止することができる安全なカッターを
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
おいては、カッターにおいて、刃体をスライドさせるス
ライダーと、該スライダーが装填される装填部を有する
カッター本体部と、スライダー脱落防止部を有し、該ス
ライダー脱落防止部は、前記装填部の刃体取替口を開閉
するように前記カッター本体部に回動可能に取り付けら
れることを特徴とするものである。
【0005】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載のカッターにおいて、前記スライダー脱落防止
部は、前記スライダー脱落防止部の回動を阻止するとと
もに阻止の解除が可能な回動阻止部を有することを特徴
とするものである。
【0006】請求項3に記載の発明においては、請求項
2に記載のカッターにおいて、前記カッター本体部は、
凹部または凸部を有し、前記回動阻止部は、前記凹部ま
たは凸部に係合するものであることを特徴とするもので
ある。
【0007】請求項4に記載の発明においては、請求項
2または3に記載のカッターにおいて、前記回動阻止部
は、前記スライダー脱落防止部が前記スライダーの前記
刃体取替口からの脱落方向とは異なる方向にスライドさ
れることにより回動の阻止が解除されるものであること
を特徴とするものである。
【0008】請求項5に記載の発明においては、請求項
4に記載のカッターにおいて、前記カッター本体部は、
スライド溝を有し、前記スライダー脱落防止部は、前記
スライド溝に嵌合する回動軸凸部を有することを特徴と
するものである。
【0009】請求項6に記載の発明においては、請求項
5に記載のカッターにおいて、前記回動軸凸部は、前記
スライド溝に無理ばめされていることを特徴とするもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態の説明図である。図1(A)はスライダー脱落防止具
を閉じた状態の正面図、図1(B)はその右側面図であ
る。図中、1はカッター本体部、2はスライダー脱落防
止具、3はスライダー、4は刃である。この実施の形態
のカッターは、カッター本体部1の溝状の装填部内に装
填され、刃4をスライドさせるスライダー3を有し、こ
の装填部の刃体取替口から刃4を取り替えることが可能
なカッターであって、カッター本体部1の根元側にある
刃4の取替口に面し、この取替口を覆う形状のスライダ
ー脱落防止具2が、この取替口を開閉するようにカッタ
ー本体部1に回動可能に取り付けられたものである。
【0011】図2は、図1に示したカッター本体部の部
分図である。図2(A)は正面から見た図であり、図2
(B)は右側面から見た断面図である。図2(B)は、
図2(A)中に矢印Aで示した切断線に沿った断面図で
ある。図中、図1と同様な部分には同じ符号を付して説
明を省略する。1aは係合凹部、1bはスライド溝であ
る。
【0012】図2(A)に示されるように、カッター本
体部1の根元部は、カッター本体部1の他の部分から円
弧状に区切られ、図2(B)に示されるように、全体的
に断面の幅および高さを小さくして形成されている。若
干上側寄りに、スライダー3が移動する装填部の開口端
があり、刃4の取替口となる。また、上端には、図2
(A)に示すように、係合凹部1aが設けられ、下側の
正面側および裏面側には、スライド溝1bが設けられて
いる。このスライド溝1bは、図2(B)に示すよう
に、上端縁近傍で溝の深さを変えている。具体的には、
上端縁近傍において、溝の深さに段差を設けて一旦浅く
して、再び上方向にテーパ状に深くして、溝の上端縁の
切り欠きに至っている。
【0013】図3は、図1に示したスライダー脱落防止
具の断面図である。図3(A)は正面から見た断面図で
あり、図3(B)は左側面から見た断面図である。図3
(B)は、図3(A)中に矢印Aで示した切断線に沿っ
たものであり、図3(A)は、図3(B)中に矢印Bで
示した切断線に沿った断面図である。図中、図1と同様
な部分には同じ符号を付して説明を省略する。
【0014】図3(A)に示されるように、スライダー
脱落防止具2は、図2(A)に示したカッター本体部1
の根元部の円弧に沿った形状で、カッター本体部1に当
接する側および底面側が開口したものである。その上部
には、図2(A)に示したカッター本体部1の係合凹部
1aと係合する係合凸部2aが下向きに設けられてい
る。また、下部には、図示紙面に垂直方向に中心軸を有
する円柱状の2つの回動軸凸部2bが対向して設けられ
ている。図3(B)に示されるように、この回動軸凸部
2bの突起は、図2(B)に示されたスライド溝1bの
溝に無理ばめされるようになっている。なお、無理ばめ
は、このスライド溝1bの上端縁から、テーパ部を乗り
越えるように差し込んで行なう。
【0015】図4は、スライダー脱落防止具の係止状態
から開放状態に至るまでの状態の説明図である。図中、
図4(A)は係止状態、図4(B)は係止の解除状態、
図4(C)は回動状態、図4(D)は開放状態の説明図
である。いずれも、図2(A)に示したカッター本体部
1の部分図に図3(A)に示したスライダー脱落防止具
2の断面図を重ねて図示している。図中、図2,図3と
同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。
【0016】図4(A)に示すように、スライダー脱落
防止具2の係止状態において、カッター本体部1のスラ
イド溝1bには、スライダー脱落防止具2の回動軸凸部
2bが回動可能に嵌まり込んでいるが、カッター本体部
1の係合凹部1aにスライダー脱落防止具2の係合凸部
2aが係合しているため、回動が阻止され、したがっ
て、スライダー脱落防止具2は、カッター本体部1の根
元部に係止されて動かない。その結果、刃4をケース本
体部1に収容するためにスライダー3を根元側に移動さ
せたときでも、スライダー3が脱落することはなく、刃
4が飛び出すおそれがない。
【0017】図4(B)に示すように、スライダー脱落
防止具2を前方の上方向に押すと、スライダー脱落防止
具2はカッター本体部1の根元部に沿って、斜め前方に
スライドする。カッター本体部1のスライド溝1b内を
スライダー脱落防止具2の回動軸凸部2bがスライドす
るとともに、カッター本体部1の係合凹部1aからスラ
イダー脱落防止具2の係合凸部2aが外れ、スライダー
脱落防止具2は、回動軸凸部2bを中心に回動可能とな
る。
【0018】図4(C)に示すように、スライダー脱落
防止具2を、さらに、時計回り方向に回動させると、カ
ッター本体部1の刃4の取替口を大きく開放することが
でき、スライダーの取り出しができる。図4(D)に示
すように、スライダー脱落防止具2の回動軸凸部2b
が、カッター本体部1のスライド溝1bの最下端に下が
ると、スライダー脱落防止具2は、最も開放された状態
となり、スライダー3および刃4を容易に取り出すこと
ができるようになる。
【0019】回動軸凸部2bがカッター本体部1のスラ
イド溝1bに無理ばめされているため、替刃交換のため
にスライダー3を脱着する時にも、スライダー脱落防止
具2は、カッター本体部1から外れることがないため、
スライダー脱落防止具2を紛失することがない。
【0020】再び、スライダー脱落防止具2をカッター
本体部1に係止するには、スライダー脱落防止具2を反
時計回り方向に回動させて一旦上方にスライドさせた
後、カッター本体部1側に押しつけながら下方に引け
ば、カッター本体部1の係合凹部1aにスライダー脱落
防止具2の係合凸部2aをはめ込むことができる。
【0021】このように、カッター本体部1に対するス
ライダー脱落防止具2の係止の解除は、スライダー脱落
防止具2の脱落方向とは異なる、ほぼ垂直な方向であ
り、この方向に移動させない限り、スライダー脱落防止
具2の開放ができないものであるため、カッターの使用
時にスライダー脱落防止具2が誤って開くことはない。
特にほぼ垂直な方向は、使用時に誤って押すことのない
方向であるため、係止の解除が誤まって行なわれること
がない。また、係止の解除は、親指なとでスライダー脱
落防止具2を押し上げるだけでよく、カッターを握った
状態の片手で操作ができるため、操作が簡単である。
【0022】上述した説明では、カッター本体部1側の
係合凹部1aにスライダー脱落防止具2側の係合凸部2
aが係合して、回動が阻止されるものとして説明した
が、カッター本体部1側に係合凸部、スライダー脱落防
止具2側に係合凹部1aがあってもよい。図示の例にお
いては、カッター本体部1の係合凹部1aの右側の凸部
と、スライダー脱落防止具2の係合凸部2aの右側の凹
部とが係合するようにしてもよい。また、カッター本体
部1側のスライド溝1bを、図2(B)において左右に
貫通するようなスライド穴に置き換え、スライダー脱落
防止具2側の回動軸凸部2bを軸棒に置き換えて、上述
したスライド穴にこの軸棒を差し込んで、カッター本体
部1にスライダー脱落防止具2がスライドおよび回動可
能になるようにしてもよい。
【0023】図5は、本発明の第2の実施の形態のカッ
ター本体部の部分図である。図5(A)は正面図、図5
(B)は右側面から見た断面図である。図6は、本発明
の第2の実施の形態のスライダー脱落防止具の断面図で
ある。図3と同様に、図6(A)は正面から見た断面図
であり、図6(B)は左側面から見た断面図である。図
中、図1ないし図3と同様な部分には同じ符号を付して
説明を省略する。11は係合凹部、12は係合凸部であ
る。
【0024】この実施の形態は、外観上は図1と同様で
あり、カッター本体部1とスライダー脱落防止具2を係
合させるための構造を異ならせたものである。図5
(A),図5(B)に示すように、カッター本体部1の
根元部の上部には、溝状の係合凹部11が設けられる。
図6(A),図6(B)に示すように、スライダー脱落
防止具2側には、この係合凹部11に嵌合する半球形状
の係合凸部12が設けられている。係合凹部11は、図
2に示したスライド溝1bと類似の溝形状であるが、溝
の長さが短かく、段差とテーパ部はあるが、無理ばめで
はなく、常時溝の上部からスライダー脱落防止具2の係
合凸部12がクリック感を伴なって出し入れできるよう
に設計してある。スライダー脱落防止具2の係止状態か
ら開放状態に至るまでの状態変化は、図4を参照して説
明した第1の実施の形態と同様であり、説明を省略す
る。
【0025】図7は、本発明の第3の実施の形態の説明
図である。図7(A)はスライダー脱落防止具を閉じた
状態の部分的な正面図、図7(B)はその右側面図であ
る。図中、21はカッター本体部、21aは第1の溝状
の切り欠き部、21bは第2の溝状の切り欠き部、22
はスライダー脱落防止具、22aは第1の支持部、22
bは第2の支持部である。なお、刃およびスライダーの
図示を省略した。
【0026】この実施の形態は、スライダー脱落防止部
22の上下端に設けられた第1,第2の支持部22a,
22bを、それぞれ、カッター本体部21の根元部の上
下の角に設けた第1,第2の溝状の切り欠き部21a,
21bにはめ込むとともに、第2の溝状の切り欠き部2
1b内の後述する軸受け穴を中心にスライダー脱落防止
部22を回動させて刃の取替口を開閉するとともに、第
1の溝状の切り欠き部21a内に回動の阻止およびこの
阻止を解除する係合部を設けたものである。
【0027】図8は、図7に示したカッター本体部の部
分図である。図8(A)は正面から見た断面図であり、
図8(B)は右側面から見た断面図である。図8(B)
は、図8(A)中に示した矢印Aで指示された切断線に
沿った断面図である。また、図8(A)は、図8(B)
中に示した矢印Bで指示された切断線に沿った断面図で
ある。図中、図7と同様な部分には同じ符号を付して説
明を省略する。21cは係合穴,21dは軸受け穴であ
る。カッター本体部21の第1,第2の溝状の切り欠き
部21a,21bのそれぞれの溝側面には、係合凹部2
1c,軸受け穴21dが設けられている。
【0028】図9は、図7に示したスライダー脱落防止
具の説明図である。図9(A)は正面図、図9(B)は
左側面図である。図中、図7と同様な部分には同じ符号
を付して説明を省略する。22cは係合凸部,22dは
回動軸凸部である。スライダー脱落防止具22の上端部
および下端部は、略L字状に折れ曲がり、この部分をカ
ッター本体部21に取り付けて支持する第1,第2の支
持部22a,22bとする。第1の支持部22aには、
半球形状の係合凸部22cが設けられ、第2の支持部2
2bには、円柱状の回動軸凸部22dが設けられてい
る。
【0029】図8に示したカッター本体部21の軸受け
穴21dにスライダー脱落防止具22の回動軸凸部22
dが嵌合され、回動可能となる。一方、カッター本体部
21の係合凹部21cにスライダー脱落防止具22の係
合凸部22cが係合されると、スライダー脱落防止具2
2は回動を阻止され、スライダー脱落防止具22がカッ
ター本体部21に係止される。
【0030】図10は、スライダー脱落防止具の開放状
態の説明図である。図8(A)に示したカッター本体部
の部分図に、図9(A)に示したスライダー脱落防止具
の断面図を重ね合わせて図示している。図中、図8,図
9と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。
スライダー脱落防止具22を時計回り方向に回動させる
と、スライダー脱落防止具22の係合凸部22cがカッ
ター本体部21の係合凹部21cから軽いクリック感を
伴なってはずれ、軸受け穴21d,回動軸凸部22dを
中心に回動することができ、刃の取替口を大きく開くこ
とができる。回動軸凸部22dを軸受け穴21dに対し
て無理ばめしておけば、刃の交換時にスライダー脱落防
止具22が外れることがない。
【0031】この実施の形態では、スライダー脱落防止
具22の係合凸部22cとカッター本体部21の係合凹
部21cとによる係合は、スライダーの脱落方向の外力
によって解除されやすい。そのため、この係合は、解除
に要する力が大きくなるように設計することが望まし
い。あるいは、係合凸部22c,係合凹部21cによる
係合と同様な係合部分を複数箇所に設けるようにしても
よい。
【0032】上述した説明では、カッター本体部21の
側に係合凹部21cと軸受け穴21dを設けたが、逆
に、係合凹部と軸受け穴をスライダー脱落防止具22の
側に設けて、係合凸部,回動軸凸部をカッター本体部2
1の側に設けるようにしてもよい。
【0033】また、軸受け穴21dと回動軸凸部22d
に代えて、カッター本体部21の第2の溝状の切り欠き
部21bとスライダー脱落防止具22の第2の支持部2
2bの部分とに貫通穴を開けておいて、第2の溝状の切
り欠き部21bにスライダー脱落防止具22の第2の支
持部22bをはめ込んだ後に軸棒を通し、この軸棒を溝
状の切り欠き部21bまたは第2の支持部22bの一方
に嵌合固着して、他方に対しては回動自在になるように
取り付けてもよい。
【0034】さらにまた、係合凸部22c,係合凹部2
1cによる係合に代えて、カッター本体部21の第1の
溝状の切り欠き部21aとスライダー脱落防止具22の
第1の支持部22aの部分とに貫通穴を開けておいて、
この貫通穴に係合ピンを差し込んで回動を阻止すること
も可能である。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、刃体をスライドさせるスライ
ダーと、このスライダーが装填される装填部を有するカ
ッター本体部と、スライダー脱落防止部を有し、このス
ライダー脱落防止部は、装填部の刃体取替口を開閉する
ようにカッター本体部に回動可能に取り付けられること
から、替え刃交換のスライダー脱着時に、刃体取替口を
大きく開放することができスライダーの取り出し,替刃
の交換が容易であるとともに、スライダー脱落防止部を
カッター本体部から外す必要がないため、スライダー脱
落防止部の紛失を防ぐことができるという効果がある。
【0036】請求項2に記載の発明によれば、スライダ
ー脱落防止部は、スライダー脱落防止部の回動を阻止す
るとともに阻止の解除が可能な回動阻止部を有すること
から、カッターの使用時にスライダーが脱落しにくくな
るという効果がある。
【0037】請求項3に記載の発明によれば、カッター
本体部が、凹部または凸部を有し、回動阻止部は、凹部
または凸部に係合するものであることから、スライダー
脱落防止部の回動の阻止および阻止の解除を容易に実現
できるという効果がある。
【0038】請求項4に記載の発明によれば、回動阻止
部が、スライダー脱落防止部がスライダーの刃体取替口
からの脱落方向とは異なる方向にスライドされることに
より回動の阻止が解除されるものであることから、カッ
ターの使用時にスライダーの脱落を確実に防止すること
ができるという効果がある。また、スライダー脱落防止
部の回動の阻止が誤まって解除されるおそれがないとい
う効果がある。
【0039】請求項5に記載の発明によれば、カッター
本体部がスライド溝を有し、スライダー脱落防止部がこ
のスライド溝に嵌合する回動軸凸部を有することから、
スライダー脱落防止部の回動の阻止およびこの阻止の解
除ができる回動機構を容易に実現することができるとい
う効果がある。
【0040】請求項6に記載の発明によれば、回動軸凸
部は、スライド溝に無理ばめされていることから、スラ
イダー脱落防止部が不用意にカッター本体から外れるこ
とがないため、確実にスライダー脱落防止部の紛失を防
ぐことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【図2】図1に示したカッター本体部の部分図である。
【図3】図1に示したスライダー脱落防止具の断面図で
ある。
【図4】スライダー脱落防止具の係止状態から開放状態
に至るまでの状態の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のカッター本体部の
部分図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態のスライダー脱落防
止具の断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の説明図である。
【図8】図7に示したカッター本体部の部分図である。
【図9】図7に示したスライダー脱落防止具の説明図で
ある。
【図10】図7に示したスライダー脱落防止具の開放状
態の説明図である。
【符号の説明】
1,21…カッター本体部、1a…係合凹部、1b…ス
ライド溝、2,22…スライダー脱落防止具、2a…係
合凸部、2b…回動軸凸部、3…スライダー、4…刃、
11…係合凹部、12…係合凸部、21a…第1の溝状
の切り欠き部、21b…第2の溝状の切り欠き部、22
a…第1の支持部、22b…第2の支持部、21c…係
合穴,21d…軸受け穴、22c…係合凸部,22d…
回動軸凸部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃体をスライドさせるスライダーと、該
    スライダーが装填される装填部を有するカッター本体部
    と、スライダー脱落防止部を有し、該スライダー脱落防
    止部は、前記装填部の刃体取替口を開閉するように前記
    カッター本体部に回動可能に取り付けられることを特徴
    とするカッター。
  2. 【請求項2】 前記スライダー脱落防止部は、前記スラ
    イダー脱落防止部の回動を阻止するとともに阻止の解除
    が可能な回動阻止部を有することを特徴とする請求項1
    に記載のカッター。
  3. 【請求項3】 前記カッター本体部は、凹部または凸部
    を有し、前記回動阻止部は、前記凹部または凸部に係合
    するものであることを特徴とする請求項2に記載のカッ
    ター。
  4. 【請求項4】 前記回動阻止部は、前記スライダー脱落
    防止部が前記スライダーの前記刃体取替口からの脱落方
    向とは異なる方向にスライドされることにより回動の阻
    止が解除されるものであることを特徴とする請求項2ま
    たは3に記載のカッター。
  5. 【請求項5】 前記カッター本体部は、スライド溝を有
    し、前記スライダー脱落防止部は、前記スライド溝に嵌
    合する回動軸凸部を有することを特徴とする請求項4に
    記載のカッター。
  6. 【請求項6】 前記回動軸凸部は、前記スライド溝に無
    理ばめされていることを特徴とする請求項5に記載のカ
    ッター。
JP8237461A 1996-09-09 1996-09-09 カッター Pending JPH1080580A (ja)

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JP8237461A JPH1080580A (ja) 1996-09-09 1996-09-09 カッター
KR1019970031069A KR100243857B1 (ko) 1996-09-09 1997-07-04 커터 나이프
CN97114097A CN1098752C (zh) 1996-09-09 1997-07-07 裁切刀
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