JPH1079629A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH1079629A
JPH1079629A JP8233847A JP23384796A JPH1079629A JP H1079629 A JPH1079629 A JP H1079629A JP 8233847 A JP8233847 A JP 8233847A JP 23384796 A JP23384796 A JP 23384796A JP H1079629 A JPH1079629 A JP H1079629A
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JP
Japan
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power amplifier
semiconductor integrated
integrated circuit
circuit device
fets
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JP8233847A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Umemoto
哲也 梅本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランジスタを用いて構成された大出力な電
力増幅器において、そのバイアス点の設定を細かく設定
すること。 【解決手段】 電力増幅器10を構成するトランジスタ
を、複数のトランジスタを並列接続することにより構成
し、各FET T1 〜Tn のゲート電圧VG1,VG2,
…,VGnを調整して電力増幅器10全体としてのドレイ
ン電流Id の調整を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体集積回路装
置に関し、特にその電力増幅器を構成するFETのバイ
アス点の設定の改善を図ったものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、高周波領域で使用される半導
体集積回路装置を構成する電力増幅器は、能動素子とそ
の整合回路等からなる受動素子で構成されている。この
装置の一例を図3に示す。図3において、1,2はそれ
ぞれ電力増幅器の入力ピン,出力ピンを示す。7は電力
増幅器を構成する能動素子(MES−FET)を示す。
VG ,VD はそれぞれバイアス設定用のゲート電圧,ド
レイン電圧を示す。3は上記入力ピン1と上記能動素子
7との間に配置された入力側整合回路、4は上記出力ピ
ン2と上記能動素子7との間に配置された出力側の整合
回路を示す。
【0003】以上のような構成を有する電力増幅器で
は、入力ピン1に入力されたRF信号は入力側整合回路
3によってインピーダンスが整合されてMES−FET
7のゲート電極に入力され、上記RF信号の大きさの変
化によってMES−FET7の出力であるドレイン電流
Id が変化し、出力側整合回路4によってインピーダン
スが調整されて出力ピン2に出力される。
【0004】次に上記能動素子(MES−FET)7の
電気的特性(DC特性)を図4に示す。図4は、ゲート
電圧VG をパラメータとした時の、ドレイン電圧VD に
対するドレイン電流Id の変化の一例を示すもので、図
4(a) は上記MES−FET7としてそのゲート幅の小
さいものを使用した場合の電気特性を示し、図4(b)は
上記MES−FET7としてそのゲート幅の大きいもの
を使用した場合の電気特性を示す。この図から、大きな
ドレイン電流を得ようとする場合には、ゲート幅の広い
MES−FETを使用すればよいことが分かる。
【0005】FETの特性を示すものとして、単位ゲー
ト電圧の変化量あたりのドレイン電流の変化量を示す、
いわゆる相互コンダクタンスgm と呼ばれているものが
ある。これを次式に示す。
【0006】
【数1】
【0007】図4に示したように、ゲート幅(Wg)の
大きなFET(Idss が数A以上)は、一般的にその相
互コンダクタンスgm が大きくなる。そのため、ゲート
幅の大きなFETのバイアス点を設定する場合には、ゲ
ートバイアスVG を細かく設定する必要があるが、個々
のFETにも製造ばらつきがあり、この製造ばらつきま
でも考慮して多くのゲートバイアスVG を設定して電力
増幅器を構成することは、現実的にはその対応は非常に
困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体集積回路
装置は以上のように構成されており、ゲート幅が広く高
出力を期待できるFETを用いて電力増幅器を構成しよ
うとした場合、ゲートバイアスを細かく設定しなければ
ならず、簡単な回路で実現することは困難という問題点
があった。
【0009】この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、トランジスタを用いて大出力用
の電力増幅器を構成しても、そのゲートバイアスを細か
く設定することのできる半導体集積回路装置を得ること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る半導体集積回路装置は、電界効果トランジスタを用い
て構成された電力増幅器を有する半導体集積回路装置に
おいて、上記電界効果トランジスタを、その相互コンダ
クタンスが小さな複数の単位電界効果トランジスタを用
いて構成し、上記各単位電界効果トランジスタのバイア
ス電圧をそれぞれ個別に設定することにより、上記電力
増幅器のバイアス点を設定するようにしたものである。
【0011】また、この発明の請求項2に係る半導体集
積回路装置は、上記請求項1記載の半導体集積回路装置
において、上記複数個の単位電界効果トランジスタのう
ちの1つを残して各単位電界効果トランジスタのゲート
電極を共通接続するとともに、該共通接続されたゲート
電極に第1のバイアス電圧を印加して、上記電力増幅器
のバイアス点をその所望とする値近傍に設定し、上記ゲ
ート電極が共通接続された単位電界効果トランジスタを
除く残りの1つの単位電界効果トランジスタのゲート電
極に第2のバイアス電圧を印加して、上記電力増幅器の
バイアス点をその所望とする値に設定するようにしたも
のである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明の実施の形態1に係る半導体集
積回路装置について説明する。図1は本実施の形態1に
よる半導体集積回路装置を示す回路図であり、図1にお
いて、図4と同一符号は同一または相当部分を示し、1
0は電力増幅器を構成する能動素子であり、複数のFE
T T1 〜Tn が並列接続された構成となっている。実
際には、ゲート幅Wgの大きなFETを分割し(ここで
はn等分であり、各FETのゲート幅はWg/nとなっ
ている)、各FET T1 〜Tn に対して個別にゲート
電圧VG1,VG2,…,VGnを設定する構成となってい
る。また、上記n個のFET T1 〜Tn に個別にゲー
ト電圧VG1,VG2,…,VGnを印加するために、各FE
T T1 〜Tn のゲート電極間にキャパシタC1 ,C2
,…,C(n-1) が付加され、DC的に各FETを分離
するものとなっている。また、これらのキャパシタC1
,C2 ,…,C(n-1) は、整合回路3,4の一部とし
ても動作することになる。
【0013】以上のように構成した半導体集積回路装置
の電力増幅器10の各FETの相互コンダクタンスgm
1,gm2,gm3,…, gmnは、
【0014】
【数2】
【0015】と表せる。
【0016】このように並列に接続されたFET T1
〜Tn の全体の,単位ゲート電圧あたりのドレイン電流
変化分(相互コンダクタンスgm t (total) )は、それ
ぞれ個別のFET T1 〜Tn における単位ゲート電圧
あたりのドレイン電流の変化分(上記相互コンダクタン
スgm1 〜gmn )の和によって次式のように表せる。
【0017】
【数3】
【0018】ここで、もし、gm1=gm2=…=gm n の
場合、gmt (total) =ngm n より、個々のFETの
相互コンダクタンスgm n は、FET T1 〜Tn の全
体の、単位ゲート電圧あたりのドレイン電流変化分gm
t(total)の1/n倍となる。
【0019】従って、電力増幅器10全体のドレイン電
流Id の調整を、1/n倍の相互コンダクタンスgm値
を持つ各FET T1 〜Tn ,のゲート電圧VG1,VG
2,…,VGnを調整して行うことで、その調整精度をn
倍にあげることができ、より細かなドレイン電流Id の
調整を行うことが可能となる。
【0020】このように本実施の形態1によれば、電力
増幅器10を、複数のトランジスタを並列接続すること
により構成し、各FET T1 〜Tn のゲート電圧VG
1,VG2,…,VGnを調整して電力増幅器10全体とし
てのドレイン電流Id の調整を行うようにしたので、バ
イアス点の設定を細かい段階(ステップ)でもって行う
ことができ、トランジスタを用いて構成された大出力な
電力増幅器を有する半導体集積回路装置を得ることがで
きるという効果がある。
【0021】実施の形態2.次に本実施の形態2による
半導体集積回路装置について説明する。上記実施の形態
1ではn個のFETに対してそれぞれ個別にそのゲート
電圧を調整することで電力増幅器を構成するFETのバ
イアス電圧を設定するようにしたが、図2に示す本実施
の形態2も、基本的には実施の形態1と同じであるが、
本実施の形態2では、n個に分割された個々のFETの
うち、(n−1)個は同一のゲート電圧VG αを印加
し、他の1つはゲート電圧VG βを印加するようにした
ものである。
【0022】すなわち図2に示すように、電力増幅器2
0を構成する能動素子であるFETのうち、FET T
1 〜T(n−1)の各ゲート電極は共通接続されて、ゲ
ート電圧VG αが印加され、残りの1つのFET Tn
には上記ゲート電圧VG αとは異なるゲート電圧VG β
が印加されるようになっている。
【0023】以上のような構成を用いて、電力増幅器2
0としてのバイアス点を設定するには、上記ゲート電圧
VG αを印加することで、所望とするバイアス点に近い
値となるように大まかに設定しておき、次いでゲート電
圧VG βを印加することで上記大まかに設定したバイア
ス点が所望の値となるように微調整を行う。
【0024】このように本実施の形態2によれば、電力
増幅器20を、複数のトランジスタを並列接続すること
により構成し、FET T1 〜T(n−1)のゲート電
極を共通接続するとともに該ゲート電極にゲート電圧V
G αを印加して大まかにバイアス点を調整しておき、残
りのFET Tn に印加するゲート電圧VG βによっ
て、所望のバイアス点が得られるようにしたので、バイ
アス点の設定を細かいステップでもって行うことがで
き、トランジスタを用いて構成された大出力な電力増幅
器を有する半導体集積回路装置を得ることができるとと
もに、バイアス点を決める際のゲート電圧調整作業を簡
単に行うことができ、作業効率の向上を図ることができ
るという効果がある。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る半導体集積
回路装置によれば、電界効果トランジスタを用いて構成
された電力増幅器を有する半導体集積回路装置におい
て、上記電界効果トランジスタを、その相互コンダクタ
ンスが小さな複数の単位電界効果トランジスタを用いて
構成し、上記各単位電界効果トランジスタのバイアス電
圧をそれぞれ個別に設定することにより、上記電力増幅
器のバイアス点を設定するようにしたので、バイアス点
の設定を細かいステップでもって行うことができ、電力
増幅器を構成する電界効果トランジスタの製造ばらつき
等があっても、ゲートバイアスを細かく設定することの
できるトランジスタを用いて構成された大出力な電力増
幅器を有する半導体集積回路装置を得ることができると
いう効果がある。
【0026】また、上記半導体集積回路装置において、
上記複数個の単位電界効果トランジスタのうちの1つを
残して各単位電界効果トランジスタのゲート電極を共通
接続するとともに、該共通接続されたゲート電極に第1
のバイアス電圧を印加して、上記電力増幅器のバイアス
点をその所望とする値近傍に設定し、上記ゲート電極が
共通接続された単位電界効果トランジスタを除く残りの
1つの単位電界効果トランジスタのゲート電極に第2の
バイアス電圧を印加して、上記電力増幅器のバイアス点
をその所望とする値に設定するようにしたので、バイア
ス点の設定を細かいステップでもって行うことができ、
トランジスタを用いて構成された大出力な電力増幅器を
有する半導体集積回路装置を得ることができるととも
に、バイアス点を決める際のゲート電圧調整作業を簡単
に行うことができ、作業効率の向上を図ることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体集積回
路装置の構成を示す回路図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による半導体集積回
路装置の構成を示す回路図である。
【図3】 従来の半導体集積回路装置に用いられている
電力増幅器の構成を示す回路図である。
【図4】 上記従来の半導体集積回路装置に用いられて
いる電力増幅器の電気的特性(DC特性)を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 入力ピン、2 出力ピン、3 入力側整合回路、4
出力側整合回路、10,20 電力増幅器(能動素
子)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界効果トランジスタを用いて構成され
    た電力増幅器を有する半導体集積回路装置において、 上記電界効果トランジスタを、その相互コンダクタンス
    が小さな複数の単位電界効果トランジスタを用いて構成
    し、 上記各単位電界効果トランジスタのバイアス電圧をそれ
    ぞれ個別に設定することにより、上記電力増幅器のバイ
    アス点を設定することを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、 上記複数個の単位電界効果トランジスタのうちの1つを
    残して各単位電界効果トランジスタのゲート電極を共通
    接続するとともに、該共通接続されたゲート電極に第1
    のバイアス電圧を印加して、上記電力増幅器のバイアス
    点をその所望とする値近傍に設定し、 上記ゲート電極が共通接続された単位電界効果トランジ
    スタを除く残りの1つの単位電界効果トランジスタのゲ
    ート電極に第2のバイアス電圧を印加して、上記電力増
    幅器のバイアス点をその所望とする値に設定することを
    特徴とする半導体集積回路装置。
JP8233847A 1996-09-04 1996-09-04 半導体集積回路装置 Pending JPH1079629A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1018801A2 (en) * 1999-01-08 2000-07-12 Nec Corporation Advanced amplifier, transmission unit and cellular telephone using the same
KR20030034638A (ko) * 2001-10-26 2003-05-09 엘지이노텍 주식회사 절전형 전력 증폭 모듈
JP2016149742A (ja) * 2015-02-15 2016-08-18 スカイワークス ソリューションズ, インコーポレイテッドSkyworks Solutions, Inc. 熱耐久性向上のためのカスコード増幅器セグメント化

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