JPH1078895A - マイクロコンピュータ応用装置 - Google Patents

マイクロコンピュータ応用装置

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JPH1078895A
JPH1078895A JP8231598A JP23159896A JPH1078895A JP H1078895 A JPH1078895 A JP H1078895A JP 8231598 A JP8231598 A JP 8231598A JP 23159896 A JP23159896 A JP 23159896A JP H1078895 A JPH1078895 A JP H1078895A
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JP
Japan
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watchdog timer
timer circuit
runaway
cpu
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JP8231598A
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Yoshihisa Honma
義久 本間
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウオッチドッグタイマ回路の異常状態を容易
に検出できるとともにウオッチドッグタイマ回路の異常
状態においてもCPUを応急的に動作させることのでき
るマイクロコンピュ−タ応用装置を提供すること。 【解決手段】 CPU1からの所定の時間間隔のパルス
入力によってCPU1の暴走検出を行うためのウオッチ
ドッグタイマ回路2を有する暴走検出手段を備えたマイ
クロコンピュ−タ応用装置であって,ウオッチドッグタ
イマ回路2ヘ向けてのCPU1からのパルス出力の時間
間隔を変化させて暴走検出動作を確認する暴走動作確認
手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPUの暴走を検
出するためのウオッチドッグタイマ回路を備えたマイク
ロコンピュータ応用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多くのマイクロコンピュータ応用
装置においては、該装置による異常動作によっておこる
二次災害の防止のために、CPUの暴走を検出し異常動
作の発生を未然に防止している。この暴走検出は、一般
に、CPUからの所定の時間間隔のパルス入力によって
該CPUの暴走検出を行うためのウオッチドッグタイマ
回路を有する暴走検出手段による。
【0003】このウオッチドッグタイマ回路は、所定の
時間を計測するためのタイマ回路で、図4に示すよう
に、例えば、電解コンデンサ素子Cと、この電解コンデ
ンサ素子Cに向けての充電電流を設定するための抵抗素
子Rと、カウンタ回路CCによって構成されている。そ
して、CPU1が正常動作を行っているときには、所定
の時間間隔にてこのウオッチドッグタイマ回路2に向け
てパルス出力を行い、その動作が継続される。CPU1
が異常動作を起こした場合、CPU1からは上記の所定
時間間隔のパスルがウオッチドッグタイマ回路2には入
力されず、従って、カウンタ回路CCはCPU1に向け
てCPU1をリセットするためのリセットパルスを出力
する。そして、CPU1のプログラムが再スタートする
ことにより、CPU1の異常動作を直ちに停止すること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のウオ
ッチドッグタイマ回路2に多く用いられる電解コンデン
サ素子Cの容量値は、ばらつき及び経年的な低下が大き
く、また周囲温度条件によって大きく変動する。その結
果、マイクロコンピュータ応用装置の使用に際して、ウ
オッチドッグタイマ回路2による監視時間が所定の時間
に設定されずにCPU動作がリセットを繰り返す、不具
合な動作をすることがあった。この不具合な動作は、そ
の不具合品の不具合動作原因の解析作業において再現さ
れないことが多く、その作業に多くの時間と労力を必要
とするものであった。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、ウオッチドッグタイマ回
路の異常状態を容易に検出できるとともにウオッチドッ
グタイマ回路の異常状態においてもCPUを応急的に動
作させることのできるマイクロコンピュータ応用装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のマイクロコンピュータ応用装置は、
CPUからの所定の時間間隔のパルス入力によって該C
PUの暴走検出を行うためのウオッチドッグタイマ回路
を有する暴走検出手段を備えたマイクロコンピュータ応
用装置であって、ウオッチドッグタイマ回路に向けての
CPUからのパルス出力の時間間隔を変化させて暴走検
出動作を確認する暴走動作確認手段を備えている。これ
により、暴走動作確認手段によって異なる時間間隔のパ
ルス出力によるウオッチドッグタイマ回路の動作確認が
できるものとなる。
【0007】また、請求項2記載のマイクロコンピュー
タ応用装置は、CPUからの所定の時間間隔のパルス入
力によって該CPUの暴走検出を行うためのウオッチド
ッグタイマ回路を有する暴走検出手段を備えたマイクロ
コンピュータ応用装置であって、暴走検出動作のあった
ことを記憶する暴走検出記憶手段と、ウオッチドッグタ
イマ回路に向けてのCPUからのパルス出力の時間間隔
を変化させて暴走検出動作を確認する暴走動作確認手段
と、この暴走動作確認手段により暴走検出したときのパ
ルスの時間間隔と所定の時間とを比較する比較手段と、
を備え、前記比較手段による比較結果が前記の所定の時
間より短い場合に前記ウオッチドッグタイマ回路に向け
てのパルス出力の時間間隔を前記の所定の時間間隔より
短い第2の時間間隔に変更することとしている。これに
より、ウオッチドッグタイマ回路による暴走検出動作を
確認したときにウオッチドッグタイマ回路の動作確認が
なされるとともにウオッチドッグタイマ回路が所定の時
間間隔より短いパルス出力によって暴走検出動作をした
ことが確認された場合、所定の時間間隔より短い第2の
時間間隔によって暴走検出するようにしてCPU動作を
再開しうるものとなる。
【0008】また、請求項3記載のマイクロコンピュー
タ応用装置は、請求項2記載の第2の時間間隔のパルス
出力を、前記CPU以外のパルス出力手段によって成す
こととしている。これにより、第2の時間間隔のパルス
がCPU以外のパルス出力手段によって出力されるもの
となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のマイクロコンピュ
ータ応用装置の一実施の形態を図1乃至図3に基づいて
説明する。
【0010】図1は、マイクロコンピュータ応用装置の
回路ブロック構成図である。図2は、図1に示すマイク
ロコンピュータ応用装置の暴走動作確認手段のフローチ
ャート、図3は、暴走検出記憶手段による暴走動作を検
出した後の暴走確認処理のフローチャートである。
【0011】このマイクロコンピュータ応用装置は、C
PU1からの所定の時間間隔のパルス入力によってCP
U1の暴走検出を行うためのウオッチドッグタイマ回路
2を有する暴走検出手段を備えたもので、このウオッチ
ドッグタイマ回路2によるリセット時に暴走検出動作の
あったことを記憶する暴走検出記憶手段に相当する保持
回路3と、クロック発生回路4と、ウオッチドッグタイ
マ回路2に向けての入力元を切り換えるための第1切換
回路51と、ウオッチドッグタイマ回路2からの出力先
を切り換えるための第2切換回路52と、を備えてい
る。そして、ROM及びRAM等によって構成されるメ
モリ6に記憶されているプログラムは、CPU1の暴走
検出を行うための、ウオッチドッグタイマ回路2に向け
て所定の時間間隔のパルス出力を行う暴走検出手段と、
このパルス出力の時間間隔を変化させて暴走検出動作を
確認する暴走動作確認手段と、この暴走動作確認手段に
より暴走検出したときのパルスの時間間隔と所定の時間
とを比較する比較手段と、を有し、その結果を表示装置
7に表示する。
【0012】ウオッチドッグタイマ回路2は、例えば、
図4に示す従来例と同じ回路構成を有し、CPU1の所
定の出力ポートO1から所定の時間間隔(T1)のパル
ス出力が第1切換回路51を介して入力される。そし
て、このパルス出力が所定の時間入力されないときに、
第2切換回路52に向けてCPU1をリセットするため
のリセット信号を出力する。第1切換回路51は、出力
ポートO2からの制御信号によって、ウオッチドッグタ
イマ回路2への入力パルスの入力元を、出力ポートO1
からと後述するクロック発生回路4からとを切り換え
る。第2切換回路52は、出力ポートO3からの制御信
号によって、ウオッチドッグタイマ回路2から出力され
るリセット信号の出力先を、CPU1のRESET入力
と後述する保持回路3とに切り換える。
【0013】保持回路3は、例えばフリップフロップI
Cで、出力がCPU1の入力ポートP1に、入力が第2
切換回路52の出力に、このフリップフロップICをリ
セットするためのクリア入力がCPU1の出力ポートO
3に、それぞれ接続されている。そして、ウオッチドッ
グタイマ回路2によりCPU1の暴走を検出したとき
に、ウオッチドッグタイマ回路2からリセット信号が第
2切換回路52を介して入力されて暴走検出動作のあっ
たことを記憶する。この暴走検出動作のあったことの記
憶状態は、入力ポートP1の状態によりCPU1によっ
て適宜確認されるとともに、出力ポートO4からのクリ
ア信号によって消去される。
【0014】クロック発生回路4は、ウオッチドッグタ
イマ回路2に向けてのクロックパルスを出力するもの
で、CPU1から発せられてウオッチドッグタイマ回路
2によりCPU1の暴走監視を行う監視時間に相当す
る、所定の時間間隔(T1)より短い第2の時間間隔
(T2)によって連続パルスを発生する。このクロック
発生回路4の出力は、CPU1の出力ポートO2からの
制御信号によって第1切換回路51が制御されることに
よりウオッチドッグタイマ回路2に向けて入力される。
【0015】次に、以上説明したマイクロコンピュータ
応用装置の以下の各動作について、図2、図3のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0016】[暴走動作確認動作]CPU1は、ウオッ
チドッグタイマ回路2による暴走検出動作を確認する暴
走動作確認手段を備えている。この暴走動作確認は、例
えば、図示しない所定のモード設定スイッチの操作によ
って起動される処理動作で、主にこのマイクロコンピュ
ータ応用装置の生産工程等において使用される。また、
この暴走動作確認のために、ウオッチドッグタイマ回路
2によって暴走監視を行う監視時間として、例えば、C
PU1の正常な動作における各タスク毎の処理時間のう
ちの最大の時間より僅かに大きい監視時間値T1が予め
メモリ6のROMに記憶されている。
【0017】まず、CPU1の出力ポートO2、O3か
らの制御信号によって第1切換回路51、第2切換回路
52のそれぞれの制御を行い、ウオッチドッグタイマ回
路2に向けての入力パルスが出力ポートO1から入力さ
れるとともに、ウオッチドッグタイマ回路2からのリセ
ット信号出力がCPU1のRESET入力には入力され
ないように切り換える(ステップ11)。次いで、出力
ポートO1から、パルス出力を監視時間値T1より小さ
い時間間隔t1のパルスをウォッチドッグタイマ回路2
に向けての出力する(ステップ12)。そして、所定の
回数の時間間隔t1のパルスを出力するとともにウォッ
チドッグタイマ回路2から出力されて保持回路3を経て
入力ポートP1に入力されるリセット出力信号を監視す
る(ステップ13)。(所定の回数繰り返すことによっ
て暴走動作確認の精度が向上する。) そして、ウォッチドッグタイマ回路2からのリセット出
力信号が確認されたとき、そのとき出力していた出力ポ
ートO1からのパルスの出力の時間間隔t、すなわちそ
の実測した回路のウォッチドッグタイマ回路2による監
視時間と、予めROMに記憶されている監視時間値T
1、すなわち所望するウォッチドッグタイマ監視時間と
を比較する(ステップ14)。なお、このステップ14
の処理は、比較手段に相当する。また、ウォッチドッグ
タイマ回路2からのリセット出力信号が確認されないと
きは、出力ポートO1からのパルスの出力の時間間隔を
時間値t1から僅かに大きく変化させて、前記のステッ
プ13からの処理を繰り返す(ステップ15)。
【0018】以上の手順によって、実測した回路のウォ
ッチドッグタイマ回路2の監視時間が目標とするウォッ
チドッグ監視時間T1より大きくなっていること、つま
り所望する監視時間が確保されていることを確認する。
そして、目標とするウォッチドッグ監視時間を満たして
いないとき(tn<T1)、ウォッチドッグタイマ回路
2を構成している抵抗素子R、電解コンデンサ素子Cな
どのバラツキや不良によるものであるとみなし、例えば
LED素子等の表示手段等による表示装置7によって表
示する(ステップ16)。その結果、ウォッチドッグタ
イマ回路2が不良であることが生産工程の作業者等に報
知される。なお、この暴走動作確認は、このマイクロコ
ンピュータ応用装置の使用時において、不具合な動作が
顧客から報じられてメンテナンス担当者が設置現場にお
いて応急確認を行うときにおいても使用される。
【0019】[暴走検知後動作]また、上記のCPU1
は、マイクロコンピュータ応用装置の使用時において、
ウオッチドッグタイマ回路2によりCPU1の暴走を検
出したときの暴走検知後動作として、比較手段である前
記のステップ14による比較結果が前記の所定の時間よ
り短いときに、ウオッチドッグタイマ回路2に向けての
パルス出力の時間間隔を前記の所定の時間間隔である監
視時間値T1より短い第2の時間間隔(T2)に変更す
る機能を備えている。
【0020】メモリ6に記憶されている監視時間値T1
は、この暴走検知後動作においても同様に使用される。
また、使用時においては、例えば、図示しない所定のモ
ード設定スイッチの操作による所定の処理ステップによ
って、CPU1の出力ポートO2、O3からの制御信号
により第1切換回路51、第2切換回路52が制御され
る。そして、ウオッチドッグタイマ回路2に向けての入
力パルスが出力ポートO1から入力されるとともに、ウ
オッチドッグタイマ回路2からのリセット出力信号は、
CPU1のRESET入力端子と保持回路3とに入力さ
れるよう切り換えられる。従って、マイクロコンピュー
タ応用装置が稼働している運用状態において、ウオッチ
ドッグタイマ回路2によるリセット動作により、保持回
路3にウォッチドッグタイマリセット発生のステイタス
がセットされるとともにウォッチドッグタイマ回路2に
よって出力されたリセット出力信号によりCPU1は再
起動する。
【0021】この暴走検知後動作の手順は、まず、CP
U1は上記の再起動時に入力ポートP1の状態によって
保持回路3の暴走検出動作のあったことの記憶状態の監
視を行い、もしウォッチドッグタイマリセット発生のス
テイタスがセットされていれば、ウォッチドッグタイマ
回路2によるリセットが発生していたと判定し、メモリ
6の所定のエリアに暴走検知後処理の実行中のステイタ
スを確認する(ステップ21)。そして、暴走検知後処
理の実行中のステイタスが無い場合は、メモリ6の所定
のエリアに暴走検知後処理の実行中のステイタスをセッ
トする(ステップ22)。次いで、出力ポートO1か
ら、パルス出力を監視時間値T1より小さい時間間隔t
1のパルスをウォッチドッグタイマ回路2に向けての出
力する(ステップ23)。そして、所定のメモリエリア
に時間値t1(tn)を記憶するとともに所定の回数の
時間間隔t1のパルスを出力し、ウォッチドッグタイマ
回路2から出力されて保持回路3を経て入力ポートP1
に入力されるリセット出力信号を監視する(ステップ2
4)。
【0022】そして、出力ポートO1からのパルスの出
力の時間間隔を監視時間値t1から僅かに大きいt2に
変化させてステップ24からの処理を繰り返す(ステッ
プ25)。そして、ウォッチドッグタイマ回路2からの
リセット出力信号によってCPU1がリセットされたと
きに、CPU1は再び再起動するが、ステップ21にお
いてメモリ6の暴走検知後処理の実行中のステイタスが
セットされていることが確認される。そして、予めRO
Mに記憶されている監視時間値T1、すなわち所望する
ウォッチドッグタイマ監視時間を読み出し、ステップ2
4にて出力していた出力ポートO1からのパルスの出力
の時間間隔tn、すなわちその実測した回路のウォッチ
ドッグタイマ回路2による監視時間とを比較する(ステ
ップ26)。そして、tn>T1であることを確認する
(ステップ27)。なお、このステップ26の処理は、
前記ステップ24同様、比較手段に相当する。
【0023】もし、tn<T1であったときは、ウォッ
チドッグタイマ回路2が、ウォッチドッグタイマ回路2
を構成している抵抗素子R、電解コンデンサ素子Cなど
の劣化などにより時定数が小さくなることにより監視時
間T1が短くなっていることによる不具合とみなし、例
えばLED素子等の表示手段等による表示装置7よって
表示する(ステップ28)。次いで、出力ポートO1か
らのパルスの出力を中止し、ウォッチドッグタイマ回路
2に向けての入力パルスをクロック発生回路4からの第
2の時間間隔(T2)の連続パルス出力に切り換える
(ステップ29)。なお、上記にて、目標値T1を満足
していれば、ウォッチドッグタイマ回路2から出力され
たリセット信号はCPU1のソフトウェアプログラムに
よる暴走であると断定できる。
【0024】以上説明したマイクロコンピュータ応用装
置によると、暴走動作確認手段によって異なる時間間隔
のパルス出力によるウオッチドッグタイマ回路2の動作
確認ができるものとなるので、生産工程等において計測
器等を使用することなくウオッチドッグタイマ回路の検
査ができる。また、ウオッチドッグタイマ回路による暴
走検出動作を確認したときにウオッチドッグタイマ回路
の動作確認がなされるとともにウオッチドッグタイマ回
路が所定の時間間隔より短いパルス出力によって暴走検
出動作をしたことが確認された場合、所定の時間間隔よ
り短い第2の時間間隔によって暴走検出するようにして
CPU動作を再開しうるものとなるので、ウオッチドッ
グタイマ回路の部品等の不具合があってもCPUを応急
的に動作させることができる。また、第2の時間間隔の
パルスがCPU以外のパルス出力手段によって出力され
るものとなるので、ソフトウエアプログラムを変更する
ことなく、ウオッチドッグタイマ回路2の状況に応じて
時間間隔を設定できる。
【0025】なお、上記の実施の形態の説明において、
マイクロコンピュータ応用装置はクロック発生回路を有
するものとして説明したが、本発明はそのものに限定す
るものでなく、クロック発生回路の無いものであっても
良い。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載のマイクロコンピュータ応
用装置は、暴走動作確認手段によって異なる時間間隔の
パルス出力によるウオッチドッグタイマ回路の動作確認
ができるものとなるので、生産工程等において計測器等
を使用することなくウオッチドッグタイマ回路の検査が
できる。
【0027】また、請求項2記載のマイクロコンピュー
タ応用装置は、ウオッチドッグタイマ回路による暴走検
出動作を確認したときにウオッチドッグタイマ回路の動
作確認がなされるとともにウオッチドッグタイマ回路が
所定の時間間隔より短いパルス出力によって暴走検出動
作をしたことが確認された場合、所定の時間間隔より短
い第2の時間間隔によって暴走検出するようにしてCP
U動作を再開しうるものとなるので、ウオッチドッグタ
イマ回路の部品等の不具合があってもCPUを応急的に
動作させることができる。
【0028】また、請求項3記載のマイクロコンピュー
タ応用装置は、請求項2記載のものの効果に加え、第2
の時間間隔のパルスがCPU以外のパルス出力手段によ
って出力されるものとなるので、ソフトウエアプログラ
ムを変更することなく、状況に応じて時間間隔を設定で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロコンピュータ応用装置の実施
の形態を示す回路ブロック構成図である。
【図2】、図1に示すマイクロコンピュータ応用装置の
暴走動作確認手段のフローチャートである。
【図3】、図1に示すマイクロコンピュータ応用装置の
暴走検出記憶手段による暴走動作を検出した後の暴走確
認処理のフローチャートである。
【図4】ウオッチドッグタイマ回路の構成図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ウオッチドッグタイマ回路 3 保持回路(暴走検出記憶手段) 4 クロック発生回路(パルス出力手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUからの所定の時間間隔のパルス入
    力によって該CPUの暴走検出を行うためのウオッチド
    ッグタイマ回路を有する暴走検出手段を備えたマイクロ
    コンピュータ応用装置であって、 ウオッチドッグタイマ回路に向けてのCPUからのパル
    ス出力の時間間隔を変化させて暴走検出動作を確認する
    暴走動作確認手段を備えたことを特徴とするマイクロコ
    ンピュータ応用装置。
  2. 【請求項2】 CPUからの所定の時間間隔のパルス入
    力によって該CPUの暴走検出を行うためのウオッチド
    ッグタイマ回路を有する暴走検出手段を備えたマイクロ
    コンピュータ応用装置であって、 暴走検出動作のあったことを記憶する暴走検出記憶手段
    と、ウオッチドッグタイマ回路に向けてのCPUからの
    パルス出力の時間間隔を変化させて暴走検出動作を確認
    する暴走動作確認手段と、この暴走動作確認手段により
    暴走検出したときのパルスの時間間隔と所定の時間とを
    比較する比較手段と、を備え、 前記比較手段による比較結果が前記の所定の時間より短
    い場合に前記ウオッチドッグタイマ回路に向けてのパル
    ス出力の時間間隔を前記の所定の時間間隔より短い第2
    の時間間隔に変更することを特徴とするマイクロコンピ
    ュータ応用装置。
  3. 【請求項3】 前記の第2の時間間隔のパルス出力を、
    前記CPU以外のパルス出力手段によって成すことを特
    徴とする請求項2記載のマイクロコンピュータ応用装
    置。
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