JPH1027290A - アラーム管理装置 - Google Patents

アラーム管理装置

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JPH1027290A
JPH1027290A JP17950396A JP17950396A JPH1027290A JP H1027290 A JPH1027290 A JP H1027290A JP 17950396 A JP17950396 A JP 17950396A JP 17950396 A JP17950396 A JP 17950396A JP H1027290 A JPH1027290 A JP H1027290A
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JP
Japan
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alarm
pattern
patterns
signal
suppression
Prior art date
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JP17950396A
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English (en)
Inventor
Tadao Kikuchi
忠雄 菊地
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰返し発生する一連のアラームに対して、不
要アラームを抑制する。 【解決手段】 このアラーム管理装置1は、アラームパ
ターン記憶手段8が記憶している各種のアラームパター
ンを呼出してアラームパターン表示手段9に表示させ、
技術者がそれらのアラームパターンを見て不要なアラー
ムがある場合にアラームサプレス設定手段10によってそ
のアラーム信号に対してアラームサプレスを設定できる
ようにしている。そしてアラーム設定手段11がアラーム
パターンとアラームサプレス設定されたアラーム信号と
を登録し、アラーム処理手段6が外部から入力される一
連のアラーム信号についてアラーム設定手段11に登録さ
れているアラームパターンと比較し、該当するアラーム
パターンがあればアラームサプレス設定されているアラ
ーム信号についてアラームサプレスし、不要なアラーム
が発生しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラント監視制御装
置のアラーム管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にプラント監視制御装置では、プラ
ント設備の各種機器類に取り付けられている多数のセン
サからの信号を取り込んで、上限/下限値と比較して異
常判定し、限界値を超えるプロセス値を検出する時にア
ラームを発生させて技術者に知らせるアラーム管理装置
を備えている。
【0003】ところが、プラント設備は連続的で、連動
的な設備であるために、設備機器の1つが故障すると、
その機器の前後のプロセスにもその故障の影響が波及し
て多数のアラームが連続して発生する。
【0004】このように機器の1つに異常が発生して他
の機器にも異常値が出ることはプラント設備では避けら
れないことであるが、その結果として発生する多数のア
ラームの中には設備的に技術者に本当に知らせなければ
ならないものと、そうでないものとがある。
【0005】そこで従来は、不要なアラームを避けるた
めに、ある機器の故障をトリガにして関連する機器のア
ラーム発報を強制的にオフすることを実施したり、最少
限のアラーム登録しかしない、あるいは制御ロジックを
組んでアラームサプレスを行うようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような従
来のアラーム管理装置では、計測値、機器の動きが複雑
に関連し合うプロセスでも、どのような異常の場合には
どのようなアラームをサプレスするかをあらかじめ設定
しておかなければならないが、このアラームサプレスの
設定が非常に難しく、その設定に熟練した技術者の経験
が必要となり、また時間もかかる問題点があった。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、アラーム発生時の関連アラームの発生
状況をパターン分けして記憶し、多数のアラームの関連
性を容易に把握できるようにし、また一連のアラーム発
生時にそのアラームパターンを認識して不要なアラーム
を効果的にサプレスすることができるアラーム管理装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のアラー
ム管理装置は、外部から入力される各種機器それぞれの
アラーム信号を受信するアラーム信号入力処理手段と、
前記アラーム信号入力処理手段が受信する一連のアラー
ム信号をパターン分けするパターン処理手段と、前記パ
ターン処理手段がパターン分けしたアラームパターンを
記憶するアラームパターン記憶手段と、前記アラームパ
ターン記憶手段が記憶しているアラームパターンを呼出
して表示するアラームパターン表示手段とを備えたもの
である。
【0009】この請求項1の発明のアラーム管理装置で
は、外部から入力される一連のアラーム信号に対してパ
ターン処理手段がパターン分けしてアラームパターン記
憶手段に記憶させる。
【0010】そこで技術者は必要に応じてアラームパタ
ーン表示手段にアラームパターン記憶手段が記憶してい
る種々のアラームパターンを呼出して表示させ、監視対
象プラントにどのようなパターンでアラームが発生して
いるかを把握することができる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1のアラーム管
理装置において、前記アラームパターン記憶手段が、前
記アラームパターンと共にその発生回数を記憶するよう
にしたものである。
【0012】この請求項2の発明のアラーム管理装置で
は、アラームパターン表示手段によってアラームパター
ン記憶手段が記憶している種々のアラームパターンを表
示させる時にそれらと共に発生回数をも表示させること
により、技術者にとって各種のアラームパターンの発生
頻度をも把握することができ、監視対象プラントの特性
をより詳しく把握することができるようになる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2のアラ
ーム管理装置において、前記アラームパターン記憶手段
が、前記アラームパターンと共にその発生日付及び時刻
を記憶するようにしたものである。
【0014】この請求項3の発明のアラーム管理装置で
は、アラームパターン表示手段によってアラームパター
ン記憶手段が記憶している種々のアラームパターンを表
示させる時にそれらと共に発生年月日時刻数をも表示さ
せることにより、技術者にとって各種のアラームパター
ンの発生サイクルや発生タイミング、例えば、毎朝大き
な電流容量の回転機あるいは空調機などが投入される時
刻にこのアラームパターンの異常が発生するといったこ
とを把握することができ、監視対象プラントの特性をよ
り詳しく把握することができるようになる。
【0015】請求項4の発明は、請求項1〜3のアラー
ム管理装置においてさらに、前記アラームパターン記憶
手段が記憶している各種アラームパターンに対して、そ
れらに含まれるいくつかのアラーム信号に対してアラー
ムサプレスを設定するアラームサプレス設定手段と、前
記アラームサプレス設定手段がアラームサプレスを設定
した各種アラームパターンについて、それらのアラーム
パターンとアラームサプレス設定されたアラーム信号と
を登録するアラーム設定手段と、前記アラーム信号入力
処理手段が受信した各種機器それぞれのアラーム信号を
前記アラーム設定手段に登録されている各種アラームパ
ターンと比較し、一致するアラームパターンがあればそ
のアラームパターンについてアラームサプレス設定され
たアラーム信号についてアラームサプレスするアラーム
処理手段とを備えたものである。
【0016】この請求項4の発明のアラーム管理装置で
は、アラームパターン記憶手段が記憶している各種のア
ラームパターンを呼出してアラームパターン表示手段に
表示させ、技術者がそれらのアラームパターンを見て不
要なアラームがある場合にアラームサプレス設定手段に
よってそのアラーム信号に対してアラームサプレスを設
定することにより、アラーム設定手段がそれらのアラー
ムパターンとアラームサプレス設定されたアラーム信号
とを登録する。
【0017】アラーム処理手段は、外部から入力される
一連のアラーム信号をパターン認識し、アラーム設定手
段に登録されているアラームパターンに該当する場合、
そのアラームパターンにアラームサプレス設定されてい
るアラーム信号があれば入力されるアラーム信号の中か
ら該当するアラーム信号に対してアラームサプレスし、
一連のアラーム信号の入力に対して不要なアラームが発
生しないようにする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態の
機能構成を示している。本発明のアラーム管理装置1は
プラント監視制御装置2にその一つの機能として組み込
まれるものであり、図1に示すようにプラント設備のプ
ロセス3との間で信号のやり取りを行う入出力部4と、
この入出力部4によって受け取ったセンサ信号や機器動
作状態信号の中からアラームとする信号の状態を判断
し、制限範囲を超えるプロセス値を示す信号や異常動作
状態を示す信号があれば、アラーム表示部5に表示させ
(通常はCRT装置のプロセス監視画面の該当する部分
に異常発生を表示する)、また図示していないブザーを
鳴動させるなどのアラーム処理を行うアラーム処理部6
と、このアラーム処理部6が一連のアラーム信号を取出
す時にそれらのアラーム信号をパターン分けするアラー
ムパターン処理部7と、このアラームパターン処理部7
がパターン分けしたアラームパターンを、そのパターン
ごとに、発生回数と共に記憶するアラームパターン記憶
部8を備えている。
【0019】アラーム管理装置1はさらに、アラームパ
ターン記憶部8に記憶されているアラームパターン、そ
の発生回数、発生年月日時刻情報を読み出して表示する
アラームパターン記憶表示部9と、このアラームパター
ン記憶表示部9に表示されているアラームパターンごと
の諸情報を見て、アラームパターンに含まれている一連
のアラーム信号の中でアラームサプレスすることができ
るアラーム信号があるかどうか判断し、そのようなアラ
ーム信号がある場合にサプレス設定を行うアラームサプ
レス設定部10と、このアラームサプレス設定部10に
よって設定されたアラームパターンとその中でアラーム
サプレスされたアラーム信号とを登録するアラーム設定
処理部11を備えている。
【0020】次に、上記構成のアラーム管理装置1の動
作について説明する。アラーム処理部6は入出力部4か
ら入力される諸信号の中からアラーム設定処理部11に
よって設定されているアラームとする信号の状態を判断
し、該当するアラームとする信号が制限値を逸脱し、あ
るいは異常動作状態を示している場合にはアラーム出力
判定してアラーム表示部5にアラーム表示させ、またブ
ザー(図示せず)を鳴動させて技術者に知らせる働きを
するが、このプラント監視制御装置2の起動当初はアラ
ームサプレス設定のために、通常の動作とは別に、ある
いは通常の動作と共に次のように動作する。
【0021】アラーム処理部6でアラーム判断し、アラ
ームすべきと判断した時にはそのアラーム信号をアラー
ムパターン処理部7に逐次、出力する。
【0022】アラームパターン処理部7では、図2に示
すフローチャートのように、一定時間内に複数種のアラ
ーム信号が入力されてくると(ステップS1)、その一
連のアラーム信号の最初のアラーム信号(以下、ファー
ストアラームと称する。そしていま、このファーストア
ラームがAアラームであったとする)とそれに関連して
発生する他のアラーム信号を1つのアラームパターンと
してアラームパターン記憶部8に記憶する(ステップS
2〜S5)。
【0023】以上の処理は、アラーム処理部6からアラ
ームパターン処理部7に出力されるファーストアラーム
信号がB,C,…などであっても同じように初めてのア
ラームパターンであればそれらをアラームパターンとし
てアラームパターン記憶部8に記憶する。
【0024】そしてアラーム処理部6から再び一連のア
ラーム信号が出力されてくれば、ファーストアラーム信
号がA,B,C,…のいずれであるか判断し、Aのアラ
ーム信号であった場合(ステップS1〜S3)、アラー
ムパターン記憶部8に同じAアラーム信号をファースト
アラームとするアラームパターンが記憶されていないか
どうか検索する(ステップS4)。
【0025】そしてファーストアラーム信号をAとする
アラームパターンがすでに登録されている場合には、第
2番目のアラーム信号の種類、第3番目のアラーム信号
の種類、…を順次比較してパターンが一致するかどうか
判定し、一致するパターンがまだ登録されていない場合
には今回のアラームパターンを新たなパターンとして登
録し(ステップS5)、一致するパターンがすでに登録
されていればそのアラームパターンの発生回数を+1カ
ウントアップする(ステップS6)。
【0026】以下、アラームが発生し、そのファースト
アラーム信号の種類を判定し、それがB信号、C信号、
…であれば、上記のA信号の場合とほぼ同じ手順で、そ
れらのファーストアラーム信号をキー信号としてアラー
ムパターン登録、発生回数登録処理を行う。
【0027】こうしてある程度のアラームパターンの登
録処理を行った後、アラームパターン情報に基づいてア
ラームサプレス設定処理を始める。このアラームサプレ
ス設定においては、技術者がアラームパターン記憶表示
部9にアラームパターン記憶部8に記憶されている種々
のアラームパターンとその発生回数情報とを呼出して表
示させ、サプレスしてもよいアラーム信号を選定し、ア
ラームサプレス設定部10によってサプレス設定指令を
与える。
【0028】この操作により、アラーム設定処理部11
はアラームパターンごとにそのパターンとアラームサプ
レス設定されたアラーム信号とを設定し、これをアラー
ム処理部6に記憶させる。
【0029】こうして種々のアラームパターンについ
て、そのパターンとアラームサプレス設定したアラーム
パターン情報がアラーム処理部6に登録されると、以
後、アラーム処理部6は入出力部4から一連のアラーム
とする信号が入力されアラーム発生が必要と判断した時
に、ファーストアラーム信号がA信号であればA信号を
キーとするアラームパターンについてアラームサプレス
設定されているアラーム信号が入力されてきた時にアラ
ームサプレスを行い、必要な信号についてのみアラーム
表示部5に表示させ、またブザーを鳴動させる動作をす
る。
【0030】以上の動作を具体例を挙げて説明すると、
図1のプロセスラインにおいて、ポンプPを起動するこ
とによって流量計FL−1が流量計測し、液位計FH−
1がタンク液位を計測し、タンク内の液は排出弁V1を
開放することによって排出され、その排出流量は流量計
FL−2によって計測されるとする。そしてポンプPの
緊急停止が発生すれば、流量計FL−1の流量計量信号
は低下して下限値を切るまでになり、アラーム処理部6
では流量低下アラーム発生と判定する。
【0031】また流量計FL−1のところで流量が低下
すれば、排出弁V1がオープン状態であればタンク液位
は低下して液位計FH−1の液位信号も低下して下限値
を切ることになり、これに続いて流量計FL−2の流量
計量信号も低下して下限値を切ることになる。
【0032】このような異常発生時には、アラームパタ
ーンは(1)流量計FL−1低下、(2)液位計FH−
1低下、(3)流量計FL−2低下の順序でアラーム信
号が発生するが、特に液位については流量計FL−1の
低下によって自ずと生ずる現象で、特にタンク内の液位
レベルを一定に維持する制御が必要なラインではないよ
うな場合、(2)と(3)のアラーム信号についてはサ
プレスすることができる。
【0033】そこでこの場合、ファーストアラーム信号
として(1)の流量計FL−1低下のアラーム信号が発
生した時には、アラーム処理部6はそれに続く(2)、
(3)のアラーム信号に対してアラームサプレスし、最
初の流量計FL−1の流量低下アラームのみを発生させ
てアラーム表示部5に表示し、またブザーを鳴動させる
ようにするのである。
【0034】これによって、この(1)の流量計FL−
1の低下アラームに引き続いて発せられる(2)液位計
FH−1の低下アラーム信号、(3)流量計FL−2の
低下アラーム信号に対してアラーム動作しなくて、不必
要なアラームが何度も鳴るのを防ぐことができるように
なるのである。
【0035】なお、ファーストアラームが共通のアラー
ムパターンが複数個あるような場合、アラームサプレス
設定ではアラームパターンごとに設定されているため
に、一方ではサプレス設定されているアラーム信号に対
して他方ではサプレス設定されていない場合が起こり得
るが、このような場合、アラーム設定処理部11ではア
ラーム処理の安全側をとり、最初から何番目かまでが共
通し、それらの共通するアラーム信号についていずれか
のアラームパターンにおいてサプレス設定がなされてい
ない場合にはアラーム発生させることにし、いずれのア
ラームパターンでもサプレス設定されている場合にだけ
アラームサプレスを行う論理とする。
【0036】例えば、アラームパターンとして、 ( i)a,b,c,d,e ( ii)a,b,d,e,c ( iii)a,b,e,c,d の3つが登録されていて、(i),(ii)では第3番目
以降のアラーム信号についてサプレス設定され、( ii
i)では第4番目以降がサプレス設定(第3番目のアラ
ーム信号eは不設定)となっているとする。
【0037】この場合、アラーム処理部6ではファース
トアラーム信号aをキーにしてアラームサプレス設定を
検索して、第2番目と第3番目のアラーム信号に対して
もアラーム発生させ、アラームサプレスが共通に設定さ
れている第4番目以降のアラーム信号に対してはアラー
ムサプレスを行うのである。
【0038】なお、アラーム設定処理部11はアラーム
パターンの判定を第何番目のアラーム信号まで用いて行
うかを任意に設定できるようにすれば、さらにきめ細か
なアラームサプレスの設定が行えるようになる。
【0039】例えば、上の(i)〜( iii)の例で、第
3番目のアラーム信号までの入力によってアラームパタ
ーンを判定する設定にすれば、(i),(ii)について
は第3番目のアラーム信号c,dそれぞれが入力された
ところでアラームパターンを判定すると共に第3番目の
アラーム信号からサプレス処理を行ってアラームを発生
させず、( iii)については第3番目のアラーム信号e
が入力された時にアラームパターンを判定すると共にこ
の第3番目のアラーム信号eについてはアラームを発生
させ、第4番目以降のアラーム信号についてアラームサ
プレスを行えるのである。
【0040】また上記の実施の形態ではアラームパター
ン処理部7によってアラームパターンを識別してそのア
ラームパターンとその発生回数をアラームパターン記憶
部8に記憶するようにしたが、これに加えて、アラーム
パターンの発生年月日時刻の情報もアラームパターン記
憶部8に記憶させ、アラームパターン記憶表示部9では
そのアラームパターンと発生回数、発生年月日時刻情報
も表示させ、さらにアラームサプレス設定部10ではア
ラームパターンごとのアラーム信号のサプレス設定と共
にサプレス動作を働かせる時刻設定も行えるようにする
ことができる。
【0041】例えば、プラント設備では工場稼働日には
毎朝8時に大容量の空調設備や発電設備、回転機などが
一斉に投入されて電源電圧が一時的に低下するといった
事態が起こるが、このような場合、電源電圧低下に起因
して毎朝、一連のアラーム信号が発生しているような場
合、電源電圧が回復すれば正常に戻るものであるから多
数のアラームを発生させるのは無駄なことである。
【0042】そしてこのような周期的に、ある定時刻に
発生するようなアラームパターンについてはファースト
アラームと時刻とをキーにしてその後に発生するアラー
ム信号についてはすべてサプレスさせてもほとんどの場
合、問題が起こらない。
【0043】そこで、技術者がアラームパターン記憶表
示部9の表示を見て、このようなアラームパターンを見
出せば、アラームサプレス設定部10によってアラーム
パターンと共に時刻指定を行うことにより、定時刻に発
生するアラームパターンについてはファーストアラーム
と時刻とをキーにして以後に発生するアラーム信号につ
いてはアラームサプレス設定することで、無駄なアラー
ム発生を防ぐことができるようになる。
【0044】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
外部から入力される一連のアラーム信号に対してパター
ン処理手段がパターン分けしてアラームパターン記憶手
段に記憶させ、必要に応じてアラームパターン記憶手段
に記憶されている種々のアラームパターンを呼出してア
ラームパターン表示手段に表示できるようにしたので、
技術者にとって監視対象プラントにどのようなパターン
でアラームが発生しているかを容易に把握することがで
きる。
【0045】請求項2の発明によれば、アラームパター
ン表示手段によってアラームパターン記憶手段が記憶し
ている種々のアラームパターンを表示させる時にそれら
と共に発生回数をも表示させるようにしたので、技術者
にとって各種のアラームパターンの発生頻度をも把握す
ることができ、監視対象プラントの特性をより詳しく把
握することができる。
【0046】請求項3の発明によれば、アラームパター
ン表示手段によってアラームパターン記憶手段が記憶し
ている種々のアラームパターンを表示させる時にそれら
と共に発生年月日時刻をも表示させるようにしたので、
技術者にとって各種のアラームパターンの発生サイクル
や発生タイミング、例えば、毎朝大きな電流容量の回転
機あるいは空調機などが投入される時刻にこのアラーム
パターンの異常が発生するといったことを把握すること
ができ、監視対象プラントの特性をより詳しく把握する
ことができる。
【0047】請求項4の発明によれば、アラームパター
ン記憶手段が記憶している各種のアラームパターンを呼
出してアラームパターン表示手段に表示させ、技術者が
それらのアラームパターンを見て不要なアラームがある
場合にアラームサプレス設定手段によってそのアラーム
信号に対してアラームサプレスを設定することができる
ようにしたので、外部から入力される一連のアラーム信
号をパターン認識し、登録されているあるアラームパタ
ーンに該当する場合、そのアラームパターンにアラーム
サプレスが設定されているアラーム信号があれば該当す
るアラーム信号に対してアラームサプレスし、一連のア
ラーム信号の入力に対して不要なアラームが発生しない
ようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態の機能構成を示すブ
ロック図。
【図2】上記の実施の形態におけるアラームパターン処
理部の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 アラーム管理装置 2 プラント監視制御装置 3 プロセス 4 入出力部 5 アラーム表示部 6 アラーム処理部 7 アラームパターン処理部 8 アラームパターン記憶部 9 アラームパターン記憶表示部 10 アラームサプレス設定部 11 アラーム設定処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力される各種機器それぞれの
    アラーム信号を受信するアラーム信号入力処理手段と、 前記アラーム信号入力処理手段が受信する一連のアラー
    ム信号をパターン分けするパターン処理手段と、 前記パターン処理手段がパターン分けしたアラームパタ
    ーンを記憶するアラームパターン記憶手段と、 前記アラームパターン記憶手段が記憶しているアラーム
    パターンを呼出して表示するアラームパターン表示手段
    とを備えて成るアラーム管理装置。
  2. 【請求項2】 前記アラームパターン記憶手段が、前記
    アラームパターンと共にその発生回数を記憶することを
    特徴とする請求項1記載のアラーム管理装置。
  3. 【請求項3】 前記アラームパターン記憶手段が、前記
    アラームパターンと共にその発生日付及び時刻を記憶す
    る請求項1又は2記載のアラーム管理装置。
  4. 【請求項4】 前記アラームパターン記憶手段が記憶し
    ている各種アラームパターンに対して、それらに含まれ
    るいくつかのアラーム信号に対してアラームサプレスを
    設定するアラームサプレス設定手段と、 前記アラームサプレス設定手段がアラームサプレスを設
    定した各種アラームパターンについて、それらのアラー
    ムパターンとアラームサプレス設定されたアラーム信号
    とを登録するアラーム設定手段と、 前記アラーム信号入力処理手段が受信した各種機器それ
    ぞれのアラーム信号を前記アラーム設定手段に登録され
    ている各種アラームパターンと比較し、一致するアラー
    ムパターンがあればそのアラームパターンについてアラ
    ームサプレス設定されたアラーム信号についてアラーム
    サプレスするアラーム処理手段とを備えて成る請求項1
    〜3のいずれかに記載のアラーム管理装置。
JP17950396A 1996-07-09 1996-07-09 アラーム管理装置 Pending JPH1027290A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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