JPH1078841A - 文字入力装置 - Google Patents
文字入力装置Info
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- JPH1078841A JPH1078841A JP23178296A JP23178296A JPH1078841A JP H1078841 A JPH1078841 A JP H1078841A JP 23178296 A JP23178296 A JP 23178296A JP 23178296 A JP23178296 A JP 23178296A JP H1078841 A JPH1078841 A JP H1078841A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手書き動作による文字入力動作により文字入
力するための文字入力装置を提供する。 【解決手段】 突出部11aによる筆記動作を検出し
(S2、S3)、その検出した信号に基づいて前記筆記
動作を画像データとして認識し(S5)、その画像デー
タを、予め定められた基準文字データと比較照合するこ
とにより文字認識を行う(S7)。そして、ケーシング
11を振る等の動作により、次候補等の候補選択が指示
されると(S10・YES)、その認識された文字候補
の中から、選択候補を次候補に移すなどの候補選択処理
をし(S11)、グリップを強く握る等の動作により確
定が指示されると(S9・YES)、確定処理をする
(S12)。
力するための文字入力装置を提供する。 【解決手段】 突出部11aによる筆記動作を検出し
(S2、S3)、その検出した信号に基づいて前記筆記
動作を画像データとして認識し(S5)、その画像デー
タを、予め定められた基準文字データと比較照合するこ
とにより文字認識を行う(S7)。そして、ケーシング
11を振る等の動作により、次候補等の候補選択が指示
されると(S10・YES)、その認識された文字候補
の中から、選択候補を次候補に移すなどの候補選択処理
をし(S11)、グリップを強く握る等の動作により確
定が指示されると(S9・YES)、確定処理をする
(S12)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手書き動作による
文字入力動作により文字を認識し、その認識した文字を
コンピュータ等に入力するための文字入力装置に関する
ものである。
文字入力動作により文字を認識し、その認識した文字を
コンピュータ等に入力するための文字入力装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の文字入力装置として、例
えば、実開昭62−81259号公報に示されるよう
に、「読みがな」と「漢字」とを対応して記憶する記憶
部を備え、ペン型の入力装置によって文字認識された内
容に応じてこの記憶部から「漢字」あるいは「読みが
な」を読み出して表示部に表示し、「読みがな」の「漢
字」への変換、または「漢字」の「読みがな」への文字
の変換ができるものが提案されている。この装置では、
文字の選択候補を次候補に移すなどの候補選択の指示
と、候補確定はキー入力によって行われていた。
えば、実開昭62−81259号公報に示されるよう
に、「読みがな」と「漢字」とを対応して記憶する記憶
部を備え、ペン型の入力装置によって文字認識された内
容に応じてこの記憶部から「漢字」あるいは「読みが
な」を読み出して表示部に表示し、「読みがな」の「漢
字」への変換、または「漢字」の「読みがな」への文字
の変換ができるものが提案されている。この装置では、
文字の選択候補を次候補に移すなどの候補選択の指示
と、候補確定はキー入力によって行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の文字入力装置によれば、使用者が文字認識をさせる
ために文字の形をたどるときのペンの持ち方と、読みが
なから漢字への変換指示等をするキー入力のときのペン
の持ち方が、それぞれ異なることがあるため、操作がし
にくいという欠点があった。
来の文字入力装置によれば、使用者が文字認識をさせる
ために文字の形をたどるときのペンの持ち方と、読みが
なから漢字への変換指示等をするキー入力のときのペン
の持ち方が、それぞれ異なることがあるため、操作がし
にくいという欠点があった。
【0004】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、ケーシングを持ち変えることなく文
字入力動作から、候補選択及び確定操作へ容易に移行す
ることができる文字入力装置を提供することを目的とし
ている。
されたものであり、ケーシングを持ち変えることなく文
字入力動作から、候補選択及び確定操作へ容易に移行す
ることができる文字入力装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の文字入力装置は、使用者
によって扱われるケーシングの先端部に設けられたペン
先状の突出部と、その突出部による文字入力動作を検出
する入力動作検出手段と、その入力動作検出手段が検出
した信号に基づいて、前記突出部の動作を画像データと
して認識する画像データ認識手段と、その画像データ認
識手段が認識した画像データを入力して、予め定められ
た基準文字データと比較照合することにより文字認識す
る文字認識手段と、その文字認識手段により文字認識さ
れた文字の一若しくは複数の候補を表示する表示手段と
を備えたものを対象として、特に、使用者によって前記
ケーシングが扱われる第1の動作に基づいて、前記表示
手段により表示された前記候補の中から特定の候補を選
択する選択手段と、使用者によって前記ケーシングが扱
われる前記第1の動作とは異なる第2の動作に基づい
て、前記選択手段によって選択された候補を確定する候
補確定手段とを備えている。
に、本発明の請求項1に記載の文字入力装置は、使用者
によって扱われるケーシングの先端部に設けられたペン
先状の突出部と、その突出部による文字入力動作を検出
する入力動作検出手段と、その入力動作検出手段が検出
した信号に基づいて、前記突出部の動作を画像データと
して認識する画像データ認識手段と、その画像データ認
識手段が認識した画像データを入力して、予め定められ
た基準文字データと比較照合することにより文字認識す
る文字認識手段と、その文字認識手段により文字認識さ
れた文字の一若しくは複数の候補を表示する表示手段と
を備えたものを対象として、特に、使用者によって前記
ケーシングが扱われる第1の動作に基づいて、前記表示
手段により表示された前記候補の中から特定の候補を選
択する選択手段と、使用者によって前記ケーシングが扱
われる前記第1の動作とは異なる第2の動作に基づい
て、前記選択手段によって選択された候補を確定する候
補確定手段とを備えている。
【0006】従って、この文字入力装置によれば、使用
者がケーシングを持ち、その突出部を机上の紙等の上面
に当てがって、所望の文字を筆記すべく動作させる。す
ると、入力動作検出手段が、前記突出部の動作を検出
し、前記画像データ認識手段が、前記入力動作検出手段
からの信号を受けて、突出部の動作を画像データとして
認識し、文字認識手段が、前記画像データ認識手段から
の画像データを入力して、予め定められた基準文字デー
タと比較照合することにより文字認識を行い、表示手段
が、文字認識された文字の一若しくは複数の候補を表示
し、選択手段が、使用者によって前記ケーシングが扱わ
れる第1の動作に基づいて前記表示手段に表示された候
補の中から特定の候補を選択し、候補確定手段が、使用
者による第2の動作に基づいて、前記選択手段によって
選択された候補を確定する。
者がケーシングを持ち、その突出部を机上の紙等の上面
に当てがって、所望の文字を筆記すべく動作させる。す
ると、入力動作検出手段が、前記突出部の動作を検出
し、前記画像データ認識手段が、前記入力動作検出手段
からの信号を受けて、突出部の動作を画像データとして
認識し、文字認識手段が、前記画像データ認識手段から
の画像データを入力して、予め定められた基準文字デー
タと比較照合することにより文字認識を行い、表示手段
が、文字認識された文字の一若しくは複数の候補を表示
し、選択手段が、使用者によって前記ケーシングが扱わ
れる第1の動作に基づいて前記表示手段に表示された候
補の中から特定の候補を選択し、候補確定手段が、使用
者による第2の動作に基づいて、前記選択手段によって
選択された候補を確定する。
【0007】また、請求項2に記載の文字入力装置は、
前記第1の動作が、前記ケーシングが使用者によって扱
われたときの前記突出部が移動する動作であり、前記選
択手段は、加速度検出手段により前記突出部の移動方向
及び移動量が検出された検出結果に基づいて、前記特定
の候補を選択するように構成している。
前記第1の動作が、前記ケーシングが使用者によって扱
われたときの前記突出部が移動する動作であり、前記選
択手段は、加速度検出手段により前記突出部の移動方向
及び移動量が検出された検出結果に基づいて、前記特定
の候補を選択するように構成している。
【0008】従って、前記特定の候補の選択をする際に
は、前記ケーシングを右または左に振る等してそのケー
シングに移動動作を与えると、前記加速度検出手段が前
記突出部の移動方向及び移動量を検出し、その検出結果
に基づいて選択候補を次候補または前候補に移すなどの
候補選択処理を行うことができる。
は、前記ケーシングを右または左に振る等してそのケー
シングに移動動作を与えると、前記加速度検出手段が前
記突出部の移動方向及び移動量を検出し、その検出結果
に基づいて選択候補を次候補または前候補に移すなどの
候補選択処理を行うことができる。
【0009】また、請求項3に記載の文字入力装置は、
前記第2の動作が、使用者によって前記ケーシングの少
なくとも一部を押圧若しくは同部分に接触する動作であ
り、前記候補確定手段は、押圧/接触検出手段により前
記ケーシングの少なくとも一部の押圧若しくは接触が検
出された場合に、前記特定の候補を確定するように構成
している。従って、文字候補の確定をする際には、ケー
シングの例えばグリップ部分等を強く握って圧力を与え
る動作、あるいは同部分に接触する動作を与えると、こ
の動作を前記押圧/接触検出手段が検出し、前記特定の
候補を確定する。
前記第2の動作が、使用者によって前記ケーシングの少
なくとも一部を押圧若しくは同部分に接触する動作であ
り、前記候補確定手段は、押圧/接触検出手段により前
記ケーシングの少なくとも一部の押圧若しくは接触が検
出された場合に、前記特定の候補を確定するように構成
している。従って、文字候補の確定をする際には、ケー
シングの例えばグリップ部分等を強く握って圧力を与え
る動作、あるいは同部分に接触する動作を与えると、こ
の動作を前記押圧/接触検出手段が検出し、前記特定の
候補を確定する。
【0010】また、請求項4に記載の文字入力装置は、
前記第2の動作が、前記ケーシングが使用者によって扱
われたときの前記第1の動作とは異なる方向への移動動
作であり、前記候補確定手段は、前記ケーシングに対し
て前記移動動作の方向に変異可能に支持された変位体
と、前記変位体の変位動作を検出して前記候補確定手段
を稼働させるための信号を出力する信号出力手段とによ
って構成している。従って、文字候補の確定をする際に
は、前記ケーシングを強く振る等してそのケーシングに
動作を与えることにより、前記信号出力手段が前記変位
体の変位動作を検出して、前記候補確定手段を稼働させ
るための信号を出力する。これに基づいて前記特定の候
補を確定することができる。
前記第2の動作が、前記ケーシングが使用者によって扱
われたときの前記第1の動作とは異なる方向への移動動
作であり、前記候補確定手段は、前記ケーシングに対し
て前記移動動作の方向に変異可能に支持された変位体
と、前記変位体の変位動作を検出して前記候補確定手段
を稼働させるための信号を出力する信号出力手段とによ
って構成している。従って、文字候補の確定をする際に
は、前記ケーシングを強く振る等してそのケーシングに
動作を与えることにより、前記信号出力手段が前記変位
体の変位動作を検出して、前記候補確定手段を稼働させ
るための信号を出力する。これに基づいて前記特定の候
補を確定することができる。
【0011】また、請求項5に記載の文字入力装置は、
前記変位体を常には前記信号出力手段から離間した位置
に配置させるばね手段を備えている。従って、前記ケー
シングを強く振る等の特別な動作をケーシングに与えな
い限り、前記信号出力手段が前記変位体の変位動作を検
出することがないので、通常の文字入力時等に誤動作を
生じることがない。
前記変位体を常には前記信号出力手段から離間した位置
に配置させるばね手段を備えている。従って、前記ケー
シングを強く振る等の特別な動作をケーシングに与えな
い限り、前記信号出力手段が前記変位体の変位動作を検
出することがないので、通常の文字入力時等に誤動作を
生じることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の文字入力装置を
具体化した実施の形態を図面を参照して説明する。
具体化した実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】まず、図1を参照してペン型の文字入力装
置10の全体の構成を説明する。
置10の全体の構成を説明する。
【0014】ペン形状のケーシング11の先端部には、
ペン先形状に形成された突出部11aと、その突出部1
1aとケーシング11の内部で接する筆圧センサー15
とが配置されている。
ペン先形状に形成された突出部11aと、その突出部1
1aとケーシング11の内部で接する筆圧センサー15
とが配置されている。
【0015】前記筆圧センサー15は、前記突出部先1
1aによって文字等が書かれているときと、その他の状
態とを区別するためのものであり、前記突出部11a
が、書かれる面に押しあてられている間は反応して画像
データを入力し、書かれる面から離間している間はその
他の状態として認識される。
1aによって文字等が書かれているときと、その他の状
態とを区別するためのものであり、前記突出部11a
が、書かれる面に押しあてられている間は反応して画像
データを入力し、書かれる面から離間している間はその
他の状態として認識される。
【0016】また、前記ケーシング11の先端部にある
突出部11aの近傍に、X方向の加速度を検出するX方
向加速度センサー12aと、Y方向の加速度を検出する
Y方向加速度センサー12bとからなる加速度検出手段
12が配置され、前記突出部11aの移動方向及び移動
量を検出する。
突出部11aの近傍に、X方向の加速度を検出するX方
向加速度センサー12aと、Y方向の加速度を検出する
Y方向加速度センサー12bとからなる加速度検出手段
12が配置され、前記突出部11aの移動方向及び移動
量を検出する。
【0017】この加速度検出手段12は、前記突出部が
文字を書いているときは、その筆記動作の移動を検出
し、書き終わって後述の文字認識をした後は、その文字
認識によって得られた文字の候補について、選択候補を
次候補・前候補に移すなどの候補選択をする指示として
の、突出部11aまたはケーシング11の移動を検出す
る。
文字を書いているときは、その筆記動作の移動を検出
し、書き終わって後述の文字認識をした後は、その文字
認識によって得られた文字の候補について、選択候補を
次候補・前候補に移すなどの候補選択をする指示として
の、突出部11aまたはケーシング11の移動を検出す
る。
【0018】さらに、回転補正のための角速度を検出す
る圧電振動ジャイロ13が内蔵されている。
る圧電振動ジャイロ13が内蔵されている。
【0019】この加速度検出手段12及び圧電振動ジャ
イロ13、筆圧センサー15によって、突出部11aの
動作を検出する入力動作検出手段が構成される。
イロ13、筆圧センサー15によって、突出部11aの
動作を検出する入力動作検出手段が構成される。
【0020】グリップ17は、使用者が入力動作を行う
場合に手で握る部分であり、内部には感圧センサーが組
み込まれて構成されている。文字認識をした文字候補の
中から、使用者により選択候補を次候補に移すなどして
文字が選択され、さらに使用者によりグリップ17が強
く握られると、その圧力を検出して、文字を確定するも
のである。即ち、文字入力装置として一般に用いられる
キーボードにおける確定キーと同様の役割を果たすもの
である。
場合に手で握る部分であり、内部には感圧センサーが組
み込まれて構成されている。文字認識をした文字候補の
中から、使用者により選択候補を次候補に移すなどして
文字が選択され、さらに使用者によりグリップ17が強
く握られると、その圧力を検出して、文字を確定するも
のである。即ち、文字入力装置として一般に用いられる
キーボードにおける確定キーと同様の役割を果たすもの
である。
【0021】尚、グリップ17は、本発明の押圧/接触
検出手段を構成するものである。
検出手段を構成するものである。
【0022】そして、後述するが、前記筆圧センサー1
5、加速度センサー12a、12b、圧電振動ジャイロ
13、グリップ17の出力に応じて必要な信号処理を、
制御部14によって行う。
5、加速度センサー12a、12b、圧電振動ジャイロ
13、グリップ17の出力に応じて必要な信号処理を、
制御部14によって行う。
【0023】表示窓16は、制御部14に接続されてお
り、後記文字認識手段によって文字認識された文字など
を表示させる。
り、後記文字認識手段によって文字認識された文字など
を表示させる。
【0024】次に、加速度検出手段12及び圧電振動ジ
ャイロ13から発生する信号を制御部14によって処理
する構成及び作用について図2を参照して説明する。
ャイロ13から発生する信号を制御部14によって処理
する構成及び作用について図2を参照して説明する。
【0025】大まかな流れとしては、先ず、突出部の動
作を画像データとして認識し、次に、その画像データの
文字列を文字認識し、その文字認識された候補を表示
し、第1の指示に従い、選択候補を次候補または前候補
に移すなどの候補選択をする。そして、第2の指示に従
い、文字を確定する。
作を画像データとして認識し、次に、その画像データの
文字列を文字認識し、その文字認識された候補を表示
し、第1の指示に従い、選択候補を次候補または前候補
に移すなどの候補選択をする。そして、第2の指示に従
い、文字を確定する。
【0026】まず、電気的抵抗値の変化である前記加速
度検出手段12の出力が、制御部14の加速度検出部1
4Aに送られて加速度信号に変換される。その加速度検
出部14Aの出力は、加速度信号を速度信号に変換する
積分部14Bに送られ、突出部11aの移動量を検出す
る。
度検出手段12の出力が、制御部14の加速度検出部1
4Aに送られて加速度信号に変換される。その加速度検
出部14Aの出力は、加速度信号を速度信号に変換する
積分部14Bに送られ、突出部11aの移動量を検出す
る。
【0027】さらに、前記加速度検出部14Aから出力
された加速度信号は、XY各々の移動方向を判別する方
向判別部14Eにも入力され、突出部11aの移動方向
を検出する。
された加速度信号は、XY各々の移動方向を判別する方
向判別部14Eにも入力され、突出部11aの移動方向
を検出する。
【0028】一方、圧電振動ジャイロ13の出力が、角
加速度を検出する角加速度検出部14Cに送られ、その
角加速度検出部14Cの出力が、角加速度を角速度成分
に変換する別の積分部14Dに送られる。この角加速度
検出部14C及び積分部14Dによって、突出部11a
の回転による影響を補正するデータが算出されるように
なっている。
加速度を検出する角加速度検出部14Cに送られ、その
角加速度検出部14Cの出力が、角加速度を角速度成分
に変換する別の積分部14Dに送られる。この角加速度
検出部14C及び積分部14Dによって、突出部11a
の回転による影響を補正するデータが算出されるように
なっている。
【0029】前記移動量を検出する積分部14Bと、移
動方向を検出する方向判別部14Eの出力は、補正部1
4Fに送られ、前記積分部14Dの出力により、回転に
よる影響が補正される。
動方向を検出する方向判別部14Eの出力は、補正部1
4Fに送られ、前記積分部14Dの出力により、回転に
よる影響が補正される。
【0030】そして、補正部14Fで補正された移動量
及び移動方向の信号は、画像データ抽出部14Gに入力
され、座標値を算出し、入力された文字等の画像のデー
タを抽出する。
及び移動方向の信号は、画像データ抽出部14Gに入力
され、座標値を算出し、入力された文字等の画像のデー
タを抽出する。
【0031】加速度検出部14Aから画像データ抽出部
14Gに至る各処理部によって画像データ認識手段が構
成され、突出部の動作を画像データとして認識するもの
である。
14Gに至る各処理部によって画像データ認識手段が構
成され、突出部の動作を画像データとして認識するもの
である。
【0032】次に、この画像データ抽出部14Gの出力
である画像データは、文字認識手段であるストローク認
識部14Hを経て文字特徴認識部14Jに入力される。
である画像データは、文字認識手段であるストローク認
識部14Hを経て文字特徴認識部14Jに入力される。
【0033】以下に説明する文字認識方法については、
例えば、特公平7−11820号公報等に記述されるよ
うに周知のものである。
例えば、特公平7−11820号公報等に記述されるよ
うに周知のものである。
【0034】ストローク認識部14Hは、画像データ抽
出部14Gからの出力である画像データが持つストロー
ク情報と、ストローク番号辞書14Iに格納されている
ストロークデータとを比較照合し、ストローク番号を決
定することによりストローク認識をする。
出部14Gからの出力である画像データが持つストロー
ク情報と、ストローク番号辞書14Iに格納されている
ストロークデータとを比較照合し、ストローク番号を決
定することによりストローク認識をする。
【0035】そのストローク認識の結果を、文字特徴認
識部14Jにて、文字特徴辞書14Kに格納されている
データと比較照合し文字決定を行う。
識部14Jにて、文字特徴辞書14Kに格納されている
データと比較照合し文字決定を行う。
【0036】そして、文字特徴認識部14Jが決定した
文字候補は、表示部14Lへ送られ、表示窓16に表示
される。
文字候補は、表示部14Lへ送られ、表示窓16に表示
される。
【0037】その表示された文字候補の中から、使用者
が文字を選択・確定する。
が文字を選択・確定する。
【0038】使用者の第1の動作、例えば、ケーシング
11を右または左に振る動作を加速度検出手段12が検
出すれば、電気的抵抗値の変化である前記加速度検出手
段12の出力が、制御部14の加速度検出部14Nに送
られて加速度信号に変換される。
11を右または左に振る動作を加速度検出手段12が検
出すれば、電気的抵抗値の変化である前記加速度検出手
段12の出力が、制御部14の加速度検出部14Nに送
られて加速度信号に変換される。
【0039】その加速度検出部14Nの出力は、候補選
択部14Mに送られて、文字の選択候補を次候補または
前候補に移すなどの候補選択処理が行われる。
択部14Mに送られて、文字の選択候補を次候補または
前候補に移すなどの候補選択処理が行われる。
【0040】使用者の第2の動作、例えば、グリップ1
7を強く握る動作を、確定動作検出部14Oが検出する
と、その信号が確定処理部14Pに送られ、選択された
候補を確定処理し、表示窓16に表示する。
7を強く握る動作を、確定動作検出部14Oが検出する
と、その信号が確定処理部14Pに送られ、選択された
候補を確定処理し、表示窓16に表示する。
【0041】以上が制御部14の信号処理である。
【0042】尚、前記加速度検出手段12、加速度検出
部14N、及び候補選択部14Mは、本発明の選択手段
を、グリップ17、確定動作検出部14O、及び確定処
理部14Pは候補確定手段をそれぞれ構成するものであ
る。
部14N、及び候補選択部14Mは、本発明の選択手段
を、グリップ17、確定動作検出部14O、及び確定処
理部14Pは候補確定手段をそれぞれ構成するものであ
る。
【0043】次に、このように構成された文字入力装置
の動作を図3のフローチャートを参照して説明する。
の動作を図3のフローチャートを参照して説明する。
【0044】まず、使用者が、記述したい内容を、通常
の紙に文字を記入する場合と同様に、ケーシング11の
先端部にある突出部11aを用いて、筆記動作する(ス
テップ1、以降S1と略記)。
の紙に文字を記入する場合と同様に、ケーシング11の
先端部にある突出部11aを用いて、筆記動作する(ス
テップ1、以降S1と略記)。
【0045】次に、この突出部11aの筆記動作による
移動量・移動方向の検出を行う(S2)。
移動量・移動方向の検出を行う(S2)。
【0046】突出部11aの動作(即ち突出部11aの
移動量及び移動方向)が、X方向加速度センサー12
a、Y方向加速度センサー12bからなる、加速度検出
手段12によって検出され、制御部14に取り込まれ、
処理される。
移動量及び移動方向)が、X方向加速度センサー12
a、Y方向加速度センサー12bからなる、加速度検出
手段12によって検出され、制御部14に取り込まれ、
処理される。
【0047】そして、前述したように、加速度検出手段
12の出力は、制御部14の加速度検出部14Aに送ら
れ、加速度信号に変換され、さらに、積分部14Bに入
力されて、加速度信号は速度信号に変換され、突出部1
1aの移動量を測定する。
12の出力は、制御部14の加速度検出部14Aに送ら
れ、加速度信号に変換され、さらに、積分部14Bに入
力されて、加速度信号は速度信号に変換され、突出部1
1aの移動量を測定する。
【0048】それと共に、その加速度検出手段12の出
力は、方向判別部14Eにも送られ、XY各々の移動方
向を判別し、突出部11aの移動方向を測定する。
力は、方向判別部14Eにも送られ、XY各々の移動方
向を判別し、突出部11aの移動方向を測定する。
【0049】一方、圧電振動ジャイロ13が、突出部1
1aの回転を検出し、その出力が、制御部14の角加速
度検出部14Cに送られ、角加速度信号に変換され、さ
らに積分部14Dに送られて、突出部11aの回転によ
る影響を補正するデータが算出される(S3)。
1aの回転を検出し、その出力が、制御部14の角加速
度検出部14Cに送られ、角加速度信号に変換され、さ
らに積分部14Dに送られて、突出部11aの回転によ
る影響を補正するデータが算出される(S3)。
【0050】加速度検出手段12によって取り込んだ図
形データが持つ回転誤差を、補正部14Fにおいて回転
補正することにより(S4)、正しい移動量及び移動方
向が測定されて、画像データ抽出部14Gにて、筆記さ
れた文字の画像データが抽出される(S5)。
形データが持つ回転誤差を、補正部14Fにおいて回転
補正することにより(S4)、正しい移動量及び移動方
向が測定されて、画像データ抽出部14Gにて、筆記さ
れた文字の画像データが抽出される(S5)。
【0051】その後、その画像データが、ストローク認
識及び文字特徴認識によって文字認識される。
識及び文字特徴認識によって文字認識される。
【0052】まず、前述したように、ストローク認識部
14Hにて、画像データ抽出部14Gからの出力である
画像データが持つストローク情報と、ストローク番号辞
書14Iに格納されているストロークデータとを比較照
合し、ストローク番号を決定することによりストローク
認識をする(S6)。
14Hにて、画像データ抽出部14Gからの出力である
画像データが持つストローク情報と、ストローク番号辞
書14Iに格納されているストロークデータとを比較照
合し、ストローク番号を決定することによりストローク
認識をする(S6)。
【0053】そのストローク認識の結果を、文字特徴認
識部14Jにて、文字特徴辞書14Kに格納されている
データと比較照合し、文字決定を行う(S7)。
識部14Jにて、文字特徴辞書14Kに格納されている
データと比較照合し、文字決定を行う(S7)。
【0054】ここで決定された文字候補を、表示窓16
に表示する(S8)。例えば、文字「天」が入力された
場合には、文字候補は「木、末、天、未」のように表示
される(図10参照)。
に表示する(S8)。例えば、文字「天」が入力された
場合には、文字候補は「木、末、天、未」のように表示
される(図10参照)。
【0055】この時、最初に表示された文字候補を、選
択されている(例えばカーソルが反転している)状態に
しておく。
択されている(例えばカーソルが反転している)状態に
しておく。
【0056】選択されている文字が、使用者の意図する
文字であった場合、前述のように、使用者によりグリッ
プ17が強く握られると、その圧力を検出し(S9・Y
ES)、選択されている文字候補を確定し、確定文字を
表示窓16に表示する(S12)。
文字であった場合、前述のように、使用者によりグリッ
プ17が強く握られると、その圧力を検出し(S9・Y
ES)、選択されている文字候補を確定し、確定文字を
表示窓16に表示する(S12)。
【0057】また、最初に選択されている文字が意図す
る文字でない場合は(S9・NO)、選択候補を次候補
または前候補に移すなどの候補選択をする(S10・Y
ES)か、最初から文字を筆記するなどの、その他の処
理(S13)をする。
る文字でない場合は(S9・NO)、選択候補を次候補
または前候補に移すなどの候補選択をする(S10・Y
ES)か、最初から文字を筆記するなどの、その他の処
理(S13)をする。
【0058】選択候補を、次候補または前候補に移すな
どの候補選択をする場合、使用者が、ケーシング11を
右または左など或る方向に振れば、その動作がそれぞれ
次候補または前候補などの指示となり(S10・YE
S)、この指示は選択手段としての加速度検出手段12
が検出し、次候補または前候補などの候補選択処理をす
る(S11)。
どの候補選択をする場合、使用者が、ケーシング11を
右または左など或る方向に振れば、その動作がそれぞれ
次候補または前候補などの指示となり(S10・YE
S)、この指示は選択手段としての加速度検出手段12
が検出し、次候補または前候補などの候補選択処理をす
る(S11)。
【0059】尚、ケーシング11を振る際に、右に振る
と次候補、左に振ると前候補とすると、使い勝手がよ
い。
と次候補、左に振ると前候補とすると、使い勝手がよ
い。
【0060】使用者が意図する文字まで、次候補または
前候補への移動をして候補選択をし(S10・YES/
S11)、確定処理(S9・YES/S12)へ移る。
前候補への移動をして候補選択をし(S10・YES/
S11)、確定処理(S9・YES/S12)へ移る。
【0061】前記のように構成したペン入力装置では、
使用者は突出部11aを用いて、普通の紙に筆記するよ
うに動作させることで(紙の有無に拘らず)、筆記した
文字の画像データが認識されて取り込まれ、文字認識さ
れるが、その認識文字の候補の中から、選択候補を次候
補などに移し候補選択をする際、その候補選択の指示が
ケーシング11を振るだけでよいし、確定の指示もグリ
ップ17を強く握るだけでよいので、従来のように、ペ
ンを持ち変えてキー入力をしなくてもよくなり、操作が
し易く、作業効率も上がって、非常に便利である。
使用者は突出部11aを用いて、普通の紙に筆記するよ
うに動作させることで(紙の有無に拘らず)、筆記した
文字の画像データが認識されて取り込まれ、文字認識さ
れるが、その認識文字の候補の中から、選択候補を次候
補などに移し候補選択をする際、その候補選択の指示が
ケーシング11を振るだけでよいし、確定の指示もグリ
ップ17を強く握るだけでよいので、従来のように、ペ
ンを持ち変えてキー入力をしなくてもよくなり、操作が
し易く、作業効率も上がって、非常に便利である。
【0062】本発明は、前記実施の形態に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しないい範囲内で種々の変
更が可能である。
のではなく、その要旨を逸脱しないい範囲内で種々の変
更が可能である。
【0063】例えば、前記実施の形態においては、ケー
シング11の突出部11aは、ペン先形状を呈している
だけで、実際には筆記動作により用紙上に記入すること
ができないが、前記突出部11aに実際に記録が可能で
ある筆記具を設けるようにすることも可能である。この
ようにすれば、使用者は、自分の書いた文字の軌跡が残
るので書き易い。また、筆記した文字によって、記載さ
れた原稿を残すことができる。
シング11の突出部11aは、ペン先形状を呈している
だけで、実際には筆記動作により用紙上に記入すること
ができないが、前記突出部11aに実際に記録が可能で
ある筆記具を設けるようにすることも可能である。この
ようにすれば、使用者は、自分の書いた文字の軌跡が残
るので書き易い。また、筆記した文字によって、記載さ
れた原稿を残すことができる。
【0064】また、確定動作検出部14Oには、感圧セ
ンサーであるグリップ17を用いたが、図4に示すよう
に、万歩計のようなカウンターを用いて、突出部方向へ
ケーシングが振られたことを検出させて、それを確定指
示とするように構成することことも可能である。前記圧
電振動ジャイロ13と制御部14との間において前記ケ
ーシング11の内部には、一端部がケーシング内部に固
定されたコイル状の伸縮ばね19の他端部に連結された
おもり17と、そのおもり17に対向してケーシング内
面に固定されたスイッチ18とが設けられる。前記おも
り17は、常には前記伸縮ばね19によって前記スイッ
チ18から離間した位置に配置されており、使用者によ
ってケーシング11がその長手方向に強く移動乃至振ら
れたとき、所謂万歩計のカウンターのように、前記伸縮
ばね19の伸縮作用を伴って往復移動して、前記スイッ
チ18を押すことになる。前記スイッチ18が押されれ
ば、候補確定のための信号が前記制御部14に出力さ
れ、候補確定処理がなされる。
ンサーであるグリップ17を用いたが、図4に示すよう
に、万歩計のようなカウンターを用いて、突出部方向へ
ケーシングが振られたことを検出させて、それを確定指
示とするように構成することことも可能である。前記圧
電振動ジャイロ13と制御部14との間において前記ケ
ーシング11の内部には、一端部がケーシング内部に固
定されたコイル状の伸縮ばね19の他端部に連結された
おもり17と、そのおもり17に対向してケーシング内
面に固定されたスイッチ18とが設けられる。前記おも
り17は、常には前記伸縮ばね19によって前記スイッ
チ18から離間した位置に配置されており、使用者によ
ってケーシング11がその長手方向に強く移動乃至振ら
れたとき、所謂万歩計のカウンターのように、前記伸縮
ばね19の伸縮作用を伴って往復移動して、前記スイッ
チ18を押すことになる。前記スイッチ18が押されれ
ば、候補確定のための信号が前記制御部14に出力さ
れ、候補確定処理がなされる。
【0065】また、前記実施の形態ではグリップ17に
感圧センサーを用いたが、グリップ17の一部に指で接
触したことを検出する接触センサーを用いてもよい。
感圧センサーを用いたが、グリップ17の一部に指で接
触したことを検出する接触センサーを用いてもよい。
【0066】尚、おもり17は本発明の変位体を、スイ
ッチ18は信号出力手段を構成するものである。
ッチ18は信号出力手段を構成するものである。
【0067】さらに、前記実施の形態では、認識文字の
候補選択・確定を例に挙げたが、文字認識による文字確
定の後、かな漢字変換の候補選択・確定でも、日本語か
ら英語への翻訳の候補選択・確定でもよく、かな漢字混
じり文から音声への変換の候補選択・確定等も考えられ
る。
候補選択・確定を例に挙げたが、文字認識による文字確
定の後、かな漢字変換の候補選択・確定でも、日本語か
ら英語への翻訳の候補選択・確定でもよく、かな漢字混
じり文から音声への変換の候補選択・確定等も考えられ
る。
【0068】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の請求項1に記載の文字入力装置によれば、使用
者がケーシング先端の突出部を用いて筆記動作した文字
に対応する画像データを認識し、その認識された画像を
文字認識して得た、文字候補の選択候補を次候補または
前候補に移すなどの候補選択をする際、また確定する際
に、それぞれ、前記ケーシングを振る、グリップを強く
握る等の簡単な動作に基づいて、候補選択・確定の指示
をするように構成されているため、従来のように、キー
入力によって候補選択・確定の指示をしたり、ケーシン
グを握りかえる等の動作をしなくて済み、操作がし易
く、文字入力の作業効率を向上させることができる。
本発明の請求項1に記載の文字入力装置によれば、使用
者がケーシング先端の突出部を用いて筆記動作した文字
に対応する画像データを認識し、その認識された画像を
文字認識して得た、文字候補の選択候補を次候補または
前候補に移すなどの候補選択をする際、また確定する際
に、それぞれ、前記ケーシングを振る、グリップを強く
握る等の簡単な動作に基づいて、候補選択・確定の指示
をするように構成されているため、従来のように、キー
入力によって候補選択・確定の指示をしたり、ケーシン
グを握りかえる等の動作をしなくて済み、操作がし易
く、文字入力の作業効率を向上させることができる。
【0069】また、請求項2に記載の文字入力装置は、
前記第1の動作が、前記ケーシングが使用者によって扱
われたときの前記突出部が移動する動作であり、前記選
択手段は、加速度検出手段により前記突出部の移動方向
及び移動量が検出された検出結果に基づいて、前記特定
の候補を選択するように構成している。従って、前記特
定の候補の選択をする際には、前記ケーシングを握りか
える等の動作をすることなく、前記ケーシングを右また
は左に振る等してそのケーシングに移動動作を与えるだ
けで、容易に選択候補を次候補または前候補に移すなど
の候補選択処理を行うことができる。
前記第1の動作が、前記ケーシングが使用者によって扱
われたときの前記突出部が移動する動作であり、前記選
択手段は、加速度検出手段により前記突出部の移動方向
及び移動量が検出された検出結果に基づいて、前記特定
の候補を選択するように構成している。従って、前記特
定の候補の選択をする際には、前記ケーシングを握りか
える等の動作をすることなく、前記ケーシングを右また
は左に振る等してそのケーシングに移動動作を与えるだ
けで、容易に選択候補を次候補または前候補に移すなど
の候補選択処理を行うことができる。
【0070】また、請求項3に記載の文字入力装置は、
前記第2の動作が、使用者によって前記ケーシングの少
なくとも一部を押圧若しくは同部分に接触する動作であ
り、前記候補確定手段は、押圧/接触検出手段により前
記ケーシングの少なくとも一部の押圧若しくは接触が検
出された場合に、前記特定の候補を確定するように構成
している。従って、文字候補の確定をする際には、ケー
シングを握りかえる等の動作をすることなく、ケーシン
グの一部、例えばグリップ部分等を強く握って圧力を与
える動作、あるいは同部分に接触する動作を与えるだけ
で、容易に前記特定の候補を確定することができる。
前記第2の動作が、使用者によって前記ケーシングの少
なくとも一部を押圧若しくは同部分に接触する動作であ
り、前記候補確定手段は、押圧/接触検出手段により前
記ケーシングの少なくとも一部の押圧若しくは接触が検
出された場合に、前記特定の候補を確定するように構成
している。従って、文字候補の確定をする際には、ケー
シングを握りかえる等の動作をすることなく、ケーシン
グの一部、例えばグリップ部分等を強く握って圧力を与
える動作、あるいは同部分に接触する動作を与えるだけ
で、容易に前記特定の候補を確定することができる。
【0071】また、請求項4に記載の文字入力装置は、
前記第2の動作が、前記ケーシングが使用者によって扱
われたときの前記第1の動作とは異なる方向への移動動
作であり、前記候補確定手段は、前記ケーシングに対し
て前記移動動作の方向に変異可能に支持された変位体
と、前記変位体の変位動作を検出して前記候補確定手段
を稼働させるための信号を出力する信号出力手段とによ
って構成している。従って、文字候補の確定をする際に
は、前記ケーシングを握りかえる等の動作をすることな
く、前記ケーシングを強く振る等してそのケーシングに
動作を与えることにより、容易に候補確定のための信号
を出力することができる。
前記第2の動作が、前記ケーシングが使用者によって扱
われたときの前記第1の動作とは異なる方向への移動動
作であり、前記候補確定手段は、前記ケーシングに対し
て前記移動動作の方向に変異可能に支持された変位体
と、前記変位体の変位動作を検出して前記候補確定手段
を稼働させるための信号を出力する信号出力手段とによ
って構成している。従って、文字候補の確定をする際に
は、前記ケーシングを握りかえる等の動作をすることな
く、前記ケーシングを強く振る等してそのケーシングに
動作を与えることにより、容易に候補確定のための信号
を出力することができる。
【0072】また、請求項5に記載の文字入力装置は、
前記変位体を常には前記信号出力手段から離間した位置
に配置させるばね手段を備えている。従って、前記ケー
シングを強く振る等の特別な動作をケーシングに与えな
い限り、前記信号出力手段が前記変位体の変位動作を検
出することがないので、通常の文字入力時等に誤動作を
生じることがない。
前記変位体を常には前記信号出力手段から離間した位置
に配置させるばね手段を備えている。従って、前記ケー
シングを強く振る等の特別な動作をケーシングに与えな
い限り、前記信号出力手段が前記変位体の変位動作を検
出することがないので、通常の文字入力時等に誤動作を
生じることがない。
【図1】本実施の形態の文字入力装置の概略構成図であ
る。
る。
【図2】文字入力装置の制御部の信号処理のブロック図
である。
である。
【図3】文字入力装置の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図4】本発明の他の実施の形態の文字入力装置の概略
構成図である。
構成図である。
10 文字入力装置 11 ケーシング 11a 突出部 12 加速度検出手段 12a X方向加速度検出センサー 12b Y方向加速度検出センサー 13 圧電振動ジャイロ 14 制御部 15 筆圧センサー 16 表示窓 17 グリップ 18 おもり 19 スイッチ 20 伸縮ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小久保 雅俊 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号ブラザー工 業株式会社内 (72)発明者 片山 芳喜 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号ブラザー工 業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 使用者によって扱われるケーシングの先
端部に設けられたペン先状の突出部と、 その突出部による文字入力動作を検出する入力動作検出
手段と、 その入力動作検出手段が検出した信号に基づいて、前記
突出部の動作を画像データとして認識する画像データ認
識手段と、 その画像データ認識手段が認識した画像データを入力し
て、予め定められた基準文字データと比較照合すること
により文字認識する文字認識手段と、 その文字認識手段により文字認識された文字の一若しく
は複数の候補を表示する表示手段とを備えた文字入力装
置において、 使用者によって前記ケーシングが扱われる第1の動作に
基づいて、前記表示手段により表示された前記候補の中
から特定の候補を選択する選択手段と、 使用者によって前記ケーシングが扱われる前記第1の動
作とは異なる第2の動作に基づいて、前記選択手段によ
って選択された候補を確定する候補確定手段とを備えた
ことを特徴とする文字入力装置。 - 【請求項2】 前記第1の動作は、前記ケーシングが使
用者によって扱われたときの前記突出部が移動する動作
であり、 前記選択手段は、加速度検出手段により前記突出部の移
動方向及び移動量が検出された検出結果に基づいて、前
記特定の候補を選択するように構成したことを特徴とす
る請求項1に記載の文字入力装置。 - 【請求項3】 前記第2の動作は、使用者によって前記
ケーシングの少なくとも一部を押圧若しくは同部分に接
触する動作であり、 前記候補確定手段は、押圧/接触検出手段により前記ケ
ーシングの少なくとも一部の押圧若しくは接触が検出さ
れた場合に、前記特定の候補を確定するように構成した
ことを特徴とする請求項1若しくは2に記載の文字入力
装置。 - 【請求項4】 前記第2の動作は、前記ケーシングが使
用者によって扱われたときの前記第1の動作とは異なる
方向への移動動作であり、 前記候補確定手段は、前記ケーシングに対して前記移動
動作の方向に変異可能に支持された変位体と、前記変位
体の変位動作を検出して前記候補確定手段を稼働させる
ための信号を出力する信号出力手段とによって構成した
ことを特徴とする請求項1若しくは2に記載の文字入力
装置。 - 【請求項5】 前記変位体を常には前記信号出力手段か
ら離間した位置に配置させるばね手段を備えたことを特
徴とする請求項4に記載の文字入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23178296A JPH1078841A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 文字入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23178296A JPH1078841A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 文字入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1078841A true JPH1078841A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16928954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23178296A Pending JPH1078841A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 文字入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1078841A (ja) |
-
1996
- 1996-09-02 JP JP23178296A patent/JPH1078841A/ja active Pending
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