JPH10333815A - 画像認識装置 - Google Patents

画像認識装置

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Publication number
JPH10333815A
JPH10333815A JP14621097A JP14621097A JPH10333815A JP H10333815 A JPH10333815 A JP H10333815A JP 14621097 A JP14621097 A JP 14621097A JP 14621097 A JP14621097 A JP 14621097A JP H10333815 A JPH10333815 A JP H10333815A
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JP
Japan
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image
dimensional
casing
character
movement
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Pending
Application number
JP14621097A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoko Oike
陽子 大池
Naohisa Kinoshita
尚久 木下
Motoaki Yamanashi
素明 山梨
Masatoshi Kokubo
雅俊 小久保
Yoshiki Katayama
芳喜 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の空間においても、手書き画像認識を可
能とする画像認識装置を提供すること。 【解決手段】 任意の空間において、使用者等がケーシ
ング11の先端部11aを移動させた場合、画像認識装
置10は、その握る部分に固定された感圧センサー16
により、文字等の画像の構成部分を記述していることを
感知し(S2)、その感知している間のみ、ペン先11
aの3次元的な移動の軌跡を検出し(S3〜S6)、そ
の軌跡を2次元の画像データに変換する(S7〜S
8)。そして、その画像データを文字辞書14Jに格納
されている画像データと比較照合して候補となる画像を
表示手段15に表示する(S9〜S11)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、任意の空間におけ
る手書き動作によっても、画像を正確に認識し得る画像
認識装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、手書き動作による画像を認識する
装置として、例えば、使用者が備え付けのペン等を感圧
センサーのついたタブレットの平面上に押しつけて、所
望の画像を描くことにより認識させる画像認識装置があ
る。
【0003】この装置は、使用者等が、ペン等をタブレ
ットに押しつけた領域を画像として認識し、装置に備え
付けられた感圧センサーにより、押しつけられる領域と
押しつけられない領域とを容易に判別するものである。
【0004】これらの画像認識装置の中には、例えば、
特開平5−11921号公報に開示されているように、
検出した線情報の入力を取捨選択するための切替スイッ
チを備えたものがある。さらに、特開平8−32873
8号公報に開示されているように、データ入力を指定す
るためのスイッチを押している間、XY方向(2次元)
の筆跡データの入力を行うようにした画像認識装置もあ
る。
【0005】また、前記従来の装置により画像を認識す
る場合の認識方法として、以下の方法が知られている。
すなわち、使用者が装置のタブレット上でペン等を移動
させ、その移動方向を直接情報として用いることによっ
て、画像を認識する方法である。この認識方法は、画像
パターンを方向の成分で表した移動方向データ(以下、
方向コードという。)の列(以下、ストロークコードと
いう。)で表し、そのストロークコードを、予め記憶部
等に記憶されている画像のストロークコードと比較し
て、描かれた画像を認識するものである。ここで、方向
コードとは、例えば、360度を8分割するとすれば、
図7に示すような0,1,2,3,4,5,6,7の8
方向の識別コードをいい、360度を16分割するとす
れば、16方向の識別コードをいう。すなわち、ストロ
ークコードは、認識する画像が例えば、「安」という文
字であるとすると、図7の方向コードを用いれば、「6
6055750」となり、認識する画像が例えば、
「宇」という文字であるとすると、「6605006
3」となる。これらストロークコードは、これら文字の
筆順を考慮すれば容易に理解することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近、
手書き動作をタブレット上ではなく、任意の場所、延い
ては、任意の空間において行う試みがなされている。
【0007】この場合、使用者等は、従来の画像認識装
置に備え付けられたタブレットの平面上をペン等で押し
つけることがないため、装置は、押しつけられる領域と
押しつけなられない領域とを判別することができず、そ
の結果として、使用者の希望する画像が十分に認識され
なかった。
【0008】一方、前記特開平8−328738号公報
に開示された装置によっては、XY方向(2次元)の筆
跡データを入力することは可能であるが、3次元の筆跡
データを入力することはできなかった。
【0009】本発明は、前述した問題点を解決するため
になされたものであり、任意の空間においても、手書き
画像認識を可能とする画像認識装置を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の画像認識装置は、ケーシ
ング先端部の移動を3次元の軌跡として認識する3次元
移動認識手段と、その3次元移動認識手段により認識さ
れた3次元の軌跡を2次元の画像データに変換する変換
手段と、文字・記号等の画像を予め2次元の画像データ
として記憶する記憶手段と、前記変換手段により変換さ
れた2次元の画像データと、前記記憶手段に記憶された
2次元の画像データとを比較して、前記画像を認識する
画像認識手段とを備えたものを対象として、特に、前記
ケーシング先端部の移動による3次元の軌跡の任意の部
分を、文字・記号等の画像構成部分として選択若しくは
非選択する指示を行うための指示手段を備えている。
【0011】従って、指示手段はケーシング先端部の移
動による3次元の軌跡の任意の部分を、文字・記号等の
画像構成部分として選択若しくは非選択する指示を行
い、3次元移動認識手段は前記指示手段により選択指示
された3次元の軌跡部分を認識し、変換手段は前記3次
元移動認識手段により認識された3次元の軌跡を2次元
の画像データに変換し、画像認識手段は前記変換手段に
より変換された2次元の画像データと、記憶手段に記憶
された2次元の画像データとを比較して画像を認識す
る。
【0012】また、請求項2に記載の画像認識装置は、
前記指示手段が、スイッチにより構成され、前記ケーシ
ング先端部の移動動作中に前記スイッチをオン若しくは
オフすることにより、文字・記号等の画像構成部分とし
て選択若しくは非選択する指示を行うように構成されて
いる。
【0013】従って、ケーシング先端部の移動動作中に
スイッチをオン若しくはオフすることにより、ケーシン
グ先端部の移動による3次元の軌跡の任意の部分を、文
字・記号等の画像構成部分として、選択若しくは非選択
する指示を行うことができる。
【0014】また、請求項3に記載の画像認識装置は、
前記スイッチが、前記ケーシングの把持部分に設けられ
ている。従って、ケーシングの把持部分を握った状態
で、スイッチをオン若しくはオフすることにより、ケー
シング先端部の移動による3次元の軌跡の任意の部分
を、文字・記号等の画像構成部分として選択若しくは非
選択する指示を行うことができる。
【0015】また、請求項4に記載の画像認識装置は、
前記指示手段が、感圧センサーにより構成され、前記ケ
ーシング先端部の移動動作中に前記感圧センサーへの圧
力を変化させることにより、文字・記号等の画像構成部
分として選択若しくは非選択する指示を行うように構成
されている。
【0016】従って、ケーシング先端部の移動動作中に
感圧センサーへの圧力を変化させることにより、ケーシ
ング先端部の移動による3次元の軌跡の任意の部分を、
文字・記号等の画像構成部分として選択若しくは非選択
する指示を行うことができる。
【0017】また、請求項5に記載の画像認識装置は、
前記感圧センサーが、前記ケーシングの把持部分に設け
られている。
【0018】従って、ケーシングの把持部分を握る力の
変化を感圧センサーが感知することにより、ケーシング
先端部の移動による3次元の軌跡の任意の部分を、文字
・記号等の画像構成部分として選択若しくは非選択する
指示を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態について図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本実施の形態の画像認識装置10
の概略構成図である。図1において、画像認識装置10
の外形は、ケーシング11によりペン形状をなしてお
り、そのケーシング11の先端には、先端部11a(以
下ペン先11aという。)を有し、ケーシング11の内
部には、加速度検出手段12、圧電振動ジャイロ13及
び制御部14が固定されている。また、ケーシング11
の表面には、表示窓15が設けられている。
【0021】更に、加速度検出手段12、圧電振動ジャ
イロ13及び表示窓15は、制御部14に電気的に接続
されている。
【0022】尚、ケーシング11の形状をペン形状とし
たが、必ずしもペン形状でなくてもよく、マウスのよう
な流線形状、球形状、棒形状等であってもよい。
【0023】加速度検出手段12は、ペン先11aの移
動方向を示す移動方向データの加速度を検出するもので
あり、X方向の加速度を検出するX方向加速度センサー
12a、Y方向の加速度を検出するY方向加速度センサ
ー12b及びZ方向の加速度を検出するZ方向加速度セ
ンサー12cとから構成されている。ここで用いている
X方向、Y方向及びZ方向は、それぞれ相互に90度の
方向関係にあるとするのが一般的であるが、必ずしもそ
の関係に限られるものではなく、3次元空間を表せるい
かなる関係であってもよい。すなわち、X方向、Y方向
及びZ方向が各々異なる方向を向いておればよい。
【0024】また、加速度検出手段12は、ペン先11
aの移動方向の加速度を検出するものであるので、ペン
先11aの近くに固定すればするほど検出の感度は良く
なることは当然である。
【0025】尚、加速度検出手段12から検出された加
速度は、積分することによりペン先11aの移動方向の
速度として検出され、更に積分すればペン先11aの移
動量を示す移動量データとして検出されることもここで
述べるまでもない。
【0026】また、圧電振動ジャイロ13は、ケーシン
グ11のZ軸回りの回転の角加速度、すなわち、ペン先
の回転の角加速度を検出するものであり、加速度検出手
段12より検出されたX方向、Y方向、Z方向の加速度
をペン先の回転を考慮して補正するものである。
【0027】尚、図1においては、圧電振動ジャイロ1
3をケーシング11のZ軸上に固定するように示してい
るが、Z軸上に固定されなくても補正は可能である。
【0028】そして、制御部14は、加速度検出手段1
2及び圧電振動ジャイロ13により検出された加速度、
角加速度から画像認識装置10が描いた画像を認識す
る。
【0029】尚、制御部14の処理については、後述す
る。
【0030】また、表示窓15は、制御部14により認
識された画像の候補として、一若しくは複数の画像を表
示する。
【0031】感圧センサー16は、圧力変化を感知可能
なゴムグリップ状のセンサーであり、使用者がペン型の
ケーシング10を握る位置に固定されている。尚、感圧
センサー16が本発明の指示手段を構成するものであ
る。
【0032】次に、図2を参照して、制御部14におけ
る処理について説明する。
【0033】以降の実施の形態においては、説明の都合
上、一般的な画像ではなく、単純な文字を実施の形態と
する。ただし、本発明は、文字に限定されるものではな
く、一般的な画像に適用できることは明らかである。
【0034】まず、使用者等が感圧センサー16を強く
握った状態でペン先11aを動作させると、加速度検出
手段12のX方向加速度センサー12a、Y方向加速度
センサー12b及びZ方向加速度センサー12cが、ペ
ン先11aの移動の加速度を検出し、その検出値が制御
部14の加速度検出部14Aに伝達される。この検出値
は、加速度検出部14Aで加速度信号に変換され、その
加速度信号は、積分部14Bに伝達される。伝達された
加速度信号は、積分部14Bにおいて積分されて速度信
号となり、再度積分されて、変位信号となる。この変位
信号は、ペン先11aの移動量データに比例するもので
ある。
【0035】一方、前記加速度検出部14Aから出力さ
れた加速度信号は、XYZ各々の移動方向を判別する方
向判別部14Eにも入力され、その加速度信号は、ペン
先11aの移動方向データとして検出される。
【0036】また、使用者等がペン先11aを動作させ
ると、前記加速度検出手段12の検出と同時に、圧電振
動ジャイロ13が、ペン先の回転の角加速度を検出す
る。この検出値は、角加速度検出部14Cに伝達され、
角加速度信号に変換される。この角加速度信号は、積分
部14Bとは別の積分部14Dにおいて積分され、角速
度信号となり、再度積分されて、変位信号となる。この
変位信号は、ペン先11aの移動角度に比例するもので
ある。
【0037】補正部14Fは、積分部14Dにより積分
された移動角度に基づいて、積分部14Bにより積分さ
れた移動量データ及び方向判別部14Eにより検出され
た移動方向データを所定方向の成分に補正し、その補正
された移動量データ及び移動方向データは、3次元移動
認識手段であるペン先移動データ抽出部14Gへ伝達さ
れる。
【0038】そして、ペン先移動データ抽出部14G
は、補正部14Fから伝達された移動量データ及び移動
方向データに基づいて、ペン先11aが移動した位置を
3次元の座標データとして算出し、その算出された3次
元の座標を変換手段であるデータ変換部14Hに伝達す
る。
【0039】データ変換部14Hは、算出された3次元
の座標データを2次元に射影したデータに変換する。す
なわち、ペン先11aは、3次元空間を移動するのであ
るが、その軌跡を、平面に射影した2次元の画像データ
に変換するのである。
【0040】以上説明したように、加速度検出部14A
及び角加速度検出部14Cからデータ変換部14Hに至
るまでの各処理によって、ペン先11aの3次元的動作
が2次元の画像データとして認識される。
【0041】次に、データ変換部14Hにより変換され
た2次元の画像データは、その画像データを認識する画
像認識手段である文字認識部14I(以下、文字を例と
して説明するので、画像認識部とせず、文字認識部とい
う。)に入力され、文字認識部14Iは、データ変換部
14Hにおいて変換された2次元の画像データを、記憶
手段である文字辞書14Jに格納されている文字パター
ンの画像データと比較照合し、近似した文字を候補とし
て認識する。
【0042】そして、文字認識部14Iにより候補とし
て認識された文字は、表示手段である表示部14Kに伝
達され、表示窓15に一若しくは複数表示される。
【0043】文字辞書14Jは、図6に示すように、文
字と文字毎のストロークコードから構成され、そのスト
ロークコードは、例えば、文字が14Jaに示す「安」
であれば、「66055750」であり、文字が14J
cに示す「宇」であれば、「66050063」であ
る。また、ここで用いる方向コードは、前述の図7に示
す方向コード(0〜7)と同様のものである。
【0044】次に、このように構成された画像認識装置
10の動作を図3のフローチャートを参照して説明す
る。
【0045】まず、使用者が、画像認識装置10を用い
て、ケーシング11の先端部のペン先11aを移動さ
せ、文字を筆記する(ステップ1、以下、ステップをS
と略記する。他のステップも同様である。)。この時、
使用者は、文字の構成部分を筆記している時にケーシン
グ10を強く握り、文字の構成部分間の単なる移動の時
には、ケーシング10を軽く保持する。従って、ケーシ
ング10を強く握って感圧センサー16が圧力を感知し
た場合にのみ(S2:YES)、画像を認識していくの
である。
【0046】この場合、S1にて空中で文字を筆記した
が、必ずしも空中である必要はなく、実際には、3次元
空間において3次元的に筆記してもよく、机上等におい
て、2次元的に筆記してもよい。
【0047】次に、ペン先11aの筆記動作による移動
量データ及び移動方向データが、前述のX方向加速度セ
ンサー12a、Y方向加速度センサー12b、Z方向加
速度センサー12cからなる、加速度検出手段12によ
って検出され、制御部14の加速度検出部14Aに伝達
され、さらに、積分部14B及び方向判別部14Eに伝
達されて、算出される(S3)。
【0048】一方、ペン先11aの筆記動作によるペン
先11aの回転角度が、圧電振動ジャイロ13により検
出され、制御部14の角加速度検出部14Cに伝達さ
れ、さらに、積分部14Dに伝達されて、算出される
(S4)。
【0049】そして、補正部14Fは、加速度検出手段
12の検出結果に基づいて算出された移動量データ及び
移動方向データと圧電振動ジャイロ13の検出結果に基
づいて算出された回転角度とを用いて、ペン先11aの
持つ回転誤差を補正する(S5)。この補正により、ペ
ン先11aの正しい移動量データ及び移動方向データが
測定され、ペン先の移動した軌跡が、ペン先移動データ
として、ペン先移動データ抽出部14Gで抽出される
(S6)。例えば「木」という文字に合わせて、ペン先
11aを移動させたとすると、図4(a)のようにな
る。この状態において、画像認識装置10は、図4
(a)に示すような3次元的な軌跡を認識している。
尚、図4(a)において実線で示した部分は、文字の構
成部分として認識された軌跡部分を表しており、一方、
点線で示した部分は、ペン先11aを移動した軌跡では
あるが、感圧センサー16が感知しなかったために、文
字構成部分として認識されなかった部分を表している。
【0050】データ変換部14は、この3次元的なペン
先11aの軌跡を、図4(b)に示すような、平面に射
影した2次元の画像データに変換する(S7)。
【0051】その後、文字認識部14Iは、その2次元
の画像データを、例えば、図7に示す方向コードを使用
するとすれば、図4(c)のように筆順に合わせて展開
し、ペン先11aの軌跡をストロークコードに変換する
(S8)。文字「木」の場合のストロークコードは、図
5に示すように「0657」となる。
【0052】そして、S7において変換されたストロー
クコードを文字辞書14Jに格納されているストローク
コードと比較照合し(S9)、格納されているストロー
クコードの中から同一若しくは近似の文字を認識し、そ
の候補となる文字を決定する(S10)。
【0053】そして、最後に、その候補となる文字が表
示部14Kに1若しくは複数表示されるのである(S1
1)。
【0054】すなわち、ペン先11aにより描かれた軌
跡が検出され、その検出値が例えば、ストロークコード
「0657」に変換された場合、画像認識装置10は、
文字辞書14Jから「0657」のストロークコード若
しくはそのストロークコードに近似したコードを検索
し、候補として抽出する。この場合は、候補の一つとし
て14Jdの文字「木」が抽出されることになり、表示
部に「木」が表示され、処理は終了する。
【0055】以上説明したことから明らかなように、前
記画像認識装置10は、使用者がケーシング11の把持
部分を強く握ったときに前記感圧センサー16が圧力を
感知し、その感知している時にだけ文字等の画像を認識
するように構成されているので、タブレットを使用しな
くても、ペン先11aの移動による軌跡のうち文字等の
構成部分のみを、それ以外の部分から区別して入力する
ことができ、よって、正確に文字等の認識をすることが
可能となるのである。
【0056】尚、本発明は以上詳述した実施の形態に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々の変更を加えることができる。
【0057】例えば、前記実施の形態においては、前記
ケーシング11の把持部分を強く握った場合にのみ文字
等の画像を認識するように構成したが、反対に、軽く保
持している場合にのみ文字等の画像を認識し、強く握っ
た場合には認識をしないように構成することも可能であ
る。
【0058】また、前記実施の形態においては、本発明
の指示手段としてゴムグリップ状の感圧センサーを用い
たが、ケーシング11の把持部分に取付可能な感圧セン
サーであれば他の形状のものでも構わない。さらに、ケ
ーシング11とは分離して感圧センサーを設け、前記ケ
ーシング11を握らない側の手により感圧センサーを操
作するように構成してもよい。
【0059】また、感圧センサー以外に、スイッチやボ
タンにより指示手段を構成することも可能である。尚、
この場合においても、スイッチ等をケーシング11の把
持部分に取り付ける構成と、ケーシング11とは分離し
た形で設ける構成とが実現可能である。
【0060】また、前記実施の形態においては、方向コ
ードとして、一周360度の方向を等間隔に8分割し、
8方向としたが、必ずしも等間隔である必要はなく、ま
た8分割である必要もない。従って、それぞれ異なった
間隔に分割してもよく、4分割、16分割、32分割等
分割数を増減させてもよい。
【0061】また、前記実施の形態においては、ストロ
ークコードとして、ペン先11aの移動方向を示す方向
コードのみを用いたが、このストロークコードは、方向
コードと、ペン先11aの移動量データを示す移動量デ
ータとから構成してもよい。このように、移動量データ
をも有すれば、画像の移動量及び移動量の割合等を比較
することが可能となり、例えば、文字「こ」と文字
「二」のように判別し難い文字であっても、確実に認識
できるようになる。
【0062】また、前記方向コードに代えて、ペン先1
1aの移動の方向の差を示す方向差ベクトルを用いても
よい。
【0063】また、ストロークコードを用いず、ペン先
11aの軌跡をビットマップにより表したデータを用い
て、文字等の認識を行うように構成すれば、文字の書き
順に関係無く認識を行うことができる。尚、この場合に
は、文字辞書14Jの内容もビットマップデータにより
表されることになる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の請求項1に記載の画像認識装置は、ケーシング
先端部の移動による3次元の軌跡の任意の部分を、文字
・記号等の画像構成部分として選択若しくは非選択する
指示を行うための指示手段を備えているので、タブレッ
ト等を使用することなく、文字等の画像構成部分のみを
抽出して画像の認識をすることができる。
【0065】また、請求項2に記載の画像認識装置は、
前記指示手段が、スイッチにより構成され、前記ケーシ
ング先端部の移動動作中に前記スイッチをオン若しくは
オフすることにより、文字・記号等の画像構成部分とし
て選択若しくは非選択する指示を行うように構成されて
いるので、タブレット等を使用することなく、文字・記
号等の画像構成部分の選択若しくは非選択の指示を極め
て簡単に行うことができる。
【0066】また、請求項3に記載の画像認識装置は、
前記スイッチが、前記ケーシングの把持部分に設けられ
ているので、通常の筆記動作と同じ感覚で操作すること
ができる。
【0067】また、請求項4に記載の画像認識装置は、
前記指示手段が、感圧センサーにより構成され、前記ケ
ーシング先端部の移動動作中に前記感圧センサーへの圧
力を変化させることにより、文字・記号等の画像構成部
分として選択若しくは非選択する指示を行うように構成
されているので、タブレット等を使用することなく、文
字・記号等の画像構成部分の選択若しくは非選択の指示
を極めて簡単に行うことができる。
【0068】また、請求項5に記載の画像認識装置は、
前記感圧センサーが、前記ケーシングの把持部分に設け
られているので、通常の筆記動作と同じ感覚で操作する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の画像認識装置の概略構成図であ
る。
【図2】画像認識装置の制御部の信号処理を示すブロッ
ク図である。
【図3】画像認識装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】筆記された画像を認識する過程を説明する説明
図である。
【図5】筆記された画像のストロークコードを方向コー
ドで構成した例を説明する説明図である。
【図6】文字辞書の内容を説明する説明図である。
【図7】画像の方向コードを説明する説明図である。
【符号の説明】
10 画像認識装置 11 ケーシング 11a 先端部 12 加速度検出手段 14 制御部 14G ペン先移動データ抽出部 14H データ変換部 14J 文字辞書 14I 文字認識部 15 表示窓 16 感圧センサー
フロントページの続き (72)発明者 小久保 雅俊 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号ブラザー工 業株式会社内 (72)発明者 片山 芳喜 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号ブラザー工 業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング先端部の移動を3次元の軌跡
    として認識する3次元移動認識手段と、その3次元移動
    認識手段により認識された3次元の軌跡を2次元の画像
    データに変換する変換手段と、文字・記号等の画像を予
    め2次元の画像データとして記憶する記憶手段と、前記
    変換手段により変換された2次元の画像データと、前記
    記憶手段に記憶された2次元の画像データとを比較し
    て、前記画像を認識する画像認識手段とを備えた画像認
    識装置において、 前記ケーシング先端部の移動による3次元の軌跡の任意
    の部分を、文字・記号等の画像構成部分として選択若し
    くは非選択する指示を行うための指示手段を備えたこと
    を特徴とする画像認識装置。
  2. 【請求項2】 前記指示手段は、スイッチにより構成さ
    れ、 前記ケーシング先端部の移動動作中に前記スイッチをオ
    ン若しくはオフすることにより、文字・記号等の画像構
    成部分として選択若しくは非選択する指示を行うように
    構成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像認識
    装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチは、前記ケーシングの把持
    部分に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の画
    像認識装置。
  4. 【請求項4】 前記指示手段は、感圧センサーにより構
    成され、 前記ケーシング先端部の移動動作中に前記感圧センサー
    への圧力を変化させることにより、文字・記号等の画像
    構成部分として選択若しくは非選択する指示を行うよう
    に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像認
    識装置。
  5. 【請求項5】 前記感圧センサーは、前記ケーシングの
    把持部分に設けられたことを特徴とする請求項4に記載
    の画像認識装置。
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