JPH1145150A - ペン型入力装置 - Google Patents

ペン型入力装置

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JPH1145150A
JPH1145150A JP21388797A JP21388797A JPH1145150A JP H1145150 A JPH1145150 A JP H1145150A JP 21388797 A JP21388797 A JP 21388797A JP 21388797 A JP21388797 A JP 21388797A JP H1145150 A JPH1145150 A JP H1145150A
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pen
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Mitsuru Shingyouchi
充 新行内
Yasuhiro Sato
康弘 佐藤
Takao Inoue
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型の入力装置が求められている。そこで、ペ
ン型入力装置で正確に筆記入力できるようにする。 【解決手段】傾斜加速度補正部42は加速度センサ2の
取付位置とジャイロ3を用いて検出した回転角速度とを
基にペン先部を中心とした傾斜運動による加速度成分を
算出し、算出した傾斜運動による加速度成分を基に加速
度センサ2が検出した加速度を補正してペン先部におけ
る加速度を求める。移動演算処理部43は傾斜加速度補
正部42が求めたペン先部の加速度を基にペン先部の移
動量を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンピュータシス
テムにおけるカーソル移動の入力、図形及び文字の入力
を行なうペン型入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ装置等の入力装置としては
キーボード、マウス、デジタイザ、ライトペン及びタブ
レット等が用いられている。コンピュータ装置の小型化
に伴い、携帯端末装置のニーズが高まり利用者も年々増
加している。そこで、小型の入力装置が求められるよう
になった。
【0003】キーボードの小型化にはヒューマンインタ
ーフェイスの点で限界があり、携帯端末装置の入力装置
としては実用性が低い。マウスは、小型化が可能であ
り、また、ポインティングデバイスとしては適している
が、図形及び文字等の入力には適さない。
【0004】このため、携帯端末装置の入力装置として
はタブレットとペンを用いたペン型の入力装置が多く採
用されている。このタブレットを用いたペン型の入力装
置をさらに小型化しようとした場合にはタブレットの大
きさが問題となる。そこで、例えば特開平6-67799号公
報に掲載されたペン型のコンピュータ入力装置、特開平
7-84716号公報に掲載されたデータ入力装置、特開平7
-200127号公報に掲載された手書き入力装置のようなタ
ブレットレスの入力装置が開発された。
【0005】特開平6-67799号公報に掲載されたペン型
のコンピュータ入力装置は加速度センサで移動方向と移
動量を調べ、圧電振動ジャイロで加速度センサが検出し
た移動方向及び移動量のペン型のコンピュータ入力装置
のローテーションによる影響を補正している。特開平7
-200127号公報に掲載された手書き入力装置は2個の加
速度センサからの信号を基に装置の移動方向及び移動距
離を求めている。
【0006】また、ペン軸と直交する平面上で直交する
2方向の加速度を検出する加速度センサを2組備えた装
置として、例えば特開平6-230886号公報に掲載された
ペンシル型入力装置では、2組の加速度センサの出力を
積分した後、加速度センサの取付け位置の影響を補正
し、ペン先部の移動方向及び移動量を検出している。
【0007】また、ペン型入力装置に関するものでな
く、ゲーム機に利用され、人体頭部の移動速度、位置、
姿勢等を検出するものであるが、特開平7-294240号公
報に掲載された位置センサは、X軸方向,Y軸方向及び
Z軸方向の加速度を検出する加速度センサとX軸周り,
Y軸周り及びZ軸周りの回転角速度を検出するジャイロ
を備え、これらが検出した加速度及び回転角速度を基に
ストラップダウン方式の演算を行って、頭部の移動速
度、位置、姿勢及び向きを検出している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6-67799号公報に掲載されたペン型のコンピュータ入力
装置では、装置のローテーションによる影響を補正する
もので、装置がダイナミックな傾斜を伴う場合には補正
することができない。通常の筆記動作では装置のダイナ
ミックな傾斜を伴うので、検出結果が不正確になる場合
がある。
【0009】さらに、特開平7-200127号公報に掲載さ
れた手書き入力装置では、装置の傾斜に対する補正手段
がないため、検出結果が不正確になる場合がある。
【0010】また、特開平6-230886号公報に掲載され
たペンシル型入力装置では、加速度の積分を行なった後
に補正をしているので誤差の検出が困難になり、正確な
補正ができない。また、ペン先部における加速度の検出
成分がペン軸の傾斜運動により変化することを考慮して
いない。
【0011】また、特開平7-294240号公報に掲載され
た位置センサにおいても加速度センサの取付位置及びジ
ャイロの取付位置に対する考慮はなされていないため、
検出結果が不正確になる場合がある。
【0012】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、筆記入力を簡単な構成で正確に検出
する小型なペン型入力装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るペン型入
力装置は、少なくとも1個の加速度センサと少なくとも
1個のジャイロを有し、加速度センサの取付位置とジャ
イロを用いて検出した回転角速度とを基にペン先部を中
心とした傾斜運動による加速度成分を算出し、算出した
傾斜運動による加速度成分を基に加速度センサが検出し
た加速度を補正してペン先部における加速度を求め、ペ
ン先部における加速度加速度を基にペン先部の移動量を
求めて、加速度センサがペン先部から離れていることに
よるペン軸の傾斜運動の影響をなくし、ペン先部の移動
量を正確に検出する。
【0014】さらに、1個の加速度センサと1個のジャ
イロを有し、加速度センサはペン軸をZs軸としたペン
座標系(Xs,Ys,Zs)のXs軸方向の加速度を示す信
号を出力し、ジャイロはYs軸周りの回転角速度を示す
信号を出力する。
【0015】また、2個の加速度センサと2個のジャイ
ロを有し、加速度センサはそれぞれXs軸方向の加速度
を示す信号及びYs軸方向の加速度を示す信号を出力
し、ジャイロはそれぞれXs軸周りの回転角速度を示す
信号及びYs軸周りの回転角速度を示す信号を出力す
る。
【0016】また、2個の加速度センサと3個のジャイ
ロを有し、加速度センサはそれぞれXs軸方向の加速度
を示す信号及びYs軸方向の加速度を示す信号を出力
し、ジャイロはそれぞれXs軸周りの回転角速度を示す
信号、Ys軸周りの回転角速度を示す信号及びZs軸周り
の回転角速度を示す信号を出力する。
【0017】また、3個の加速度センサと3個のジャイ
ロを有し、加速度センサはそれぞれXs軸方向の加速度
を示す信号、Ys軸方向の加速度を示す信号及びZs軸方
向の加速度を示す信号を出力し、ジャイロはそれぞれX
s軸周りの回転角速度を示す信号、Ys軸周りの回転角速
度を示す信号及びZs軸周りの回転角速度を示す信号を
出力する。
【0018】さらに、上記Xs軸方向の加速度を示す信
号を出力する加速度センサをYs=0となる位置に設け
て、加速度の補正を容易にする。
【0019】さらに、上記Xs軸方向の加速度を示す信
号を出力する加速度センサをYs=0となる位置に設
け、Ys方向の加速度を示す信号を出力する加速度セン
サをXs=0となる位置に設けて、加速度の補正をさら
に容易にする。
【0020】さらに、上記Xs軸方向の加速度を示す信
号を出力する加速度センサをYs=0となる位置に設
け、Ys方向の加速度を示す信号を出力する加速度セン
サをXs=0となる位置に設け、Zs方向の加速度を示す
信号を出力する加速度センサをZs軸上に設けた。
【0021】さらに、ペン軸からの距離が加速度センサ
の分解能(m/s2)をほぼ2.5(/s2)で割った長さの範囲
内である位置に加速度センサを設けてXs軸方向及びYs
軸方向の補正を行なう必要をなくし、処理速度を向上す
る。
【0022】さらに、筆記開始の際に加速度センサを用
いて検出したペン座標系(Xs,Ys,Zs)の加速度を
基に重力加速度方向に伸びる軸をZg軸にした重力座標
系(Xg,Yg,Zg)におけるペン軸の傾斜角の初期値
を算出し、算出したペン軸の傾斜角の初期値とジャイロ
を用いて検出した角速度から測定時点におけるペン軸の
傾斜角を求め、ジャイロを用いて検出した角速度及び加
速度センサの取付位置を基にペン先部を中心とした傾斜
運動による加速度成分を算出し、算出した傾斜運動によ
る加速度成分を基に加速度センサを用いて検出したペン
座標系(Xs,Ys,Zs)の加速度を補正してペン座標
系(Xs,Ys,Zs)でのペン先部の加速度を求め、ペ
ン座標系(Xs,Ys,Zs)でのペン先部の加速度を重
力座標系(Xg,Yg,Zg)による加速度に変換し、変
換した加速度を基にペン先部の移動方向及び移動距離を
算出してオイラー角を用いてペン先部の移動方向及び移
動距離を求める。
【0023】また、筆記開始の際に加速度センサを用い
て検出したペン座標系(Xs,Ys,Zs)の加速度を基
に回転角ベクトルの初期値を算出し、算出した回転角ベ
クトルの初期値とジャイロを用いて検出した角速度を基
に今回サンプリングの際の回転角ベクトルを演算し、ジ
ャイロを用いて検出した角速度及び加速度センサの取付
位置を基に傾斜運動による加速度成分を算出し、算出し
た傾斜運動による加速度成分を基に加速度センサを用い
て検出したペン座標系(Xs,Ys,Zs)の加速度を補
正してペン座標系(Xs,Ys,Zs)でのペン先部の加
速度を求め、ペン座標系(Xs,Ys,Zs)でのペン先
部の加速度を重力座標系(Xg,Yg,Zg)による加速
度に変換し、変換した加速度を基にペン先部の移動方向
及び移動距離を算出して、ストラップダウン方法を用い
てペン先部の移動方向及び移動距離を求める。
【0024】
【発明の実施の形態】この発明のペン型入力装置は、コ
ンピュータ装置等に文字、記号及び図形等を入力するも
のある。この発明のペン型入力装置は、少なくとも1個
の加速度センサと少なくとも1個のジャイロを有し、加
速度センサの取付位置とジャイロを用いて検出した回転
角速度とを基に、加速度センサを用いて検出した加速度
のうちペン軸の傾斜運動による加速度成分を算出し、算
出したペン軸の傾斜運動による加速度成分を加速度セン
サが検出した加速度から除去して、加速度センサの取付
位置とペン軸の傾斜運動による影響をなくし、ペン先部
の移動方向及び移動距離を正確に検出するものである。
【0025】ペン型入力装置が、例えば3個の加速度セ
ンサと3個のジャイロと演算部を有する場合について説
明する。3個の加速度センサはそれぞれペン座標系(X
s,Ys,Zs)のXs軸方向,Ys軸方向及びZs軸方向の
加速度を示す信号を出力する。3個のジャイロはそれぞ
れペン座標系(Xs,Ys,Zs)のXs軸周り,Ys軸周
り及びZs軸周りの回転角速度を示す信号を出力する。
【0026】演算部は傾斜加速度補正部と移動演算処理
部を備える。傾斜加速度補正部は角加速度演算部と加速
度補正部を有する。角加速度演算部はジャイロを用いて
検出した回転角速度を基に回転角加速度を求める。加速
度補正部は3個のジャイロを用いて検出した回転角速
度、角加速度演算部が算出した回転角加速度及び各加速
度センサの取付位置を基に3個の加速度センサを用いて
検出した加速度のペン先部を中心とした傾斜運動による
加速度成分を算出し、算出した傾斜運動による加速度成
分を基に3個の加速度センサを用いて検出したペン座標
系(Xs,Ys,Zs)の加速度を補正してペン先部にお
けるペン座標系(Xs,Ys,Zs)の加速度を求める。
これにより、加速度センサの取付位置がペン先部から離
れていることに起因するペン軸の傾斜運動の影響をなく
すことができる。
【0027】移動演算処理部は、例えば静止判別部と傾
斜角初期値演算部と傾斜角演算部と座標変換演算部と重
力加速度除去部と移動量演算部を備える。静止判別部は
加速度センサを用いて検出した加速度とジャイロを用い
て検出した回転角速度を基にペン先部が静止状態か否か
を検出する。傾斜角初期値演算部は静止状態において3
個の加速度センサを用いて検出したペン座標系(Xs,
Ys,Zs)の加速度を基にペン軸の重力座標系(Xg,
Yg,Zg)における傾斜角の初期値を演算する。傾斜角
演算部は3個のジャイロを用いて検出した回転角速度と
傾斜角初期値演算部が算出した傾斜角の初期値を基に筆
記中のペン軸の重力座標系(Xg,Yg,Zg)における
傾斜角を求める。
【0028】座標変換演算部は傾斜角演算部が算出した
筆記中のペン軸の重力座標系(Xg,Yg,Zg)におけ
る傾斜角を基に加速度補正部が求めたペン先部における
ペン座標系(Xs,Ys,Zs)の加速度を重力座標系
(Xg,Yg,Zg)の加速度に変換する。移動量演算部
は座標変換演算部が変換した加速度を基にペン先部の重
力座標系(Xg,Yg,Zg)での移動方向及び移動距離
を算出する。このように重力座標系(Xg,Yg,Zg)
の加速度を用いて移動方向及び移動距離を演算するの
で、ペン軸の傾斜による影響をなくすことができる。
【0029】ここで、上記加速度補正部の演算を簡単に
するために、例えばXs軸方向の加速度センサをYs=0
となる位置、Ys方向の加速度センサをXs=0となる位
置、Zs方向の加速度センサをZs軸上に設けたり、Zs
軸からの距離が加速度センサの分解能(m/s2)をほぼ2.
5(/s2)で割った長さの範囲内である位置に各加速度セ
ンサを設けたりしても良い。ここで、通常の筆記動作で
はペン先部の加速度は最大10(m/s2)程度であり、補正
に用いる回転角速度の2乗及び回転角加速度の値は大き
くて2.5(/s2)程度であり、また、補正量は加速度の分
解能程度の精度で算出すれば良いことから加速度センサ
の加速度の分解能(m/s2)をほぼ2.5(/s2)で割った長
さとした。
【0030】
【実施例】図1はこの発明の一実施例のペン型入力装置
1の構成図である。以下の説明では、ペン先部8を原点
としペン軸7をZs軸とした座標系をペン座標系(Xs,
Ys,Zs)といい、ペン軸7と直交する2軸をXs軸及
びYs軸として説明する。また、重力加速度方向に伸び
る軸をZg軸とする座標系を重力座標系(Xg,Yg,Z
g)といい、Zg軸と直交する2軸をXg軸及びYg軸とい
う。図に示すように、ペン型入力装置1は加速度センサ
2a、ジャイロ3b、演算部4、記憶部5及び電源部6
を有する。加速度センサ2aは、Xs軸に平行なXsa軸
方向に向けて設けられ、Xs軸方向の加速度Axsを示す
信号を出力する。以後の説明において加速度センサ2a
が出力する信号が示す加速度をAxsとし、ペン先部8に
おけるXs軸方向の加速度Axs補正と区別する。加速度
センサ2aは、小型且つ高感度で加速度検出に対する直
線性が良好なものであれば良く、ピエゾ抵抗方式のも
の、圧電方式のもの又は静電容量方式のもののいずれで
も良い。ジャイロ3bはYs軸周りの回転角速度ωysを
示す信号を出力する。各軸周りの回転角速度は理想的に
は取付位置に影響されないものなので、ジャイロ3bは
Ys軸上に設ける必要はない。ジャイロ3aはスケール
ファクタ(回転運動検出の正確さ)とドリフトレート
(出力オフセットの安定度)が良好で小型なものであれ
ば良く、回転ジャイロ、振動ジャイロ又は光学式ジャイ
ロ等のいずれでも良い。
【0031】演算部4は、図2に示すように入力処理部
41、傾斜加速度補正部42及び移動演算処理部43を
備える。入力処理部41はA/D変換器411、413
とローパスフィルタ(以後「LPF」という。)41
2,414を有する。AD変換器411、413は、そ
れぞれ加速度センサ2a及びジャイロ3bからのアナロ
グ信号をデジタル信号に変換する。LPF412,41
4はペン先部8と筆記面との摩擦力により生じる加速度
センサ2a及びジャイロ3bからの信号から高周波成分
を遮断する。これは、ペン先部8と筆記面との摩擦によ
り加速度センサ2a及びジャイロ3bからの信号に高周
波成分が発生するからである。
【0032】傾斜角度補正部42は角加速度演算部42
1と加速度補正部422を有する。角加速度演算部42
1はジャイロ3bを用いて検出した回転角速度ωysから
回転角加速度dωys/dtを求める。加速度補正部42
2はジャイロ3bを用いて検出した回転角速度ωys、角
加速度演算部421が算出した回転角加速度dωys/d
t及び各加速度センサ2aの取付位置を基に加速度セン
サ2aを用いて検出した加速度Axsのペン先部8を中心
とした傾斜運動による加速度成分を算出する。さらに、
加速度補正部422は、算出した傾斜運動による加速度
成分を基に加速度センサ2aを用いて検出した加速度A
xsを補正して、ペン先部8におけるペン座標系(Xs,
Ys,Zs)の加速度Axs補正を求める。ペン座標系(X
s,Ys,Zs)での加速度センサ2aの取付位置の座標
を(Xas,Yas,Zas)とすると、補正後の加速度Axs
補正は、次式のようになる。
【0033】
【数1】
【0034】傾斜角度補正部422では、上記演算を行
なうことにより補正後の加速度Axs補正を求める。ここ
で、上記式の第2項がペン軸7の傾斜運動による加速度
成分である。
【0035】移動演算処理部43は静止判別部431、
傾斜角初期値演算部432、傾斜角演算部433、座標
変換演算部434、重力加速度除去部435及び移動量
演算部436を有する。静止判別部431はデジタル変
換後の加速度センサ2aからの信号及びジャイロ3bか
らの信号の時間変化を監視して、ペン先部8が静止状態
か否かを判別する。傾斜角初期値演算部432は静止状
態で加速度センサ2aを用いて検出した加速度Axsを基
にペン軸8の重力座標系(Xg,Yg,Zg)おける傾斜
角の初期値φoを、次式を用いて算出する。
【0036】
【数2】
【0037】傾斜角演算部433はジャイロ3bを用い
て検出した回転角速度ωys及び傾斜角初期値演算部43
2が演算したペン軸7の重力座標系(Xg,Yg,Zg)
における傾斜角の初期値φoを基に、筆記中のペン軸7
の重力座標系(Xg,Yg,Zg)における傾斜角φを求
める。ここで、前回サンプリングの際に算出した傾斜角
(今回のサンプリングをn回目とした場合のn−1回目
のサンプリングの際の傾斜角)をφn-1とし、サンプリ
ング周期をt0とすると、今回サンプリングの際の傾斜
角φnは、次式で表わされ、傾斜角演算部433はこの
演算を行なうことにより、ペン軸7の傾斜角を算出す
る。
【0038】
【数3】
【0039】座標変換演算部434は傾斜角演算部43
3が算出したペン軸7の重力座標系(Xg,Yg,Zg)
における傾斜角φを基に、次式を用いて加速度補正部4
21が求めたペン先部8におけるペン座標系(Xs,Y
s,Zs)の加速度Axs補正を重力座標系(Xg,Yg,Z
g)の加速度Axogに変換する。
【0040】
【数4】
【0041】重力加速度除去部435は座標変換演算部
34が座標変換した後の重力座標系(Xg,Yg,Zg)
の加速度Axgから重力加速度gの成分を除去する。移動
量演算部436は重力加速度除去部435が重力加速度
gの成分を除去した後の加速度Axgを2回積分してペン
先部8の重力座標系(Xg,Yg,Zg)での1次元移動
量を算出し、記憶部5に記憶する。
【0042】上記構成のペン型入力装置1の動作を、図
3のフローチャートを参照して説明する。
【0043】加速度センサ2a及びジャイロ3bはそれ
ぞれXs軸方向の加速度Axs及びYs軸周りの回転角速度
ωysを示す信号を出力する。AD変換器411,413
は、加速度センサ2a及びジャイロ3bを用いて検出し
た加速度Axs及び回転角速度ωysをデジタル変換する。
LPF412,414は加速度センサ2a及びジャイロ
3bからの信号をデジタル変換して得た加速度Axs及び
回転角速度ωysから低周波数成分を抽出する。
【0044】予め定めた一定周期のサンプリングタイミ
ングになると、静止判別部431は、AD変換器41
1,413からデジタル変換後の加速度Axs及び回転角
速度ωysを読み出し(ステップS1)、例えば読み出し
た加速度Axs及び回転角速度ωysの変化を監視し、静止
状態か否かを判別する。
【0045】静止判別部431が静止状態であると判別
すると(ステップS2)、傾斜角初期値演算部432
は、既に説明したように加速度センサ2aを用いて検出
した加速度Axsを基にして初期傾斜角φoを求める(ス
テップS3)。
【0046】その後、静止状態でなくなると、移動演算
処理部43は、加速度センサ2aを用いて検出した加速
度Axs及びジャイロ3aを用いて検出した回転角速度ω
ysを読み出す(ステップS4)。傾斜角演算部433
は、既に説明したように、筆記中の傾斜角φを算出する
(ステップS5)。
【0047】角加速度演算部421はジャイロ3bを用
いて検出した回転角速度ωysを基に回転角加速度dωys
/dtを算出する(ステップS6)。加速度補正部42
2は回転角速度ωys及び回転角加速度dωys/dtを基
に、既に説明したように加速度センサ2aを用いて検出
した加速度Axsを補正して、ペン先部8におけるペン座
標系(Xs,Ys,Zs)での加速度Axs補正を算出する
(ステップS7)。このように加速度センサ2aを用い
て検出した加速度Axsを基にペン先部8におけるペン座
標系(Xs,Ys,Zs)での加速度Axs補正を算出する
ので、加速度センサ2aの取付位置がペン先部8から離
れていることによるペン軸7の傾斜運動の影響をなくす
ことができる。
【0048】座標変換演算部434は、既に説明したよ
うに傾斜角演算部433が算出した筆記中のペン軸7の
傾斜角φを用いて、加速度補正部422が算出したペン
先部8におけるペン座標系(Xs,Ys,Zs)での加速
度Axs補正を重力座標系(Xg,Yg,Zg)におけるペ
ン先部8の加速度Axogに変換する(ステップS8)。
このように、ペン座標系(Xs,Ys,Zs)での加速度
Axs補正を重力座標系(Xg,Yg,Zg)における加速
度Axogに変換するので、ペン軸7の傾斜による影響を
除去することができる。重力加速度除去部435は、重
力座標系(Xg,Yg,Zg)におけるペン先部8の加速
度Axogから重力加速度gの成分を除去し、重力加速度
gによる影響を除去する(ステップS9)。移動量演算
部436は重力加速度gの成分を除去した後の重力座標
系(Xg,Yg,Zg)におけるペン先部8の加速度Axog
を2回積分してペン先部8の移動量Xogを算出して(ス
テップS10)、ペン先部8の軌跡を求め、入力処理が
終了するまで上記動作を繰り返す(ステップS11)。
これにより、ペン先部8の1次元の軌跡を正確に検出す
ることができる。
【0049】次ぎに、図4に示すようにペン型入力装置
1が2個の加速度センサ2a,2bと2個のジャイロ3
a,3bを備える場合について説明する。
【0050】加速度センサ2a,2bはそれぞれペン座
標系(Xs,Ys,Zs)のXs軸方向及びYs軸方向に向
けて設けられ、Xs軸方向の加速度Axsを示す信号及び
Ys軸方向の加速度Aysを示す信号を出力する。以後の
説明において加速度センサ2bが出力する信号が示す加
速度をAysとし、ペン先部8におけるYs軸方向の加速
度Ays補正と区別する。ジャイロ3a,3bはそれぞれ
Xs軸周りの回転角速度ωxsを示す信号及びYs軸周りの
回転角速度ωysを示す信号を出力する。
【0051】ペン座標系(Xs,Ys,Zs)での加速度
センサ2a,2bの取付位置座標をそれぞれ(Xas,Y
as,Zas),(Xbs,Ybs,Zbs)とすると、加速度A
xs及び加速度Aysは、次式を用いて慣性力加速度成分及
び遠心力加速度成分を取り除き、補正後の加速度Axs
補正及び加速度Ays補正を算出することができる。
【0052】
【数5】
【0053】加速度補正部422は、上記式を演算する
ことによりペン先部8におけるペン座標系(Xs,Ys,
Zs)のXs軸方向の加速度Axs補正及びYs軸方向の加
速度Ays補正を算出する。ここで、上記式の第2項は慣
性力加速度成分を表わし、第3項は遠心力加速度成分を
表わす。
【0054】また、傾斜角初期値演算部432は静止状
態において2個の加速度センサ2a,2bを用いて検出
した加速度(Axs,Ays)を基に回転角ベクトルvector
φ=(φx,φy,φz)の初期値vectorφo=(φxo,φyo,
φzo)を求める。ここで、φzoをゼロとし、Zs軸回りの
回転をリセットすると、Xg軸はXs軸方向の加速度セン
サ2aの傾斜方向にとられる。このとき、加速度(Ax
s,Ays)と回転角ベクトルの初期値vectorφo=(φxo,
φyo,φzo)との間には、次式が成り立つ。以後の説明
においては、ベクトルを表わす場合には前にvectorをつ
けて表わす。
【0055】
【数6】
【0056】上記式において、(exo,exo,0)は回
転軸方向の単位ベクトルの初期値を表わし、vectorφo
の絶対値は回転軸回りの角度の初期値である。
【0057】重力加速度gに定数を代入すると、次ぎの
式が成り立ち、傾斜角初期値演算部432はこの式を演
算して回転角ベクトルの初期値vectorφoを求める。
【0058】
【数7】
【0059】次ぎに、Zs軸回りの回転が十分小さいと
すると、回転角ベクトルvectorφは、次式で表わすこと
ができる。
【0060】
【数8】
【0061】そこで、前回サンプリング時点での回転角
ベクトルをvectorφn-1とし、サンプリング周期をt0
すると、今回サンプリングの際の回転角ベクトルvector
φnは、次式で表わすことができ、傾斜角演算部433
はこの式を計算することによって今回サンプリングの際
の回転角ベクトルvectorφnを求める。
【0062】
【数9】
【0063】次ぎに、上記のようにして補正したペン座
標系(Xs,Ys,Zs)でのペン先部8における加速度
(Axs補正,Ays補正)及び回転角ベクトルvectorφn
を基に座標変換演算部434は重力座標系(Xs,Ys,
Zs)でのペン先部8における加速度(Axog,Ayog)
を求める。ここで、ペン座標系(Xs,Ys,Zs)での
ペン先部8における加速度(Axs補正,Ays補正)を重
力座標系(Xs,Ys,Zs)でのペン先部8における加
速度(Axog,Ayog)に変換するには、座標変換行列を
用いる。回転角ベクトルvectorφから座標変換行列を求
めるためには、次式で示すようにパラメータ(χ,ρ
x,ρx,ρx)を求め、そのパラメータ(χ,ρx,ρ
x,ρx)を用いて座標変換行列を求める。
【0064】
【数10】
【0065】この座標変換行列を用いると、ペン座標系
(Xs,Ys,Zs)でのペン先部8における加速度(Ax
s補正,Ays補正)と重力座標系(Xs,Ys,Zs)での
ペン先部8の加速度(Axog,Ayog)との間には、次式
で表わす関係が成り立つ。座標変換演算部434はこれ
らの演算を行なうことによって、ペン座標系(Xs,Y
s,Zs)でのペン先部8における加速度(Axs補正,A
ys補正)を重力座標系(Xs,Ys,Zs)でのペン先部
8の加速度(Axog,Ayog)に変換する。
【0066】
【数11】
【0067】このように2次元の範囲内で、正確に重力
座標系(Xg,Yg,Zg)でのペン先部8の加速度(Ax
og,Ayog,Azog)を求めることができるので、ペン先
部8の移動方向及び移動距離を2次元で正確に検出する
ことができる。
【0068】さらに、図5に示すようにXs軸方向の加
速度Axsを示す信号を出力する加速度センサ2aをYs
=0となる位置(Xas,0,Zas)に取り付け、Ys軸
方向の加速度Aysを示す信号を出力する加速度センサ2
bをXs=0となる位置(0,Yas,Zas)に取り付け
ると良い。これにより、数5で示す式を次式で示すよう
に簡単にすることができ、処理速度等を向上することが
できる。
【0069】
【数12】
【0070】これにより、加速度センサ2a,2bを用
いて検出した加速度(Axs,Ays)の補正を行なう場合
の演算量を少なくでき、処理速度を高速にできる。ま
た、図6に示すようにXs軸方向の加速度Axsを示す信
号を出力する加速度センサ2aをXs=0となる位置
(0,Yas,Zas)に取り付け、Ys軸方向の加速度Ay
sを示す信号を出力する加速度センサ2bをYs=0とな
る位置(Xas,0,Zas)に取り付けると、数5で示す
式を次式で示すように簡単にすることができる。
【0071】
【数13】
【0072】また、Xs軸方向の加速度Axsを示す信号
を出力する加速度センサ2a及びYs軸方向の加速度Ay
sを示す信号を出力する加速度センサ2bをペン軸7か
らの距離が加速度センサ2a,2bの分解能(m/s2)を
ほぼ2.5(/s2)で割った長さの範囲内である位置に設け
ても良い。ペン先部8における加速度(Axs,Ays)は
最大で10(m/s2)程度で、補正時に用いる回転角速度(ω
xs,ωys)の2乗及び回転角加速度(dωxs/dt,dωys
/dt)は大きくても2.5(/s2)程度である。このとき、加
速度の補正量は座標(m)×2.5(/s2)程度が最大になる
が、実際には加速度センサ2a,2bの分解能(m/s2)程
度の精度で算出すれば良い。したがって、加速度センサ
2a,2bをペン軸7からの距離が加速度センサ2a,
2bの分解能(m/s2)をほぼ2.5(/s2)で割った長さの
範囲内である位置に設けることにより、補正量の最大が
加速度センサ2a,2bの分解能以下になるので、Xs
軸方向及びYs軸方向に関しては補正しなくとも良くな
る。
【0073】このように、加速度補正部422では、加
速度センサ2a,2bの取付位置のXs軸方向及びYs軸
方向の取付位置に関する補正項を無視できるので、ペン
先部8から加速度センサ2a,2bまでのZs軸方向の
距離をL1とすると、加速度センサ2aの取付位置座標
(Xas,Yas,Zas)は(0、0、−L1)と近似でき
る。同様に、加速度センサ2bの取付位置座標(Xbs,
Ybs,Zbs)は(0、0、−L1)と近似できる。これ
により、数5で表わした式は次式のように簡単な式にな
る。
【0074】
【数14】
【0075】これにより、演算処理を少なくし、処理速
度を高速にすることができる。さらに、各加速度センサ
2a,2bをZs軸上に設置すれば、加速度センサ2
a,2bの分解能に関係なく、加速度センサ2a,2b
の取付位置に対するXs軸方向及びYs軸方向の加速度の
補正をしなくとも良くなる。
【0076】実際に分解能が0.02(m/s2)の加速度セン
サをペン軸から8(mm)(20mm/2.5=8mm)離れた位置に
設け、上記近似式を用いた場合と近似式を用いない場合
とで補正後の加速度を比較したが、ほぼ等しかった。
【0077】さらに、図7に示すようにペン型入力装置
1が2個の加速度センサ2a,2bと3個のジャイロ3
a,3b,3cを備えるようにしても良い。3個のジャ
イロ3a,3b,3cはそれぞれXs軸回り,Ys軸回り
及びZs軸回りの回転角速度(ωxs,ωys,ωzs)を示
す信号を出力する。この場合は、ペン型入力装置1が2
個の加速度センサ2a,2bと2個のジャイロ3a,3
bを備える場合と同様に、加速度補正部422は以下の
式を用いて加速度センサ2a,2bを用いて検出した加
速度(Axs,Ays)をペン座標系(Xs,Ys,Zs)に
おけるペン先部8での加速度(Axs補正,Ays補正)に
変換する。
【0078】
【数15】
【0079】この場合における移動演算処理部43の演
算処理はペン型入力装置1が2個の加速度センサ2a,
2bと2個のジャイロ3a,3bを備える場合と同様で
ある。このペン型入力装置1では、3個のジャイロ3
a,3b,3cを用いて回転の3自由度を全て検出して
いるので、2個のジャイロ3a,3bを用いた場合に比
べ、ペン軸7の傾け方の制約がなくなり、使いやすくな
る。
【0080】また、図8に示すようにペン型入力装置1
が3個の加速度センサ2a,2b,2cと3個のジャイ
ロ3a,3b,3cを備えるようにしても良い。
【0081】加速度センサ2a,2b,2cはそれぞれ
Xs軸方向,Ys軸方向及びZs軸方向に向けて設けら
れ、それぞれXs軸方向,Ys軸方向及びZs軸方向の加
速度(Axs,Ays,Azs)を示す信号を出力する。加速
度センサ2a,2b,2cのペン座標系(Xs,Ys,Z
s)での取付座標をそれぞれ(Xas,Yas,Zas),
(Xbs,Ybs,Zbs),(Xcs,Ycs,Zcs)とする
と、加速度センサ2a,2b,2cを用いて検出した加
速度(Axs,Ays,Azs)とペン先部8における加速度
(Axs補正,Ays補正,Azs補正)との間には次式が成
り立ち、加速度補正部422はこの式を計算して、ペン
先部8における加速度(Axs補正,Ays補正,Az
s補正)を算出する。
【0082】
【数16】
【0083】ペン型入力装置1が3個の加速度センサ2
a,2b,2cと3個のジャイロ3a,3b,3cを備
える場合においても、φzoをゼロとし、Zs軸回りの回
転をリセットすると、Xg軸はXs軸方向の加速度センサ
2aの傾斜方向にとられる。このとき加速度(Axs,A
ys,Azs)と回転角ベクトルの初期値vectorφo=(φx
o,φyo,φzo)との間には、次式が成り立つ。
【0084】
【数17】
【0085】ここで、二つの未知数φxo,φyoに対して
3本の方程式を立てることができるので、重力加速度g
についても未知数として取り扱うことができる。この式
を用いれば重力加速度gの値を定義しなくとも、φxo,
φyoの絶対値を算出することができる。さらに、重力加
速度gの値を算出し、算出した値をモニタすることによ
り、演算結果の良否を行ない、演算結果が大きく変化し
た場合には異常値発生した旨の警告を出力しても良い。
このように、重力加速度gを未知数とすると、以下の式
が成り立ち、傾斜角初期値演算部432はこの式を演算
して傾斜角の初期値(φxo,φyo,0)を求める。
【0086】
【数18】
【0087】また、座標変換演算部434は、既に説明
したようにして座標変換行列を求め、その座標変換行列
を用いて次式を計算して重力座標系(Xg,Yg,Zg)
におけるペン先部8の加速度(Axog,Ayog,Azog)
を求める。
【0088】
【数19】
【0089】なお、上記実施例ではペン軸7の傾きを回
転角ベクトルvectorφnを用いたストラップダウン方式
の演算を用いて演算しているが、ペン軸7の傾きをオイ
ラー角(φ,θ,Ψ)で表わして演算しても良い。
【0090】ペン座標系(Xs,Ys,Zs)から重力座
標系(Xg,Yg,Zg)への座標変換行列invE(θ,
φ,Ψ)は次式で表すことができる。ここで、invE
(θ,φ,Ψ)は行列E(θ,φ,Ψ)の逆行列とす
る。
【0091】
【数20】
【0092】重力加速度をgとすると、傾斜角の初期値
(θo,φo,Ψo)は以下の式で求めることができる。
【0093】
【数21】
【0094】オイラー角を用いた場合、傾斜角初期値演
算部432は上記式を用いて傾斜角の初期値(θo,φ
o,Ψo)を求める。
【0095】ペン座標系(Xs,Ys,Zs)の各軸の回
転角速度(ωxs,ωys,ωzs)と傾斜角速度(dθ/d
t,dφ/dt,dΨ/dt)の関係は、以下の式で示
される。
【0096】
【数22】
【0097】傾斜角の初期値(θo,φo,Ψo)を考慮
して傾斜角速度(dθ/dt,dφ/dt,dΨ/d
t)を積分することで、傾斜角(θ,φ,Ψ)が求ま
る。傾斜角(θ,φ,Ψ)が求まると、さらに、前記式
を基に座標変換行列invE(θ,φ,Ψ)が求まる。
【0098】ペン座標系(Xs,Ys,Zs)でのXs軸方
向,Ys軸方向及びZs軸方向の各加速度センサ2a,2
b,2cの取付座標をそれぞれ(Xas,Yas,Zas),
(Xbs,Ybs,Zbs),(Xcs,Ycs,Zcs)とする
と、各加速度センサ2a,2b,2cから得られる加速
度(Axs,Ays,Azs)から重力座標系(Xg,Yg,Z
g)のペン先部8の加速度(Axog,Ayog,Azog)を求
める式は、次式のようになり、座標変換演算部434で
この式を基に座標変換を行なう。
【0099】
【数23】
【0100】上記式の括弧内の第2項及び第3項はジャ
イロ3a,3b,3cを用いて検出した回転角速度(ω
xs,ωys,ωzs)と回転角速度(ωxs,ωys,ωzs)か
ら得た回転角加速度(dωxs/dt,dωys/dt,d
ωzs/dt)の関数である。
【0101】重力加速度除去部435は、さらに、上記
式から重力加速度成分を除去する。移動量演算部435
は重力加速度成分を除去した後の重力座標系(Xg,Y
g,Zg)でのペン先部8の加速度(Axog,Ayog,Azo
g)を2回積分して、ペン先部8の軌跡(Xog,Yog,
Zog)を求める。このようにオイラー角を用いても正確
にペン先部8の移動量及び移動距離を算出することがで
きる。
【0102】さらに、既に説明したと同様にXs軸方向
の加速度センサ2aをXs=0となる位置(0,Yas,
Zas)、Ys方向の加速度センサ2bをYs=0となる位
置(Xbs,0,Zbs)、Zs方向の加速度センサ2cを
Zs軸上の位置(0、0、Zcs)に設けても良い。この場
合も既に説明したように各加速度センサ2a,2b,2
cを用いて検出した加速度(Axs,Ays,Azs)をペン
先部8における重力座標系(Xg,Yg,Zg)での加速
度(Axog,Ayog,Azog)に変換する式が簡単にな
り、処理速度を速めることができる。
【0103】また、同様に加速度センサ2a,2b,2
cの分解能(m/s2)をほぼ2.5(/s2)で割った長さを半
径とするZs軸を中心軸とした円柱範囲内に加速度セン
サ2a,2b,2cを設けた場合は、各加速度センサ2
a,2b,2cのペン先部8からのZs軸方向の距離を
それぞれL1,L1,L2とすると、各加速度センサ2
a,2b,2cの座標はほぼ(Xas,Yas,Zas)=
(0,0,−L1)、(Xbs,Ybs,Zbs)=(0,
0,−L1)、(Xcs,Ycs,Zcs)=(0,0,−
2)となる。これにより、加速度補正の演算量をさら
に減らし、処理速度をさらに速めることができる。
【0104】また、上記実施例においては、ストラップ
ダウン方式の演算又はオイラー角(φ,θ,Ψ)を用い
る演算によって、ペン先部8の移動方向及び移動距離を
求めているが、ニューラルネットワーク演算等を用い
て、ペン先部8における加速度(Axs補正,Ays補正
Azs補正)の変化の特徴からペン先部8の描いたパター
ンを検出するようにしても良い。
【0105】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、加速度
センサの取付位置とジャイロを用いて検出した回転角速
度とを基にペン先部を中心とした傾斜運動による加速度
成分を算出し、算出した傾斜運動による加速度成分を加
速度センサが検出した加速度から除去してペン先部にお
ける加速度を求め、ペン先部の加速度を基にペン先部の
移動量を検出するので、ペン先部を中心とした傾斜運動
により生じる加速度成分を除去でき、ペン先部の移動量
を正確に検出することができる。
【0106】また、演算量が少ないので、移動量の演算
処理を高速化することができる。
【0107】さらに、ペン座標系のXs軸方向の加速度
とYs軸周りの回転角速度を検出するので、ペン先部の
1次元の軌跡を正確に検出することができる。
【0108】さらに、ペン座標系のXs軸方向の加速度
とYs軸方向の加速度とXs軸周りの回転角速度とYs軸
周りの回転角速度を検出するので、ペン先部の2次元の
軌跡を正確に検出することができる。
【0109】さらに、ペン座標系のXs軸方向の加速度
とYs軸方向の加速度とXs軸周りの回転角速度とYs軸
周りの回転角速度とZs軸周りの回転角速度を検出して
回転の3自由度を全て検出するので、ペン軸の傾け方の
制約がなくなり使い勝手が良くなる。
【0110】さらに、ペン座標系の各軸方向の加速度と
各軸回りの回転角速度を検出するので、ペン先部の2次
元の軌跡を正確に検出することができる。
【0111】さらに、Xs軸方向の加速度を示す信号を
出力する加速度センサをYs=0となる位置に設けたの
で、Ys軸方向の補正を行なう必要がなくなり、演算処
理を簡単にできるので、処理を高速にすることができ
る。
【0112】さらに、Xs軸方向の加速度を示す信号を
出力する加速度センサをYs=0となる位置に設け、Ys
方向の加速度を示す信号を出力する加速度センサをXs
=0となる位置に設けたので、Xs軸方向及びYs軸方向
の補正を行なう必要がなくなり、さらに処理を高速化す
ることができる。
【0113】さらに、Xs軸方向の加速度を示す信号を
出力する加速度センサをYs=0となる位置に設け、Ys
方向の加速度を示す信号を出力する加速度センサをXs
=0となる位置に設け、Zs方向の加速度を示す信号を
出力する加速度センサをZs軸上に設けたので、さらに
処理を高速化することができる。
【0114】また、ペン軸からの距離が加速度センサの
分解能(m/s2)をほぼ2.5(/s2)で割った長さの範囲内
である位置に加速度センサを設けたので、補正演算処理
を簡単にできる。
【0115】さらに、筆記開始の際に加速度センサを用
いて検出したペン座標系の加速度を基に重力座標系にお
けるペン軸の傾斜角の初期値を算出し、算出したペン軸
の傾斜角の初期値とジャイロを用いて検出した回転角速
度から測定時点におけるペン軸の傾斜角を求め、ジャイ
ロを用いて検出した回転角速度及び加速度センサの取付
位置を基にペン先部を中心とした傾斜運動による加速度
成分を算出し、算出した傾斜運動による加速度成分を基
に加速度センサを用いて検出したペン座標系の加速度を
補正してペン先におけるペン座標系での加速度を求め、
ペン先におけるペン座標系での加速度を重力座標系によ
る加速度に変換し、変換した加速度を基にペン先部の移
動方向及び移動距離を算出するので、オイラー角を用い
た演算により、正確にペン先部の移動量及び移動距離を
検出することができる。
【0116】また、筆記開始の際に加速度センサを用い
て検出したペン座標系の加速度を基に回転角ベクトルの
初期値を算出し、算出した回転角ベクトルの初期値とジ
ャイロを用いて検出した回転角速度を基に今回サンプリ
ングの際の回転角ベクトルを演算し、ジャイロを用いて
検出した回転角速度及び加速度センサの取付位置を基に
ペン先部を中心とした傾斜運動による加速度成分を算出
し、算出した傾斜運動による加速度成分を基に加速度セ
ンサを用いて検出したペン座標系の加速度を補正してペ
ン先におけるペン座標系での加速度を求め、ペン先にお
けるペン座標系での加速度を重力座標系による加速度に
変換し、変換した加速度を基にペン先部の移動方向及び
移動距離を算出するので、ストラップダウン方式を用い
た演算を行ない正確にペン先部の移動量及び移動距離を
検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ペン型入力装置の斜視図である。
【図2】移動演算処理部の構成図である。
【図3】ペン型入力装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】2個の加速度センサと2個のジャイロを有する
場合の構成図である。
【図5】検出方向の直交方向の座標を0として加速度セ
ンサを設けた配置図である。
【図6】検出方向の座標を0として加速度センサを設け
た配置図である。
【図7】2個の加速度センサと3個のジャイロを有する
場合の構成図である。
【図8】3個の加速度センサと3個のジャイロを有する
場合の構成図である。
【符号の説明】
1 ペン型入力装置 2 加速度センサ 3 ジャイロ 41 入力処理部 42 傾斜加速度補正部 421 角加速度演算部 422 加速度補正部 43 移動演算処理部 431 静止判別部 432 傾斜角初期値演算部 433 傾斜角演算部 434 座標変換演算部 435 重力加速度除去部 436 移動量演算部 7 ペン軸 8 ペン先部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個の加速度センサと少なく
    とも1個のジャイロを有し、加速度センサの取付位置と
    ジャイロを用いて検出した回転角速度とを基にペン先部
    を中心とした傾斜運動による加速度成分を算出し、算出
    した傾斜運動による加速度成分を基に加速度センサが検
    出した加速度を補正してペン先部における加速度を求
    め、ペン先部の加速度を基にペン先部の移動量を検出す
    ることを特徴とするペン型入力装置。
  2. 【請求項2】 1個の加速度センサと1個のジャイロを
    有し、加速度センサはペン軸をZs軸としたペン座標系
    (Xs,Ys,Zs)のXs軸方向の加速度を示す信号を出
    力し、ジャイロはYs軸周りの回転角速度を示す信号を
    出力する請求項1記載のペン型入力装置。
  3. 【請求項3】 2個の加速度センサと2個のジャイロを
    有し、加速度センサはそれぞれペン軸をZs軸としたペ
    ン座標系(Xs,Ys,Zs)のXs軸方向の加速度を示す
    信号及びYs軸方向の加速度を示す信号を出力し、ジャ
    イロはそれぞれXs軸周りの回転角速度を示す信号及び
    Ys軸周りの回転角速度を示す信号を出力する請求項1
    記載のペン型入力装置。
  4. 【請求項4】 2個の加速度センサと3個のジャイロを
    有し、加速度センサはそれぞれペン軸をZs軸としたペ
    ン座標系(Xs,Ys,Zs)のXs軸方向の加速度を示す
    信号及びYs軸方向の加速度を示す信号を出力し、ジャ
    イロはそれぞれXs軸周りの回転角速度を示す信号、Ys
    軸周りの回転角速度を示す信号及びZs軸周りの回転角
    速度を示す信号を出力する請求項1記載のペン型入力装
    置。
  5. 【請求項5】 3個の加速度センサと3個のジャイロを
    有し、加速度センサはそれぞれペン座標系(Xs,Ys,
    Zs)のXs軸方向の加速度を示す信号、Ys軸方向の加
    速度を示す信号及びZs軸方向の加速度を示す信号を出
    力し、ジャイロはそれぞれXs軸周りの回転角速度を示
    す信号、Ys軸周りの回転角速度を示す信号及びZs軸周
    りの回転角速度を示す信号を出力する請求項1記載のペ
    ン型入力装置。
  6. 【請求項6】 上記Xs軸方向の加速度を示す信号を出
    力する加速度センサをYs=0となる位置に設けた請求
    項2乃至5のいずれかに記載のペン型入力装置。
  7. 【請求項7】 上記Xs軸方向の加速度を示す信号を出
    力する加速度センサをYs=0となる位置に設け、Ys方
    向の加速度を示す信号を出力する加速度センサをXs=
    0となる位置に設けた請求項3乃至5のいずれかに記載
    のペン型入力装置。
  8. 【請求項8】 上記Xs軸方向の加速度を示す信号を出
    力する加速度センサをYs=0となる位置に設け、Ys方
    向の加速度を示す信号を出力する加速度センサをXs=
    0となる位置に設け、Zs方向の加速度を示す信号を出
    力する加速度センサをZs軸上に設けた請求項5記載の
    ペン型入力装置。
  9. 【請求項9】 ペン軸からの距離が加速度センサの分解
    能(m/s2)をほぼ2.5(/s2)で割った長さの範囲内であ
    る位置に加速度センサを設けた請求項1乃至8のいずれ
    かに記載のペン型入力装置。
  10. 【請求項10】 筆記開始の際に加速度センサを用いて
    検出したペン座標系(Xs,Ys,Zs)の加速度を基に
    重力加速度方向に伸びる軸をZg軸にした重力座標系
    (Xg,Yg,Zg)におけるペン軸の傾斜角の初期値を
    算出し、算出したペン軸の傾斜角の初期値とジャイロを
    用いて検出した回転角速度から測定時点におけるペン軸
    の傾斜角を求め、ジャイロを用いて検出した回転角速度
    及び加速度センサの取付位置を基にペン先部を中心とし
    た傾斜運動による加速度成分を算出し、算出した傾斜運
    動による加速度成分を基に加速度センサを用いて検出し
    たペン座標系(Xs,Ys,Zs)の加速度を補正してペ
    ン先におけるペン座標系(Xs,Ys,Zs)での加速度
    を求め、ペン先におけるペン座標系(Xs,Ys,Zs)
    での加速度を重力座標系(Xg,Yg,Zg)による加速
    度に変換し、変換した加速度を基にペン先部の移動方向
    及び移動距離を算出する請求項1乃至9のいずれかに記
    載のペン型入力装置。
  11. 【請求項11】 筆記開始の際に加速度センサを用いて
    検出したペン座標系(Xs,Ys,Zs)の加速度を基に
    回転角ベクトルの初期値を算出し、算出した回転角ベク
    トルの初期値とジャイロを用いて検出した回転角速度を
    基に今回サンプリングの際の回転角ベクトルを演算し、
    ジャイロを用いて検出した回転角速度及び加速度センサ
    の取付位置を基にペン先部を中心とした傾斜運動による
    加速度成分を算出し、算出した傾斜運動による加速度成
    分を基に加速度センサを用いて検出したペン座標系(X
    s,Ys,Zs)の加速度を補正してペン先におけるペン
    座標系(Xs,Ys,Zs)での加速度を求め、ペン先に
    おけるペン座標系(Xs,Ys,Zs)での加速度を重力
    座標系(Xg,Yg,Zg)による加速度に変換し、変換
    した加速度を基にペン先部の移動方向及び移動距離を算
    出する請求項1乃至9のいずれかに記載のペン型入力装
    置。
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