JPH1077170A - エレベータ用地震感知器の作動装置 - Google Patents

エレベータ用地震感知器の作動装置

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JPH1077170A
JPH1077170A JP23214996A JP23214996A JPH1077170A JP H1077170 A JPH1077170 A JP H1077170A JP 23214996 A JP23214996 A JP 23214996A JP 23214996 A JP23214996 A JP 23214996A JP H1077170 A JPH1077170 A JP H1077170A
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JP
Japan
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elevator
earthquake
seismic sensor
sensor
arm
Prior art date
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Pending
Application number
JP23214996A
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English (en)
Inventor
Tomokazu Soejima
智和 副島
Seiichi Ozaki
清一 尾崎
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1077170A publication Critical patent/JPH1077170A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1名の保守員で地震時のチェックを行うこと
ができるエレベータ用地震感知器の作動装置を提供する
こと。 【解決手段】 保守員は、地震感知器6のリセットレバ
ー3を図示破線位置まで持ち上げ作動装置20の図示し
ないスイッチを閉じると図示しない励磁コイルが励磁さ
れ作動装置20のアーム21が破線位置まで突出する。
保守員は、リセットレバー3をアーム21のローラ21
b上に載せる。一方、スイッチの閉成でタイマが作動
し、その設定時間経過後、励磁コイルが解除されアーム
21が実線位置へ引っ込みリセットレバー3が急激に落
下し地震感知器6が作動する。タイマの設定時間内に保
守員はエレベータかごに乗り込み、地震感知器6の作動
による動作をチェックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震感知器を人為
的に作動させてエレベータが地震発生時に定められた態
様で駆動されるか否かを試験する場合に使用されるエレ
ベータ用地震感知器の作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地震発生時、エレベータは危険を回避す
るため、予め定められた態様で駆動される。例えば、地
震が比較的軽度な場合は、移動中のかごを最寄階まで運
行して停止させ、以後は通常運転状態に復帰させる。
又、地震が大きい場合は上記と同様にして最寄階に停止
させた後、保守員が操作するまでは運行停止状態に保持
される。地震発生時にエレベータが上記の予め定められ
た態様で駆動されるか否かは危険に直結する問題である
ので、当該駆動は保守員により定期的にチェックされ
る。このようなチェック方法を図により説明する。
【0003】図4は、地震感知器の原理を説明する図で
ある。この図で1は支持体、2は支持体の頂部に載せら
れた鋼球、3はリセットレバー、4はリセットレバー3
の回動支点、5はスイッチ、6はこれらで構成される地
震感知器を示す。地震等の振動が生じると、鋼球2が矢
印B方向に落下し(矢印Bと反対方向への落下は図示し
ない遮へい板等により阻止されている)、スイッチ5を
作動させる。リセットレバー3はスイッチ5を作動させ
るためのものであり、リセットレバー3を矢印A方向に
破線位置まで持ち上げると鋼球2もこれと一緒に持ち上
げられ、次いでリセットレバーを急激に実線位置に戻す
と鋼球2は支持体1上には戻らず、スイッチ5上に落ち
てこれを閉成する。このような地震感知器6は、通常、
エレベータ機械室に設置される。
【0004】図5は、エレベータ機械室及びエレベータ
塔内の概略を示す図である。この図で8は機械室、9は
エレベータ塔内を示す。10はエレベータかご、10a
はかご内に設置された表示装置、11はカウンタウエイ
ト、12はかごを駆動するモータである。なお、図示さ
れていないが地震感知器6は小さい加速度(例えば80
ガル)の振動で作動する特低ガル地震感知器とそれより
大きな加速度(例えば120ガル)の振動で作動する低
ガル地震感知器の2台で構成されている。
【0005】地震が発生したときのエレベータの運行を
チェックする場合、保守員C1は機械室で地震感知器6
のリセットレバー3を操作し、保守員C2は、かご10
が上記所定の動作をするか否か、又、表示装置10aに
所定の表示がなされるか否かをチェックする。チェック
終了後、保守員C1はリセットレバー3を静かに少し持
ち上げて鋼球2を支持体1に載せておく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のチェック手
段は、保守員2名が、必要であり作業効率上問題があっ
た。本発明の目的は、上記従来技術における課題を解決
し、1名の保守員で地震時のチェックを行なうことがで
きるエレベータ用地震感知器の作動装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する
為、本発明は、支持体で支持され震動により前記支持体
から落下する球体と、この球体の落下により閉じるスイ
ッチと、前記球体を前記支持体から所定位置まで持ち上
げて急激に落下させる試験用のリセットレバーとで構成
されるエレベータ用地震感知器において、前記リセット
レバーを前記所定位置に保持する保持レバーと、この保
持レバーの保持状態を解除する解除手段と、この解除手
段を動作させる操作スイッチと、この操作スイッチが操
作されたとき所定時間後に前記解手段を動作させるタイ
マーとを設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係
るエレベータ用地震感知器の作動装置の側面図である。
図で、6は図4に示す型と同一又は等価な地震感知器、
3はそのリセットレバーである。前述のように地震感知
器6は特低ガル用地震感知器と低ガル用地震感知器より
成り、リセットレバー3も各地震感知器毎に備えられて
いる。15は調整板であり、その角部や辺部分の高さを
調節することにより地震感知器6を保持する。20は作
動装置であり、図で左右に移動するアーム21を有す
る。21aはアーム21から直角方向(紙面で手前方
向)に延びる軸、21bは軸21aを中心に回転するロ
ーラである。
【0009】図2は図1に示す作動装置の要部の構成を
示す図である。図で図1に示す部分と同一部分には同一
符号が付されている。22は励磁コイル、23は励磁コ
イル22が励磁されたとき吸着する可動片、24はば
ね、25はアーム21と可動片23とを可回動に連結す
る連結部である。
【0010】図3は図1、2に示す作動装置の回路図で
ある。この図で、30は電源、31は保守員が操作する
スイッチ、32aは特低ガル用地震感知器のタイマ、3
2bは低ガル用感知器のタイマ、34aはタイマ32a
の常閉接点、34bはタイマ32bの常閉接点である。
22a、22bは図2に示す励磁コイルであり、22a
は特低ガル用地震感知器に対応する作動装置の励磁コイ
ル、22bは低ガル用地震感知器に対応する作動装置の
励磁コイルである。なお、タイマ32a、32bの設定
時間は互いに異なり、例えばタイマ32aの設定時間は
タイマ32bの設定時間より短くされている。
【0011】次に、本実施の形態の動作を説明する。通
常の状態において、図3に示すスイッチ31は開放状態
にある。したがって、タイマ32a、32bには通電さ
れず、励磁コイル22a、22bは非励磁となってい
る。このため、アーム21はばね24により図2に破線
で示すように右方へ引き込まれている。チェックのため
保守員が機械室8に入り、各地震感知器の各リセットア
ーム3を図1に示す破線位置へ引き上げ、スイッチ31
を投入すると、励磁コイル22a、22bが励磁され、
可動片23がばね24のばね力に抗して吸引されるので
各アーム21は図1、2で左方へ移動し、各リセットレ
バー3の下方へ突出して各リセットアーム21をその位
置に支持する。又、スイッチ31が投入されたことによ
りタイマ31a、31bに通電される。
【0012】保守員は、スイッチ31を投入した後、機
械室8を出て特定の階に停止してあるエレベータのかご
10に乗り込みこれを上昇又は下降させる。タイマ32
aの設定時間は、保守員がスイッチ31を投入してから
かご10に乗り込むのに充分な時間が設定してある。タ
イマ32aの設定時間が経過すると、タイマ32aの常
閉接点が開き、励磁コイル22aが非励磁となり、アー
ム21はばね24により右方へ移動する。この時、ロー
ラ21aの回転によりアーム21はリセットアーム3に
引っかかることなく円滑に移動する。アーム21の移動
により特低ガル地震感知器のリセットアーム3が急激に
落下するので、当該特低ガル地震感知器の接点が閉じ、
エレベータのシステムが正常であれば、表示装置10a
に所要の表示をするとともに、かご10を最寄階まで移
動し、当該階に停止しドアを開く。保守員は、この作動
状態をチェックし、かつ、最寄階停止後かご10を運転
してみる(正常である場合、かごは指示に従って運転さ
れる)。
【0013】タイマ32bには、保守員がスイッチ31
を投入して特低ガル地震感知器の作動時におけるチェッ
クが終了するまでの充分な時間が設定されている。そし
て、タイマ32bに設定される当該時間が経過すると、
タイマ32bの常閉接点が開き、今度は低ガル用地震感
知器に対応するアーム21が右方へ引き込まれ、低ガル
用地震感知器のリセットアーム3が落下し、接点が閉成
し、かご10は上記と同じ動作を行う。エレベータのシ
ステムが正常であると、かご10は最寄階に停止し、そ
の後、保守員が運転動作を行っても駆動されない。試験
終了後、保守員がスイッチ31を開くと、タイマ32
a、32bはリセットされ、接点34a、34bは元に
復帰する。
【0014】このように、本実施の形態では、保守員が
スイッチを操作することにより所定時間後、特低ガル用
地震感知器をさらに当該所定時間より長い所定時間後、
低ガル用地震感知器をそれぞれ自動的に動作させること
ができるので、地震時のチェックを保守員1人で行うこ
とができ、作業効率を向上させることができる。
【0015】なお、上記実施の形態の説明では、特低ガ
ル用地震感知器と低ガル用地震感知器の両者を作動させ
る例について説明したが、いずれか一方のみが設けられ
ている場合にも適用できるのは当然である。又、両者が
設けられている場合、特低ガル地震感知器を先に作動さ
せるようにする例について説明したが、逆であってもよ
いのは明らかである。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、地震感
知器のリセットレバーを所定位置まで持ち上げた状態で
保持し、所定時間後にその保持を解除してリセットレバ
ーを自動的に急激に元の位置に戻すようにしたので、1
人の保守員で地震発生時のエレベータシステムの作動状
態をチェックすることができ、作業効率を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るエレベータ用地震感
知器の作動装置の側面図である。
【図2】図1に示す作動装置の要部の構成を示す図であ
る。
【図3】図1,2に示す作動装置の回路図である。
【図4】地震感知器の原理を説明する図である。
【図5】エレベータ機械室及びエレベータ塔内の概略を
示す図である。
【符号の説明】
3 リセットレバー 6 地震感知器 15 調整板 20 作動装置 21 アーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体で支持され震動により前記支持体
    から落下する球体と、この球体の落下により閉じるスイ
    ッチと、前記球体を前記支持体から所定位置まで持ち上
    げて急激に落下させる試験用のリセットレバーとで構成
    されるエレベータ用地震感知器において、前記リセット
    レバーを前記所定位置に保持する保持レバーと、この保
    持レバーの保持状態を解除する解除手段と、この解除手
    段を動作させる操作スイッチと、この操作スイッチが操
    作されたとき所定時間後に前記解除手段を動作させるタ
    イマーとを設けたことを特徴とするエレベータ用地震感
    知器の作動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において前記エレベータ用地震
    感知器は、低いガル用の第1の地震感知器、およびこの
    第1の地震感知器のガルより高いガル用の第2の地震感
    知器から成り、これら第1の地震感知器および第2の地
    震感知器に対してそれぞれ前記保持レバー、前記解除手
    段、前記操作スイッチ、およびタイマーが設けられ、か
    つ、前記各タイマーの所定時間は異なるように設定され
    ていることを特徴とするエレベータ用地震感知器の作動
    装置。
JP23214996A 1996-09-02 1996-09-02 エレベータ用地震感知器の作動装置 Pending JPH1077170A (ja)

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