JPH1076238A - 廃棄物処分場の遮水層およびその施工方法 - Google Patents
廃棄物処分場の遮水層およびその施工方法Info
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- JPH1076238A JPH1076238A JP8233173A JP23317396A JPH1076238A JP H1076238 A JPH1076238 A JP H1076238A JP 8233173 A JP8233173 A JP 8233173A JP 23317396 A JP23317396 A JP 23317396A JP H1076238 A JPH1076238 A JP H1076238A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B09—DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
- B09B—DISPOSAL OF SOLID WASTE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B09B1/00—Dumping solid waste
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 側面部が急斜面であってもベントナイト混合
土層の施工が容易にでき、しかも遮水機能の向上も図れ
る。 【解決手段】 処分場の底面部および側面の斜面部に築
造する遮水層で、該遮水層をベントナイト混合土層と遮
水シートとの多層構造とし、底面部のベントナイト混合
土層２はベントナイト混合土を転圧して築造し、斜面部
のベントナイト混合土層３は吹き付けまたはベントナイ
ト混合土の圧縮ブロックの積層で形成し、ベントナイト
混合土層２，３の上に遮水シート11を布設する。
土層の施工が容易にでき、しかも遮水機能の向上も図れ
る。 【解決手段】 処分場の底面部および側面の斜面部に築
造する遮水層で、該遮水層をベントナイト混合土層と遮
水シートとの多層構造とし、底面部のベントナイト混合
土層２はベントナイト混合土を転圧して築造し、斜面部
のベントナイト混合土層３は吹き付けまたはベントナイ
ト混合土の圧縮ブロックの積層で形成し、ベントナイト
混合土層２，３の上に遮水シート11を布設する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般廃棄物などの
廃棄物処分場の遮水層およびその施工方法に関するもの
である。
廃棄物処分場の遮水層およびその施工方法に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】一般廃棄物処分場では廃棄物からの汚水
などが地下に浸入して地盤を汚染することを防止するた
めに、地盤に遮水材を布設しているが、かかる遮水材と
して従来は例えば合成ゴム、合成樹脂などによる遮水シ
ートを布設している。
などが地下に浸入して地盤を汚染することを防止するた
めに、地盤に遮水材を布設しているが、かかる遮水材と
して従来は例えば合成ゴム、合成樹脂などによる遮水シ
ートを布設している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、遮水シートは
突起物などにより破損し孔が発生した場合に、ここから
汚水が地盤中に漏水することから、処理施設の底部には
吸水すると膨潤し止水機能を発揮するベントナイトの混
合土による層を設けるようになってきている。
突起物などにより破損し孔が発生した場合に、ここから
汚水が地盤中に漏水することから、処理施設の底部には
吸水すると膨潤し止水機能を発揮するベントナイトの混
合土による層を設けるようになってきている。
【０００４】そして、遮水機能をより高めるため処理施
設の底部だけでなく、側面部もベントナイト混合土で覆
うことが求められる。
設の底部だけでなく、側面部もベントナイト混合土で覆
うことが求められる。
【０００５】処理施設の側面部にベントナイト混合土層
による遮水層を築造する場合、側面部の斜面が緩やかな
ものであれば、ベントナイト混合土層の施工は密度を得
るのに一番簡単な方法として振動ローラによる転圧で行
えるが、斜面が急な場所では振動ローラによる転圧が困
難で、十分な遮水機能が発揮できない。
による遮水層を築造する場合、側面部の斜面が緩やかな
ものであれば、ベントナイト混合土層の施工は密度を得
るのに一番簡単な方法として振動ローラによる転圧で行
えるが、斜面が急な場所では振動ローラによる転圧が困
難で、十分な遮水機能が発揮できない。
【０００６】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、遮水シートを使用してこれが破損した場合にも遮水
機能を保持でき、ベントナイトの混合土層を施工する場
合に処分場の側面部が急斜面であっても容易に施工でき
る廃棄物処分場の遮水層およびその施工方法を提供する
ことにある。
し、遮水シートを使用してこれが破損した場合にも遮水
機能を保持でき、ベントナイトの混合土層を施工する場
合に処分場の側面部が急斜面であっても容易に施工でき
る廃棄物処分場の遮水層およびその施工方法を提供する
ことにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第１に、処分場の底面部および側面の斜面部
に築造する遮水層で、該遮水層をベントナイト混合土層
と遮水シートとの多層構造としたことを要旨とするもの
である。
するため、第１に、処分場の底面部および側面の斜面部
に築造する遮水層で、該遮水層をベントナイト混合土層
と遮水シートとの多層構造としたことを要旨とするもの
である。
【０００８】第２に、遮水層を構成するベントナイト混
合土層と遮水シートとは、下層と上層にベントナイト混
合土層を設け、この上下のベントナイト混合土層の間の
中間層として遮水シートを設けることを要旨とするもの
である。
合土層と遮水シートとは、下層と上層にベントナイト混
合土層を設け、この上下のベントナイト混合土層の間の
中間層として遮水シートを設けることを要旨とするもの
である。
【０００９】第３に、処分場の底面部のベントナイト混
合土層はベントナイト混合土を転圧して形成し、斜面部
のベントナイト混合土層は、現地発生土とベントナイト
との混合土の吹き付けにより形成すること、または、礫
と砂とベントナイトとの混合土の吹き付けにより形成す
ること、または、ベントナイト混合土を圧縮してブロッ
クに形成し、この圧縮ブロックの積層により形成するこ
とを要旨とするものである。
合土層はベントナイト混合土を転圧して形成し、斜面部
のベントナイト混合土層は、現地発生土とベントナイト
との混合土の吹き付けにより形成すること、または、礫
と砂とベントナイトとの混合土の吹き付けにより形成す
ること、または、ベントナイト混合土を圧縮してブロッ
クに形成し、この圧縮ブロックの積層により形成するこ
とを要旨とするものである。
【００１０】請求項１記載の本発明によれば、遮水層を
ベントナイト混合土層と遮水シートとの多層構造とする
ことで、異質の遮水機能を有する層を組み合わせること
により確実に遮水でき、特に、廃棄物中の突起物などに
よって遮水シートが破損して孔があいた場合にベントナ
イト混合土層の吸水による膨潤により遮水できる。ま
た、汚水中の有害物質をベントナイトが吸着するから地
下水の汚染を防止できる。
ベントナイト混合土層と遮水シートとの多層構造とする
ことで、異質の遮水機能を有する層を組み合わせること
により確実に遮水でき、特に、廃棄物中の突起物などに
よって遮水シートが破損して孔があいた場合にベントナ
イト混合土層の吸水による膨潤により遮水できる。ま
た、汚水中の有害物質をベントナイトが吸着するから地
下水の汚染を防止できる。
【００１１】請求項１記載の本発明によれば、前記作用
に加えて遮水シートは上下のベントナイト混合土層で挟
まれるから、廃棄物に直接接触せず、廃棄物中の突起物
で破損される可能性が低くなり、遮水機能が損なわれる
ことが少ない。
に加えて遮水シートは上下のベントナイト混合土層で挟
まれるから、廃棄物に直接接触せず、廃棄物中の突起物
で破損される可能性が低くなり、遮水機能が損なわれる
ことが少ない。
【００１２】請求項３から請求項４記載の本発明によれ
ば、処分場の底面部のベントナイト混合土層はベントナ
イト混合土を転圧して形成するから、一番簡単な方法で
密度を得ることができ、斜面部のベントナイト混合土層
は吹き付けや圧縮ブロックの積層により形成するから、
振動ローラを使用せずに施工でき、傾斜が急でも施工可
能である。また、吹き付けは狭隘な場所での施工も可能
とする。
ば、処分場の底面部のベントナイト混合土層はベントナ
イト混合土を転圧して形成するから、一番簡単な方法で
密度を得ることができ、斜面部のベントナイト混合土層
は吹き付けや圧縮ブロックの積層により形成するから、
振動ローラを使用せずに施工でき、傾斜が急でも施工可
能である。また、吹き付けは狭隘な場所での施工も可能
とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図１は本発明の廃棄物処分場
の遮水層の実施の形態を示す縦断正面図で、処分場１の
底面部には図２にも示すようにベントナイト混合土層２
を振動ローラなどの締固め機で転圧して施工する。
の形態を詳細に説明する。図１は本発明の廃棄物処分場
の遮水層の実施の形態を示す縦断正面図で、処分場１の
底面部には図２にも示すようにベントナイト混合土層２
を振動ローラなどの締固め機で転圧して施工する。
【００１４】このベントナイト混合土６は例えば現地発
生土とベントナイトを混合したもの、礫と砂とベントナ
イトを混合したものなどを使用し、混合比率は、土質材
料がＧmax ＝20mm以下のものを85〜95％、Ｎａ型ベント
ナイトを５〜15％、水を最適含水比〜最適含水比＋４％
とする。
生土とベントナイトを混合したもの、礫と砂とベントナ
イトを混合したものなどを使用し、混合比率は、土質材
料がＧmax ＝20mm以下のものを85〜95％、Ｎａ型ベント
ナイトを５〜15％、水を最適含水比〜最適含水比＋４％
とする。
【００１５】処分場１の斜面部は、一例として前記と同
様の混合比率のベントナイト混合土６を使用し、施工方
法の第１実施形態として図２に示すようにニードガンな
どの吹付け機４を用いて斜面に吹き付けてベントナイト
混合土層３を施工する。
様の混合比率のベントナイト混合土６を使用し、施工方
法の第１実施形態として図２に示すようにニードガンな
どの吹付け機４を用いて斜面に吹き付けてベントナイト
混合土層３を施工する。
【００１６】または第２実施形態として処分場１の斜面
部は、図３に示すようにベントナイト混合土を圧縮して
ブロックに形成し、この圧縮ブロック５の積層によりベ
ントナイト混合土層３を施工する。
部は、図３に示すようにベントナイト混合土を圧縮して
ブロックに形成し、この圧縮ブロック５の積層によりベ
ントナイト混合土層３を施工する。
【００１７】この圧縮ブロック５は、例えばベントナイ
ト混合土６を圧縮して含粋比７〜20％、圧縮応力25〜50
kg／cm2 における乾燥密度ρd ＝1.76〜2.0 ｔ／ｍ3 と
なるように成形したブロック２を組み合わせて積層させ
る。この時に、各圧縮ブロック５の隙間には図３、図４
に示すようにベントナイト混合土６を吹き付けて、でき
るだけ圧縮ブロック５，５間に空隙ができないようにし
て組み合わせる。
ト混合土６を圧縮して含粋比７〜20％、圧縮応力25〜50
kg／cm2 における乾燥密度ρd ＝1.76〜2.0 ｔ／ｍ3 と
なるように成形したブロック２を組み合わせて積層させ
る。この時に、各圧縮ブロック５の隙間には図３、図４
に示すようにベントナイト混合土６を吹き付けて、でき
るだけ圧縮ブロック５，５間に空隙ができないようにし
て組み合わせる。
【００１８】なお、前記圧縮ブロック５の成形方法は、
図６に示すように、ベントナイト混合土６を所定の含水
比で配合したものを回転体９の圧縮室８に落とし、回転
に合わせて上下動する押し込み装置７で押し付けたり、
図７に示すエアー噴射装置10でエアーを吹き付けること
により強制的に前記圧縮室８内に前記ベントナイト混合
土６を落とし込む（湿式法）。または、ベントナイト混
合土を自然含水比で製造し、所定の含水比となるよう
に、水噴射装置で水を噴射する（乾式法）のどちらの方
法でもよい。
図６に示すように、ベントナイト混合土６を所定の含水
比で配合したものを回転体９の圧縮室８に落とし、回転
に合わせて上下動する押し込み装置７で押し付けたり、
図７に示すエアー噴射装置10でエアーを吹き付けること
により強制的に前記圧縮室８内に前記ベントナイト混合
土６を落とし込む（湿式法）。または、ベントナイト混
合土を自然含水比で製造し、所定の含水比となるよう
に、水噴射装置で水を噴射する（乾式法）のどちらの方
法でもよい。
【００１９】以上のようにして吹き付けによりベントナ
イト混合土層３を施工、または圧縮ブロック５の積層に
よりベントナイト混合土層３を施工したならば、図１に
示すように遮水層の第１実施形態としてベントナイト混
合土層３の上に合成ゴムなどによる遮水シート11を布設
する。
イト混合土層３を施工、または圧縮ブロック５の積層に
よりベントナイト混合土層３を施工したならば、図１に
示すように遮水層の第１実施形態としてベントナイト混
合土層３の上に合成ゴムなどによる遮水シート11を布設
する。
【００２０】さらに第２実施形態としては、図５に示す
ようにベントナイト混合土層３の上に合成ゴムなどによ
る遮水シート11を布設し、さらにその上に底面部は転圧
などにより、斜面部は吹き付けまたは圧縮ブロック５の
積層によるベントナイト混合土層３を施工して、遮水層
を構築する。
ようにベントナイト混合土層３の上に合成ゴムなどによ
る遮水シート11を布設し、さらにその上に底面部は転圧
などにより、斜面部は吹き付けまたは圧縮ブロック５の
積層によるベントナイト混合土層３を施工して、遮水層
を構築する。
【００２１】かかる遮水層は、遮水シート11が上下のベ
ントナイト混合土層３，３の間に挟まれて中間層として
形成されるので、廃棄物に直接接触することはなく、廃
棄物中の突起物で破損する可能性は少ないが、万一破損
した場合でもベントナイト混合土層３のベントナイトが
吸水して膨潤するから、これにより破損箇所がふさがれ
て遮水機能が損なわれることがなく、また、廃棄物の汚
水中に含まれている有害物質をベントナイトが吸着する
から地下水の汚染を防止できる。
ントナイト混合土層３，３の間に挟まれて中間層として
形成されるので、廃棄物に直接接触することはなく、廃
棄物中の突起物で破損する可能性は少ないが、万一破損
した場合でもベントナイト混合土層３のベントナイトが
吸水して膨潤するから、これにより破損箇所がふさがれ
て遮水機能が損なわれることがなく、また、廃棄物の汚
水中に含まれている有害物質をベントナイトが吸着する
から地下水の汚染を防止できる。
【００２２】〈実施例１〉本発明で用いる圧縮ブロック
５の圧縮力についての実施例を記述する。 １．目的 礫混入ベントナイト混合土の圧縮ブロックの圧縮力を把
握する。 ２．試験内容 (1) 使用材料 礫・・・・・・Ｇmax ＝20mmのコンクリート用粗骨材 砂・・・・・・コンクリート用細骨材 ベントナイト・・・Ｎａ型ベントナイト（クニゲルＶ
１） 水 (2) 配合 礫：砂：ベントナイト＝50：37.5：12.5（乾燥重量比率
％） 含水比・・・・Ｗ＝７，10，15，20％ (3) 圧縮機械 ５ｔ一軸圧縮試験機 (4) 試験体 φ10cm×ｈ13cm （φ10cm×ｈ20cmのモールドで圧縮） (5) 圧縮試験結果 Ｗ＝７〜15％の場合・・圧縮応力25kgt/cm2 でρd ＝95
％×ρd max Ｗ＝20％の場合・・・・圧縮応力25kgt/cm2 でρd ＝90
％×ρd max このような乾燥密度（ρd ）であれば、圧縮ブロックの
透水係数はｋ＝５×10-9〜１×10-9cm／sec となって優
れた遮水効果が得られる。
５の圧縮力についての実施例を記述する。 １．目的 礫混入ベントナイト混合土の圧縮ブロックの圧縮力を把
握する。 ２．試験内容 (1) 使用材料 礫・・・・・・Ｇmax ＝20mmのコンクリート用粗骨材 砂・・・・・・コンクリート用細骨材 ベントナイト・・・Ｎａ型ベントナイト（クニゲルＶ
１） 水 (2) 配合 礫：砂：ベントナイト＝50：37.5：12.5（乾燥重量比率
％） 含水比・・・・Ｗ＝７，10，15，20％ (3) 圧縮機械 ５ｔ一軸圧縮試験機 (4) 試験体 φ10cm×ｈ13cm （φ10cm×ｈ20cmのモールドで圧縮） (5) 圧縮試験結果 Ｗ＝７〜15％の場合・・圧縮応力25kgt/cm2 でρd ＝95
％×ρd max Ｗ＝20％の場合・・・・圧縮応力25kgt/cm2 でρd ＝90
％×ρd max このような乾燥密度（ρd ）であれば、圧縮ブロックの
透水係数はｋ＝５×10-9〜１×10-9cm／sec となって優
れた遮水効果が得られる。
【００２３】〈実施例２〉また、本発明の礫混入ベント
ナイト混合土の吹付け部分についての実施例を記述す
る。 １．目的 礫混入ベントナイト混合土の吹付け工法による施工性お
よび施工品質を把握する。 ２．試験内容 (1) 使用材料 礫・・・・・・６号砕石（Ｇmax ＝20mm） 砂・・・・・・コンクリート用細骨材 ベントナイト・・・Ｎａ型ベントナイト（クニゲルＶ
１） 水 (2) 配合（実験配合の１例） 礫：砂：ベントナイト＝50：35：15（乾燥重量比率％） 含水比・・・(a) Ｗ＝９％（最適含水比 ＷDPt ） (b) Ｗ＝11％（最適含水比 ＷDP＋２％） (c) Ｗ＝13％（最適含水比 ＷDP＋４％） (3) 使用機械 ニードガン（空気圧５kgf/cm2 ）を使用する。 (4) 試験体 縦80cm×横80cm×深さ30cmの型枠内に吹付ける。 (5) 施工状況 はね返りは30〜40％あったが、型枠（縦80cm×横80cm×
深さ30cm）への吹付けは問題なくできた。 (6) 施工品質結果 (a)乾燥密度（ρd ） ρd ＝（90〜95％）×ρd max 程度の密度となった。ρ
d max は室内の突固め試験で得られた最大乾燥密度で今
回の配合ではρd max ＝1.95 t/m3 。 (b)透水係数（ｋ） ｋ＝１×10-8〜１×10-9cm／sec となった。この値はベ
ントナイト配合率15％の場合の透水係数であり、目標と
する透水係数に応じてベントナイト配合率を増減すれば
よい。
ナイト混合土の吹付け部分についての実施例を記述す
る。 １．目的 礫混入ベントナイト混合土の吹付け工法による施工性お
よび施工品質を把握する。 ２．試験内容 (1) 使用材料 礫・・・・・・６号砕石（Ｇmax ＝20mm） 砂・・・・・・コンクリート用細骨材 ベントナイト・・・Ｎａ型ベントナイト（クニゲルＶ
１） 水 (2) 配合（実験配合の１例） 礫：砂：ベントナイト＝50：35：15（乾燥重量比率％） 含水比・・・(a) Ｗ＝９％（最適含水比 ＷDPt ） (b) Ｗ＝11％（最適含水比 ＷDP＋２％） (c) Ｗ＝13％（最適含水比 ＷDP＋４％） (3) 使用機械 ニードガン（空気圧５kgf/cm2 ）を使用する。 (4) 試験体 縦80cm×横80cm×深さ30cmの型枠内に吹付ける。 (5) 施工状況 はね返りは30〜40％あったが、型枠（縦80cm×横80cm×
深さ30cm）への吹付けは問題なくできた。 (6) 施工品質結果 (a)乾燥密度（ρd ） ρd ＝（90〜95％）×ρd max 程度の密度となった。ρ
d max は室内の突固め試験で得られた最大乾燥密度で今
回の配合ではρd max ＝1.95 t/m3 。 (b)透水係数（ｋ） ｋ＝１×10-8〜１×10-9cm／sec となった。この値はベ
ントナイト配合率15％の場合の透水係数であり、目標と
する透水係数に応じてベントナイト配合率を増減すれば
よい。
【００２４】
【発明の効果】以上述べたように本発明の廃棄物処分場
の遮水層およびその施工方法は、ベントナイト混合土層
と遮水シートとの多層構造としたから、異質の遮水機能
を有する層を組み合わせることにより確実に遮水でき、
特に、廃棄物中の突起物などによって遮水シートが破損
して孔かあいた場合にベントナイト混合土層の吸水によ
る膨潤により遮水でき、遮水機能を確保できる。また、
汚水中の有害物質をベントナイトが吸着するから地下水
の汚染を防止できる。
の遮水層およびその施工方法は、ベントナイト混合土層
と遮水シートとの多層構造としたから、異質の遮水機能
を有する層を組み合わせることにより確実に遮水でき、
特に、廃棄物中の突起物などによって遮水シートが破損
して孔かあいた場合にベントナイト混合土層の吸水によ
る膨潤により遮水でき、遮水機能を確保できる。また、
汚水中の有害物質をベントナイトが吸着するから地下水
の汚染を防止できる。
【００２５】また、側面部は振動ローラなどを使用せず
に施工するから側面部が急斜面であってもベントナイト
混合土層の施工が容易であり、斜面部にも実施できるも
のである。
に施工するから側面部が急斜面であってもベントナイト
混合土層の施工が容易であり、斜面部にも実施できるも
のである。
【図１】本発明の廃棄物処分場の遮水層の第１実施形態
を示す縦断正面図である。
を示す縦断正面図である。
【図２】本発明の廃棄物処分場の遮水層の施工方法の第
１実施形態を示す要部の縦断正面図である。
１実施形態を示す要部の縦断正面図である。
【図３】本発明の廃棄物処分場の遮水層の施工方法の第
２実施形態を示す要部の斜視図である。
２実施形態を示す要部の斜視図である。
【図４】本発明の廃棄物処分場の遮水層の施工方法の第
２実施形態を示す要部の他の部分の斜視図である。
２実施形態を示す要部の他の部分の斜視図である。
【図５】本発明の廃棄物処分場の遮水層の第２実施形態
を示す要部の斜視図である。
を示す要部の斜視図である。
【図６】ブロックの製造装置を示す一部切欠いた側面図
である。
である。
【図７】ブロックの他の製造装置を示す一部切欠いた側
面図である。
面図である。
１…処分場 ２…ベントナイト混合
土層 ３…ベントナイト混合土層 ４…吹付け機 ５…圧縮ブロック ６…ベントナイト混合
土 ７…押し込み装置 ８…圧縮室 ９…回転体 10…エアー噴射装置 11…遮水シート
土層 ３…ベントナイト混合土層 ４…吹付け機 ５…圧縮ブロック ６…ベントナイト混合
土 ７…押し込み装置 ８…圧縮室 ９…回転体 10…エアー噴射装置 11…遮水シート
Claims (5)
- 【請求項１】 処分場の底面部および側面の斜面部に築
造する遮水層で、該遮水層をベントナイト混合土層と遮
水シートとの多層構造としたことを特徴とする廃棄物処
分場の遮水層。 - 【請求項２】 遮水層を構成するベントナイト混合土層
と遮水シートとは、下層と上層にベントナイト混合土層
を設け、この上下のベントナイト混合土層の間の中間層
として遮水シートを設ける請求項１記載の廃棄物処分場
の遮水層。 - 【請求項３】 処分場の底面部のベントナイト混合土層
はベントナイト混合土を転圧して形成し、斜面部のベン
トナイト混合土層は、現地発生土とベントナイトとの混
合土の吹き付けにより形成することを特徴とする廃棄物
処分場の遮水層の施工方法。 - 【請求項４】 処分場の底面部のベントナイト混合土層
はベントナイト混合土を転圧して形成し、斜面部のベン
トナイト混合土層は、礫と砂とベントナイトとの混合土
の吹き付けにより形成することを特徴とする廃棄物処分
場の遮水層の施工方法。 - 【請求項５】 処分場の底面部のベントナイト混合土層
はベントナイト混合土を転圧して形成し、斜面部のベン
トナイト混合土層は、ベントナイト混合土を圧縮してブ
ロックに形成し、この圧縮ブロックの積層により形成す
ることを特徴とする廃棄物処分場の遮水層の施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8233173A JPH1076238A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 廃棄物処分場の遮水層およびその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8233173A JPH1076238A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 廃棄物処分場の遮水層およびその施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1076238A true JPH1076238A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16950880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8233173A Pending JPH1076238A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 廃棄物処分場の遮水層およびその施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1076238A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2015223578A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-14 | 大成建設株式会社 | 不透水層用の混合土および混合土の配合設計方法 |
-
1996
- 1996-09-03 JP JP8233173A patent/JPH1076238A/ja active Pending
Cited By (12)
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