JP2000140786A - 廃棄物処分場 - Google Patents
廃棄物処分場Info
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/30—Landfill technologies aiming to mitigate methane emissions
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
Abstract
化を促進できるようにした構造とする。 【解決手段】 自然の地形を利用しつつ掘削により造成
された凹状の地盤Eの内側全域に遮水工2を施工し、底
面に遮水工2の保護と排水とを兼用したサンドマット層
3を形成し、サンドマット層3の中央部内底面に滲出水
集排水管5を配管した廃棄物処分場1であって、処分場
の内部に廃棄物6を投棄するとともに、所定厚みまで堆
積したら中間覆土12を施工することを順次繰返すこと
で、順次処分場内部を埋立てるようにした廃棄物処分場
1において、前記中間覆土層12は、浄化機能と排水機
能を兼用した遮水の層からなり、かつ廃棄物6及び覆土
層12を貫通し、下端を前記集配水管5に接続した縦型
集排水管10を立設した。
Description
し、特に埋立てられた廃棄物から滲出する水の水質浄化
を促進できるようにした構造に関する。
ば、図2に示す断面を呈するように造成されている。同
図において、初期状態の廃棄物処分場1は、谷間などの
自然の地形を利用しつつ、部分掘削により造成された凹
状の地盤Eの内側全域に遮水工2を施し、底面に遮水工
2の保護と排水とを兼用したサンドマット層3を形成
し、サンドマット層3の中央部内底面に透水層4で囲わ
れる滲出水集配水管5を配管した構造であり、集配水管
5の下流側は図示しない水処理施設に接続される。
投棄される廃棄物6からの滲出水は集配水管5に集めら
れ、水処理施設で所定の水質基準となるまで無害化処理
した後、下流側に放流される。
飛散や悪臭防止のために、埋め立て厚さ2〜3m毎に、
厚さが50cm程度の中間覆土層7が施工され、この結
果、処分場1内がすべて埋め立てられると、最終覆土7
で覆い、廃棄物処分場としての役割を終える。
品質としては、特に規定された基準はなく、重機によっ
て撒き出しが可能な土砂であればよいとされている。
分場1の埋立てが完了し、その機能を終息させる場合、
あるいはその跡地利用施設を造成しようとする場合、問
題となるのは、その地下土壌に有害イオンや有害な有機
無機物が含まれておらず、完全に自然に還元されている
かどうかである。この場合の目安となるのは、水処理施
設に到達する地下水、すなわち図2に破線で示すよう
に、処分場内に流れた雨水などによる滲出水が放流基準
を満たしているか否かが斟酌される。つまり、放流基準
を満たしていれば、自然降雨による濾過機能により、有
害物質が浄化されていると判断することができる。
の廃棄物処分場では、廃棄物埋立完了後、いつまでに滲
出水が完全浄化されるかは不明であるとされている。つ
まり、現在、処分場から排出されている水が仮に放流基
準を満たしていたとしても、それは処分場内に自然に形
成された水みちを通って放出される水が基準を満たして
いるだけなのである。
分場内の埋立地を掘削したり、杭を打設した場合、地下
水の水みちを変える結果、今まで良好な水質であったの
に、悪くなってしまう可能性もあり、それ故、排水施設
機能を停止したり、跡地利用を図る時期を推定するのは
困難であった。
って、その目的は、廃棄物全面に水が浸透し、その水を
集水することで、早期に水質浄化を図れるようにした廃
棄物処分場を提供するものである。
め、本発明は、凹状の地盤の内側全域に遮水工を施工
し、その底面に滲出水集排水管を配管した廃棄物処分場
にして、該処分場の内部に廃棄物を投棄することと、該
廃棄物が所定厚みまで堆積したら中間覆土を施すことで
中間覆土層を形成することとを繰返すようにした廃棄物
処分場において、前記中間覆土層は、浄化機能と排水機
能とを兼用して構成された層からなり、かつ廃棄物及び
覆土層を貫通し、下端を前記集排水管に接続した縦型集
排水管を立設したことを特徴とするものである。
ら滲出する水は、中間覆土層から縦型集排水管のみを通
じて集排水管に流れるため、特定の水みちをつくること
なく、均一に中間覆土層に浸透し、ここで浄化されつつ
系外に排出される。
浄化機能を有する透水性材料と、該透水性材料内に敷設
された排水マットとからなる複合層であることにより、
以上述べた機能を達成できる。
態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1
は、本発明にかかる廃棄物処分場を示している。なお、
同図において、従来技術と同一箇所には同一符号を用
い、異なる箇所にのみ異なる符号を用いて説明する。
1は、従来と同様に、谷間などの自然の地形を利用しつ
つ、部分掘削により造成された凹状の地盤Eの内側全域
に遮水工2を施し、底面に遮水工2の保護と排水とを兼
用したサンドマット層3を形成し、サンドマット層3の
中央部内底面に透水層4で囲われる滲出水集排水管5を
配管している。
を集排水管5に接続した縦型集排水管10が立設され、
その外周を同じく透水層4で覆った構造であり、さら
に、廃棄物6の投棄作業に先立ち、サンドマット層3の
上面には遮水保護工12が施工されている。
同一材質のもので構成されている。すなわち、この遮水
保護工12は、サンドマット層3上に撒き出される透水
性材料層12aと、破線で示すように、透水性材料12
a内に埋設された排水マット12bとの複合層となって
いる。
えば、溶融スラグなどを破砕して得られる多孔質土砂、
ジオライトなどの浄化機能のある天然または人工材料、
PH調節機能を持つ多孔質土砂、あるいはこれらを適宜
割合に調合したり、有機物分解促進用の菌類を付着させ
た配合土砂が好適に用いられる。
ィルムなどの不透水層をコーティングした排水用の空隙
率の大きな多孔質素材からなり、かつその表面を不織布
などで覆われた複合素材により構成されるもので、覆土
によって目詰りを起さず、滲出水によって劣化を生ずる
ことがなく、また、上載荷重によってつぶれることがな
い素材が望ましく、例えばOVフィルターなどのマット
材料が好適に用いられる。
られ、(a)に示すごとく、最初に廃棄物6が遮水保護
工12上に撒き出され、重機などで敷き均されつつ、順
次蓄積される。
4を構成する土砂材料で覆い、直接集排水管10に廃棄
物6が接触しないようにしておく。
護工12に浸透し、ここで浄化されつつ、排水マット1
2aの内部に含浸され、含浸した滲出水は下面不透水層
によってその下部には流出することなく、その全量が透
水層4を伝って集排水管5に直接、あるいは縦型集排水
管10から集排水管5に伝わり、下流側へと放出され
る。
工12の浄化能力、及び下流側での水処理施設により、
速やかに浄化されるものとなる。
12aに要求される機能は、廃棄物内を浸透した雨水が
速やかにマット12bに流れ込む透水性がもたらされて
いることである。ここで、厚さ30cm、降雨量10m
m/日が1日に浸透することとすると、次式によりその
透水係数を定めることができる。
sec 以上の透水性を持つことが望ましいものとなる。
ったなら、これを敷き均し、(b)に示すように、その
表面を前述の中間覆土層12で覆う、覆土層12は遮水
保護工12と全く同一の透水性材料層12aと、透水性
材料12a内に埋設された排水マット12bとの複合層
からなっている。
た廃棄物6からの滲出水は、その下部に流出することが
なく、全量縦型集排水管10を伝って集排水管側へと流
れ、浄化が促進される。なお、縦型集排水管10に向け
て緩やかに勾配をつけるように敷き均せば、排水が促進
される。
返すことで、順次処分場1は埋立てられ、最終的に、
(c)に示すように処分場1の表面を最終覆土7で覆え
ば、処分場1としての役割を終える。
はその全面でほぼ均一に浄化され、また新たに堆積され
る廃棄物6によっては再汚染されないことから、早期無
害化を図ることが出来ることになる。
程度の変化が生じたとしても、滲出水の水質を大きく変
化させることはなく、良好な土壌に早期復元されること
になる。
明による廃棄物処分場にあっては、廃棄物全面に水が浸
透し、その水を集水することで、早期に水質浄化を図る
ことが出来るため、処分場の機能停止、あるいは跡地利
用をする上で好適となる。
埋立開始から、完了までの状態を示す断面説明図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 凹状の地盤の内側全域に遮水工を施工
し、その底面に滲出水集排水管を配管した廃棄物処分場
にして、該処分場の内部に廃棄物を投棄することと、該
廃棄物が所定厚みまで堆積したら中間覆土を施すことで
中間覆土層を形成することとを繰返すようにした廃棄物
処分場において、 前記中間覆土層は、浄化機能と排水機能とを兼用して構
成された層からなり、かつ廃棄物及び覆土層を貫通し、
下端を前記集排水管に接続した縦型集排水管を立設した
ことを特徴とする廃棄物処分場。 - 【請求項2】 前記中間覆土層は、水質浄化機能を有す
る透水性材料と、該透水性材料内に敷設された排水マッ
トとからなる複合層であることを特徴とする請求項1に
記載の廃棄物処分場。
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---|---|---|---|
JP31602498A JP4066538B2 (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 廃棄物処分場 |
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JP31602498A Expired - Fee Related JP4066538B2 (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 廃棄物処分場 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010242451A (ja) * | 2009-04-09 | 2010-10-28 | Ohbayashi Corp | 排水構造、及び排水方法 |
JP2010242452A (ja) * | 2009-04-09 | 2010-10-28 | Ohbayashi Corp | ずり盛土の施工方法、及びずり盛土の盛土構造 |
JP2011056430A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Taisei Corp | 残土処分構造 |
JP2016002498A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 国立大学法人佐賀大学 | 廃棄物埋設処分場及び廃棄物処理システム |
JP2017094303A (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | 株式会社竹中工務店 | 貯留浄化システム |
JP7428029B2 (ja) | 2020-03-18 | 2024-02-06 | 株式会社大林組 | 土壌排水装置および土壌排水装置の施工方法 |
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---|---|---|---|---|
ES2274625T3 (es) | 1998-05-18 | 2007-05-16 | Takeda Pharmaceutical Company Limited | Comprimidos desintegrables en la boca que comprenden un bencimidazol. |
-
1998
- 1998-11-06 JP JP31602498A patent/JP4066538B2/ja not_active Expired - Fee Related
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