JPH1075462A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH1075462A
JPH1075462A JP8230290A JP23029096A JPH1075462A JP H1075462 A JPH1075462 A JP H1075462A JP 8230290 A JP8230290 A JP 8230290A JP 23029096 A JP23029096 A JP 23029096A JP H1075462 A JPH1075462 A JP H1075462A
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JP
Japan
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data
image
color difference
luminance
signal
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Pending
Application number
JP8230290A
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English (en)
Inventor
Akira Tanaka
亮 田中
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像信号を取り込んでプリンタ等に出力するた
めの画像処理装置で、輝度データの取り込み個数に対し
色差データの取り込み個数が少ない場合でも、画像の色
の滑らかさが欠けることなくプリントあるいは表示出力
すること。 【解決手段】NTSCデコーダ12によりデコードされた画像
信号の輝度信号Y 及び色差信号B-Y,R-Y を、 A/Dコンバ
ータ12において4画素分の輝度信号Y0〜Y3に対し1つの
色差信号(B-Y)0,(R-Y)0 を順次セレクトして画像メモリ
19に1画面分の画像データとして記憶させ、この画像デ
ータを印刷出力する際には、4画素を1単位とする単位
画像データ毎に既に得られている(B-Y)0,(R-Y)0 以外の
(B-Y)01,(R-Y)01 ・(B-Y)02,(R-Y)02 ・(B-Y)03,(R-Y)0
3 を次の単位画像データとして得られている(B-Y)1,(R-
Y)1 との平均化により補間演算して生成し、画像データ
の全輝度データに対応する個々の色差データを補間生成
してカラー印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号を取り込
んでプリンタ等に出力するための画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えばビデオカメラにおいて記録された
画像の一場面を取り込んでプリンタ等によりハードコピ
ーする場合には、まず、取り込んだ画像がメモリに記憶
される。
【0003】すなわち、ビデオプレーヤからある任意の
タイミングで抽出されたNTSCの画像信号は、NTS
Cデコーダを介して輝度信号(Y)と色差信号(R−
Y)(B−Y)とに分離され、各信号はそれぞれA/D
コンバータを介してデジタルデータに変換され、輝度デ
ータ及び色差データとしてRAM等の画像メモリに記憶
される。
【0004】この場合、1画面分の画像信号に対応する
輝度信号(Y)と色差信号(R−Y)(B−Y)とをデ
ジタルデータとして取り込むサンプリング周期は、所定
周期のサンプリング信号に同期させて、例えば輝度信号
(Y)を4画素分取り込むのに対し色差信号(R−Y)
(B−Y)はそれぞれ1画素分ずつ取り込み、画像メモ
リに必要とする記憶容量の削減を図っている。
【0005】これは、画像に対する人間の視覚は、明る
さ(輝度)に対しては敏感である一方、色(色差信号)
に対しては曖昧であるため、輝度信号のサンプリング周
期に対して色差信号のサンプリング周期を落とすことが
できるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の画像処理装置では、人間の視覚が明るさに敏感で色
に曖昧であることを前提に、輝度信号の量子化周波数よ
り色差信号の量子化周波数を下げ、輝度データに対し4
分の1の色差データを取り込むようにしているが、こう
して画像メモリに取り込んだ輝度及び色差データからな
る画像データを、実際にプリントしたり表示したりする
場合には、色のデータ量が不足がちになり、プリントあ
るいは表示される画像の色の滑らかさが欠けてしまう問
題がある。
【0007】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、輝度データの取り込み個数に対し色差データ
の取り込み個数が少ない場合でも、画像の色の滑らかさ
が欠けることなくプリントあるいは表示出力することが
可能になる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る画像処理装置は、画像信号を輝度信号と色差信号に分
離すると共に、所定時間毎の輝度信号の取り込み個数に
対して前記所定時間毎の色差信号の取り込み個数を少な
くして輝度信号及び色差信号を取り込んでデジタル信号
に変換し、このデジタル化した輝度信号及び色差信号を
それぞれ輝度データ及び色差データに量子化する画像取
り込み手段と、この取り込み手段により得られる輝度デ
ータ及び色差データからなる少なくとも1枚の画像デー
タを格納する画像メモリと、この画像メモリに格納され
た画像データの出力の際に、該画像データ中の輝度デー
タとの対応関係で不足している色差データを現に前記画
像メモリに格納されている隣接画素の色差データに基づ
いて補間するデータ処理手段とを具備したことを特徴と
する。
【0009】つまり、本発明に係わる画像処理装置で
は、画像信号は輝度信号と色差信号に分離されると共
に、所定時間毎の輝度信号の取り込み個数に対して前記
所定時間毎の色差信号の取り込み個数を少なくして輝度
信号及び色差信号が取り込まれてデジタル信号に変換さ
れ、このデジタル化された輝度信号及び色差信号はそれ
ぞれ輝度データ及び色差データに量子化されて取り込ま
れ、画像メモリに対し少なくとも1枚の画像データとし
て格納される。そして、前記画像メモリに格納された画
像データの出力の際には、該画像データ中の輝度データ
との対応関係で不足している色差データが現に前記画像
メモリに格納されている隣接画素の色差データに基づい
て補間され、プリンタ等に出力されるので、画像メモリ
の記憶容量を増やさずとも、滑らかな色再現性のある画
像を出力できることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明の実施形態に係わる
画像処理装置の電子回路の構成を示すブロック図であ
る。
【0011】この画像処理装置に対し、例えばビデオプ
レーヤから出力されたNTSCのビデオ信号は、ビデオ
信号入力端子11からNTSCデコーダ12に入力され
る。このNTSCデコーダ12は、前記ビデオ信号入力
端子11を介して入力されたNTSCのビデオ信号を、
輝度信号(Y)と色差信号(B−Y)(R−Y)とに分
離してデコードするもので、このNTSCデコーダ12
にてデコードされた輝度信号(Y)と色差信号(B−
Y)(R−Y)とは、3チャンネルのA/Dコンバータ
13の各チャンネルに入力され、デジタルデータに変換
されてコントローラ14に取り込まれ、システムバス1
5を介して画像メモリ(RAM)19に格納される。
【0012】ここで、前記A/Dコンバータ13の3つ
のチャンネルに対する入力信号のサンプリングタイミン
グは、所定周期のサンプリング信号に基づきコントロー
ラ14により発生される個々のセレクト信号に同期して
制御される。
【0013】図2は前記画像処理装置のコントローラ1
4からA/Dコンバータ13に対して出力されるYセレ
クト信号,B−Yセレクト信号,R−Yセレクト信号の
発生周期を示すタイミングチャートである。
【0014】この場合、Yセレクト信号の発生周期に対
し、B−Yセレクト信号及びR−Yセレクト信号の発生
周期は、何れもその4倍の周期、つまり、4個のYセレ
クト信号が発生される1単位の時間間隔Tにつき1個の
B−Yセレクト信号,R−Yセレクト信号が発生され、
4画素分のYデータに対し1画素分のB−Yデータ及び
R−Yデータが対応付けて取り込まれる。
【0015】一方、システムバス15には、前記コント
ローラ14及び画像メモリ19の他に、CPU16、R
OM17、RAM18が接続されると共に、プリンタ制
御部20を介してプリンタ部21が接続される。
【0016】CPU16は、ROM17に予め記憶され
ているシステムプログラムに従い、RAM18をワーク
メモリとして回路各部の動作を制御するもので、例えば
前記ビデオ信号の入力に際しては、コントローラ14に
より取り込まれたYデータ及びB−Yデータ,R−Yデ
ータの画像メモリ19に対する書き込み制御が行なわ
れ、また、画像メモリ19に記憶された画像データの印
刷出力に際しては、Yデータ及びB−Yデータ,R−Y
データからなる画像データに基づき、Y(イエロー),
M(マゼンタ),C(シアン)それぞれのカラーインク
に対応させた印刷データの生成及び印刷制御が行なわれ
る。
【0017】前記プリンタ部21は、画像データの1画
面領域の水平方向に対応したライン型のサーマルヘッド
を備えると共に、このサーマルヘッドと同じ幅で且つ1
画面領域の垂直方向に対応してイエロー(Y),マゼン
タ(M),シアン(C)の3原色が繰り返し配列される
カラーインクシートを備え、水平1ライン分の繰り返し
印刷による1画面印刷処理をイエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C)の順で行ないカラー印刷するもの
で、この場合、水平1ライン分の印刷データに応じたサ
ーマルヘッドの発熱駆動やカラーインクシートの搬送駆
動は、プリンタ制御部20により制御される。
【0018】そして、前記RAM18には、CPU16
の制御処理に伴なう各種の入出力データを一時的に記憶
するためのワークエリアが備えられると共に、画像デー
タの印刷に際し、4画素分を1単位として各Yデータに
対応する(B−Y)データ及び(R−Y)データを補間
生成して記憶する単位画像メモリ18a、及びこの単位
画像メモリ18aにて得られる4画素分の各画像データ
の生成繰り返しにより得られた水平1ライン分の印刷デ
ータが記憶される印字バッファ18b等が備えられる。
【0019】ここで、前記4画素分を1単位とする各Y
データに対応する(B−Y)データ及び(R−Y)デー
タの補間生成処理は、下式(1)〜式(3)及び下式
(4)〜式(6)のそれぞれに基づき行なわれる。
【0020】
【数1】
【0021】
【数2】
【0022】つまり、1単位当たり4つのYデータに対
し1つのB−Yデータ及びR−Yデータは画像メモリ1
9に得られているので、ある1単位n内の第1のYデー
タY0 に対応するB−Yデータ及びR−Yデータをそれ
ぞれ画像メモリ19に得られている(B−Y)n ,(R
−Y)n とすると、まず、第3のYデータY2 に対応す
るB−Yデータ(B−Y)n2は、式(2)に従って前記
第1のB−Yデータ(B−Y)n と次の4画素1単位に
おける第1のB−Yデータ(B−Y)n+1 との平均とし
て求められ、第2のYデータY1 に対応するB−Yデー
タ(B−Y)n1は、式(1)に従って前記第1のB−Y
データ(B−Y)n と前記第3のB−Yデータ(B−
Y)n2との平均として求められ、第4のYデータY3 に
対応するB−Yデータ(B−Y)n3は、式(3)に従っ
て前記第3のB−Yデータ(B−Y)n2と次の4画素1
単位における第1のB−Yデータ(B−Y)n+1 との平
均として求められる。
【0023】さらに、第3のYデータY2 に対応するR
−Yデータ(R−Y)n2は、式(5)に従って前記第1
のR−Yデータ(R−Y)n と次の4画素1単位におけ
る第1のR−Yデータ(R−Y)n+1 との平均として求
められ、第2のYデータY1に対応するR−Yデータ
(R−Y)n1は、式(4)に従って前記第1のR−Yデ
ータ(R−Y)n と前記第3のR−Yデータ(R−Y)
n2との平均として求められ、第4のYデータY3 に対応
するR−Yデータ(R−Y)n3は、式(6)に従って前
記第3のR−Yデータ(R−Y)n2と次の4画素1単位
における第1のR−Yデータ(R−Y)n+1 との平均と
して求められる。
【0024】次に、前記構成による画像処理装置の動作
について説明する。図3は前記画像処理装置における画
像データの補間生成処理に際しRAM18内の単位画像
メモリ18aに記憶された1単位4画素分の輝度及び色
差データを示す図である。
【0025】図4は前記画像処理装置における画像デー
タの印刷出力処理を示すフローチャートである。ビデオ
信号入力端子11からNTSCデコーダ12を介してデ
コードされた輝度信号(Y)と色差信号(B−Y)(R
−Y)が、A/Dコンバータ13により4:1の割合で
サンプリング(図2参照)されてデジタルデータに変換
され、1画面分の画像データとして画像メモリ19に記
憶された状態で、図4における画像データの印刷出力処
理が起動されると、前記画像メモリ19に記憶された画
像データの中の、まず、第1単位分の4つの輝度データ
Y0 〜Y3 に対しそれぞれ個々の色差データ(B−Y)
(R−Y)を対応付けて得るための色差補間演算処理が
行なわれる(ステップS1)。
【0026】すなわち、画像メモリ19には、まず、第
1単位分の画像データとして4つの輝度データY0 〜Y
3 及び1つの色差データ(B−Y)(R−Y)が記憶さ
れているので、図3に示すように、輝度データY0 に対
応して(B−Y)0 ,(R−Y)0 としてRAM18内
の単位画像メモリ18aへ記憶させる。
【0027】そして、輝度データY1 ,Y2 ,Y3 に対
応する個々の色差データ(B−Y)01,(B−Y)02,
(B−Y)03を、それぞれ前記式(1),式(2),式
(3)に従って、下式(7),式(8),式(9)で示
すように補間演算して算出させ、図3に示すように、前
記RAM18内の単位画像メモリ18aへ記憶させる。
【0028】さらに、輝度データY1 ,Y2 ,Y3 に対
応する個々の色差データ(R−Y)01,(R−Y)02,
(R−Y)03を、それぞれ前記式(4),式(5),式
(6)に従って、下式(10),式(11),式(1
2)で示すように補間演算して算出させ、図3に示すよ
うに、前記RAM18内の単位画像メモリ18aへ記憶
させる(ステップS2)。
【0029】
【数3】
【0030】
【数4】
【0031】これにより、第1単位4画素分個々の輝度
(Y)及び色差データ(B−Y)(R−Y)からなる画
像データが単位画像メモリ18aに得られるもので、こ
の単位画像メモリ18aに記憶された第1単位分の4画
素データに対応してイエロー(Y)印刷用のデータが
R,G,Bに変換された後演算生成され、印字バッファ
18bに書き込まれる(ステップS3,S4)。
【0032】ここで、前記印字バッファ18bに対し水
平1ライン分の印刷データが書き込まれたか否か判断さ
れる(ステップS5)。この場合、未だ第1単位分の画
像データに対応する4画素分のY印刷データしか書き込
まれていないので、再びステップS1からの処理に戻
り、前記同様に第2単位分の4つの輝度データに対する
個々の色差データの補間生成処理及びY印刷用データ生
成による印字バッファ18bへの書き込み処理が行なわ
れる(ステップS5→S1〜S4)。
【0033】こうして、前記ステップS1〜S5の処理
を繰り返し行なうことで、RAM18内の印字バッファ
18bに対して水平1ライン分のY印刷用データの書き
込みが終了すると、当該水平1ライン分のY印刷用デー
タがプリンタ制御部20からプリンタ部21に出力さ
れ、イエローのインクシートによる水平1ライン分の画
像データが印刷される(ステップS5→S6)。
【0034】この後、前記ステップS1〜S6の処理に
よる水平1ライン分のY印刷用データの印刷処理が繰り
返し実行され、イエロー(Y)のインクシートによる1
画面データの印刷が終了すると、インクシートのマゼン
タ(M)のインク部分の頭出しが行なわれると共に、イ
エローでのみ印刷された記録紙の1画面データの先頭位
置がサーマルヘッドに対応する位置に復帰され、M(マ
ゼンタ)による1画面印刷の準備が行なわれる(ステッ
プS7→S8)。
【0035】すると、前記ステップS1〜S5の処理と
同様に、ステップS9〜S13の処理が繰り返され、画
像メモリ19に記憶されている画像データに基づき、1
単位毎の4つの輝度データに対する個々の色差データの
補間生成処理及びM印刷用データ生成による印字バッフ
ァ18bへの書き込み処理が繰り返されるもので、こう
して、RAM18内の印字バッファ18bに対して水平
1ライン分のM印刷用データの書き込みが終了すると、
当該水平1ライン分のM印刷用データがプリンタ制御部
20からプリンタ部21に出力され、マゼンタのインク
シートによる水平1ライン分の画像データが印刷される
(ステップS13→S14)。
【0036】この後、前記ステップS9〜S14の処理
による水平1ライン分のM印刷用データの印刷処理が繰
り返し実行され、マゼンタ(M)のインクシートによる
1画面データの印刷が終了すると、インクシートのシア
ン(C)のインク部分の頭出しが行なわれると共に、イ
エロー及びマゼンタにより重ね印刷された記録紙の1画
面データの先頭位置がサーマルヘッドに対応する位置に
復帰され、C(シアン)による1画面印刷の準備が行な
われる(ステップS15→S16)。
【0037】すると、前記ステップS9〜S13の処理
と同様に、ステップS17〜S21の処理が繰り返さ
れ、画像メモリ19に記憶されている画像データに基づ
き、1単位毎の4つの輝度データに対する個々の色差デ
ータの補間生成処理及びC印刷用データ生成による印字
バッファ18bへの書き込み処理が繰り返されるもの
で、こうして、RAM18内の印字バッファ18bに対
して水平1ライン分のC印刷用データの書き込みが終了
すると、当該水平1ライン分のC印刷用データがプリン
タ制御部20からプリンタ部21に出力され、シアンの
インクシートによる水平1ライン分の画像データが印刷
される(ステップS21→S22)。
【0038】この後、前記ステップS17〜S22の処
理による水平1ライン分のC印刷用データの印刷処理が
繰り返し実行され、シアン(C)のインクシートによる
1画面データの印刷が終了すると、イエロー,マゼン
タ,シアンにより重ね印刷されたカラー画像データがプ
リントで得られるようになる(ステップS23→EN
D)。
【0039】したがって、前記構成の画像処理装置によ
れば、NTSCデコーダ12によりデコードされた画像
信号の輝度信号(Y)及び色差信号(B−Y)(R−
Y)を、A/Dコンバータ12において4画素分の輝度
信号Y0 〜Y3 に対し1つの色差信号(B−Y)0 ,
(R−Y)0 を順次セレクトして量子化し画像メモリ1
9に1画面分の画像データとして記憶させ、この画像メ
モリ19に記憶された画像データを印刷出力する際に
は、4画素を1単位とする単位画像データ毎に個々の輝
度データY0 〜Y3 に対応する色差データの既に得られ
ている(B−Y)0 ,(R−Y)0 以外の(B−Y)0
1,(R−Y)01・(B−Y)02,(R−Y)02・(B
−Y)03,(R−Y)03を次の単位画像データとして得
られている(B−Y)1 ,(R−Y)1 との平均化によ
り補間演算して生成し、画像データの全輝度データに対
応する個々の色差データが補間生成された状態で、1画
面データがカラー印刷されるので、画像メモリ19の記
憶容量を増やす必要はなく、プリント時には滑らかな色
再現性のある印刷画像を得ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる画像処理
装置によれば、画像信号は輝度信号と色差信号に分離さ
れると共に、所定時間毎の輝度信号の取り込み個数に対
して前記所定時間毎の色差信号の取り込み個数を少なく
して輝度信号及び色差信号が取り込まれてデジタル信号
に変換され、このデジタル化された輝度信号及び色差信
号はそれぞれ輝度データ及び色差データに量子化されて
取り込まれ、画像メモリに対し少なくとも1枚の画像デ
ータとして格納される。そして、前記画像メモリに格納
された画像データの出力の際には、該画像データ中の輝
度データとの対応関係で不足している色差データが現に
前記画像メモリに格納されている隣接画素の色差データ
に基づいて補間され、プリンタ等に出力されるので、画
像メモリの記憶容量を増やさずとも、滑らかな色再現性
のある画像を出力できるようになる。
【0041】よって、輝度データの取り込み個数に対し
色差データの取り込み個数が少ない場合でも、画像の色
の滑らかさが欠けることなくプリントあるいは表示出力
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる画像処理装置の電子
回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記画像処理装置のコントローラからA/Dコ
ンバータに対して出力されるYセレクト信号,B−Yセ
レクト信号,R−Yセレクト信号の発生周期を示すタイ
ミングチャート。
【図3】前記画像処理装置における画像データの補間生
成処理に際しRAM内の単位画像メモリに記憶された1
単位4画素分の輝度及び色差データを示す図。
【図4】前記画像処理装置における画像データの印刷出
力処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
11 …ビデオ信号入力端子、 12 …NTSCデコーダ、 13 …A/Dコンバータ、 14 …コントローラ、 15 …システムバス、 16 …CPU、 17 …ROM、 18 …RAM(ワークメモリ)、 18a…単位画像メモリ、 18b…印字バッファ、 19 …画像メモリ(RAM)、 20 …プリンタ制御部、 21 …プリンタ部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を輝度信号と色差信号に分離す
    ると共に、所定時間毎の輝度信号の取り込み個数に対し
    て前記所定時間毎の色差信号の取り込み個数を少なくし
    て輝度信号及び色差信号を取り込んでデジタル信号に変
    換し、このデジタル化した輝度信号及び色差信号をそれ
    ぞれ輝度データ及び色差データに量子化する画像取り込
    み手段と、 この取り込み手段により得られる輝度データ及び色差デ
    ータからなる少なくとも1枚の画像データを格納する画
    像メモリと、 この画像メモリに格納された画像データの出力の際に、
    該画像データ中の輝度データとの対応関係で不足してい
    る色差データを現に前記画像メモリに格納されている隣
    接画素の色差データに基づいて補間するデータ処理手段
    とを具備したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記データ処理手段は、色差データの複
    数の実データから平均値の演算により色差データの補間
    データを求める演算手段を含むことを特徴とする請求項
    1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 さらに、 前記データ処理手段により色差データの補間処理がされ
    た画像データを印刷出力する印刷手段を備えたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
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