JP2000013733A - ビデオプリンタ - Google Patents

ビデオプリンタ

Info

Publication number
JP2000013733A
JP2000013733A JP10172609A JP17260998A JP2000013733A JP 2000013733 A JP2000013733 A JP 2000013733A JP 10172609 A JP10172609 A JP 10172609A JP 17260998 A JP17260998 A JP 17260998A JP 2000013733 A JP2000013733 A JP 2000013733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
data
pixel
image
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10172609A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Nibe
徹 二部
Naomi Osada
尚省 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP10172609A priority Critical patent/JP2000013733A/ja
Publication of JP2000013733A publication Critical patent/JP2000013733A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動きのあるインターレース映像信号からぶれ
のない静止画像を得てプリント処理することのできるビ
デオプリンタの提供。 【解決手段】 複数のフレーム画像を保持し、前記保持
される隣り合うフレーム画像間の同一位置の画素データ
を各画素毎に画面所定範囲にわたり比較し、各画素毎の
比較結果を計数することにより最も動きの少ないフレー
ム画像を選択する。選択されたフレーム画像の動きのな
い部分に関しては、該フレーム画像を構成する奇数フィ
ールドの画像と偶数フィールドの画像とをそのまま出力
し、動きのある部分に関しては、該フレーム画像を構成
する一方のフィールド画像画像に基づき他のフィールド
画像を補間生成して補間フレーム画像を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NTSC、PAL
方式等インターレースの映像信号から静止画像を得、記
録紙に印刷するビデオプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオプリンタはNTSC、PAL方式
等の映像信号から静止画像を得、記録紙に印刷するもの
であり、従来のビデオプリンタ内部の信号処理ブロック
を図7に示す。
【0003】VTR、ビデオカメラ等の外部機器から入力さ
れたコンポジット映像信号はY/C分離回路10で輝度
信号Yとクロマ信号Cに分離された後、デコーダ部11
で輝度信号Y、色差信号R−Y及びB−Yに変換され
る。そして、これら輝度信号Y、色差信号R−Y及びB
−Yは、A/D変換部12、13、14で所定のサンプ
リング周波数にてデジタル映像信号に変換される。
【0004】この時、使用者が静止画像を得るモード設定し
ていない場合は、これらのデジタル映像信号は、メモリ
コントローラ19の働きによりD/A変換部15、1
6、17に出力され、元のアナログ信号の形態での輝度
信号Y、色差信号R−Y及びB−Yに変換される。そし
て、エンコーダ部18でコンポジット映像信号にしてT
V等の映像表示機器に出力される。従って、使用者は図
示しない映像表示機器でVTR、ビデオカメラ等の映像
を確認しつつ、必要な場面で静止画像を得る為の取込み
信号を発生させることができる。
【0005】この状態で、使用者が静止画像を得るモードを
設定すると、メモリコントローラ19の働きにより、輝
度信号Y、色差信号R−Y及びB−Yのデジタル映像信
号がメモリ部20におけるメモリY、R−Y、B−Yの
所定アドレスに書き込まれ、これが1フレームを構成す
る2フィールド分行われる。
【0006】メモリY、R−Y、B−Yへの書き込みが終了
すると、夫々の画像データは、ビデオプリンタ内部で発
生される同期信号に基づいて、所定アドレス順に読み出
され、読み出した画像データはメモリコントローラ19
を介してD/A変換部15、16、17へ送り込まれ
る。
【0007】D/A変換部15、16、17では入力される
デジタルの映像信号を輝度信号Y、色差信号R−Y及び
B−Yのアナログ信号に戻し、エンコーダ部18で静止
画像を得て図示しない映像表示機器に送る。このため使
用者はビデオプリンタが取込んだ静止画像の状態を映像
表示機器にて直ちに確認できる。
【0008】そして、使用者が静止画像を印刷するモードを
設定すると、メモリ部20に書き込まれているデジタル
映像信号は、メモリコントローラ19を介して順次フィ
ールド補間部21に入力される。フィールド補間部21
では、メモリコントローラ19を介して入力される信号
の補間処理が行われる。そして、フィールド補間部21
からは、ラインサーマルヘッド24の1ライン分の画像
データ毎にデジタル映像信号が出力され、色変換部22
で記録紙の搬送タイミングに合せて輝度信号Y、色差信
号R−Y及びB−Yのデジタル映像信号が印刷の減法3
原色であるイエロー、マゼンタ、シアンの色信号に変換
される。
【0009】印刷はイエロー、マゼンタ、シアン等の画像情
報を面順次で印刷するので、変換されたイエロー、マゼ
ンタ、シアンの色データ等の内、1色の色データだけを
用いて、ラインサーマルヘッドの通電パルスデータに変
換して、ラインサーマルヘッドに転送する。
【0010】一方、周知のとおりNTSC、PAL方式等の
映像信号は2フィールドで1フレームを構成し、かつ1
走査線毎に飛び越して表示するいわゆるインターレス信
号であるため、2フィールド間で動きのあるフィールド
信号をメモリ部20に取込み、この動きのある2フィー
ルドの映像信号を映像表示機器で交互に再生すると、隣
接する走査線の動いている部分でフリッカーが発生し、
非常に見づらくなる。そして、この静止画像を印刷する
と走査線1本置きにずれた画像となり、不自然にぶれた
静止画像が印刷されてしまう。
【0011】このため、1フレーム画像を印刷するか(以
下、“フレーム印刷"と記す)、あるいは1フィールド
の画像から1フレームの画像データを新たに作りだし、
これを印刷するか(以下、“フィールド印刷"と記す)
を使用者が映像表示手段で確認しながら選択でき、フィ
ールド印刷を行う場合には色変換部22は、メモリコン
トローラ19からの信号を選択し、画像データの補間が
なされるよう構成されている。
【0012】使用者がフィールド印刷を選択した場合は、フ
ィールド補間部21において画像データの補間処理が行
われるが、従来よりいくつかの方法が提案されている。
その補間方法の一例としては、新たに作り出す走査線内
の特定の画素を、これを挟む上下の走査線の画素の平均
値により得る方法が知られている。
【0013】また、他の方法としては、補間したい画素を挟
む上下の画素及び上下の画素の水平方向に隣接する左右
の画素をよりなる6画素を参照画素として、6つの参照
画素のうちの2つの参照画素と補間したい画素とを結ん
だ際に得られる3つの軸方向のうち、どの軸が補間に最
適な軸でるかを判別し、判別された軸上に存在する2つ
の参照画素の画像データの平均値から補間画素の画素デ
ータを得る方法がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上下の走査
線の画素の平均値により得る方法では、輪郭部のシャー
プネスが失われ、高画質な静止画像が得られない。一
方、補間軸を判別し、判別された軸上に存在する2つの
参照画素の画像データの平均値から補間画素の画素デー
タを得る方法では、輪郭部のシャープネスが向上すると
いう利点があるものの、この方法では補間軸の判別が正
確である必要があり、補間したい画素の周辺の参照画素
だけで補間軸を判別するため、判別精度を上げることは
困難である。
【0015】例えば、非常に細かく1画素単位で黒白が反転
している縦方向のストライプが存在する場合、このスト
ライプ模様を補間させようとしても補間軸を正確に判別
することができず、結果としてストライプを再現するこ
とが出来なくなる。
【0016】ところが、ビデオプリンタでは取込んだ静止画
像を使用者が確認することができるので、一般的には画
像全体がぶれているような画像は選択しないことが多
く、画面上の大部分はぶれがない状態で、被写体の一部
のみぶれているようなフィールド画像を選択することが
多い。このため、補間すべき走査線内でぶれている箇所
とそうでない箇所を判別し、ぶれていない箇所は取込ん
だ静止画像のデータをそのまま用いるのがよい。
【0017】また、従来のビデオプリンタでは、得られる静
止画像は2フィールドからなる1フレーム分である。使
用者は図示しない映像表示機器でVTR、ビデオカメラ
等の映像を確認しつつ、必要な場面で静止画像を得る為
の取込み信号を発生させるが、使用者は望む場面を1フ
レームに収るように取り込み信号を発生しなければなら
ない。しかし、使用者の反応の遅れ、ビデオプリンタの
取り込み信号を発生してから実際に取り込まれるまでの
処理遅れ等で必ずしも使用者の望む場面が取り込まれる
とは限らない。
【0018】VTR等録画された映像の場合は、再度、映像
を再生して静止画像を得る操作を行わなければならず、
また、TV等で放送映像の一場面を印刷する場合には、
望んだ場面が得られないときは操作し直しが行えないな
ど使用者の操作負担が大きい問題があった。
【0019】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明に係るビデオプリンタは、インターレース
映像信号が入力され、前記インターレース映像信号にお
ける連続する複数のフレーム画像を保持するメモリと、
前記メモリに保持される隣り合うフレーム画像間の同一
位置の画素データを各画素毎に画面所定範囲にわたり比
較し、各画素毎の比較結果を計数することにより最も動
きの少ないフレーム画像を選択するフレーム自動選択手
段と、前記フレーム自動選択手段により選択された前記
メモリに保持されるフレーム画像に補間処理を施す補間
手段と、前記補間手段により補間処理された補間フレー
ム画像をプリント処理するプリント手段とを備えたビデ
オプリンタであって、前記補間手段は、前記フレーム自
動選択手段により選択された前記フレーム画像の動きの
ない部分に関しては、該フレーム画像を構成する奇数フ
ィールドの画像と偶数フィールドの画像とをそのまま出
力し、前記フレーム自動選択手段により選択された前記
フレーム画像の動きのある部分に関しては、該フレーム
画像を構成する一方のフィールド画像に基づき他方のフ
ィールド画像を補間生成して出力することを特徴とする
ものであり、また、前記フレーム自動選択手段は、前記
メモリに保持される隣り合うフレーム画像間の同一位置
の画素データの差を所定のしきい値と比較することによ
り画素単位での動きの有無を判別し、前記画素単位での
動きの有無の判別結果を画面所定範囲にわたり演算する
ことにより、最も動きの少ないフレーム画像を選択する
ことを特徴とするものであり、また、前記フレーム自動
選択手段は、前記メモリに保持される隣り合うフレーム
画像間の同一位置の画素データの差を画面所定範囲にわ
たり加算することにより、最も動きの少ないフレーム画
像を選択することを特徴とするものである。更に、本発
明に係るビデオプリンタの前記フレーム自動選択手段
は、画面略中央における一部分の画素データのみを用い
て最も動きの少ないフレーム画像を選択することを特徴
とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るビデオプリン
タの一実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るビデオプリンタの信号処理系を説
明する為のブロック図である。
【0021】なお、以下の実施例ではNTSC信号を例とし
て説明をするが、PAL信号等、NTSC信号以外のイ
ンターレース信号でも同様に補間処理することが可能で
ある。また、ここでは、ビデオプリンタをラインサーマ
ルヘッドを用いた熱転写プリンタとした例を示してい
る。
【0022】図1において、10は、VTR、ビデオカメラ
等の外部機器からコンポジット映像信号が入力され、輝
度信号Yとクロマ信号Cとを分離出力するY/C分離回
路、11は、Y/C分離回路10から出力される輝度信
号Y及びクロマ信号Cが入力され、輝度信号Y、色差信
号R−Y及びB−Yを出力するデコーダ部、そして、1
2、13、14は、デコーダ部11から出力される輝度
信号Y、色差信号R−Y及びB−Yを夫々所定のサンプ
リング周波数にてデジタル信号に変換するA/D変換部
である。
【0023】また、30は、A/D変換部12、13、14
にてデジタル信号に変換された輝度信号Y、色差信号R
−Y及びB−Yが入力され、後述するように、設定され
たモードに応じて、メモリ部31又はD/A変換部1
5、16、17に夫々の信号を出力したり、また、メモ
リ部31から夫々の信号をD/A変換部15、16、1
7に出力したり、メモリ部31からの夫々の信号に基づ
き後述するフィールド補間部33、変換判断部32及び
色変換部22に信号を出力するメモリコントローラであ
る。なお、メモリ部31は輝度信号Y、色差信号R−Y
及びB−Yを4フレーム、すなわち8フィールド分書き
込める容量を有する。ただし、本願は4フレームに制限
するものではなく2フレーム以上であれば良い。
【0024】そして、18は、D/A変換部15、16、1
7から出力される輝度信号Y、色差信号R−Y及びB−
Yが入力され、コンポジット映像信号を出力するエンコ
ーダ部、32はメモリ部31から読み出される信号に動
きがあるか否かを判別し、フィールド補間部33に制御
信号を出力する変換判断部、33は変換判断部32から
の制御信号に基づき、メモリ部31から読み出され、デ
ジタル信号に変換された輝度信号Y、色差信号R−Y及
びB−Yの補間を行うフィールド補間部である。
【0025】また、22はフィールド補間部33にて補間処
理が施された信号とメモリコントローラ30からの補間
処理が施されていない信号とが入力され、入力されるい
ずれか一方の信号を印刷の減法三原色であるイエロー、
マゼンタ、シアンの色信号に変換する色変換部、23は
色変換部22からの信号に基づきラインサーマルヘッド
24の印刷制御を行うヘッドドライバ部である。以下、
色変換部22、ヘッドドライバ部23、ラインサーマル
ヘッド24をプリント処理部25とする。
【0026】次に、本発明に係るビデオプリンタの動作につ
いて説明する。Y/C分離回路10に入力されるコンポ
ジット信号は、デコーダ部11にて輝度信号Y、色差信
号R−Y及びB−Yに分離され、その後A/D変換部1
2、13、14にて各8ビットのデジタル信号に変換さ
れる。なお、この時のサンプリング周波数は、入力され
るコンポジット信号がNTSC信号である場合には、1
4.3MHzとなっている。
【0027】ビデオプリンタには、入力される映像信号をそ
のまま出力する「スルーモード」と、入力される映像信
号から静止画像を得、静止画像を出力する「静止画像表
示モード」と、静止画像を印刷する「静止画像印刷モー
ド」とがある。
【0028】ビデオプリンタが「スルーモード」の場合に
は、A/D変換器12、13、14からのデジタル信号
が、メモリコントローラ30を介してそのままD/A変
換器15、16、17に出力されてアナログ信号に戻さ
れることになり、使用者は、エンコーダ部18から出力
されるコンポジット信号を図示しない映像表示機器等で
確認することができる。従って、使用者は、映像表示機
器等で映像信号を確認しながら、静止画像の取込みを行
うことができる。
【0029】そして、使用者が「静止画像表示モード」を設
定すると、メモリコントローラ30は、D/A変換器1
5、16、17に出力していた輝度信号Y、色差信号R
−Y及びB−Yのデジタル信号をメモリ部31に出力す
るよう、図示しない内部の切換器をメモリデータバス側
に切換える。
【0030】ここで、メモリ部31のうちメモリY1、R−
Y1、B−Y1がYデータセレクタ34、R−Yデータ
セレクタ35、B−Yデータセレクタ36によって夫々
書き込み先として選択され、夫々のメモリに1フレーム
分の映像信号が書き込まれる(以下、第1フレームと記
す)。次に、各データセレクタ34,35,36は書き
込み先をメモリY2、R−Y2、B−Y2に切り替え、
そこに前記第1フレームに続くフレーム(以下、第2フ
レームと記す)の輝度信号Y、色差信号R−Y及びB−
Yが書き込まれる。
【0031】以下同様にデータセレクタ34,35,36は
動作し、メモリY3、R−Y3、B−Y3選択時には、
前記第2フレームに続くフレーム(以下、第3フレーム
と記す)の輝度信号Y、色差信号R−Y、色差信号B−
Yが書き込まれ、メモリY4、R−Y4、B−Y4選択
時には、前記第3フレームに続くフレーム(以下、第4
フレームと記す)の輝度信号Y、色差信号R−Y、色差
信号B−Yが書き込まれる。
【0032】図2は、メモリ部31のメモリマッピングを示
す説明図である。ここで、図2(a)は、メモリYn
(nは1〜4)に輝度信号Yを書き込んだ状態を示して
いる。メモリコントローラ30を介して入力される輝度
信号Yは、1フレーム内の奇数フィールドにおける先頭
走査線の先頭画素、つまり、第1走査線の先頭画素を示
す輝度情報信号から順に、メモリコントローラ30の書
き込みアドレスに従いメモリY1に書き込まれる。
【0033】ここでは、輝度信号Yの1走査線分が1ロウア
ドレス内に書き込まれ、第1走査線の輝度信号Yの書き
込みが終わると、続いて、第3走査線の輝度信号Yが1
ロウアドレス飛ばしたアドレスに書き込まれる。
【0034】そして、第525走査線の輝度信号Yの書き込
みが完了すると、次に1フレーム内の偶数フィールドに
おける走査線の輝度信号Yの書き込みが開始させる。偶
数フィールドにおける走査線の輝度信号Yは、奇数フィ
ールドにおける走査線の輝度信号Yを書き込んだ際に飛
ばしたロウアドレスに書き込まれることになり、メモリ
Yn内では各走査線が走査線番号順にロウアドレス方向
に配列されることになる。
【0035】偶数フィールドにおける第524走査線の輝度
信号Yまで書き込みが終了すると、奇数フィールド及び
偶数フィールドよりなる1フレーム分の輝度信号Yが全
てメモリY1に書き込まれたことになる。
【0036】同様にして、色差信号R−Y1及びB−Y1に
関しても奇数フィールド及び偶数フィールドよりなる1
フレーム分の色差信号R−Y、B−Yが、夫々のメモリ
R−Y1及びB−Y1に書き込まれるが、A/D変換器
12、13、14において輝度信号Y、色差信号R−Y
及びB−Yのサンプリング周波数の比を4:4:4とせ
ず、4:2:2とした場合には、メモリR−Y及びB−
Yを別個に設けずに、図2(b)に示す如く1つのメモ
リCに色差信号R−Y及びB−Yを書き込むことも可能
である。
【0037】なお、この時は、メモリCに対して色差信号R
−Y及びB−Yを同時に書き込む必要があるが、16ビ
ットバスを備えたメモリとすることによりこれを達成で
きる。
【0038】このようにして、第2〜第4フレームの輝度信
号Y、色差信号R−Y及びB−YもまたメモリY2〜Y
4、メモリR−Y2〜R−Y4及びメモリB−Y2〜B
−Y4に夫々書き込まれる。以上の様に、4フレーム分
の画像データ全ての書き込みが終了すると、フレーム自
動選択の動作に移る。
【0039】図3はフレーム自動選択部80の構成を示すブ
ロック図である。フレーム自動選択部80では、まずメ
モリ部31のメモリY1に書き込まれている輝度データ
のうち、奇数フィールドのデータが順次読み出される。
読み出しは、奇数フィールドの全て画像データではな
く、画面の中央部分のデータのみを選んで読み出され
る。
【0040】ここで、一部のデータのみを読み出すのは、後
述するフレーム間の動き判定の演算時間をなるべく短縮
するためである。また、読み出す範囲として画面の中央
部分を選んでいるのは、もっとも目立つ画面の中央部分
のぶれの検出を判定基準とする事が、後述するフィール
ド補間を行った場合もっとも補正の効果が大きいからで
ある。なお、可能であれば1フィールド分すべての画素
を読み出して、後述するフレーム間の動き検出を行って
も良い事は言うまでもない。
【0041】図4は、読み出されたデータのメモリ上の配置
を示すものであり、図4(a)はメモリY1、Y2、Y
3、図4(b)はメモリY4を示している。フレーム間
の動き判定では、まず、図4(a)において、メモリY
1のロウアドレスM(奇数フィールド、第M走査線に相
当)、カラムアドレスNの輝度データが読み出され、レ
ジスタA81に書き込まれる。続いて、メモリY2のロ
ウアドレスM、カラムアドレスNの輝度データが読み出
され、レジスタB82に書き込まれる。
【0042】レジスタA81及びB82に書き込まれたデー
タは差分演算回路83へ読み込まれ、ここで、両データ
の差の絶対値が算出される。演算結果はコンパレータ8
4へ入力され、図示しない初期値設定部によって予め設
定された比較値と比較される。比較の結果、差分演算回
路83により演算された差分値が前記比較値よりも大き
な値を持つ場合、カウンタ85が動作し、カウント値を
1インクリメントする。一方、差分演算回路83により
演算された差分値が前記比較値以下の値を持つ場合、カ
ウンタ85は動作しない。以上で動き検出範囲の最初の
1画素分の動き判定が終わったことになる。
【0043】以下順次、ロウアドレスMを固定したまま、カ
ラムアドレスをN+1、N+2...と変化させ、輝度
データの読み出し及びそれに続くカウンタ動作を行って
いく。
【0044】カラムアドレスがN+yまで進むとロウアドレ
ス値をM+2とし、同様にカラムアドレスをNからN+
yまで変化させ輝度データの読み出し及びそれに続くカ
ウンタ動作を行う。そして、カラムアドレスがNからN
+yまで変化する毎にロウアドレス値に2を加え、図4
(a)に示すM+2xとなるまで動き検出を続ける。
【0045】その後、カウンタ85はカウント値をフレーム
1動き係数レジスタ86に書き込むと共に、カウンタ8
5の値は初期値0にリセットされる。以上で1フレーム
分の動き検出が終了する。
【0046】同様にしてメモリY2、Y3の奇数フィールド
に対して動き検出を行い、カウント値をフレーム2動き
係数レジスタ87に記録、メモリY3、メモリY4の奇
数フィールドに対して動き検出を行い、カウント値をフ
レーム3動き係数レジスタ88に記録する。
【0047】そして、第4フレームのフレーム動き検出で
は、メモリY4の偶数フィールドと、Y3の偶数フィー
ルドの輝度データを用いて動き検出を行う。この場合の
メモリ配置を図4(b)に示す。読み出し位置の違いを
除き、前記動き検出と全く同様の手順に従って動き検出
を行い、フレーム4動き係数レジスタ89にカウント値
を記録する。
【0048】以上のようにして、第1〜第4フレームの動き
検出が終了し、各フレームに対して動き検出された画素
数が、夫々フレーム1動き係数レジスタ86、フレーム
2動き係数レジスタ87、フレーム3動き係数レジスタ
88、フレーム4動き係数レジスタ89に記録される。
【0049】そして、フレーム1動き係数レジスタ86、フ
レーム2動き係数レジスタ87、フレーム3動き係数レ
ジスタ88、フレーム4動き係数レジスタ89に夫々書
き込まれた値は、最小値判別部90に入力される。最小
値判別部90では、入力される4つの係数のうち、最も
小さい値を判別し、その係数に対応するフレームが第1
〜第4フレームのうちのどのフレームであるかを制御部
95に通知する。
【0050】なお、図5はフレーム自動選択部80の他の構
成を示すブロック図である。この場合も、各メモリY
1、Y2、Y3、Y4からの輝度データの読み出し順序
及び差分演算回路83による差の絶対値演算の手順は、
前記した動き検出時の手法と全く同じである。
【0051】差分演算回路83による演算結果は加算集計回
路91に入力され、加算集計回路91は入力される値を
順次加算していき、各フレーム毎にその集計値を求め
る。そして、各集計値は夫々フレーム1動き係数レジス
タ86、フレーム2動き係数レジスタ87、フレーム3
動き係数レジスタ88、フレーム4動き係数レジスタ8
9に記録される
【0052】次にメモリ部31の各メモリに書き込まれた映
像信号の読み出し動作に移る。この時、制御部95から
のセレクタ制御信号によって、Yデータセレクタ34、
R−Yデータセレクタ35及びB−Yデータセレクタ3
6は、メモリ部31の4つのフレームの輝度信号Y、色
差信号R−Y及びB−Y信号の中から前記フレーム自動
選択動作によって制御部95に通知されたフレームのデ
ータが書き込まれているメモリからのデータを選択し、
読み出しが行われる。
【0053】選択されたフレームの映像信号は、Y/C分離
回路10に入力されるコンポジット信号に含まれる同期
信号のタイミングに合わせて、奇数フィールドにおける
第1走査線の先頭画素から順に読み出しが行われ、第5
25走査線の読み出しまで完了すると、偶数フィールド
における第2走査線の読み出しが開始される。そして、
偶数フィールドにおける第524走査線の読み出しが完
了すると、再び同一フレームの奇数フィールドにおける
第1走査線の読み出しが行われる。
【0054】この様に読み出された静止画像は、メモリコン
トローラ30を介してD/A変換部15、16、17に
出力され、アナログ信号に戻された後にコンポジット信
号として図示しない映像表示機器等に出力される。
【0055】この時、使用者は、メモリ部31に書き込まれ
た静止画像を映像表示機器等で確認することができる。
通常使用者は、映像表示機器等に表示されている、自動
選択されたフレームの静止画像を印刷させる事になる
が、メモリ部31に書き込まれた静止画像のうち、現在
映像表示機器等に表示されているものとは別のフレーム
を手動で選択し直し、その静止画像を表示させる、ある
いは再度静止画像の撮り直しを行うこともできる。
【0056】現在表示しているフレームとは別のフレームを
表示させたい場合は、例えば「静止画像表示モード」を
再度設定することにより、次のフレームを確認できる。
そして、第4フレームの静止画像が読み出されている場
合は第1フレーム静止画像表示に変更される。こうした
使用者の表示フレームの変更指示に従って、メモリ部3
1の4つのフレームの輝度信号Y、色差信号R−Y及び
B−Y信号の中から、1フレーム分の映像信号がYデー
タセレクタ34、R−Yデータセレクタ35及びB−Y
データセレクタ36によって選択され、表示される。一
方、静止画像を撮り直したい場合には、「スルーモー
ド」を設定することにより再度動画像を表示させること
ができる。
【0057】次に、印刷させようとする静止画像を映像表示
機器等に表示させることができたら、「静止画像印刷モ
ード」を設定することにより、印刷を行うことができ
る。「静止画像印刷モード」には、メモリ部31のメモ
リYn(nは1〜4)、R−Yn及びB−Ynに書き込
まれているデータをそのまま出力して印刷する「フレー
ム印刷モード」と、隣り合うフレーム間で動き検出を行
い、画面内で動きがないと検出された箇所については、
「フレーム印刷モード」と同様の印刷処理を行い、動き
があると検出された箇所については、補間処理を施して
印刷処理を行う「補間印刷モード」とがある。
【0058】従って、使用者は、映像表示機器等に表示され
ている静止画像に全くぶれがない場合には「フレーム印
刷モード」、静止画像の一部にぶれが生じている場合に
は「補間印刷モード」を選択することにより、良好な静
止画像の印刷を行うことができる。
【0059】ここでは、まず「フレーム印刷モード」につい
て説明する。「フレーム印刷モード」では、印刷データ
として第nフレーム(nは1〜4)の映像が選択されて
いる場合、各データ読み出しセレクタ34,35,36
によって、メモリ部31の中の第nフレームのメモリY
n、R−Yn、B−Ynのデータが選択され、その中か
ら、奇数フィールドの信号と偶数フィールドの信号とが
印字同期信号に基づき読み出され、メモリコントローラ
30を介して色変換部22に出力される。そして、入力
された各信号がイエロー、マゼンダ、シアンの色信号に
変換された後にヘッドドライバ23を介してラインサー
マルヘッド24に出力される。
【0060】なお、この時メモリ部31からは、静止画像を
映像表示機器等で表示するために、Y/C分離回路10
に入力されるコンポジット信号に含まれる同期信号のタ
イミングに合わせてデータの読み出しが行われている
が、印刷データの読み出しはこれとは別に、コンポジッ
ト信号の水平及び垂直ブランキング期間を用いて行われ
る。
【0061】メモリ部31からの信号の読み出しは、図2
(a)に示す如く、カラムアドレス方向には行わず、ロ
ウアドレス方向に行われ、奇数フィールドにおける第1
走査線の先頭画素、即ちの画素を示すデータが読み出
され、次に偶数フィールドにおける第2走査線の先頭画
素、即ちの画素を示すデータが読み出され、第523
走査線の先頭画素まで読み出される。これを、印刷時の
記録紙送り周期に合わせてカラムアドレスを移動させな
がら繰り返す。なお、第524、525走査線読み出さ
ないのは後述する「補間印刷モード」時のプリント画素
数と一致させるためである。
【0062】次に「補間印刷モード」について説明する。な
お、「補間印刷モード」の場合、第1〜第3フレームの
補間印刷と第4フレームの補間印刷とで、動き判別に用
いるフィールドデータ及び補間処理の基となるフィール
ドデータが異なるため、ここでは、まず第1〜第3フレ
ームに対しての補間印刷を第1フレームを例にして説明
する。
【0063】使用者が「補間印刷モード」を選択すると、印
刷前にメモリコントローラ30は画面表示用データとし
て、各データ読み出しセレクタ34,35,36によっ
て選択されるメモリ部31の第1フレームのデータにお
いて、偶数フィールドの信号を読み出さずに、奇数フィ
ールドの輝度信号Y1、色差信号R−Y1及びB−Y1
のみを繰り返しD/A変換部15、16、17に出力
し、使用者は図示しない映像表示機器等でぶれのない静
止画像を確認できる。
【0064】一方、第1フレームの静止画像を印刷する際に
は、印刷データとして第1フレームの奇数フィールド及
び偶数フィールドにおける輝度信号Y1のデータ、色差
信号R−Y1のデータ、色差信号B−Y1のデータに加
え、第2フレームの奇数フィールドにおける輝度信号Y
2のデータを読み出す。
【0065】図6は、メモリ部31からデータを読み出して
補間処理を行う際のメモリコントローラ30、フィール
ド補間部33、変換判断部32の動作を説明するための
図である。
【0066】ここで、メモリ部31におけるメモリY1、R
−Y1、B−Y1からは奇数フィールドの信号と偶数フ
ィールドの信号とが読み出され、データ切換部40、4
1、42で、1画素毎に切換えが行われる。
【0067】この時、メモリ部31からの信号の読み出し
は、図2(a)に示す如く、カラムアドレス方向には行
わず、ロウアドレス方向に行われ、奇数フィールドにお
ける第1走査線の先頭画素、即ちの画素を示すデータ
が読み出され、次に偶数フィールドにおける第2走査線
の先頭画素、即ちの画素を示すデータが読み出され
る。また、この時の印刷データの読み出しは、「フレー
ム印刷モード」の時と同様に、コンポジット信号の水平
及び垂直ブランキング期間を用いて行われる。
【0068】まず、輝度信号Yのデータについて説明する
と、データ切換部40は入力される輝度信号Yのデータ
を一画素分単位で、D1レジスタ43、D2レジスタ4
4、D3レジスタ45に切換えて出力し、メモリY1か
ら出力されるの画素を示す輝度データ、の画素を示
す輝度データ、そしての画素を示す輝度データが、夫
々D1レジスタ43、D2レジスタ44、D3レジスタ
45に出力される。
【0069】そして、D1レジスタ43に出力されたの画
素を示す輝度データは、同時に色変換部22にも出力さ
れ、色変換部22においての画素を示す輝度データと
してそのまま用いられる。
【0070】また、メモリY2からは、奇数フィールドにお
ける第1走査線の先頭画素を示すデータがD4レジスタ
46に出力される。従って、この時D1レジスタ43と
D4レジスタ46には、画面上の同一位置の画素データ
が蓄えられることになり、これらの画素データを比較す
ることにより、後述の如く動き判別を行うことになる。
【0071】ここで、の画素を示す輝度データに関して
は、補間処理を施さずにデータ切換部40からそのまま
出力されているが、の画素を示す輝度データに関して
は、動き判別の結果に応じた処理を施す必要があり、動
き無しと判別された場合には、の画素を示す輝度デー
タをそのまま出力し、動き有りと判別された場合は、補
間処理が施された上で、補間データが出力されることに
なる。
【0072】D1レジスタ43とD4レジスタ46に蓄えら
れたデータは、変換判断部32における差分演算回路6
0に出力され、一方のデータから他方のデータが減算さ
れ後に予め設定された比較値とコンパレータ61にて比
較され、動きの有無を示す信号がセレクタ72に出力さ
れる。
【0073】また、フィールド補間部33における補間演算
回路71には、D1レジスタ43からのの画素を示す
データとD3レジスタ45からのの画素を示すデータ
とが入力されているが、動き有りの場合には両データの
平均値を得ての画素に置換して出力することになる。
【0074】即ち、セレクタ72には、D2レジスタ44か
らのの画素を示すデータと補間演算回路71からの
、の画素の平均値により得たデータとが入力されて
いるが、セレクタ72は、コンパレータ61から動き無
しを示す信号が入力されている時にはD2レジスタ44
からのデータを出力し、動き有りを示す信号が入力され
ている時には補間演算回路71からのデータを出力す
る。このようにして、の画素を示す輝度データとの
画素を示す輝度データとが色変換部22に出力される。
【0075】次に、メモリコントローラ30は、の画素を
示す輝度データ、の画素を示す輝度データ、の画素
を示す輝度データを読み出し、データ切換部40は、
の画素を示す輝度データをD1レジスタ43に、の画
素を示す輝度データをD2レジスタに、の画素を示す
輝度データをD3レジスタ45に出力し、また、メモリ
Y2からは、奇数フィールドにおける第3走査線の先頭
画素を示すデータがD4レジスタ46に出力される。
【0076】そして、D1レジスタ43に出力されたの画
素を示す輝度データは、同時に色変換部22にも出力さ
れ、色変換部22においての画素を示す輝度データと
してそのまま用いられる。
【0077】D1レジスタ43とD4レジスタ46に蓄えら
れたデータは、変換判断部32における差分演算回路6
0に出力され、一方のデータから他方のデータが減算さ
れ後に予め設定された比較値とコンパレータ61にて比
較され、動きの有無を示す信号がセレクタ72に出力さ
れる。
【0078】また、フィールド補間部33における補間演算
回路71には、D1レジスタ43からのの画素を示す
データとD3レジスタ45からのの画素を示すデータ
とが入力されているが、動き有りの場合に両データの平
均値を得ての画素に置換して出力することになる。
【0079】即ち、セレクタ72には、D2レジスタ44か
らのの画素を示すデータと補間演算回路71からの
、の画素の平均値により得たデータとが入力されて
いるが、セレクタ72は、コンパレータ61から動き無
しを示す信号が入力されている時にはD2レジスタ44
からのデータを出力し、動き有りを示す信号が入力され
ている時には補間演算回路71からのデータを出力す
る。
【0080】このようにして、の画素を示す輝度データと
の画素を示す輝度データとが色変換部22に出力され
る。そして、以上の読み出し及び補間動作を繰り返し
て、第521、第522、第523走査線の先頭画素の
データから第522画素の補間データが生成されるとラ
インサーマルヘッド1ライン分、523画素の輝度デー
タが色変換部22に出力される。これを、印刷時の記録
紙送り周期に合わせてカラムアドレスを移動させながら
繰り返して1フレーム分の輝度データが色変換部22に
出力される。
【0081】次に色差信号R−Y1のデータについて説明す
ると、データ切換部41は入力される色差信号R−Y1
のデータを一画素分単位で、D1レジスタ47、D2レ
ジスタ48、D3レジスタ49に切換えて出力し、メモ
リR−Y1から出力されるの画素を示す色差データ、
の画素を示す色差データ、そしての画素を示す色差
データが、夫々D1レジスタ47、D2レジスタ48、
D3レジスタ49に出力される。
【0082】そして、D1レジスタ47に出力されたの画
素を示す色差データは、同時に色変換部22にも出力さ
れ、色変換部22においての画素を示す色差データと
してそのまま用いられる。
【0083】ここで、の画素を示す色差データに関して
は、補間処理を施さずにデータ切換部41からそのまま
出力されているが、の画素を示す色差データに関して
は、動き判別の結果に応じた処理を施す必要があり、動
き無しと判別された場合には、の画素を示す色差デー
タをそのまま出力し、動き有りと判別された場合は、補
間処理が施された上で、補間データが出力されることに
なる。なお、この時の動き判別は、メモリY1及びメモ
リY2から読み出した輝度信号データにおける動き判別
結果をそのまま用いるよう構成している。
【0084】フィールド補間部33における補間演算回路7
3には、D1レジスタ47からのの画素を示すデータ
とD3レジスタ49からのの画素を示すデータとが入
力されているが、動き有りの場合に両データの平均値を
得ての画素に置換して出力することになる。
【0085】即ち、セレクタ74には、D2レジスタ48か
らのの画素を示すデータと補間演算回路73からの
、の画素の平均値により得たデータとが入力されて
いるが、セレクタ74は、コンパレータ61から動き無
しを示す信号が入力されている時にはD2レジスタ48
からのデータを出力し、動き有りを示す信号が入力され
ている時には補間演算回路73からのデータを出力す
る。
【0086】このようにして、の画素を示す色差データと
の画素を示す色差データとが色変換部22に出力さ
れ、以上の読み出し及び補間動作を繰り返して、第52
1、第522、第523走査線の先頭画素のデータから
第522画素の補間データが生成されるとラインサーマ
ルヘッド1ライン分の色差データR−Yが色変換部22
に出力される。これを、印刷時の記録紙送り周期に合わ
せてカラムアドレスを移動させながら繰り返して1フレ
ーム分の色差データR−Yが色変換部22に出力され
る。
【0087】また、同様にして、色差信号B−Y1のデータ
についても1フレーム分の色差データB−Y1が色変換
部22に出力される。そして、色変換部22ではメモリ
コントローラ30又はフィールド補間部33から出力さ
れた1フレーム分の輝度データY、色差データR−Y、
色差データB−Yがイエロー、マゼンダ、シアンの色信
号に変換され、ラインサーマルヘッド24にて印刷が行
われる。
【0088】第1フレームの静止画像に対する「補間印刷モ
ード」での補間印刷処理は以上の通りである。なお、第
2フレーム又は第3フレームに対する「補間印刷モー
ド」での印刷処理は、読み出しを行うメモリが各フレー
ムに相当するメモリに変更されるだけであり、その補間
処理方法に関しては第1フレームに対する補間印刷処理
と全く同一である。
【0089】次に、第4フレームの静止画像を「補間印刷モ
ード」にて印刷させる例を示す。第4フレームの静止画
像を印刷させる場合には、第4フレームを構成する偶数
フィールドと第3フレームの偶数フィールドの画面上の
同一位置の画素データを比較して動き検出を行い、画面
内で動きがないと検出された箇所については、「フレー
ム印刷モード」と同様の印刷処理を行い、動きがあると
検出された箇所については、メモリY4、R−Y4、B
−Y4、Y3に書き込まれている輝度データに基づき補
間処理を施し、印刷処理を行う。
【0090】メモリ部31からの信号の読み出しは、図2
(a)の偶数フィールドにおける第2走査線の先頭画
素、即ちの画素を示すデータが読み出され、次に奇数
フィールドにおける第3走査線の先頭画素、即ちの画
素を示すデータが読み出される。そして、第524走査
線の先頭位置まで読み出しが行われる。
【0091】まず、輝度信号Yのデータについて説明する
と、図6におけるデータ切換部40は入力される輝度信
号Yのデータを一画素分単位で、D1レジスタ43、D
2レジスタ44、D3レジスタ45に切換えて出力し、
メモリY4から出力されるの画素を示す輝度データ、
の画素を示す輝度データ、そしての画素を示す輝度
データが、夫々D1レジスタ43、D2レジスタ44、
D3レジスタ45に出力される。そして、D1レジスタ
43に出力されたの画素を示す輝度データは、同時に
色変換部22にも出力され、色変換部22においての
画素を示す輝度データとしてそのまま用いられる。
【0092】また、メモリY3からは、偶数フィールドにお
ける第2走査線の先頭画素を示すデータがD4レジスタ
46に出力される。従って、この時D1レジスタ43と
D4レジスタ46には、画面上の同一位置の画素データ
が蓄えられることになり、これらの画素データを比較す
ることにより、後述の如く動き判別を行うことになる。
【0093】ここで、の画素を示す輝度データに関して
は、補間処理を施さずにデータ切換部40からそのまま
出力されているが、の画素を示す輝度データに関して
は、動き判別の結果に応じた処理を施す必要があり、動
き無しと判別された場合には、の画素を示す輝度デー
タをそのまま出力し、動き有りと判別された場合は、補
間処理が施された上で、補間データが出力されることに
なる。
【0094】D1レジスタ43とD4レジスタ46に蓄えら
れたデータは、変換判断部32における差分演算回路6
0に出力され、一方のデータから他方のデータが減算さ
れ後に予め設定された比較値とコンパレータ61にて比
較され、動きの有無を示す信号がセレクタ72に出力さ
れる。
【0095】また、フィールド補間部33における補間演算
回路71には、D1レジスタ43からのの画素を示す
データとD3レジスタ45からのの画素を示すデータ
とが入力されているが、動き有りの場合には両データの
平均値を得ての画素に置換して出力することになる。
【0096】即ち、セレクタ72には、D2レジスタ44か
らのの画素を示すデータと補間演算回路71からの
、の画素の平均値により得たデータとが入力されて
いるが、セレクタ72は、コンパレータ61から動き無
しを示す信号が入力されている時にはD2レジスタ44
からのデータを出力し、動き有りを示す信号が入力され
ている時には補間演算回路71からのデータを出力す
る。
【0097】このようにして、の画素を示す輝度データと
の画素を示す輝度データとが色変換部22に出力され
る。そして、D1レジスタ43に出力されたの画素を
示す輝度データは、同時に色変換部22にも出力され、
色変換部22においての画素を示す輝度データとして
そのまま用いられる。以上の読み出し及び補間動作を繰
り返して、第522、第523、第524走査線の先頭
画素のデータから第523画素の補間データが生成され
るとラインサーマルヘッド1ライン分、523画素の輝
度データが色変換部22に出力される。これを、印刷時
の記録紙送り周期に合わせてカラムアドレスを移動させ
ながら繰り返して1フレーム分の輝度データが色変換部
22に出力される。
【0098】以下同様の処理で1フレーム分の輝度データが
出力されが、色差信号R−Y4、B−Y4のデータにつ
いても、同様の処理で1フレーム分の色差データR−Y
4、B−Y4が色変換部22に出力される。第4フレー
ムの静止画像に対する「補間印刷モード」での補間印刷
処理は以上の通りである。
【0099】なお、以上の説明においては、第1〜第3フレ
ームでは奇数フィールドにおける画素データを基に偶数
フィールドにおける画素データが補間され、最終第4フ
レームでは偶数フィールドにおける画素データを基に奇
数フィールドにおける画素データが補間されることにな
るが、これとは逆に、第1〜第3フレームでは偶数フィ
ールドにおける画素データを基に奇数フィールドにおけ
る画素データを補間し、最終第4フレームでは偶数フィ
ールドにおける画素データを基に奇数フィールドにおけ
る画素データが補間するよう構成しても良い。
【0100】また、既に説明したように、本願実施例では連
続4フレーム分のメモリを有した場合を示したが、メモ
リ部31にて保持されるフレームの数は4フレームに限
定されるものではなく、2フレーム以上の複数フレーム
分のメモリを有する場合は何フレーム分であろうと適用
できる。
【0101】また、以上の実施例では、A/D変換部12、
13、14におけるサンプリング周波数が4:4:4
で、メモリR−YとメモリB−Yが別個に設けられた例
を示したが、サンプリング周波数が4:2:2で、色差
信号R−Y及び色差信号B−Yを1つのメモリCに書き
込んだ場合には、色差信号R−Yのデータと色差信号B
−YのデータをメモリCから同時に読み出し、夫々の信
号がデータ切換部41及び42に出力されることにより
補間処理が施される。
【0102】なお、この時、色差信号R−Y及び色差信号B
−Yは、サンプリング周波数が輝度信号Yの半分となっ
ているため、メモリCに書き込まれている同一カラムの
色差信号R−Yのデータ及び色差信号B−Yのデータ
が、繰り返し2回ずつ読み出されることにより、輝度信
号Yのデータとのタイミングが合わせられる。
【0103】即ち、Y1カラムの輝度信号Yのデータ補間時
とY2カラムの輝度信号Yのデータ補間時には、R−Y
1カラム及びB−Y1カラムの色差信号のデータが用い
られ、Y3カラムの輝度信号Yのデータ補間時とY4カ
ラムの輝度信号Yのデータ補間時には、R−Y3カラム
及びB−Y3カラムの色差信号のデータが用いられる。
【0104】また、以上の実施例では、差分演算回路60で
動き判別をする際に、補間させようとする画素の垂直上
方向に隣接する画素における輝度データの変化を用いて
行ったが、垂直下方向の隣接画素における輝度データの
変化を用いても、その両画素を用いても構わない。更
に、輝度信号Yのデータの代わりに色差信号R−Yのデ
ータ又は色差信号B−Yのデータを用いて動き判別を行
っても良いことは言うまでもない。
【0105】また、以上の実施例では、デコーダ部11にお
いて入力される輝度信号Y及び色信号Cから輝度信号
Y、色差信号R−Y、色差信号B−Yを得ているが、デ
コーダ部11が入力される信号をRGBの信号に変換し
て、輝度信号Y、色差信号R−Y、色差信号B−Yの代
わりにR信号、G信号、B信号の夫々の信号を出力する
よう構成しても構わない。
【0106】なお、この時メモリ部31におけるメモリY、
R−Y、B−Yは、夫々G信号、R信号、B信号の書き
込みを行うためのメモリG、R、Bとして用いることが
できる。
【0107】
【発明の効果】本発明に係るビデオプリンタでは、得ら
れる複数の静止画像から使用者が望む場面を選択できる
ので、再度VTR等を操作し直して静止画像を取り直す
手間や、放送映像の望む場面を得られない失敗が減らせ
るなど、使用者の操作性が向上する。また、印刷すべき
フレームの第1、第3フィールドの同一位置の画素デー
タを用いて画面上で動きのある箇所のみ補間処理が施さ
れ、動きのない箇所は各フィールドの信号がそのまま出
力される為、良好な静止画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るビデオプリンタの信号処
理系を説明する為のブロック図である。
【図2】メモリ部31のメモリマッピングを説明する為
の説明図である。
【図3】フレーム自動選択部80の構成を示すブロック
図である。
【図4】メモリ部31からフレーム間の動き検出のため
のデータを読み出す際の動作を説明するための図であ
る。
【図5】フレーム自動選択部80の他の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】「補間印刷モード」での補間処理を説明するた
めの図である。
【図7】従来のビデオプリンタ内部の信号処理系を説明
する為のブロック図である。
【符号の説明】
10…Y/C分離回路 11…デコーダ部 12、13、14…A/D変換部 15、16、17…D/A変換部 18…エンコーダ部 19、30…メモリコントローラ 20、31…メモリ部 21、33…フィールド補間部 22…色変換部 23…ヘッドドライバ 24…ラインサーマルヘッド 25…プリント処理部 32…変換判断部 34…Yデータセレクタ 35…R−Yデータセレクタ 36…B−Yデータセレクタ 40、41、42…データ切換部 43、47、50…D1レジスタ 44、48、51…D2レジスタ 45、49、52…D3レジスタ 46…D4レジスタ 60、83…差分演算回路 61、84…コンパレータ 71、73、75…補間演算回路 72、74、76…セレクタ 81…レジスタA 82…レジスタB 85…カウンタ 86…フレーム1動き係数レジスタ 87…フレーム2動き係数レジスタ 88…フレーム3動き係数レジスタ 89…フレーム4動き係数レジスタ 90…最小値判別部 91…加算集計回路 95…制御部 SW1、SW2、SW3、SW4…スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インターレース映像信号が入力され、前記
    インターレース映像信号における連続する複数のフレー
    ム画像を保持するメモリと、 前記メモリに保持される隣り合うフレーム画像間の同一
    位置の画素データを各画素毎に画面所定範囲にわたり比
    較し、各画素毎の比較結果を計数することにより最も動
    きの少ないフレーム画像を選択するフレーム自動選択手
    段と、 前記フレーム自動選択手段により選択された前記メモリ
    に保持されるフレーム画像に補間処理を施す補間手段
    と、 前記補間手段により補間処理された補間フレーム画像を
    プリント処理するプリント手段とを備えたビデオプリン
    タであって、 前記補間手段は、前記フレーム自動選択手段により選択
    された前記フレーム画像の動きのない部分に関しては、
    該フレーム画像を構成する奇数フィールドの画像と偶数
    フィールドの画像とをそのまま出力し、 前記フレーム自動選択手段により選択された前記フレー
    ム画像の動きのある部分に関しては、該フレーム画像を
    構成する一方のフィールド画像に基づき他方のフィール
    ド画像を補間生成して出力することを特徴とするビデオ
    プリンタ。
  2. 【請求項2】前記フレーム自動選択手段は、前記メモリ
    に保持される隣り合うフレーム画像間の同一位置の画素
    データの差を所定のしきい値と比較することにより画素
    単位での動きの有無を判別し、前記画素単位での動きの
    有無の判別結果を画面所定範囲にわたり演算することに
    より、最も動きの少ないフレーム画像を選択することを
    特徴とする請求項1記載のビデオプリンタ。
  3. 【請求項3】前記フレーム自動選択手段は、前記メモリ
    に保持される隣り合うフレーム画像間の同一位置の画素
    データの差を画面所定範囲にわたり加算することによ
    り、最も動きの少ないフレーム画像を選択することを特
    徴とする請求項1記載のビデオプリンタ。
  4. 【請求項4】前記フレーム自動選択手段は、画面略中央
    における一部分の画素データのみを用いて最も動きの少
    ないフレーム画像を選択することを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか一項記載のビデオプリンタ。
JP10172609A 1998-06-19 1998-06-19 ビデオプリンタ Pending JP2000013733A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10172609A JP2000013733A (ja) 1998-06-19 1998-06-19 ビデオプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10172609A JP2000013733A (ja) 1998-06-19 1998-06-19 ビデオプリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000013733A true JP2000013733A (ja) 2000-01-14

Family

ID=15945053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10172609A Pending JP2000013733A (ja) 1998-06-19 1998-06-19 ビデオプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000013733A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008001608A1 (fr) * 2006-06-26 2008-01-03 Canon Kabushiki Kaisha Dispositif de captage d'image et son procédé de commande, et dispositif de traitement d'informations, dispositif d'impression et procédé de génération de données d'impression
JP2008296453A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Canon Inc 動画像印刷装置及び動画像印刷装置の制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008001608A1 (fr) * 2006-06-26 2008-01-03 Canon Kabushiki Kaisha Dispositif de captage d'image et son procédé de commande, et dispositif de traitement d'informations, dispositif d'impression et procédé de génération de données d'impression
US8149286B2 (en) 2006-06-26 2012-04-03 Canon Kabushiki Kaisha Image sensing apparatus and control method for same, and information processing apparatus, printing apparatus, and print data generation method, using correlation information recorded as attribute information of image data of frame
JP2008296453A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Canon Inc 動画像印刷装置及び動画像印刷装置の制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6130887A (ja) デジタルテレビジヨン受像機の信号変換回路
JPS63272195A (ja) 静止画再生可能な映像信号処理回路
JP3962928B2 (ja) 画像データの変換方法および変換回路と、撮像装置
JP2000013733A (ja) ビデオプリンタ
JPH0918790A (ja) カメラ装置
JPH03101390A (ja) 画像変換装置及び方法
US6266101B1 (en) Y/C separator
JPH11187335A (ja) フィールド画像補間方法
JP2552558B2 (ja) 電子的に拡大撮影可能な撮像装置
JP3489852B2 (ja) 高精細撮像装置
JP2662968B2 (ja) ビデオプリンタ
JPH05252486A (ja) 映像信号の走査変換装置
JP3391788B2 (ja) 画像処理回路
JP2000228774A (ja) 画像信号処理装置およびこの装置を備えた電子スチルカメラ
JP2897407B2 (ja) 映像信号処理回路
JP2007019708A (ja) 画像処理装置
JP3463695B2 (ja) 撮影装置
JPH0440795A (ja) 動き適応型信号処理回路
JPH0522680A (ja) 画像処理装置
JPH02148978A (ja) 画面拡大装置
JP4109328B2 (ja) ビデオ信号符号化装置
JPH0740733B2 (ja) 信号変換装置
JP3040439B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JPH0720274B2 (ja) 動きベクトル表示方式
JPH0974571A (ja) 撮像装置及び画像信号処理装置