JPH1075191A - アンテナブースタ付受信機 - Google Patents

アンテナブースタ付受信機

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JPH1075191A
JPH1075191A JP24892196A JP24892196A JPH1075191A JP H1075191 A JPH1075191 A JP H1075191A JP 24892196 A JP24892196 A JP 24892196A JP 24892196 A JP24892196 A JP 24892196A JP H1075191 A JPH1075191 A JP H1075191A
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receiver
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信系の雑音指数を良好とし、チューナに対
する感度特性、雑音指数の要求性能を緩和する。 【解決手段】 アンテナブースタ回路10A に、アンテナ
エレメント1と接続され、希望信号の占有周波数帯域幅
を通過帯域幅とし、バンドLの受信周波数帯域内で中心
周波数の可変な帯域通過フィルタ11A と、バンドII−II
I の受信周波数帯域内で中心周波数の可変な帯域通過フ
ィルタ13A を設け、これらの出力を低雑音増幅器14A 、
14B で増幅し、合成器15で合成したのち同軸ケーブル50
で受信機本体30A に伝送する。コントローラ39はバンド
L(バンドII−III)の受信時、同調周波数に連動して変
化するトラッキング制御信号を生成し、同軸ケーブル50
を介してブースタ回路10A へ伝送する。ブースタ回路10
A ではトラッキング制御回路19が同軸ケーブル50からト
ラッキング制御信号を取り込み、帯域通過フィルタ11A
(13A) に対する中心周波数可変制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアンテナブースタ付
受信機に係り、とくにDABのバンドII,バンドII
I,バンドLの如く、1つの受信周波数帯域が広い放送
を受信する場合に好適なアンテナブースタ付受信機に関
する。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパでは、ディジタル音声信号で
ラジオ放送を行うDAB(DigitalAudio Broadcastin
g)の実用化が進められている。このDABは、FM方
式での放送で生じるマルチパスの影響を受けにくくする
ため、新たに開発したOFDM(Orthogonal Frequency
Division multiplex :直交周波数分割多重)変調方式
を採用している。OFDMでは、複数番組分の放送デー
タを直並列変換したあと、逆FFT(Fast Fourier tra
nsform)変換して、互いに直交する多数の搬送波に多重
する。そして、各搬送波を各々DQPSK変調したの
ち、一括して送信する(一括送信される搬送波群をアン
サンブルといい、占有周波数帯域幅は1.5MHzであ
る)。受信側は、1.5MHzの占有周波数帯域幅の1
アンサンブル分の搬送波群を一括して受信し、DQPS
K復調を行って受信データ群を復調後、更に、FFT変
換、並直列変換、時間軸と周波数軸上のディインタリー
ブ、誤り検出/訂正を施して放送データを復調する。そ
して、希望する番組の音声データ(MPEG1レイヤI
Iに従う圧縮データ)を抽出及び伸長し、D/A変換
後、音声出力する。
【0003】DABにおける受信周波数帯域は3つ有
り、従来のFMラジオ放送帯(87.5〜108MH
z)を用いるバンドII、TV放送帯(175〜250
MHz)を用いるバンドIII、1.452〜1.49
2GHzのバンドLである。移動体等で上記3つのバン
ドのDABの電波を受信する場合、アンテナ受波信号に
対し、RF増幅、中間周波信号への変換、搬送波毎のD
QPSK復調を行うチューナに感度特性、雑音指数の高
性能なものが必要であり、構成が複雑で高価なものとな
ってしまうが、アンテナブースタ回路を用いることでチ
ューナの性能上の負担を軽減できる。DABで利用可能
なアンテナブースタ回路には例えば図5の如き構成が考
えられる。1はアンテナエレメントであり、バンドI
I、バンドIII、バンドLで共用する。10はアンテ
ナブースタ回路であり、アンテナエレメント1の設置場
所でアンテナ受波信号を増幅し、受信系の雑音指数を改
善するとともに、受信機本体30のチューナの感度特
性、雑音指数の性能上の負担を軽減する。この内、11
はバンドLの受信周波数帯域(1.452〜1.492
GHz)を通過帯域とする帯域通過フィルタ(BP
F)、12は帯域通過フィルタ11を通過したアンテナ
受波信号を増幅する低雑音増幅器(LNA)、13はバ
ンドIIとIIIの受信周波数帯域を合わせた受信周波
数帯域(87.5〜250MHz)を通過帯域とする帯
域通過フィルタ(BPF)、14は帯域通過フィルタ1
3を通過したアンテナ受波信号を増幅する低雑音増幅器
(LNA)、15は低雑音増幅器12と14の出力を合
成する合成器(コンバイナ)、50は合成器15の出力
を受信機本体30の側に伝送する同軸ケーブルであり、
受信機本体30の側で同軸ケーブル50の中心導体側に
直流電源電圧+Vが重畳されている。16、31は直流
カットコンデンサ、17は受信機本体側で同軸ケーブル
50に重畳された+Vを取り出し、各低雑音増幅器1
2、14に給電するLPFである。41はアンテナ受波
信号成分が直流電源+Vに回り込まないようにカットす
るためのLPFである。このように構成されたアンテナ
ブースタ回路10によれば、アンテナエレメント1の設
置場所でアンテナ受波信号を増幅しておけるため、同軸
ケーブル50で雑音を拾っても雑音指数がそれほど悪化
しないようにでき、また、チューナ32に対する感度特
性、雑音指数の要求性能を緩やかにできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】けれども、上記した構
成例では、バンドIIとIIIの受信周波数帯域を合わ
せた受信周波数帯域(87.5〜250MHz)が広い
ため、TV等の妨害電波を受信し易い。低雑音増幅器1
4のゲインは大きい方が受信系全体の雑音指数を小さく
できるが、ゲインが大きいと妨害信号のトータル入力電
力で低雑音増幅器14が簡単に飽和してしまい、非直線
ひずみが発生して受信感度の悪化を招いてしまう。この
ため、低雑音増幅器14のゲインを大きくできず、受信
系の雑音指数が悪化したり、チューナ32に対する感度
特性、雑音指数の要求性能が高くなって回路構成が複雑
・高価になるという問題がある。本発明は上記した従来
技術の問題に鑑み、受信系の雑音指数を良好とし、チュ
ーナに対する感度特性、雑音指数の要求性能を緩和でき
るアンテナブースタ回路付受信機を提供することを、そ
の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
アンテナブースタ付受信機では、アンテナブースタ回路
と受信機本体を伝送ケーブルで接続したアンテナブース
タ付受信機において、アンテナブースタ回路に、入力側
がアンテナエレメントと接続され、希望信号の占有周波
数帯域幅を通過帯域幅とし、受信周波数帯域内で中心周
波数の可変な帯域通過フィルタと、帯域通過フィルタの
出力を入力し、出力側が伝送ケーブルと接続された低雑
音増幅器と、受信機本体側での同調周波数の変化に連動
してフィルタの中心周波数の可変制御をする制御回路と
を備えたことを特徴としている。これにより、受信周波
数帯域が広くて妨害局が多く存在していても、低雑音増
幅器の入力を、希望信号の占有周波数帯域幅だけに絞り
込めるため、低雑音増幅器に妨害信号が混入するのを回
避でき、低雑音増幅器が妨害信号の入力で飽和し難くで
きる。よって、非直線性ひずみが発生し難くなり、低雑
音増幅器のゲインを大きくして、受信系の雑音指数を小
さくすることもできる。この結果、チューナに要求され
る感度特性、雑音指数の性能条件を緩和でき、構成を簡
単・安価なものとできる。
【0006】本発明の請求項2記載のアンテナブースタ
付受信機では、請求項1記載の受信機において、低雑音
増幅器の出力側にアッテネータを設けたことを特徴とし
ている。これにより、受信機本体の受電端のインピーダ
ンス変動で伝送ケーブルと受電端との間に不整合が生じ
たとき、低雑音増幅器から伝送ケーブルを経て受電端に
進行したアンテナ受波信号に対し、受電端で反射したあ
と再び低雑音増幅器の側に戻る成分を、アッテネータの
減衰分だけ減衰させることができるので、伝送ケーブル
でのVSWR(電圧定在波比)の悪化を防止でき、伝送
ケーブルがフラットでない周波数−ゲイン特性を持つの
を抑制できる。
【0007】本発明の請求項3記載のアンテナブースタ
付受信機では、請求項1記載の受信機において、受信機
本体側に、受信周波数帯域外の帯域の周波数成分を持
ち、同調周波数に連動して変化するトラッキング制御信
号を生成して伝送ケーブルに重畳させる制御信号生成回
路を設け、アンテナブースタ回路に、伝送ケーブルに重
畳されたトラッキング制御信号を取り出し、帯域通過フ
ィルタの中心周波数の可変制御をする制御回路を備えた
ことを特徴としている。これにより、1本の伝送ケーブ
ルでアンテナ受波信号の伝送と中心周波数可変の帯域通
過フィルタ用のトラッキング制御信号の伝送ができるの
で、ケーブル敷設上の負担が減る。
【0008】本発明の請求項4記載のアンテナブースタ
付受信機では、請求項1記載の受信機において、受信機
本体側で、伝送ケーブルに直流電源電圧を重畳してお
き、アンテナブースタ回路に、伝送ケーブルから直流電
源電圧を取り出し、各部に給電する給電回路を設けたこ
とを特徴としている。これにより、1本の伝送ケーブル
でアンテナ受波信号の伝送と直流電源の伝送ができるの
で、ケーブル敷設上の負担が減る。
【0009】本発明の請求項5記載のアンテナブースタ
付受信機では、アンテナブースタ回路と受信機本体とを
伝送ケーブルで接続したアンテナブースタ付受信機にお
いて、アンテナブースタ回路に、各々、受信周波数帯域
別に設けられ、入力側がアンテナエレメントと接続され
るとともに、少なくとも1つは希望信号の占有周波数帯
域幅と同じ通過帯域幅を有し、受信周波数帯域内で中心
周波数が可変で、他は受信周波数帯域を固定の通過帯域
とする帯域通過フィルタと、各帯域通過フィルタの出力
側に個別に設けられた複数の低雑音増幅器と、各低雑音
増幅器の出力を入力し、出力側が伝送ケーブルと接続さ
れた合成器と、受信機本体が中心周波数可変の或る帯域
通過フィルタに対応する受信周波数帯域を受信中、同調
周波数の変化に連動して当該帯域通過フィルタに対する
中心周波数の可変制御をする制御回路とを備えたことを
特徴としている。これにより、複数の受信周波数帯域が
有るときに、受信周波数帯域が広く妨害信号が多く存在
する受信周波数帯域について、該受信周波数帯域に対応
する低雑音増幅器の入力を希望信号を通すために必要な
帯域幅だけに絞り込めるため、低雑音増幅器に妨害信号
が混入するのを回避でき、低雑音増幅器が妨害信号の入
力で飽和し難くできる。よって、非直線性ひずみが発生
し難くなり、低雑音増幅器のゲインを大きくして、受信
系の雑音指数を小さくすることもできる。この結果、チ
ューナに要求される感度特性、雑音指数の性能条件を緩
和でき、構成を簡単・安価なものとできる。
【0010】本発明の請求項6記載のアンテナブースタ
付受信機では、請求項5記載の受信機において、合成器
の出力側にアッテネータを設けたことを特徴としてい
る。これにより、受信機本体の受電端のインピーダンス
変動で伝送ケーブルと受電端との間に不整合が生じたと
き、合成器から伝送ケーブルを経て受電端に進行したア
ンテナ受波信号に対し、受電端で反射したあと再び合成
器側に戻る成分を、アッテネータの減衰分だけ減衰させ
ることができるので、伝送ケーブルでのVSWRの悪化
を防止でき、伝送ケーブルがフラットでない周波数−ゲ
イン特性を持つのを抑制できる。
【0011】本発明の請求項7記載のアンテナブースタ
付受信機では、請求項5記載の受信機において、受信機
本体に、中心周波数可変の或る帯域通過フィルタに対応
する受信周波数帯域を受信中、受信周波数帯域外の周波
数成分を持ち、同調周波数に連動して変化するトラッキ
ング制御信号を生成して伝送ケーブルに重畳させる制御
信号生成回路を設け、制御回路は、伝送ケーブルに重畳
されたトラッキング制御信号を取り出し、現在受信中の
受信周波数帯域に対応する帯域通過フィルタの中心周波
数の可変制御をするようにしたことを特徴としている。
これにより、1本の伝送ケーブルでアンテナ受波信号の
伝送と帯域通過フィルタ用のトラッキング制御信号の伝
送ができるので、ケーブル敷設上の負担が減る。
【0012】本発明の請求項8記載のアンテナブースタ
付受信機では、請求項5記載の受信機において、受信機
本体側で、伝送ケーブルに直流電源電圧を重畳してお
き、アンテナブースタ回路に、伝送ケーブルから直流電
源電圧を取り出し、各部に給電する給電回路を設けたこ
とを特徴としている。これにより、1本の伝送ケーブル
でアンテナ受波信号の伝送と直流電源の伝送ができるの
で、ケーブル敷設上の負担が減る。
【0013】
【発明の実施の態様】以下、図1と図2に従って本発明
の1つの実施の態様を説明する。図1は車載用DAB受
信システムの構成を示すブロック図であり、図4と同一
の構成部分には同一の符号が付してある。1は車両の所
定箇所に設置されたアンテナエレメントであり、DAB
のバンドII,III,Lで共用する。10Aはアンテ
ナブースタ回路であり、アンテナエレメント1と同じ場
所に設置されて、アンテナ受波信号を増幅することで受
信系の雑音指数を改善し、チューナ32の感度特性、雑
音指数等の性能増えの負担を軽減する。アンテナブース
タ回路10Aの内、11AはDABの1アンサンブル分
の占有周波数帯域幅である1.5MHzの通過帯域幅を
有し、バンドLの受信周波数帯域(1.452〜1.4
92GHz)の範囲で、電圧制御により中心周波数が可
変な帯域通過フィルタ(BPF)、12は帯域通過フィ
ルタ11Aを通過したアンテナ受波信号を増幅する低雑
音増幅器(LNA)、13AはDABの1アンサンブル
分の占有周波数帯域幅である1.5MHzの通過帯域幅
を有し、バンドIIとIIIの受信周波数帯域を合わせ
た受信周波数帯域(87.5〜250MHz)の範囲
で、電圧制御により中心周波数が可変な帯域通過フィル
タ(BPF)、14は帯域通過フィルタ13Aを通過し
たアンテナ受波信号を増幅する低雑音増幅器(LN
A)、15は低雑音増幅器12と14の出力を合成する
合成器(コンバイナ)であり、ここでは、デュプレクサ
の一種であるダイプレクサを用いてある。
【0014】50は合成器15の出力を車室内所定箇所
に設置された受信機本体30Aの側に伝送する伝送ケー
ブルとしての同軸ケーブルであり、受信機本体30Aの
側で同軸ケーブル50の中心導体に直流電源電圧+V´
が重畳されている。受信機本体30Aではまた、後述す
るコントローラにより作成されたトラッキング制御信号
TRも同軸ケーブル50の中心導体に重畳される。トラ
ッキング制御信号TRは同調周波数に連動して、受信周
波数帯域外(ここでは、87.5MHz以下)のf1
2 の範囲で周波数が変化する正弦波である。18は−
3dBの減衰量を持つアッテネータ(ATT)であり、
同軸ケーブル50でのVSWR(電圧定在波比)の悪化
を防止する。
【0015】17はアッテネータ18のアンテナ受波信
号の入力側から同軸ケーブル50に重畳された直流電源
電圧(+V´から−3dBだけ減衰している)を取り出
し、低雑音増幅器12、14等に給電する給電回路とし
てのLPFであり、LPF17の出力が図5の構成例と
同じ電圧値となるように+V´≒(+V)×1.41の
値が設定されている(例えば、+Vが+8.5Vであっ
たとき、+V´≒12V)。19はトラッキング制御回
路であり、アッテネータ18の入力側から同軸ケーブル
50に重畳されたトラッキング制御信号TRを取り出
し、トラッキング制御電圧vに変換して帯域通過フィル
タ11A、13Aに出力することで、同調周波数に連動
して帯域通過フィルタ11A、13Aの通過帯域の中心
周波数を可変する。トラッキング制御回路19は87.
5MHzよりはるかに低く、トラッキング制御信号TR
の最小周波数f1 〜最大周波数f2 を含むf0 〜f3
周波数範囲を通過帯域とし、アッテネータ18の入力側
からトラッキング制御信号TRを抽出する帯域通過フィ
ルタ(BPF)と、トラッキング制御信号TRの周波数
/電圧変換をし、トラッキング制御電圧vを形成する周
波数/電圧変換器(F/V)とから構成されている。2
2は周波数fHC(f3 <fHC<87.5MHz)以上の
周波数成分を通過させ、アッテネータ18の側から合成
器15の側に、直流電源電圧成分やトラッキング制御信
号TRが入り込まないようにする高域通過フィルタ(H
PF)である。
【0016】受信機本体30Aにおいて、33は周波数
HC(f3 <fHC<87.5MHz)以上の周波数成分
を通過させ、同軸ケーブル50の側からチューナ32の
側に直流電源電圧成分(+V´)やトラッキング制御信
号TRが入り込まないようにする高域通過フィルタ(H
PF)である。チューナ32はアンテナ受波信号に対
し、RF増幅、中間周波信号への変換及び増幅、搬送波
毎のDQPSK復調を行う。チューナ32はバンドII
−III共用のフロントエンド,PLL周波数シンセサ
イザ式局部発振器,IF回路と、バンドL専用のフロン
トエンド,PLL周波数シンセサイザ式局部発振器,I
F回路を持ち、DQPSK復調回路については全てのバ
ンドII,III,Lで共用する。チューナ32に対す
るバンド切り換え制御(バンドII−IIIと、バンド
Lとの切り換え)と、同調周波数可変制御はコトローラ
によりなされる。34は信号処理回路であり、チューナ
32から出力される搬送波毎の受信データ群に対し、F
FT変換、並直列変換、時間軸と周波数軸上のディイン
タリーブ、誤り検出/訂正を施して放送データを復調す
る。そして、コントローラにより選択されたユーザ希望
番組の音声データ(MPEG1レイヤIIに従う圧縮デ
ータ)を抽出及び伸長して出力する。35は伸長後の音
声データをアナログ音声信号に変換するD/A変換器、
36は音声信号を増幅するアンプ、37はスピーカであ
る。
【0017】38はバンドII、III、Lのバンド選
択操作、同調周波数可変操作、1アンサンブル中の希望
番組の選択操作をする操作部、39はマイコン構成のコ
ントローラであり、ユーザのバンド選択操作と同調周波
数可変操作に従い、チューナ32に対しバンドII−I
II側またはバンドL側への切り換え制御と同調周波数
可変制御をし、番組選択操作に従い信号処理回路34に
対する番組選択制御をする。また、コントローラ39
は、バンドII−III受信時と、バンドLの受信時に
それぞれ、同調周波数に連動して周波数が変化する正弦
波のトラッキング制御信号TRを生成する。具体的に
は、図2に示す如く、バンドII−III受信時には、
コントローラ39は同調周波数Fが87.5MHzから
250MHzまで変化するのに比例してトラッキング制
御信号TRの周波数をf1 からf2 まで変化させる(f
1 <f2 <fHC<87.5MHz)。また、バンドLの
受信時には、コントローラ39は同調周波数Fが1.4
52GHzから1.492GHzまで変化するのに比例
してトラッキング制御信号TRの周波数をf1 からf2
まで変化させる。トラッキング制御信号TRはf0 〜f
3 (0<f0 <f1 、f2 <f3 <fHC)の通過帯域を
有する帯域通過フィルタ(BPF)40を介して同軸ケ
ーブル50の中心導体に印加される。
【0018】アンテナブースタ回路10Aの側では、ト
ラッキング制御回路19の周波数/電圧変換器21は、
トラッキング制御信号TRの周波数fがf1 からf2
で変化するとき、該変化に比例してトラッキング制御電
圧vの電圧をv1 からv2 (v1 <v2 )まで変化させ
る。トラッキング制御電圧vがv1 からv2 まで変化す
るとき、vの変化に比例して、帯域通過フィルタ11A
の通過帯域の中心周波数は87.5MHzから250M
Hzまで変化し、帯域通過フィルタ13Aの通過帯域の
中心周波数は1.452GHzから1.492GHzま
で変化するようになっている。41はアンテナ受波信号
成分が直流電源+Vに回り込まないように、カットする
ためのLPFである。
【0019】次に、図2を参照して上記した実施の態様
の動作を簡単に説明する。図2は同調周波数と、トラッ
キング制御信号の周波数、トラッキング制御電圧の電圧
の関係を示す線図である。なお、f0 =150kHz、
1 =200kHz、f2 =300kHz、f3 =35
0kHz、fHC=86MHz、v1 =2V、v2 =8V
とする。また、+V´=12Vとする。バンドII−IIIの受信(図2参照) 受信機本体30Aの中で同軸ケーブル50の中心導体に
印加された直流電源電圧+V´は同軸ケーブル50を経
てアンテナブースタ回路10Aに送られる。アンテナブ
ースタ回路10AのLPF17はアッテネータ18の入
力側から同軸ケーブル50に重畳された直流電源電圧を
取り出し、低雑音増幅器11A、13A、周波数/電圧
変換器21に出力し、稼働状態とする。ユーザがバンド
IIの受信周波数F=105MHzで放送されているD
AB番組を聴取するため、操作部38でバンドIIを選
択すると、コントローラ39はチューナ32に対しバン
ドII−IIIへの切り換え制御をする。続いて、操作
部38で同調周波数Fを可変する操作をすると、コント
ローラ39はチューナ32に対し同調周波数可変制御を
する。或る時点でチューナ32の同調周波数がFX =1
00MHzとなっているとき、コントローラ38はFx
に対応する周波数fx =207.7kHzのトラッキン
グ制御信号TRを生成し、帯域通過フィルタ40を介し
て同軸ケーブル50の中心導体に印加している。
【0020】アンテナブースタ回路10Aではトラッキ
ング制御回路19の帯域通過フィルタ20がアッテネー
タ18の入力側から同軸ケーブル50に重畳されたトラ
ッキング制御信号TRを取り出す。そして、周波数/電
圧変換器21が周波数fx に対応するトラッキング制御
電圧vx =2.46Vに変換して帯域通過フィルタ13
Aに出力する。この結果、帯域通過フィルタ13Aは通
過帯域の中心周波数がチューナ32の同調周波数と同じ
100MHzとなり、アンテナエレメント1の受波信号
の内、99.25MHz〜100.75MHzの帯域成
分だけ通過させる。ユーザがFx から同調周波数を上げ
る操作をすれば、コントローラ39はチューナ32に対
し同調周波数を上げる制御をし、これに連動してトラッ
キング制御信号TRの周波数をfx から上げる。よっ
て、トラッキング制御回路19の周波数/電圧変換器2
1から出力されるトラッキング制御電圧もvx から上昇
し、帯域通過フィルタ13Aの中心周波数がFx から上
昇する。
【0021】同調周波数Fが105MHzとなったとこ
ろで可変操作を止めると、コントローラ39はトラッキ
ング制御信号TRの周波数fを210.8kHzとす
る。すると、周波数/電圧変換器21はv=2.65V
を出力し、帯域通過フィルタ13Aの中心周波数は10
5MHzとなり、アンテナエレメント1の受波信号の
内、希望信号の占有周波数帯域である104.25MH
z〜105.75MHzの帯域成分だけ通過させる。低
雑音増幅器14は帯域通過フィルタ13Aの出力を増幅
する。ここで、バンドII−IIIに妨害局が多く存在
していても、低雑音増幅器14の入力が希望信号の占有
周波数帯域幅だけに絞り込んであるので、低雑音増幅器
14に妨害信号が混入するのを回避でき、低雑音増幅器
14が妨害信号の入力で飽和し難くできる。よって、非
直線性ひずみが発生し難くなり、低雑音増幅器14のゲ
インを大きくして、受信系の雑音指数を小さくすること
ができる。
【0022】低雑音増幅器14の出力は、合成器15、
高域通過フィルタ22、アッテネータ18、同軸ケーブ
ル50を介して受信機本体30Aに伝送され、高域通過
フィルタ33を経てチューナ32に入力される。このと
き、アッテネータ18が設けられていることから、受信
機本体30Aの受電端であるチューナ32の入力端のイ
ンピーダンス変動で同軸ケーブル50との間に不整合が
生じたとき、合成器15から出力され、同軸ケーブル5
0を経て受信機本体30Aの側へ進行したアンテナ受波
信号に対し、受信機本体30Aのチューナ32の入力端
で反射したあと同軸ケーブル50を経て合成器15の側
に戻る反射波成分を−3dBだけ減衰させることができ
るので、同軸ケーブル50でのVSWR(電圧定在波
比)の悪化を防止でき、同軸ケーブル50がフラットで
ない周波数−ゲイン特性を持つのを抑制できる。また、
アンテナブースタ回路10Aでは、合成器15にダイプ
レクサを用いていることから、入力端子間の分離度が高
く、低雑音増幅器12の出力が14に入り込んで、相互
変調ひずみを発生させることはない。また、高域通過フ
ィルタ22の存在により、同軸ケーブル50に重畳され
た直流電源電圧やトラッキング制御信号TRが合成器1
5に入り込むのが防止され、これによって、低雑音増幅
器14の出力の飽和、相互変調ひずみの発生が抑制され
る。また、受信機本体30Aでも高域通過フィルタ33
の存在により、直流電源電圧+V´やトラッキング制御
信号TRがチューナ32に入り込むのが防止され、これ
によって、チューナ32のRF回路の飽和、相互変調ひ
ずみの発生が抑制される。
【0023】アンテナ受波信号を入力したチューナ32
はRF増幅、希望信号への同調及び中間周波信号への変
換、DQPSK復調をし、搬送波毎の受信データ群を出
力する。この受信データ群は信号処理回路34にて、F
FT変換、並直列変換、時間軸と周波数軸上のディイン
タリーブ、誤り検出/訂正が施されて放送データが復調
される。ユーザが操作部38で希望番組の選択をする
と、コントローラ39は信号処理回路34を制御して、
放送データの中からユーザ希望番組の圧縮音声データを
抽出及び伸長して出力させる。伸長後の音声データはD
/A変換器35でアナログ音声信号に変換され、アンプ
36で増幅後、スピーカ37より音声出力される。これ
により、バンドIIの希望番組を聴取できる。このあ
と、バンドIIIの或る受信周波数の番組に変えたい場
合、操作部38で同調周波数の可変操作をすれば、バン
ドIIの場合と同様にして、帯域通過フィルタ13Aの
通過帯域の中心周波数が新たな同調周波数と一致するよ
うに可変されるので、番組を選択することで希望番組を
聴取可能となる。
【0024】バンドLの受信(図2参照) バンドLの受信周波数1.472GHzで放送されてい
るDAB番組を聴取したいとき、操作部38でバンドL
を選択する。コントローラ39はチューナ32に対しバ
ンドLへの切り換え制御をする。続いて、操作部38で
同調周波数Fを可変する操作をすると、コントローラ3
9はチューナ32に対し同調周波数可変制御をする。同
調周波数がFX =1.477GHzとなっているとき、
コントローラ38はFx に対応する周波数fx =26
2.5kHzのトラッキング制御信号TRを生成し、帯
域通過フィルタ40を介して同軸ケーブル50の中心導
体に印加する。
【0025】アンテナブースタ回路10Aでは、周波数
/電圧変換器21が周波数fx に対応するトラッキング
制御電圧vx =5.75Vに変換して帯域通過フィルタ
13Aに出力する。この結果、帯域通過フィルタ11A
は通過帯域の中心周波数がチューナ32の同調周波数と
同じ1.477GHzとなり、アンテナエレメント1の
受波信号の内、1.47625GHz〜1.47775
GHzの帯域成分だけ通過させる。ユーザがFx から同
調周波数を下げる操作をすれば、コントローラ39はチ
ューナ32に対し同調周波数を下げる制御をし、これに
連動してトラッキング制御信号TRの周波数をfx から
下げる。よって、トラッキング制御回路19の周波数/
電圧変換器21から出力されるトラッキング制御電圧も
x から下降し、帯域通過フィルタ13Aの中心周波数
がFx から下降する。
【0026】同調周波数Fが1.472GHzとなった
ところで可変操作を止めると、コントローラ39はトラ
ッキング制御信号TRの周波数fを250kHzとす
る。すると、周波数/電圧変換器21はv=5Vを出力
し、帯域通過フィルタ11Aの中心周波数は1.472
GHzとなり、アンテナエレメント1の受波信号の内、
希望信号の占有周波数帯域である1.47125GHz
〜1.47275GHzの帯域成分だけ通過させる。低
雑音増幅器12は帯域通過フィルタ11Aの出力を増幅
する。ここで、バンドLに妨害局が多く存在していて
も、低雑音増幅器12の入力が1アンサンブル分の希望
信号の占有周波数帯域幅だけに絞り込んであるので、低
雑音増幅器12に妨害信号が混入するのを回避でき、低
雑音増幅器12が妨害信号の入力で飽和し難くできる。
よって、非直線性ひずみが発生し難くなり、低雑音増幅
器12のゲインを大きくして、受信系の雑音指数を小さ
くすることができる。
【0027】低雑音増幅器12の出力は、合成器15、
高域通過フィルタ22、アッテネータ18、同軸ケーブ
ル50を介して受信機本体30Aに伝送され、高域通過
フィルタ33を経てチューナ32に入力される。このと
き、アッテネータ18の存在により、同軸ケーブル50
でのVSWRが改善されて、同軸ケーブル50がフラッ
トでない周波数−ゲイン特性を持つのを抑制できる。ア
ンテナ受波信号を入力したチューナ32はRF増幅、希
望信号への同調及び中間周波信号への変換、DQPSK
復調をし、搬送波毎の受信データ群を出力する。この受
信データ群は信号処理回路34にて、FFT変換、並直
列変換、時間軸と周波数軸上のディインタリーブ、誤り
検出/訂正が施されて放送データが復調される。ユーザ
が操作部38で希望番組の選択をすると、コントローラ
39は信号処理回路34を制御して、放送データの中か
らユーザ希望番組の音声データを抽出及び伸長して出力
させる。よって、バンドLの希望番組を聴取できる。
【0028】上記した実施の態様によれば、帯域通過フ
ィルタ11A、13Aの通過帯域幅をDABの1アンサ
ンブル当たりの占有周波数帯域幅とし、同調周波数に連
動して中心周波数が可変するようにしたので、低雑音増
幅器12、14の入力を希望信号の占有周波数帯域幅に
絞り込め、妨害信号の入力で低雑音増幅器12、14が
飽和し難くなる。よって、非直線性ひずみが発生し難く
なり、低雑音増幅器12、14のゲインを大きくして、
受信系の雑音指数を小さくすることができる。この結
果、チューナ32の感度特性、雑音指数の要求性能を緩
和できる。また、同軸ケーブル50の送電端側にアッテ
ネータ18を設けたので、受信機本体30Aの受電端で
あるチューナ32の入力端のインピーダンス変動で同軸
ケーブル50との間に不整合が生じたとき、合成器15
から出力され、同軸ケーブル50を経て受信機本体30
Aの側へ進行したアンテナ受波信号に対し、受信機本体
30Aのチューナ32の入力端で反射したあと同軸ケー
ブル50を経て合成器15の側に戻る反射波成分を−3
dBだけ減衰させることができるので、同軸ケーブル5
0でのVSWR(電圧定在波比)の悪化を防止でき、同
軸ケーブル50がフラットでない周波数−ゲイン特性を
持つのを抑制できる。
【0029】更に、受信機本体30Aの中で、同調周波
数に連動して、受信周波数帯域外ので周波数の変化する
トラッキング制御信号TRを生成し、直流電源電圧とと
もに同軸ケーブル50に重畳し、アンテナブースタ回路
10Aでは、低域通過フィルタ17で直流電源電圧を取
り出し各部に供給するとともに、トラッキング制御回路
19がトラッキング制御信号TRを取り出し、トラッキ
ング制御電圧vに変換し、帯域通過フィルタ11A、1
3Aを制御するようにしたので、1本の同軸ケーブル5
0を敷設するだけで、アンテナ受波信号の伝送、直流電
源電圧の伝送、トラッキング制御信号の伝送ができ、ケ
ーブル敷設上の負担が大幅に軽減される。また、トラッ
キング制御信号TRは同調周波数に比例して周波数が変
化する信号としたので、トラッキング制御回路19の側
ではトラッキング制御電圧vへの変換を安定して行え
る。
【0030】なお、図1の実施の態様では、バンドLと
バンドII−IIIとでアンテナエレメントを共用とし
たが、バンドL専用とバンドII−III専用の2本の
アンテナエレメントに分けて設置するようにしても良
い。また、バンドLしか受信しないときは、アンテナエ
レメント1をバンドL専用とするとともに帯域通過フィ
ルタ13A,低雑音増幅器14,合成器15を省略し、
低雑音増幅器12の出力側を直接、高域通過フィルタ2
2に接続するようにしても良く、逆に、バンドII−I
IIしか受信しないときは、アンテナエレメント1をバ
ンドII−III用とするとともに帯域通過フィルタ1
1A,低雑音増幅器12,合成器15を省略し、低雑音
増幅器14の出力側を直接、高域通過フィルタ22に接
続するようにしても良い。また、同軸ケーブル50と高
域通過フィルタ33が安定して整合されているときは、
アッテネータ18を省略することもでき、合成器15も
ダイプレクサ以外のタイプを用いても良い。
【0031】図3は本発明の他の実施の態様を示すブロ
ック図であり、図1と同一の構成部分には同一の符号が
付してある。図1の実施の態様では、バンドIIとII
Iを1つの受信周波数帯域としたが、図3では分けてあ
り、また、バンドL用とバンドII−III用の2つの
アンテナエレメントを設けるとともに、バンドLは比較
的妨害が少ないので、帯域通過フィルタの通過帯域を固
定としてある。図3において、2と3は各々、車両の所
定箇所に設置されたバンドL用とII−III用のアン
テナエレメント、10Bはアンテナブースタ回路であ
り、この内、11は1.452〜1.492GHzの通
過帯域を有する帯域通過フィルタ(BPF)、12は帯
域通過フィルタ11を通過したアンテナ受波信号を増幅
する低雑音増幅器(LNA)、130AはDABの1ア
ンサンブル分の占有周波数帯域幅である1.5MHzの
通過帯域幅を有し、バンドIIの受信周波数帯域(8
7.5〜108MHz)の範囲で、電圧制御により中心
周波数が可変な帯域通過フィルタ(BPF)、130B
はDABの1アンサンブル分の占有周波数帯域幅である
1.5MHzの通過帯域幅を有し、バンドIIIの受信
周波数帯域(175〜250MHz)の範囲で、電圧制
御により中心周波数が可変な帯域通過フィルタ(BP
F)、140Aは帯域通過フィルタ130Aを通過した
アンテナ受波信号を増幅する低雑音増幅器(LNA)、
140Bは帯域通過フィルタ130Bを通過したアンテ
ナ受波信号を増幅する低雑音増幅器(LNA)、150
は低雑音増幅器12,140A,140Bの出力を合成
する合成器(コンバイナ)であり、ここでは、デュプレ
クサの一種であるトリプレクサを用いてある。
【0032】受信機本体30Bのコントローラ390
は、バンドIIの受信時、同調周波数Fが87.5MH
zから108MHzに変化するとき、これに比例して周
波数がfA1=200kHzからfA2=300kHzに変
化する正弦波のトラッキング制御信号TRを生成し、バ
ンドIIIの受信時、同調周波数Fが175MHzから
250MHzに変化するとき、これに比例して周波数が
B1=500kHzからfB2=600kHzに変化する
正弦波のトラッキング制御信号TRを生成する。コント
ローラ390と同軸ケーブル50の中心導体の間に設け
られた帯域通過フィルタ(BPF)400は150kH
z〜650kHzの通過帯域幅を有している。
【0033】一方、アンテナブースタ回路10Bのトラ
ッキング制御回路190は、アッテネータ18の入力側
に接続されて各々、150kHz〜350kHzの通過
帯域と450kHz〜650kHzの通過帯域を有し、
バンドIIとIIIの受信時にトラッキング制御信号T
Rを区別して取り出す帯域通過フィルタ(BPF)20
0A,200Bと、帯域通過フィルタ200Aの出力側
に設けられてバンドIIの受信時に、トラッキング制御
信号TRを周波数−電圧変換し、トラッキング制御信号
TRの周波数がfA1=200kHzからfA2=300k
Hzに変化する間に、電圧が0Vから8Vに変化するト
ラッキング制御電圧vA を形成して帯域通過フィルタ1
30Aに出力する周波数/電圧変換器210Aと、帯域
通過フィルタ200Bの出力側に設けられてバンドII
Iの受信時に、トラッキング制御信号TRを周波数−電
圧変換し、トラッキング制御信号TRの周波数がfB1
500kHzからfB2=600kHzに変化する間に、
電圧が0Vから8Vに変化するトラッキング制御電圧v
B を形成して帯域通過フィルタ130Bに出力する周波
数/電圧変換器210Bを備えている。低域通過フィル
タ17は同軸ケーブル50により伝送された直流電源電
圧を低雑音増幅器12,140A,140B、周波数/
電圧変換器210A,210Bなどに供給する。その他
の構成部分は図1と全く同様に構成されている。
【0034】次に、図4を参照して上記した実施の態様
の動作を簡単に説明する。図4(1)はバンドII受信
時の同調周波数と、トラッキング制御信号の周波数、ト
ラッキング制御電圧の電圧の関係を示す線図、図4
(2)はバンドIII受信時の同調周波数と、トラッキ
ング制御信号の周波数、トラッキング制御電圧の電圧の
関係を示す線図である。バンドLの受信 直流電源電圧+V´が受信機本体30Bから同軸ケーブ
ル50を経てアンテナブースタ回路10Bに送られ、L
PF17が取り出して各部に給電し、稼働状態とする。
帯域通過フィルタ11はバンドLの全帯域のアンテナ受
波信号を出力しており、低雑音増幅器12で増幅後、合
成器150、高域通過フィルタ22、アッテネータ1
8、同軸ケーブル50を介して受信機本体30Bに伝送
される。なお、バンドLでの妨害が少ないとき、低雑音
増幅器12は飽和し難く、ゲインを大きくしても非直線
性ひずみは大きくなり難い。ユーザが操作部38でバン
ドLに切り換えるとともに、バンドLの或る受信周波数
のDAM放送に同調させ、番組選択をすると、コントロ
ーラ390はチューナ32をバンドLに切り換え、同調
制御をし、また、信号処理回路34に対し番組選択制御
をして希望番組を聴取可能とする。
【0035】バンドIIの受信(図4(1)参照) ユーザがバンドIIの受信周波数F=105MHzで放
送されているDAB番組を聴取するため、操作部38で
バンドIIを選択し、同調周波数Fを可変する操作をす
ると、コントローラ390はチューナ32に対しバンド
II−IIIへの切り換え制御と同調周波数可変制御を
する。或る時点でチューナ32の同調周波数がFX =1
00MHzとなっているとき、コントローラ390はF
x に対応する周波数fx =261kHzのトラッキング
制御信号TRを生成し、帯域通過フィルタ400を介し
て同軸ケーブル50の中心導体に印加している。アンテ
ナブースタ回路10Bではトラッキング制御回路190
の帯域通過フィルタ200Aが同軸ケーブル50に重畳
されたトラッキング制御信号TRを取り出す。そして、
周波数/電圧変換器210Aが周波数fx に対応するト
ラッキング制御電圧vAX=4.88Vに変換して帯域通
過フィルタ130Aに出力する。この結果、帯域通過フ
ィルタ130Aは通過帯域の中心周波数がチューナ32
の同調周波数と同じ100MHzとなり、アンテナエレ
メント2の受波信号の内、99.25MHz〜100.
75MHzの帯域成分だけ通過させる。ユーザがFx
ら同調周波数を上げる操作をすれば、コントローラ39
0はチューナ32に対し同調周波数を上げる制御をし、
これに連動してトラッキング制御信号TRの周波数をf
x から上げる。よって、トラッキング制御回路190の
周波数/電圧変換器210Aから出力されるトラッキン
グ制御電圧もvAXから上昇し、帯域通過フィルタ130
Aの中心周波数がFx から上昇する。
【0036】同調周波数Fが105MHzとなったとこ
ろで可変操作を止めると、コントローラ390はトラッ
キング制御信号TRの周波数fを285kHzとする。
すると、周波数/電圧変換器210AはvA =6.83
Vを出力し、帯域通過フィルタ130Aの中心周波数は
105MHzとなり、アンテナエレメント2の受波信号
の内、希望信号の占有周波数帯域である104.25M
Hz〜105.75MHzの帯域成分だけ通過させる。
低雑音増幅器140Aは帯域通過フィルタ130Aの出
力を増幅する。ここで、バンドIIに妨害局が多く存在
していても、低雑音増幅器140Aの入力が希望信号の
占有周波数帯域幅だけに絞り込んであるので、低雑音増
幅器140Aに妨害信号が混入するのを回避でき、低雑
音増幅器140Aが妨害信号の入力で飽和し難くでき
る。よって、非直線性ひずみが発生し難くなり、低雑音
増幅器140Aのゲインを大きくして、受信系の雑音指
数を小さくすることができる。
【0037】低雑音増幅器140Aの出力は、合成器1
50、高域通過フィルタ22、アッテネータ18、同軸
ケーブル50を介して受信機本体30Bに伝送され、高
域通過フィルタ33を経てチューナ32に入力され、受
信周波数105MHzのDAB放送の受信データ群が復
調して出力される。よって、ユーザが番組選択をすれ
ば、希望番組が聴取可能となる。
【0038】バンドIIIの受信(図4(2)参照) ユーザがバンドIIIの受信周波数F=235MHzで
放送されているDAB番組を聴取するため、操作部38
でバンドIIIを選択し、同調周波数Fを可変する操作
をすると、コントローラ390はチューナ32に対しバ
ンドII−IIIへの切り換え制御と同調周波数可変制
御をする。或る時点でチューナ32の同調周波数がFX
=230MHzとなっているとき、コントローラ390
はFx に対応する周波数fx =573.3kHzのトラ
ッキング制御信号TRを生成し、帯域通過フィルタ40
0を介して同軸ケーブル50の中心導体に印加してい
る。アンテナブースタ回路10Bではトラッキング制御
回路190の帯域通過フィルタ200Bが同軸ケーブル
50に重畳されたトラッキング制御信号TRを取り出
す。そして、周波数/電圧変換器210Bが周波数fx
に対応するトラッキング制御電圧vBX=5.87Vに変
換して帯域通過フィルタ130Aに出力する。この結
果、帯域通過フィルタ130Aは通過帯域の中心周波数
がチューナ32の同調周波数と同じ230MHzとな
り、アンテナエレメント2の受波信号の内、229.2
5MHz〜230.75MHzの帯域成分だけ通過させ
る。ユーザがFx から同調周波数を上げる操作をすれ
ば、コントローラ390はチューナ32に対し同調周波
数を上げる制御をし、これに連動してトラッキング制御
信号TRの周波数をfx から上げる。よって、トラッキ
ング制御回路190の周波数/電圧変換器210Bから
出力されるトラッキング制御電圧もvBXから上昇し、帯
域通過フィルタ130Bの中心周波数がFx から上昇す
る。
【0039】同調周波数Fが235MHzとなったとこ
ろで可変操作を止めると、コントローラ390はトラッ
キング制御信号TRの周波数fを580kHzとする。
すると、周波数/電圧変換器210BはvB =6.4V
を出力し、帯域通過フィルタ130Bの中心周波数は2
35MHzとなり、アンテナエレメント2の受波信号の
内、希望信号の占有周波数帯域である234.25MH
z〜235.75MHzの帯域成分だけ通過させる。低
雑音増幅器140Bは帯域通過フィルタ130Bの出力
を増幅する。ここで、バンドIIIに妨害局が多く存在
していても、低雑音増幅器140Bの入力が希望信号の
占有周波数帯域幅だけに絞り込んであるので、低雑音増
幅器140Bに妨害信号が混入するのを回避でき、低雑
音増幅器140Bが妨害信号の入力で飽和し難くでき
る。よって、非直線性ひずみが発生し難くなり、低雑音
増幅器140Bのゲインを大きくして、受信系の雑音指
数を小さくすることができる。
【0040】低雑音増幅器140Bの出力は、合成器1
50、高域通過フィルタ22、アッテネータ18、同軸
ケーブル50を介して受信機本体30Bに伝送され、高
域通過フィルタ33を経てチューナ32に入力され、受
信周波数235MHzのDAB放送の受信データ群が復
調して出力される。よって、ユーザが番組選択をすれ
ば、希望番組が聴取可能となる。なお、アンテナブース
タ回路10Bでは、合成器150にトリプレクサを用い
ていることから、入力端子間の分離度が高く、低雑音増
幅器12,140A,140Bの出力が他の低雑音増幅
器に入り込んで、相互変調ひずみを発生させることはな
い。
【0041】図3の実施の態様によれば、バンドII、
バンドIII、バンドLの別に低雑音増幅器12、14
0A、140Bを設けたので、各低雑音増幅器を各バン
ドに最適なゲイン、雑音指数等の特性が得られるように
設計でき、受信系全体で見たときどのバンドでも良好な
感度特性、雑音指数等の特性を得られるようにできる。
そして、帯域通過フィルタ130A、130Bの通過帯
域幅をDABの1アンサンブル当たりの占有周波数帯域
幅とし、同調周波数に連動して中心周波数が可変するよ
うにしたので、低雑音増幅器140A、140Bの入力
を希望信号の占有周波数帯域幅に絞り込め、妨害信号の
入力で低雑音増幅器140A、140Bが飽和し難くな
る。よって、非直線性ひずみが発生し難くなり、低雑音
増幅器140A、140Bのゲインを大きくして、バン
ドII,III受信時の受信系の雑音指数を小さくする
ことができる。帯域通過フィルタ11の通過帯域はバン
ドLの全体に固定されているが、バンドLでは妨害信号
が少ないので、低雑音増幅器12が飽和し難い。よっ
て、低雑音増幅器12のゲインを大きくして、バンドL
受信時の受信系の雑音指数を小さくすることができる。
これらの結果、チューナ32の感度特性、雑音指数の要
求性能を緩和できる。
【0042】なお、図3の実施の態様では、バンドII
とIIIとでアンテナエレメントを共用としたが、バン
ドII専用とバンドIII専用の2本のアンテナエレメ
ントに分けて設置するようにしても良い。また、バンド
II,IIIしか受信しないときは、アンテナエレメン
ト2,帯域通過フィルタ11,低雑音増幅器12を省略
し、合成器50を2入力−1出力タイプに変更すれば良
い。バンドIIしか受信しないときは、アンテナエレメ
ント3をバンドII専用とし、かつ、アンテナエレメン
ト2,帯域通過フィルタ11,低雑音増幅器12,帯域
通過フィルタ130B,低雑音増幅器140B,合成器
150,帯域通過フィルタ200B,周波数/電圧変換
器210Bを省略し、低雑音増幅器140Aの出力を直
接高域通過フィルタ22に入力すれば良い。また、同軸
ケーブル50と高域通過フィルタ33が安定して整合さ
れているときは、アッテネータ18を省略することもで
き、合成器150もトリプレクサ以外のタイプを用いて
も良い。また、図1、図3の各実施の態様においてはD
ABを適用例に挙げて説明したが、本発明は何らこれに
限定されず、他の放送システム用の受信機に適用するこ
ともできる。
【0043】
【発明の効果】本発明に係るアンテナブースタ付受信機
によれば、受信周波数帯域が広くて妨害局が多く存在し
ていても、アンテナブースタ回路の低雑音増幅器の入力
を、希望信号の占有周波数帯域幅だけに絞り込めるた
め、低雑音増幅器に妨害信号が混入するのを回避でき、
低雑音増幅器が妨害信号の入力で飽和し難くできる。よ
って、非直線性ひずみが発生し難くなり、低雑音増幅器
のゲインを大きくして、受信系の雑音指数を小さくする
こともできる。この結果、受信機本体のチューナに要求
される感度特性、雑音指数の性能条件を緩和でき、構成
を簡単・安価なものとできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の態様に係る車載用DAB
受信機のブロック図である。
【図2】同調周波数と、トラッキング制御信号及びトラ
ッキング制御電圧の関係を示す線図である。
【図3】本発明の他の実施の態様に係る車載用DAB受
信機のブロック図である。
【図4】同調周波数と、トラッキング制御信号及びトラ
ッキング制御電圧の関係を示す線図である。
【図5】従来技術による車載用DAB受信機の構成例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1、2、3 アンテナエレメント 10A、10B
アンテナブースタ回路 11、13、130A、130B、20、40、200
A、200B、400帯域通過フィルタ 17、41 低域通過フィルタ 12、14、140A、140B 低雑音増幅器 18 アッテネータ 19、190 ト
ラッキング制御回路 21、210A、210B 周波数/電圧変換器 22、33 高域通過フィルタ 30A、30B
受信機本体 32 チューナ 33 高域通過フ
ィルタ 34 信号処理回路 39、390 コ
ントローラ 50 同軸ケーブル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナブースタ回路と受信機本体を伝
    送ケーブルで接続したアンテナブースタ付受信機におい
    て、 アンテナブースタ回路に、入力側がアンテナエレメント
    と接続され、希望信号の占有周波数帯域幅を通過帯域幅
    とし、受信周波数帯域内で中心周波数の可変な帯域通過
    フィルタと、 帯域通過フィルタの出力を入力し、出力側が伝送ケーブ
    ルと接続された低雑音増幅器と、 受信機本体側での同調周波数の変化に連動してフィルタ
    の中心周波数の可変制御をするトラッキング制御回路
    と、 を備えたことを特徴とするアンテナブースタ付受信機。
  2. 【請求項2】 低雑音増幅器の出力側にアッテネータを
    設けたこと、 を特徴とする請求項1記載のアンテナブースタ付受信
    機。
  3. 【請求項3】 受信機本体側に、受信周波数帯域外の帯
    域の周波数成分を持ち、同調周波数に連動して変化する
    トラッキング制御信号を生成して伝送ケーブルに重畳さ
    せる制御信号生成回路を設け、 アンテナブースタ回路のトラッキング制御回路は、伝送
    ケーブルに重畳されたトラッキング制御信号を取り出
    し、帯域通過フィルタの中心周波数の可変制御をするよ
    うにしたこと、 を特徴とする請求項1記載のアンテナブースタ付受信
    機。
  4. 【請求項4】 受信機本体側で、伝送ケーブルに直流電
    源電圧を重畳しておき、 アンテナブースタ回路側に、伝送ケーブルから直流電源
    電圧を取り出し、各部に給電する給電回路を設けたこ
    と、 を特徴とする請求項1記載のアンテナブースタ付受信
    機。
  5. 【請求項5】 アンテナブースタ回路と受信機本体とを
    伝送ケーブルで接続したアンテナブースタ付受信機にお
    いて、 アンテナブースタ回路に、 各々、受信周波数帯域別に設けられ、入力側がアンテナ
    エレメントと接続されるとともに、少なくとも1つは希
    望信号の占有周波数帯域幅と同じ通過帯域幅を有し、受
    信周波数帯域内で中心周波数が可変で、他は受信周波数
    帯域を固定の通過帯域とする帯域通過フィルタと、 各帯域通過フィルタの出力側に個別に設けられた複数の
    低雑音増幅器と、 各低雑音増幅器の出力を入力し、出力側が伝送ケーブル
    と接続された合成器と、 受信機本体が中心周波数可変の或る帯域通過フィルタに
    対応する受信周波数帯域を受信中、同調周波数の変化に
    連動して当該帯域通過フィルタに対する中心周波数の可
    変制御をするトラッキング制御回路と、 を備えたことを特徴とするアンテナブースタ付受信機。
  6. 【請求項6】 合成器の出力側にアッテネータを設けた
    こと、 を特徴とする請求項5記載のアンテナブースタ付受信
    機。
  7. 【請求項7】 受信機本体に、中心周波数が可変の或る
    帯域通過フィルタに対応する受信周波数帯域を受信中、
    受信周波数帯域外の周波数成分を持ち、同調周波数に連
    動して変化するトラッキング制御信号を生成して伝送ケ
    ーブルに重畳させる制御信号生成回路を設け、 アンテナブースタ回路のトラッキング制御回路は、伝送
    ケーブルに重畳されたトラッキング制御信号を取り出
    し、現在受信中の受信周波数帯域に対応する帯域通過フ
    ィルタの中心周波数の可変制御をするようにしたこと、 を特徴とする請求項5記載のアンテナブースタ付受信
    機。
  8. 【請求項8】 受信機本体側で、伝送ケーブルに直流電
    源電圧を重畳しておき、 アンテナブースタ回路に、伝送ケーブルから直流電源電
    圧を取り出し、各部に給電する給電回路を設けたこと、 を特徴とする請求項5記載のアンテナブースタ付受信
    機。
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