JP3388149B2 - ラジオ放送受信機 - Google Patents

ラジオ放送受信機

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JP3388149B2
JP3388149B2 JP21386897A JP21386897A JP3388149B2 JP 3388149 B2 JP3388149 B2 JP 3388149B2 JP 21386897 A JP21386897 A JP 21386897A JP 21386897 A JP21386897 A JP 21386897A JP 3388149 B2 JP3388149 B2 JP 3388149B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、DAB(Dig
ital Audio Broadcasting)等
のラジオ放送を受信するラジオ放送受信機に係り、詳し
くは出力性能を改善されたラジオ放送受信機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4は自動車等に搭載される従来のDAB
移動体受信機のチューナー部のブロック図である。この
例はディジタル変調のラジオに該当するが、チューナー
部としては無線機やアナログのテレビ、FM,AMと大きく
異なる訳ではなく、C/N(搬送電力/雑音電力)を維持
しながら、電気的に処理し易い振幅レベルに増幅し、希
望信号のみを抽出し、かつ忠実に(歪むことなく)復調
部へ送出することを目的とすることには変わりない。
【0003】51はアンテナ電源端子、66はローパスフィ
ルタである。RF入力端子59からアンテナ・エレメントに
誘起した電力を取り込み、トリプレクサ1により、現在D
ABで使用されているL-Band(1452〜1492MHz)、BandIII
(175〜250MHz)、BandII(87.5〜108MHz)の三つのバ
ンドを抽出し、各々L-Bandゲイン可変RFAmp37、コ
ンバイナー2、入力側BandIIトラッキング複同調フィル
タ8へ送出される。
【0004】入力側BandIIトラッキング複同調フィルタ
8へ送出されたRF信号はそこで帯域制限され、BandIIゲ
イン可変RF Amp10で増幅され、出力側BandIIトラッキン
グ複同調フィルタ12で更に帯域制限され、一段目BandII
ミキサー13へ送られる。
【0005】L-Bandゲイン可変RF Amp37へ送られたL-Ba
nd RF信号は、増幅された後、L-Bandミキサー38にて、
水晶63、バッファ41、L-Band用PLLブロック42、ローパ
スフィルタ40、及びL-Band局部発振器39から生成された
発振周波数が固定である信号と混合され、BandIII帯のR
F信号となり、コンバイナー2へ送出される。また、 L-B
andミキサー38からの出力信号は、AGCブロック43にて包
絡線検波後、平滑化され、直流電圧に変換されL-Bandゲ
イン可変RF Amp37のゲインをコントロールするといった
L-BandダウンコンバーターブロックのAGCループが形成
される。
【0006】コンバイナー2へ送られたBandIIIRF信号
は、入力側BandIIIトラッキング複同調フィルタ3へ送出
され、BandIIRF信号同様に帯域制限されて、BandIIIゲ
イン可変RF Amp5で増幅された後、出力側BandIIIトラッ
キング複同調フィルタ7で再度帯域制限を受け、一段目B
andIIIミキサー14へ送出される。
【0007】出力側BandIIトラッキング複同調フィルタ
12、 出力側BandIIIトラッキング複同調フィルタ7で帯
域制限されたBandII、BandIIIのRF信号は、各々、一段
目IF用PLLブロック19、ローパスフィルタ24、バッファ1
8、バッファ17、BandII局部発振器16、BandIII局部発振
器15、及びDATA52、CLOCK53からなる伝送ラインによっ
て、システムコントローラーからの制御信号の一つであ
るN値(PLLの分周値)を受け取り、シンセサイズドチュ
ーニングを行うことにより発生されて発振周波数が可変
である信号と、一段目BandIIミキサー13、一段目BandII
Iミキサー14にて混合される。加えてここで、 ローパス
フィルタ24から送出されてBandII局部発振器16、BandII
I局部発振器15の発振周波数の制御信号となるチューニ
ング電圧は、入力側BandIIトラッキング複同調フィルタ
8、出力側BandIIトラッキング複同調フィルタ12、 入力
側BandIIIトラッキング複同調フィルタ3、 及び出力側B
andIIIトラッキング複同調フィルタ7にも与えられ、各
々の中心周波数を希望受信周波数に合わせ込むのに用い
られる。
【0008】一段目BandIIミキサー13 、一段目BandIII
ミキサー14で一段目IF周波数にダウンコンバートされた
信号は、入力側一段目IF用Amp21にて増幅された後、一
段目IF用バンドパスフィルタ22で狭帯域制限を受け、再
度、出力側一段目IF用Amp23で増幅され、アッテネータ
ー25を通過後、二段目ミキサー26へ送出される。一方、
一段目IF信号はRF段AGCブロック20にて包絡線検波後、
平滑されて、直流電圧に変換され、BandIIゲイン可変RF
Amp10、BandIIIゲイン可変RF Amp5へゲインコントロー
ル信号として与えられBandII、BandIIIのフロントエン
ドのAGCループが形成される。
【0009】アッテネーター25から送出された一段目IF
信号は更に二段目ミキサー26において、水晶64とIF局部
発振器44により発生する発振周波数が固定の信号と混合
することにより、2段目IF周波数にダウンコンバートさ
れ、入力側二段目IF用Amp31、IF段AGCブロック27、包絡
線検波器28に送出される。
【0010】IF段AGCブロック27では二段目ミキサー26
からの出力信号を包絡線検波した上、平滑され、直流電
流に変換しアッテネーター25の減衰量を制御する信号を
送り出す。
【0011】入力側二段目IF用Amp31へ送られた二段目I
F信号は、そこで増幅後、二段目IFバンドパスフィルタ3
2で帯域制限を受け、出力側二段目IF用Amp33で後続する
復調部に見合った信号レベル迄増幅され、IF出力端子57
へ送られる。
【0012】また、包絡線検波器28へ送られた二段目IF
信号はそこで包絡線検波され、次段のローパスフィルタ
29で二段目IFの周波数以上の帯域が制限される。その
後、バッファ30を介して、復調部の同期信号であるRSSI
(Received Signal Strength Indicator)信号としてRS
SI出力端子58へ送られる。
【0013】AFC制御端子55へは、復調部より周波数オ
フセット量を持ったAFC制御信号が送られ、基準局部発
振器49の発振周波数の微細な制御が行われる。そして、
基準局部発振器49の出力信号は、バンドパスフィルタ48
にて高調波を除去されたのち、基準周波数源として一段
目IF用PLLブロック19へ与えられ、これにより希望信号
への精度の高いチューニングが行われる。なお、PLLの
ロック情報はロック端子54から外部(例えばマイコン)
に送出される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図4のDAB移動体受信
機の問題点は次のとおりである。 (a)ある周波数帯において、受信周波数に対する受信
すべき帯域の比が比較的大きい場合、局部発振器の発信
周波数の制御に用いられるチューニング電圧を使用し
て、トラッキングフィルタの周波数精度を出すことは容
易では無いため、トラッキングフィルタの通過帯域特性
が犠牲になったり、局部発振器の発振純度(希望発振周
波数以外の周波数軸上の不要電力の低さ(位相雑音、ジ
ッター成分、雑音フロアの周波数特性))が犠牲になっ
たりする。 (b)受信周波数に対する受信すべき帯域の比が比較的
大きい場合、LCで構成される回路間のインピーダンスの
不整合の度合いの周波数偏差が無視できなくなり、主に
フィルタでの通過帯域特性と通過損失、増幅器での雑音
指数の悪化とゲインの周波数偏差の増大などが発生す
る。 (c)周波数変換が受信機内で複数行われ、かつ受信す
べき希望信号の周波数ステップが細かい場合に、1個所
の周波数変換でシンセサイズド・チューニングを行おう
とすると、PLL内での位相比較の際に基準局部発振器か
らの信号の分周値が大きくなってしまうことにより、チ
ューニングを受ける局部発振器の発振純度が制限を受け
てしまう。 (d)二段目IFバンドパスフィルタ32はDABの帯域幅に
設定されているので、FM放送は、DABとは帯域幅が異な
り、受信困難となっている。
【0015】この発明の目的は、上記問題点を克服する
ラジオ放送受信機を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明のラジオ放送受
信機では、RF段が、RF増幅器(5,10)と、その入力側及び
/又は出力側に設けられたトラッキング複同調フィルタ
(3,7,8,12)とを備え、第1のIF信号生成手段が、同調周
波数に対応する第1の発振器用制御信号に基づいて発振
周波数を制御される第1のIF信号生成用局部発振器(15,
16)と、この第1のIF信号生成用局部発振器(15,16)の発
振信号に基づいてRF段の出力の中から同調周波数に対応
するものを第1のIF信号へ変換する第1のミキサー(13,
14)とを備えている。そして、ラジオ放送受信機によれ
ば、同調周波数に関係するフィルタ用制御信号が第1の
発振器用制御信号とは別個に生成され、トラッキング複
同調フィルタ(3,7,8,12)は、フィルタ用制御信号に基づ
いて共振周波数を制御されるようになっている。
【0017】RF段のトラッキング複同調フィルタ(3,7,
8,12)は、第1のIF信号生成手段の第1のIF信号生成用
局部発振器(15,16)の第1の発振器用制御信号ではな
く、第1の発振器用制御信号とは別個のフィルタ用制御
信号により通過帯域を制御されるので、第1のIF信号生
成用局部発振器(15,16)の発振周波数に対してトラッキ
ング複同調フィルタ(3,7,8,12)の中心周波数のトラッキ
ングを獲るために、第1のIF信号生成用局部発振器(15,
16)の発振純度が犠牲になるといったケースを回避でき
る。
【0018】この発明のラジオ放送受信機によれば、ト
ラッキング複同調フィルタ(3,7,8,12)の2個の共振周波
数は別個のフィルタ用制御信号により制御される。
【0019】RF段のトラッキング複同調フィルタ(3,7,
8,12)の2個の共振周波数は、独立した専用のフィルタ
用制御信号により制御されるため、受信周波数に依存す
るトラッキング複同調フィルタ(3,7,8,12)の通過帯域幅
の偏差が抑制される。
【0020】この発明のラジオ放送受信機によれば、各
トラッキング複同調フィルタ(3,7,8,12)は別個のフィル
タ用制御信号により制御される。
【0021】RF増幅器(5,10)の入力側及び出力側に設け
られるトラッキング複同調フィルタ(3,7,8,12)が、別種
の回路構成又はデバイスが用いられたとき、各トラッキ
ング複同調フィルタ(3,7,8,12)ごとに専用のフィルタ用
制御信号を使用することにより、より正確な共振周波数
制御を達成できる。
【0022】この発明のラジオ放送受信機によれば、同
調周波数に関係する整合回路用制御信号が第1の発振器
用制御信号及びフィルタ用制御信号とは別個に生成さ
れ、整合回路(4,6,9,11)が、RF増幅器(5,10)とトラッキ
ング複同調フィルタ(3,7,8,12)との間に介在して、整合
回路用制御信号によりインピーダンスを制御される。
【0023】整合回路用制御信号が、RF増幅器(5,10)と
トラッキング複同調フィルタ(3,7,8,12)との間に介在し
て、専用の整合回路用制御信号によりインピーダンスを
制御されることにより、前後の回路の特性劣化が減少
し、受信周波数に対するトラッキング複同調フィルタ
(3,7,8,12)の周波数特性と通過損失特性の偏差が低減さ
れる上、回路動作も安定となる。
【0024】この発明のラジオ放送受信機によれば、フ
ィルタ用制御信号及び/又は整合回路用制御信号はプロ
グラム処理に基づいて生成される。
【0025】フィルタ用制御信号のプログラム処理によ
り、トラッキング複同調フィルタ(3,7,8,12)の二つの共
振回路のそれぞれの共振周波数の制御を独立したプログ
ラマブルな制御電圧で行うため、占有帯域幅の異なる放
送に対して、システムコントロール部のプログラム若し
くは、ROM等に蓄えられたデータで対処することが可能
となり、ハードの追加に依る受信機の巨大化や仕向分け
のケースの発生を押さえることができる。また、整合回
路用制御信号のプログラム処理により、RF増幅器(5,10)
の諸特性である雑音指数、電力利得などの受信周波数に
依存した偏差の低減が可能となる。さらに、動作環境や
大量生産時の数量に関係する、電気的諸特性のばらつき
構成要素を減らすことにも繋がる。
【0026】この発明のラジオ放送受信機によれば、第
1のIF信号生成手段は、同調周波数に係るN値に基づい
て第1の発振器用制御信号を生成する第1のPLLブロッ
ク(19)を備え、第2のIF信号生成手段が、同調周波数若
しくは放送形式に係るN値に基づいて第2の発振器用制
御信号を生成する第2のPLLブロック(46)と、第2の発
振器用制御信号に基づいて発振周波数を制御される第2
のIF信号生成用局部発振器(44)と、第1のIF信号と第2
のIF信号生成用局部発振器(44)の発振信号を混合させ
て第2のIF信号を生成する第2のミキサー(26)とを備え
ている。
【0027】第1のPLLブロック(19)、第2のPLLブロッ
ク(46)、第1のIF信号生成用局部発振器(15,16)、第2
のIF信号生成用局部発振器(44)、第1のミキサー(13,1
4)、第2のミキサー(26)で構成されるダウンコンバート
・ブロックを2個所設けたため、放送信号のチャンネル
ステップの細かさに因り生じる、位相比較の基準信号生
成時の分周値の増大に依る第1のIF信号生成用局部発振
器(15,16),第2のIF信号生成用局部発振器(44)の発振
純度の悪化現象を2個所の第1のPLLブロック(19),第
2のPLLブロック(46)にて分周値を分担することで改善
される。
【0028】この発明のラジオ放送受信機によれば、L-
BandのRF信号をBandIIIの周波数帯域のRF信号へ変換す
るRF段ダウンコンバートブロックが、N値に基づいてダ
ウンコンバート用発振信号の周波数を制御する第3のPL
Lブロック(42)を含む。
【0029】RF段ダウンコンバートブロックにおいて
も、第3のPLLブロック(42)が、基準局部発振器(49)か
らの信号を基に作られた信号に対して、位相が合わせ込
まれるため、L-BandのRF帯で発生する、その周波数の高
さ分だけ大きな周波数ドリフトに対しても、目的の二段
目IF信号としての周波数に合わせ込むことが可能とな
る。
【0030】この発明のラジオ放送受信機は、IF信号の
中から第1の放送形式のラジオ放送に見合う帯域信号を
抽出する第1のバンドパスフィルタ(32)、及びIF信号の
中から第1の放送形式とは別の第2の放送形式のラジオ
放送に見合う帯域信号を抽出する第2のバンドパスフィ
ルタ(35)を有している。
【0031】DABやFM放送等、ラジオ放送の放送形
式ごとにそれに適した通過帯域幅の第1のバンドパスフ
ィルタ(32)及び第2のバンドパスフィルタ(35)が設けら
れる上、トラッキング複同調フィルタ(3,7,8,12)が通過
帯域幅が可変とされているので、放送形式の異なるラジ
オ放送を適切に抽出できる。それぞれ特性の異なったBP
Fフィルタを含む二段目IF段を並列に複数設けてあるこ
と、そして PLL、局部発振器、ミキサーなどで構成され
るダウンコンバート・ブロックを複数個所設けたことに
より、中心周波数、通過帯域幅、後段への送り出しレベ
ル、チャンネルステップといった仕様の異なる、各々の
放送信号を復調するに必要なパラメーターに対処するこ
とができ、放送波の放送形式で派生した、多様な変調信
号に対応した複数の復調部をチューナーの後段に設置す
ることが可能となる。
【0032】この発明のラジオ放送受信機によれば、第
1のPLLブロック(19)、第2のPLLブロック(46)、及び第
3のPLLブロック(42)は、共通の基準局部発振器(49)か
ら基準発振周波数信号を入力され、基準局部発振器(49)
は、復調部からの周波数オフセット量に係るAFC制御
信号により発振周波数を調整される。
【0033】3個の第1のPLLブロック(19)、第2のPLL
ブロック(46)、及び第3のPLLブロック(42)に共通の基
準局部発振器(49)が使用され、基準局部発振器(49)の基
準発振周波数は復調部からの周波数オフセット量に応じ
て変化するので、広帯域でかつ精度の高い同調が可能と
なる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は自動車等に搭載される
DAB移動体受信機のチューナー部のブロック図である。5
1はアンテナ電源端子、66はローパスフィルタである。R
F入力端子59からアンテナ・エレメントに誘起した電力
を取り込み、トリプレクサ1により、L-Band(1452〜149
2MHz)、BandIII(175〜250MHz)、BandII(87.5〜108M
Hz)の三つのバンドを抽出し、各々L-Bandゲイン可変
RFAmp37、コンバイナー2、入力側BandIIトラッキング
複同調フィルタ8へ送出される。
【0035】入力側BandIIトラッキング複同調フィルタ
8へ送出されたRF信号はそこで帯域制限され、BANDII用R
F Amp入力可変整合回路9を通過後、BandIIゲイン可変RF
Amp10で増幅される。増幅されたBandIIRF信号はBandII
用RF Amp出力可変整合回路11を通過後、出力側BandIIト
ラッキング複同調フィルタ12で更に帯域制限され、一段
目BandIIミキサー13へ送られる。
【0036】L-Bandゲイン可変RF Amp37へ送られたL-Ba
nd RF信号は、増幅された後、L-Bandミキサー38にて、
バッファ41、L-Band用PLLブロック42、ローパスフィル
タ40、L-Band局部発振器39及び基準局部発振器49、バン
ドパスフィルタ48と後続する復調部とで構成されるAFC
によって生成される信号と混合され、BandIII帯のRF信
号へダウンコンバート後、コンバイナー2へ送出され
る。また、 L-Bandミキサー38からの出力信号はAGCブロ
ック43にて包絡線検波後、平滑された上、直流電圧に変
換されL-Bandゲイン可変RF Amp37のゲインをコントロー
ルする動作となり、L-Bandダウンコンバーターブロック
のAGCループが形成される。
【0037】トリプレクサ1から、或いはL-Bandミキサ
ー38よりコンバイナー2へ送られたBandIIIRF信号は、入
力側BandIIIトラッキング複同調フィルタ3で帯域制限さ
れ、BandIII用RF Amp入力可変整合回路4を通過後、Band
IIIゲイン可変RF Amp5で増幅される。増幅されたBandII
IRF信号はRF BandIII用Amp出力可変整合回路6を通過
後、出力側BandIIIトラッキング複同調フィルタ7で更に
帯域制限され、一段目BandIIIミキサー14へ送られる。
【0038】RF段の4つのトラッキング複同調フィルタ
3,7,8,12、及び4つの整合回路4、6、9、11へのDAコ
ンバーター・ブロック50からの直流電圧信号は、外部の
システムコントローラのマイコンで備えたテーブル上で
管理されたデータがCLOCK60、DATA61を介して送られ、
それをデジタルからアナログに変換することにより得ら
れる。また、そのテーブル上のデータとは前もって、電
気的にROM等に蓄えられたものである。トラッキング複
同調フィルタ3,7,8,12には共振点が二つ有り、ま
た、その周波数軸上の共振点の可変は、回路を構成する
デバイスの一つである、バリキャップダイオードの容量
を可変することにより行う。バリキャップ・ダイオード
の特性は横軸がリニア表示のアノード−カソード間印可
直流電圧、縦軸が対数表示のアノード−カソード間静電
容量となり、個別差は多少有るが、xy座標の第一象現に
引いた漸近線のようになる。整合回路4、6、9、11の方
も同じく、バリキャップ・ダイオード(可変容量ダイオ
ード)の容量を可変することにより整合を行い、上記同
特性を用いてRF Amp5,10の入出力複素インピーダンス
の主にリアクタンス成分が、入力信号周波数において0
になるように、印過電圧をかけられる。制御電圧の生成
方法は、あらかじめ希望受信周波数に応じて、各バリキ
ャップ・ダイオードに印可すべき電圧をDAコンバーター
にて発生させる量子化データをシステムコントローラー
部のテーブル上に持つ方法となる。
【0039】図2は整合回路4、6、9、11の導入(実
線。プログラマブルな整合回路有り。)及び非導入(一
点鎖線。プログラマブルな整合回路無し。)のときのRF
Amp5,10のN.F.(雑音指数)及びP.G.(電力利得)特
性を対比して示している。プログラム制御の整合回路
4、6、9、11の付加により受信周波数に対してN.F.及び
P.G.を均一化できる。
【0040】図3は整合回路4、6、9、11の導入(実
線。プログラマブルな整合回路有り。)及び非導入(一
点鎖線。プログラマブルな整合回路無し。)のときのト
ラッキング複同調フィルタ3,7,8,12の通過損失及び
トラッキングずれ特性を対比して示している。プログラ
ム制御の整合回路4、6、9、11の付加により受信周波数
に対してトラッキング複同調フィルタ3,7,8,12の通
過損失を均一化し、かつトラッキングずれを0に維持す
ることができる。
【0041】システムコントローラーから、制御信号の
一つであるN値を受け取るためのDATA52、CLOCK53からな
る伝送ライン及び一段目IF用PLLブロック19、ローパス
フィルタ24、バッファ18、バッファ17、BandII局部発振
器16または、BandIII局部発振器15による、シンセサイ
ズドチューニングにより生成された発振周波数が可変な
ローカル信号が、第1のBandIIIミキサー14、一段目Ban
dIIミキサー13に送出される。そして、出力側BandIIIト
ラッキング複同調フィルタ7、出力側BandIIトラッキン
グ複同調フィルタ12からの帯域制限されたBandIII、Ban
dIIのRF信号は各々、一段目BandIIIミキサー14、一段目
BandIIミキサー13にて混合される。
【0042】一段目BandIIミキサー13 、一段目BandIII
ミキサー14で一段目IF周波数にダウンコンバートされた
信号は、入力側一段目IF用Amp21にて増幅された後、一
段目IF用バンドパスフィルタ22で狭帯域制限を受け、再
度、出力側一段目IF用Amp23で増幅され、アッテネータ
ー25を通過後、二段目ミキサー26へ送出される。
【0043】一方、RF段AGCブロック20にてIF信号は、
包絡線検波後、平滑された直流電圧に変換され、BandII
ゲイン可変RF Amp10、BandIIIゲイン可変RF Amp5へゲイ
ンコントロール信号として与えられBandII、BandIIIのR
F段のAGCループが形成される。
【0044】アッテネーター25から送出された一段目IF
信号は更に二段目ミキサー26において、DATA52、CLOCK5
3からなる伝送ライン及び二段目IF用PLLブロック46、ロ
ーパスフィルタ46、バッファ47、IF局部発信器44、及び
基準局部発振器49、バンドパスフィルタ48と後続する復
調部とで構成されるAFCによって生成される信号と混合
され、二段目IF信号へダウンコンバート後、入力側DAB
用二段目IF Amp31、FM用二段目IF Amp34、IF段AGCブロ
ック27、包絡線検波器28に送出される。
【0045】IF段AGCブロック27では二段目ミキサー26
からの出力信号を検波したうえ、直流電流に変換しアッ
テネーター25の減衰量を制御する信号を送り出す。
【0046】入力側DAB用二段目IF Amp31へ送られた二
段目IF信号は、そこで増幅後、二段目IFバンドパスフィ
ルタ32でDABの放送信号の占有帯域幅1.5MHzに見合った
帯域制限を受け、出力側DAB用二段目IF Amp33で後続す
る復調部(DABであるので、後続の復調部はADコンバー
ターとなる。)に見合った信号レベル迄増幅され、DAB
用IF出力端子57へ送られる。
【0047】入力側FM用二段目IF Amp34へ送られた二段
目IF信号は、そこで増幅後、二段目IFバンドパスフィル
タ35でFMの放送信号の占有帯域幅(FMであるので、150
〜230kHz)に見合った帯域制限を受け、出力側FM用二段
目IF Amp36で後続する復調部(FMであるので、FM検波回
路)に必要な信号レベル迄増幅され、FM用IF出力端子56
へ送られる。なお、FMはBandIIの帯域に含まれる。
【0048】また、包絡線検波器28へ送られた二次IF信
号はそこで包絡線検波され、次段のローパスフィルタ29
で二段目IFの周波数以上の帯域が制限される。その後、
バッファ30を介して、復調部の時間同期信号となるRSSI
信号としてRSSI出力端子58へ送られる。
【0049】AFC制御端子55へは、復調部より周波数オ
フセット量を持ったAFC制御信号が送られ、移動受信
中、希望波の中心周波数のドップラーシフトに対して時
々刻々と基準局部発振器49の発振周波数の微細な制御が
行われる。そして、基準局部発振器49の出力信号は、バ
ンドパスフィルタ48にて高調波を除去されたのち、基準
周波数源としてL-Band用PLLブロック42、一段目IF用PLL
ブロック19、二段目IF用PLLブロック46へ与えられ、こ
れにより希望信号への精度の高い同調が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車等に搭載されるDAB移動体受信機のチュ
ーナー部のブロック図である。
【図2】整合回路の導入及び非導入のときのRF AmpのN.
F.及びP.G.特性を示す図である。
【図3】整合回路の導入及び非導入のときのトラッキン
グ複同調フィルタの通過損失及びトラッキングずれ特性
を示す図である。
【図4】自動車等に搭載される従来のDAB移動体受信機
のチューナー部のブロック図である。
【符号の説明】
3 入力側BandIIIトラッキング複同調フィルタ(ト
ラッキング複同調フィルタ) 7 出力側BandIIIトラッキング複同調フィルタ(ト
ラッキング複同調フィルタ) 8 入力側BandIIトラッキング複同調フィルタ(トラ
ッキング複同調フィルタ) 5 BandIIIゲイン可変RF Amp(RF増幅器) 4 BandIII用RF Amp入力可変整合回路(整合回路) 6 RF BandIII用Amp出力可変整合回路(整合回路) 9 BANDII用RF Amp入力可変整合回路(整合回路) 10 BandIIゲイン可変RF Amp(RF増幅器) 11 BandII用RF Amp出力可変整合回路(整合回路) 12 出力側BandIIトラッキング複同調フィルタ(ト
ラッキング複同調フィルタ) 13 一段目BandIIミキサー(第1のミキサー) 15 BandIII局部発振器(第1のIF信号生成用局部
発振器) 16 BandII局部発振器(第1のIF信号生成用局部発
振器) 19 一段目IF用PLLブロック第1のPLLブロック 26 二段目ミキサー(第2のミキサー) 32 二段目IFバンドパスフィルタ(第1のバンドパ
スフィルタ) 35 二段目IFバンドパスフィルタ(第2のバンドパ
スフィルタ) 42 L-Band用PLLブロック(第3のPLLブロック) 44 IF局部発信器(第2のIF信号生成用局部発振
器) 46 二段目IF用PLLブロック(第2のPLLブロック) 49 基準局部発振器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−217830(JP,A) 特開 昭57−33822(JP,A) 特開 昭55−83350(JP,A) 特開 平1−273432(JP,A) 特開 平7−22978(JP,A) 特開 昭62−6519(JP,A) 特開 平10−336061(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/26

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RF段が、L-BandのRF信号をBandIIIの周
    波数帯域のRF信号へ変換するRF段ダウンコンバートブロ
    ックと、BandII及びBandIIIの周波数帯域のRF信号をそ
    れぞれ増幅するRF増幅器(5,10)と、各RF増幅器(5,10)
    入力側及び/又は出力側に設けられたトラッキング複同
    調フィルタ(3,7,8,12)とを備え、第1のIF信号生成手段
    が、同調周波数に対応する第1の発振器用制御信号に基
    づいて発振周波数を制御される第1のIF信号生成用局部
    発振器(15,16)と、この第1のIF信号生成用局部発振器
    (15,16)の発振信号に基づいて前記RF段の出力の中から
    同調周波数に対応するものを第1のIF信号へ変換する第
    1のミキサー(13,14)とを備えているラジオ放送受信機
    において、 同調周波数に関係するフィルタ用制御信号が前記第1の
    発振器用制御信号とは別個に生成され、前記トラッキン
    グ複同調フィルタ(3,7,8,12)は、前記フィルタ用制御信
    号に基づいて共振周波数を制御されるようになってお
    り、前記RF段ダウンコンバートブロックが、N値に基づいて
    ダウンコンバート用発振信号の周波数を制御するPLLブ
    ロック(42)を含む ことを特徴とするラジオ放送受信機。
  2. 【請求項2】 前記第1のIF信号生成手段は、同調周波
    数に係るN値に基づいて第1の発振器用制御信号を生成
    する第1のPLLブロック(19)を備え、第2のIF信号生成
    手段が、同調周波数若しくは放送形式に係るN値に基づ
    いて第2の発振器用制御信号を生成する第2のPLLブロ
    ック(46)と、第2の発振器用制御信号に基づいて発振周
    波数を制御される第2のIF信号生成用局部発振器(44)
    と、第1のIF信号と前記第2のIF信号生成用局部発振器
    (44)の発振信号を混合させて第2のIF信号を生成する
    第2のミキサー(26)とを備え、前記RF段ダウンコンバートブロックのPLLブロック(42)
    は第3のPLLブロック(42)と呼び、 前記第1のPLLブロック(19)、前記第2のPLLブロック(4
    6)、及び前記第3のPLLブロック(42)は、共通の基準局
    部発振器(49)から基準発振周波数信号を入力され、前記
    基準局部発振器(49)は、復調部からの周波数オフセット
    量に係るAFC制御信号により発振周波数を調整される
    ことを特徴とする請求項1記載のラジオ放送受信機。
  3. 【請求項3】 前記トラッキング複同調フィルタ(3,7,
    8,12)の2個の共振周波数は別個のフィルタ用制御信号
    により制御されることを特徴とする請求項1又は2記載
    のラジオ放送受信機。
  4. 【請求項4】 各トラッキング複同調フィルタ(3,7,8,1
    2)は別個のフィルタ用制御信号により制御されることを
    特徴とする請求項1又は2記載のラジオ放送受信機。
  5. 【請求項5】 同調周波数に関係する整合回路用制御信
    号が前記第1の発振器用制御信号及び前記フィルタ用制
    御信号とは別個に生成され、整合回路(4,6,9,11)が、前
    記RF増幅器(5,10)と前記トラッキング複同調フィルタ
    (3,7,8,12)との間に介在して、前記整合回路用制御信号
    によりインピーダンスを制御されることを特徴とする請
    求項1又は2記載のラジオ放送受信機。
  6. 【請求項6】 前記フィルタ用制御信号及び/又は前記
    整合回路用制御信号はプログラム処理に基づいて生成さ
    れることを特徴とする請求項5記載のラジオ放送受信
    機。
  7. 【請求項7】 IF信号の中から第1の放送形式のラジオ
    放送に見合う帯域信号を抽出する第1のバンドパスフィ
    ルタ(32)、及びIF信号の中から第1の放送形式とは別の
    第2の放送形式のラジオ放送に見合う帯域信号を抽出す
    る第2のバンドパスフィルタ(35)を有していることを特
    徴とする請求項1又は2記載のラジオ放送受信機。
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