JPH1073576A - 板波超音波探傷装置 - Google Patents

板波超音波探傷装置

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JPH1073576A
JPH1073576A JP8230471A JP23047196A JPH1073576A JP H1073576 A JPH1073576 A JP H1073576A JP 8230471 A JP8230471 A JP 8230471A JP 23047196 A JP23047196 A JP 23047196A JP H1073576 A JPH1073576 A JP H1073576A
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wave
signal
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JP8230471A
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Koichi Takenaka
紘一 竹中
Akio Onimaru
昭夫 鬼丸
Haruki Akiyama
治基 秋山
Yoshiaki Kunii
義明 国井
Takamasa Kasai
貴正 笠井
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Tokimec Inc
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/04Analysing solids
    • G01N29/07Analysing solids by measuring propagation velocity or propagation time of acoustic waves
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
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Abstract

(57)【要約】 【課題】探傷結果を様々な角度から検証することが可能
な表示機能を有する板波超音波探傷装置を提供する。 【解決手段】長手方向に搬送される被探傷材に向けて所
定の送信周期で超音波を送信し、該超音波を板波として
被探傷材の端面へ伝搬させると共に、被探傷材の各部で
反射した反射波を受信して、その結果を信号として出力
する探触子と、前記送信周期毎に得られた前記各信号に
基づいて、被探傷材の幅方向および長手方向を座標軸と
する2次元探傷画像情報を生成する画像情報生成手段
と、生成された2次元探傷画像情報に基づいて探触子の
探傷結果を2次元画像455として画面に表示し、外部
操作に応じて2次元画像455上を移動するカーソル4
52、453を画面に表示し、前記2次元探傷画像情報
に基づいて、カーソル452で指し示された位置の板幅
方向のエコー高さ454を画面に表示する表示手段とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長手方向に搬送さ
れる被探傷材に向けて所定の送信周期で超音波を送信
し、該超音波を板波として前記被探傷材の端面へ伝搬さ
せると共に、前記被探傷材の各部で反射した反射波を受
信して、その結果を信号として出力する探触子を少なく
とも備えた板波超音波探傷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波による薄板の探傷には、“板波”
と呼ばれる特殊な伝搬形態をもつ波動が利用され、例え
ば、タイヤ探触子を用いた板波超音波探傷装置が従来よ
り知られている。板波超音波探傷装置の中には、タイヤ
探触子で受信した超音波をA/D変換してメモリーに取
り込み、取り込んだデータを2次元画像として表示する
ことができるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
板波超音波探傷装置では、表示機能に関連するデータの
加工性という点において何の考慮もされていなかった。
【0004】このような問題に鑑み、本発明の目的は、
探傷結果を様々な角度から検証することが可能な表示機
能を有する板波超音波探傷装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の態様によれば、長手方向に搬送される
被探傷材に向けて所定の送信周期で超音波を送信し、該
超音波を板波として前記被探傷材の端面へ伝搬させると
共に、前記被探傷材の各部で反射した反射波を受信し
て、その結果を信号として出力する探触子を少なくとも
備えた板波超音波探傷装置において、前記送信周期毎に
得られた前記各信号に基づいて、前記被探傷材の幅方向
および長手方向を座標軸とする2次元探傷画像情報を生
成する画像情報生成手段と、生成された前記2次元探傷
画像情報に基づいて前記探触子の探傷結果を2次元画像
として画面に表示し、外部操作に応じて前記2次元画像
上を移動するカーソルを画面に表示し、生成された前記
2次元探傷画像情報に基づいて、前記カーソルで指し示
された位置の板幅方向のエコー高さを画面に表示する表
示手段とを備えたことを特徴とする板波超音波探傷装置
が提供される。
【0006】上記目的を達成するための本発明の第2の
態様によれば、長手方向に搬送される被探傷材に向けて
所定の送信周期で超音波を送信し、該超音波を板波とし
て前記被探傷材の端面へ伝搬させると共に、前記被探傷
材の各部で反射した反射波を受信して、その結果を信号
として出力する探触子を少なくとも備えた板波超音波探
傷装置において、前記送信周期毎に得られた前記各信号
を、前記被探傷材の幅方向および長手方向を座標軸とす
る2次元探傷画像情報を生成する画像情報生成手段と、
前記送信周期毎に得られた前記各信号に対するゲートを
設定すると共に、そのゲート範囲を示すゲート信号を出
力するゲート設定手段と、前記2次元探傷画像情報と前
記ゲート信号に基づいて、前記探触子の探傷結果を前記
ゲート範囲と共に2次元画像として画面に表示する表示
手段とを備えたことを特徴とする板波超音波探傷装置が
提供される。
【0007】上記目的を達成するための本発明の第3の
態様によれば、長手方向に搬送される被探傷材に向けて
所定の送信周期で超音波を送信し、該超音波を板波とし
て前記被探傷材の端面へ伝搬させると共に、前記被探傷
材の各部で反射した反射波を受信して、その結果を信号
として出力する探触子を少なくとも備えた板波超音波探
傷装置において、前記探触子と前記被探傷材との音響結
合の異常を検出して、警報信号を出力する警報手段と、
前記送信周期毎に得られた前記各信号を、前記被探傷材
の幅方向および長手方向を座標軸とする2次元探傷画像
情報を生成する画像情報生成手段と、生成された前記2
次元探傷画像情報に基づいて前記探触子の探傷結果を2
次元画像として画面に表示し、前記警報手段から出力さ
れた前記警報信号を受けて、前記音響結合の異常が発生
した位置を前記画面上に表示する表示手段とを備えたこ
とを特徴とする板波超音波探傷装置が提供される。
【0008】上記目的を達成するための本発明の第4の
態様によれば、長手方向に搬送される被探傷材に向けて
所定の送信周期で超音波を送信し、該超音波を板波とし
て前記被探傷材の端面へ伝搬させると共に、前記被探傷
材の各部で反射した反射波を受信して、その結果を信号
として出力する探触子を少なくとも備えた板波超音波探
傷装置において、前記送信周期毎に得られた前記各信号
に、被探傷材内の欠陥を示す情報が含まれているか否か
を検出して、検出信号を出力する欠陥検出手段と、前記
送信周期毎に得られた前記各信号を、前記被探傷材の幅
方向および長手方向を座標軸とする2次元探傷画像情報
を生成する画像情報生成手段と、生成された前記2次元
探傷画像情報に基づいて前記探触子の探傷結果を2次元
画像として画面に表示し、前記欠陥検出手段から出力さ
れた前記検出信号を受けて、被探傷材内の欠陥の位置を
前記画面上に表示する表示手段とを備えたことを特徴と
する板波超音波探傷装置が提供される。
【0009】上記目的を達成するための本発明の第5の
態様によれば、第1、第2、第3または第4の態様にお
いて、前記画面に表示すべき情報を再表示情報として記
憶する記憶手段をさらに備えたことを特徴とする板波超
音波探傷装置が提供される。
【0010】上記目的を達成するための本発明の第6の
態様によれば、第5の態様において、前記再表示情報の
一部として、前記被探傷材内の欠陥を示す情報が含まれ
ている2次元探傷画像情報を前記記憶手段に記憶させる
手段と、を備えたことを特徴とする板波超音波探傷装置
が提供される。
【0011】上記目的を達成するための本発明の第7の
態様によれば、第1、第2、第3、第4、第5または第
6の態様において、前記板波の音速を測定する音速測定
手段をさらに備え、前記画像情報生成手段は、前記音速
測定手段で測定した音速を基準にして、前記2次元探傷
画像情報のうちの板幅方向に関する情報を生成すること
を特徴とする板波超音波探傷装置が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は、本実施形態の板波超音波探傷装置
のブロック図である。
【0014】同図に示した板波超音波探傷装置は、探傷
器100と、タイヤ探触子110と、パルスジェネレー
タ200と、データ処理装置300と、画像処理装置4
00と、音速測定装置500とを備える。
【0015】まず、タイヤ探触子110について説明す
る。
【0016】タイヤ探触子110は、図2に示すよう
に、固定軸111に回転可能に設けられたホイル112
と、ホイル112の外周に取り付けられたゴムタイヤ1
13とを含んで構成される。ゴムタイヤ113の内部に
は、液体(水、油など)114が加圧充填されている。
ゴムタイヤ113は、内部の加圧液体114により常に
膨張状態にあるため、被探傷材1に接触した状態では理
想的な圧着接触が保持される。被探傷材1とゴムタイヤ
113との間には、接触媒質(水、油など)2が供給さ
れる。被探傷材1の搬送にともなってゴムタイヤ113
が回転した場合、この接触媒質2は、被探傷材1上で延
ばされて均一な音響結合膜を形成する。固定軸111に
は、振動子120が固定されている。振動子120は、
被探傷材1に向けて所定の周期で超音波を送信すると共
に、そのエコーを受信する素子である。探傷器100の
内部に設けられた、振動子120の周辺回路は図3に示
す通りである。
【0017】同図には、振動子120のほか、送信回路
121、方向結合回路122、受信回路123、検波回
路124、PRF信号発生回路125、ゲート信号発生
回路126、欠陥ゲート回路127、および、ACM
(Acoustic Coupling Monitor)ゲート回路128が示
されている。PRF信号発生回路125は、PRF信号
(Pulse Repetition Frequency)を発生するための回路
である。PRF信号は、送信回路121の送信タイミン
グを制御するための信号である。送信回路121は、こ
のPRF信号を基準にして、方向結合回路122を介し
て振動子120に所定の周期で高電圧を加え、これによ
り、振動子120から所定の超音波が発せられる。振動
子120から発せられた超音波は、ゴムタイヤ113の
内部の液体114、ゴムタイヤ113、および、音響結
合膜2を介して被探傷材1へ、該被探傷材の幅方向と平
行に所定の入射角で入射され、そこで、超音波の入射
角、被探傷材1の板厚、及び、超音波の周波数に応じた
振動モードの板波超音波に変換されて、被探傷材中を伝
搬する。被探傷材中を伝搬した超音波は、その後、被探
傷材内に存在する欠陥や、被探傷材1の端面(長手方向
に平行な、被探傷材1の側面となる端面)1a等で反射
し、振動子120で受信される。振動子120では、受
信した超音波が電圧に変換され、この電圧信号が方向結
合回路122を介して受信回路123に出力される。振
動子120と送信、受信回路121、123との間に方
向結合回路122を設ければ、送信回路121からの高
電圧を受信回路123に加えることなく、振動子120
のみに高電圧を加えることができるようになる。また、
方向結合回路122からの出力信号の電圧は微弱である
が、受信回路123で増幅され、さらに、検波回路12
4で検波されてビデオ増幅され、ビデオ信号として出力
される。
【0018】つぎに、音速測定装置500について説明
する。
【0019】板波には、普通、aモードとsモードの2
種類のモードの波が存在し、さらに、aモード、sモー
ドの中にも、a0、a1、a2、…、s0、s1、s2…とい
う高調波がある。これらの波は、それぞれ音速が異な
る。したがって、ある板波で探傷を行う場合、測定を開
始する前に、まず、該板波を送出してからBエコー(被
探傷材の端面で反射した端面エコー)を受信するまでの
時間を測定して、その結果から音速Cを算出する。基本
的には、T−B間(送信波(T)とBエコーとの間:図
4参照)の時間tを測定して、タイヤ探触子110から
板端1aまでの距離Lの2倍の値を時間tで割れば音速
Cは求まることとなる(式1参照)。
【0020】
【数1】
【0021】しかしながら、実際には、タイヤ探触子1
10の構造を考慮にいれる必要があり、本実施形態にお
いては、以下の算出方式を採用する。
【0022】すなわち、図2に示すように、タイヤ内の
液体114を通過する時間をt1、タイヤ自体を通過す
る時間をt2、探傷材を通過する時間t3とし、それぞれ
の距離と音速を(L1、C1)、(L2、C2)、(L3
3)とした場合、これらの間には(式2)、(式3)
の関係が成立する。
【0023】
【数2】
【0024】
【数3】
【0025】したがって、L1、C1、L2、C2、L3
予め求めておけば、今回測定した時間tにより、目的と
する板波の音速C3を算出することができる。音速測定
装置自体は、既によく知られた装置であるが、本実施形
態では、画像表示の際に必要となる距離L(図4参照)
を、この音速C3をもとに、(式4)を用いて算出す
る。ここで、l1、l2は、実距離でなく、音速C3をも
とに算出した値である。
【0026】
【数4】
【0027】図3および図5を用いて、ゲート回路に関
する説明を行う。
【0028】ACMゲート回路128は、Bエコーをモ
ニターするためのACMゲートを設定すると共に、該ゲ
ート内におけるBエコーの高さを、警報レベル発生回路
129が指定したしきい値と比較する。このしきい値よ
りもBエコーの高さが低い場合、警報信号を出力する。
ゲートの始点と終点は、ゲート信号としてゲート信号発
生回路126から与えられる。
【0029】タイヤ探触子110から発せられる超音波
は、音響結合膜として機能する接触媒質2を通して被探
傷材1に入射するが、接触媒質2の供給が途絶えたり、
あるいは、タイヤ113と被探傷材1とが離れたりした
場合には、正常な測定ができなくなる。被探傷材の変動
等により、被探傷材1に対する超音波の入射角が狂った
場合も同様である。また、このような状況下では、超音
波は被探傷材1に正しく入射されないため、Bエコーの
パワーは低下する。極端な場合、Bエコー自体が消失す
る。
【0030】したがって、Bエコーの高さが、所定のし
きい値よりも小さくなった場合には、探触子110と被
探傷材1との音響結合に何らかの異常が発生したとして
警報信号を出力する。以下、この警報信号は、ACM警
報信号と呼ぶこととする。
【0031】欠陥ゲート回路127は、Fエコー(被探
傷材内に存在する欠陥によるエコー)をモニターするた
めの欠陥ゲートを設定すると共に、該ゲート内における
Fエコーの高さを、警報レベル発生回路129が指定し
たしきい値と比較する。このしきい値よりもFエコーの
高さが高い場合、欠陥が存在するとして警報信号の出力
を行う。以下、この警報信号は、欠陥警報信号と呼ぶこ
ととする。ゲートの始点と終点は、前述と同様、ゲート
信号としてゲート信号発生回路126から与えられる。
なお、ゲート信号発生回路126が各ゲート回路に対し
て指定するゲートの始点と終点や、警報レベル発生回路
129が各ゲート回路に対して指定するしきい値は、そ
れぞれ、ユーザが任意に調整することが可能である。
【0032】なお、探傷器100からデータ処理装置3
00に向けて出力される信号は、整理すると、PRF信
号、ゲート信号、欠陥警報信号、警報レベル信号、ビデ
オ信号、ACM警報信号である。ゲート信号には、前述
したように、ゲートの起点、終点等の情報が含まれてい
る。警報レベル信号は、各ゲートのしきい値を示す信号
である。PRF信号は、データ処理装置300にて、A
/D変換のタイミング信号として使用される。データ処
理装置300に入力される、探傷波形信号であるビデオ
信号は、PRF毎にA/D変換されてデータ処理され
る。
【0033】つぎに、データ処理装置300について説
明する。
【0034】データ処理装置300は、A/D変換回路
310、板幅方向用データ圧縮回路320、長手方方向
用データ圧縮回路330、メモリーA340、メモリー
B350、および、制御回路360を含んで構成され
る。制御回路360は、例えば、CPUを含んで構成さ
れる。制御回路360は、探傷器100から送信された
信号を受け取ると、必要に応じて該信号に変換処理を施
し、画像処理装置400の制御回路410に出力する。
制御回路410は、例えば、CPUを含んで構成され
る。
【0035】A/D変換回路310は、探傷器100か
ら出力されたビデオ信号をデジタル信号に変換し、板幅
方向用データ圧縮回路320に出力する。A/D変換回
路310では、所定の周波数でビデオ信号に対するサン
プリングが行われ、それぞれの値が量子化される。この
A/D変換は、図6に示すように、超音波の送信タイミ
ングからBエコーの受信タイミング(厳密には、Bエコ
ーを受信してから僅かな時間が経過したタイミング)ま
で行われる。したがって、サンプリング周波数を例え
ば、10MHzに設定して、1msのデータサンプリン
グを行った場合、そのデータ数は、10(MHz)×1
(ms)で、10、000個となる。一方、探傷結果を
画像表示する場合、CRTの表示機能を考えると、板幅
方向については、一画面で400ドットから800ドッ
ト程度でしか表示することができない。したがって、一
つのデータを1ビットに対応させてCRT表示を行うこ
とは不可能であり、この場合、データの圧縮が必要とな
る。板幅方向用データ圧縮回路320では、この圧縮処
理が行われる。
【0036】また、送信波の送信の繰返し周波数(PR
F)は、例えば、500Hz程度である。このような高
い周波数のもと、PRF毎に1ライン描画(図7参照)
を行えば、表示装置に多大な負担を与えることになる。
また、たとえ、PRFに描画処理が追いついたとして
も、描画データの保存を考えた場合、500Hzでは、
1secに500ラインのデータを保存することにな
り、1コイルの長さ(被探傷材の全長)が2kmで24
時間運転をした場合等、そのデータ量は莫大なものとな
る。したがって、板幅方向用データ圧縮回路320で圧
縮されたデータは、さらに、長手方向用データ圧縮回路
330にて圧縮される。図8には、一例として、板幅方
向データ圧縮回路320で圧縮された5つのデータ(デ
ータa1〜データa5)が模式的に表されている。これら
のデータは、長手方向用データ圧縮回路330にて、一
つのデータ(データA)にまとめられる。同図では、説
明上、各データをアナログ的に示しているが、実際の圧
縮処理では、デジタルデ−タを扱うこととなる。図9
は、板幅方向用データ圧縮回路320、長手方向用デー
タ圧縮回路330で行われる圧縮処理の概念図である。
すなわち、10個のデータを1つにする場合、まず、1
番目のデータと2番目のデータとを比較して大きい方を
レジスタに保存する。続いて、この大きい方のデータ
と、3番目のデータを比較して、大きい方をレジスタに
保存する。これらの比較、保存処理をすべてのデータに
ついて行い、最後にメモリーに記憶すれば、10個のデ
ータの中から最大値データを得ることができる。
【0037】そして、データ圧縮回路320、330を
通じて圧縮されたデータは、被探傷材の幅方向および長
手方向を座標軸とする2次元探傷画像情報としてメモリ
ーA340(又はメモリーB350)に格納される。
【0038】このように、A/D変換されて所定の圧縮
処理を受けた全てのデータは、2次元探傷画像情報とし
て、メモリーA340(又はメモリーB350)に格納
されるのである。なお、2つのメモリーを使用すれば、
一方のメモリーへデータの書き込みを行っている間に、
他方のメモリーのデータを読み出すことができ、高速な
メモリアクセスが可能となる。
【0039】パルスジェネレータ200は、例えば図1
0に示すように、被探傷材1を搬送するための搬送ロー
ラ210の回転軸に取付けられている。搬送ローラ21
0は、正転/逆転が可能であり、これに応じて被探傷材
1の進行方向が決定される。パルスジェネレータ200
からは、搬送ローラ210の回転軸の回転に応じた信号
が出力される。出力される信号の形態は、パルスジェネ
レータ200のタイプによって変わってくるが、例え
ば、パルスジェネレータ200に通常のロータリーエン
コーダを用いた場合には、図11(a)に示すように、
互いに位相のずれたA相、B相の2つのパルス信号が出
力される。これらのパルス信号の位相のずれを検出する
ことで、搬送ローラ210の回転方向がわかり、パルス
の周期により、搬送ローラ210の回転速度、ひいて
は、被探傷材1の搬送速度を把握することができる。ま
た、図11(b)に示すように、搬送ローラ210の回
転軸の回転に応じたパルス信号と共に、搬送ローラ21
0の正転/逆転を表す正転/逆転信号を出力するように
してもよい。1パルスは、例えば、被探傷材が1mm移
動する毎に出力されるようにしてもよい。
【0040】なお、被探傷材1が1mm移動する毎に1
パルスが出力されるように予め設計したとしても、長期
間の使用による部品の劣化(たとえば、ローラの磨耗に
よるローラ径の変化)が発生した場合には、正しい出力
を得ることができなくなる。そこで、パルスジェネレー
タ200からのパルス信号は、一旦、補正ユニット22
0に受け入れられ、ここで補正処理を受け、それからデ
ータ処理装置300に向けて出力される。
【0041】画像処理装置400は、データ処理装置3
00からの各種信号を受けて動作する制御回路410
と、制御回路410からの書き込み/読み込み指令に応
じてハードディスク(HD)420を駆動するハードデ
ィスクドライブ(HDD)430と、画像を表示するC
RT440とを含んで構成される。制御回路410は、
データ処理装置300のメモリーA、Bより、画像デー
タをリアルタイムで読み込み、該制御回路410内のメ
モリー(図示省略)に書き込んでいく。このデータは、
該メモリーに書き込まれたのち、直ちにCRT表示さ
れ、このうち必要な情報は、CRT表示と略同時に、ハ
ードディスク(HD)420に保存される。
【0042】画像処理装置400の仕様は、図12に示
す通りである。もちろん、この仕様は、本発明の一例に
過ぎない。
【0043】表示モードは、4種類ある。表示モード
は、CRTの解像度によって分類されている。データの
圧縮は、長手方向、板幅方向のそれぞれについて、1〜
255まで設定可能である。255個のデータを1つに
圧縮したい場合は、“255”を設定する。データの圧
縮処理については既に説明した通りである。音速設定
は、自動/手動の何れでも行える。“自動”を選択した
場合、前述した音速測定装置500が動作して音速測定
が自動的に行われる。“手動”が選択された場合には、
ユーザが任意の音速値を入力することが可能となる。設
定可能な階調は、カラー、白黒ともに、最大128であ
る。表示可能なチャンネル数(CH数)は、2である。
1CHおよび2CHの何れかの表示か、これらの同時表
示かは、ユーザが任意に選択することができる。ここま
での説明では、チャンネル数について特に触れなかった
が、本実施形態では、実際には、探傷測定のためのチャ
ンネルが2チャンネル設けられており、これに対応し
て、タイヤ探触子110も2つ設けられている。
【0044】また、特に図示しなかったが、画像処理装
置400には、所定の設定操作画面が用意されている。
ユーザは、この画面を見ながら、先程説明したデータ圧
縮量、表示モード等を入力することができる。画像処理
装置400で設定された内容は、設定情報として、デー
タ処理装置300側に送られる。データ処理装置300
内では、画像処理装置400から送られた設定情報に応
じた処理が行われる。例えば、板幅方向のデータ圧縮量
が10に設定された場合、板幅方向用データ圧縮回路3
20では、図9で説明した処理が行われる。
【0045】図13には、画面の表示例が示されてい
る。
【0046】同画面では、チャンネル1、2の各探傷結
果を一画面に同時に表示している。各チャンネルの探傷
結果を示す2つの2次元画像は、それぞれ、被探傷材1
の流れにしたがい、画面左端から右方向にリアルタイム
で描画されていく。画面右端まで描画されると、画面左
端にもどり、新たな画像が上書きされていく。被探傷材
1の流れは、パルスジェネレータ200で検出されてお
り、検出結果は、補正ユニット220、データ処理装置
300の制御回路360を介して、画像処理装置400
の制御回路410に入力される。制御回路410は、こ
の情報を基準にして、被探傷材1の長手方向の描画処理
を実行する。また、搬送ローラ210は、前述したよう
に正転/逆転が可能であるため、ユーザは、被探傷材1
の搬送方向を任意に切り換えることが可能である。この
場合、描画処理もこれに合わせて実行される。例えば、
図14に示すように被探傷材1が後退した場合は、その
時点で、画像表示を一旦中止し、被探傷材1が前進し
て、後退を開始した位置を超えたならば、再び描画を開
始する。なお、図14(b)に示すように、被探傷材1
の搬送方向に合わせて描画を随時行うようにしても構わ
ない。この場合、同図の斜線部分が重ね書きされること
になる。
【0047】また、画面の上側領域には、図13に示す
ように、コイル情報、日付、時刻等が表示される。画面
の下側領域には、探傷情報等が表示される。探傷情報と
しては、探傷感度、ゲートの起点、終点、PRF、警報
レベル、ACMレベル、超音波の入射角、探触子の型式
などがある。
【0048】また、本実施形態では、外部操作に応じ
て、以下に示す様々な情報を画面に表示することができ
る。なお、図面の煩雑化を避けるため、1チャンネルに
着目して説明を進める図15では、描画の進行に合わせ
てカーソルバー450が右方向に延びていく。このよう
なカーソルバー表示を行えば、描画の進行の度合いが一
目瞭然となる。
【0049】図16では、欠陥ゲートの範囲を通常の画
像に重ねて表示している。
【0050】このモードでは、ゲートの外側は、白黒階
調表示され、ゲートの内側は、カラー階調表示される。
Tは、Tエコー、Fは、Fエコー、Bは、Bエコーであ
る。
【0051】このようにゲート範囲を色分けすれば、ユ
ーザは、ゲートの範囲が正しく設定されているかどう
か、また、ゲートの外側に欠陥が存在するか否か等を目
視により確認することができる。
【0052】図17では、ACM警報表示バー451を
設けている。ACM警報が探傷器100から出力された
場合、その位置は、ACM警報表示バー451にて色分
け表示される。ここでは、ACM警報が発生した位置が
警報色(赤、黄色などが好ましいが、バーの地色と異な
れば特に限定されない)に塗りつぶされる。ACM警報
が発生した位置がわかれば、検査の信頼性が向上する。
【0053】図18では、板幅方向の区分表示を実施し
ている。
【0054】区分は、あらかじめ、板幅方向に一または
複数個設けられ、検出した欠陥は、この区分単位にカウ
ントされる。欠陥の計数処理は、データ処理装置300
の制御回路360で実行される。同図では、4区分が設
定されているが、区分数については、画像処理装置40
0側でユーザが任意に決めることができる。また、同図
では、区画線と共に、画面左端に区分目盛を表示してい
るが、どちらか一方の表示でも構わない。
【0055】図24では、欠陥警報表示バー456を設
けている。欠陥警報が探傷器100から出力された場
合、その位置は、欠陥警報表示バー456にて色分け表
示される。ここでは、欠陥警報が発生した位置が警報色
(赤、黄色などが好ましいが、バーの地色と異なれば特
に限定されない)に塗りつぶされる。探傷材内の欠陥に
よるエコーがどれであるかは、欠陥警報の発生位置を見
ればすぐにわかる。なお、欠陥警報表示バー456と、
先程のACM警報表示バー451とは、上下に2段にし
て表示するようにしてもよい。
【0056】以上、探傷結果のリアルタイム表示機能に
ついて説明したが、画面に表示した画像データは所定の
タイミングでHDに記憶される。
【0057】ここで、HDに記憶されるデータ量につい
て考察する。例えば、1コイルの長さが2000mの被
探傷材1の全2次元画像データを記憶する場合、1CH
当たり200×500ドットで2CH、長手方向データ
圧縮が10mmの条件下では、1コイルの記録ライン数
は、2000(m)×1000(mm)/10(mm)
で計200000ラインとなり、このときの容量は、2
00000(ライン)×200(ドット)×2(CH)
で80Mバイトとなる。なお、ここまでの説明では、デ
ータの圧縮量は、データ数で表現してきたが、ここで
は、便宜上、mm単位で表した。
【0058】2次元画像データは、大容量のハードディ
スクであれば、以上のように全て記憶するようにしても
よいが、被探傷材の欠陥を捉えた画像のみを記憶するよ
うにすれば、記憶するデータ量を大幅に削減することが
できる。
【0059】本実施形態では、所定のタイミングで一画
面ずつHDに格納し、この際、図19(a)に示すよう
に、3画面分のデータ(2次元画像データA、B、C)
が常時HDに格納されるよう、古いものから順に上書き
していく。所定のタイミングとは、画面の1/3に対応
する分だけ被探傷材が進行したタイミングである。
【0060】そして、欠陥警報が探傷器100から発せ
られた場合には、警報が終了するまで、画像を格納し続
ける。図19(b)の場合、警報発生から警報終了ま
で、4画面(2次元画像データA、B、C、D)が格納
されることになる。なお、2次元画像データと共に、そ
れに対応する付随情報(欠陥ゲートの表示情報、ACM
警報表示バーの表示情報、欠陥警報表示バーの表示情
報、2次元画像の座標情報など)も同時にHDに格納さ
れる。2次元画像の座標情報のうち、板幅方向の座標情
報は、音速測定装置500を用いて測定した音速(また
は、ユーザが指定した音速)と、超音波の送受信に要し
た時間から演算される。2次元画像の座標情報のうち、
長手方向の座標情報は、パルスジェネレータ200の検
出結果に基づいて算出される。
【0061】また、本実施形態では、HDに格納された
2次元画像データは、画面に再表示することが可能であ
る。このとき、対応する付随情報も同時に再表示され
る。
【0062】再表示に際しては、以下に示す情報も表示
することができる。
【0063】図20では、2次元画像の座標情報を表示
している。ここでは、縦軸452と横軸453がクロス
した十字型のカーソルを用いており、各軸は、外部操作
により、画面上で、独立に動かすことが可能である。縦
軸、横軸のクロスポイントは、その座標が数値表示され
る。縦軸側の座標値は、(1ドット当たりの距離)×
(被探傷材の先頭から縦軸までのドット数)で計算さ
れ、横軸側の座標値は、(1ドット当たりの距離)×
(被探材の一方の側面から横軸までのドット数)で計算
される。(1ドット当たりの距離)は、データ圧縮値の
設定内容に応じて変化する。また、画面には、現在表示
している被探傷部材が、全体のどの部分であるのかとい
う情報(例えば、“1000m”〜“7000mm”)
や、探傷部材の板幅(例えば、“400mm”)も同時
に表示する。また、図21に示すように、画面上には、
2次元画像455のほか、縦軸452が指し示す位置の
板幅方向のエコー高さ454も表示される。所望の位置
における板幅方向のエコー高さが見たい場合は、その位
置に縦軸452を移動させればよい。
【0064】また、本実施形態では、図22および図2
3に示すように、各タイヤ探触子が、互いに外向きに、
かつ、自身の送信側不感帯が相手の探傷範囲に含まれる
ように位置決めされている。このようにすれば、一方の
タイヤ探触子の送信側不感帯は、他方のタイヤ探触子の
探傷範囲でカバーすることができる。不感帯とは、欠陥
ゲートと、これを挾む送信波エコーTおよび端部エコー
Bとの間に生じるもので、送信側不感帯と、端部側不感
帯が存在する。欠陥ゲートを送信波エコーTや端部エコ
ーBの直近まで設定すると、各エコーが微動するたびに
欠陥警報が出力することになるため、一般にこのような
不感帯を生じる。なお、各タイヤ探触子を図22(図2
3)のごとく配置したとしても、各タイヤ探触子の端部
側不感帯については、カバーできない。
【0065】しかしながら、本実施形態では、前述した
ように欠陥ゲート内のみならず、板幅方向全域に渡って
画像表示されるため、欠陥ゲートの外側であっても、ユ
ーザは肉眼でこの領域を監視することができる。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、探傷結果を様々な角度
から検証できるため、超音波板波探傷をより有意義なも
のにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形態
を示したブロック図。
【図2】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形態
のタイヤ探触子を示した構成図。
【図3】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形態
の探傷器を示したブロック図。
【図4】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形態
のタイヤ探触子が受信する超音波エコーに関する説明図
(その1)。
【図5】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形態
のタイヤ探触子が受信する超音波エコーに関する説明図
(その2)。
【図6】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形態
のタイヤ探触子が受信する超音波エコーに関する説明図
(その3)。
【図7】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形態
の画像表示に関する説明図。
【図8】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形態
におけるデータ圧縮に関する説明図(その1)。
【図9】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形態
におけるデータ圧縮に関する説明図(その2)。
【図10】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形
態の搬送装置を示した概略構成図。
【図11】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形
態のパルスジェネレータから出力されるパルス信号を示
す説明図。
【図12】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形
態の画像処理装置の仕様を示した図。
【図13】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形
態の画面表示例を示す説明図(その1)。
【図14】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形
態の画面の描画例を示す説明図。
【図15】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形
態の画面表示例を示す説明図(その2)。
【図16】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形
態の画面表示例を示す説明図(その3)。
【図17】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形
態の画面表示例を示す説明図(その4)。
【図18】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形
態の画面表示例を示す説明図(その5)。
【図19】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形
態の画面データの保存方法に関する説明図。
【図20】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形
態の画面表示例を示す説明図(その6)。
【図21】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形
態の画面表示例を示す説明図(その7)。
【図22】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形
態の2つのタイヤ探触子の配置を示す図(その1)。
【図23】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形
態の2つのタイヤ探触子の配置を示す図(その2)。
【図24】本発明に係る板波超音波探傷装置の一実施形
態の画面表示例を示す説明図(その8)。
【符号の説明】
1:被探傷材、 2:接触媒質、 100:探傷器、
110:タイヤ探触子、 111:固定軸、 112:
ホイル、 113:ゴムタイヤ、 114:加圧液体、
120:振動子、 121:送信回路、 122:方
向結合回路、123:受信回路、 124:検波回路、
125:PRF信号発生回路、 126:ゲート信号
発生回路、 127:欠陥ゲート回路、 128:AC
Mゲート回路、 129:警報レベル発生回路、 20
0:パルスジェネレータ、 210:搬送ローラ、 2
20:補正ユニット、 300:データ処理装置、 3
10:A/D変換回路、 320:板幅方向用データ圧
縮回路、 330:長手方向用データ圧縮回路、 34
0:メモリーA、 350:メモリーB、 360、4
10:制御回路、 400:画像処理装置、 420:
ハードディスク(HD)、 430:ハードディスクド
ライブ(HDD)、 440:CRT、450:カーソ
ルバー、 451:ACM警報表示バー、 452:縦
軸カーソル、 453:横軸カーソル、 454:エコ
ー高さ表示、 455:2次元画像、 456:欠陥警
報表示バー、 500:音速測定装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 国井 義明 東京都大田区南蒲田2丁目16番46号 株式 会社トキメック内 (72)発明者 笠井 貴正 東京都大田区南蒲田2丁目16番46号 株式 会社トキメック内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に搬送される被探傷材に向けて所
    定の送信周期で超音波を送信し、該超音波を板波として
    前記被探傷材の端面へ伝搬させると共に、前記被探傷材
    の各部で反射した反射波を受信して、その結果を信号と
    して出力する探触子を少なくとも備えた板波超音波探傷
    装置において、 前記送信周期毎に得られた前記各信号に基づいて、前記
    被探傷材の幅方向および長手方向を座標軸とする2次元
    探傷画像情報を生成する画像情報生成手段と、 生成された前記2次元探傷画像情報に基づいて前記探触
    子の探傷結果を2次元画像として画面に表示し、 外部操作に応じて前記2次元画像上を移動するカーソル
    を画面に表示し、 生成された前記2次元探傷画像情報に基づいて、前記カ
    ーソルで指し示された位置の板幅方向のエコー高さを画
    面に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする板波
    超音波探傷装置。
  2. 【請求項2】長手方向に搬送される被探傷材に向けて所
    定の送信周期で超音波を送信し、該超音波を板波として
    前記被探傷材の端面へ伝搬させると共に、前記被探傷材
    の各部で反射した反射波を受信して、その結果を信号と
    して出力する探触子を少なくとも備えた板波超音波探傷
    装置において、 前記送信周期毎に得られた前記各信号を、前記被探傷材
    の幅方向および長手方向を座標軸とする2次元探傷画像
    情報を生成する画像情報生成手段と、 前記送信周期毎に得られた前記各信号に対するゲートを
    設定すると共に、そのゲート範囲を示すゲート信号を出
    力するゲート設定手段と、 前記2次元探傷画像情報と前記ゲート信号に基づいて、
    前記探触子の探傷結果を前記ゲート範囲と共に2次元画
    像として画面に表示する表示手段とを備えたことを特徴
    とする板波超音波探傷装置。
  3. 【請求項3】長手方向に搬送される被探傷材に向けて所
    定の送信周期で超音波を送信し、該超音波を板波として
    前記被探傷材の端面へ伝搬させると共に、前記被探傷材
    の各部で反射した反射波を受信して、その結果を信号と
    して出力する探触子を少なくとも備えた板波超音波探傷
    装置において、 前記探触子と前記被探傷材との音響結合の異常を検出し
    て、警報信号を出力する警報手段と、 前記送信周期毎に得られた前記各信号を、前記被探傷材
    の幅方向および長手方向を座標軸とする2次元探傷画像
    情報を生成する画像情報生成手段と、 生成された前記2次元探傷画像情報に基づいて前記探触
    子の探傷結果を2次元画像として画面に表示し、 前記警報手段から出力された前記警報信号を受けて、前
    記音響結合の異常が発生した位置を前記画面上に表示す
    る表示手段とを備えたことを特徴とする板波超音波探傷
    装置。
  4. 【請求項4】長手方向に搬送される被探傷材に向けて所
    定の送信周期で超音波を送信し、該超音波を板波として
    前記被探傷材の端面へ伝搬させると共に、前記被探傷材
    の各部で反射した反射波を受信して、その結果を信号と
    して出力する探触子を少なくとも備えた板波超音波探傷
    装置において、 前記送信周期毎に得られた前記各信号に、被探傷材内の
    欠陥を示す情報が含まれているか否かを検出して、検出
    信号を出力する欠陥検出手段と、 前記送信周期毎に得られた前記各信号を、前記被探傷材
    の幅方向および長手方向を座標軸とする2次元探傷画像
    情報を生成する画像情報生成手段と、 生成された前記2次元探傷画像情報に基づいて前記探触
    子の探傷結果を2次元画像として画面に表示し、 前記欠陥検出手段から出力された前記検出信号を受け
    て、被探傷材内の欠陥の位置を前記画面上に表示する表
    示手段とを備えたことを特徴とする板波超音波探傷装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4において、 前記画面に表示すべき情報を再表示情報として記憶する
    記憶手段をさらに備えたことを特徴とする板波超音波探
    傷装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記再表示情報の一部として、前記被探傷材内の欠陥を
    示す情報が含まれている2次元探傷画像情報を前記記憶
    手段に記憶させる手段と、 を備えたことを特徴とする板波超音波探傷装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5または6におい
    て、 前記板波の音速を測定する音速測定手段をさらに備え、 前記画像情報生成手段は、前記音速測定手段で測定した
    音速を基準にして、前記2次元探傷画像情報のうちの板
    幅方向に関する情報を生成することを特徴とする板波超
    音波探傷装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006053134A (ja) * 2004-07-12 2006-02-23 Nagoya Institute Of Technology 管体の非破壊評価装置及びその非破壊評価方法
JP2011220898A (ja) * 2010-04-12 2011-11-04 Nippon Steel Corp 鋼板の超音波探傷方法
WO2018211558A1 (ja) * 2017-05-15 2018-11-22 三菱電機株式会社 超音波測定器
JP2019215227A (ja) * 2018-06-12 2019-12-19 株式会社神戸製鋼所 超音波探傷方法

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