JP2931453B2 - 土木建築構造物の超音波探傷装置 - Google Patents
土木建築構造物の超音波探傷装置Info
- Publication number
- JP2931453B2 JP2931453B2 JP3242945A JP24294591A JP2931453B2 JP 2931453 B2 JP2931453 B2 JP 2931453B2 JP 3242945 A JP3242945 A JP 3242945A JP 24294591 A JP24294591 A JP 24294591A JP 2931453 B2 JP2931453 B2 JP 2931453B2
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- JP
- Japan
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- ultrasonic
- circuit
- probe
- reception
- signal
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/04—Wave modes and trajectories
- G01N2291/048—Transmission, i.e. analysed material between transmitter and receiver
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アスファルト舗装道路
等の土木建築構造物の内部の状態を非破壊検査する土木
建築構造物の超音波探傷装置に関する。
等の土木建築構造物の内部の状態を非破壊検査する土木
建築構造物の超音波探傷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アスファルト舗装道路等の施工後
の非破壊検査を行う超音波探傷装置は、図3に示すよう
に検査対象物3に直接接触させるタイプの送信用超音波
探触子1と受信用超音波探触子2を使用し、検査対象面
4と超音波探触子1,2の間に水、グリセリン、スピン
ドル油等の音響カップリング材24を介在させ、送信機
20の送信動作によって受信機21から得られた超音波
受信波形をオシロスコープ23で観測して判読し、空洞
等の欠陥が存在するか否かの内部状態の推定を行ってい
る。
の非破壊検査を行う超音波探傷装置は、図3に示すよう
に検査対象物3に直接接触させるタイプの送信用超音波
探触子1と受信用超音波探触子2を使用し、検査対象面
4と超音波探触子1,2の間に水、グリセリン、スピン
ドル油等の音響カップリング材24を介在させ、送信機
20の送信動作によって受信機21から得られた超音波
受信波形をオシロスコープ23で観測して判読し、空洞
等の欠陥が存在するか否かの内部状態の推定を行ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の土木建築物を対象とした超音波探傷装置にあ
っては、受信波形から空洞等の欠陥を判読するために相
当な経験と熟練が必要であり、また内部状態を十分に捕
えするためには欠陥が存在すると思われた場所で測定点
を何回も変えて波形を観測する多点測定が必要であり、
測定点を変えるたびに音響カップリング材を塗布して超
音波探触子を設置しなおす必要があり、測定に多大な時
間を要している。
うな従来の土木建築物を対象とした超音波探傷装置にあ
っては、受信波形から空洞等の欠陥を判読するために相
当な経験と熟練が必要であり、また内部状態を十分に捕
えするためには欠陥が存在すると思われた場所で測定点
を何回も変えて波形を観測する多点測定が必要であり、
測定点を変えるたびに音響カップリング材を塗布して超
音波探触子を設置しなおす必要があり、測定に多大な時
間を要している。
【0004】また1つの測定点で検査できる範囲は比較
的狭いため、施工道路の全てを検査することは不可能で
あり、測定点を絞り込んで検査せざるを得ず、検査の信
頼性が必ずしも保証されないという問題があった。本発
明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、検査対象物の断層像を連続して得られるようにして
測定作業が効率良くできると共に正確な判断が容易にで
きる土木建築物の超音波探傷装置を提供することを目的
とする。
的狭いため、施工道路の全てを検査することは不可能で
あり、測定点を絞り込んで検査せざるを得ず、検査の信
頼性が必ずしも保証されないという問題があった。本発
明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、検査対象物の断層像を連続して得られるようにして
測定作業が効率良くできると共に正確な判断が容易にで
きる土木建築物の超音波探傷装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明による土木建築物の超音波探傷装置は、媒質液の
中に下向きに送受信用超音波探触子を配置したタイヤ探
触子と、低周波送信信号により前記送信用超音波探触子
を一定周期毎に駆動して検査対象物に超音波を送信させ
る送信回路部と、受信用探触子の受信信号を受信し、受
信レベルに応じた輝度信号に変換する受信回路部と、送
信動作に同期して対象物における超音波の伝播速度に基
づく掃引速度で垂直掃引信号を発生する垂直掃引回路
と、タイヤ探触子の回転数を検出する回転数検出器と、
回転数検出器の検出回転数から走行距離を演算する走行
距離演算回路と、走行距離演算回路で求めた走行距離に
応じてCRT画面の水平軸での掃引位置を決める水平掃
引回路と、受信回路部からの輝度信号による画像を前記
垂直掃引信号と水平掃引信号に基づいて画面上に表示す
るCRT表示装置と、CRT表示装置に表示された過去
の画像を記憶し、リアルタイムで得られる画像と共に過
去の画像をCRT表示装置に表示させる画像記憶装置と
を備えたことを特徴とする。
本発明による土木建築物の超音波探傷装置は、媒質液の
中に下向きに送受信用超音波探触子を配置したタイヤ探
触子と、低周波送信信号により前記送信用超音波探触子
を一定周期毎に駆動して検査対象物に超音波を送信させ
る送信回路部と、受信用探触子の受信信号を受信し、受
信レベルに応じた輝度信号に変換する受信回路部と、送
信動作に同期して対象物における超音波の伝播速度に基
づく掃引速度で垂直掃引信号を発生する垂直掃引回路
と、タイヤ探触子の回転数を検出する回転数検出器と、
回転数検出器の検出回転数から走行距離を演算する走行
距離演算回路と、走行距離演算回路で求めた走行距離に
応じてCRT画面の水平軸での掃引位置を決める水平掃
引回路と、受信回路部からの輝度信号による画像を前記
垂直掃引信号と水平掃引信号に基づいて画面上に表示す
るCRT表示装置と、CRT表示装置に表示された過去
の画像を記憶し、リアルタイムで得られる画像と共に過
去の画像をCRT表示装置に表示させる画像記憶装置と
を備えたことを特徴とする。
【0006】ここでタイヤ探触子は、送信用超音波探触
子と受信用超音波探触子の2つを備えた2探触子法によ
り距離分解能を高める。
子と受信用超音波探触子の2つを備えた2探触子法によ
り距離分解能を高める。
【0007】
【作用】このような構成を備えた本発明の土木建築物の
超音波探傷装置によれば、タイヤ探触子を検査対象とな
る例えば施工済みのアスファルト舗装道路の路面上を走
行させると、装置のCRT画面上に、横軸を走行距離と
した検査対象物の断層像が連続的に表示され、この断層
像から内部の状態が容易に判り、空洞等の欠陥を確実に
発見することができる。
超音波探傷装置によれば、タイヤ探触子を検査対象とな
る例えば施工済みのアスファルト舗装道路の路面上を走
行させると、装置のCRT画面上に、横軸を走行距離と
した検査対象物の断層像が連続的に表示され、この断層
像から内部の状態が容易に判り、空洞等の欠陥を確実に
発見することができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示した実施例構成
図である。図1において、5はタイヤ探触子であり、ウ
レタンゴム等で作られたタイヤ25の内部に送信用超音
波探触子1と受信用超音波探触子2を下向きに並べて配
置しており、タイヤ25の内部には媒質液として例えば
水が充満されている。
図である。図1において、5はタイヤ探触子であり、ウ
レタンゴム等で作られたタイヤ25の内部に送信用超音
波探触子1と受信用超音波探触子2を下向きに並べて配
置しており、タイヤ25の内部には媒質液として例えば
水が充満されている。
【0009】ここで、検査対象物3を道路、ビル壁面等
の土木建築構造物とした場合、超音波の減衰散乱が大き
いので、例えば20KHz〜100KHzの範囲の低い
周波数を使用しなくてはならない。例えば使用周波数f
としてf=30KHzとしたとすると、検査対象物3を
伝播する音速は約3000m/sとなるため、波長が約
10cmとなる。
の土木建築構造物とした場合、超音波の減衰散乱が大き
いので、例えば20KHz〜100KHzの範囲の低い
周波数を使用しなくてはならない。例えば使用周波数f
としてf=30KHzとしたとすると、検査対象物3を
伝播する音速は約3000m/sとなるため、波長が約
10cmとなる。
【0010】このため、送受信を1つの超音波探触子で
行う1探触子法では少なくとも波長に相当する10cm
程度のデッドゾーン(検査不能領域)が発生する。そこ
で本発明にあっては、このデッドゾーンの発生を避ける
ため、送信用超音波探触子1と受信用超音波探触子2を
用いた2探触子法を採用している。送信用超音波探触子
1に対する送信回路部としてトリガ回路7及び送信回路
8が設けられる。トリガ回路7は制御回路6によるタイ
ミング制御を受けて一定の測定周期毎に送信トリガ信号
を送信回路8に出力する。送信回路8はトリガ信号を受
けた時に一定時間幅の送信パルスを作り出し、この送信
パルスで使用周波数f=30KHzを振幅変調した送信
信号を送信用超音波探触子1に供給する。
行う1探触子法では少なくとも波長に相当する10cm
程度のデッドゾーン(検査不能領域)が発生する。そこ
で本発明にあっては、このデッドゾーンの発生を避ける
ため、送信用超音波探触子1と受信用超音波探触子2を
用いた2探触子法を採用している。送信用超音波探触子
1に対する送信回路部としてトリガ回路7及び送信回路
8が設けられる。トリガ回路7は制御回路6によるタイ
ミング制御を受けて一定の測定周期毎に送信トリガ信号
を送信回路8に出力する。送信回路8はトリガ信号を受
けた時に一定時間幅の送信パルスを作り出し、この送信
パルスで使用周波数f=30KHzを振幅変調した送信
信号を送信用超音波探触子1に供給する。
【0011】タイヤ探触子5に設けた受信用超音波探触
子2からの超音波エコーに基づく受信信号は受信回路9
に供給され、信号増幅,ノイズ除去のフィルタリング等
を施した後、信号処理回路10に供給される。勿論、受
信回路9に対する受信信号は制御回路6からの送信タイ
ミングを与える信号によりゲートが掛けられ、ゲート有
効期間に得られた受信信号のみを出力する。
子2からの超音波エコーに基づく受信信号は受信回路9
に供給され、信号増幅,ノイズ除去のフィルタリング等
を施した後、信号処理回路10に供給される。勿論、受
信回路9に対する受信信号は制御回路6からの送信タイ
ミングを与える信号によりゲートが掛けられ、ゲート有
効期間に得られた受信信号のみを出力する。
【0012】信号処理回路10は受信信号に所定の信号
処理を施して送信波長10cm以内の位置についても距
離分解能が得られるようにする。即ち、検査対象物4の
検査対象となる深さまたは厚さは5〜10cm程度とな
ることが多く、超音波の使用波長と同程度となる。従っ
て、使用波長以下の距離分解能が要求される。信号処理
回路10で距離分解能を高める処理が施された受信信号
は輝度変調回路11に与えられ、受信レベルに応じた輝
度信号に変換され、CRT表示装置16に供給される。
処理を施して送信波長10cm以内の位置についても距
離分解能が得られるようにする。即ち、検査対象物4の
検査対象となる深さまたは厚さは5〜10cm程度とな
ることが多く、超音波の使用波長と同程度となる。従っ
て、使用波長以下の距離分解能が要求される。信号処理
回路10で距離分解能を高める処理が施された受信信号
は輝度変調回路11に与えられ、受信レベルに応じた輝
度信号に変換され、CRT表示装置16に供給される。
【0013】また、トリガ回路7からのトリガ信号は垂
直掃引回路12に供給され、垂直掃引周期を設定する。
垂直掃引回路12は検査対象物3内を伝播する超音波の
音速約3000m/sで決まる掃引速度をもつ垂直掃引
信号をCRT表示装置16に出力する。更に、タイヤ探
触子5の走行に伴うタイヤ25の回転数を検出するタイ
ヤ回転数検出器13が設けられる。タイヤ回転数検出器
13の検出回転数は走行距離演算回路14に与えられ、
タイヤ25の径が決まっていることからタイヤ回転数を
用いて走行距離を演算する。
直掃引回路12に供給され、垂直掃引周期を設定する。
垂直掃引回路12は検査対象物3内を伝播する超音波の
音速約3000m/sで決まる掃引速度をもつ垂直掃引
信号をCRT表示装置16に出力する。更に、タイヤ探
触子5の走行に伴うタイヤ25の回転数を検出するタイ
ヤ回転数検出器13が設けられる。タイヤ回転数検出器
13の検出回転数は走行距離演算回路14に与えられ、
タイヤ25の径が決まっていることからタイヤ回転数を
用いて走行距離を演算する。
【0014】タイヤ回転数検出器13及び走行距離演算
回路14は測定開始時に制御回路6から供給されるイニ
シャルリセット信号を受けて検出回転数=0、走行距離
=0の初期状態となる。走行距離演算回路14で演算さ
れた走行距離は水平掃引回路15に供給される。水平掃
引回路15はタイヤ探触子5の走行距離に応じたCRT
表示装置の水平位置を表示位置として指定する水平掃引
信号を出力する。
回路14は測定開始時に制御回路6から供給されるイニ
シャルリセット信号を受けて検出回転数=0、走行距離
=0の初期状態となる。走行距離演算回路14で演算さ
れた走行距離は水平掃引回路15に供給される。水平掃
引回路15はタイヤ探触子5の走行距離に応じたCRT
表示装置の水平位置を表示位置として指定する水平掃引
信号を出力する。
【0015】CRT表示装置16は制御回路6による測
定周期毎に輝度変調回路11から出力される超音波エコ
ーデータとしての変調信号を水平掃引回路15からの水
平掃引信号で決まる水平方向の走行距離に応じた位置に
おいて、垂直掃引回路12からの垂直掃引信号による垂
直走査に従って縦方向の掃引線による1ライン分の画像
表示を行う。
定周期毎に輝度変調回路11から出力される超音波エコ
ーデータとしての変調信号を水平掃引回路15からの水
平掃引信号で決まる水平方向の走行距離に応じた位置に
おいて、垂直掃引回路12からの垂直掃引信号による垂
直走査に従って縦方向の掃引線による1ライン分の画像
表示を行う。
【0016】CRT表示装置16に対し画像記憶装置1
8を設け、過去に掃引された画像データを画像記憶装置
18に順次記憶し、現在の走行位置即ち水平位置より以
前の過去の画像データを画像記憶装置18より読み出し
てCRT表示装置16に表示するようにしており、これ
によってタイヤ探触子5の走行による連続的な断層像を
表示することができる。
8を設け、過去に掃引された画像データを画像記憶装置
18に順次記憶し、現在の走行位置即ち水平位置より以
前の過去の画像データを画像記憶装置18より読み出し
てCRT表示装置16に表示するようにしており、これ
によってタイヤ探触子5の走行による連続的な断層像を
表示することができる。
【0017】図2は図1の実施例におけるCRT表示装
置16の表示動作を示した説明図である。図2(a)は
測定開始時の画面を示しており、現在位置を示すマーカ
30により垂直1ライン分の深さ方向の画像データが表
示されている。この測定開始時からタイヤ探触子5を走
行して時間が経過すると、リアルタイムで得られる1垂
直ライン分の画像データは順番に画像記憶装置18に格
納され、例えば図2(b)に示す現在位置を示すマーカ
30の位置に進んだ場合にはマーカ30で示すリアルタ
イム画像に加え、それまでに記憶された画像記憶装置1
8からの記憶画像が併せて表示されることになり、この
連続的な断層像により、例えば断層像の中に空洞等の欠
陥32があることが簡単に分かる。
置16の表示動作を示した説明図である。図2(a)は
測定開始時の画面を示しており、現在位置を示すマーカ
30により垂直1ライン分の深さ方向の画像データが表
示されている。この測定開始時からタイヤ探触子5を走
行して時間が経過すると、リアルタイムで得られる1垂
直ライン分の画像データは順番に画像記憶装置18に格
納され、例えば図2(b)に示す現在位置を示すマーカ
30の位置に進んだ場合にはマーカ30で示すリアルタ
イム画像に加え、それまでに記憶された画像記憶装置1
8からの記憶画像が併せて表示されることになり、この
連続的な断層像により、例えば断層像の中に空洞等の欠
陥32があることが簡単に分かる。
【0018】実際の検査作業にあっては、例えばアスフ
ァルト舗装道路等を例にとると、最初は自動車等により
タイヤ探触子5を備えた本発明の超音波探傷装置を牽引
して比較的早い速度で探傷作業を行い、この探傷作業で
得られた断層像から欠陥を見つけ、欠陥があると思われ
る場所について次に作業員等がゆっくりとタイヤ探触子
5を走行させて水平方向の分解能が高い精密な断層像を
取得し、これによって欠陥の存在を確認するようにな
る。
ァルト舗装道路等を例にとると、最初は自動車等により
タイヤ探触子5を備えた本発明の超音波探傷装置を牽引
して比較的早い速度で探傷作業を行い、この探傷作業で
得られた断層像から欠陥を見つけ、欠陥があると思われ
る場所について次に作業員等がゆっくりとタイヤ探触子
5を走行させて水平方向の分解能が高い精密な断層像を
取得し、これによって欠陥の存在を確認するようにな
る。
【0019】このため、CRT表示装置16における水
平掃引位置を決める水平掃引信号を作り出す水平掃引回
路15にあっては、走行距離に対する水平掃引位置の対
応関係を多段階に切換え可能としている。また、精度の
高い断層像を得るためにはタイヤ探触子5のタイヤ25
と検査面4との間に水を散布して水膜を形成することで
超音波の減衰を防ぎ、検出感度を高めるようにしてもよ
い。
平掃引位置を決める水平掃引信号を作り出す水平掃引回
路15にあっては、走行距離に対する水平掃引位置の対
応関係を多段階に切換え可能としている。また、精度の
高い断層像を得るためにはタイヤ探触子5のタイヤ25
と検査面4との間に水を散布して水膜を形成することで
超音波の減衰を防ぎ、検出感度を高めるようにしてもよ
い。
【0020】また、本願発明者等が既に提案しているポ
リウレタンゲルシートをタイヤ25の接地面に設けるこ
とで検査面4との接触を密にして検出感度を高めるよう
にしてもよい。また、CRT表示装置16に加えてハー
ドコピー等の記憶装置を設け、連続的な断層像を記録用
紙に検査データとして記録できるようにしてもよい。勿
論、画像記憶装置18としては、半導体メモリ以外にV
TR等の適宜の画像記録装置を用いることができる。
リウレタンゲルシートをタイヤ25の接地面に設けるこ
とで検査面4との接触を密にして検出感度を高めるよう
にしてもよい。また、CRT表示装置16に加えてハー
ドコピー等の記憶装置を設け、連続的な断層像を記録用
紙に検査データとして記録できるようにしてもよい。勿
論、画像記憶装置18としては、半導体メモリ以外にV
TR等の適宜の画像記録装置を用いることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、タイヤ探触子の走行により走行方向に沿った断層像
を連続的に得ることができ、断層像を見ることによって
空洞等の欠陥の存在が直ちに分かり、測定に熟練や時間
を要することなく効率の良い土木建築構造物の非破壊検
査を行うことができる。
ば、タイヤ探触子の走行により走行方向に沿った断層像
を連続的に得ることができ、断層像を見ることによって
空洞等の欠陥の存在が直ちに分かり、測定に熟練や時間
を要することなく効率の良い土木建築構造物の非破壊検
査を行うことができる。
【図1】本発明の実施例構成図
【図2】本発明でCRTに表示される断層像の説明図
【図3】従来装置の説明図
1:送信用超音波探触子 2:受信用超音波探触子 3:検査対象物 4:検査面 5:タイヤ探触子 6:制御回路 7:トリガ回路 8:送信回路 9:受信回路 10:信号処理回路 11:輝度変調回路 12:垂直掃引回路 13:タイヤ回転数検出器 14:走行距離演算回路 15:水平掃引回路 16:CRT表示装置 18:画像記憶装置 30:マーカ 32:欠陥
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−77056(JP,A) 特開 昭57−1966(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 29/00 - 29/28
Claims (2)
- 【請求項1】媒質液の中に下向きに送受信用超音波探触
子を配置したタイヤ探触子と、 低周波送信信号により前記送信用超音波探触子を一定周
期毎に駆動して検査対象物に超音波を送信させる送信回
路部と、 前記受信用探触子の受信信号を受信し、受信レベルに応
じた輝度信号に変換する受信回路部と、 送信動作に同期して対象物における超音波の伝播速度に
基づく掃引速度で垂直掃引信号を発生する垂直掃引回路
と、 前記タイヤ探触子の回転数を検出する回転数検出器と、 該回転数検出器の検出回転数から走行距離を演算する走
行距離演算回路と、 該走行距離演算回路で求めた走行距離に応じてCRT画
面の水平軸での掃引位置を決める水平掃引回路と、 前記受信回路部からの輝度信号による画像を前記垂直掃
引信号と水平掃引信号に基づいて画面上に表示するCR
T表示装置と、 該CRT表示装置に表示された過去の画像を記憶し、リ
アルタイムで得られる画像と共に過去の画像を前記CR
T表示装置に表示させる画像記憶装置と、 を備えたことを特徴とする土木建築構造物の超音波探傷
装置。 - 【請求項2】請求項1記載の土木建築構造物の超音波探
傷装置に於いて、 前記タイヤ探触子は、送信用超音波探触子と受信用超音
波探触子の2つを備えたことを特徴とする土木建築構造
物の超音波探傷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3242945A JP2931453B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 土木建築構造物の超音波探傷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3242945A JP2931453B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 土木建築構造物の超音波探傷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0580035A JPH0580035A (ja) | 1993-03-30 |
JP2931453B2 true JP2931453B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=17096564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3242945A Expired - Lifetime JP2931453B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 土木建築構造物の超音波探傷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2931453B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021214821A1 (ja) * | 2020-04-20 | 2021-10-28 | 日本電信電話株式会社 | アンテナ内蔵タイヤ |
CN114858921B (zh) * | 2022-05-18 | 2023-06-30 | 江苏恒尚节能科技股份有限公司 | 一种建筑幕墙健康监测损伤识别方法与系统 |
-
1991
- 1991-09-24 JP JP3242945A patent/JP2931453B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0580035A (ja) | 1993-03-30 |
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