JP2000002692A - コンクリート構造物中或いはコンクリート構造物背後の欠陥探査方法 - Google Patents
コンクリート構造物中或いはコンクリート構造物背後の欠陥探査方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンクリート構造物中或いはコンクリート構
造物背後に存在する欠陥の有無を、明瞭に判定し得る方
法を提供すること。 【解決手段】 コンクリート構造物の表面から超音波を
入射すると共に、伝播する超音波を該コンクリート構造
物の表面から受振し、該受振波の特性を解析することに
よりコンクリート構造物中或いはコンクリート構造物背
後の欠陥を探査する方法において、上記コンクリート構
造物の表面から入射する超音波を、下記の式においてα
が0.8以上となる周波数の超音波を入射すると共に、
解析する受振波を、下記の式においてαが1.0となる
周波数の受振波に着目して行うこととした。 α=f・L/v ここで、上記式においてfは周波数(Hz)、Lは欠陥
部と超音波受信子の最短距離(m)、vは超音波の健全
なコンクリート構造物内における速度(m/s)を各々
示す。
造物背後に存在する欠陥の有無を、明瞭に判定し得る方
法を提供すること。 【解決手段】 コンクリート構造物の表面から超音波を
入射すると共に、伝播する超音波を該コンクリート構造
物の表面から受振し、該受振波の特性を解析することに
よりコンクリート構造物中或いはコンクリート構造物背
後の欠陥を探査する方法において、上記コンクリート構
造物の表面から入射する超音波を、下記の式においてα
が0.8以上となる周波数の超音波を入射すると共に、
解析する受振波を、下記の式においてαが1.0となる
周波数の受振波に着目して行うこととした。 α=f・L/v ここで、上記式においてfは周波数(Hz)、Lは欠陥
部と超音波受信子の最短距離(m)、vは超音波の健全
なコンクリート構造物内における速度(m/s)を各々
示す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート構造
物中或いはコンクリート構造物背後の欠陥探査方法に関
し、特に、例えばPC橋梁等のPC構造物における補強
材周りのグラウト充填不良による空洞、或いはトンネル
等のコンクリート構造物背後に存在する漏水の浸食によ
る空洞等を非破壊的に検査するコンクリート構造物中或
いはコンクリート構造物背後の欠陥探査方法に関するも
のである。
物中或いはコンクリート構造物背後の欠陥探査方法に関
し、特に、例えばPC橋梁等のPC構造物における補強
材周りのグラウト充填不良による空洞、或いはトンネル
等のコンクリート構造物背後に存在する漏水の浸食によ
る空洞等を非破壊的に検査するコンクリート構造物中或
いはコンクリート構造物背後の欠陥探査方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】例えば、ポストテンション
工法によるPC構造物においては、予め孔を開けた状態
で固化させたコンクリート構造物の該孔に、鋼線や鋼棒
等の補強材を挿通して該補強材にテンションを掛けた
後、前記孔内にグラウトを充填させて固化させることに
より、PC構造物全体に圧縮力を付与して強度の向上を
図っている。
工法によるPC構造物においては、予め孔を開けた状態
で固化させたコンクリート構造物の該孔に、鋼線や鋼棒
等の補強材を挿通して該補強材にテンションを掛けた
後、前記孔内にグラウトを充填させて固化させることに
より、PC構造物全体に圧縮力を付与して強度の向上を
図っている。
【0003】ところが、グラウトを補強材周りに充分に
充填させることは困難な作業であり、不測にグラウトの
充填が不十分な場合が生じる。このような場合には、P
C構造物における設計当初の強度が得られないために、
施工後の構造物におけるグラウトの充填状況を非破壊的
に検査する必要性が生じる。
充填させることは困難な作業であり、不測にグラウトの
充填が不十分な場合が生じる。このような場合には、P
C構造物における設計当初の強度が得られないために、
施工後の構造物におけるグラウトの充填状況を非破壊的
に検査する必要性が生じる。
【0004】また、多数のトンネルセグメントを接合し
てトンネルの円周状内壁を形成しながら順次長さ方向に
継ぎ足していくシールド工法によって構築されたトンネ
ル等は、周囲の土石から均等な圧力を受けることにより
各トンネルセグメントの突き合わせ面が当接し、接合部
に過剰な剪断力が働かないためにその形状が維持され
る。
てトンネルの円周状内壁を形成しながら順次長さ方向に
継ぎ足していくシールド工法によって構築されたトンネ
ル等は、周囲の土石から均等な圧力を受けることにより
各トンネルセグメントの突き合わせ面が当接し、接合部
に過剰な剪断力が働かないためにその形状が維持され
る。
【0005】ところが、漏水等による浸食によってトン
ネル壁の背後の一部に空洞が生じると、周囲の土石から
受ける圧力が不均一と成るばかりか、空洞部分において
は背後からトンネル壁の変形を支えることはできず、空
洞部分に存在するトンネルセグメント同士の接続部に過
剰な剪断力が働き、破壊する憂いがある。そのため、ト
ンネル壁背後の空洞の有無を定期的に検査する必要性が
ある。
ネル壁の背後の一部に空洞が生じると、周囲の土石から
受ける圧力が不均一と成るばかりか、空洞部分において
は背後からトンネル壁の変形を支えることはできず、空
洞部分に存在するトンネルセグメント同士の接続部に過
剰な剪断力が働き、破壊する憂いがある。そのため、ト
ンネル壁背後の空洞の有無を定期的に検査する必要性が
ある。
【0006】かかるコンクリート構造物中或いはコンク
リート構造物背後に存在する欠陥を非破壊的に検査する
方法としては、従来、例えば特開平4−182568号
公報、或いは特開平10−54140号公報に記載され
たような超音波を利用した方法が知られている。
リート構造物背後に存在する欠陥を非破壊的に検査する
方法としては、従来、例えば特開平4−182568号
公報、或いは特開平10−54140号公報に記載され
たような超音波を利用した方法が知られている。
【0007】ここで、先ず特開平4−182568号公
報に記載された技術は、PC構造物において外部に露出
するテンションを掛ける補強材の一端に超音波送振子を
取り付けると共に、他端に超音波受振子を取り付け、受
振超音波の特性を解析することにより補強材周りのグラ
ウトの充填状況等を検査するものである。
報に記載された技術は、PC構造物において外部に露出
するテンションを掛ける補強材の一端に超音波送振子を
取り付けると共に、他端に超音波受振子を取り付け、受
振超音波の特性を解析することにより補強材周りのグラ
ウトの充填状況等を検査するものである。
【0008】しかし、かかる方法は、例えばPC橋梁の
ように補強材の端部に直接送振子や受振子を取り付ける
ことが困難なコンクリート構造物に対しては、不適当な
方法であった。
ように補強材の端部に直接送振子や受振子を取り付ける
ことが困難なコンクリート構造物に対しては、不適当な
方法であった。
【0009】一方、特開平10−54140号公報に記
載された技術は、上記特開平4−182568号公報に
記載された技術が有する上記課題を解決することを目的
として成されたものであって、補強材の長手方向に沿う
コンクリート構造物の表面に超音波を入射し、又は伝播
する超音波を補強材の長手方向に沿うコンクリート構造
物の表面から受振し、その受振超音波の特性を解析する
ことにより補強材周りのグラウトの充填状況等を検査す
るものである。
載された技術は、上記特開平4−182568号公報に
記載された技術が有する上記課題を解決することを目的
として成されたものであって、補強材の長手方向に沿う
コンクリート構造物の表面に超音波を入射し、又は伝播
する超音波を補強材の長手方向に沿うコンクリート構造
物の表面から受振し、その受振超音波の特性を解析する
ことにより補強材周りのグラウトの充填状況等を検査す
るものである。
【0010】かかる方法による検査であれば、鋼線や鋼
棒等の補強材の端部に直接超音波を入射し難いか、同端
部に直接受振子を取り付け難い構造物において、例えば
アスファルトの剥離等を伴わない簡易な作業によりグラ
ウトの充填状況等を検査することができる。
棒等の補強材の端部に直接超音波を入射し難いか、同端
部に直接受振子を取り付け難い構造物において、例えば
アスファルトの剥離等を伴わない簡易な作業によりグラ
ウトの充填状況等を検査することができる。
【0011】しかし、上述した従来より行われている超
音波を利用したコンクリート構造物の非破壊的な欠陥探
査方法は、いずれも入射する超音波の周波数、また解析
する受振波の周波数が低いものであった。これは、コン
クリートは金属材料に比べ、音速はあまり差がないのに
超音波の減衰が大きく、従って低い周波数の超音波を利
用せざるを得ないとの考えに基づくものであり、一般的
に、コンクリート構造物に入射する超音波の周波数、或
いは解析する受振波の周波数は、下記の式により算出さ
れる周波数近傍の超音波を用いていた。
音波を利用したコンクリート構造物の非破壊的な欠陥探
査方法は、いずれも入射する超音波の周波数、また解析
する受振波の周波数が低いものであった。これは、コン
クリートは金属材料に比べ、音速はあまり差がないのに
超音波の減衰が大きく、従って低い周波数の超音波を利
用せざるを得ないとの考えに基づくものであり、一般的
に、コンクリート構造物に入射する超音波の周波数、或
いは解析する受振波の周波数は、下記の式により算出さ
れる周波数近傍の超音波を用いていた。
【0012】f=Cp/2d ここで、上記式においてCpは超音波の健全なコンクリ
ート構造物内における速度(m/s)、dは欠陥部と超
音波受振子の最短距離(m)、fは周波数(Hz)を各
々示す。
ート構造物内における速度(m/s)、dは欠陥部と超
音波受振子の最短距離(m)、fは周波数(Hz)を各
々示す。
【0013】即ち、例えば超音波の健全なコンクリート
構造物内における速度(=Cp)が4000m/s、欠
陥部と超音波受振子の最短距離(=d)が0.1mとす
ると、上記式より得られる周波数(=f)は約20kH
zとなる。そこで、コンクリート構造物に入射する超音
波の周波数は20kHz程度とし、また解析する受振波
の周波数も20kHzの前後、即ち15〜25kHzと
していた。
構造物内における速度(=Cp)が4000m/s、欠
陥部と超音波受振子の最短距離(=d)が0.1mとす
ると、上記式より得られる周波数(=f)は約20kH
zとなる。そこで、コンクリート構造物に入射する超音
波の周波数は20kHz程度とし、また解析する受振波
の周波数も20kHzの前後、即ち15〜25kHzと
していた。
【0014】しかし、本発明者らの試験・研究による
と、上記式により得られる解析する受振波の周波数で
は、コンクリート構造物中或いはコンクリート構造物背
後に存在する空洞からの反射の影響と考えられる周波数
分布のピークが明瞭には現れず、欠陥部分(空洞)の有
無が正確には判断し得ないと言う課題を有していた。
と、上記式により得られる解析する受振波の周波数で
は、コンクリート構造物中或いはコンクリート構造物背
後に存在する空洞からの反射の影響と考えられる周波数
分布のピークが明瞭には現れず、欠陥部分(空洞)の有
無が正確には判断し得ないと言う課題を有していた。
【0015】本発明は、上述した従来の技術が有する課
題に鑑み成されたものであって、その目的は、コンクリ
ート構造物中或いはコンクリート構造物背後に存在する
欠陥の有無を、明瞭に判定し得る方法を提供することに
ある。
題に鑑み成されたものであって、その目的は、コンクリ
ート構造物中或いはコンクリート構造物背後に存在する
欠陥の有無を、明瞭に判定し得る方法を提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記した
目的を達成すべく試験・研究を重ねた結果、コンクリー
ト構造物に入射する超音波は、従来においては減衰のた
めに不適と考えられていたある一定値以上の高い周波数
の超音波を入射し、解析する受振波の周波数も、従来に
おいては減衰のために不適と考えられていたより高い周
波数の受振波に着目して行うこととすると、コンクリー
ト構造物中或いはコンクリート構造物背後に存在する欠
陥の有無を従来より明瞭に判定し得ることを見出し、本
発明を完成させた。
目的を達成すべく試験・研究を重ねた結果、コンクリー
ト構造物に入射する超音波は、従来においては減衰のた
めに不適と考えられていたある一定値以上の高い周波数
の超音波を入射し、解析する受振波の周波数も、従来に
おいては減衰のために不適と考えられていたより高い周
波数の受振波に着目して行うこととすると、コンクリー
ト構造物中或いはコンクリート構造物背後に存在する欠
陥の有無を従来より明瞭に判定し得ることを見出し、本
発明を完成させた。
【0017】即ち、本発明は、コンクリート構造物の表
面から超音波を入射すると共に、伝播する超音波を該コ
ンクリート構造物の表面から受振し、該受振波の特性を
解析することによりコンクリート構造物中或いはコンク
リート構造物背後の欠陥を探査する方法において、上記
コンクリート構造物の表面から入射する超音波を、下記
の式においてαが0.8以上となる周波数の超音波を入
射すると共に、解析する受振波を、下記の式においてα
が1.0となる周波数の受振波に着目して行うこととし
た。 α=f・L/v ここで、上記式においてfは周波数(Hz)、Lは欠陥
部と超音波受振子の最短距離(m)、vは超音波の健全
なコンクリート構造物内における速度(m/s)を各々
示す。
面から超音波を入射すると共に、伝播する超音波を該コ
ンクリート構造物の表面から受振し、該受振波の特性を
解析することによりコンクリート構造物中或いはコンク
リート構造物背後の欠陥を探査する方法において、上記
コンクリート構造物の表面から入射する超音波を、下記
の式においてαが0.8以上となる周波数の超音波を入
射すると共に、解析する受振波を、下記の式においてα
が1.0となる周波数の受振波に着目して行うこととし
た。 α=f・L/v ここで、上記式においてfは周波数(Hz)、Lは欠陥
部と超音波受振子の最短距離(m)、vは超音波の健全
なコンクリート構造物内における速度(m/s)を各々
示す。
【0018】例えば、PC橋梁において、補強材周りの
グラウト充填状況を上述した本発明にかかる方法によっ
て検査する場合には、先ずPC橋梁の設計図面、或いは
レーダー法等によってPC橋梁中の補強材の位置を確認
し、該補強材に沿ってPC橋梁の表面から超音波を入射
すると共に、伝播する超音波を補強材に沿った該PC橋
梁の表面に取り付けた受振子で受振する。この際、入射
する超音波の周波数は、上記式においてαが0.8以上
となる周波数、例えばαが0.8、欠陥部と超音波受振
子の最短距離、即ち設計図面等から確認した補強材の位
置と設置した超音波受振子の最短距離(=L)が0.1
m、超音波の健全なPC橋梁内における速度(=v)が
4000m/sとすると、上記式で算出されるfは32
kHzとなるため、32kHz程度の周波数の超音波を
入射し、そして解析する受振波は、上記式においてαが
1.0となる周波数、即ち40kHzの周波数の受振波
に着目して解析を行うこととする。
グラウト充填状況を上述した本発明にかかる方法によっ
て検査する場合には、先ずPC橋梁の設計図面、或いは
レーダー法等によってPC橋梁中の補強材の位置を確認
し、該補強材に沿ってPC橋梁の表面から超音波を入射
すると共に、伝播する超音波を補強材に沿った該PC橋
梁の表面に取り付けた受振子で受振する。この際、入射
する超音波の周波数は、上記式においてαが0.8以上
となる周波数、例えばαが0.8、欠陥部と超音波受振
子の最短距離、即ち設計図面等から確認した補強材の位
置と設置した超音波受振子の最短距離(=L)が0.1
m、超音波の健全なPC橋梁内における速度(=v)が
4000m/sとすると、上記式で算出されるfは32
kHzとなるため、32kHz程度の周波数の超音波を
入射し、そして解析する受振波は、上記式においてαが
1.0となる周波数、即ち40kHzの周波数の受振波
に着目して解析を行うこととする。
【0019】また、シールド工法によって構築されたト
ンネル壁背後に存在する空洞の有無を上述した本発明に
かかる方法によって検査する場合には、先ずトンネル壁
の厚さを設計図面等によって確認し、トンネル壁内周表
面から超音波を入射すると共に、伝播する超音波をトン
ネル壁内周表面に取り付けた受振子で受振する。この
際、入射する超音波の周波数は、上記式においてαが
0.8以上となる周波数、例えばαが1.0、欠陥部と
超音波受振子の最短距離、即ちトンネル壁の厚さ(=
L)が0.1m、超音波の健全なトンネル壁内における
速度(=v)が4000m/sとすると、上記式で算出
されるfは40kHzとなるため、40kHz程度の周
波数の超音波をトンネル壁内周表面から入射し、そして
解析する受振波は、上記式においてαが1.0となる周
波数、即ち40kHzの周波数の受振波に着目して解析
を行うこととする。
ンネル壁背後に存在する空洞の有無を上述した本発明に
かかる方法によって検査する場合には、先ずトンネル壁
の厚さを設計図面等によって確認し、トンネル壁内周表
面から超音波を入射すると共に、伝播する超音波をトン
ネル壁内周表面に取り付けた受振子で受振する。この
際、入射する超音波の周波数は、上記式においてαが
0.8以上となる周波数、例えばαが1.0、欠陥部と
超音波受振子の最短距離、即ちトンネル壁の厚さ(=
L)が0.1m、超音波の健全なトンネル壁内における
速度(=v)が4000m/sとすると、上記式で算出
されるfは40kHzとなるため、40kHz程度の周
波数の超音波をトンネル壁内周表面から入射し、そして
解析する受振波は、上記式においてαが1.0となる周
波数、即ち40kHzの周波数の受振波に着目して解析
を行うこととする。
【0020】なお、上記本発明において入射する超音波
の周波数は、測定の精度等からαが1.0となる周波数
とすることが好ましい。また、超音波をコンクリート構
造物へ入射する方法としては、鋼球をコンクリート構造
物に打ちつける、或いはコンクリート構造物上へ鋼球を
落下させる、ハンマーで叩く、超音波発振子を利用する
等の方法がある。また、伝播する超音波の受振は、加速
度計、超音波探触子或いはAEセンサー等の計器を使用
して行えば良い。なお、本発明においては、測定の精度
等から上記超音波を入射する位置と受振波を受振する位
置とは5〜10cm程度離すのが好ましい。さらに、本
発明にかかる欠陥探査方法は、上記PC構造物中のグラ
ウト充填不良による空隙、或いはトンネル壁背後の空洞
の探査に使用できるだけではなく、コンクリート構造物
中或いはコンクリート構造物背後のあらゆる空洞、亀裂
の有無の探査全般に使用し得るものである。
の周波数は、測定の精度等からαが1.0となる周波数
とすることが好ましい。また、超音波をコンクリート構
造物へ入射する方法としては、鋼球をコンクリート構造
物に打ちつける、或いはコンクリート構造物上へ鋼球を
落下させる、ハンマーで叩く、超音波発振子を利用する
等の方法がある。また、伝播する超音波の受振は、加速
度計、超音波探触子或いはAEセンサー等の計器を使用
して行えば良い。なお、本発明においては、測定の精度
等から上記超音波を入射する位置と受振波を受振する位
置とは5〜10cm程度離すのが好ましい。さらに、本
発明にかかる欠陥探査方法は、上記PC構造物中のグラ
ウト充填不良による空隙、或いはトンネル壁背後の空洞
の探査に使用できるだけではなく、コンクリート構造物
中或いはコンクリート構造物背後のあらゆる空洞、亀裂
の有無の探査全般に使用し得るものである。
【0021】
【試験例】以下、上記した本発明にかかるコンクリート
構造物中或いはコンクリート構造物背後の欠陥探査方法
を見出した試験例につき説明する。
構造物中或いはコンクリート構造物背後の欠陥探査方法
を見出した試験例につき説明する。
【0022】(試験体)図1に示すように、寸法100
×25×25cmの直方体の長手方向中央部に直径3c
mのプラスティック製の管(内部は空洞)を埋設したコ
ンクリート構造物(試験体1)と、埋設しないコンクリ
ート構造物(試験体2)とを作製した。
×25×25cmの直方体の長手方向中央部に直径3c
mのプラスティック製の管(内部は空洞)を埋設したコ
ンクリート構造物(試験体1)と、埋設しないコンクリ
ート構造物(試験体2)とを作製した。
【0023】(試験方法)図2に示すように、作製した
上記試験体1、2の表面に各々鋼球を自然落下させ、そ
のときに生じた超音波を加速度計により検出した。な
お、鋼球の落下により試験体に入射する超音波は、 α=f・L/v の式におけるαの値を表1に示す種々の値となる周波数
の超音波で行った。ここで、本試験においては、上記式
中、欠陥部と超音波受振子の最短距離(=L)は0.1
1m、超音波の健全なコンクリート構造物内における速
度(=v)は4386m/sであるため、例えばαが
1.0となる周波数(=f)は、約40kHzとなる。
なお、入射する超音波の周波数の変更は、自然落下させ
る鋼球の大きさを変えることにより可能である。また、
加速度計で検出された超音波は、図3に示すように構成
した計測器で処理を行った。即ち、コンクリート構造物
中を伝播した超音波は、加速度計において電気信号とし
て検出され、増幅器において増幅された電気信号をある
時間間隔で継続的にサンプリングしたものを波形記録装
置においてデジタル量として記録し、このデーターをパ
ーソナルコンピュータで高速フーリエ変換により周波数
分布に変換し、モニターを介して表示した。
上記試験体1、2の表面に各々鋼球を自然落下させ、そ
のときに生じた超音波を加速度計により検出した。な
お、鋼球の落下により試験体に入射する超音波は、 α=f・L/v の式におけるαの値を表1に示す種々の値となる周波数
の超音波で行った。ここで、本試験においては、上記式
中、欠陥部と超音波受振子の最短距離(=L)は0.1
1m、超音波の健全なコンクリート構造物内における速
度(=v)は4386m/sであるため、例えばαが
1.0となる周波数(=f)は、約40kHzとなる。
なお、入射する超音波の周波数の変更は、自然落下させ
る鋼球の大きさを変えることにより可能である。また、
加速度計で検出された超音波は、図3に示すように構成
した計測器で処理を行った。即ち、コンクリート構造物
中を伝播した超音波は、加速度計において電気信号とし
て検出され、増幅器において増幅された電気信号をある
時間間隔で継続的にサンプリングしたものを波形記録装
置においてデジタル量として記録し、このデーターをパ
ーソナルコンピュータで高速フーリエ変換により周波数
分布に変換し、モニターを介して表示した。
【0024】(データーの解析方法)データーの解析
は、表1に示したように理論的に空洞からの反射波がピ
ークとなる周波数、即ち、上記式においてαが1.0と
なる周波数に着目して行ったものと、従来着目してい
た、f=Cp/2d〔ここで、Cpは超音波の健全なコ
ンクリート構造物内における速度(m/s)、dは欠陥
部と超音波受振子の最短距離(m)、fは周波数(H
z)を各々示す。〕の式で算出される周波数(これはα
=f・L/vの式でαを0.5として算出した周波数に
相当する。)に着目して行ったものとの2種類の解析を
行った。
は、表1に示したように理論的に空洞からの反射波がピ
ークとなる周波数、即ち、上記式においてαが1.0と
なる周波数に着目して行ったものと、従来着目してい
た、f=Cp/2d〔ここで、Cpは超音波の健全なコ
ンクリート構造物内における速度(m/s)、dは欠陥
部と超音波受振子の最短距離(m)、fは周波数(H
z)を各々示す。〕の式で算出される周波数(これはα
=f・L/vの式でαを0.5として算出した周波数に
相当する。)に着目して行ったものとの2種類の解析を
行った。
【0025】
【表1】
【0026】(結果)表1に示した超音波の入射条件及
び受振波の解析条件で各々試験した結果を、図4〜図1
3に示す。図面より、入射した超音波の条件がα=1.
0とα=0.8(試験例1〜4)では、空隙のある場合
にはα=1.0となる40kHz付近に周波数分布のピ
ークが共に明瞭に認められた(図4〜図7参照)。ま
た、入射した超音波の条件がα=1.0とα=0.8と
を比較すると、α=0.8の方が若干ピークが低くなる
(図4及び図6参照)が、欠陥(空洞)の探査は可能で
あることが分かった。また、入射した超音波の条件がα
=0.7とα=0.5(試験例5〜8)では、α=1.
0となる40kHz付近に空隙のある場合にもピークは
認められず、空隙のない場合と変わらない(図8〜図1
1参照)ために、欠陥(空洞)の探査は困難であること
が分かった。また、入射した超音波の条件をα=0.8
としても、解析する受振波の周波数を従来着目していた
α=0.5となる周波数に着目して行う(試験例9及び
10)と、空隙のある場合とない場合とで明確な差は認
められず(図12及び図13参照)、欠陥(空洞)の探
査は困難であることが分かった。
び受振波の解析条件で各々試験した結果を、図4〜図1
3に示す。図面より、入射した超音波の条件がα=1.
0とα=0.8(試験例1〜4)では、空隙のある場合
にはα=1.0となる40kHz付近に周波数分布のピ
ークが共に明瞭に認められた(図4〜図7参照)。ま
た、入射した超音波の条件がα=1.0とα=0.8と
を比較すると、α=0.8の方が若干ピークが低くなる
(図4及び図6参照)が、欠陥(空洞)の探査は可能で
あることが分かった。また、入射した超音波の条件がα
=0.7とα=0.5(試験例5〜8)では、α=1.
0となる40kHz付近に空隙のある場合にもピークは
認められず、空隙のない場合と変わらない(図8〜図1
1参照)ために、欠陥(空洞)の探査は困難であること
が分かった。また、入射した超音波の条件をα=0.8
としても、解析する受振波の周波数を従来着目していた
α=0.5となる周波数に着目して行う(試験例9及び
10)と、空隙のある場合とない場合とで明確な差は認
められず(図12及び図13参照)、欠陥(空洞)の探
査は困難であることが分かった。
【0027】(結論)上記した試験例により、コンクリ
ート構造物の表面から超音波を入射すると共に、伝播す
る超音波を該コンクリート構造物の表面から受振し、該
受振波の特性を解析することによりコンクリート構造物
内の欠陥を探査する場合、上記コンクリート構造物の表
面から入射する超音波は、α=f・L/vの式において
αが0.8以上となる周波数の超音波を入射すると共
に、解析する受振波は、上記式においてαが1.0とな
る周波数の受振波に着目して行うこととすると、コンク
リート構造物内の欠陥(空洞)の有無を明瞭に判定し得
るとの結論に達した。
ート構造物の表面から超音波を入射すると共に、伝播す
る超音波を該コンクリート構造物の表面から受振し、該
受振波の特性を解析することによりコンクリート構造物
内の欠陥を探査する場合、上記コンクリート構造物の表
面から入射する超音波は、α=f・L/vの式において
αが0.8以上となる周波数の超音波を入射すると共
に、解析する受振波は、上記式においてαが1.0とな
る周波数の受振波に着目して行うこととすると、コンク
リート構造物内の欠陥(空洞)の有無を明瞭に判定し得
るとの結論に達した。
【0028】
【発明の効果】以上、説明した本発明にかかるコンクリ
ート構造物中或いはコンクリート構造物背後の欠陥探査
方法によれば、探査部位における空洞或いは亀裂等の欠
陥の有無を、非破壊的に容易に判断できる効果がある。
ート構造物中或いはコンクリート構造物背後の欠陥探査
方法によれば、探査部位における空洞或いは亀裂等の欠
陥の有無を、非破壊的に容易に判断できる効果がある。
【図1】本発明にかかる欠陥探査方法を見出す試験にお
いて使用したコンクリート構造物を示した図であって、
(a)は内部に空洞を有するコンクリート構造物、
(b)は空洞のないコンクリート構造物を各々示す。
いて使用したコンクリート構造物を示した図であって、
(a)は内部に空洞を有するコンクリート構造物、
(b)は空洞のないコンクリート構造物を各々示す。
【図2】本発明にかかる欠陥探査方法を見出す試験にお
いて採用した超音波の入射方法及び伝播した超音波の受
振方法を示した図であって、(a)は内部に空洞を有す
るコンクリート構造物に対する超音波の入射方法及び伝
播した超音波の受振方法、(b)は空洞のないコンクリ
ート構造物に対する超音波の入射方法及び伝播した超音
波の受振方法を各々示す。
いて採用した超音波の入射方法及び伝播した超音波の受
振方法を示した図であって、(a)は内部に空洞を有す
るコンクリート構造物に対する超音波の入射方法及び伝
播した超音波の受振方法、(b)は空洞のないコンクリ
ート構造物に対する超音波の入射方法及び伝播した超音
波の受振方法を各々示す。
【図3】本発明にかかる欠陥探査方法を見出す試験にお
いて採用した計測機器の構成を示した図である。
いて採用した計測機器の構成を示した図である。
【図4】内部に空洞を有するコンクリート構造物に対し
てαが1.0となる周波数の超音波を入射し、αが1.
0となる周波数の受振波に着目した場合の周波数分布を
示したグラフである。
てαが1.0となる周波数の超音波を入射し、αが1.
0となる周波数の受振波に着目した場合の周波数分布を
示したグラフである。
【図5】空洞のないコンクリート構造物に対してαが
1.0となる周波数の超音波を入射し、αが1.0とな
る周波数の受振波に着目した場合の周波数分布を示した
グラフである。
1.0となる周波数の超音波を入射し、αが1.0とな
る周波数の受振波に着目した場合の周波数分布を示した
グラフである。
【図6】内部に空洞を有するコンクリート構造物に対し
てαが0.8となる周波数の超音波を入射し、αが1.
0となる周波数の受振波に着目した場合の周波数分布を
示したグラフである。
てαが0.8となる周波数の超音波を入射し、αが1.
0となる周波数の受振波に着目した場合の周波数分布を
示したグラフである。
【図7】空洞のないコンクリート構造物に対してαが
0.8となる周波数の超音波を入射し、αが1.0とな
る周波数の受振波に着目した場合の周波数分布を示した
グラフである。
0.8となる周波数の超音波を入射し、αが1.0とな
る周波数の受振波に着目した場合の周波数分布を示した
グラフである。
【図8】内部に空洞を有するコンクリート構造物に対し
てαが0.7となる周波数の超音波を入射し、αが1.
0となる周波数の受振波に着目した場合の周波数分布を
示したグラフである。
てαが0.7となる周波数の超音波を入射し、αが1.
0となる周波数の受振波に着目した場合の周波数分布を
示したグラフである。
【図9】空洞のないコンクリート構造物に対してαが
0.7となる周波数の超音波を入射し、αが1.0とな
る周波数の受振波に着目した場合の周波数分布を示した
グラフである。
0.7となる周波数の超音波を入射し、αが1.0とな
る周波数の受振波に着目した場合の周波数分布を示した
グラフである。
【図10】内部に空洞を有するコンクリート構造物に対
してαが0.5となる周波数の超音波を入射し、αが
1.0となる周波数の受振波に着目した場合の周波数分
布を示したグラフである。
してαが0.5となる周波数の超音波を入射し、αが
1.0となる周波数の受振波に着目した場合の周波数分
布を示したグラフである。
【図11】空洞のないコンクリート構造物に対してαが
0.5となる周波数の超音波を入射し、αが1.0とな
る周波数の受振波に着目した場合の周波数分布を示した
グラフである。
0.5となる周波数の超音波を入射し、αが1.0とな
る周波数の受振波に着目した場合の周波数分布を示した
グラフである。
【図12】内部に空洞を有するコンクリート構造物に対
してαが0.8となる周波数の超音波を入射し、αが
0.5となる周波数の受振波に着目した場合の周波数分
布を示したグラフである。
してαが0.8となる周波数の超音波を入射し、αが
0.5となる周波数の受振波に着目した場合の周波数分
布を示したグラフである。
【図13】空洞のないコンクリート構造物に対してαが
0.8となる周波数の超音波を入射し、αが0.5とな
る周波数の受振波に着目した場合の周波数分布を示した
グラフである。
0.8となる周波数の超音波を入射し、αが0.5とな
る周波数の受振波に着目した場合の周波数分布を示した
グラフである。
フロントページの続き (72)発明者 森 大介 東京都江東区清澄1−2−23 日本セメン ト株式会社中央研究所内 (72)発明者 内田 昌勝 東京都江東区清澄1−2−23 日本セメン ト株式会社中央研究所内 (72)発明者 岡本 享久 東京都江東区清澄1−2−23 日本セメン ト株式会社中央研究所内 (72)発明者 大津 政康 熊本県熊本市秋津町秋田3341−10 Fターム(参考) 2E172 HA03 2G047 AA10 BA03 BA05 BC04 BC07 CA03 EA09 GG12
Claims (1)
- 【請求項1】 コンクリート構造物の表面から超音波を
入射すると共に、伝播する超音波を該コンクリート構造
物の表面から受振し、該受振波の特性を解析することに
よりコンクリート構造物中或いはコンクリート構造物背
後の欠陥を探査する方法において、上記コンクリート構
造物の表面から入射する超音波を、式1においてαが
0.8以上となる周波数の超音波を入射すると共に、解
析する受振波を、式1においてαが1.0となる周波数
の受振波に着目して行うことを特徴とするコンクリート
構造物中或いはコンクリート構造物背後の欠陥探査方
法。 α=f・L/v ───式1 ここで、式1においてfは周波数(Hz)、Lは欠陥部
と超音波受振子の最短距離(m)、vは超音波の健全な
コンクリート構造物内における速度(m/s)を各々示
す。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10186871A JP2000002692A (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | コンクリート構造物中或いはコンクリート構造物背後の欠陥探査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10186871A JP2000002692A (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | コンクリート構造物中或いはコンクリート構造物背後の欠陥探査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000002692A true JP2000002692A (ja) | 2000-01-07 |
Family
ID=16196141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10186871A Pending JP2000002692A (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | コンクリート構造物中或いはコンクリート構造物背後の欠陥探査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000002692A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001201490A (ja) * | 2000-01-23 | 2001-07-27 | Yoshitaka Hirano | 音認識装置つき、コンクリート欠陥検出装置 |
JP2002055092A (ja) * | 2000-08-10 | 2002-02-20 | Mitsubishi Electric Corp | 構造物診断方法および構造物診断装置 |
JP2011185892A (ja) * | 2010-03-11 | 2011-09-22 | East Japan Railway Co | グラウト充填度の非破壊検査方法及び非破壊検査装置 |
CN106442171A (zh) * | 2016-11-04 | 2017-02-22 | 中国有色金属工业昆明勘察设计研究院 | 用于原位大型剪切试验垂向加载的卧式斜支撑装置 |
CN109188383A (zh) * | 2018-08-16 | 2019-01-11 | 广西有色勘察设计研究院 | 富水圆砾层盾构管片壁后注浆地质雷达探测方案 |
CN113237948A (zh) * | 2021-04-16 | 2021-08-10 | 中国三峡建设管理有限公司 | 混凝土浇筑过程监测装置及方法 |
CN113390970A (zh) * | 2021-06-07 | 2021-09-14 | 中南大学 | 一种检测混凝土性能的超声波的声速检测方法及系统 |
-
1998
- 1998-06-17 JP JP10186871A patent/JP2000002692A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001201490A (ja) * | 2000-01-23 | 2001-07-27 | Yoshitaka Hirano | 音認識装置つき、コンクリート欠陥検出装置 |
JP4491825B2 (ja) * | 2000-01-23 | 2010-06-30 | 義隆 平野 | 音認識装置つき、コンクリート欠陥検出装置 |
JP2002055092A (ja) * | 2000-08-10 | 2002-02-20 | Mitsubishi Electric Corp | 構造物診断方法および構造物診断装置 |
JP4553459B2 (ja) * | 2000-08-10 | 2010-09-29 | 三菱電機株式会社 | 構造物診断方法および構造物診断装置 |
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CN109188383B (zh) * | 2018-08-16 | 2023-03-14 | 广西有色勘察设计研究院 | 富水圆砾层盾构管片壁后注浆地质雷达探测方案 |
CN113237948A (zh) * | 2021-04-16 | 2021-08-10 | 中国三峡建设管理有限公司 | 混凝土浇筑过程监测装置及方法 |
CN113237948B (zh) * | 2021-04-16 | 2024-06-11 | 中国三峡建设管理有限公司 | 混凝土浇筑过程监测装置及方法 |
CN113390970A (zh) * | 2021-06-07 | 2021-09-14 | 中南大学 | 一种检测混凝土性能的超声波的声速检测方法及系统 |
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