JPH1073430A - タッチ信号プローブ - Google Patents
タッチ信号プローブInfo
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- JPH1073430A JPH1073430A JP8230135A JP23013596A JPH1073430A JP H1073430 A JPH1073430 A JP H1073430A JP 8230135 A JP8230135 A JP 8230135A JP 23013596 A JP23013596 A JP 23013596A JP H1073430 A JPH1073430 A JP H1073430A
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Landscapes
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】容易にスタースタイラス化を実現できるタッチ
信号プローブを提供すること。 【解決手段】互いに直交する2方向の一方向に伸縮させ
ると他方向に同じ寸法だけ伸縮する弾性リング部材21,
22を前記一方向が一致し前記他方向が互いに直交するよ
うに2個組み合わせて立体パンタグラフ23を形成する。
この立体パンタグラフ23の内部に弾性梁24が前記一方向
に沿って差し渡す。弾性梁24の略中央部に加振手段25A
及び検出手段25B を弾性梁24に配置し、立体パンタグラ
フ23に前記一方向に沿って第1のスタイラス26を取り付
け、立体パンタグラフ23に前記他方向に沿って第2及び
第3のスタイラス27,28を取り付ける。
信号プローブを提供すること。 【解決手段】互いに直交する2方向の一方向に伸縮させ
ると他方向に同じ寸法だけ伸縮する弾性リング部材21,
22を前記一方向が一致し前記他方向が互いに直交するよ
うに2個組み合わせて立体パンタグラフ23を形成する。
この立体パンタグラフ23の内部に弾性梁24が前記一方向
に沿って差し渡す。弾性梁24の略中央部に加振手段25A
及び検出手段25B を弾性梁24に配置し、立体パンタグラ
フ23に前記一方向に沿って第1のスタイラス26を取り付
け、立体パンタグラフ23に前記他方向に沿って第2及び
第3のスタイラス27,28を取り付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次元測定機等に
よって被測定物の形状等を測定するために用いられるタ
ッチ信号プローブに関するもので、より詳しくは、低測
定力、高感度の加振式タッチ信号プローブに関するもの
である。
よって被測定物の形状等を測定するために用いられるタ
ッチ信号プローブに関するもので、より詳しくは、低測
定力、高感度の加振式タッチ信号プローブに関するもの
である。
【0002】
【背景技術】被測定物の形状、寸法等の測定を行う測定
機としてハイトゲージ(一次元測定機)、三次元測定
機、輪郭測定機等が知られているが、その場合の座標検
出や位置検出を行うために、測定機には、被測定物との
接触を検出するタッチ信号プローブが用いられる。従来
の加振式タッチ信号プローブの構造が特開平6-221806号
に示されている。このタッチ信号プローブは、スタイラ
スホルダに軸方向の略中央部がピンで支持されていると
ともに先端に接触部を有するスタイラスを取り付け、こ
のスタイラスを加振するとともにスタイラスの振動変化
から被測定物への接触に伴う振動状態の変化を検出する
圧電素子をスタイラスに取り付けた構造である。
機としてハイトゲージ(一次元測定機)、三次元測定
機、輪郭測定機等が知られているが、その場合の座標検
出や位置検出を行うために、測定機には、被測定物との
接触を検出するタッチ信号プローブが用いられる。従来
の加振式タッチ信号プローブの構造が特開平6-221806号
に示されている。このタッチ信号プローブは、スタイラ
スホルダに軸方向の略中央部がピンで支持されていると
ともに先端に接触部を有するスタイラスを取り付け、こ
のスタイラスを加振するとともにスタイラスの振動変化
から被測定物への接触に伴う振動状態の変化を検出する
圧電素子をスタイラスに取り付けた構造である。
【0003】横穴を有する等、種々の形状の被測定物を
容易に測定するために、スタイラスの本数を複数にした
プローブが知られている。前記タッチ信号プローブは、
スタイラスの軸線を中心とした対称構造であるため、こ
のタッチ信号プローブの構成から図1に示されるT型の
スタイラス構造が考えられる。即ち、図1において、タ
ッチ信号プローブは、円柱状のスタイラス支持部81の
先端に略箱状の圧電素子取付部82を取り付け、この圧
電素子取付部82の両端部に接触部83が備えられたス
タイラス84をそれぞれスタイラス支持部81の軸心に
対して直角に取り付け、圧電素子取付部82の両側面に
圧電素子85を取り付けた構造である。
容易に測定するために、スタイラスの本数を複数にした
プローブが知られている。前記タッチ信号プローブは、
スタイラスの軸線を中心とした対称構造であるため、こ
のタッチ信号プローブの構成から図1に示されるT型の
スタイラス構造が考えられる。即ち、図1において、タ
ッチ信号プローブは、円柱状のスタイラス支持部81の
先端に略箱状の圧電素子取付部82を取り付け、この圧
電素子取付部82の両端部に接触部83が備えられたス
タイラス84をそれぞれスタイラス支持部81の軸心に
対して直角に取り付け、圧電素子取付部82の両側面に
圧電素子85を取り付けた構造である。
【0004】この構造のタッチ信号プローブを利用し
て、図2に示される十字型のスタイラス構造が考えられ
る。即ち、図2において、タッチ信号プローブは、スタ
イラス支持部81の先端に第1の圧電素子取付部82を
取り付け、この第1の圧電素子取付部82の両端部に接
触部83が備えられた第1のスタイラス84をそれぞれ
取り付け、第1の圧電素子取付部82に第2の圧電素子
取付部86を取り付け、この第2の圧電素子取付部86
の両端部に接触部83が備えられた第2のスタイラス8
7をそれぞれ取り付け、これらの圧電素子取付部82,
86の両側面にそれぞれ圧電素子85を取り付け、第1
のスタイラス84と第2のスタイラス87との角度を直
角にした構造である。
て、図2に示される十字型のスタイラス構造が考えられ
る。即ち、図2において、タッチ信号プローブは、スタ
イラス支持部81の先端に第1の圧電素子取付部82を
取り付け、この第1の圧電素子取付部82の両端部に接
触部83が備えられた第1のスタイラス84をそれぞれ
取り付け、第1の圧電素子取付部82に第2の圧電素子
取付部86を取り付け、この第2の圧電素子取付部86
の両端部に接触部83が備えられた第2のスタイラス8
7をそれぞれ取り付け、これらの圧電素子取付部82,
86の両側面にそれぞれ圧電素子85を取り付け、第1
のスタイラス84と第2のスタイラス87との角度を直
角にした構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、タッチ信号
プローブを使用して測定を行う分野では、周知の通り、
スタイラスを星型にする、いわゆるスタースタイラスの
必要性が極めて高く、必然的に、振動変化により接触を
検知するスタースタイラスの実現は、これまで大きな懸
案の一つであった。図2で示されるタッチ信号プローブ
は、2本のスタイラス84,87を組み合わたものであ
り、この考え方を応用してX,Y,Z軸の3本のスタイ
ラスを組み合わせれば、原理的にスタースタイラス化は
可能である。しかし、現実には、3本のスタイラスを組
み合わせることは機構的に困難であり、この実現は困難
性を伴うことが予想される。
プローブを使用して測定を行う分野では、周知の通り、
スタイラスを星型にする、いわゆるスタースタイラスの
必要性が極めて高く、必然的に、振動変化により接触を
検知するスタースタイラスの実現は、これまで大きな懸
案の一つであった。図2で示されるタッチ信号プローブ
は、2本のスタイラス84,87を組み合わたものであ
り、この考え方を応用してX,Y,Z軸の3本のスタイ
ラスを組み合わせれば、原理的にスタースタイラス化は
可能である。しかし、現実には、3本のスタイラスを組
み合わせることは機構的に困難であり、この実現は困難
性を伴うことが予想される。
【0006】本発明の目的は、スタースタイラス化を容
易に実現できるタッチ信号プローブを提供することにあ
る。
易に実現できるタッチ信号プローブを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、弾
性リング部材から形成した立体パンタグラフに第1から
第3のスタイラスを取り付けて前記目的を達成しようと
するものである。具体的には、本発明のタッチ信号プロ
ーブは、加振手段と検出手段とを有し、この加振手段に
より振動するスタイラスが被測定物と接触する際に変化
する振動の状態を前記検出手段により検出するタッチ信
号プローブにおいて、互いに直交する2方向の一方向に
伸縮させると他方向に同じ寸法だけ伸縮する弾性リング
部材を前記一方向が一致し前記他方向が互いに直交する
ように2個組み合わせて立体パンタグラフを形成し、こ
の立体パンタグラフの内部に弾性梁を前記一方向に沿っ
て差し渡し、この弾性梁の略中央部に前記一方向に沿っ
て前記弾性梁を伸縮させる前記加振手段を配置し、この
弾性梁の振動を検出する前記検出手段を前記弾性梁に配
置し、前記立体パンタグラフに前記一方向に沿って第1
の前記スタイラスを取り付け、前記立体パンタグラフに
前記他方向に沿って第2及び第3の前記スタイラスを取
り付け、これらの第1から第3のスタイラスは、その先
端に被測定物と接触する接触部をそれぞれ有することを
特徴とする。
性リング部材から形成した立体パンタグラフに第1から
第3のスタイラスを取り付けて前記目的を達成しようと
するものである。具体的には、本発明のタッチ信号プロ
ーブは、加振手段と検出手段とを有し、この加振手段に
より振動するスタイラスが被測定物と接触する際に変化
する振動の状態を前記検出手段により検出するタッチ信
号プローブにおいて、互いに直交する2方向の一方向に
伸縮させると他方向に同じ寸法だけ伸縮する弾性リング
部材を前記一方向が一致し前記他方向が互いに直交する
ように2個組み合わせて立体パンタグラフを形成し、こ
の立体パンタグラフの内部に弾性梁を前記一方向に沿っ
て差し渡し、この弾性梁の略中央部に前記一方向に沿っ
て前記弾性梁を伸縮させる前記加振手段を配置し、この
弾性梁の振動を検出する前記検出手段を前記弾性梁に配
置し、前記立体パンタグラフに前記一方向に沿って第1
の前記スタイラスを取り付け、前記立体パンタグラフに
前記他方向に沿って第2及び第3の前記スタイラスを取
り付け、これらの第1から第3のスタイラスは、その先
端に被測定物と接触する接触部をそれぞれ有することを
特徴とする。
【0008】この構造の本発明では、加振手段で弾性梁
を加振すると、その振動が2組の弾性リング部材からな
る立体パンタグラフに伝達された後、第1ないし第3の
スタイラスに伝達させる。第1ないし第3のうちいずれ
かのスタイラスの接触部が被測定物に接触すると、その
スタイラスの振動が拘束され、その振動状態の変化が立
体パンタグラフ及び弾性梁を介して検出手段で検出され
る。本発明では、被測定物が複雑な形状であっても、そ
れぞれXYZ各軸に延びる第1ないし第3のスタイラス
を組み合わせてスタースタイラスが形成されているた
め、所定のスタイラスを被測定物を接触させることによ
り、その位置が確実に読み取られる。
を加振すると、その振動が2組の弾性リング部材からな
る立体パンタグラフに伝達された後、第1ないし第3の
スタイラスに伝達させる。第1ないし第3のうちいずれ
かのスタイラスの接触部が被測定物に接触すると、その
スタイラスの振動が拘束され、その振動状態の変化が立
体パンタグラフ及び弾性梁を介して検出手段で検出され
る。本発明では、被測定物が複雑な形状であっても、そ
れぞれXYZ各軸に延びる第1ないし第3のスタイラス
を組み合わせてスタースタイラスが形成されているた
め、所定のスタイラスを被測定物を接触させることによ
り、その位置が確実に読み取られる。
【0009】ここで、本発明では、前記2個の弾性リン
グ部材と前記弾性梁とが弾性素材により一体成形された
構造でもよい。この構造では、加振手段の振動がスタイ
ラスに確実に伝達され、さらに、スタイラスの振動変化
が検出手段に確実に伝達されることにより、測定精度を
高くできる。
グ部材と前記弾性梁とが弾性素材により一体成形された
構造でもよい。この構造では、加振手段の振動がスタイ
ラスに確実に伝達され、さらに、スタイラスの振動変化
が検出手段に確実に伝達されることにより、測定精度を
高くできる。
【0010】また、本発明では、前記第1から第3のス
タイラスは、それぞれ前記立体パンタグラフを挟んで2
本ずつ対向配置され、これら6本のスタイラスのうち1
本のスタイラスを遮蔽し前記立体パンタグラフを保持す
る保持部材が前記弾性梁に取り付けられた構造でもよ
い。この構造では、1本のスタイラスが遮蔽されて被測
定物と接触することがないので、このスタイラスが立体
パンタグラフ全体の振動状態の適正を図るために機能す
ることになる。
タイラスは、それぞれ前記立体パンタグラフを挟んで2
本ずつ対向配置され、これら6本のスタイラスのうち1
本のスタイラスを遮蔽し前記立体パンタグラフを保持す
る保持部材が前記弾性梁に取り付けられた構造でもよ
い。この構造では、1本のスタイラスが遮蔽されて被測
定物と接触することがないので、このスタイラスが立体
パンタグラフ全体の振動状態の適正を図るために機能す
ることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図3は本実施の形態にか
かるタッチ信号プローブの全体構成を示す斜視図であ
る。図3において、タッチ信号プローブは、2個の平面
八角形の弾性リング部材21,22を組み合わせて形成
された立体パンタグラフ23と、この立体パンタグラフ
23の内部に差し渡された弾性梁24と、この弾性梁2
4の略中央部の両側にそれぞれ設けられた2枚の圧電素
子25と、立体パンタグラフ23に設けられた第1から
第3のスタイラス26〜28と、立体パンタグラフ23
を保持する2個の保持部材29と、を備えた構造であ
る。
面に基づいて詳細に説明する。図3は本実施の形態にか
かるタッチ信号プローブの全体構成を示す斜視図であ
る。図3において、タッチ信号プローブは、2個の平面
八角形の弾性リング部材21,22を組み合わせて形成
された立体パンタグラフ23と、この立体パンタグラフ
23の内部に差し渡された弾性梁24と、この弾性梁2
4の略中央部の両側にそれぞれ設けられた2枚の圧電素
子25と、立体パンタグラフ23に設けられた第1から
第3のスタイラス26〜28と、立体パンタグラフ23
を保持する2個の保持部材29と、を備えた構造であ
る。
【0012】一方の弾性リング部材21は、互いに直交
するX軸,Y軸方向のX軸方向に伸縮させるとY軸方向
に同じ寸法だけ伸縮する構造のものであり、他方の弾性
リング部材22は、互いに直交するZ軸,Y軸方向のZ
軸方向に伸縮させるとY軸方向に同じ寸法だけ伸縮する
構造のものである。これらの2個の弾性リング部材2
1,22はY軸方向が一致しX軸,Z軸方向が互いに直
交するように配置されている。
するX軸,Y軸方向のX軸方向に伸縮させるとY軸方向
に同じ寸法だけ伸縮する構造のものであり、他方の弾性
リング部材22は、互いに直交するZ軸,Y軸方向のZ
軸方向に伸縮させるとY軸方向に同じ寸法だけ伸縮する
構造のものである。これらの2個の弾性リング部材2
1,22はY軸方向が一致しX軸,Z軸方向が互いに直
交するように配置されている。
【0013】弾性梁24は立体パンタグラフ23の内部
にY軸方向に沿って差し渡されたものであり、弾性梁2
4と2個のリング部材21,22とは、ベリリウム銅、
ばね用ステンレス、ジュラルミン等の均質な弾性素材に
より一体成形されている。弾性梁24の圧電素子25が
設けられた側面と隣合う側面には、その軸方向固有振動
数の節近傍(略中央部)に保持部材29を保持するため
の凹部24Aが形成され、この凹部24Aには保持部材
29を弾性梁24に取り付けるためのねじ孔24Bが形
成されている。なお、弾性梁24の圧電素子25側側面
には圧電素子25の設置電極の配線用切欠24Cが形成
されている。
にY軸方向に沿って差し渡されたものであり、弾性梁2
4と2個のリング部材21,22とは、ベリリウム銅、
ばね用ステンレス、ジュラルミン等の均質な弾性素材に
より一体成形されている。弾性梁24の圧電素子25が
設けられた側面と隣合う側面には、その軸方向固有振動
数の節近傍(略中央部)に保持部材29を保持するため
の凹部24Aが形成され、この凹部24Aには保持部材
29を弾性梁24に取り付けるためのねじ孔24Bが形
成されている。なお、弾性梁24の圧電素子25側側面
には圧電素子25の設置電極の配線用切欠24Cが形成
されている。
【0014】圧電素子25は、弾性梁24の固有振動数
の略一致した振動数でY軸方向に沿って弾性梁24を加
振する加振手段としての加振用電極25Aと、弾性梁2
4の振動を検出する検出手段としての検出用電極25B
とを備えた構成である。これらの電極25A,25Bに
は、特開平6-221806号に示される駆動回路及び検出回路
が接続されており、検出回路には信号処理回路が接続さ
れている。
の略一致した振動数でY軸方向に沿って弾性梁24を加
振する加振手段としての加振用電極25Aと、弾性梁2
4の振動を検出する検出手段としての検出用電極25B
とを備えた構成である。これらの電極25A,25Bに
は、特開平6-221806号に示される駆動回路及び検出回路
が接続されており、検出回路には信号処理回路が接続さ
れている。
【0015】第1から第3のスタイラス26〜28は、
その先端に被測定物と接触する球状の接触部30をそれ
ぞれ有する。第1のスタイラス26はX軸方向において
立体パンタグラフ23を挟んで2本ずつ対向配置されて
いる。第2のスタイラス27はY軸方向において立体パ
ンタグラフ23を挟んで2本ずつ対向配置されている。
第3のスタイラス28はZ軸方向において立体パンタグ
ラフ23を挟んで2本ずつ対向配置されている。保持部
材29は、2本の第3のスタイラス28のうち1本のス
タイラス28の両側を遮蔽するもので、それぞれ一端部
が弾性梁24の凹部24Aに取り付けられ、その他端部
は三次元測定機の移動軸に取り付けられている。
その先端に被測定物と接触する球状の接触部30をそれ
ぞれ有する。第1のスタイラス26はX軸方向において
立体パンタグラフ23を挟んで2本ずつ対向配置されて
いる。第2のスタイラス27はY軸方向において立体パ
ンタグラフ23を挟んで2本ずつ対向配置されている。
第3のスタイラス28はZ軸方向において立体パンタグ
ラフ23を挟んで2本ずつ対向配置されている。保持部
材29は、2本の第3のスタイラス28のうち1本のス
タイラス28の両側を遮蔽するもので、それぞれ一端部
が弾性梁24の凹部24Aに取り付けられ、その他端部
は三次元測定機の移動軸に取り付けられている。
【0016】この構成の本実施の形態では、加振手段で
ある加振用電極25Aで弾性梁24を加振すると、その
振動が2組の弾性リング部材21,22からなる立体パ
ンタグラフ23に伝達された後、第1ないし第3のスタ
イラス26〜28に伝達させる。第1ないし第3のうち
いずれかのスタイラス26〜28の接触部30が被測定
物に接触すると、そのスタイラス26〜28の振動が拘
束され、その振動状態の変化が立体パンタグラフ23及
び弾性梁24を介して検出手段である検出用電極25B
で検出される。
ある加振用電極25Aで弾性梁24を加振すると、その
振動が2組の弾性リング部材21,22からなる立体パ
ンタグラフ23に伝達された後、第1ないし第3のスタ
イラス26〜28に伝達させる。第1ないし第3のうち
いずれかのスタイラス26〜28の接触部30が被測定
物に接触すると、そのスタイラス26〜28の振動が拘
束され、その振動状態の変化が立体パンタグラフ23及
び弾性梁24を介して検出手段である検出用電極25B
で検出される。
【0017】従って、本実施の形態では、互いに直交す
る2方向の一方向に伸縮させると他方向に同じ寸法だけ
伸縮する弾性リング部材21,22を前記一方向が一致
し前記他方向が互いに直交するように2個組み合わせて
立体パンタグラフ23が形成され、この立体パンタグラ
フ23の内部には弾性梁24が前記一方向に沿って差し
渡され、この弾性梁24の略中央部には前記一方向に沿
って弾性梁24を伸縮させる加振手段25Aが配置さ
れ、この弾性梁24の振動を検出する検出手段25Bが
弾性梁24に配置され、立体パンタグラフ23には前記
一方向に沿って第1のスタイラス26が取り付けられ、
立体パンタグラフ23には前記他方向に沿って第2及び
第3のスタイラス27,28が取り付けられ、これらの
第1から第3のスタイラス26〜28は、その先端に被
測定物と接触する接触部30をそれぞれ有する構造であ
るため、所定のスタイラス26〜28の接触部30を被
測定物を接触させることにより、その位置が確実に読み
取られ、高精度の測定を行える。そのため、スタースタ
イラス化の実現が容易である。
る2方向の一方向に伸縮させると他方向に同じ寸法だけ
伸縮する弾性リング部材21,22を前記一方向が一致
し前記他方向が互いに直交するように2個組み合わせて
立体パンタグラフ23が形成され、この立体パンタグラ
フ23の内部には弾性梁24が前記一方向に沿って差し
渡され、この弾性梁24の略中央部には前記一方向に沿
って弾性梁24を伸縮させる加振手段25Aが配置さ
れ、この弾性梁24の振動を検出する検出手段25Bが
弾性梁24に配置され、立体パンタグラフ23には前記
一方向に沿って第1のスタイラス26が取り付けられ、
立体パンタグラフ23には前記他方向に沿って第2及び
第3のスタイラス27,28が取り付けられ、これらの
第1から第3のスタイラス26〜28は、その先端に被
測定物と接触する接触部30をそれぞれ有する構造であ
るため、所定のスタイラス26〜28の接触部30を被
測定物を接触させることにより、その位置が確実に読み
取られ、高精度の測定を行える。そのため、スタースタ
イラス化の実現が容易である。
【0018】また、本実施の形態では、2個の弾性リン
グ部材21,22と弾性梁24とが弾性素材により一体
成形されたから、加振手段25Aの振動が第1から第3
のスタイラス26〜28に確実に伝達され、さらに、第
1から第3のスタイラス26〜28の振動変化が検出手
段に確実に伝達されることにより、測定精度を高くでき
る。さらに、第1から第3のスタイラス26〜28は、
それぞれ立体パンタグラフ23を挟んで2本ずつ対向配
置され、これら6本のスタイラス26〜28のうち1本
のスタイラス28を遮蔽し立体パンタグラフ23を保持
する保持部材29が弾性梁24に取り付けられたから、
1本のスタイラス28が遮蔽されて被測定物と接触する
ことがなく、このスタイラス28が立体パンタグラフ2
3全体の振動状態の適正を図るために機能することにな
る。
グ部材21,22と弾性梁24とが弾性素材により一体
成形されたから、加振手段25Aの振動が第1から第3
のスタイラス26〜28に確実に伝達され、さらに、第
1から第3のスタイラス26〜28の振動変化が検出手
段に確実に伝達されることにより、測定精度を高くでき
る。さらに、第1から第3のスタイラス26〜28は、
それぞれ立体パンタグラフ23を挟んで2本ずつ対向配
置され、これら6本のスタイラス26〜28のうち1本
のスタイラス28を遮蔽し立体パンタグラフ23を保持
する保持部材29が弾性梁24に取り付けられたから、
1本のスタイラス28が遮蔽されて被測定物と接触する
ことがなく、このスタイラス28が立体パンタグラフ2
3全体の振動状態の適正を図るために機能することにな
る。
【0019】なお、本発明は前述の各実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で
あれば次に示す変形例を含むものである。例えば、前記
各実施の形態では、加振手段として圧電素子7,25を
使用したが、本発明では、これに限らず、他のアクチュ
エータでもよい。さらに、前記実施の形態では、2個の
弾性リング部材21,22はY軸方向が一致しX軸,Z
軸方向が互いに直交するように配置されてたが、本発明
では、図4に示される通り、2個の弾性リング部材2
1,22の形状を円形としてもよい。
されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で
あれば次に示す変形例を含むものである。例えば、前記
各実施の形態では、加振手段として圧電素子7,25を
使用したが、本発明では、これに限らず、他のアクチュ
エータでもよい。さらに、前記実施の形態では、2個の
弾性リング部材21,22はY軸方向が一致しX軸,Z
軸方向が互いに直交するように配置されてたが、本発明
では、図4に示される通り、2個の弾性リング部材2
1,22の形状を円形としてもよい。
【0020】また、特開平6-221806号で開示された超音
波共振形タッチセンサを適用したが、これに限定される
ものではなく、例えば、公開昭64-69910号に示される圧
電センサを適用するものでもよく、あるいは、特開平6-
34311 号に示されるセンサ(被測定物と測定球との間の
静電容量から接触を検出するセンサ)に適用してもよ
い。
波共振形タッチセンサを適用したが、これに限定される
ものではなく、例えば、公開昭64-69910号に示される圧
電センサを適用するものでもよく、あるいは、特開平6-
34311 号に示されるセンサ(被測定物と測定球との間の
静電容量から接触を検出するセンサ)に適用してもよ
い。
【0021】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、互いに直
交する2方向の一方向に伸縮させると他方向に同じ寸法
だけ伸縮する弾性リング部材を前記一方向が一致し前記
他方向が互いに直交するように2個組み合わせて立体パ
ンタグラフが形成され、この立体パンタグラフの内部に
は弾性梁が前記一方向に沿って差し渡され、この弾性梁
の略中央部には前記一方向に沿って弾性梁を伸縮させる
加振手段が配置され、この弾性梁の振動を検出する検出
手段が弾性梁に配置され、立体パンタグラフには前記一
方向に沿って第1のスタイラスが取り付けられ、立体パ
ンタグラフには前記他方向に沿って第2及び第3のスタ
イラスが取り付けられ、これらの第1から第3のスタイ
ラスは、その先端に被測定物と接触する接触部をそれぞ
れ有する構造であるため、所定のスタイラスの接触部を
被測定物を接触させることにより、その位置が確実に読
み取られ、高精度の測定を行える。従って、スタースタ
イラス化の実現が容易である。
交する2方向の一方向に伸縮させると他方向に同じ寸法
だけ伸縮する弾性リング部材を前記一方向が一致し前記
他方向が互いに直交するように2個組み合わせて立体パ
ンタグラフが形成され、この立体パンタグラフの内部に
は弾性梁が前記一方向に沿って差し渡され、この弾性梁
の略中央部には前記一方向に沿って弾性梁を伸縮させる
加振手段が配置され、この弾性梁の振動を検出する検出
手段が弾性梁に配置され、立体パンタグラフには前記一
方向に沿って第1のスタイラスが取り付けられ、立体パ
ンタグラフには前記他方向に沿って第2及び第3のスタ
イラスが取り付けられ、これらの第1から第3のスタイ
ラスは、その先端に被測定物と接触する接触部をそれぞ
れ有する構造であるため、所定のスタイラスの接触部を
被測定物を接触させることにより、その位置が確実に読
み取られ、高精度の測定を行える。従って、スタースタ
イラス化の実現が容易である。
【図1】本発明が提案される前提となったタッチ信号プ
ローブの斜視図である。
ローブの斜視図である。
【図2】本発明が提案される前提となった図1とは異な
るタッチ信号プローブの斜視図である。
るタッチ信号プローブの斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態にかかるタッチ信号プロ
ーブの斜視図である。
ーブの斜視図である。
【図4】図3に示す弾性リング部材の形状とは異なる弾
性リング部材の形状を示すタッチ信号プローブの斜視図
である。
性リング部材の形状を示すタッチ信号プローブの斜視図
である。
26〜28 スタイラス 25 圧電素子 25A 加振手段 25B 検出手段 30 接触部 23 立体パンタグラフ 24 弾性梁 29 保持部材
Claims (3)
- 【請求項1】加振手段と検出手段とを有し、この加振手
段により振動するスタイラスが被測定物と接触する際に
変化する振動の状態を前記検出手段により検出するタッ
チ信号プローブにおいて、 互いに直交する2方向の一方向に伸縮させると他方向に
同じ寸法だけ伸縮する弾性リング部材を前記一方向が一
致し前記他方向が互いに直交するように2個組み合わせ
て立体パンタグラフを形成し、この立体パンタグラフの
内部に弾性梁を前記一方向に沿って差し渡し、この弾性
梁の略中央部に前記一方向に沿って前記弾性梁を伸縮さ
せる前記加振手段を配置し、この弾性梁の振動を検出す
る前記検出手段を前記弾性梁に配置し、前記立体パンタ
グラフに前記一方向に沿って第1の前記スタイラスを取
り付け、前記立体パンタグラフに前記他方向に沿って第
2及び第3の前記スタイラスを取り付け、これらの第1
から第3のスタイラスは、その先端に被測定物と接触す
る接触部をそれぞれ有することを特徴とするタッチ信号
プローブ。 - 【請求項2】請求項1に記載のタッチ信号プローブにお
いて、前記2個の弾性リング部材と前記弾性梁とが弾性
素材により一体成形されたことを特徴とするタッチ信号
プローブ。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載のタッチ信号プロー
ブにおいて、前記第1から第3のスタイラスは、それぞ
れ前記立体パンタグラフを挟んで2本ずつ対向配置さ
れ、これら6本のスタイラスのうち1本のスタイラスを
遮蔽し前記立体パンタグラフを保持する保持部材が前記
弾性梁に取り付けられたことを特徴とするタッチ信号プ
ローブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8230135A JPH1073430A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | タッチ信号プローブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8230135A JPH1073430A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | タッチ信号プローブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1073430A true JPH1073430A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=16903136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8230135A Withdrawn JPH1073430A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | タッチ信号プローブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1073430A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000292114A (ja) * | 1999-04-07 | 2000-10-20 | Nisshin Sangyo Kk | 位置検出器及びその接触針 |
CN105953714A (zh) * | 2016-06-30 | 2016-09-21 | 安徽理工大学 | 一种变刚度并联柔性约束微纳测头 |
CN108469221A (zh) * | 2018-05-29 | 2018-08-31 | 南京铁道职业技术学院 | 高速铁路受电弓碳滑板表面损伤位移-电荷变换器 |
-
1996
- 1996-08-30 JP JP8230135A patent/JPH1073430A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000292114A (ja) * | 1999-04-07 | 2000-10-20 | Nisshin Sangyo Kk | 位置検出器及びその接触針 |
CN105953714A (zh) * | 2016-06-30 | 2016-09-21 | 安徽理工大学 | 一种变刚度并联柔性约束微纳测头 |
CN108469221A (zh) * | 2018-05-29 | 2018-08-31 | 南京铁道职业技术学院 | 高速铁路受电弓碳滑板表面损伤位移-电荷变换器 |
CN108469221B (zh) * | 2018-05-29 | 2023-06-02 | 南京铁道职业技术学院 | 高速铁路受电弓碳滑板表面损伤位移-电荷变换器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031104 |