JPH1073257A - 調理器 - Google Patents

調理器

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JPH1073257A
JPH1073257A JP22857496A JP22857496A JPH1073257A JP H1073257 A JPH1073257 A JP H1073257A JP 22857496 A JP22857496 A JP 22857496A JP 22857496 A JP22857496 A JP 22857496A JP H1073257 A JPH1073257 A JP H1073257A
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JP
Japan
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heating
control unit
food
cooking
time
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JP22857496A
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Kazuko Tanaka
カズ子 田中
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロ波加熱とヒータ加熱とのミックス加
熱の後、ヒータ加熱のみを実行する調理コースにおい
て、夫々の実行時間を食品重量から求めただけでは、水
分が蒸発しすぎてぱさついた仕上がりになっていた。 【解決手段】 重量センサ13で検知した食品重量から
前述の調理コースの全体調理時間を時間決定部24で決
定し、ミックス加熱とヒータ加熱との駆動時間比率を比
率決定部25で決定して、調理制御部26でこれらの決
定条件と操作部6からの入力情報とに基づいて第1加熱
制御部21と第2加熱制御部22と追加加熱制御部23
とを介してマグネトロン14及び上下ヒータ16、18
を制御して調理を実行することにより、調理後の食品に
適度の水分が残ったふっくらとした仕上がりを得ること
ができるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロ波加熱
とヒータ加熱とが実行できる調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の調理器は、特開平6―11
3714号公報に記載されている。
【0003】このものは、ケーキ類の調理を第1加熱過
程と第2加熱過程にわけ、第1の加熱過程においてマイク
ロ波加熱を行い、第2の加熱過程においてヒータ加熱を
行うことで、ケーキ類の調理の時間を短縮しようとする
ことが記載されている。なお、第1の加熱過程及び第2の
加熱過程の実行時間は、調理する食品の重量により決定
している。
【0004】また、特開平8―14578号公報には、
マイクロ波加熱とヒータ加熱とを交互に実行するコンビ
ネーション加熱の後、表面に焦げ目をつけるためにヒー
タ加熱のみの工程を実行するとともに、これら各加熱時
間を食品重量のみにより決定していることが記載されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来例におい
て、マイクロ波加熱とヒータ加熱とを別々に実行した場
合、特にケーキ類を調理するとき、最初にマイクロ波で
食品を加熱したとき食品はマイクロ波は食品の中央部ま
で進入して加熱しふっくらと膨らむが、その後のヒータ
加熱においては表面を焦がすためなので、熱が食品の中
央部まで届かず、中央部の膨らみがしぼんでしまい、食
品中央部がへこんでしまう。
【0006】そこで、コンビネーション加熱を行い、表
面を焦がしながらマイクロ波で食品内部を加熱する方法
では、ふっくらと膨らんだ状態で加熱が終了し、上記課
題を解決するのであるが、このコンビネーション加熱の
加熱時間とヒータ加熱の加熱時間とを夫々食品重量から
決定していたのでは、調理する食品の量によって水分が
蒸発しすぎて食品内部がぱさつくという問題が生じる。
【0007】つまり、食品の水分蒸発量は、総加熱時間
により左右されるため、この総加熱時間を考慮せずに、
マイクロ波加熱及びヒータ加熱の夫々の時間を食品重量
により決定していたために生ずるものである。
【0008】本発明は斯かる課題を解決するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の斯かる課題を解
決するための手段は、食品を収納する加熱室と、該加熱
室内の食品をマイクロ波加熱するマグネトロンと、前記
加熱室内の食品をヒータ加熱するヒータと、前記マグネ
トロンと前記ヒータとの両方を駆動させた第1の加熱状
態で食品の加熱動作を実行する第1加熱制御部と、該第
1加熱制御部で加熱動作を実行する第1の加熱状態と異
なる第2の加熱状態で食品の加熱動作を実行する第2加
熱制御部と、前記加熱室内に収納したときに前記食品の
重量を検知する重量センサと、該重量センサの検知重量
により前記第1加熱制御部の動作時間と第2加熱制御部
の動作時間とを加えた加熱動作時間を決定する時間決定
部と、前記重量センサの検知重量により前記第1加熱制
御部の動作時間と前記第2加熱制御部の動作時間との比
率を決定する比率決定部と、該比率決定部と前記時間決
定部との決定した結果から前記第1加熱制御部と前記第2
加熱制御部とを制御し加熱調理を実行する調理制御部
と、を有する構成である。
【0010】また、前記比率決定部は、前記重量センサ
の検知重量が大きいほど前記第1加熱制御部の動作時間
が長くなるように比率を決定させた構成である。
【0011】また、前記第1加熱制御部の第1の加熱状態
は、前記マグネトロンと前記ヒータとを所定の比率で交
互に駆動させた構成である。
【0012】さらに、前記第2加熱制御部の第2の加熱
状態は、前記ヒータのみ駆動させた構成である。
【0013】なお、前述の重量センサで食品重量を検知
するかわりに、操作部からの食品重量を入力してもよ
い。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は電子レンジの外観を示す図
であり、1は外装、2は加熱室、3は該加熱室2の前面開
口を開閉するドア、4は加熱室2内底部の略中央に配置さ
れたセラミック製のターンテーブル、5は該ターンテー
ブル4に載置された食品、6は操作部である。
【0015】7は加熱時間などを表示する表示部、8は
各種設定キー、9は左右に回転すれば手動のオーブン時
間またはマイクロ波加熱時間が設定でき、押せば調理を
スタートさせるスタートボタンである。前記設定キー8
は、図2においてケーキ調理キー8aと、かんたんケー
キ調理キー8bと、手動キー8cと、手動オーブンキー
8dと、設定取消キー8eとを有している。
【0016】なお、ドア3を開放したときに目にみえる
加熱室2の前面板2aまたはその下部の段部10に、調
理後ターンテーブル4が高温でやけどの恐れがあるとい
う注意表示シール11を張って使用者に注意を促してい
る。これは、ターンテーブル4の高温注意表示を、ター
ンテーブル4に表示していても、通常食品に隠れて見え
ないからである。
【0017】図3は、電子レンジの概略構成図を示し、
12はターンテーブル4を回転駆動する回転モータ、1
3はターンテーブル4に載置した食品5の重量を検知す
る重量センサ、14は加熱室2の側壁2bに設けた導波
管15を介して加熱室2にマイクロ波を供給するマグネ
トロンである。
【0018】16は加熱室2の天壁2c外部に配置さ
れ、該天壁2cに設けたパンチング穴群17を通して食
品に赤外線を照射して加熱する上ヒータ、18は加熱室
2の底壁2d外部に配置され、該底壁2dを加熱して底
壁2dからの輻射熱により食品5を加熱する下ヒータで
ある。
【0019】19は加熱室2の外壁部に配置され、加熱
室2の壁面温度を検知して間接的に加熱室2内の庫内温
度を検知するサーミスタ、20は電子レンジの制御をつ
かさどる制御回路である。
【0020】該制御回路20は、図4において、マグネ
トロン14及び上下ヒータ16、18を制御して第1の
加熱状態、例えば25秒周期で上下ヒータ16、18を
22秒間駆動した後マグネトロン14を3秒間オンする
加熱状態を実行する第1加熱制御部21と、該第1の加
熱状態と異なる第2の加熱状態、例えば40秒周期で上
下ヒータ16、18を30秒間オンする加熱状態を実行
する第2加熱制御部22と、第1加熱制御部21と第2
加熱制御部22との実行で調理が不十分な場合追加加熱
を実行する追加加熱制御部23と、重量センサ13の検
知重量及びサーミスタ19の検知温度に基づいて第1加
熱制御部21と第2加熱制御部22との駆動合計時間を
決定する時間決定部24と、第1加熱制御部21と第2
加熱制御部の駆動時間の比率を決定する比率決定部25
と、操作部6の設定入力情報と前記時間決定部24と比
率決定部25との情報により、第1加熱制御部21と第
2加熱制御部22と追加加熱制御部23とを制御して調
理を実行する調理制御部26と、を有している。
【0021】斯かる構成における動作を図5乃至図12
のフローチャートに基づいて説明する。まず、ステップ
S1では、各タイマー及び各フラグがリセットされ、初
期設定が実行される。ステップS2では、操作部6のキ
ーが操作されて調理コースが設定されたかどうか判断さ
れる。ケーキ調理キー8aなどが押されるまで待機状態
となる。
【0022】ここで、ケーキ調理キー8aが押されたと
すると、ステップS3、ステップS4に移行し、操作部
6のスタートボタン9が押されたかどうか、また取消キ
ー8eが押されたかどうか判断される。ここでは、これ
らキーが押されない限り、ステップS3,S4を何度も
繰り返し実行し、待機する。取消キー8eが押される
と、設定が取り消され、ステップS2に戻って初期状態
となる。
【0023】スタートボタン9が押されると、ステップ
S5,S6に移行し、ケーキ調理コースか、かんたんケ
ーキコースか、その他のコースかが判断される。その他
のコースが選択されていると、ステップS7を実行す
る。
【0024】このステップS7では、たとえば手動キー
8cを押した後、スタートボタン9を回転して時間を設
定し、スタートボタン9を押すと調理制御部26は第1
加熱制御部21を介してマグネトロン21を設定された
時間駆動し、マイクロ波調理を実行するのである。ま
た、手動キー8cを押して手動オーブンキー8dを押し
た後、スタートボタン9を回転してオーブン時間を設定
し、スタートボタン9を押すと、調理制御部26は第1
加熱制御部21を介して上下ヒータ16、18に通電
し、設定されたオーブン時間でオーブン調理を実行する
のである。
【0025】今回はケーキ調理コースが選択されている
ので、ステップS8に移行する。ステップS8では、重
量センサ13で食品5の重量を、またサーミスタ19で
加熱室2内の庫内温度を検知する。今回は、検知重量が
500gで庫内温度は20℃とする。ステップS9で
は、ステップS8で検知した重量と温度、及び設定内容
により第1加熱制御部21と第2制御加熱部22との駆
動合計時間とその駆動時間の比率とを決定する。
【0026】ステップS9は、図8乃至図10に示すサ
ブルーチンを実行する。まず、ステップS118フラグK
がリセットされているかどうか判断する。このフラグk
は、後述する簡単ケーキ調理コースが選択されたときセ
ットされるので、今はリセット状態のままである。次
に、ステップS100では検知重量が256g以下かど
うか判断する。今、検知重量は500gなので、ステッ
プS101に移行する。
【0027】ステップS101では、検知重量が512
gかどうか判断する。当然検知重量は512g以下なの
で、ステップS102に移行する。ステップS102で
は係数αに35%をセットする。
【0028】次にステップS103では、検知した庫内
温度が110℃以上かどうか判断する。今、検知温度は
20℃なのでステップS104で係数Tに32分をセッ
トする。もし、ステップS103で検知温度が110℃
以上と判断したらステップS105に移行し、係数Tに
29分をセットする。そして、このステップS9のサブ
ルーチンの実行を終了する。
【0029】なお、前述のステップS9のサブルーチン
において、その他の検知重量の場合について説明する。
【0030】まず検知重量が256g以下ならステップ
S100からステップS106に移行し、係数αに25
%をセットする。そして、ステップS107で、検知し
た庫内温度が110℃以上かどうか判断し、110℃以
下ならステップS108で係数Tに24分をセットす
る。また、ステップS107で110℃以上と判断した
とき係数Tに22分をセットする。これで、ステップS
9のサブルーチンを終了する。
【0031】また、ステップS110では、ステップS
8で検知した検知重量が512g以上で768g以下と
判断したとき、ステップS111で係数αに45%をセ
ットする。そして、ステップS112で庫内温度が11
0℃以下と判断したとき、ステップS113で係数Tに
35分をセットする。また、ステップS112で庫内温
度が110℃以上と判断したとき、ステップS114で
係数Tに32分をセットする。これで、ステップS9の
サブルーチンを終了する。
【0032】さらに、ステップS110で768g以上
と判断したとき、ステップS115で係数αに55%を
セットする。そして、ステップS116で庫内温度が1
10℃以下と判断したとき、ステップS117で係数T
に44分をセットする。また、ステップS116で庫内
温度が110℃以上と判断したとき、ステップS118
で係数Tに41分をセットする。これで、ステップS9
のサブルーチンを終了する。
【0033】ステップS9の実行が終了すれば、ステッ
プS10に移行する。ステップS10では、ステップS
9でセットした係数Tの時間を調理タイマー26aでカ
ウントを開始する。今、係数Tには32分がセットされ
ている。なお、この調理タイマー26aは調理制御部2
6に備えられている。
【0034】ステップS11では、第1の加熱状態が終
了したときセットされるフラグaがセットされているか
どうか判断する。もし、セットされていれば後述するス
テップS15までジャンプするが、今、まだ第1の加熱
状態が実行されていないので、フラグaはセットされて
おらず、次のステップS12に移行する。
【0035】ステップS12では、第1加熱制御部21
で図11に示されるようなサブルーチンにより、第1の
加熱状態を実行する。そして、ステップS13では、係
数T×係数αで算出される時間が、経過したかどうか判
断され、この時間が経過するまで、ステップS10から
ステップS13まで繰り返し実行される。
【0036】ここでステップS12の動作を図11に基
づいて説明する。まずステップS200では、第1加熱
制御部21に備えた25秒タイマー21aのカウントを
開始する。次に、ステップS201では、上下ヒータ1
6、18をオンする。その後、ステップS202で、2
5秒タイマー21aで12秒経過したかどうか判断し、
次のステップS203で25秒タイマー21aが22秒
経過したかどうか判断し、さらに、ステップS204で
25秒タイマー21aで25秒経過、即ちタイムアップ
したかどうか判断している。今は、カウントを始めたば
かりなので、どの判断にも引っかからず、上下ヒータ1
6、18はオン状態を継続している。
【0037】時間の経過とともに、まず12秒経過した
とき、ステップS202からステップS205に移行す
る。このステップS205では、上ヒータ16のみオフ
させ、加熱を継続する。そして、22秒が経過したと
き、ステップS203からステップS206に移行し、
下ヒータ18をオフするとともにマグネトロン14をオ
ンする。最後に、25秒タイマー21aがカウントアッ
プしたとき、ステップS207でマグネトロン14をオ
フし、ステップS208で25秒タイマー21aをリセ
ットする。
【0038】即ち、図11のサブルーチンでは、25秒
周期において、最初の12秒までは上下ヒータ16、1
8をオンし、12秒から22秒の間は下ヒータ18のみ
をオンし、残りの22秒から25秒の間はマグネトロン
14をオンする動作を行うのである。
【0039】ステップS13で調理タイマー26aで係
数T×係数αで算出される時間が経過したとき、ステッ
プS10からステップS13の実行を終了し、ステップ
S14に移行する。ステップS14では、第1の加熱状
態が終了したことを示す終了フラグaをセットする。
【0040】次にステップS15では、第2の加熱状態
が終了したことを示すフラグbがセットされているかど
うか判断する。今は、これから第2の加熱状態を実行し
ようとしているので、フラグbはセットされておらず、
ステップS16に移行する。
【0041】このステップS16では、第2加熱制御部
22により図7に示すようなステップS12と異なる第
2の加熱状態を実行する。ステップS17では、調理タ
イマー26aで計時される第1の加熱状態の実行時間と
合わせた加熱時間が係数Tにセットされた時間以上とな
ったかどうか判断され、この係数Tを経過するまでステ
ップS10及びステップS15からステップS17を繰
り返し実行する。
【0042】ここで、ステップS16の第2の加熱状態
の動作を図12に基づいて説明する。まずステップS3
00では、第2加熱制御部22の備えられた40秒タイ
マー22aのカウントを開始させ、ステップS301で
上下ヒータ16、18をオンする。そして、ステップS
302では、40秒タイマー22aで30秒を経過した
かどうか判断する。このステップでは30秒経過するま
では、上下ヒータ16、18のオン状態を継続させ、3
0秒が経過すると、ステップS303に移行して上下ヒ
ータ16、18をオフさせるのである。
【0043】ステップS304では、40秒経過、即ち
40秒タイマー22aがカウントアップしたかどうか判
断し、カウントアップしていればステップS305を実
行し、40秒タイマー22aをリセットする。
【0044】つまり、ステップS16のサブルーチンで
は、40秒周期で最初の30秒間だけ上下ヒータ16、
18をオンし、残り10秒間は上下ヒータ16、18を
オフするデューティ制御を行っているのである。
【0045】ステップS17で係数Tにセットした時間が
経過したとき、ステップS10及びステップS15から
ステップS17の実行を終了し、ステップS18に移行
する。ステップS18では、第2の加熱状態が終了した
ことを示す終了フラグbをセットする。
【0046】その後、ステップS19でサーミスタ19
で検知した加熱初期時の加熱室2内の庫内温度が、11
0℃以下かどうか判断する。もし、庫内温度が110℃
以上なら、食品の加熱が十分であると判断して、後述す
るステップS24に移行するが、今は、初期温度を20
℃としているので、次のステップS20に移行する。
【0047】ステップS20では、まず追加加熱制御部
23に備えられた30秒タイマー23aのカウントを開
始する。そして、ステップS21で追加加熱制御部23
により、第3の加熱状態となる上下ヒータ16、18の
連続通電を実行する。このステップS21の後はステッ
プS22に移行し、30秒カウンタがカウントアップし
たかどうか判断し、カウントアップするまでステップS
20からステップS22まで繰り返し実行する。
【0048】ステップ22で30秒タイマー23aがカ
ウントアップしたと判断したとき、ステップS23に移
行し、上下ヒータ16、18をオフした後、ステップS
24終了報知を行って、使用者に調理の終了を知らせ
る。その後、ステップS1に戻り、緒力を初期状態とし
て、次の調理まで待機させておくのである。
【0049】前述の調理の説明で、ケーキ調理コースの
説明をしたが、これとは別にかんたんケーキ調理コース
を選択したときの動作を説明する。
【0050】調理コースの選択時、操作部6でかんたん
ケーキ調理キー8bを選択すれば、ステップS6で選択し
たことが判断され、ステップS25でフラグKがセット
される。そして、ステップS8に移行し、食品の重量検
知と加熱室2の庫内温度を検知する。その後ステップS
9のサブルーチンに移行し、ケーキ調理コースのときと
同様に係数Tと係数αを決定する。
【0051】このステップS9について図8乃至図10
に基づいて説明する。まず、ステップS118でフラグ
Kがセットされているかどうか判断する。かんたんケー
キ調理を選択したときは、フラグKはセットされている
ので、ステップS119に移行する。ステップS119で
は、重量センサ13での食品重量が256g以下かどう
か判断する。もし、256g以下なら、ステップS12
0で係数Tに27分、係数αに20%をセットする。
【0052】またステップS119で256g以上と判
断したとき、ステップS121に移行し、512g以下
かどうか判断する。もし、512g以下なら、ステップS
122で係数Tに39分、係数αに30%をセットす
る。
【0053】さらに、ステップS121で512g以上
と判断したとき、ステップS123で、係数Tに46
分、係数αに30%をセットする。
【0054】このステップS9で決定された係数Tと係数
αとによって、ステップS10以降は前述のケーキ調理
コースと同じステップを実行して、かんたんケーキ調理
コースを実行するのである。説明はケーキ調理コースと
同じなので省略する。
【0055】以上のことにより、特にケーキ類の調理に
おいて、しぼむことなく、ふっくらと膨らんだ仕上がり
が実現できるのである。
【0056】なお前述の説明で、食品5の重量を制御回
路20に認識させる方法として、重量センサ13を用い
ていたが、これに限定されることはなく、例えば操作部
6から数字キー等により使用者が直接食品重量を入力す
ることにより、制御してもよい。
【0057】即ち、図1及び図13において、操作部6
のケーキ調理キー8aやかんたんケーキ調理キー8bを押
した後、スタートボタン9を回転させて、食品重量を設
定入力できるようにしておく。制御回路20内では、操
作部6から設定入力された重量データは、時間決定部2
4と比率決定部25に夫々入力され、係数T及び係数α
を決定する条件として利用される。後の処理は、前述の
実施例と同じステップにしたがって制御することにな
る。つまり、ステップS8で重量センサ13での食品重
量検知のかわりに、操作部6からの食品重量入力に置き
換わるだけで、後の制御はすべて同じである。
【0058】また、操作部6の各種設定キー8の構成を
図14に示す。例えばケーキ調理キー8aは、使用者が
操作するボタン27と該ボタン27の操作によりプリン
ト基板28上に配置したタクトスイッチ29を押すレバ
ー30から構成されている。この他、かんたんケーキキ
ー8bはボタン31とタクトスイッチ32を押すレバー
33とを有し、また手動キー8cはボタン34とタクト
スイッチ35を押すレバー36とを有し、さらにオーブ
ンキー8dはボタン37とタクトスイッチ38を押すレ
バー39を有している。また、夫々のボタン27、3
1、34、37とレバー30、33、36、39との間
には、タクトスイッチ29、32、35、38の押しし
ろ以上の長さの隙間を設けており、さらにその隙間に
は、切れ目のない図10に示すシート40を挿入してい
る。
【0059】このシート40は、各レバー30、33、
36、39内に、図示しないが、ランプを挿入して設け
ており、このシート40に着色した色で、設定キー8を
浮かびあがらせている。また、各ボタン27、31、3
4、37の隙間から水が浸入しても、切れ目のないシー
トであるため、プリント基板28まで侵入させることを
阻止する効果がある。さらに、ボタン27、31、3
4、37とレバー30、33、36、39との間には、
タクトスイッチ29、32、35、38の押ししろ以上
の長さの隙間を設けているので、この各種設定キー8
は、全体で見れば3次元の曲面となっているにもかかわ
らず、シート40にしわが入る心配がない。
【0060】
【発明の効果】この発明によれば、適度な水分を含んで
ぱさつかず、特にケーキ類の調理において、ふっくらと
膨らんだ仕上がりとなることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーブンレンジの外観図である。
【図2】図1の操作部の拡大図である。
【図3】本発明のオーブンレンジの概略断面図である。
【図4】本発明の制御ブロック図である。
【図5】本発明の動作を示すフローチャートである。
【図6】図5から続く動作フローチャートである。
【図7】図6から続く動作フローチャートである。
【図8】第1の加熱状態と第2の加熱状態との駆動合計
時間と各駆動時間の比率を決定するサブルーチンのフロ
ーチャートである。
【図9】図8から続く動作フローチャートである。
【図10】図8から続く動作フローチャートである。
【図11】第1の加熱状態の動作を示すフローチャート
である。
【図12】第2の加熱状態の動作を示すフローチャート
である。
【図13】他の実施例を示す制御ブロック図である。
【図14】図2中のA−A‘断面図である。
【図15】図14中のシートの拡大平面図である。
【符号の説明】
2 加熱室 13 重量センサ 14 マグネトロン 16 上ヒータ 18 下ヒータ 21 第1加熱制御部 22 第2加熱制御部 24 時間決定部 25 比率決定部 26 調理制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を収納する加熱室と、該加熱室内の
    食品をマイクロ波加熱するマグネトロンと、前記加熱室
    内の食品をヒータ加熱するヒータと、前記マグネトロン
    と前記ヒータとの両方を駆動させた第1の加熱状態で食
    品の加熱動作を実行する第1加熱制御部と、該第1加熱
    制御部で加熱動作を実行する第1の加熱状態と異なる第
    2の加熱状態で食品の加熱動作を実行する第2加熱制御
    部と、前記加熱室内に収納したときに前記食品の重量を
    検知する重量センサと、該重量センサの検知重量により
    前記第1加熱制御部の動作時間と第2加熱制御部の動作
    時間とを加えた加熱動作時間を決定する時間決定部と、
    前記重量センサの検知重量により前記第1加熱制御部の
    動作時間と前記第2加熱制御部の動作時間との比率を決
    定する比率決定部と、該比率決定部と前記時間決定部と
    の決定した結果から前記第1加熱制御部と前記第2加熱制
    御部とを制御し加熱調理を実行する調理制御部と、を備
    えたことを特徴とする調理器。
  2. 【請求項2】 食品を収納する加熱室と、該加熱室内の
    食品をマイクロ波加熱するマグネトロンと、前記加熱室
    内の食品をヒータ加熱するヒータと、前記マグネトロン
    と前記ヒータとの両方を駆動させた第1の加熱状態で加
    熱動作を実行する第1加熱制御部と、該第1加熱制御部
    で加熱動作を実行する第1の加熱状態と異なる第2の加
    熱状態で食品の加熱動作を実行する第2加熱制御部と、
    少なくとも前記食品の重量を入力できる操作部と、該操
    作部から入力した食品重量により前記第1加熱制御部の
    動作時間と第2加熱制御部の動作時間とを加えた加熱動
    作時間を決定する時間決定部と、前記操作部から入力し
    た食品重量により前記第1加熱制御部の動作時間と前記
    第2加熱制御部の動作時間との比率を決定する比率決定
    部と、該比率決定部と前記時間決定部との決定した結果
    から前記第1加熱制御部と前記第2加熱制御部とを制御し
    加熱調理を実行する調理制御部と、を備えたことを特徴
    とする調理器。
  3. 【請求項3】 前記比率決定部は、前記重量センサの検
    知重量が大きいほど前記第1加熱制御部の動作時間が長
    くなるように比率を決定することを特徴とした請求項1
    または請求項2に記載の調理器。
  4. 【請求項4】 前記第1加熱制御部の第1の加熱状態は、
    前記マグネトロンと前記ヒータとを所定の比率で交互に
    駆動させたことを特徴とする請求項1から請求項3のう
    ちのいずれか1つに記載の調理器。
  5. 【請求項5】 前記第2加熱制御部の第2の加熱状態
    は、前記ヒータのみ駆動させたことを特徴とする請求項
    1から請求項4のうちのいずれか1に記載の調理器。
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