JP3672706B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理中に調理時間を変更する機能を備えた加熱調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
例えばオーブン・グリルレンジには、仕上り調節キーを有するものがある。この構成の場合、オーブン・グリル調理時に調理物の焼き色を見て仕上り調節キーを操作すると、仕上り調節キーの操作内容に応じて調理時間が増減されるので、調理物を好みの色に焼き上げることができる。
【0003】
しかしながら、上記構成の場合、調理開始前に調理時間を設定する時間摘みに加え、調理中に調理時間を延長する専用の仕上り調節キーおよび調理時間を短縮する専用の仕上り調節キーが必要になる。このため、操作部材の種類が増えるので、構成が複雑化されるばかりか、操作部材の操作が複雑で分かり難いものになっていた。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成・操作で調理中に調理時間を変更できる加熱調理器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の加熱調理器は、回動操作可能に設けられた操作部材と、この操作部材が調理開始前に回動操作されることに伴い操作部材の回動量に応じて調理時間を設定する調理時間設定手段と、この調理時間設定手段の設定結果を表示する表示手段と、前記操作部材の回動量を検出するエンコーダとを備え、前記調理時間設定手段は前記表示手段の表示を調理の進行に伴い減らして表示手段に残り調理時間を表示すると共に前記操作部材が調理中に回動操作されたときには操作部材の回動方向に応じて調理時間を増減し、前記表示手段の残り調理時間の表示を変更し、調理開始前には前記エンコーダから単位量のパルスが出力されるように前記操作部材が回動操作される毎に調理時間が変更され、調理中には前記エンコーダから前記調理開始前の単位量より大きく且つ前記調理開始前の単位量の整数倍であって調理中に不用意に操作され調理時間が意に反して変わってしまうことを防止する程度の一定のパルスが出力されるように前記操作部材が回動操作される毎に調理時間 が変更され且つ前記操作部材が前記エンコーダから前記調理開始前と同一の単位量のパルスが出力されるように回動操作される毎には調理時間が変更不可とされるところに特徴を有している。
【0006】
上記手段によれば、操作部材の回動操作に伴い調理時間を設定した後、調理が開始されると、調理の進行に伴い調理時間の表示が減算され、残り調理時間が表示される。この状態で操作部材を回動操作すると、操作部材の回動方向に応じて調理時間が増減され、残り調理時間の表示が変わる。従って、調理開始前に調理時間を設定する操作部材と、調理中に調理時間を延長する操作部材と、調理中に調理時間を短縮する操作部材とが兼用化され、操作部材の種類が少なくなるので、構成が簡単化される上、操作部材の操作が簡単化される。しかも、調理開始前には操作部材を少量操作するだけで調理時間が変更され、調理中には操作部材を大きく操作しなければ調理時間が変更されない。このため、調理中に操作部材が不用意に操作され、調理時間が意に反して変わってしまうことが防止される。
【0007】
請求項2記載の加熱調理器は、回動操作可能に設けられた操作部材と、この操作部材が調理開始前に回動操作されることに伴い操作部材の回動量に応じて調理時間を設定する調理時間設定手段と、この調理時間設定手段の設定結果を表示する表示手段とを備え、前記調理時間設定手段は、前記表示手段の表示を調理の進行に伴い減らして表示手段に残り調理時間を表示すると共に前記操作部材が調理中に回動操作されたときには操作部材の回動方向に応じて調理時間を増減し、前記表示手段の残り調理時間の表示を変更し、調理中に前記操作部材が正方向へ一定の操作ピッチだけ回動操作されたときには調理時間を大きな幅で増加させ、逆方向へ上記一定の操作ピッチだけ回動操作されたときには小さな幅で減少させるところに特徴を有している。
【0008】
上記手段によれば、操作部材の回動操作に伴い調理時間を設定した後、調理が開始されると、調理の進行に伴い調理時間の表示が減算され、残り調理時間が表示される。この状態で操作部材を回動操作すると、操作部材の回動方向に応じて調理時間が増減され、残り調理時間の表示が変わる。従って、調理開始前に調理時間を設定する操作部材と、調理中に調理時間を延長する操作部材と、調理中に調理時間を短縮する操作部材とが兼用化され、操作部材の種類が少なくなるので、構成が簡単化される上、操作部材の操作が簡単化される。しかも、調理中に操作部材を正方向へ回動操作すると、調理時間が大幅に増加し、逆方向へ回動操作すると、小さな幅で減少する。このため、調理時間が短めに設定される傾向のヒータ調理等を行うにあたって、調理物の焼き色を見ながら操作部材を回動操作し、調理物を好みの色に焼き上げることができるので、操作性が向上する。
【0009】
請求項3記載の加熱調理器は、回動操作可能に設けられた操作部材と、この操作部材が調理開始前に回動操作されることに伴い操作部材の回動量に応じて調理時間を設定する調理時間設定手段と、この調理時間設定手段の設定結果を表示する表示手段とを備え、前記調理時間設定手段は前記表示手段の表示を調理の進行に伴い減らして表示手段に残り調理時間を表示すると共に前記操作部材が調理中に回動操作されたときには操作部材の回動方向に応じて調理時間を増減し、前記表示手段の残り調理時間の表示を変更し、調理中に前記操作部材が回動操作された際に調理時間の累積変更回数が所定値を上回っている場合には調理時間の累積変更回数が所定値に到達した後の前記操作部材の操作のみを受付けないところに特徴を有している。
【0010】
上記手段によれば、操作部材の回動操作に伴い調理時間を設定した後、調理が開始されると、調理の進行に伴い調理時間の表示が減算され、残り調理時間が表示される。この状態で操作部材を回動操作すると、操作部材の回動方向に応じて調理時間が増減され、残り調理時間の表示が変わる。従って、調理開始前に調理時間を設定する操作部材と、調理中に調理時間を延長する操作部材と、調理中に調理時間を短縮する操作部材とが兼用化され 、操作部材の種類が少なくなるので、構成が簡単化される上、操作部材の操作が簡単化される。しかも、調理中の調理時間の累積変更回数が所定値を上回るときには、操作部材の操作が無効化され、調理時間の変更が行われないので、操作部材が不用意に多数回操作され、調理時間が設定時間から大幅に変わってしまうことが防止される。
【0011】
請求項4記載の加熱調理器は、回動操作可能に設けられた操作部材と、この操作部材が調理開始前に回動操作されることに伴い操作部材の回動量に応じて調理時間を設定する調理時間設定手段と、この調理時間設定手段の設定結果を表示する表示手段とを備え、前記調理時間設定手段は前記表示手段の表示を調理の進行に伴い減らして表示手段に残り調理時間を表示すると共に前記操作部材が調理中に回動操作されたときには操作部材の回動方向に応じて調理時間を増減し、前記表示手段の残り調理時間の表示を変更し、調理中に前記操作部材が回動操作された際に調理時間の累積変更時間が所定値を上回っている場合には調理時間の累積変更時間が所定値に到達した後の前記操作部材の操作のみを受付けないところに特徴を有している。
【0012】
上記手段によれば、操作部材の回動操作に伴い調理時間を設定した後、調理が開始されると、調理の進行に伴い調理時間の表示が減算され、残り調理時間が表示される。この状態で操作部材を回動操作すると、操作部材の回動方向に応じて調理時間が増減され、残り調理時間の表示が変わる。従って、調理開始前に調理時間を設定する操作部材と、調理中に調理時間を延長する操作部材と、調理中に調理時間を短縮する操作部材とが兼用化され、操作部材の種類が少なくなるので、構成が簡単化される上、操作部材の操作が簡単化される。しかも、調理中の調理時間の累積変更時間が所定値を上回るときには操作部材の操作が無効化され、調理時間の変更が行われないので、調理時間が設定時間から大幅に変わってしまうことが防止される。
【0013】
請求項5記載の加熱調理器は、調理時間設定手段が操作部材の回動操作に伴う調理時間の変更幅を調理開始前と調理中とで相違させるところに特徴を有している。
【0014】
上記手段によれば、例えば調理開始前には調理時間を小さな幅で変更し、調理中には大きな幅で変更することができるので、調理中に調理時間を調理開始前と同一の小さな幅で変更する場合に比べ、操作性が向上する。
【0015】
請求項6記載の加熱調理器は、調理中に操作部材が回動操作されると、調理時間設定手段が調理時間を一定の操作ピッチで一定量ずつ変更するところに特徴を有している。
【0016】
上記手段によれば、調理中に操作部材を回動操作すると、調理時間が一定の操作ピッチで一定量ずつ変わるので、調理時間の変更幅を操作量の多少に応じて変化させる場合に比べ、操作性が向上する。
【0017】
請求項7記載の加熱調理器は、調理終了を報知する鳴動手段を備え、調理時間設定手段が調理中に調理時間を変更する毎に鳴動手段を鳴動させるところに特徴を有している。
【0018】
上記手段によれば、調理中に操作部材を回動操作し、調理時間を変更する毎に鳴動手段が鳴動する。このため、調理時間の変更を表示手段の表示および鳴動音の双方で確認することができる。
【0019】
請求項8記載の加熱調理器は、調理終了を報知する鳴動手段を備え、調理中に調理時間を変更すると、調理時間設定手段が鳴動手段を調理終了時と異なる態様で鳴動させるところに特徴を有している。
【0020】
上記手段によれば、調理時間が変更されると、鳴動手段が調理終了時と異なる態様で鳴動する。このため、調理終了音と調理時間の変更音とを聞き間違えることが防止されるので、調理時間の変更が音により確実に報知される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。まず、図9において、キャビネット1の内部には調理室2が形成されている。そして、キャビネット1には扉3が回動可能に装着されており、調理室2の前面開口部は、扉3の回動に伴い開閉される。
【0022】
キャビネット1には、調理室2内の天井部に位置して上ヒータ4(図7参照)が設けられている。この上ヒータ4は、管状の赤外線ヒータからなるものであり、上ヒータ4が発熱すると、調理室2内に輻射熱が照射される。また、キャビネット1内には下ヒータ5(図7参照)が配設されている。この下ヒータ5は、調理室2の底板を下面側から加熱する面状ヒータからなるものであり、下ヒータ5が発熱すると、調理室2内の空気が、下ヒータ5および調理室2の底板を介して加熱される。
【0023】
調理室2の左右側板には、図9に示すように、棚支え6が上下2段に設けられており(左側板の棚支え6のみ図示する)、上段に位置する左右一対の棚支え6上,下段に位置する左右一対の棚支え6上には角皿(図示せず)が載置される。これら各角皿は、オーブン・グリル調理時に調理物(図示せず)を載置するためのものであり、上ヒータ4および下ヒータ5が発熱すると、各角皿上の調理物がオーブン・グリル調理される。
【0024】
キャビネット1には、扉3の右側に位置して操作パネル7が設けられており、キャビネット1の内部には、操作パネル7の裏側に位置して機械室(図示せず)が形成されている。この機械室内にはマグネトロン8(図7参照)が配設されており、マグネトロン8が作動すると、マグネトロン8から導波管(図示せず)を通して調理室2内にマイクロ波が照射される。
【0025】
キャビネット1内には、底部に位置してRTモータ9(図7参照)が配設されており、RTモータ9の回転軸には、調理室2内に位置して回転板(図示)が装着され、この回転板には、図9に示すように、ガラス製の回転皿10が装着されている。この回転皿10は、レンジ調理時に調理物を載置するためのものであり、マグネトロン8およびRTモータ9が作動すると、回転皿10が回転しながら調理物にマイクロ波が照射され、調理物がレンジ調理される。
【0026】
機械室内には、調理時間設定手段に相当する制御装置11(図7参照)が配設されている。この制御装置11は、マイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、制御装置11の内部ROMには複数の自動調理プログラムが記憶されている。そして、操作パネル7には、図3に示すように、自動調理キー12が押圧可能に装着されており、制御装置11は、自動調理キー12の押圧操作を検出すると、自動調理キー12の押圧回数に応じた自動調理プログラムを設定する。尚、メニュー表示部13には、自動調理キー12により選択可能な自動調理メニューが記されている。
【0027】
キャビネット1内の底部には、静電容量形の重量センサ14(図7参照)が配設されている。この重量センサ14は、固定電極(図示せず)と、回転皿10を回転板を介して支持する可動電極(図示せず)とを主体に構成されたものであり、可動電極が回転皿10上の調理物の重量に応じて固定電極側へ変位することに伴い、調理物の重量に応じた電気信号を出力する。
【0028】
操作パネル7には、図3に示すように、スタートキー15が押圧操作可能に装着されており、自動調理キー12によりレンジ調理メニューを選択した後、スタートキー15を押圧操作すると、制御装置11は、重量センサ14からの出力信号に基づいて調理物の重量を検出し、調理物の重量に基づいて調理時間Tを演算する。
【0029】
操作パネル7には、表示手段に相当する表示器16が装着されている。この表示器16は、液晶表示装置からなるものであり、制御装置11は、調理時間Tを演算すると、演算結果Tを表示器16に表示した後、マグネトロン8およびRTモータ9に電源を供給する。そして、調理の進行に伴い表示器16の表示を減らして表示器16に残り調理時間Tを表示しながら、自動レンジ調理を実行した後、設定した調理時間Tが経過すると、マグネトロン8およびRTモータ9を断電し、自動レンジ調理を終了させる。
【0030】
キャビネット1内にはガスセンサ17(図7参照)が配設されている。このガスセンサ17は、調理物から発生するガス量を検出し、ガス量に応じた電気信号を出力するものであり、自動調理キー12によりオーブン・グリル調理メニューを選択した後、スタートキー15を押圧操作すると、制御装置11は、上ヒータ4および下ヒータ5に電源を供給し、上ヒータ4および下ヒータ5を発熱させる。そして、ガスセンサ17からの出力信号の変化率が所定値に達したことを検出すると、上ヒータ4および下ヒータ5を断電し、自動ヒータ調理を終了させる。
【0031】
機械室内にはブザー18(図7参照)が配設されており、制御装置11は、自動レンジ調理および自動ヒータ調理を終了させると、図4に示すように、ブザー18の500m秒の鳴動,500m秒の鳴動停止,500m秒の鳴動,500m秒の鳴動停止,500m秒の鳴動を行い、調理終了を報知する。
【0032】
操作パネル7には、図3に示すように、レンジキー19,オーブン・グリルキー20,トースターキー21,取消キー22が押圧可能に装着されており、レンジキー19,オーブン・グリルキー20,トースターキー21のいずれかを押圧操作すると、制御装置11は、表示器16に調理時間と調理モードとを表示する。図2の(a)は、レンジキー19が1回操作された場合の表示器16の表示を示すものであり、「0秒」は調理時間、「レンジ強」は調理モードである。この状態でレンジキー19を操作すると、調理モードが操作毎に「レンジ強」→「レンジ標準」→「レンジ弱」→「レンジ強」……の順序で切替わる。
【0033】
操作パネル7には、操作部材に相当する時間摘み23が回動可能に装着されている。この時間摘み23には、図8の(a)に示すように、スイッチ24aおよび24bを主体とするエンコーダ24が連結されており、時間摘み23を回動操作すると、図8の(b)および(c)に示すように、エンコーダ24からパルス信号が出力される。
【0034】
尚、図8の(b)は、時間摘み23が時計回り方向へ回動操作された場合のパルス信号を示すものであり、上段は、一方のスイッチ24aからのパルス信号、下段は、他方のスイッチ24bからのパルス信号である。また、図8の(c)は、時間摘み23が反時計回り方向へ回動操作された場合のパルス信号を示すものであり、上段は、一方のスイッチ24aからのパルス信号、下段は、他方のスイッチ24bからのパルス信号である。
【0035】
制御装置11は、レンジキー19,オーブン・グリルキー20,トースターキー21のいずれかが押圧操作された後にエンコーダ24からのパルス信号を検出すると、スイッチ24aおよび24bからのパルス信号の位相差に基づいて時間摘み23の回動方向を検出する。そして、時間摘み23が時計回り方向へ回動操作されたと判断すると、パルス信号の出力数に基づいて調理時間Tを加算し、時間摘み23が反時計回り方向へ回動操作されたと判断すると、パルス信号の出力数に基づいて調理時間Tを減算し、図3の(b)に示すように、表示器16の調理時間表示を変更する。
【0036】
図6は、制御装置11に記憶された調理時間設定プログラムをグラフ化して示すものである。同図に示すように、時間摘み23が時計回り方向へ回動操作された場合、制御装置11は、下記(1)〜(3)に示すように、表示器16の調理時間表示を変更する。
(1)「0秒≦調理時間T<5分」の場合には、1パルス毎に調理時間Tを15秒ずつ加算する。
(2)「5分≦調理時間T<10分」の場合には、1パルス毎に調理時間Tを30秒ずつ加算する。
(3)「10分≦調理時間T」の場合には、1パルス毎に調理時間Tを1分ずつ加算する。
【0037】
また、時間摘み23が反時計回り方向へ回動操作された場合、制御装置11は、下記(4)〜(6)に示すように、表示器16の調理時間表示を変更する。
(4)「15秒≦調理時間T<5分」の場合には、1パルス毎に調理時間Tを15秒ずつ減算する。
(5)「5分≦調理時間T<10分」の場合には、1パルス毎に調理時間Tを30秒ずつ減算する。
(6)「10分≦調理時間T」の場合には、1パルス毎に調理時間Tを1分ずつ減算する。
【0038】
次に上記構成の作用について説明する。レンジキー19,オーブン・グリルキー20,トースターキー21のいずれかを押圧操作した後、時間摘み23を回動操作すると、制御装置11は、図1のステップS1へ移行し、上ヒータ4,下ヒータ5,マグネトロン8のいずれかが駆動中であるか(現在調理中であるか)を判断する。この場合、スタートキー15が操作されておらず、上ヒータ4,下ヒータ5,マグネトロン8がいずれも駆動していないため、「NO」と判断してステップS2へ移行する。
【0039】
制御装置11は、ステップS2へ移行すると、ロータリーエンコーダ24からのパルス信号の有無を検出する。ここでは、時間摘み23が回動操作されているので、「YES」と判断してステップS3へ移行し、「調理時間T<5分」であるかを判断する。この場合、調理時間Tが設定されておらず「0秒」であるため、「YES」と判断してステップS4へ移行し、調理時間Tを「15秒」に加算する。そして、ステップS5へ移行し、表示器16の調理時間表示を変更した後、ステップS1へ復帰する。
【0040】
制御装置11は、ステップS1へ復帰すると、ステップS1で「NO」と判断してステップS2へ移行し、ステップS2で「YES」と判断してステップS3へ移行する。そして、調理時間の設定値Tが5分に達するまでは、時間摘み23の回動方向に応じて調理時間Tを1パルス毎に「15秒」ずつ加減算する。
【0041】
制御装置11は、調理時間Tが5分に達した後に、時間摘み23が回動操作されたことを検出すると、ステップS3で「NO」と判断してステップS6へ移行し、「5分≦調理時間T<10分」であるかを判断する。ここで、「YES」と判断すると、ステップS7へ移行し、時間摘み23の回動方向に応じて調理時間Tを1パルスで「30秒」加減算した後、ステップS5へ移行し、表示器16の調理時間表示を変更する。また、ステップS6で「NO」と判断すると、ステップS8へ移行し、時間摘み23の回動方向に応じて調理時間Tを1パルスで「1分」加減算した後、ステップS5へ移行し、表示器16の調理時間表示を変更する。
【0042】
尚、上記一連の調理時間の設定動作中に取消キー22を押圧操作すると、制御装置11は、調理時間Tおよび調理モードを初期状態に戻した上、表示器16の表示を初期状態に戻す。
【0043】
この状態でスタートキー15が操作されると、制御装置11は、レンジキー19,オーブン・グリルキー20,トースターキー21の操作状態を検出する。ここで、レンジキー19が操作されている場合には、マグネトロン8およびRTモータ9に電源を供給する。そして、調理の進行に伴い表示器16の調理時間表示を減らして表示器16に残り調理時間を表示し、表示器16に表示した調理モードを点滅させながら調理を実行する。尚、図3の(c)および(d)は、調理中における表示器16の表示画面を示すものであり、調理モードを囲む破線は、調理モードが点滅していることを示している。
【0044】
また、オーブン・グリルキー20が操作されている場合、制御装置11は、上ヒータ4および下ヒータ5に電源を供給する。そして、調理の進行に伴い表示器16の調理時間表示を減らして表示器16に残り調理時間を表示し、表示器16に表示した調理モードを点滅させながら調理を実行する。
【0045】
また、トースターキー21が操作されている場合、制御装置11は、上ヒータ4,下ヒータ5,RTモータ9に電源を供給する。そして、調理の進行に伴い表示器16の調理時間表示を減らして表示器16に残り調理時間を表示し、表示器16に表示した調理モードを点滅させながら調理を実行する。尚、トースター調理を行うにあたっては、回転板上に回転網をセットし、回転網上に調理物を載置する。従って、RTモータ9の駆動に伴い回転網が回転するので、調理物が回転しながら加熱される。
【0046】
制御装置11は、調理を開始すると、図1のステップS1で「YES」と判断してステップS9へ移行し、調理開始から調理時間Tが経過したかを検出する。ここで、「NO」と判断すると、ステップS10へ移行し、エンコーダ24からのパルス信号の出力状態を判断する。
【0047】
この状態で時間摘み23を3パルス分以上連続的に回動操作すると、制御装置11は、ステップS10でパルス数Nをカウントした後、「YES」と判断してステップS11へ移行し、前回の調理時間Tの変更から1秒以上経過したかを判断する。このステップS11は、先のステップS4,S7,S8および図2のステップS16,S18で実行される調理時間Tの変更から1秒以上経過したかを判断するものであり、例えば「YES」と判断すると、ステップS12へ移行する。
【0048】
尚、時間摘み23を回動操作したにも拘らず、操作量が3パルス分に達しない場合、制御装置11は、ステップS10で「NO」と判断してステップS9へ復帰する。
【0049】
制御装置11は、ステップS12へ移行すると、調理時間Tの累積変更時間ΣN1 が±5分以内であるかを判断する。この累積変更時間ΣN1 は、調理中に実行された調理時間Tの変更量N1 を累積したものであり(図2のステップS20で累積される)、例えば「YES」と判断すると、ステップS13へ移行する。
【0050】
制御装置11は、ステップS13へ移行すると、調理時間Tの変更回数N2 が5回以内であるかを判断する。この変更回数N2 は、調理中に実行された調理時間Tの変更回数をカウントしたものであり(図2のステップS21でカウントされる)、例えば「YES」と判断すると、図2のステップS14へ移行する。
【0051】
制御装置11は、ステップS14へ移行すると、「パルス数カウンタN/3=N1 (自然数)+α」を演算し、調理時間Tの変更量N1 を検出する。そして、ステップS15へ移行し、エンコーダ24からのパルス信号に基づいて時間摘み23の回動方向を判断する。例えば、時間摘み23が右回り方向(時計回り方向)へ回動操作された場合、ステップS15で「YES」と判断してステップS16へ移行し、現在の残り調理時間Tに「N1 分」を加算する。
【0052】
また、時間摘み23が左回り方向(反時計回り方向)へ回動操作された場合、制御装置11は、ステップS15で「NO」と判断してステップS17へ移行し、「残り調理時間T>変更量N1 」を判断する。例えば、残り調理時間Tが変更量「N1 分」より長い場合、ステップS17で「YES」と判断してステップS18へ移行し、残り調理時間Tから「N1 分」を減算する。
【0053】
また、調理終了間際等で残り調理時間Tが変更量「N1 分」以下である場合、制御装置11は、ステップS17で「NO」と判断して図1のステップS19へ移行する。そして、調理時間Tを変更できない旨のエラーメッセージを表示器16に表示した後、ステップS9に復帰する。
【0054】
制御装置11は、図2のステップS16,S18で調理時間Tを加減算すると、ステップS20へ移行し、調理時間Tの変更量N1 を累積することに伴い累積変更時間ΣN1 を演算する。そして、ステップS21へ移行し、調理時間Tの変更回数カウンタN2 を「1」だけ加算した後、ステップS22へ移行する。
【0055】
制御装置11は、ステップS22へ移行すると、表示器16の残り調理時間Tの表示を時間摘み23の回動方向に応じて「1分」だけ加減算した後、ステップS23へ移行し、ブザー18を150m秒だけ鳴動させる(図4参照)。そして、ステップS24へ移行し、「N1 −1」を演算した後、ステップS25へ移行する。
【0056】
制御装置11は、ステップS25へ移行すると、「N1 =0」であるかを判断する。ここで、「NO」と判断すると、ステップS22へ移行し、調理時間Tの変更量N1 が「0」になるまで、ステップS22〜S25を繰返す。これにより、残り調理時間Tを「1分」ずつ加減算して表示を変更しながら、ブザー18を150m秒だけ鳴動させた後、図1のステップS9へ復帰し、ステップS9,S10を繰返す。
【0057】
制御装置11は、ステップS9,S10を繰返すうちに、時間摘み23が3パルス分以上回動操作されたことを検出すると、ステップS10で「YES」と判断してステップS11へ移行し、先のステップS16,S18で実行した調理時間Tの変更から1秒以上経過したかを判断する。ここで、「NO」と判断すると、ステップS11からS19へ移行し、表示器16に操作を受付けない旨のエラーメッセージを表示した後、ステップS9へ復帰する。また、ステップS11で「YES」と判断すると、ステップS12へ移行する。
【0058】
制御装置11は、ステップS12へ移行すると、先のステップS20で演算した累積変更時間ΣN1 が±5分以内であるかを判断する。ここで、「NO」と判断すると、ステップS12からS19へ移行し、表示器16に操作を受付けない旨のエラーメッセージを表示した後、ステップS9へ復帰する。また、ステップS11で「YES」と判断すると、ステップS13へ移行する。
【0059】
制御装置11は、ステップS13へ移行すると、先のステップS21で演算した変更回数N2 が5回以内であるかを判断する。ここで、「NO」と判断すると、ステップS13からS19へ移行し、表示器16に操作を受付けない旨のエラーメッセージを表示した後、ステップS9へ復帰する。また、ステップS13で「YES」と判断すると、ステップS14〜S18,S20〜S25を実行することに伴い、残り調理時間Tの変更,残り調理時間Tの表示の変更を行った後、ステップS9へ復帰し、ステップS9,S10を繰返す。
【0060】
この状態で残り調理時間Tが経過すると、制御装置11は、ステップS9で「YES」と判断してステップS26へ移行し、ブザー18の500m秒の鳴動,500m秒の鳴動停止,500m秒の鳴動,500m秒の鳴動停止,500m秒の鳴動を行い(図4参照)、調理終了を報知する。尚、上記一連の調理動作中に取消キー22を押圧操作すると、制御装置11は、上ヒータ4,下ヒータ5,マグネトロン8,RTモータ9を駆動停止させ、調理を終了させる。
【0061】
上記実施例によれば、調理中に時間摘み23を回動操作すると、時間摘み23の回動方向に応じて調理時間Tが増減されるように構成した。このため、調理開始前に調理時間Tを設定する操作部材と、調理中に調理時間Tを延長する操作部材と、調理中に調理時間Tを短縮する操作部材とが時間摘み23により兼用化され、操作部材の種類が少なくなるので、構成が簡単化される上、操作部材の操作が簡単化される。
【0062】
また、調理開始前に調理時間の設定値Tが5分未満である場合には、時間摘み23の回動操作に伴い調理時間Tを「15秒」間隔で変更し、設定値Tが5分以上10分未満である場合には調理時間Tを「30秒」間隔で変更した。これに対して、調理中には、時間摘み23の回動操作に伴い調理時間Tを「1分」間隔で変更したので、調理時間Tを調理開始前と同一の「15秒」あるいは「30秒」間隔で変更する場合に比べ、操作性が向上する。
【0063】
また、調理中に時間摘み23が回動操作されたときには、調理時間Tを一定の操作ピッチ(エンコーダ24の3パルス分)で一定の「1分」ずつ変更した。このため、調理時間Tの変更幅を時間摘み23の操作量の多少に応じて変化させる場合に比べ、操作性が向上する。
【0064】
また、調理中に調理時間Tが変更される毎にブザー18を鳴動させた。このため、調理時間Tの変更を表示器16の残り調理時間の表示およびブザー18の鳴動音の双方で確認することができる。
【0065】
また、調理終了時にはブザー18を500m秒の間隔で断続的に鳴動させ、調理中に調理時間Tが変更されたときには、ブザー18を150m秒で1回だけ鳴動させた。このため、調理終了時の報知音と調理時間Tの変更時の報知音とを聞き間違えることが防止されるので、調理時間Tの変更が音により確実に報知される。
【0066】
また、調理中に調理時間Tを変更するにあたって、時間摘み23が前回操作から1秒以内に操作された場合には、時間摘み23の操作を無効化し、調理時間Tの変更を行わないようにした。このため、時間摘み23の回動操作が不用意に長く連続的に行われ、調理時間Tが意に反して大きく変わってしまうことが防止される。
【0067】
また、調理開始前には、時間摘み23を少量操作するだけで(エンコーダ24の1パルス分操作するだけで)、調理時間Tを変更し、調理中には、時間摘み23を大きく操作しなければ(エンコーダ24の3パルス分操作しなければ)、調理時間Tが変更されないようにした。このため、調理中に時間摘み23が不用意に操作され、調理時間Tが意に反して変わってしまうことが防止される。
【0068】
また、調理中の調理時間Tの変更量N1 が残り調理時間より大きいときには、時間摘み23の操作を無効化し、調理時間Tの変更が行われないようにしたので、時間摘み23の回動操作に伴い残り調理時間がなくなり、調理が終了してしまうことが防止される。
【0069】
また、調理中に調理時間Tの変更回数N2 が所定値を上回るときには、時間摘み23の操作を無効化し、調理時間Tの変更が行われないようにしたので、時間摘み23が不用意に多数回操作され、調理時間が設定時間Tから大幅に変わってしまうことが防止される。
【0070】
また、調理中に調理時間Tの累積変更時間ΣN1 が所定値を上回るときには、時間摘み23の操作を無効化し、調理時間Tの変更が行われないようにしたので、この点からも、調理時間Tが設定時間から大幅に変わってしまうことが防止される。
【0071】
尚、上記実施例においては、調理中の時間摘み23の回動操作に伴い、調理時間Tを1分ずつ増減したが、これに限定されるものではなく、例えば調理中に時間摘み23が右回り方向(正方向)へ回動操作されたときには、調理時間を大きな幅(例えば1分)で増加させ、左回り方向(逆方向)へ回動操作されたときには、小さな幅(例えば30秒)で減少させても良い。この構成の場合、調理時間Tが短めに設定される傾向のオーブン・グリル調理,トースター調理等を行うにあたって、調理物の焼き色を見ながら時間摘み23を回動操作し、調理物を好みの色に焼き上げることができるので、操作性が向上する。
【0072】
また、上記実施例においては、調理中に時間摘み23が前回操作から所定時間以内に操作された場合には常に時間摘み23の操作を無効化したが、これに限定されるものではなく、例えば、調理時間Tの累積変更時間ΣN1 が所定値(例えば3分)に達するまでは、時間摘み23が前回操作から所定時間以内に操作されても時間摘み23の操作を有効化し、累積変更時間ΣN1 が所定値に達した以後は、調理中に時間摘み23が前回操作から所定時間以内に操作された場合に時間摘み23の操作を無効化しても良い。
【0073】
また、上記実施例においては、調理終了時にはブザー18を複数回断続的に鳴動させ、調理時間Tの変更時には1回だけ鳴動させたが、これに限定されるものではなく、例えば、調理終了時にはブザー18を楽曲を奏でるように鳴動させ、調理時間Tの変更時には1回だけ鳴動させても良く、要は、調理終了時の鳴動形態と調理時間Tの変更時の鳴動形態とが相違していれば良い。
【0074】
また、上記実施例においては、調理中の調理時間Tの変更回数N2 が所定値を上回るときには時間摘み23の操作を無効化したが、これに限定されるものではなく、例えば、時間摘み23の変更回数N2 に拘らず操作を有効化しても良い。
【0075】
また、上記実施例においては、調理中の調理時間Tの累積変更時間ΣN1 が所定値を上回るときには時間摘み23の操作を無効化したが、これに限定されるものではなく、例えば、時間摘み23の累積変更時間ΣN1 に拘らず操作を有効化しても良い。
【0076】
また、上記実施例においては、調理中に調理時間Tの変更量N1 が残り調理時間より大きいときには、時間摘み23の操作を無効化したが、これに限定されるものではなく、例えば、変更量N1 が残り調理時間より大きい場合でも時間摘み23の操作を有効化し、調理を終了させても良い。
【0077】
また、上記実施例においては、自動調理機能を有するオーブン・グリルレンジに本発明を適用したが、これに限定されるものではなく、例えば手動調理専用のオーブン・グリルレンジに適用しても良い。
【0078】
また、上記実施例においては、本発明をオーブン・グリルレンジに適用したが、これに限定されるものではなく、例えば、レンジ調理専用機,ヒータ調理専用機に適用しても良い。
【0079】
また、上記実施例においては、時間摘み23は時間の増減ができる様になっているが、実使用上は時間を増加させる場合が多いので、当初の残り調理時間に対して時間の増加のみを行なうものであってもよい。
【0080】
また、当初の残り時間に関係なく、調理実行中に時間摘み23を回転して、残り時間を設定するものであっても良い。
【0081】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の加熱調理器は次の効果を奏する。
請求項1〜8記載の手段によれば、調理中に操作部材を回動操作すると、操作部材の回動方向に応じて調理時間が増減されるように構成した。このため、調理開始前に調理時間を設定する操作部材と、調理中に調理時間を延長する操作部材と、調理中に調理時間を短縮する操作部材とが兼用化され、操作部材の種類が少なくなるので、構成が簡単化される上、操作部材の操作が簡単化される。
【0082】
請求項1記載の手段によれば、調理開始前には、操作部材を少量操作するだけで調理時間を変更し、調理中には、操作部材を大きく操作しなければ調理時間が変更されないようにした。このため、調理中に操作部材が不用意に操作され、調理時間が意に反して変わってしまうことが防止される。
【0083】
請求項2記載の手段によれば、調理中に操作部材が正方向へ回動操作されたときには調理時間を大きな幅で増加させ、逆方向へ回動操作されたときには小さな幅で減少させた。このため、調理時間が短めに設定される傾向のヒータ調理等を行うにあたって、調理物の焼き色を見ながら操作部材を回動操作し、調理物を好みの色に焼き上げることができるので、操作性が向上する。
【0084】
請求項3記載の手段によれば、調理中に調理時間の累積変更回数が所定値を上回るときには、調理時間の変更が行われないようにした。このため、操作部材が不用意に多数回操作され、調理時間が設定時間から大幅に変わってしまうことが防止される。
【0085】
請求項4記載の手段によれば、調理中に調理時間の累積変更時間が所定値を上回るときには、調理時間の変更が行われないようにしたので、調理時間が設定時間から大幅に変わってしまうことが防止される。
【0086】
請求項5記載の手段によれば、操作部材の回動操作に伴う調理時間の変更幅を調理開始前と調理中とで相違させた。このため、調理中に調理時間を調理開始前と同一の幅で変更する場合に比べ、操作性が向上する。
【0087】
請求項6記載の手段によれば、調理中に操作部材が回動操作されたときには、調理時間を一定の操作ピッチで一定量ずつ変更した。このため、調理時間の変更幅を操作部材の操作量の多少に応じて変える場合に比べ、操作性が向上する。
【0088】
請求項7記載の手段によれば、調理中に調理時間が変更される毎に鳴動手段を鳴動させた。このため、調理時間の変更を残り調理時間の表示および鳴動音の双方で確認することができる。
【0089】
請求項8記載の手段によれば、調理中に調理時間が変更されると、鳴動手段が調理終了時と異なる態様で鳴動するようにした。このため、調理終了音と調理時間の変更音とを聞き間違えることが防止されるので、調理時間の変更が音により確実に報知される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す図(制御装置の制御内容を示すフローチャート)
【図2】 制御装置の制御内容を示すフローチャート
【図3】 操作パネルを拡大して示す正面図(aはレンジキーが操作された際の表示状態を示す図、bは時間摘みが操作された際の表示状態を示す図、cはスタートキーが操作された際の表示状態を示す図、dはスタート後に時間摘みが操作された際の表示状態を示す図)
【図4】 ブザーの鳴動形態を示す図
【図5】 時間摘みが操作された場合のパルス信号の出力状態を示す図
【図6】 パルス信号の出力数と調理時間との関係を示す図
【図7】 電気的構成の概略を示すブロック図
【図8】 aは電気的構成の概略を示す別のブロック図、bはエンコーダからの出力信号を示す図、cはエンコーダからの出力信号を示す図
【図9】 電子レンジの外観を示す斜視図
【符号の説明】
11は制御装置(調理時間設定手段)、16は表示器(表示手段)、18はブザー(鳴動手段)、23は時間摘み(操作部材)を示す。
Claims (8)
- 回動操作可能に設けられた操作部材と、
この操作部材が調理開始前に回動操作されることに伴い、操作部材の回動量に応じて調理時間を設定する調理時間設定手段と、
この調理時間設定手段の設定結果を表示する表示手段と、
前記操作部材の回動量を検出するエンコーダとを備え、
前記調理時間設定手段は、前記表示手段の表示を調理の進行に伴い減らして表示手段に残り調理時間を表示すると共に、前記操作部材が調理中に回動操作されたときには操作部材の回動方向に応じて調理時間を増減し、前記表示手段の残り調理時間の表示を変更し、
調理開始前には、前記エンコーダから単位量のパルスが出力されるように前記操作部材が回動操作される毎に調理時間が変更され、
調理中には、前記エンコーダから前記調理開始前の単位量より大きく且つ前記調理開始前の単位量の整数倍であって調理中に不用意に操作され調理時間が意に反して変わってしまうことを防止する程度の一定のパルスが出力されるように前記操作部材が回動操作される毎に調理時間が変更され、且つ、前記操作部材が前記エンコーダから前記調理開始前と同一の単位量のパルスが出力されるように回動操作される毎には調理時間が変更不可とされることを特徴とする加熱調理器。 - 回動操作可能に設けられた操作部材と、
この操作部材が調理開始前に回動操作されることに伴い、操作部材の回動量に応じて調理時間を設定する調理時間設定手段と、
この調理時間設定手段の設定結果を表示する表示手段とを備え、
前記調理時間設定手段は、
前記表示手段の表示を調理の進行に伴い減らして表示手段に残り調理時間を表示すると共に、
前記操作部材が調理中に回動操作されたときには操作部材の回動方向に応じて調理時間を増減し、前記表示手段の残り調理時間の表示を変更し、
調理中に前記操作部材が正方向へ一定の操作ピッチだけ回動操作されたときには調理時間を大きな幅で増加させ、逆方向へ上記一定の操作ピッチだけ回動操作されたときには小さな幅で減少させることを特徴とする加熱調理器。 - 回動操作可能に設けられた操作部材と、
この操作部材が調理開始前に回動操作されることに伴い、操作部材の回動量に応じて調理時間を設定する調理時間設定手段と、
この調理時間設定手段の設定結果を表示する表示手段とを備え、
前記調理時間設定手段は、
前記表示手段の表示を調理の進行に伴い減らして表示手段に残り調理時間を表示すると共に、
前記操作部材が調理中に回動操作されたときには操作部材の回動方向に応じて調理時間を増減し、前記表示手段の残り調理時間の表示を変更し、
調理中に前記操作部材が回動操作された際に調理時間の累積変更回数が所定値を上回っている場合には、調理時間の累積変更回数が所定値に到達した後の前記操作部材の操作のみを受付けないことを特徴とする加熱調理器。 - 回動操作可能に設けられた操作部材と、
この操作部材が調理開始前に回動操作されることに伴い、操作部材の回動量に応じて調理時間を設定する調理時間設定手段と、
この調理時間設定手段の設定結果を表示する表示手段とを備え、
前記調理時間設定手段は、
前記表示手段の表示を調理の進行に伴い減らして表示手段に残り調理時間を表示すると共に、
前記操作部材が調理中に回動操作されたときには操作部材の回動方向に応じて調理時間を増減し、前記表示手段の残り調理時間の表示を変更し、
調理中に前記操作部材が回動操作された際に調理時間の累積変更時間が所定値を上回っている場合には、調理時間の累積変更時間が所定値に到達した後の前記操作部材の操作のみを受付けないことを特徴とする加熱調理器。 - 調理時間設定手段は、
操作部材の回動操作に伴う調理時間の変更幅を調理開始前と調理中とで相違させることを特徴とする請求項2,3,4のいずれかに記載の加熱調理器。 - 調理時間設定手段は、
調理中に操作部材が回動操作されると、調理時間を一定の操作ピッチで一定量ずつ変更することを特徴とする請求項1,3,4のいずれかに記載の加熱調理器。 - 調理終了を報知する鳴動手段を備え、
調理時間設定手段は、
調理中に調理時間を変更する毎に鳴動手段を鳴動させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の加熱調理器。 - 調理終了を報知する鳴動手段を備え、
調理時間設定手段は、
調理中に調理時間を変更すると、鳴動手段を調理終了時と異なる態様で鳴動させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の加熱調理器。
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-
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- 1997-09-11 JP JP24719297A patent/JP3672706B2/ja not_active Expired - Lifetime
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