JPH107289A

JPH107289A - 画像形成装置

Info

Publication number: JPH107289A
Application number: JP8178750A
Authority: JP
Inventors: Tsutomu Kakitsunaka; 勉垣内中; Haruki Okuma; 晴喜大熊; Masataka Suzuki; 雅隆鈴木
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1996-06-20
Filing date: 1996-06-20
Publication date: 1998-01-13

Abstract

(57)【要約】【課題】アクチュエータ回動で検出するフォトインタ
ラプタ型のセンサ検知による方式であっても紙種によら
ず安定した画像位置精度を確保し、より高品位の画像を
形成し得る画像形成装置を提供することにある。【解決手段】センサ１１のアクチュエータ１１ａは、
用紙搬送方向に対して水平方向に回動する。アクチュエ
ータ１１ａの高さ方向の幅は搬送パスの上下限をカバー
する幅になっているので、搬送パス内で用紙が高さ方向
にずれても同一に回動する。アクチュエータは逆三角形
の形状又は弧状とし、アクチュエータのどの位置に用紙
が到達しても同じタイミングで回動する。センサを搬送
路の上下に対で配置し検知信号の平均値をとる。上下対
に配置したセンサを用紙の幅方向に複数配置し、用紙の
斜行きを検知する。所定の時間幅に検知信号が発せらる
か否かにより、搬送異常を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、プリン
タ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、詳
しくは画像位置と転写用紙の位置を整合させるための、
画像先端位置を検出するレジストセンサの配置構造に関
する。

【０００２】

【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画
像形成装置に於いて、小型化が進み所謂Ｓ字パス、Ｕ字
パス型の用紙搬送路が大きく湾曲した構成が取られてい
る。又低コスト化のために、従来用紙と画像転写を整合
させるために用いられていたレジストローラを廃止し、
コスト的に有利で、配設の簡便なアクチュエータ回動で
検出するフォトインタラプタ型のセンサ検知による方式
が取られている。

【０００３】従来用いられている構成の給紙部の概略図
を図８に示す。

【０００４】図８に於いて、紙カセット１０１に収納さ
れた用紙Ｐは、給紙ローラ１０２の回動により給紙さ
れ、１０３の分離爪により１枚ずつ送られ湾曲部の搬送
ガイド１０４，１０５に入り、搬送ローラ対１０６によ
り、用紙上に画像位置を整合させるためのレジセンサア
クチュエータ１０７に到達する。１０８はアクチュエー
タ１０７の回動を検知するホトセンサである。このセン
サの検知信号により、用紙の搬送停止及び画像転写への
再搬送開始が制御される。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例によると、搬送ガイドの湾曲形状と、用紙の腰の
強さにより、腰の強い厚手紙Ｐ１は外側のガイドに沿い
搬送され、腰の弱い薄手紙Ｐ２は内側のガイドに沿い搬
送され、センサのアクチュエータへの到達も用紙によっ
て高低差が生じる。

【０００６】結果としてセンサの検出タイミングに差が
出て、単一紙種での位置精度のバラツキは少なくても、
搬送可能に紙種全体では、大きなレンジを持つ事にな
り、最悪の場合は後端の画像が転写用紙より欠落する事
があった。

【０００７】対応として、搬送ガイド部材の隙間を極力
少なくする。又レジセンサ部で用紙を押し付ける構成が
取る場合もあるが、この場合用紙の搬送抵抗が増大し安
定した搬送性が得られない、搬送する用紙が限定される
等の問題があった。

【０００８】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、アクチュエータ回動で検出するフォトインタラプタ
型のセンサ検知による方式であっても紙種によらず安定
した画像位置精度を確保し、より高品位の画像を形成し
得る画像形成装置を提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであって、第１の発明は、シ
ート搬送路上に突出する第１腕部と、該第１腕部とは回
動中心に対して反対側に設けられた第２腕部と、を有す
る回動部材と、発光素子と受光素子とを備えた検知部
と、を有し、前記第１腕部は、シートの先端が当接する
当接部を備え、搬送されるシートにより回動する前記回
動部材の前記第２腕部が、該発光素子と該受光素子との
間に形成された光路を、遮断又は開放することにより、
前記シートの先端の位置を検知するシート先端位置検知
手段を有する画像形成装置において、前記回動部材の回
動軸が搬送されるシート面に略直交するとともに、前記
当接部は、該搬送されるシート面に直交する方向のシー
ト通過領域全体を覆って設けられていることを特徴とす
る。

【００１０】第２の発明は、第１の発明において、前記
当接部が、シート搬送面に略直交する面状に形成されて
いることを特徴とする。

【００１１】第３の発明は、シート搬送路上に突出する
第１腕部と、該第１腕部とは回動中心に対して反対側に
設けられた第２腕部と、を有する回動部材と、発光素子
と受光素子とを備えた検知部と、を有し、前記第１腕部
は、シートの先端が当接する当接部を備え、搬送される
シートにより回動する前記回動部材の前記第２腕部が、
前記発光素子と前記受光素子との間に形成された光路
を、遮断又は開放することにより、前記シートの先端の
位置を検知するシート先端位置検知手段を有する画像形
成装置において、前記当接部は、搬送されるシート面に
直交する方向のシート通過領域全体を覆って設けられ、
前記シート搬送路内の所定位置にあるシートによって検
知されるシート先端位置が、前記シート通過領域内にお
けるシートの偏位に拘らず略一定となるように、前記当
接部の形状を前記偏位に対応させて形成したことを特徴
とする。

【００１２】第４の発明は、シート搬送路上に突出する
第１腕部と、該第１腕部とは回動中心に対して反対側に
設けられた第２腕部と、を有する回動部材と、発光素子
と受光素子とを備えた検知部と、を有し、前記第１腕部
は、シートの先端が当接する当接部を備え、搬送される
シートにより回動する前記回動部材の前記第２腕部が、
前記発光素子と前記受光素子との間に形成された光路
を、遮断又は開放することにより、前記シートの先端の
位置を検知するシート先端位置検知手段を有する画像形
成装置において、前記当接部は、搬送されるシート面に
直交する方向のシート通過領域全体を覆って設けられ、
前記シート先端位置検知手段を、搬送されるシート面の
両側の略対向する位置に、各回動軸が搬送されるシート
面に略平行になるように設け、対向する各シート先端位
置検知手段の検知信号の平均値によりシート先端位置を
検知することを特徴とする。

【００１３】第５の発明は、第４の発明において、対向
する前記シート先端位置検知手段をシートの幅方向に複
数設け、シートの斜行を検知することを特徴とする。

【００１４】第６の発明は、第１乃至第５の発明におい
て、前記シート先端位置検知手段によって、所定時間幅
内に検知信号が発せられるか否かにより、シートの搬送
異常を検知することを特徴とする。

【００１５】

【発明の実施の形態】

（第１の実施形態）以下に、本発明の第１実施形態に係
る画像形成装置としてのレーザービームプリンタを添付
図面に従って説明する。

【００１６】図１はレーザービームプリンタ１内にプロ
セスカートリッジ６０が収納された状態の側面図であ
る。

【００１７】プロセスカートリッジ６０の容器の中には
像担持体である感光ドラム６１、帯電ローラ６２、現像
器６３、不図示の現像トナー等が一体収納されている。
レーザービームプリンタ１には紙カセット２、給紙ロー
ラ３、搬送ローラ４，５，６、斜走コロ７，８，９，１
０、湾曲搬送ガイド１２、搬送ガイド１９、レジストセ
ンサ１１、転写帯電ローラ１３、定着ローラ１４、排紙
ローラ１５，１６、レーザースキャナ１７、反射ミラー
１８から構成されている。

【００１８】即ち、帯電ローラ６２により一様に帯電さ
れた感光ドラム６１上にレーザースキャナ１７からレー
ザー光Ｓが照射されると、折り返し反射ミラー１８を介
して感光ドラム６１に静電潜像が形成される。静電潜像
はプロセスカートリッジ６０内の現像器６３によって現
像され顕像化されたトナー像に変えられる。

【００１９】一方、紙カセット２から給紙ローラ３によ
りシートとしての転写紙Ｐが給紙され、搬送ローラ４と
斜走コロ７，８によって搬送が開始する。尚、斜走コロ
７，８は搬送ローラ４の回転方向とある角度を持って配
設され、転写紙は基準側である一方向（本図では図手前
側）へ徐々に寄せられ搬送される。

【００２０】そして、シート先端位置検知手段としての
レジストセンサ１１に転写紙の先端が到達し、検知され
ると搬送は一時停止し、感光ドラム６１の潜像画像の書
き出しタイミングを取って、再度搬送を開始する。

【００２１】転写帯電ローラ１３を介して感光ドラム上
の前記トナー像は転写紙上に転写され、定着ローラ１４
へ搬送される。定着ローラ１４に於いて転写紙上のトナ
ーは熱溶着され固定し、転写紙は搬送ローラ１５，１６
を通って排出される。

【００２２】以上が本レーザービームプリンタの概シー
ケンスである。今回の実施形態の場合は図中の手前側を
基準としているが、特に規定するものではない。

【００２３】次に本発明であるレジセンサの動作関係を
中心に説明する。

【００２４】図２は本発明のレジセンサ部を説明する略
斜視図であり、図３（ａ），（ｂ）、（ｃ）はレジセン
サの動作を説明する動作図、図３（ｄ）はそのレーザー
ビームプリンタのタイミングチャートである。

【００２５】図２に於いて、レジセンサ１１は当接部と
してのアクチュエータ１１ａ、回動軸１１ｂ、遮光部材
としてのセンサフラッグ１１ｃ、検知部としてのセンサ
部１１ｄ、第１腕部１１ｅ、第２腕部１１ｆにより構成
されている。

【００２６】アクチュエータ１１ａは用紙搬送面に直交
する軸１１ｂを中心として用紙搬送方向に対して水平方
向に回動する。又アクチュエータ１１ａの高さ方向の幅
は用紙の通過領域である搬送パスの上下限をカバーする
幅になっている。

【００２７】センサ部１１ｄは所謂フォトインターラプ
タタイプのセンサであり、発光素子と受光素子からな
り、この間をセンサフラッグ１１ｃが発光素子と受光素
子との間に形成された光路を遮断又は開放する事により
検知するものである。

【００２８】図３に於いて、センサ１１の動作を説明す
ると、用紙がレジセンサに到達する前の状態（図３
（ａ））では、センサフラッグ１１ｃはセンサ部１１ｄ
を遮光せず、ＯＦＦであり、次に、用紙がアクチュエー
タ１１ａに到達し、センサフラッグ１１ｃが回動しセン
サ部１１ｄを遮光してＯＮとなる（図３（ｂ））。

【００２９】この検出信号により、搬送ローラ４は停止
する。プリンタのスキャナモータの回転が安定した時及
び定着温度が設定に達すると、レディ信号が出て、搬送
ローラ４は駆動を再開し、用紙が進み、センサフラッグ
１１ｃが更に回動し、センサ部１１ｄより外れ、ＯＦＦ
とする（図３（ｃ））。このＯＦＦ信号により、画先信
号（トップ）がＯＮとなり、ある一定の時間後にスキャ
ナ画像信号を発生させ、感光ドラム上にレーザー書き込
みが開始する。こうして転写紙と感光ドラム上での画像
を同期させる事で、転写紙上の画像位置精度が保証され
る。

【００３０】上記構成の実施形態では、図１に於いて用
紙Ｐが給紙され、搬送ローラ４と斜走ローラ７，８に挾
持された転写紙は徐々に基準側に寄せられ搬送する。

【００３１】搬送ガイド１９を通過した時点で、用紙の
腰の強さで、厚手紙は上方向に、薄手紙と下方向に向か
いレジストセンサに到達するが、センサのアクチュエー
タ１１ａは高さ方向に面状に構成されているため、同一
に回動する。従って図３のタイミングチャートに於け
る、停止レジ信号、画先信号（トップ）のバラツキも少
なくなり、転写紙上の画像位置精度を安定させる事が可
能となる。

【００３２】前述の片側を基準として用紙を挾持して搬
送する構成では、用紙の横方向のズレは少ないため、本
発明はより画像位置精度に効果がある。

【００３３】以上、本レジストセンサは用紙の先端と画
像書き出し位置を合わせるために配置されるものであ
る。

【００３４】次に異常的に発生する斜行、横ズレを検知
し、機械を停止し、又は、ジャム表示の信号とする発明
について説明する。

【００３５】図４（ａ），（ｂ）は異常時の用紙とレジ
センサの位置関係、図４（ｃ）はそのタイミングを示
す。まず、前述の様に、レジ信号、画先信号は一定の時
間Ｔ１に設定する。

【００３６】設定の方法は実験的に求めた値、又は機械
の過去の履歴情報より自動的に設定しても良い。そして
この設定範囲で検知した信号をレジ信号、画先信号とし
て用いる。

【００３７】図４（ｃ）でＴ１が設定したレジ信号であ
る。ここではレジ信号のみについて記してある。

【００３８】図４（ａ）で記載の様に、基準側に極端に
斜行した用紙の場合は、タイミングで示すＴ２（レジセ
ンサ１１′）の様に、設定より早くレジ信号を発生させ
るのでこのＴ２時間はジャムと判断する。

【００３９】又、図４（ｂ）で記載の様に、機体内部方
向に極端に斜行した用紙の場合は、タイミングで示すＴ
３（レジセンサ１１″）の様に、設定より遅くレジ信号
を発生させるのでこのＴ３時間をジャムと判断する。

【００４０】従って、このＴ２，Ｔ３時間の検知によ
り、機械停止、又はジャム表示が可能となる。尚、従来
は、例えば用紙１枚分の長さの時間を見込んで、この時
間内に用紙がレジセンサに到達しなければジャムとする
方法が取られているが、本発明では実際に検知するもの
であり、従来例に比べ、早くジャムを検知できるので、
用紙又は機械へのダメージを少なくする効果がある。

【００４１】（第２の実施形態）次に本発明の第２の実
施形態を図５（ａ）に基づいて説明する。

【００４２】尚、第１実施形態で説明した部材や同一機
能を有するものには同一記号を付け説明は省く。

【００４３】本発明は、従来用いられた用紙搬送面に対
して平行に設置されたレジセンサに於いて、アクチュエ
ータの形状を変形したものである。

【００４４】図５（ａ）に於いて、２０ａはレジセンサ
のアクチュエータ、２０ｂは回動軸、２０ｃはフラッグ
であり、２０ｄはセンサ部である。

【００４５】アクチュエータ２０ａは図で分かる様に、
逆三角形の形状をしており、用紙が搬送パスの上部に偏
位して搬送されて来た場合は、センサの外側の回転周長
の移動距離分、早く用紙先端がアクチュエータに到達す
る形状としてある。

【００４６】従って、用紙が搬送パスの下部に偏位して
搬送され、アクチュエータの回動軸近くに到達し、アク
チュエータを回動させても、アクチュエータ上部を回動
させた場合でも時間差はなく同じタイミングでレジ信
号、トップ信号を検知し、画像位置精度を高める事がで
きる。

【００４７】尚、図５（ｂ）に示すように、アクチュエ
ータ２１の形状は弧状のものでもよく、搬送路の形状に
より決定される。

【００４８】（第３の実施形態）次に、本発明の第３の
実施形態を図６に基づいて説明する。

【００４９】尚、第１実施形態で説明した部材や同一機
能を有するものには同一記号を付け説明は省く。

【００５０】本発明は、従来の用紙搬送面に対して平行
方向に回動軸を設置したレジセンサに於いて、上下対の
センサをそれぞれ略対向する位置に設けたものである。

【００５１】図６に於いて、レジセンサ２２は用紙搬送
路の下部に配設されており、そのアクチュエータ２２ａ
は搬送路に対して垂直に立っている。

【００５２】レジセンサ２３は用紙搬送路の上部に配設
されており、そのアクチュエータ２３ａは搬送路に垂れ
下がっている。

【００５３】図で分かる様に、用紙が上部に搬送されて
来た場合は、アクチュエータ２３ａが早く検知し、アク
チュエータ２２ａが遅く検知する事になる。

【００５４】この２つの信号の時間的に中心を、レジ信
号、トップ信号する。

【００５５】用紙が下部に搬送された時は上記の逆とな
るが、このように構成する事により、常に、各信号は平
均値をとるため時間的タイミングのバラツキは少なくな
り、画像位置精度を高めることができる。

【００５６】（第４の実施形態）次に、本発明の第４の
実施形態を図７に基づいて説明する。

【００５７】尚、第１実施形態で説明した部材や同一機
能を有するものには同一記号を付け説明は省く。

【００５８】本発明は第３実施形態の上下対のセンサを
用紙の幅方向に位置を隔てて配置したものである。

【００５９】図７に於いて、レジセンサ２４，２５は第
２実施形態で説明された形で搬送基準側に配設され、レ
ジセンサ２６，２７は用紙幅方向に位置を隔てて配設さ
れた対のセンサである。

【００６０】斜走ローラ９は搬送ローラ５に対し用紙を
機体内部へ寄せる斜走角を持って配置され軸９ａに結合
している。又軸９ａは支点９ｂを介してソレノイド９ｃ
により、搬送ローラ５に圧接する。又は解除する方向に
制御される。

【００６１】斜走ローラ１０は搬送ローラ６に対し用紙
を機体外部（基準側）へ寄せる斜走角を持って配置され
軸１０ａに結合している。又軸１０ａは支点１０ｂを介
してソレノイド１０ｃにより、搬送ローラ６に圧接す
る。解除する方向に制御される。

【００６２】搬送ローラ５，６はギアトレイン（図示せ
ず）により搬送ローラ４と同速度で駆動される。

【００６３】図７に於いて、用紙基準側のレジ及びトッ
プ信号はレジセンサ２４，２５の検知信号の平均値とし
て取られ、用紙反基準側のレジ及びトップ信号はレジセ
ンサ２６，２７の検知信号の平均値として検出される。

【００６４】これらの平均値を更に平均化してそれぞれ
検知信号とすることにより、用紙の画像位置精度が向上
する。

【００６５】次に、用紙が基準側が遅れて搬送される斜
行の場合、レジセンサ２４，２５の検知信号の平均値
（１）はレジセンサ２６，２７の平均値（２）より遅れ
るタイミングとなる。ここで、許容レジ範囲タイミング
を設けることにより、許容範囲を超える検知信号平均値
（１）を検出した場合はソレノイド９ｃが駆動し、斜走
コロ９が搬送ローラ５に圧接し、用紙を挾持しつつ反基
準側方向に搬送されるため、画像転写前に用紙の斜行補
正を行うことが可能となる。

【００６６】次に、用紙が、反基準側が遅れる斜行の場
合は、許容範囲を超える検知信号平均値（２）により、
ソレノイド１０ｃが駆動し、斜走ローラ１０が搬送ロー
ラ６に圧接し、用紙を基準側に寄せる方向に斜行補正す
ることができる。

【００６７】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ート先端位置検知手段の回動部材の回動軸がシート搬送
面に略直交するとともに、当接部が、該搬送されるシー
ト面に直交する方向のシート通過領域全体を覆って設け
られているため、シート通過領域のいずれの部分を通過
するシートに対しても同様に回動し、シート先端位置検
知精度が向上し、シートの種類に拘らず安定した画像位
置精度を確保することができ、より高品位の画像を形成
し得る画像形成装置を提供することができる。

【００６８】当接部をシート搬送面に略直交する面状に
形成することにより、シート通過領域のいずれの部分を
通過するシートに対しても同様に回動し、シート先端位
置検知精度が向上し、シートの種類に拘らず安定した画
像位置精度を確保することができるシート先端位置検知
手段を、簡易な構成で実現することができる。

【００６９】当接部を、搬送されるシート面に直交する
方向のシート通過領域全体を覆って設け、シート搬送路
内の所定位置にあるシートによって検知されるシート先
端位置が、シート通過領域内におけるシートの偏位に拘
らず略一定となるように、当接部の形状を偏位に対応さ
せて形成したため、シート先端位置検知精度が向上し、
シートの種類に拘らず安定した画像位置精度を確保する
ことができ、より高品位の画像を形成し得る画像形成装
置を提供することができる。

【００７０】当接部を、搬送されるシート面に直交する
方向のシート通過領域全体を覆って設け、シート先端位
置検知手段を、搬送されるシート面の両側の略対向する
位置に、各回動軸が搬送されるシート面に略平行になる
ように設け、対向する各シート先端位置検知手段の検知
信号の平均値によりシート先端位置を検知するようにし
たので、シート先端位置検知精度が向上し、シートの種
類に拘らず安定した画像位置精度を確保することがで
き、より高品位の画像を形成し得る画像形成装置を提供
することができる。

【００７１】対向するシート先端位置検知手段をシート
の幅方向に複数設けたので、シートの斜行を検知するこ
とができる。

【００７２】シート先端位置検知手段によって、所定時
間幅内に検知信号が発せられるか否かにより、シートの
搬送異常を検知するようにしたので、シート先端位置検
知とともにシートの搬送異常も検知することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明に係るレーザービームプリンタ
の断面図である。

【図２】図２は、本発明の第１実施形態に係るレジセン
サ周辺の概略構成を示す斜視図である。

【図３】図３（ａ），（ｂ），（ｃ）は、第１実施形態
に係るレジセンサの動作図である。図３（ｄ）は第１実
施形態に係るレーザービームプリンタのタイミングチャ
ートである。

【図４】図４（ａ），（ｂ）は、第１実施形態に係る搬
送異常時のレジセンサの動作図である。図４（ｃ）は、
第１実施形態に係るレーザービームプリンタのタイミン
グチャートである。

【図５】図５（ａ）は、第２実施形態に係るのレジセン
サ周辺の概略構成を示す斜視図。図５（ｂ）は、アクチ
ュエーターの他の形状を示す図である。

【図６】図６は、第３実施形態に係るレジセンサ周辺の
概略構成を示す斜視図である。

【図７】図７は、第４実施形態に係るレジセンサ周辺の
概略構成を示す斜視図である。

【図８】図８は、従来例を示す断面図である。

【符号の説明】

１レーザービームプリンタ本体２用紙カセット３給紙ローラ４，５，６搬送ローラ７，８，９，１０斜走ローラ１１，２０，２１，２２，２３，２４，２５，２６，２
７レジセンサ１１ａアクチュエーター１１ｂ回動軸１１ｃセンサフラッグ１１ｄセンサ部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】シート搬送路上に突出する第１腕部と、
該第１腕部とは回動中心に対して反対側に設けられた第
２腕部と、を有する回動部材と、発光素子と受光素子とを備えた検知部と、を有し、前記第１腕部は、シートの先端が当接する当接部を備
え、搬送されるシートにより回動する前記回動部材の前記第
２腕部が、該発光素子と該受光素子との間に形成された
光路を、遮断又は開放することにより、前記シートの先
端の位置を検知するシート先端位置検知手段を有する画
像形成装置において、前記回動部材の回動軸が搬送されるシート面に略直交す
るとともに、前記当接部は、該搬送されるシート面に直
交する方向のシート通過領域全体を覆って設けられてい
ることを特徴とする画像形成装置。
【請求項２】前記当接部が搬送されるシート面に略直
交する面状に形成されていることを特徴とする請求項１
記載の画像形成装置。
【請求項３】シート搬送路上に突出する第１腕部と、
該第１腕部とは回動中心に対して反対側に設けられた第
２腕部と、を有する回動部材と、発光素子と受光素子とを備えた検知部と、を有し、前記第１腕部は、シートの先端が当接する当接部を備
え、搬送されるシートにより回動する前記回動部材の前記第
２腕部が、前記発光素子と前記受光素子との間に形成さ
れた光路を、遮断又は開放することにより、前記シート
の先端の位置を検知するシート先端位置検知手段を有す
る画像形成装置において、前記当接部は、搬送されるシート面に直交する方向のシ
ート通過領域全体を覆って設けられ、前記シート搬送路内の所定位置にあるシートによって検
知されるシート先端位置が、前記シート通過領域内にお
けるシートの偏位に拘らず略一定となるように、前記当
接部の形状を前記偏位に対応させて形成したことを特徴
とする画像形成装置。
【請求項４】シート搬送路上に突出する第１腕部と、
該第１腕部とは回動中心に対して反対側に設けられた第
２腕部と、を有する回動部材と、発光素子と受光素子とを備えた検知部と、を有し、前記第１腕部は、シートの先端が当接する当接部を備
え、搬送されるシートにより回動する前記回動部材の前記第
２腕部が、前記発光素子と前記受光素子との間に形成さ
れた光路を、遮断又は開放することにより、前記シート
の先端の位置を検知するシート先端位置検知手段を有す
る画像形成装置において、前記当接部は、搬送されるシート面に直交する方向のシ
ート通過領域全体を覆って設けられ、前記シート先端位置検知手段を、搬送されるシート面の
両側の略対向する位置に、各回動軸が搬送されるシート
面に略平行になるように設け、対向する各シート先端位置検知手段の検知信号の平均値
によりシート先端位置を検知することを特徴とする画像
形成装置。
【請求項５】対向する前記シート先端位置検知手段を
シートの幅方向に複数設け、シートの斜行を検知するこ
とを特徴とする請求項４記載の画像形成装置。
【請求項６】前記シート先端位置検知手段によって、
所定時間幅内に検知信号が発せられるか否かにより、シ
ートの搬送異常を検知することを特徴とする請求項１乃
至５記載の画像形成装置。