JPH1072168A - 定角で巻成される綾巻パッケージを製造する方法及び装置 - Google Patents

定角で巻成される綾巻パッケージを製造する方法及び装置

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JPH1072168A
JPH1072168A JP9170089A JP17008997A JPH1072168A JP H1072168 A JPH1072168 A JP H1072168A JP 9170089 A JP9170089 A JP 9170089A JP 17008997 A JP17008997 A JP 17008997A JP H1072168 A JPH1072168 A JP H1072168A
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winding
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wound
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JP9170089A
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Ferdinand-Josef Hermanns
ヘルマンス フェルディナント−ヨーゼフ
Urs Prof Dr Meyer
マイアー ウルス
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Bee Shiyuraafuhorusuto & Co
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Bee Shiyuraafuhorusuto & Co
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    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造される綾巻パッケージの品質に関する報
告を得ることができ、かつ場合によっては既に巻取り動
作中に巻取り動作に作用して、品質を改善することがで
きる方法を提供する。 【解決手段】 綾巻パッケージ13を駆動する摩擦ドラ
ム14を有し、かつ摩擦ドラム及び綾巻パッケージの角
速度を連続的に検出及び評価するための手段を有してい
るワインダを用いて、定角で巻成される綾巻パッケージ
を製造する方法であって、最初に空の巻管12に対して
巻取り過程中に糸10を巻成して綾巻パッケージを形成
する形式の方法において、糸巻成嵩δの大きさの実際値
δiが巻取り動作中に連続的に求められるように、角速
度を評価する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、綾巻パッケージを
駆動する摩擦ドラムを有し、かつ摩擦ドラム及び綾巻パ
ッケージの角速度を連続的に検出及び評価するための手
段を有しているワインダを用いて、定角で巻成される綾
巻パッケージを製造する方法であって、最初に空の巻管
に対して巻取り過程中に糸を巻成して綾巻パッケージを
形成する形式の方法並びに、綾巻パッケージを駆動する
摩擦ドラムを有し、かつ摩擦ドラム及び綾巻パッケージ
の角速度を連続的に検出及び評価するための手段を有し
ているワインダを用いて、定角で巻成される綾巻パッケ
ージを製造する装置であって、最初に空の巻管に対して
巻取り過程中に糸を巻成して綾巻パッケージが形成され
る形式の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式の方法及び装置は、例え
ばドイツ連邦共和国特許出願公開第4239579号明
細書に基づいて公知である。この公知の構成では、いわ
ゆるリボンゾーン(Bildzonen)を認識するため及び、
リボン巻き(Bildwickel)の回避又は減少を目的とした
パターン化防止法もしくはリボン巻き防止法(Bildstoer
verfahren)を実施するために、摩擦ドラム及び綾巻パッ
ケージの角速度が検出され、かつ評価される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、冒頭に述べた形式の方法もしくは装置を改良して、
製造される綾巻パッケージの品質に関する報告を得るこ
とができ、かつ場合によっては既に巻取り動作中に巻取
り動作に作用して、品質を改善することができる方法も
しくは装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の方法では、糸巻成嵩の大きさの実際値の経過
が巻取り動作中に連続的に求められるように、角速度を
評価するようにした。
【0005】
【発明の効果】例えばパッケージの回転毎における糸巻
成嵩として又は単位時間当たりの糸巻成嵩として求めら
れる糸巻成嵩は、綾巻パッケージの品質のための重要な
特性値である。それというのは、これによって特に、綾
巻パッケージの巻成密度に関する報告を得ることができ
るからである。糸巻成嵩が巻取り過程中において十分に
均一かつコンスタントである場合、このことは巻成密度
に関する1つの報告である。それというのはこの場合、
巻成密度は十分に均一であるからである。均一な巻成密
度を備えた綾巻パッケージは、後続の処理において、例
えば染色時及び特に繰出し時に有利である。この場合に
注意すべきことは次のことである。すなわちこの場合、
巻取り動作中に綾巻パッケージが摩擦ドラムに接触して
いる接触力の補償もしくは相殺及び、コンスタントな値
への糸引張り力の調整にもかかわらず、特にリボンゾー
ンの領域においてはなお比較的高い密度変動が発生す
る。そしてリボンゾーンの領域における糸巻成嵩の経過
に関する情報に基づいて、使用されるパターン化防止法
の品質をも推量することができる。
【0006】本発明の別の有利な方法では、糸巻成嵩の
実際値を、時間又はパッケージ直径に関した曲線として
示すようにした。このことは例えば、この曲線を巻取り
プロセスに対してパラレルに印字することによって、行
うことができる。また、綾巻パッケージの品質を判断す
るために、この曲線を記憶して後で印字すること、又は
モニタに表示することも可能である。
【0007】本発明のさらに別の方法では、糸巻成嵩の
大きさの実際値からパッケージの直径を形成して、この
パッケージ直径を、製造可能な最大パッケージ直径に相
当する限界値と比較し、最大パッケージ直径が得られた
時に、この綾巻パッケージの巻取りプロセスを終了する
ようにした。これによって、すべて正確に等しい直径を
有する綾巻パッケージを製造することができる。
【0008】本発明のさらに別の方法では、糸巻成嵩の
大きさの実際値を、少なくともリボンゾーンの領域にお
いて連続的に目標値と比較して、目標値に調整するよう
にした。特にリボンゾーンの領域において糸巻成嵩の大
きさを調整することによって、この領域における密度変
動を少なくとも減じることが可能であり、この結果品質
の高められた綾巻パッケージを製造することができる。
【0009】また、前記課題を解決するために本発明に
よる装置の構成では、請求項6の上位概念に記載の形式
の装置において、評価するための手段が、糸巻成嵩の大
きさの実際値を巻取り過程中に連続的に求める評価装置
を有しているようにした。
【0010】
【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の実施の形
態を説明する。
【0011】図1に示されたワインダによって、矢印1
1の方向で走行する糸10が、巻管12に巻き上げられ
て円筒形の綾巻パッケージ13を形成する。円筒形の綾
巻パッケージ13は摩擦ドラム14に接触しており、こ
の摩擦ドラム14はねじ溝15を備えており、この結果
摩擦ドラム14は同時に綾振り装置としても働く。糸1
0は、調節可能及び/又は調整可能な糸緊張体16を介
して糸案内アイ17とその後で摩擦ドラム14のねじ溝
15に向かって走行する。
【0012】綾巻パッケージ13はパッケージ受け18
を用いて保持されており、このパッケージ受け18は、
巻管12に係合し、かつ巻管12ひいては綾巻パッケー
ジ13と共に回転する。パッケージ受け18は回転可能
にパッケージフレーム19に支承されていて、綾巻パッ
ケージ13が所定可能な接触力で摩擦ドラム14と接触
するようになっている。
【0013】ワインダには制御及び/又は調整装置20
が設けられている。この制御及び/又は調整装置20
は、摩擦ドラム14の駆動モータ21の速度を決定す
る。このことは例えば、非同期モータとして構成された
駆動モータ21に接続されている変換器22を介して行
われる。制御及び/又は調整装置20はまた、略示され
た移動可能な糸緊張体16に対しても作用し、この結果
糸引張り力が調節されて、特にコンスタントな値に調整
され、このコンスタントな値で糸10は綾巻パッケージ
13に巻き上げられる。
【0014】パッケージフレーム19は、略示された装
置23を備えており、この装置23によって、綾巻パッ
ケージ13を摩擦ドラム14に接触させる接触力が調節
可能である。装置23は自発的に働くことができ、つま
り自動的にパッケージ直径にわたって、接触力を少なく
ともほぼコンスタントに保つために働くことができる。
図示の実施例ではしかしながら、装置23は制御及び/
又は調整装置20によって調節され、例えばコンスタン
トな接触力が得られるように調整される。
【0015】パッケージ受け18及び摩擦ドラム14の
軸26には、回転角発信器24,25が配属されてお
り、これらの回転角発信器24,25は制御及び/又は
調整装置20に接続されている。
【0016】いわゆるリボンゾーン(Bildzone)におけ
る、摩擦ドラム14と綾巻パッケージ13とのあらかじ
め計算可能な規定の直径比では、特に綾巻パッケージか
らの糸の繰出しに不都合な影響を与えるリボン(Bilde
r)又は菱形(Ruten)が発生する。したがって、このよ
うなリボン又は菱形を阻止する又は少なくともその影響
を減じるパターン化防止法もしくはリボン巻き防止法
(Bildstoerverfahren)が使用される。このために、駆
動モータ21をインターバルをおいて接続・遮断して、
投入接続後における加速段階では摩擦ドラム14と綾巻
パッケージ13との間にスリップが存在し、かつ後続の
終了段階では摩擦ドラム14と綾巻パッケージとの間に
スリップのない状態が存在するようにすることが公知で
ある。摩擦ドラムの回転数が所定の値を下回って降下す
るやいなや、新たな投入接続が、つまりスリップを伴う
加速段階が、所定の時間行われる。しかしながらこのよ
うなパターン化防止法にもかかわらず、リボンゾーンの
領域においては巻成密度が比較的強く増大し、これに関
連して繰出し特性にとって不都合な結果の生じることが
確認されている。
【0017】綾巻パッケージ内部における巻成密度の変
動の大きさ及び/又は経過に関して知ることには利点が
ある。それというのは、このような知識は後続の処理
(染色又は繰出し)において使用することができ、かつ
前記大きさは綾巻パッケージの品質に関する明瞭な情報
だからである。さらに、巻取り動作中に巻成密度を検出
することは、この検出された値に基づいて巻取り動作へ
の干渉もしくは操作が行われると、特に巻成密度におけ
る変動を少なくとも減じるために、特に有利である。
【0018】本発明は、巻成密度のための直接的な表示
が綾巻パッケージ13の回転毎における糸巻成嵩(Garn
auftrag)であるか又は単位時間当たりの糸巻成嵩であ
る、という考えを出発点としている。巻成条件自体が等
しいままの場合に糸巻成嵩の値が減少すると、このこと
は直接的に巻成密度の上昇に相当する。逆に、回転毎又
は単位時間当たりの糸巻成嵩の上昇は、巻成密度の減少
に相当する。巻取り過程(Spulreise)にわたる、つま
りまず初めに空の巻管12に糸を巻き付けて完成した綾
巻パッケージ13を生ぜしめるまでの巻上げ動作にわた
る、糸巻成嵩の大きさの実際値の経過は、したがって綾
巻パッケージのための重要な特性値である。ゆえに本発
明では、巻取り動作中における糸巻成嵩の実際値の経過
を連続的に求める方法及び装置が用いられている。
【0019】理論的には、糸巻成嵩の検出は下記の等式
(1)に基づいて比較的簡単である
【0020】
【数1】
【0021】この等式において、 dsp 綾巻パッケージ13の(瞬間的な)直径 FW (既知のコンスタントな値を有する)摩擦ドラム
14の直径 ωFW 摩擦ドラム14の角速度 ωsp 綾巻パッケージ13の角速度 を意味する。
【0022】糸巻成嵩δは、この場合1回転後における
直径変化の半分に相当する。この計算によってはしかし
ながら使用可能な結果は得られない。それというのは、
パッケージ回転毎における糸巻成嵩δはパッケージ直径
に比べて極めて小さいからである。測定値のノイズ成分
に基づいて、このようにして糸巻成嵩δを求めることは
できない。
【0023】パッケージ回転に関連した糸巻成嵩δを計
算するために、したがって第2の等式つまり等式(2
a)が利用される dsp=do+2・δ・nsp この等式において、 dsp 綾巻パッケージ13の瞬間的な直径 o あらかじめ計算された、綾巻パッケージ13の直
径 δ 綾巻パッケージ13の回転毎における糸巻成嵩 nsp あらかじめ計算された直径doに基づく綾巻パッ
ケージの回転数 を意味する。
【0024】この等式から、等式(1)の答えと回転数
spとが入力される数学的なフィルタが展開される。こ
の数学的なフィルタは、次いでそれぞれdoのための値
と糸巻成嵩δのための値とを提供する。
【0025】この評価については次に図3を参照しなが
ら詳しく述べる。本発明による方法及び本発明による装
置は、同様な形式で円筒形の綾巻パッケージ13のため
にも円錐形の綾巻パッケージ13′のためにも使用する
ことができるので、図3には、摩擦ドラム14との関連
において円錐形の綾巻パッケージ13′が示されてい
る。回転角発信器24,25は綾巻パッケージ13の角
速度ωsp及び摩擦ドラム14の角速度ωFWを発信する。
評価装置27においては等式(1)に基づいて直径dsp
が計算される。円錐形の綾巻パッケージではこれは駆動
される直径である。摩擦ドラム14の直径dFWはコンス
タントであるので、この値との掛け算は省くことができ
る。回転数カウンタ28では、綾巻パッケージ13の角
速度ωspに基づいて回転数が計数される。回転数カウン
タ28及び評価装置27の値は、等式(2a)から展開
された数学的なフィルタ29例えばカルマン・フィルタ
(Kalman-Filter)に入力される。このフィルタは糸巻
成嵩のための実際値δiを提供する。同様にフィルタ
は、前記計算に応じてパッケージ直径doを提供する。
後続の評価装置30において直径dspが等式(2a)に
基づいて計算され、この際に回転数カウンタ28の値も
一緒に入力される。
【0026】綾巻パッケージ13の製造中つまり巻取り
過程中には、巻成密度の変化のおそれが存在しない時
間、又はいずれにせよ変化が問題にならない程度でしか
発生しない時間もある。パッケージ直径dsp及び糸巻成
嵩δの検出は、本発明によれば巻成密度の変化のおそれ
のある時間に制限することができる。
【0027】上述のようにして得られた値dsp及びδi
は、複数の方向において評価することができる。例えば
比較装置31において測定された直径dspは最大値d
spmaxと比較することができ、この比較装置31は、d
spとdspmaxとが合致した場合に、ちょうど製造された
綾巻パッケージ13の巻取りプロセスの終了を示す信号
を発信する。
【0028】値dsp及びδiはさらに記録のための装置
32例えばメモリに供給され、この装置もしくはメモリ
32において、綾巻パッケージ13の直径dspにわたる
糸巻成嵩δの経過が記録される。必要とあらば、メモリ
32に記録された値はプリンタ33に送られて、そこで
印刷されることができる。メモリ32に記録された値は
また、ディスプレイ34に送られて、そこで表示される
こともできる。
【0029】図3にさらに示されているように、糸巻成
嵩の実際値δiはさらに比較装置35にも送られ、この
比較装置35は実際値δiを目標値δsollと比較する。
実際値δiが目標値δsollを下回っている場合には、こ
のことは、綾巻パッケージ13が極めて高い巻成密度で
巻かれることを示している。比較装置35はこの場合操
作信号をトリガし、この操作信号は糸緊張体16及び/
又は駆動モータ21の変換器22に作用して、糸緊張体
16の部分的な開放及び/又は駆動モータ22の回転数
の減少によって糸引張り力を減じることができる。比較
装置35の信号は、同時に又は択一的に装置23にも供
給され、これによって、摩擦ドラム14における綾巻パ
ッケージ13の接触力を減じることひいては同様に巻成
密度を再び減じることができる。目標値δsollはあらか
じめ与えられていてもよいし、又は、特に糸巻成嵩δが
比較的コンスタントであるリボンゾーンの外側の領域に
おいて、巻取りプロセス中に検出されてもよい。巻取り
動作への干渉もしくは操作は、多くの場合リボンゾーン
の領域においてしか必要ないので、かつこの場合比較的
大きなパッケージ直径ではリボンゾーンにおいてしか必
要ないので、有利には比較装置35はこのようなリボン
ゾーンの領域においてしか働かない。このためには、例
えばドイツ連邦共和国特許出願公開第4239579号
明細書に基づいて公知のように、リボンゾーンの領域を
認識するために、回転角発信器24,25の信号を評価
することが可能である。
【0030】上には、どのようにして糸巻成嵩の実際値
δiを巻取り動作中に連続的に、回転角発信器24,2
5によって検出された綾巻パッケージ13の角速度ωsp
と摩擦ドラム14の角速度ωFWとを評価しながら、求め
るかが記載された。もちろん、綾巻パッケージ13及び
摩擦ドラム14の周期時間(Periodendauer)又は回転
数が求めたれかつ相互に処理される場合には、相応な別
の評価も可能である。請求項において角速度が請求され
ている場合には、角速度を、同様な形式で検出可能な測
定値のための同義語として理解することができる。
【0031】巻成時間に関する直径dspの経過は、下記
の等式(2b)によって表すことができる:
【0032】
【数2】
【0033】この等式(2b)は、綾巻パッケージ13
の直径dspが綾巻パッケージの回転角φに関連している
ことから得られ、この直径dspに対しては下記の式が成
り立ち
【0034】
【数3】
【0035】式中、φ(t)は、時間に関連した綾巻パ
ッケージの回転角である。この等式が時間に基づいて導
き出される場合には、下記の式が得られ
【0036】
【数4】
【0037】導かん数
【0038】
【外1】
【0039】は綾巻パッケージ13の角速度ω(t)で
あるので、
【0040】
【数5】
【0041】が成り立ち、さらに、
【0042】
【数6】
【0043】ひいては
【0044】
【数7】
【0045】が成り立つので、下記の式
【0046】
【数8】
【0047】が得られ、この場合υは綾巻パッケージの
周速度である。
【0048】この等式がωに基づいて積分され、さらに
代入されると、
【0049】
【数9】
【0050】が得られ、さらにこの式から、
【0051】
【数10】
【0052】が得られ、νFW=νspであると仮定する
と、
【0053】
【数11】
【0054】が成り立ち、この式からさらに
【0055】
【数12】
【0056】が得られる。つまり等式(2b)において
νは、摩擦ドラム14の既知の周速度である。
【0057】瞬間的なパッケージ直径dsp及び/又は糸
巻成嵩δiは時間に関して等式(2b)に基づいて算出
されるので、図3に示された変化実施例では回転数カウ
ンタ28の代わりに、時間測定装置が設けられる。数学
的なフィルタ29はこの場合、等式2bから展開され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法を実施する装置を概略的に示
す図である。
【図2】糸巻成嵩を求める際に使用可能な物理的な値に
ついて説明するために、摩擦ドラムと該摩擦ドラムによ
って駆動される綾巻パッケージとを示す図である。
【図3】パッケージ回転毎における糸巻成嵩を求めるた
め及びこの求められた値を評価するための評価装置を示
すブロック図である。
【符号の説明】
10 糸、 11 矢印、 12 巻管、 13,1
3′ 綾巻パッケージ、14 摩擦ドラム、 15 ね
じ溝、 16 糸緊張体、 17 糸案内アイ、 18
パッケージ受け、 19 パッケージフレーム、 2
0 制御及び/又は調整装置、 21 駆動モータ、
22 変換器、 23 装置、 24,25 回転角発
信器、 26 軸、 28 回転数カウンタ、 29
数学的なフィルタ、 30 評価装置、 31 比較装
置、 32 装置(メモリ)、33 プリンタ、 34
ディスプレイ、 35 比較装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 綾巻パッケージを駆動する摩擦ドラムを
    有し、かつ摩擦ドラム及び綾巻パッケージの角速度を連
    続的に検出及び評価するための手段を有しているワイン
    ダを用いて、定角で巻成される綾巻パッケージを製造す
    る方法であって、最初に空の巻管に対して巻取り過程中
    に糸を巻成して綾巻パッケージを形成する形式の方法に
    おいて、糸巻成嵩の大きさの実際値が巻取り動作中に連
    続的に求められるように、角速度を評価することを特徴
    とする、定角で巻成される綾巻パッケージを製造する方
    法。
  2. 【請求項2】 綾巻パッケージの瞬間的な直径を綾巻パ
    ッケージの回転数又は巻成時間に関して示す等式から展
    開されている数学的なフィルタを用いて、糸巻成嵩の実
    際値を求める、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 糸巻成嵩の実際値を、時間又はパッケー
    ジ直径に関した曲線として示す、請求項1又は2記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 糸巻成嵩の大きさの実際値からパッケー
    ジの直径を形成して、このパッケージ直径を、製造可能
    な最大パッケージ直径に相当する限界値と比較し、最大
    パッケージ直径が得られた時に、この綾巻パッケージの
    巻取りプロセスを終了する、請求項1から3までのいず
    れか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 糸巻成嵩の大きさの実際値を、少なくと
    もリボンゾーンの領域において連続的に目標値と比較し
    て、目標値に調整する、請求項1から4までのいずれか
    1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 綾巻パッケージを駆動する摩擦ドラムを
    有し、かつ摩擦ドラム及び綾巻パッケージの角速度を連
    続的に検出及び評価するための手段を有しているワイン
    ダを用いて、定角で巻成される綾巻パッケージを製造す
    る装置であって、最初に空の巻管に対して巻取り過程中
    に糸を巻成して綾巻パッケージが形成される形式の装
    置、もしくは請求項1から5までのいずれか1項記載の
    方法を実施する装置において、評価するための手段が、
    糸巻成嵩(δ)の大きさの実際値(δi)を巻取り動作
    中に連続的に求める評価装置(24,25,27,2
    8,29)を有していることを特徴とする、定角で巻成
    される綾巻パッケージを製造する装置。
  7. 【請求項7】 評価装置が数学的なフィルタ(29)を
    有しており、該フィルタ(29)が、綾巻パッケージの
    瞬間的なパッケージ直径(dsp)をパッケージ回転数又
    は時間に関して計算した等式(2a,2b)から形成さ
    れている、請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 測定されたパッケージ直径(dsp)を調
    節可能な最大値(dspmax)と比較しかつ、最大値到達
    時に巻取りプロセスを終了するための信号を発信する装
    置(31)が設けられている、請求項6又は7記載の装
    置。
  9. 【請求項9】 糸巻成嵩(δ)の経過を記録及び/又は
    表示する装置(32,34)が設けられている、請求項
    5から8までのいずれか1項記載の装置。
  10. 【請求項10】 糸巻成嵩の実際値(δi)を糸巻成嵩
    の目標値(δsoll)と比較しかつ、実際値と目標値との
    間に差異がある場合に調節信号を発信する装置(35)
    が設けられている、請求項5から9までのいずれか1項
    記載の装置。
JP9170089A 1996-06-26 1997-06-26 定角で巻成される綾巻パッケージを製造する方法及び装置 Pending JPH1072168A (ja)

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