JPH1071766A - 情報記録媒体及び色素化合物 - Google Patents

情報記録媒体及び色素化合物

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JPH1071766A
JPH1071766A JP8245732A JP24573296A JPH1071766A JP H1071766 A JPH1071766 A JP H1071766A JP 8245732 A JP8245732 A JP 8245732A JP 24573296 A JP24573296 A JP 24573296A JP H1071766 A JPH1071766 A JP H1071766A
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Japan
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substituent
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Withdrawn
Application number
JP8245732A
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English (en)
Inventor
Koji Wariishi
幸司 割石
Yoshio Inagaki
由夫 稲垣
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い変調度及び反射率を有し、更に耐光性が
顕著に向上した情報記録媒体を提供すること。 【解決手段】 基板上に、レーザ光により情報の記録が
可能な記録層が設けられ、そして該記録層上に金属反射
層が設けられてなる情報記録媒体において、該記録層
が、下記の一般式(I): 【化1】 [但し、R11及びR12は、置換基を有していても良いア
ルキル基を表わし、Z11及びZ12は、5ないし6員の置
換又は無置換のヘテロ環を形成するのに必要な原子群を
表わし、Y11は置換基を有するフェニル基又はヘテロ環
基を表わし、Xn-は陰イオンを表わし、そしてnは1、
2または3を表わす]により表わされるシアニン系色素
化合物からなることを特徴とする情報記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高エネルギー密度
のレーザ光を用いて情報の書き込みが可能な情報記録媒
体、及び該情報記録媒体の製造に有用な色素化合物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザ光により情報の記録が可能な情報
記録媒体(光ディスク)は、CD−Rあるいは追記型C
Dと呼ばれ、例えばコンピュータ用ディスクメモリーと
して広く使用されている。CD−Rの基本構造は、ポリ
マーからなる基板上にレーザ光により情報の記録が可能
な記録層が設けられたものである。その記録層として
は、Te、In等の金属からなる層、そしてシアニン色
素等の色素からなる層が一般的である。色素記録層は、
金属のように蒸着法でなく、塗布により容易に形成で
き、金属記録層に比べて高感度であるが、反射率が低
く、記録ピットを再生した場合に高いC/Nや変調度を
得られ難いとの問題がある。反射率が高いと、高い変調
度が得られ易く、市販のCDプレーヤで再生が可能とな
る等、再生に於て種々の利点がある。
【0003】反射率が高く、高変調度を可能にする色素
記録層を有するCD−Rとして、特開昭64−4038
2号公報に、ベンゾインドレニン骨格(インドレニン環
にベンゼンが縮合した構造)を有するシアニン系色素か
らなる記録層が基板上に設けられた記録媒体が開示され
ている。この記録媒体は、変調度についてはかなり改善
されているが、その反射率は高いとは言えない。
【0004】特開平4−175188号公報には、特定
のベンゾインドレニン骨格を有するシアニン系色素の記
録層上に反射層を設けて反射率を向上させたCD−R
が、開示されている。このシアニン系色素は、二個のベ
ンゾインドレニン環を結ぶペンタメチン鎖の中央の炭素
に、メチル、エチル又はベンジルが付いた特定の構造を
有するものである。このような特定の構造の色素からな
る記録層とその上に設けられる金属反射層の組み合わせ
により、変調度及び反射率が向上している。しかしなが
ら、本発明者の検討によると、記録媒体の長期の保存を
考えた場合、即ち情報の保存信頼性を考慮するとその色
素記録層は耐光性が充分ではないことが判明した。
【0005】特開平3−30987号公報には、ベンゾ
インドレニン環がペンタメチン鎖で繋がったシアニン系
色素で、ベンゾインドレニン環の窒素原子にアルコキシ
アルキルが付き、且つペンタメチン鎖の中央の炭素にハ
ロゲンあるいはアルキルが付いた色素からなる記録層を
有するCD−Rが、開示されている。このCD−Rは耐
久性(繰り返しの再生)の改善を目的としている。特開
平5−325252号公報には、インドレニン環又はベ
ンゾインドレニン環がペンタメチン鎖で繋がったシアニ
ン系色素で、インドレニン環の窒素原子にアルキル又は
ヒドロキシアルコキシアルキルが付き、且つペンタメチ
ン鎖の中央の炭素にメチル又は塩素が付いた色素からな
る記録層とその上に設けられた反射層とを有するCD−
Rが、開示されている。このCD−Rは変調度、感度の
向上を目的としている。
【0006】本発明者の検討によれば、上記特開平3−
30987号公報及び特開平5−325252号公報に
記載されている特定の色素の記録層の上に反射層を設け
て得られるCD−Rは、変調度及び反射率は向上してい
るが、耐光性がまだ充分とはいえないことが、明らかと
なった。即ち、このようなCD−Rは、情報の記録後、
長時間日光等の光に曝された場合、繰り返しの再生操作
を行なった場合、あるいは長期間保存後において、再生
不良が発生する場合があることが判明した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主な
目的は、高い変調度及び反射率を有し、更に耐光性が顕
著に向上した情報記録媒体を提供することを目的とす
る。また、情報記録媒体の記録層の色素材料として好適
なシアニン系色素化合物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上に、レ
ーザ光により情報の記録が可能な記録層が設けられ、そ
して該記録層上に金属反射層が設けられてなる情報記録
媒体において、該記録層が、下記の一般式(I):
【0009】
【化6】 [但し、R11及びR12は、それぞれ独立に置換基を有し
ていても良いアルキル基を表わし、Z11は、N+ =Cと
共に置換又は無置換の5ないし6員のヘテロ環を形成す
るのに必要な原子群を表わし、Z12は、C−Nと共に置
換又は無置換の5ないし6員のヘテロ環を形成するのに
必要な原子群を表わし、Y11は置換基を有するフェニル
基又は置換基を有していても良いヘテロ環基を表わし、
n-は陰イオンを表わし、そしてnは1、2または3を
表わす]により表わされるシアニン系色素化合物からな
ることを特徴とする情報記録媒体にある。
【0010】上記本発明の情報記録媒体の好ましい態様
は、下記の通りである。 1)一般式(I)において、R11及びR12は、それぞれ
独立に炭素原子数1〜4の無置換のアルキル基を表わ
す。 2)Z11は、N+ =Cと共にインドレニン環又はべンゾ
インドレニン環を形成するのに必要な原子群を表わし、
12は、C−Nと共にインドレニン環又はべンゾインド
レニン環を形成するのに必要な原子群を表わす。 3)Y11は、メチル、メトキシ又はハロゲンで置換され
たフェニル基又はピリジル基、ピラジニル基、ピリミジ
ル基又はベンゾキサゾリル基を表わす。 4)Xn-はClO4 -、PF6 -、BF4 -または金属錯体イ
オンを表わす。 5)nは1を表わす。 6)シアニン系色素化合物が、下記の一般式(II):
【0011】
【化7】 [但し、R21及びR22は、それぞれ独立に置換基を有し
ていても良いアルキル基(好ましくは無置換のアルキル
基)を表わし、R23、R24、R25及びR26は、それぞれ
独立に置換基を有していても良いアルキル基(好ましく
はメチル基)を表わし、Y21は置換基を有するフェニル
基、ヘテロ環(好ましくは置換基を有していても良い置
換基を有していても良いピリジル基、置換基を有してい
ても良いピラジニル基、置換基を有していても良いピリ
ミジル基又は置換基を有していても良いベンゾキサゾリ
ル基を表わし、Xm-は陰イオンを表わし、そしてmは
1、2または3を表わす]により表わされる化合物であ
る。 7)記録層が、さらに下記の一般式(III) 又は(IV):
【0012】
【化8】 [但し、R31は置換基を有していても良いアルキル基を
表わし、そしてQ- は陰イオンを表わす]
【0013】
【化9】 [但し、R41、R42、R43及びR44は、それぞれ独立に
置換基を表わし、a、b、c及びdはそれぞれ独立に0
〜5の整数を表わし、Mは金属原子を表わし、そしてL
1 、L2 、L3 及びL4 はそれぞれ独立に硫黄原子、酸
素原子又は窒素原子を表わす]により表わされる化合物
を含む。
【0014】上記一般式(II)により表わされるシアニ
ン系色素化合物は新規な色素化合物である。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の情報記録媒体は、以下に
述べるような方法により製造することができる。本発明
の情報記録媒体の基板は、従来の情報記録媒体の基板と
して用いられている各種の材料から任意に選択すること
ができる。基板材料としては、例えばガラス;ポリカー
ボネート;ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹
脂;ポリ塩化ビニル、塩化ビニル共重合体等の塩化ビニ
ル系樹脂;エポキシ樹脂;アモルファスポリオレフィン
およびポリエステルなどを挙げることができ、所望によ
りそれらを併用してもよい。なお、これらの材料はフィ
ルム状としてまたは剛性のある基板として使うことがで
きる。上記材料の中では、耐湿性、寸法安定性および価
格などの点からポリカーボネートが好ましい。
【0016】記録層が設けられる側の基板表面には、平
面性の改善、接着力の向上および記録層の変質防止の目
的で、下塗層が設けられてもよい。下塗層の材料として
はたとえば、ポリメチルメタクリレート、アクリル酸・
メタクリル酸共重合体、スチレン・無水マレイン酸共重
合体、ポリビニルアルコール、N−メチロールアクリル
アミド、スチレン・ビニルトルエン共重合体、クロルス
ルホン化ポリエチレン、ニトロセルロース、ポリ塩化ビ
ニル、塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、ポリイミ
ド、酢酸ビニル・塩化ビニル共重合体、エチレン・酢酸
ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
カーボネート等の高分子物質;およびシランカップリン
グ剤などの表面改質剤を挙げることができる。下塗層
は、上記物質を適当な溶剤に溶解または分散して塗布液
を調製したのち、この塗布液をスピンコート、ディップ
コート、エクストルージョンコートなどの塗布法により
基板表面に塗布することにより形成することができる。
下塗層の層厚は一般に0.005〜20μmの範囲にあ
り、好ましくは0.01〜10μmの範囲である。
【0017】また、基板(または下塗層)上には、トラ
ッキング用溝またはアドレス信号等の情報を表わす凹凸
(グルーブ)が形成されていることが好ましい。このグ
ルーブは、ポリカーボネートなどの樹脂材料を射出成形
あるいは押出成形する際に直接基板上に形成されること
が好ましい。またグルーブ形成を、プレグルーブ層が設
けることにより行ってもよい。プレグルーブ層の材料と
しては、アクリル酸のモノエステル、ジエステル、トリ
エステルおよびテトラエステルのうちの少なくとも一種
のモノマー(またはオリゴマー)と光重合開始剤との混
合物を用いることができる。プレグルーブ層の形成は、
例えば、まず精密に作られた母型(スタンパー)上に上
記のアクリル酸エステルおよび重合開始剤からなる混合
液を塗布し、さらにこの塗布液層上に基板を載せたの
ち、基板または母型を介して紫外線を照射するにより塗
布層を硬化させて基板と塗布相とを固着させる。次い
で、基板を母型から剥離することにより得ることができ
る。
【0018】プレグルーブ層の層厚は一般に0.05〜
100μmの範囲にあり、好ましくは0.1〜50μm
の範囲である。基板上に設けられるプレグルーブの深さ
は300〜2000Åの範囲のものが、その半値幅は、
0.2〜0.9μmの範囲にあることが好ましい。ま
た、プレグルーブ層の深さを1500〜2000Åの範
囲にすることにより反射率をほとんど低下させることな
く感度を向上させることができ、特に好ましい。従っ
て、このような光ディスク(深いプレグルーブの基板に
一般式(I)の色素の記録層および反射層が形成された
光ディスク)は、高い感度を有することから、低いレー
ザパワーでも記録が可能となり、これにより安価な半導
体レーザの使用が可能となる、あるいは半導体レーザの
使用寿命を延ばすことができる等の利点を有する。
【0019】基板上には、色素記録層が設けられる。本
発明の色素記録層は、下記の一般式(I)で表わされる
シアニン系化合物を含むことを特徴としている。
【0020】
【化10】 [但し、R11及びR12は、それぞれ独立に置換基を有し
ていても良いアルキル基を表わし、Z11は、N+ =Cと
共に置換又は無置換の5ないし6員のヘテロ環を形成す
るのに必要な原子群を表わし、Z12は、C−Nと共に置
換又は無置換の5ないし6員のヘテロ環を形成するのに
必要な原子群を表わし、Y11は置換基を有するフェニル
基又は置換基を有していても良いヘテロ環基を表わし、
n-は陰イオンを表わし、そしてnは1、2または3を
表わす]
【0021】R11及びR12は、置換されていてもよい炭
素数1〜6のアルキル基が一般的であり、無置換の炭素
数1〜6のアルキル基が好ましく、特に無置換の炭素数
1〜4のアルキル基が好ましい。アルキル基の置換基と
しては、ハロゲン原子(例、F,Cl)、アルコキシ基
(例、メトキシ、エトキシ)、アルキルチオ基(例、メ
チルチオ、エチルチオ)、アシル基(例、アセチル、プ
ロピオニル)、アシルオキシ基(例、アセトキシ、プロ
ピオニルオキシ)、ヒドロキシ基、アルコキシカルボニ
ル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル)、アルケニル基(例、ビニル)、アリール基(例、
フェニル、ナフチル)を挙げることができる。
【0022】Z11と−N+ =C−とにより、あるいはZ
12と−N−C=とにより形成されるヘテロ環の例を下記
に記載する。チアゾール核(例えば、チアゾール、4−
メチルチアゾール、4−フェニルチアゾール、4,5−
ジメチルチアゾール、4,5−ジフェニルチアゾー
ル);ベンゾチアゾール核(例えば、ベンゾチアゾー
ル、4−クロロベンゾチアゾール、5−クロロベンゾチ
アジール、6−クロロベンゾチアゾール、5−ニトロベ
ンゾチアゾール、4−メチルベンゾチアゾール、5−メ
チルベンゾチアゾール、6−メチルベンゾチアゾール、
5−ブロモベンゾチアゾール、6−ブロモベンゾチアゾ
ール、5−ヨードベンゾチアゾール、5−フェニルベン
ゾチアゾール、5−メトキシベンゾチアゾール、6−メ
トキシベンゾチアゾール、5−エトキシベンゾチアゾー
ル、5−エトキシカルボニルベンゾチアゾール、5−カ
ルボキシベンゾチアゾール、5−フェネチルベンゾチア
ゾール、5−フルオロベンゾチアゾール、5−クロロ−
6−メチルベンゾチアゾール、5,6−ジメチルベンゾ
チアゾール、5,6−ジメトキシベンゾチアゾール、5
−ヒドロキシ−6−メチルベンゾチアゾール、テトラヒ
ドロキシベンゾチアゾール、4−フェニルベンゾチアゾ
ール);
【0023】ナフトチアゾール核(例えば、ナフト
[2,1−d]チアゾール、ナフト[1,2−d]チア
ゾール、ナフト[2,3−d]チアゾール、5−メトキ
シナフト[1,2−d]チアゾール、7−エトキシナフ
ト[2,1−d]チアゾール、8−メトキシナフト
[2,1−d]チアゾール、5−メトキシナフト[2,
3−d]チアゾール};チアゾリン核(例えば、チアゾ
リン、4−メチルチアゾリン、4−ニトロチアゾリ
ン);
【0024】オキサゾール核{オキサゾール核(例え
ば、オキサゾール、4−メチルオキサゾール、4−ニト
ロオキサゾール、5−メチルオキサゾール、4−フェニ
ルオキサゾール、4,5−ジフェニルオキサゾール、4
−エチルオキサゾール);ベンゾオキサゾール核(例え
ば、ベンゾオキサゾール、5−クロロベンゾオキサゾー
ル、5−メチルベンゾオキサゾール、5−ブロモベンゾ
オキサゾール、5−フルオロベンゾオキサゾール、5−
フェニルベンゾオキサゾール、5−メトキシベンゾオキ
サゾール、5−ニトロベンゾオキサゾール、5−トルフ
ルオロメチルベンゾオキサゾール、5−ヒドロキシベン
ゾオキサゾール、5−カルボキシベンゾオキサゾール、
6−メチルベンゾオキサゾール、6−クロロベンゾオキ
サゾール、6−ニトロベンゾオキサゾール、6−メトキ
シベンゾオキサゾール、6−ヒドロキシベンゾオキサゾ
ール、5,6−ジメチルベンゾオキサゾール、4,6−
ジメチルベンゾオキサゾール、5−エトキシベンゾオキ
サゾール);ナフトオキサゾール核(例えば、ナフト
[2,1−d]オキサゾール、ナフト[1,2−d]オ
キサゾール、ナフト[2,3−d]オキサゾール、5−
ニトロナフト[2,1−d]オキサゾール);
【0025】オキサゾリン核(例えば、4,4−ジメチ
ルオキサゾリン);セレナゾール核(例えば、4−メチ
ルセレナゾール、4−ニトロセレナゾール、4−フェニ
ルセレナゾール);ベンゾセレナゾール核(例えば、ベ
ンゾセレナゾール、5−クロロベンゾセレナゾール、5
−ニトロベンゾセレナゾール、5−メトキシベンゾセレ
ナゾール、5−ヒドロキシベンゾセレナゾール、6−ニ
トロベンゾセレナゾール、5−クロロ−6−ニトロベン
ゾセレナゾール、5,6−ジメチルベンゾセレナゾー
ル);ナフトセレナゾール核(例えば、ナフト[2,1
−d]セレナゾール、ナフト[1,2−d]セレナゾー
ル);
【0026】セレナゾリン核(例えば、セレナゾリン、
4−メチルセレナゾリン)、テルラゾール核(例えばテ
ルラゾール、4−メチルテルラゾール、4−フェニルテ
ルラゾール);ベンゾテルラゾール核(例えば、ベンゾ
テルラゾール、5−クロロベンゾテルラゾール、5−メ
チルベンゾテルラゾール、5,6−ジメチルベンゾテル
ラゾール、6−メトキシベンゾテルラゾール);ナフト
テルラゾール核(例えば、ナフト[2,1−d]テルラ
ゾール、ナフト[1,2−d]テルラゾール);テルラ
ゾリン核(例えば、テルラゾリン、4−メチルテルラゾ
リン);
【0027】インドレニン核(例えば、3,3−ジメチ
ルインドレニン、3,3−ジエチルインドレニン、3,
3−ジメチル−5−シアノインドレニン、3,3−ジメ
チル−6−ニトロインドレニン、3,3−ジメチル−5
−ニトロインドレニン、3,3−ジメチル−5−メトキ
シインドレニン、3,3,5−トリメチルインドレニ
ン、3,3−ジメチル−5−クロロインドレニンのよう
な3,3−ジアルキルインドレニン核);ベンゾインド
レニン核(例えば、3,3−ジメチル−ベンゾ[e]イ
ンドレニン、3,3−ジメチル−ベンゾ[g]インドレ
ニン)};イミダゾール核(例えば、1−アルキルイミ
ダゾール、1−アルキル−4−フェニルイミダゾール、
1−アリールイミダゾール);ベンゾイミダゾール核
(例えば、1−アルキルベンゾイミダゾール、1−アル
キル−5−クロロベンゾイミダゾール、1−アルキル−
5,6−ジクロロベンゾイミダゾール、1−アルキル−
5−メトキシベンゾイミダゾール、1−アルキル−5−
シアノベンゾイミダゾール、1−アルキル−5−フルオ
ロベンゾイミダゾール、1−アルキル−5−トリフルオ
ロメチルベンゾイミダゾール、1−アルキル−6−クロ
ロ−5−シアノベンゾイミダゾール、1−アリル−5,
6−ジクロロベンゾイミダゾール、1−アリル−5−ク
ロロベンゾイミダゾール、1−アリールベンゾイミダゾ
ール、1−アリール−5−クロロベンゾイミダゾール、
1−アリール−5,6−ジクロロベンゾイミダゾール、
1−アリール−5−メトキシベンゾイミダゾール、1−
アリール−5−シアノベンゾイミダゾール);ナフトイ
ミダゾール核(例えば、アルキルナフト[1,2−d]
イミダゾール、1−アリールナフト[1,2−d]イミ
ダゾール);[上記イミダゾール核、ベンゾイミダゾー
ル核の例に記載されている化合物のアルキル基は、炭素
原子数1〜8のもの、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル等の無置換のアルキル基やヒ
ドロキシアルキル基(例えば、2−ヒドロキシエチル、
3−ヒドロキシプロピル)が好ましい。特にメチル基、
エチル基が好ましい。またアリール基は、フェニル、ハ
ロゲン(例えば、クロロ)置換フェニル、アルキル(例
えば、メチル)置換フェニル、アルコキシ(例えば、メ
トキシ)置換フェニルを一般に表わす。];
【0028】ピリジン核(例えば、2−ピリジン、4−
ピリジン、5−メチル−2−ピリジン、3−メチル−4
−ピリジン);キノリン核(例えば、2−キノリン、3
−メチル−2−キノリン、5−エチル−2−キノリン、
6−メチル−2−キノリン、6−ニトロ−2−キノリ
ン、8−フルオロ−2−キノリン、6−メトキシ−2−
キノリン、6−ヒドロキシ−2−キノリン、8−クロロ
−2−キノリン、4−キノリン、6−エトキシ−4−キ
ノリン、6−ニトロ−4−キノリン、8−クロロ−4−
キノリン、8−フルオロ−4−キノリン、8−メチル−
4−キノリン、8−メトキシ−4−キノリン、6−メチ
ル−4−キノリン、6−メトキシ−4−キノリン、6−
クロロ−4−キノリン);イソキノリン核(例えば、6
−ニトロ−1−イソキノリン、3,4−ジヒドロ−1−
イソキノリン、6−ニトロ−3−イソキノリン);
【0029】イミダゾ[4,5−b]キノキザリン核
(例えば、1,3−ジエチルイミダゾ[4,5−b]キ
ノキザリン、6−クロロ−1,3−ジアリルイミダゾ
[4,5−b]キノキザリン);オキサジアゾール核;
チアジアゾール核;テトラゾール核;及びピリミジン
核。
【0030】これらのヘテロ環のうち好ましいものは、
インドレニン核、イミダゾキノキザリン核であり、より
好ましくはインドレニン核(特にべンゾインドレニン
環)である。
【0031】Y11で表わされる置換基を有するフェニル
基の例としては、4−メチルフェニル、4−クロロフェ
ニル、4−メトキシフェニル、4−ニトロフェニルを挙
げることができる。4−メチルフェニル、4−クロロフ
ェニル、4−メトキシフェニルが好ましい。Y11で表わ
される置換されてもよいヘテロ環基の例としては、4−
ピリジル、2−ピリジル、2−ピラジニル、4−ピリミ
ジニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、2−
チエニル、2−フリル、2−ピロリル、2−キノリル、
4−キノリル、2−(1−メチルピリジニウム)、1,
3,4−チアジアゾリル、トリアジニルを挙げることが
できる。ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジル基又は
ベンゾキサゾリル基が好ましい。Y11はヘテロ環である
ことが好ましい。
【0032】Xn-で表わされる陰イオンの例としては、
ハライドイオン(Cl- 、Br- 、I- など)、スルホ
ナートイオン(CH3 SO3 -、CF3 SO3 -、CF3
(CF27 SO3 -、p−トルエンスルホナートイオ
ン、ナフタレン−1,5−ジスルホナートイオンな
ど)、ClO4 -、BF4 -、SbF6 -、下記の金属錯体イ
オン:
【0033】
【化11】
【0034】及びリン酸イオン(例、PF6 -
【0035】
【化12】 を挙げることができる。特にClO4 -、PF6 -、BF4 -
および
【0036】
【化13】 が好ましいが、合成の中間段階で使用されるI- やトル
エンスルホナートイオンが微量混入していても良い。ま
た、Xn-で表わされる陰イオンは、R11、R12、Z11
12又はY11の置換基として、スルホナート基等の陰イ
オンの形で存在して、分子内塩を形成していても良い。
nは1が好ましい。
【0037】上記一般式(I)で表わされるシアニン系
色素化合物は、下記の一般式(II)で表わされる化合物
であることが好ましい。
【0038】
【化14】 [但し、R21及びR22は、それぞれ独立に置換基を有し
ていても良いアルキル基(好ましくは無置換のアルキル
基)を表わし、R23、R24、R25及びR26は、それぞれ
独立に置換基を有していても良いアルキル基(好ましく
はメチル基)を表わし、Y21は置換基を有するフェニル
基または置換基を有していても良いヘテロ環(好ましく
は置換基を有していても良いピリジル基、置換基を有し
ていても良いピラジニル基、置換基を有していても良い
ピリミジル基又は置換基を有していても良いベンゾオキ
サゾリル基)を表わし、Xm-は陰イオンを表わし、そし
てmは1、2または3を表わす]
【0039】R21及びR22の好ましい例としては、一般
式(I)のR11及びR12の例を挙げることができる。Y
21の好ましい例としては、一般式(I)のY11の例を、
m-の好ましい例としては、Xn-の例を挙げることがで
きる。mは1であることが好ましい。
【0040】上記一般式(I)(一般式(II)を含む)で
表わされるシアニン色素化合物の例を次に記載する。
【0041】
【化15】
【0042】
【化16】
【0043】
【化17】
【0044】
【化18】
【0045】
【化19】
【0046】
【化20】
【0047】
【化21】
【0048】
【化22】
【0049】
【化23】
【0050】
【化24】
【0051】
【化25】
【0052】
【化26】
【0053】
【化27】
【0054】
【化28】
【0055】上記一般式(I)(一般式(II)を含む)で
表わされるシアニン色素化合物は、『ヘテロ環化合物の
化学』(The Chemistry of Heterocyclic Compound)シリ
ーズの『シアニン色素とその関連化合物』(Cyanine Dye
s and Related Compound, John Wiley & Sons, New Yor
k, London;1964発行)に記載されている合成方法に
準じて製造することができる。また、より具体的には、
例えば下記一般式(1):
【0056】
【化29】 [但し、R21〜R26は、一般式(II)と同義であり、Xn-
およびnは一般式(I)と同義であり、Z21及びZ
22は、ヘテロ環の−C=C−とともにベンゼン環または
ナフタレン環を形成する原子群を表わす」で表わされる
インドレニン誘導体と一般式(2)〜(5):
【0057】
【化30】 [但し、Rはアルキル基を表わし、Yは一般式のY11
同義である]
【0058】のいずれかで表わされるメチン源を、有機
溶媒(例、メタノール、エタノール、アセトニトリル、
DMF(ジメチルホルムアミド)、NMP(N−メチル
ピロリドン)、ピリジン、酢酸、無水酢酸)中に、室温
乃至加熱条件下で混合することにより合成することがで
きる。この場合、触媒(例、トリエチルアミン、ピペリ
ジン、グリシン、β−アラニン、p−トルエンスルホン
酸、酢酸アンモニウム)を添加しても良い。
【0059】次に、上記一般式(I)で表わされるシア
ニン色素化合物の合成の具体例を示す。 [合成例1](前記I−1の化合物の合成) 下記の化合物1(0.91g)と化合物2(4.0g)
とを無水酢酸15mL中に加え、100℃にて7時間攪
拌した。室温まで冷却後、反応液に水50mLを添加
し、デカンテーションにより沈殿(残渣)を得た。この
残渣をメタノール20mLに溶解して、さらに過塩素酸
テトラブチルアンモニウム2gをメタノール10mLに
溶解した溶液を添加した。析出した結晶をろ過し、メタ
ノールで洗浄し、乾燥後目的の化合物0.6gを得た。
λmax =672nm(メタノール)
【0060】
【化31】
【0061】[合成例2](前記I−4の化合物の合
成) 下記の化合物3(1.5g)と上記化合物2(4.0
g)とを無水酢酸15mL中に加え、室温で2時間攪拌
した。反応液に水50mLを添加し、デカンテーション
により沈殿(残渣)を得た。この残渣をメタノール20
mLに溶解して、さらに過塩素酸テトラブチルアンモニ
ウム2gをメタノール10mLに溶解した溶液を添加し
た。析出した結晶をろ過し、メタノールで洗浄し、乾燥
後、目的の化合物0.4gを得た。λmax =670nm
(メタノール)
【0062】
【化32】
【0063】[合成例3](前記I−6の化合物の合
成) 下記の化合物4(0.95g)と上記化合物2(4.0
g)を無水酢酸15mL中に加え、120℃にて30分
間攪拌した。室温まで冷却後、反応液に水50mLを添
加し、デカンテーションにより沈殿(残渣)を得た。こ
の残渣をメタノール20mLに溶解して、さらに過塩素
酸テトラブチルアンモニウム2gをメタノール10mL
に溶解した溶液を添加した。析出した結晶をろ過し、メ
タノールで洗浄し、乾燥後目的の化合物の粗結晶3.5
gを得た。この粗結晶をシリカゲルクロマトグラフィで
精製分離し、目的の化合物0.5gを得た。λmax =6
55nm(メタノール)
【0064】
【化33】
【0065】本発明の情報記録媒体の記録層は、さらに
記録層の耐光性を向上させるために特開昭63−647
94号公報記載の電子受容性化合物、特開平2−300
288号公報に記載のニトロソ化合物及び特公平1−3
8680号公報に記載の一重項酸素クエンチャーとして
知られている種々の化合物を、単一で、あるいは組み合
わせて含有することが好ましい。クエンチャーの例とし
ては、下記の一般式(III) または(IV)で表わされる化合
物を挙げることができる。
【0066】
【化34】 [但し、R31は置換基を有していても良いアルキル基を
表わし、そしてQ- は陰イオンを表わす]
【0067】
【化35】 [但し、R41、R42、R43及びR44は、それぞれ独立に
置換基を表わし、a、b、c及びdはそれぞれ独立に0
〜5の整数を表わし、Mは金属原子を表わし、そしてL
1 、L2 、L3 及びL4 はそれぞれ独立に硫黄原子、酸
素原子又は窒素原子を表わす(但し、a、b、c及びd
が2以上の場合、R41、R42、R43及びR44で表わされ
るそれぞれの複数の置換基は互いに異なっていていも良
い)]
【0068】一般式(III) において、R31は、置換され
ていてもよい炭素数1〜8のアルキル基が一般的であ
り、無置換の炭素数1〜6のアルキル基が好ましい。ア
ルキル基の置換基としては、ハロゲン原子(例、F,C
l)、アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ)、アル
キルチオ基(例、メチルチオ、エチルチオ)、アシル基
(例、アセチル、プロピオニル)、アシルオキシ基
(例、アセトキシ、プロピオニルオキシ)、ヒドロキシ
基、アルコキシカルボニル基(例、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル)、アルケニル基(例、ビニ
ル)、アリール基(例、フェニル、ナフチル)を挙げる
ことができる。これらの中で、ハロゲン原子、アルコキ
シ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基が好ま
しい。Q- の陰イオンの例としては、上記Xn-の例を挙
げることができるが、ClO4 -、AsF6 -、BF4 -、S
bF6 -が好ましい。
【0069】一般式(III) の化合物の例を、式中のR31
とQ- の例を示すことにより、下記に記載する。 (III) −1:R31=CH3 、 Q- =ClO4 - (III) −2:R31=C25 、 Q- =ClO4 - (III) −3:R31=n-C37 、 Q- =ClO4 - (III) −4:R31=n-C49 、 Q- =ClO4 - (III) −5:R31=n-C511、 Q- =ClO4 - (III) −6:R31=n-C49 、 Q- =SbF6 - (III) −7:R31=n-C49 、 Q- =BF4 - (III) −8:R31=n-C49 、 Q- =AsF6 -
【0070】上記一般式(IV)において、R41、R42、R
43及びR44で表わされる基の例としては、アルキル基、
アルコキシ基、アルコキシアルコキシ基、アルコキシカ
ルボニル基、ジアルキルアミノ基及びハロゲン原子を挙
げることができる。a、b、c及びdは0〜2の整数で
あることが好ましい。Mは、Ni、Cu又はCoである
ことが好ましく、特にNiであることが好ましい。L
1 、L2 、L3 及びL4は硫黄原子であることが好まし
い。上記一般式(IV)で表わされる好ましい例を下記に示
す。
【0071】
【化36】
【0072】
【化37】
【0073】クエンチャーの例としては、さらに下記の
一般式(V) で表わされる化合物も挙げることができる。
【0074】
【化38】 [但し、A+ は非金属陽イオン(例、テトラアンモニウ
ムイオン)を表わし、Mは遷移金属原子(例、銅原子、
ニッケル原子)を表わし、そしてZ50及びZ51は、それ
ぞれ置換されていても良い5ないし6員環の芳香族環ま
たはヘテロ環(例、ベンゼン環、2−チオクソ−1,3
−ジチオール環)を完成するための原子団を表わす]
【0075】一般式(V) で表わされる化合物の例を下記
に示す。
【0076】
【化39】
【0077】記録層の形成は、上記色素、さらに所望に
よりクエンチャー、結合剤などを溶剤に溶解して塗布液
を調製し、次いでこの塗布液を基板表面に塗布して塗膜
を形成したのち乾燥することにより行なうことができ
る。色素層塗布液の溶剤としては、酢酸ブチル、セロソ
ルブアセテートなどのエステル;メチルエチルケトン、
シクロヘキサノン、メチルイソブチルケトンなどのケト
ン;ジクロルメタン、1、2−ジクロルエタン、クロロ
ホルムなどの塩素化炭化水素;ジメチルホルムアミドな
どのアミド;シクロヘキサンなどの炭化水素;テトラヒ
ドロフラン、エチルエーテル、ジオキサンなどのエーテ
ル;エタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
ル、n−ブタノールジアセトンアルコールなどのアルコ
ール;2,2,3,3−テトラフロロプロパノールなど
のフッ素系溶剤;エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテルなどのグリコールエー
テル類などを挙げることができる。上記溶剤は使用する
色素の溶解性を考慮して単独または二種以上併用して適
宜用いることができる。塗布液中にはさらに酸化防止
剤、UV吸収剤、可塑剤、潤滑剤など各種の添加剤を目
的に応じて添加してもよい。
【0078】結合剤を使用する場合に結合剤の例として
は、たとえばゼラチン、セルロース誘導体、デキストラ
ン、ロジン、ゴムなどの天然有機高分子物質;およびポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリイソ
ブチレン等の炭化水素系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、ポリ塩化ビニル・ポリ酢酸ビニル共重合
体等のビニル系樹脂、ポリアクリル酸メチル、ポリメタ
クリル酸メチル等のアクリル樹脂、ポリビニルアルコー
ル、塩素化ポリエチレン、エポキシ樹脂、ブチラール樹
脂、ゴム誘導体、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂等
の熱硬化性樹脂の初期縮合物などの合成有機高分子を挙
げることができる。記録層の材料として結合剤を併用す
る場合に、結合剤に対する色素の比率は一般に0.01
〜99%(重合比)の範囲にあり、好ましくは1.0〜
95%(重量比)の範囲にある。このようにして調製さ
れる塗布量の濃度は一般に0.01〜10%(重量比)
の範囲にあり、好ましくは0.1〜5%(重量比)の範
囲にある。
【0079】塗布方法としては、スプレー法、スピンコ
ート法、ディップ法、ロールコート法、ブレードコート
法、ドクターロール法、スクリーン印刷法などを挙げる
ことができる。記録層は単層でも重層でもよい。記録層
の層厚は一般に20〜500nmの範囲にあり、好まし
くは50〜300nmの範囲にある。また、記録層は基
板の片面のみならず両面に設けられていてもよい。
【0080】本発明の情報記録媒体は、上記記録層の上
に、情報の再生時における反射率の向上の目的で、反射
層が設けられる。反射層の材料である光反射性物質はレ
ーザ光に対する反射率が高い物質であり、その例として
は、Mg、Se、Y、Ti、Zr、Hf、V、Nb、T
a、Cr、Mo、W、Mn、Re、Fe、Co、Ni、
Ru、Rh、Pd、Ir、Pt、Cu、Ag、Au、Z
n、Cd、Al、Ga、In、Si、Ge、Te、P
b、Po、Sn、Biなどの金属及び半金属あるいはス
テンレス鋼を挙げることができる。これらのうちで好ま
しいものは、Cr、Ni、Pt、Cu、Ag、Au、A
lおよびステンレス鋼である。これらの物質は単独で用
いてもよいし、あるいは二種以上の組合せで、または合
金として用いてもよい。反射層は、たとえば上記光反射
性物質を蒸着、スパッタリングまたはイオンプレーティ
ングすることにより記録層の上に形成することができ
る。反射層の層厚は、一般的には10〜300nmの範
囲にあり、50〜200nmの範囲が好ましい。
【0081】また、反射層の上には、記録層などを物理
的および化学的に保護する目的で保護層が設けられても
よい。この保護層は、基板の記録層が設けられていない
側にも耐傷性、耐湿性を高める目的で設けられてもよ
い。保護層に用いられる材料の例としては、SiO、S
iO2 、MgF2 、SnO2 、Si34 等の無機物
質、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、UV硬化性樹脂等の
有機物質を挙げることができる。保護層は、たとえばプ
ラスチックの押出加工で得られたフィルムを接着層を反
射層上および/または基板上にラミネートすることによ
り形成することができる。あるいは真空蒸着、スパッタ
リング、塗布等の方法により設けられてもよい。また、
熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の場合には、これらを適当
な溶剤に溶解して塗布液を調製したのち、この塗布液を
塗布し、乾燥することによっても形成することができ
る。UV硬化性樹脂の場合には、そのままもしくは適当
な溶剤に溶解して塗布液を調製したのちこの塗布液を塗
布し、UV光を照射して硬化させることによっても形成
することができる。これらの塗布液中には、更に帯電防
止剤、酸化防止剤、UV吸収剤等の各種添加剤を目的に
応じて添加してもよい。保護層の層厚は一般には0.1
〜100μmの範囲にある。
【0082】本発明において、情報記録媒体は上述した
構成からなる単板であってもよいが、あるいは更に上記
構成を有する二枚の基板を記録層が内側となるように向
い合わせ、接着剤等を用いて接合することにより、貼り
合せタイプの記録媒体を製造することもできる。あるい
はまた、二枚の円盤状基板のうちの少なくとも一方に上
記構成を有する基板を用いて、リング状内側スペーサと
リング状外側スペーサとを介して接合することにより、
エアーサンドイッチタイプの記録媒体を製造することが
もきる。本発明の情報記録媒体は上記のような方法で製
造することができる。このようにして得られる、反射率
が極めて高くかつ記録再生特性にも優れた光ディスク
で、耐光性においても向上している。すなわち、本発明
の情報記録媒体は反射率が80%前後と顕著に高いた
め、市販のCDプレーヤで再生することができる。従っ
て、高反射率を有しかつ耐光性に優れた光ディスクも得
ることができる。
【0083】上記本発明の光情報記録方法は、上記情報
記録媒体を用いて、例えば、次のように行われる。ま
ず、情報記録媒体を定線速度(CDフォーマットの場合
は1.2〜14m/秒)または定角速度にて回転させな
がら、基板側から半導体レーザー光などの記録用の光を
照射する。この光の照射により、記録層と反射層との界
面に空洞を形成(空洞の形成は、記録層または反射層の
変形、あるいは両層の変形を伴って形成される)する
か、基板が肉盛り変形する、あるいは記録層に変色、会
合状態の変化等により屈折率が変化することにより情報
が記録されると考えられる。記録光としては500nm
〜850nmの範囲の発振波長を有する半導体レーザー
ビームが用いられる。上記のように記録された情報の再
生は、情報記録媒体を上記と同一の定線速度で回転させ
ながら半導体レーザー光を基板側から照射して、その反
射光を検出することにより行うことができる。以下に、
本発明の実施例を記載する。ただし、これらの各例は本
発明を制限するものではない。
【0084】
【実施例】
[実施例1]前記シアニン系色素化合物(I−1)3g
を、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール10
0ccに溶解し、記録層形成用塗布液を得た。この塗布
液を、表面にスパイラルグルーブ(グルーブピッチ:
1.6μm、グルーブ幅:0.4μm、グルーブの深
さ:0.17μm)が射出成形により形成されたポリカ
ーボネート基板(直径:120mm、厚さ:1.2m
m)のそのグルーブ面に、スピンコートにより塗布し、
記録層(厚さ:グルーブ内で約200nm)を形成し
た。
【0085】記録層上に、Auをスパッタして、約10
0nmの金属反射層を形成した。さらに反射層上に、U
V硬化性樹脂(UV硬化剤3070、スリーボンド社
製)を塗布し、紫外線を照射して層厚3μmの保護層を
形成した。これにより情報記録媒体を得た。
【0086】[実施例2〜7]実施例1において、前記
シアニン系色素化合物(I−1)の代わりに表1に示す
シアニン系色素化合物を同量使用した以外は、実施例1
と同様にして情報記録媒体を得た。
【0087】[比較例1]実施例1において、前記シア
ニン系色素化合物(I−1)の代わりに下記のシアニン
系色素化合物(化合物A)を同量使用した以外は、実施
例1と同様にして情報記録媒体を得た。
【0088】
【化40】
【0089】[比較例2]実施例1において、前記シア
ニン系色素化合物(I−1)の代わりに下記のシアニン
系色素化合物(化合物B)を同量使用した以外は、実施
例1と同様にして情報記録媒体を得た。
【0090】
【化41】
【0091】[情報記録媒体の評価] 1)変調度 情報記録媒体に、波長780nmの半導体レーザ光を照
射し、グルーブをトラッキングしながら、定線速度1.
4m/秒で、記録レーザパワーを4〜9mWの範囲で種
々変えて、3Tと11TのEFM信号を記録した。レー
ザパワー0.5mWで再生し、最適記録パワーにおける
3Tと11Tの変調度を求めた。 2)反射率 1)の再生時の最適記録パワーにおけるグルーブ(非記
録領域)の反射率を求めた。 3)耐光性 1)で記録された情報記録媒体にXeランプ(14万ル
ックス)を8時間照射し、照射後の変調度及び反射率を
上記1)及び2)と同様に測定した。
【0092】得られた結果を表1に示す。
【0093】
【表1】 表1 ──────────────────────────────────── (Xe照射前) (Xe照射後) 色素 変調度 反射率 変調度 反射率 No 3T 11T (%) 3T 11T (%) ──────────────────────────────────── 実施例1 I−1 0.415 0.605 77.0 0.405 0.601 77.5 実施例2 I−2 0.421 0.697 90.7 0.412 0.684 90.8 実施例3 I−3 0.452 0.673 84.9 0.436 0.666 85.2 実施例4 I−4 0.403 0.600 81.8 0.401 0.595 82.3 実施例5 I−6 0.419 0.612 88.5 0.415 0.607 89.1 実施例6 I−5 0.409 0.615 80.5 0.402 0.607 81.6 実施例7 I−7 0.407 0.609 81.2 0.404 0.603 82.1 ──────────────────────────────────── 比較例1 A 0.327 0.612 76.1 トラッキングできず測定不可 比較例2 B 0.355 0.608 88.5 トラッキングできず測定不可 ────────────────────────────────────
【0094】[実施例8]実施例1において、前記シア
ニン系色素化合物(I−1)に対して10重量%のクエ
ンチャー(前記化合物(III) −4)を加えた以外実施例
1と同様にして記録層形成用塗布液を調製し、その後の
記録層の形成、反射層及び保護層の形成は実施例1と同
様にして情報記録媒体を得た。
【0095】[実施例9]実施例1において、前記シア
ニン系色素化合物(I−1)に対して10重量%のクエ
ンチャー(前記化合物(IV)−1)を加えた以外実施例1
と同様にして記録層形成用塗布液を調製し、その後の記
録層の形成、反射層及び保護層の形成は実施例1と同様
にして情報記録媒体を得た。
【0096】[比較例3]比較例1において、前記シア
ニン系色素化合物(化合物A)に対して10重量%のク
エンチャー(前記化合物(III) −4)を加えた以外比較
例1と同様にして記録層形成用塗布液を調製し、その後
の記録層の形成、反射層及び保護層の形成は比較例1と
同様にして情報記録媒体を得た。
【0097】[比較例4]比較例1において、前記シア
ニン系色素化合物(化合物A)に対して10重量%のク
エンチャー(前記化合物(IV)−1)を加えた以外比較例
1と同様にして記録層形成用塗布液を調製し、その後の
記録層の形成、反射層及び保護層の形成は比較例1と同
様にして情報記録媒体を得た。
【0098】[情報記録媒体の評価] 1)変調度 情報記録媒体に、波長780nmの半導体レーザ光を照
射し、グルーブをトラッキングしながら、定線速度1.
4m/秒で、記録レーザパワーを4〜9mWの範囲で種
々変えて、3Tと11TのEFM信号を記録した。レー
ザパワー0.5mWで再生し、最適記録パワーにおける
3Tと11Tの変調度を求めた。 2)反射率 1)の再生時の最適記録パワーにおけるグルーブ(非記
録領域)の反射率を求めた。 3)耐光性A 1)で記録された情報記録媒体にXeランプ(14万ル
ックス)を24時間照射し、照射後の変調度及び反射率
を上記1)及び2)と同様に測定した。 4)耐光性B 1)で記録された情報記録媒体にXeランプ(14万ル
ックス)を48時間照射し、照射後の変調度及び反射率
を上記1)及び2)と同様に測定した。
【0099】得られた結果を表2に示す。
【0100】
【表2】 表2 ──────────────────────────────────── クエン (Xe照射前) (Xe24hr照射後) (Xe48hr照射後) チャー 変調度 反射率 変調度 反射率 変調度 反射率 No 3T/11T(%) 3T/11T(%) 3T/11T(%) ──────────────────────────────────── 実施例 8 (III)-4 0.411/0.602 77.8 0.406/0.576 80.6 0.368/0.505 89.3 9 (IV)-1 0.409/0.603 77.4 0.405/0.567 82.1 0.361/0.492 90.5 ──────────────────────────────────── 比較例 3 (III)-4 0.322/0.601 76.3 0.198/0.325 97.3 トラッキング不可 4 (IV)-1 0.320/0.598 76.5 0.212/0.362 96.2 トラッキング不可 ────────────────────────────────────
【0101】
【発明の効果】本発明は、前記特定のシアニン系化合物
を記録層に用いているため、高い変調度及び反射率を維
持しながら、更に耐光性が顕著に向上した情報記録媒体
を得ることが可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 235/20 C07D 235/20 263/56 263/56 277/64 277/64 401/14 209 401/14 209 403/14 209 403/14 209 413/14 209 413/14 209 417/14 209 417/14 209 213 213 263 263 487/04 144 487/04 144

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、レーザ光により情報の記録が
    可能な記録層が設けられ、そして該記録層上に金属反射
    層が設けられてなる情報記録媒体において、該記録層
    が、下記の一般式(I): 【化1】 [但し、R11及びR12は、それぞれ独立に置換基を有し
    ていても良いアルキル基を表わし、Z11は、N+ =Cと
    共に置換又は無置換の5ないし6員のヘテロ環を形成す
    るのに必要な原子群を表わし、Z12は、C−Nと共に置
    換又は無置換の5ないし6員のヘテロ環を形成するのに
    必要な原子群を表わし、Y11は置換基を有するフェニル
    基又は置換基を有していても良いヘテロ環基を表わし、
    n-は陰イオンを表わし、そしてnは1、2または3を
    表わす]により表わされるシアニン系色素化合物を含む
    ことを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 該シアニン系色素化合物が、下記の一般
    式(II): 【化2】 [但し、R21及びR22は、それぞれ独立に、置換基を有
    していても良いアルキル基を表わし、R23、R24、R25
    及びR26は、それぞれ独立に、置換基を有していても良
    いアルキル基を表わし、Y21は置換基を有するフェニル
    基又は置換基を有していても良いヘテロ環基を表わし、
    m-は陰イオンを表わし、そしてmは1、2または3を
    表わす]により表わされる化合物である請求項1に記載
    の情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 該記録層が、さらに下記の一般式(III)
    又は(IV): 【化3】 [但し、R31は置換基を有していても良いアルキル基を
    表わし、そしてQ- は陰イオンを表わす] 【化4】 [但し、R41、R42、R43及びR44は、それぞれ独立に
    置換基を表わし、a、b、c及びdはそれぞれ独立に0
    〜5の整数を表わし、Mは金属原子を表わし、そしてL
    1 、L2 、L3 及びL4 はそれぞれ独立に硫黄原子、酸
    素原子又は窒素原子を表わす]により表わされる化合物
    を含む層である請求項1に記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 下記の一般式(II): 【化5】 [但し、R21及びR22は、それぞれ独立に置換基を有し
    ていても良いアルキル基を表わし、R23、R24、R25
    びR26は、それぞれ独立に置換基を有していても良いア
    ルキル基を表わし、Y21は置換基を有するフェニル基又
    は置換基を有していても良いヘテロ環基を表わし、Xm-
    は陰イオンを表わし、そしてmは1、2または3を表わ
    す]により表わされるシアニン系色素化合物。
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