JPH1071511A - 工作機械の刃物割り出し装置 - Google Patents
工作機械の刃物割り出し装置Info
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- JPH1071511A JPH1071511A JP8226971A JP22697196A JPH1071511A JP H1071511 A JPH1071511 A JP H1071511A JP 8226971 A JP8226971 A JP 8226971A JP 22697196 A JP22697196 A JP 22697196A JP H1071511 A JPH1071511 A JP H1071511A
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- torque
- slide guide
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- slider
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C1/00—Milling machines not designed for particular work or special operations
- B23C1/16—Milling machines not designed for particular work or special operations specially designed for control by copying devices
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H25/00—Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
- F16H25/08—Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for interconverting rotary motion and reciprocating motion
- F16H25/14—Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for interconverting rotary motion and reciprocating motion with reciprocation perpendicular to the axis of rotation
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q11/00—Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
- B23Q11/0032—Arrangements for preventing or isolating vibrations in parts of the machine
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q16/00—Equipment for precise positioning of tool or work into particular locations not otherwise provided for
- B23Q16/02—Indexing equipment
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H33/00—Gearings based on repeated accumulation and delivery of energy
- F16H33/02—Rotary transmissions with mechanical accumulators, e.g. weights, springs, intermittently-connected flywheels
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ターレット旋盤のような刃物割り出し装置を
備えた工作機械において、割り出しを高速に高精度に行
えるように変動トルク相殺装置を付加する。 【解決手段】 変動トルク相殺装置２２は、刃物割り出
し装置の入力軸２０に固定されたトルク補償カム３１
と、スライドガイド３４に案内されて先端部にカムフォ
ロア３２を有するスライダ３３と、スライドガイド３４
内に収容されてスライダ３３を押圧するばね部材３６を
備える。ばね部材の代わりにスライドガイド３４内にエ
アを供給する手段を接続してもよい。入力軸２０に加わ
る変動トルクが大きいときは、ばね部材３６により大き
な補償トルクを発生するようにカム３１のカム曲線を設
定することで、出力軸２３に固定された回転刃物台２４
を回転むらなくスムーズに回転させることができる。
備えた工作機械において、割り出しを高速に高精度に行
えるように変動トルク相殺装置を付加する。 【解決手段】 変動トルク相殺装置２２は、刃物割り出
し装置の入力軸２０に固定されたトルク補償カム３１
と、スライドガイド３４に案内されて先端部にカムフォ
ロア３２を有するスライダ３３と、スライドガイド３４
内に収容されてスライダ３３を押圧するばね部材３６を
備える。ばね部材の代わりにスライドガイド３４内にエ
アを供給する手段を接続してもよい。入力軸２０に加わ
る変動トルクが大きいときは、ばね部材３６により大き
な補償トルクを発生するようにカム３１のカム曲線を設
定することで、出力軸２３に固定された回転刃物台２４
を回転むらなくスムーズに回転させることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターレット旋盤等
の工作機械において、予め加工に必要な多数の刃物を回
転刃物台に取り付けておき、加工に際しては、その回転
刃物台を適宜回転することによって、加工に必要な刃物
をワーク加工位置に位置決めして、所要の加工を行う工
作機械の刃物割り出し装置に関する。
の工作機械において、予め加工に必要な多数の刃物を回
転刃物台に取り付けておき、加工に際しては、その回転
刃物台を適宜回転することによって、加工に必要な刃物
をワーク加工位置に位置決めして、所要の加工を行う工
作機械の刃物割り出し装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の刃物割り出し装置におい
ては、回転刃物台の刃物を加工位置に位置決めするため
の間欠割り出し機構としてグロボイダルカムとターレッ
トとの組み合わせを用いたものが、例えば実公平５−６
００５号公報等において知られている。図６はその例を
示しており、ハウジング１の中には、入力軸２に固定さ
れたウオームギヤ３がウオームホイール４に噛み合って
おり、ウオームホイール４を固定した中間軸５にはグロ
ボイダルカム６が固定されている。一方、中間軸５に直
交する方向に配置された出力軸７にはターレット８が固
定されており、その周縁部に回転自在に設けられたカム
フォロワ９がグロボイダルカム６のカム面に係合してい
る。出力軸７には回転刃物台が固定されており、入力軸
２を回転させることにより、ウオームギヤ３、ウオーム
ホイール４および中間軸５を介してグロボイダルカム６
が回転し、カムフォロワ９を介してターレット８が所定
角度だけ回転して、その回転が出力軸７を通じて回転刃
物台に伝達される。
ては、回転刃物台の刃物を加工位置に位置決めするため
の間欠割り出し機構としてグロボイダルカムとターレッ
トとの組み合わせを用いたものが、例えば実公平５−６
００５号公報等において知られている。図６はその例を
示しており、ハウジング１の中には、入力軸２に固定さ
れたウオームギヤ３がウオームホイール４に噛み合って
おり、ウオームホイール４を固定した中間軸５にはグロ
ボイダルカム６が固定されている。一方、中間軸５に直
交する方向に配置された出力軸７にはターレット８が固
定されており、その周縁部に回転自在に設けられたカム
フォロワ９がグロボイダルカム６のカム面に係合してい
る。出力軸７には回転刃物台が固定されており、入力軸
２を回転させることにより、ウオームギヤ３、ウオーム
ホイール４および中間軸５を介してグロボイダルカム６
が回転し、カムフォロワ９を介してターレット８が所定
角度だけ回転して、その回転が出力軸７を通じて回転刃
物台に伝達される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、回転刃物台
の割り出し動作は、１回または数回で終了するため、入
力軸を回転させる制御モータは、停止した状態から急速
に立ち上がり、割り出し動作後、また急速に停止できる
ものでなければならない。ところが、近年、切削時間短
縮の目的から刃物割り出し装置にも高速割り出しが求め
られ、速いものでは０．１秒を切るものも現れるように
なった。このような刃物割り出し装置の入力軸の回転速
度は６００ｒｐｍにもなり、制御モータと合わせて考え
ると、停止状態から回転を６００ｒｐｍまで上げた後、
急停止させるまでを０．１秒で終わらせる必要があり、
その間に入力軸には非常に大きな慣性力が作用し、これ
が原因で回転むらを発生させることになる。
の割り出し動作は、１回または数回で終了するため、入
力軸を回転させる制御モータは、停止した状態から急速
に立ち上がり、割り出し動作後、また急速に停止できる
ものでなければならない。ところが、近年、切削時間短
縮の目的から刃物割り出し装置にも高速割り出しが求め
られ、速いものでは０．１秒を切るものも現れるように
なった。このような刃物割り出し装置の入力軸の回転速
度は６００ｒｐｍにもなり、制御モータと合わせて考え
ると、停止状態から回転を６００ｒｐｍまで上げた後、
急停止させるまでを０．１秒で終わらせる必要があり、
その間に入力軸には非常に大きな慣性力が作用し、これ
が原因で回転むらを発生させることになる。
【０００４】また、回転刃物台は、中間軸に固定された
グロボイダルカムのカム曲線によって割り出されるが、
この時のカム曲線は滑らかに立ち上がり、割り出し後は
ゆっくりと停止するように設定されているものの、実際
には立ち上がるべき地点に達してもスムーズに立ち上が
ることができず、結果として短い割り出し時間の中で割
り出し動作を完了させることになるので、停止時に急速
に停止せざるを得なくなるため、このときに、残留振動
が発生し、工作機械全体にも悪影響を及ぼす。また、こ
のような刃物割り出し装置においては、切削加工時の刃
物の剛性を高める目的で回転刃物台および回転刃物台が
取り付けられた出力軸、ターレット、カムフォロワ、お
よび割り出し用カムであるグロボイダルカムが大型化す
る傾向がある。これら部品が大型化すると、割り出し回
転時に生じる慣性力が増大し、刃物割り出し装置の入力
軸に大きな慣性力が作用するため、入力軸を回転させる
モータが同一である場合には割り出し回転速度が遅くな
り、また、同一の割り出し回転速度を得ようとする場合
には入力軸を回転させるモータの容量を大きくするなど
の方策をとる必要があった。また、このような刃物割り
出し装置の高速化のために特に有効な対策は、上記した
諸部品を軽量化することであるが、剛性との兼ね合いか
ら、著しい軽量化を図ることはできず、従って、高速化
を図る上で障害となる大きな慣性力の影響をなくすこと
はできないという問題が残ったままである。
グロボイダルカムのカム曲線によって割り出されるが、
この時のカム曲線は滑らかに立ち上がり、割り出し後は
ゆっくりと停止するように設定されているものの、実際
には立ち上がるべき地点に達してもスムーズに立ち上が
ることができず、結果として短い割り出し時間の中で割
り出し動作を完了させることになるので、停止時に急速
に停止せざるを得なくなるため、このときに、残留振動
が発生し、工作機械全体にも悪影響を及ぼす。また、こ
のような刃物割り出し装置においては、切削加工時の刃
物の剛性を高める目的で回転刃物台および回転刃物台が
取り付けられた出力軸、ターレット、カムフォロワ、お
よび割り出し用カムであるグロボイダルカムが大型化す
る傾向がある。これら部品が大型化すると、割り出し回
転時に生じる慣性力が増大し、刃物割り出し装置の入力
軸に大きな慣性力が作用するため、入力軸を回転させる
モータが同一である場合には割り出し回転速度が遅くな
り、また、同一の割り出し回転速度を得ようとする場合
には入力軸を回転させるモータの容量を大きくするなど
の方策をとる必要があった。また、このような刃物割り
出し装置の高速化のために特に有効な対策は、上記した
諸部品を軽量化することであるが、剛性との兼ね合いか
ら、著しい軽量化を図ることはできず、従って、高速化
を図る上で障害となる大きな慣性力の影響をなくすこと
はできないという問題が残ったままである。
【０００５】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、高精度に高速割り出しが可能な刃物割り
出し装置を提供することを目的とする。
るものであり、高精度に高速割り出しが可能な刃物割り
出し装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、入力軸に発生する変動トルクを吸収する
ために変動トルク相殺装置を刃物割り出し装置に取り付
けたものであり、入力軸に発生する変動トルクをほぼ完
全に吸収できるため、従来のような慣性力の影響により
入力軸に回転むらが生じることがなくなり、また、出力
軸の回転の立ち上がりもスムーズになり、停止について
も急激なものでなくなるため、高精度に高速割り出しが
可能になる。
成するために、入力軸に発生する変動トルクを吸収する
ために変動トルク相殺装置を刃物割り出し装置に取り付
けたものであり、入力軸に発生する変動トルクをほぼ完
全に吸収できるため、従来のような慣性力の影響により
入力軸に回転むらが生じることがなくなり、また、出力
軸の回転の立ち上がりもスムーズになり、停止について
も急激なものでなくなるため、高精度に高速割り出しが
可能になる。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の刃物割り出し装置に取り
付けられた変動トルク相殺装置は、刃物割り出し装置の
入力軸に設けられたトルク補償カムと、このカムのカム
面に接触して転動するカムフォロアと、このカムフォロ
アを回転可能に支持するスライダと、このスライダを摺
動可能に収容する有底筒状のスライドガイドと、このス
ライドガイド内に収容されてスライダを押圧するばね部
材および／またはスライドガイド内にエアを供給する手
段を備えたものであり、入力軸に加わる変動トルクが大
きいときは、ばね部材および／またはエアにより大きな
補償トルクを発生するようにカム曲線を設定することに
より、入力軸に発生する変動トルクほぼ完全に打ち消す
ことができ、入力軸の回転むらを抑えることができると
ともに、出力軸の回転、停止をスムーズに行わせること
ができる。
付けられた変動トルク相殺装置は、刃物割り出し装置の
入力軸に設けられたトルク補償カムと、このカムのカム
面に接触して転動するカムフォロアと、このカムフォロ
アを回転可能に支持するスライダと、このスライダを摺
動可能に収容する有底筒状のスライドガイドと、このス
ライドガイド内に収容されてスライダを押圧するばね部
材および／またはスライドガイド内にエアを供給する手
段を備えたものであり、入力軸に加わる変動トルクが大
きいときは、ばね部材および／またはエアにより大きな
補償トルクを発生するようにカム曲線を設定することに
より、入力軸に発生する変動トルクほぼ完全に打ち消す
ことができ、入力軸の回転むらを抑えることができると
ともに、出力軸の回転、停止をスムーズに行わせること
ができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
１は本発明の実施例における刃物割り出し装置を備えた
ターレット旋盤の正面図であり、図２はその側面図を示
している。図１および図２において、１１は基台であ
り、基台１１の上には、左右方向に水平移動可能な移動
テーブル１２と、この移動テーブル１２の上に前後方向
に水平移動可能に設けられた移動テーブル１３とが配置
されている。これら移動テーブル１２および１３は、そ
れぞれ送りねじ機構１４、１５を介して移動制御モータ
１６、１７により駆動される。移動テーブル１３の上に
は、刃物割り出し装置１８のハウジング１９が固定され
ており、ハウジング１９の外側には、入力軸２０に連結
された回転制御モータ２１および変動トルク相殺装置２
２が固定され、出力軸２３には回転刃物台２４が固定さ
れている。回転刃物台２４の周縁部には、複数の異なる
刃物２５が交換可能に取り付けられている。２６はワー
ク取付チャックであり、２７はセンターである。
１は本発明の実施例における刃物割り出し装置を備えた
ターレット旋盤の正面図であり、図２はその側面図を示
している。図１および図２において、１１は基台であ
り、基台１１の上には、左右方向に水平移動可能な移動
テーブル１２と、この移動テーブル１２の上に前後方向
に水平移動可能に設けられた移動テーブル１３とが配置
されている。これら移動テーブル１２および１３は、そ
れぞれ送りねじ機構１４、１５を介して移動制御モータ
１６、１７により駆動される。移動テーブル１３の上に
は、刃物割り出し装置１８のハウジング１９が固定され
ており、ハウジング１９の外側には、入力軸２０に連結
された回転制御モータ２１および変動トルク相殺装置２
２が固定され、出力軸２３には回転刃物台２４が固定さ
れている。回転刃物台２４の周縁部には、複数の異なる
刃物２５が交換可能に取り付けられている。２６はワー
ク取付チャックであり、２７はセンターである。
【０００９】ワークはチャック２６に取り付けられ、図
示されないモータにより回転駆動される。ワークに対す
る加工は、図示されない制御部からの制御信号により移
動制御モータ１６、１７が回転して移動テーブル１２、
１３を所定位置に移動させるとともに、回転制御モータ
２１が刃物台２４を回転させて所定の刃物２５を選択す
ることにより行われる。
示されないモータにより回転駆動される。ワークに対す
る加工は、図示されない制御部からの制御信号により移
動制御モータ１６、１７が回転して移動テーブル１２、
１３を所定位置に移動させるとともに、回転制御モータ
２１が刃物台２４を回転させて所定の刃物２５を選択す
ることにより行われる。
【００１０】（実施例１）次に、変動トルク相殺装置２
２の第１の実施例について説明する。図３は変動トルク
相殺装置２２を備えた刃物割り出し装置１８の拡大正面
図である。変動トルク相殺装置２２は、刃物割り出し装
置１８の入力軸２０に固定されたトルク補償カム３１を
備え、トルク補償カム３１の周縁に形成されたカム面に
はカムフォロア３２が係合している。カムフォロア３２
は、スライダ３３の先端部に回転可能に支持され、スラ
イダ３３は、有底筒状のスライドガイド３４に摺動可能
に収容されている。スライドガイド３４は、ハウジング
１９の側面にボルトで固定されており、その内側底部に
はばねガイド３５が設けられ、その周囲にコイル状のば
ね部材３６が挿入されている。なお、スライドガイド３
４の形状は、有底角筒状、有底円筒状等にすることがで
きる。変動トルク相殺装置２２の全体はカバー３７によ
り覆われている。なお、スライダ３３とスライドガイド
３４との間にスリーブを設けて、このスリーブとスライ
ドガイド３４とをねじ結合してばね部材３６のばね圧を
調整できるようにしてもよい
２の第１の実施例について説明する。図３は変動トルク
相殺装置２２を備えた刃物割り出し装置１８の拡大正面
図である。変動トルク相殺装置２２は、刃物割り出し装
置１８の入力軸２０に固定されたトルク補償カム３１を
備え、トルク補償カム３１の周縁に形成されたカム面に
はカムフォロア３２が係合している。カムフォロア３２
は、スライダ３３の先端部に回転可能に支持され、スラ
イダ３３は、有底筒状のスライドガイド３４に摺動可能
に収容されている。スライドガイド３４は、ハウジング
１９の側面にボルトで固定されており、その内側底部に
はばねガイド３５が設けられ、その周囲にコイル状のば
ね部材３６が挿入されている。なお、スライドガイド３
４の形状は、有底角筒状、有底円筒状等にすることがで
きる。変動トルク相殺装置２２の全体はカバー３７によ
り覆われている。なお、スライダ３３とスライドガイド
３４との間にスリーブを設けて、このスリーブとスライ
ドガイド３４とをねじ結合してばね部材３６のばね圧を
調整できるようにしてもよい
【００１１】次に、この変動トルク相殺装置の動作につ
いて説明する。入力軸２０が回転制御モータ２１により
回転駆動されると、入力軸２０に固定されたトルク補償
カム３１は、入力軸２０の回転により連続回転し、図４
に示すように、トルク補償カム３１の周面に形成された
カム面によりカムフォロア３２を転動させながら、スラ
イダ３３を往復動させる。これにより、スライドガイド
３４内のばね部材３６が圧縮、伸張され、カムフォロア
３２のトルク補償カム３１に対する押圧力が変化し、入
力軸２０に発生する変動トルクを相殺する。すなわち、
入力軸２０に加わる変動トルクが大きいときは、ばね部
材３６を圧縮させて補償トルクを大きくし、変動トルク
が小さいときは、ばね部材３６を伸張させて補償トルク
を小さくする。これにより、入力軸２０に発生する変動
トルクほぼ完全に打ち消すことができ、入力軸の回転む
らを抑えることができるとともに、出力軸２３の回転、
停止をスムーズに行わせることができる。
いて説明する。入力軸２０が回転制御モータ２１により
回転駆動されると、入力軸２０に固定されたトルク補償
カム３１は、入力軸２０の回転により連続回転し、図４
に示すように、トルク補償カム３１の周面に形成された
カム面によりカムフォロア３２を転動させながら、スラ
イダ３３を往復動させる。これにより、スライドガイド
３４内のばね部材３６が圧縮、伸張され、カムフォロア
３２のトルク補償カム３１に対する押圧力が変化し、入
力軸２０に発生する変動トルクを相殺する。すなわち、
入力軸２０に加わる変動トルクが大きいときは、ばね部
材３６を圧縮させて補償トルクを大きくし、変動トルク
が小さいときは、ばね部材３６を伸張させて補償トルク
を小さくする。これにより、入力軸２０に発生する変動
トルクほぼ完全に打ち消すことができ、入力軸の回転む
らを抑えることができるとともに、出力軸２３の回転、
停止をスムーズに行わせることができる。
【００１２】（実施例２）変動トルク相殺装置の別の構
成として、図３のスライドガイド３４の内部に設けたば
ねガイド３５およびばね部材３６を廃止し、スライダ３
３とスライドガイド３４との間にシール部材を設けてス
ライダ３３とスライドガイド３４の内部を密封するとと
もに、スライドガイド３４の底部にエア供給口を設けて
圧力調整装置を備えたエア供給手段を接続する構成とし
てもよい。この構成は、上記実施例１のばね部材３６に
よるばね圧に代えてエア圧を利用するものであり、上記
実施例１と同様に、入力軸２０が回転制御モータ２１に
より回転駆動されると、入力軸２０に固定されたトルク
補償カム３１が連続回転し、そのカム面によりカムフォ
ロア３２を回転させながらスライダ３３を往復動させ
る。これにより、スライドガイド３４内のエアが圧縮、
伸張され、カムフォロア３２のトルク補償カム３１に対
する押圧力が変化し、入力軸２０に発生する変動トルク
を相殺する。
成として、図３のスライドガイド３４の内部に設けたば
ねガイド３５およびばね部材３６を廃止し、スライダ３
３とスライドガイド３４との間にシール部材を設けてス
ライダ３３とスライドガイド３４の内部を密封するとと
もに、スライドガイド３４の底部にエア供給口を設けて
圧力調整装置を備えたエア供給手段を接続する構成とし
てもよい。この構成は、上記実施例１のばね部材３６に
よるばね圧に代えてエア圧を利用するものであり、上記
実施例１と同様に、入力軸２０が回転制御モータ２１に
より回転駆動されると、入力軸２０に固定されたトルク
補償カム３１が連続回転し、そのカム面によりカムフォ
ロア３２を回転させながらスライダ３３を往復動させ
る。これにより、スライドガイド３４内のエアが圧縮、
伸張され、カムフォロア３２のトルク補償カム３１に対
する押圧力が変化し、入力軸２０に発生する変動トルク
を相殺する。
【００１３】（実施例３）変動トルク相殺装置のさらに
別の構成として、上記実施例１と実施例２とを組み合わ
せたものでもよい。例えば、図３において、スライドガ
イド３４の内部にピストンを摺動可能に収容し、そのピ
ストンとスライダ３３との間にばね部材３６を配置する
とともに、ピストンとスライドガイド３４との間にエア
を供給するように構成する。ばね部材３６を収容する空
間とエアを供給する空間とは別々であっても、同じであ
ってもよい。また、ばね部材３６のばね力を調整する手
段を設けることにより、ばね部材３６の初期ばね力を調
整できるとともに、補償トルク値の最大と最小の幅を大
きく取ることができる。本実施例では、通常時はばね部
材の押圧力のみを使用してトルク補償カムにより入力軸
のトルク補償を行い、トルクの補償値を変更したい場合
には、エア圧による押圧力を付加してばね圧とエア圧と
により補償トルクを作用させることができる。
別の構成として、上記実施例１と実施例２とを組み合わ
せたものでもよい。例えば、図３において、スライドガ
イド３４の内部にピストンを摺動可能に収容し、そのピ
ストンとスライダ３３との間にばね部材３６を配置する
とともに、ピストンとスライドガイド３４との間にエア
を供給するように構成する。ばね部材３６を収容する空
間とエアを供給する空間とは別々であっても、同じであ
ってもよい。また、ばね部材３６のばね力を調整する手
段を設けることにより、ばね部材３６の初期ばね力を調
整できるとともに、補償トルク値の最大と最小の幅を大
きく取ることができる。本実施例では、通常時はばね部
材の押圧力のみを使用してトルク補償カムにより入力軸
のトルク補償を行い、トルクの補償値を変更したい場合
には、エア圧による押圧力を付加してばね圧とエア圧と
により補償トルクを作用させることができる。
【００１４】なお、補償トルクの大きさは、図５に示す
ように、入力軸２０に加えられる変動トルクＱ１と、変
動トルク相殺装置２２のトルク補償カム３１を通してス
ライダ３３を往復動させるときに入力軸２０に加えられ
る相殺トルクＱ２との和が常にゼロになるように、各部
の構成を決定すればよい。
ように、入力軸２０に加えられる変動トルクＱ１と、変
動トルク相殺装置２２のトルク補償カム３１を通してス
ライダ３３を往復動させるときに入力軸２０に加えられ
る相殺トルクＱ２との和が常にゼロになるように、各部
の構成を決定すればよい。
【００１５】
【発明の効果】本発明は、上記実施の形態から明らかな
ように、入力軸に発生する変動トルクを吸収するために
変動トルク相殺装置を刃物割り出し装置に取り付けたも
のであり、入力軸に発生する変動トルクをほぼ完全に吸
収できるため、従来のような慣性力の影響により入力軸
に回転むらが生じることがなくなり、また、出力軸の回
転の立ち上がりもスムーズになり、停止についても急激
なものでなくなるため、高精度に高速割り出しが可能に
なる。
ように、入力軸に発生する変動トルクを吸収するために
変動トルク相殺装置を刃物割り出し装置に取り付けたも
のであり、入力軸に発生する変動トルクをほぼ完全に吸
収できるため、従来のような慣性力の影響により入力軸
に回転むらが生じることがなくなり、また、出力軸の回
転の立ち上がりもスムーズになり、停止についても急激
なものでなくなるため、高精度に高速割り出しが可能に
なる。
【図１】本発明における刃物割り出し装置を備えたター
レット旋盤の正面図。
レット旋盤の正面図。
【図２】本発明における刃物割り出し装置を備えたター
レット旋盤の側面図。
レット旋盤の側面図。
【図３】本発明における変動トルク相殺装置を備えた刃
物割り出し装置の拡大正面図。
物割り出し装置の拡大正面図。
【図４】（ａ） 本発明における変動トルク相殺装置の
ばね部材最大圧縮時の状態を示す側面図。 （ｂ） 本発明における変動トルク相殺装置のばね部材
最大伸張時の状態を示す側面図。
ばね部材最大圧縮時の状態を示す側面図。 （ｂ） 本発明における変動トルク相殺装置のばね部材
最大伸張時の状態を示す側面図。
【図５】本発明の変動トルク相殺装置における変動トル
クと相殺トルクの関係を示す特性図。
クと相殺トルクの関係を示す特性図。
【図６】従来の刃物割り出し装置の構成を示す断面図。
１１ 基台 １２ 移動テーブル １３ 移動テーブル １４ 送りねじ機構 １５ 送りねじ機構 １６ 移動制御モータ １７ 移動制御モータ １８ 刃物割り出し装置 １９ ハウジング ２０ 入力軸 ２１ 回転制御モータ ２２ 変動トルク相殺装置 ２３ 出力軸 ２４ 回転刃物台 ２５ 刃物 ２６ ワーク取付チャック ２７ センター ３１ トルク補償カム ３２ カムフォロワ ３３ スライダ ３４ スライドガイド ３５ ばねガイド ３６ ばね部材 ３７ カバー
Claims (4)
- 【請求項１】 予め加工に必要な多数の刃物を回転刃物
台に取り付けておき、加工に際しては、前記回転刃物台
を適宜回転することによって、加工に必要な刃物をワー
ク加工位置に位置決めして、所要の加工を行う工作機械
の刃物割り出し装置において、装置の入力軸に発生する
変動トルクを相殺する変動トルク相殺装置を前記入力軸
に設けたことを特徴とする刃物割り出し装置。 - 【請求項２】 変動トルク相殺装置が、刃物割り出し装
置の入力軸に設けられたトルク補償カムと、前記カムの
カム面に接触して転動するカムフォロアと、前記カムフ
ォロアを回転可能に支持するスライダと、前記スライダ
を摺動可能に収容する有底筒状のスライドガイドと、前
記スライドガイド内に収容されて前記スライダを押圧す
るばね部材とを備えた請求項１記載の刃物割り出し装
置。 - 【請求項３】 変動トルク相殺装置が、刃物割り出し装
置の入力軸に設けられたトルク補償カムと、前記カムの
カム面に接触して転動するカムフォロアと、前記カムフ
ォロアを回転可能に支持するスライダと、前記スライダ
を摺動可能に収容する有底筒状のスライドガイドと、前
記スライドガイド内にエアを供給する手段とを備えた請
求項１記載の刃物割り出し装置。 - 【請求項４】 変動トルク相殺装置が、刃物割り出し装
置の入力軸に設けられたトルク補償カムと、前記カムの
カム面に接触して転動するカムフォロアと、前記カムフ
ォロアを回転可能に支持するスライダと、前記スライダ
を摺動可能に収容する有底筒状のスライドガイドと、前
記スライドガイド内に収容されて前記スライダを押圧す
るばね部材と、前記スライドガイド内にエアを供給する
手段とを備えた請求項１記載の刃物割り出し装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8226971A JPH1071511A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 工作機械の刃物割り出し装置 |
| EP97111303A EP0826452B1 (en) | 1996-08-28 | 1997-07-04 | Turret with device for compensation of torque fluctuations |
| DE69711997T DE69711997T2 (de) | 1996-08-28 | 1997-07-04 | Werkzeugrevolver mit Vorrichtung zum Ausgleich von Momentschwankungen |
| KR1019970034805A KR100247061B1 (ko) | 1996-08-28 | 1997-07-25 | 공작기계의커터분할장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8226971A JPH1071511A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 工作機械の刃物割り出し装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1071511A true JPH1071511A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=16853494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8226971A Pending JPH1071511A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 工作機械の刃物割り出し装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0826452B1 (ja) |
| JP (1) | JPH1071511A (ja) |
| KR (1) | KR100247061B1 (ja) |
| DE (1) | DE69711997T2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002126958A (ja) * | 2000-10-25 | 2002-05-08 | Sankyo Mfg Co Ltd | 回転テーブル装置 |
| JP2006305673A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Alps Tool Co Ltd | ツールホルダ |
| CN105215787A (zh) * | 2015-09-07 | 2016-01-06 | 成都飞机工业（集团）有限责任公司 | 分度定位工装转台 |
| CN107511492A (zh) * | 2017-09-12 | 2017-12-26 | 大连理工大学 | 一种车床快速落刀装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108568458B (zh) * | 2018-04-26 | 2019-08-06 | 重庆西重特种铝业有限公司 | 一种椭锥管拉拔工艺 |
| CN111605302A (zh) * | 2020-05-09 | 2020-09-01 | 海宁先锋印刷有限公司 | 一种不同尺寸纸板自动印刷和切割的印刷装置 |
| CN114178873B (zh) * | 2022-02-15 | 2022-05-13 | 冈田精机(常州)有限公司 | 带扭力补偿的高速凸轮交换机构 |
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| JPH07116898A (ja) * | 1993-10-26 | 1995-05-09 | Sankyo Seisakusho:Kk | 機械式プレス装置 |
| JP3907742B2 (ja) * | 1996-04-01 | 2007-04-18 | 株式会社三共製作所 | 運動変換装置 |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP8226971A patent/JPH1071511A/ja active Pending
-
1997
- 1997-07-04 DE DE69711997T patent/DE69711997T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1997-07-04 EP EP97111303A patent/EP0826452B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-07-25 KR KR1019970034805A patent/KR100247061B1/ko not_active IP Right Cessation
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Also Published As
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|---|---|
| KR19980018208A (ko) | 1998-06-05 |
| DE69711997D1 (de) | 2002-05-23 |
| EP0826452A2 (en) | 1998-03-04 |
| DE69711997T2 (de) | 2002-08-29 |
| EP0826452A3 (en) | 1998-03-11 |
| KR100247061B1 (ko) | 2000-04-01 |
| EP0826452B1 (en) | 2002-04-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040624 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041126 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050531 |