JP3907742B2 - 運動変換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は連続的な回転運動を間欠的回転運動、揺動回転運動等の特殊な回転運動、或いはこれら回転運動同士、若しくはこれら回転運動と直線運動とを組み合わせたような運動等の所定形式の運動に変換するための運動変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に運動変換装置はモータ等の駆動装置に連結される入力軸と、ターンテーブル或いはコンベヤ等の被駆動体に連結される出力軸とを備え、入力軸の連続回転運動を伝動カム装置によって上記した如き所定形式の運動に変換し、この変換された運動を出力軸を介して被駆動体に伝達する構成になっている。
このような運動変換装置においては、作動時に絶えず変動する出力軸への作用トルクとそのトルクの反力が変動トルクとして入力軸に作用して入力軸の均一な回転を妨げ作動時の振動及びそれに伴う作動誤差を生じるため、特開昭54−159号公報に記載されているようなトルク補償装置を設けて、慣性力などの保存的な力の作用により発生する入力軸の変動トルクを相殺するように構成されていた。
【0003】
しかしながらこの運動変換装置では、入力軸に大きな変動トルクが作用する時これに対応して慣性質量体を大きなものにしなければならず、装置が大型化してしまうため、これらの変動トルクを相殺する有効な方法として、特開平1−120472号明細書に記載されたような空気ばね式のトルク補償装置が考案されている。
この運動変換装置は、入力軸の連続回転運動が出力軸の運動に変換される際に発生する変動トルクに対しこのトルクと全く正反対のトルクを作りだし、これを入力軸に作用させることで発生する変動トルクを相殺することを可能にするもので、装置内に設けられ、予め計算されたカム曲線を持つトルク補償カムに係合するカムフォロアの作動及びそれに伴うピストンのシリンダ内での往復移動により入力軸に加えるトルクの大きさが調整される構成となっている。この構成により入力軸トルクが一サイクル即ち入力軸が360度回転する間の全ての区間にわたって一様かつ零に近い値になることにより、運動変換装置における変動トルクによる悪影響を除去できると同時に、駆動用モーターの容量を小さくすることが可能となった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この特開平1−120472号明細書に開示された運動変換装置では出力軸の慣性負荷や出力に作用するバネ力など保存的なエネルギーが対象となっており、出力軸に作用する摩擦力など保存的でない散逸的な力が作用する場合のトルク変動については考慮されてはいなかった。これらの摩擦力などは熱等に変換され発散してしまうものであり、従来の考え方では必要最小限のエネルギーロスとして考えられており、この摩擦力による変動トルクを補償しようという考え方は存在しなかった。しかし特定のカム機構においては摩擦力が支配的であったり無視できない場合があり、こうした場合には従来の考え方では対応する手段がなかった。
【0005】
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決し、慣性負荷により入力軸に作用する変動トルクを相殺するばかりでなく、摩擦負荷により入力軸に作用する変動トルクの一部をも相殺することができ、しかも相殺し得ない変動トルクによりもたらされる不都合を最小限にすることができるようなトルク補償装置を備えた運動変換装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、種々検討を重ねた結果、摩擦負荷により入力軸に作用する変動トルクのうちで、その変動トルクから該変動トルクの平均値またはその近似値を差し引いた変動分のトルクは周期性を有し、相殺可能であることを知見した。
なお、上記した変動トルクの「平均値」とは、入力軸が1回転(即ち360度回転)する間に入力軸に作用し常えず変動するトルク値を平均して得られたトルク値を意味する。そして、入力軸が1回転する間に変動するトルクから、その1回転の全域で一定値である上記平均値もしくはその近似値を差し引いて得られたトルクが、上記した「変動分のトルク」である。
本発明は、上記した知見に基づきなされたものである。すなわち本願発明は、伝動カム装置を介して入力軸の連続回転運動を出力軸の所定形式の運動に変換する運動変換装置において、入力軸に連結されているカム、カムフォロア及びカムフォロアをカムに押圧する弾性力発生装置を有するトルク補償装置を備え、前記トルク補償装置のカムを、伝動カム装置を介して入力軸の運動を出力軸の運動に変換する時に入力軸及び出力軸の少なくとも一方に作用する摩擦負荷により入力軸に作用する変動トルクからその変動トルクの平均値またはその近似値を差し引いた変動分のトルクと、慣性負荷により入力軸に作用する変動トルクとを、トルク補償装置の作動により入力軸に加えられる変動トルクによって相殺する形状にしたものである。
【0007】
本発明の運動変換装置を、入力軸の連続回転運動を出力軸の間欠回転運動に変換する間欠駆動装置として構成した場合に、次式で定められる変動トルクを入力軸に加えるようなトルク補償装置を設けるとよい。
【数4】
i +Mic−(g1 +g2 )=0
【数5】
Figure 0003907742
【数6】
Figure 0003907742
ここで、Mfoは出力軸摩擦トルク、Mf は入力軸摩擦トルク、g1 、g2 は入力軸、出力軸に作用するそれぞれの摩擦トルクの平均値、tcは作動開始からの経過時間即ちサイクルタイム、θは入力軸回転角度、τは出力軸回転角度、Mi は伝動カム装置の作動により入力軸に作用する変動トルク、Micはトルク補償装置の作動により入力軸に作用する変動トルクを示す。
上記弾性力発生装置は、機械要素の圧縮ばねを備えるものであってもよく、また空気の伸縮により弾性力を生じる空気ばね装置を備えるものであってもよい。前者の場合は圧縮ばねの初期圧縮力調整装置を設けるとよく、また後者の場合は空気ばね装置の初期ばね力の調整装置を設けるとよい。
また、トルク補償装置が、その構成要素であるカム、カムフォロア及び弾性力発生装置を収納するハウジングを有する構成にするのが好ましい。
【0008】
【発明の作用効果】
上記したトルク補償装置は、入力軸に作用するトルクが比較的小さい区間においてはそのトルクより少し大きめのトルクを入力軸に作用させ、これらのトルク差にあたる分のエネルギーを蓄積する。そして逆に非常に大きなトルクが入力軸に作用する区間においては、先に蓄積したのエネルギーを放出することによって、その大きなトルクを軽減、相殺するトルクを発生させて、その大きなトルクを小さくする。このようにエネルギーの蓄積・放出を繰り返すことによって入力軸に作用する全体のトルクを安定させ、またトルクのピーク値を下げることが可能となる。
本発明は、慣性負荷により入力軸に作用する変動トルクだけでなく、摩擦負荷により入力軸に作用する変動トルクの一部をトルク補償装置によって相殺するために、運動変換装置の作動時における振動及びそれに伴う作動誤差を効果的に軽減させることができる。
また、摩擦負荷により入力軸に作用する変動トルクのうちで、トルク補償装置によって相殺されないトルクは、上記した「平均値」のトルクである。このように、入力軸に作用するトルクを平均化もしくは平滑化すること(即ちトルク変動の波を小さくすること)も、作動時における振動及びそれに伴う作動誤差の軽減に寄与する。また、入力軸に作用するトルクを平均化し、従って入力軸に作用するトルクの「ピーク値」を下げることにより、その「ピーク値」に合わせて選定する駆動用モーターの容量を小さくすることができる。
明らかな通り、本発明は、摩擦負荷により入力軸に作用する変動トルクが大きい場合に、大きな効果を奏するものである。
【0009】
【発明の理論】
次に、本発明の理論を添付図面の図1〜図4を参照して説明する。
本発明者は、運動変換装置の作動時に入力軸に作用するトルク変動を、慣性負荷によるトルクだけでなく入出力軸に作用する摩擦負荷によるトルクをも考慮して、平滑化もしくは平均化するトルク補償の理論式を導出した。
以下に、ある運動変換装置において入力軸が連続回転、出力軸もしくは従節が間欠回転運動する作動系を考え、この作動系に作用する入力軸の変動トルクMiとこの変換装置に対する補償系であるトルク補償装置(TCC)に作用するトルクMicとが釣り合うよう、補償系の補償カムの変位曲線を検討する。なお作動系従節を回転系・1慣性負荷、補償系従節をばね式直進従節とし、補償系従節の慣性力は無視できるものとする。
ここで添付の図1、図2、図3、図4を参照し、
0 : TCCばね初期力 I: 出力軸慣性2次モーメント
κc : TCCばね定数 t: 時間
c : サイクルタイム th : 位置決め時間
c : TCC変位 yh : TCCストローク
θ : 入力軸回転角度 θh : 割付角度
τ : 出力軸回転角度 τh : 割出角度
とする。
【0010】
なお図1はこの理論を説明するための運動変換装置の模式図であり、(A)は運動変換装置本体1の側面図、(B)は運動変換装置を正面から見た図、(C)はトルク補償装置(TCC)2の側面図、(D)はトルク補償装置2の作動を示す図である。
図1において、3は駆動プーリーであり、図示されていないモーター等の駆動装置より運動変換装置本体1へ入力軸4を介して駆動力を伝達する。入力軸4は軸受5により支持され、この入力軸4に割出用カム6が設けられている。割出用カム6は出力軸8に取り付けられたターレット7のカムフォロア7aと係合しており、出力軸8は軸受9により支持されてその先端には慣性体10が設けられている。さらに入力軸4には駆動プーリー3の反対側にトルク補償装置2が設けられ、このトルク補償装置2は補償カム11と、カムフォロア12と、ばね部材13とで構成されている。なお、上記割出用カム6及びターレット7等は、入力軸4の連続回転運動を出力軸8の間欠回転運動に変換するための伝動カム装置を構成している。
図2は図1の運動変換装置の作動時に入力軸4に作用するトルクを示す図であり、(A)は慣性負荷によるトルクMio、(B)は摩擦負荷によるトルク(Mfo+Mf )、(C)は(A)+(B)により入力軸に作用するトルクMi 、(D)はトルク補償装置によって発生させるトルクMic、(E)は実際に入力軸4に作用するトルク、即ち補償されずに残るトルクを示す。
本発明は、例えば図2(C)に示されているような入力軸に作用するトルクMi 、を、図2(D)例示したようなトルクMic、で相殺し、図2(E)に例示したような平滑化されたトルクのみを残そうとするものである。
【0011】
図3は、出力軸に作用する摩擦負荷もしくは摩擦トルクにより入力軸に作用する変動トルクMfoを示す図であり、(A)の曲線aは、入力軸が1回転(360度回転)する間の変動トルクMfoを示している。図3(A)のインデックス区間は、ターレット7と一体に出力軸8が回転している区間、ドエル区間は、ターレットが静止している区間である。図3の(B)は(A)の変動トルクの曲線aとそれを平均化した(C)の直線bのトルクとを重ねて示し、(D)は(A)の曲線aから(C)の曲線bを引いたトルクの曲線cを示し、(E)は(A)のトルク変動を積分して時間毎の累積を求めた曲線dを示し、(F)は(E)の曲線dから時間当りに均一にエネルギー消費させていく直線eを示し、(G)は(F)の直線eの勾配を示し、(H)は(E)の曲線dから(G)の直線eを引いた曲線fを示している。
図4は入力軸に作用する摩擦負荷もしくは摩擦トルクにより入力軸に作用する変動トルクMf を示しており、(A)から(H)はこの変動トルクMf について図3と同様のものを示している。
【0012】
図1において作動系の出力軸8の慣性負荷トルクをMio、出力軸8の摩擦トルクをMfoとしたとき、出力軸8に作用するトルクMt
t =Mio+Mfo
ここでは入力軸4上でトルクの補償を行うことから、出力軸8に発生するトルクMt が入力軸4にどれだけ影響を与えるかを換算する。(割出機構の場合には入力軸が一回転しても出力軸は一回転せず、また一定角度の割出回転を行う区間即ちインデックス区間と、停止している区間即ちドエル区間があり、出力軸のトルクが入力軸にそのままは作用しないことから特別な換算が必要となる。)
入力軸4に発生するトルクをMitとすると微小時間dtにおいてそれぞれの軸のなす仕事量は出力軸8の上でMt ・dτ、入力軸4の上でMit・dθとなる。ここで出力軸8から入力軸4への換算が効率100%と仮定すれば仮想仕事の原理より両者の仕事量は同じとなるので、入力軸4の摩擦トルクをMf とすると入力軸トルクMi
t ・dτ = Mit・dθ
【数7】
Figure 0003907742
入力軸4の摩擦トルクをMf とすると求めるべき入力軸トルクMi
【数8】
Figure 0003907742
となる。
【0013】
一方、補償系であるトルク補償装置2による入力軸トルクMicも同様にして求めることができる。トルク補償装置2内に設けられたばね部材13の撓みにより発生する力FC はばね部材13の初期力をF0 、ばね定数をκc 、カムフォロア12の変位量をyc とすると、
C =F0 +κc ・yc
となる。ここで作動系と同じ目的によりこのばね力により入力軸4に与えられるトルクを換算する。先ほどと同様の考え方で、微小時間dtにおいてなされる両者の仕事量が同じと考えた場合、作動節(ばね部材13)上でFC ・dyc 、入力軸4上ではMic・dθであるから、
C ・dyc =Mic・dθ
よってTCC機構により入力軸に作用するトルクMicは、
【数9】
Figure 0003907742
【0014】
ここで、入力軸4に作用する変動トルクを相殺するには、作動系のトルクと補償系のトルクがトルク平衡条件式 Mi +Mic=0 を満たせばよい。
よってMi +Mic=0であると仮定し、TCCの変位を求めてみる。yc の一階微分の項が含まれていることから時間tで積分し、それをG(t)とすると、
【数10】
Figure 0003907742
【数11】
Figure 0003907742
【0015】
この式において周期性が成立するかどうかについて検討する。
周期性が成立するには、TCCのカム11が一回転した時にカムフォロア12がスタート時と同じ元の位置に復帰して、つまり[yc (0)=yc (tc )]となる必要があり、このことはカム機構の周期性を考慮するとt=0とt=tc においてG(t)がG(0)=G(tc )であることを示している。
数11において、第1項はτに関するものであり、これは一サイクル(即ち入力軸の1回転)毎に常に同じ速度変化をするものであり即ち周期性は保障されている。そして第4項、第5項はyc に関するものであるが、設定した条件からこのyc は周期性を持つものでなければならない。
この式において問題となるのが第2項、第3項におけるMf0、Mf であるが、これらの項は摩擦力によるトルクであり、これらは熱となって発散してしまうため一般的には周期性を持っていない。そこでこのMfo、Mf の周期性を保障するため次のようなg1 、g2 を導入する。このg1 、g2 の意味するものは図3、図4のそれぞれの(F)または(G)における直線eの傾きであり、横軸に時間tc 、縦軸に変動トルクの積算値とした場合の傾きがg1 、g2 の値であることから、
【数12】
Figure 0003907742
【数13】
Figure 0003907742
となる。
そして図3、図4の(G)における斜線部分は散逸エネルギーであり、現状ではいかなる手段を用いても他のエネルギーに変換して系の中に取り込んでおくことのできないものである。言い換えれば一サイクルtc の経過により、この図の(G)の斜線部のエネルギーが必ず消費されていくということである。
【0016】
この考えを基に摩擦トルクの周期性について再度考えた場合、図3の(E)から一サイクルで消費されるエネルギー量((G)の斜線部)を引いた結果により得られる図3の(H)について見ると、t=0の時のエネルギーと一サイクル経過時(t=tc )のエネルギー量が同一となっていることが理解される。これは周期性が保障されていることに他ならず、即ち図3、図4の(E)から(G)を差し引いたものについては周期性が保障されると考えることができる。つまり
【数14】
Figure 0003907742
であれば、周期性が保障されていると考えることができる。このような考え方から周期性が保障されるトルク平衡の条件式として
【数15】
i +Mic−(g1 +g2 )=0
が成立する。
【0017】
数15を解くために、この式に1階微分の項が含まれているので上記と同様に時間tで積分すると、
【数16】
Figure 0003907742
【数17】
Figure 0003907742
以上から、
【数18】
Figure 0003907742
【0018】
この式をyc について解くと、
【数19】
Figure 0003907742
ここでDは、
【数20】
Figure 0003907742
こうして摩擦力を取り込んだ周期性のあるTCCの変位関数が得られる。
【0019】
以上より明らかなように、図1〜図4を参照して上記した運動変換装置においては、数19及び数20に基づいて補償カム11の形状等を定めてトルク補償装置を適切に設計すれば、好適なトルク補償を行えるものである。
この運動変換装置の特徴をを整理して記載すれば、次の通りである。
(a)この運動変換装置は、慣性負荷により入力軸に作用するトルクを従来技術と同様に補償するが、補償カム11の形状は、慣性負荷により入力軸に作用するトルクに加えて、摩擦負荷によるトルクの一部を補償即ち相殺するようなものになっている。
図5は、この運動変換装置において慣性負荷により入力軸に作用するトルクのみを考慮した場合の補償カムの形状を二点鎖線11´で示し、摩擦負荷によるトルクを考慮した場合の補償カムの形状を実線11で示している。
(b)この運動変換装置は、出力軸に作用する摩擦負荷により入力軸に作用する変動トルクの一部、即ち、その変動トルク(図3A,3E参照)からその変動トルクの平均値(図3C,3G参照)を差し引いた変動分のトルク(図3D,3H参照)を補償する。
(c)この運動変換装置は、入力軸に作用する摩擦負荷により入力軸に作用する変動トルクの一部、即ち、その変動トルク(図4A,4E参照)からその変動トルクの平均値(図4C,4G参照)を差し引いた変動分のトルク(図4D,4H参照)を補償する。
(d)この運動変換装置によって補償できないトルクは上記平均値(図3C,3G、4C,4G参照)であり、変動のない平滑化されたトルクである。
【0020】
【実施例】
図6は本発明による運動変換装置の第1実施例を示し、(A)はその部分断面正面図、(B)はエネルギー放出時の状態の側面図、(C)はエネルギー蓄積状態の側面図である。以下、図1と同様の構成要素は同様の符号で示し、その説明は省略する。
第1実施例では、図1に示したものと同様のトルク補償装置2が設けられている。トルク補償装置2は、入力軸4に嵌着されたトルク補償カム11と、カムフォロワ12と、弾性力発生装置とを有している。弾性力発生装置は、機械要素の圧縮ばねからなりスライドガイド15及びばね受け16からなるハウジング内に収納されたばね部材13を有する。ばね部材13は、スライダ14に回転可能に装着されたカムフォロア12をトルク補償カム11へ向けて押圧している。上記弾性力発生装置とカムフォロア12とを有するユニットは、運動変換装置本体1の側面に取付けボルト17により固定されている。
上記運動変換装置の作動時には、入力軸4に加えられた連続回転運動が運動変換装置本体1内に設けられている伝動カム装置を介して出力軸8へ伝達されて運動が変換され、同時に入力軸4に嵌着されたトルク補償カム11が回転して、カライダ14を上下に移動させてばね部材13を伸縮させつつ、カムフォロア12を回転させる。トルク補償カム11は既述の理論式より設計されたカム形状を有しており、入力軸4の回転運動を出力軸8の間欠回転運動に変換するときの慣性負荷によって入力軸に作用する変動トルクと、摩擦負荷により入力軸に作用する変動トルクからその変動トルクの平均値を差し引いた変動分のトルクとがトルク補償装置2によって相殺される。また、摩擦負荷により入力軸に作用する変動トルクが平滑化もしくは平均化されてトルクのピーク値が下がり、作動時の振動等が軽減する。
【0021】
図7は本発明の第2実施例の運動変換装置を示すもので、図7の(A)は運動変換装置の部分断面正面図、(B)はエネルギー放出時の状態の側面図、(C)はエネルギー蓄積状態の側面図である。
この第2実施例における運動変換装置本体1は第1実施例と同様のものであるが、第2実施例では、トルク補償装置20における弾性力発生装置を、第1実施例のような機械要素の圧縮ばねではなく、空気ばね装置から構成している。この空気ばね装置は、既述の理論式に基づき設計された形状のトルク補償カム21と係合するカムフォロア22を端部に備えたピストン24と、シリンダ26と、ピストン24とシリンダ26との間の密封を行う密封部材25と、シリンダ26内に空気23を供給する空気源28と、圧力調整装置29とを有する。圧力調整装置29は、空気源28からシリンダ26に供給される空気圧を調整してシリンダ内の空気23の圧力、即ち空気ばね装置により生じる初期ばね力を調整可能とするために設けられている。
第2実施例の上記した点以外の構成は図6に示した第1実施例の構成と同様であり、第2実施例は、空気ばね装置によりトルク補償カム21を介して入力軸にトルクを与える点を除けば、第1実施例と同様に作動する。なお、第2実施例において、弾性力発生装置とカムフォロア22とを有するユニットは、運動変換装置本体1の側面に取付けボルト27により固定されている。
【0022】
図8は本発明の第3実施例を示す。この第3実施例は、図6に示した第1実施例と類似のものであるが、ばね部材33の初期の圧縮力を調整するための初期圧縮力調整機構39を設けた点で、第1実施例と異なっている。この初期圧縮力調整機構39は、スライドガイド35の内周面に軸線方向の所定距離に亘って雌ねじ35aを形成し、またばね受け36の外周面にこの雌ねじに係合する雄ねじ36bを形成して、ばね受け36の軸線方向位置を調節することによりばね33の初期圧縮力を調整する構成になっている。
【0023】
図9は、図6に示した第1実施例の運動変換装置の運動変換装置本体1として採用することができるインデキシングドライブ201を示している。このインデキシングドライブ201は、従来の構成と同様に、ハウジング220内に外部駆動装置から伝達される回転駆動力を伝える入力軸204と、入力軸204に設けた割出用カム206と、出力軸208に嵌着され、割出用カム206にころがり接触するカムフォロア227を有するターレット207とを具備する。なお、このインデキシングドライブ201に代えて、公知のパラレルカム式インデックス等を使用することも、もちろん可能である。
図9の運動変換装置には、第1実施例と同様の、トルク補償カム201、カムフォロア202及び弾性力発生装置を有するトルク補償装置200が設けられている。
【0024】
図10は、本発明の第4実施例の部分断面正面図である。この第4実施例においては、トルク補償装置40が、カムフォロワ42とトルク補償カム41とを包囲し運動変換装置本体1の側面にボルト47により固定されたハウジング48を有する。また、ばね受け46と共働してトルク補償装置40における弾性力発生装置のハウジングを構成するスライドガイド45が、ボルト46aによりハウジング48に一体に固定されている。従って、カムフォロワ42、トルク補償カム41及び弾性力発生装置の構成要素は、一体となった上記両ハウジング内に収納されている。また、第4実施例では、弾性力発生装置が、図6に示した第1実施例と同様の、ばね部材43を備えた形式のものになっている。
図11は、本発明の第5実施例の部分断面正面図である。この第5実施例は、図10に示した第4実施例に類似のものであり、第4実施例におけるばね部材を使用した弾性力発生装置を、図7に示した第2実施例における空気ばね装置を使用した弾性力発生装置に変更したものである。
即ち、第5実施例においては、トルク補償装置50が、カムフォロワ52とトルク補償カム51とを包囲し運動変換装置本体1の側面にボルト57により固定されたハウジング58を有する。また、トルク補償装置50における弾性力発生装置のハウジングを構成するシリンダ56が、ボルト56aによりハウジング58に一体に固定されている。
上記第4実施例及び第5実施例は、上記したハウジングを備えることにより、トルク補償装置40、50の内部の要素を外部から保護し、また潤滑剤としてのグリース等をこのハウジング内に保持することができる点において好ましい。
【0025】
図12は、図6に示した第1実施例と同様のトルク補償装置60を運動変換装置本体601内に一体に組み込んだ形式の運動変換装置として構成した本発明の第6実施例を示す断面図である。
この第6実施例においては、トルク補償装置60のトルク補償カム61を、入力軸604の、運動変換装置本体601のハウジング620内に収納されている部分に嵌着している。また、トルク補償装置60における弾性力発生装置とカムフォロワ62からなるユニットの一部をハウジング620内に挿入してカムフォロワ62をトルク補償カム61に係合させている。上記ユニットは、スライドガイド65のフランジ部を運動変換装置本体601のハウジング620にボルト止めすることにより、ハウジング620に一体に固定されている。上記弾性力発生装置は、図6に示した第1実施例と同様の、ばね部材63を備えた形式のものになっている。なお、図6において、符号606,607,608及び627は、それぞれ割出用カム、ターレット、出力軸及びカムフォロワを示している。
図13は本発明の第7実施例を示す断面図である。この第7実施例は、図12に示した第6実施例に類似のものであり、第6実施例におけるばね部材を使用した弾性力発生装置を、図7に示した第2実施例における空気ばね装置を使用した弾性力発生装置に変更したものである。
即ち、第7実施例においては、トルク補償装置70のトルク補償カム71を、入力軸704の、運動変換装置本体701のハウジング720内に収納されている部分に嵌着している。また、トルク補償装置70における弾性力発生装置とカムフォロワ72からなるユニットの一部をハウジング720内に挿入してカムフォロワ72をトルク補償カム71に係合させている。上記ユニットは、弾性力発生装置のハウジングを構成するシリンダ76に設けたフランジ部を運動変換装置本体701のハウジング720にボルト止めすることにより、ハウジング720に一体に固定されている。
【0026】
図14は本発明の第8実施例を示す正面部分断面図である。この第8実施例においては、トルク補償装置80は、軸受832を介してハウジング833に支持された回転軸831を有する。トルク補償カム81はその回転軸831に設けられていて、ハウジング833内に収納されている。回転軸831は、カップリング800を介して、運動変換装置本体1から延びる入力軸4に連結されている。トルク補償装置80の弾性力発生装置は、図6に示した第1実施例と同様のばね部材83を使用した弾性力発生装置であり、その弾性力発生装置のハウジング即ちスライドガイド85がボルトにより上記ハウジング833に一体に固定され、カムフォロワ82がトルク補償カム81に係合している。
図15は本発明の第9実施例の正面部分断面図である。この第9実施例は、図14に示した第8実施例に類似のものであり、第8実施例におけるばね部材を使用した弾性力発生装置を、図7に示した第2実施例における空気ばね装置を使用した弾性力発生装置に変更したものである。
即ち、第9実施例においては、トルク補償装置90は、軸受932を介してハウジング933に支持された回転軸931を有する。トルク補償カム91はその回転軸931に設けられていて、ハウジング933内に収納されている。回転軸931は、カップリング900を介して、運動変換装置本体1から延びる入力軸4に連結されている。トルク補償装置90の弾性力発生装置のハウジング即ちシリンダ96はボルトにより上記ハウジング933に一体に固定され、カムフォロワ92がトルク補償カム91に係合している。
上記した第8実施例及び第9実施例によれば、トルク補償装置を運動変換装置本体1とは別のユニットとして製造して、それを運動変換装置本体1から延びる入力軸4に連結することができる。
【0027】
図16、図17は本発明の第10及び第11実施例の正面部分断面図である。これら実施例は、それぞれ図14及び図15に示した第8及び第9実施例におけるカップリング800,900を使用した軸の連結を、ベルト及びプーリを使用した連結に変更したものである。
即ち、図16の第10実施例においては、運動変換装置本体1から延びる入力軸4と、トルク補償装置の回転軸1031とをベルト1000及びプーリー1001、1002を介して連結している。また、図17の第11実施例においては、運動変換装置本体1から延びる入力軸4と、トルク補償装置の回転軸1131とをベルト1100及びプーリー1101、1102を介して連結している。
【図面の簡単な説明】
【図1】入力軸の連続的回転運動をカムとターレットを使用して出力軸の間欠回転運動に変換する間欠駆動装置として構成されていてトルク補償装置を有する運動変換装置を概略的に示し、かつその運動変換装置の作動時に生じるトルクとそのトルクを補償する原理を概略的に示す模式図。
【図2】図1の運動変換装置の作動時に入力軸に作用する慣性負荷によるトルク、摩擦負荷によるトルク、それらを組み合わせたトルク、トルク補償装置より生じるトルク及びトルク補償装置により補償されずに残るトルクを示す図。
【図3】上記運動変換装置の作動時に出力軸に作用する摩擦負荷により入力軸に作用するの変動トルク、その変動トルクの平均値、及び変動トルクからその変動トルクの平均値を差し引いた変動分のトルクを示す図。
【図4】上記運動変換装置の作動時に入力軸に作用する摩擦負荷により入力軸に作用するの変動トルク、その変動トルクの平均値、及び変動トルクからその変動トルクの平均値を差し引いた変動分のトルクを示す図。
【図5】本発明の原理に基いて得られるトルク補償カムの形状の一例を、従来技術における技術トルク補償カムの形状と対比して示す図。
【図6】本発明の第1実施例の運動変換装置及び作動形態を示す図。
【図7】本発明の第2実施例の運動変換装置を示す、図6と同様の図。
【図8】本発明の第3実施例の運動変換装置を示す部分断面側面図。
【図9】上記第1実施例の運動変換装置の運動変換装置本体として採用することができるインデキシングドライブを示す断面図。
【図10】本発明の第4実施例の運動変換装置を示す部分断面正面図。
【図11】本発明の第5実施例の運動変換装置を示す部分断面正面図。
【図12】本発明の第6実施例の運動変換装置を示す断面図。
【図13】本発明の第7実施例の運動変換装置を示す断面図。
【図14】本発明の第8実施例の運動変換装置を示す部分断面正面図。
【図15】本発明の第9実施例の運動変換装置を示す部分断面正面図。
【図16】本発明の第10実施例の運動変換装置を示す部分断面正面図。
【図17】本発明の第11実施例の運動変換装置を示す部分断面正面図。
【符号の説明】
1 運動変換装置本体
2 トルク補償装置
3 駆動プーリー
4 入力軸
5 入力軸軸受
6 割出用カム
7 ターレット
8 出力軸
9 出力軸軸受
10 慣性体
11 トルク補償カム
12 カムフォロア
13 ばね部材
14 スライダ
15 スライドガイド
16 ばね受け
17 取り付けボルト

Claims (7)

  1. 伝動カム装置を介して入力軸の連続回転運動を出力軸の所定形式の運動に変換する運動変換装置において、入力軸に連結されているカム、カムフォロア及びカムフォロアをカムに押圧する弾性力発生装置を有するトルク補償装置を備え、前記トルク補償装置のカムを、伝動カム装置を介して入力軸の運動を出力軸の運動に変換する時に入力軸及び出力軸の少なくとも一方に作用する摩擦負荷により入力軸に作用する変動トルクからその変動トルクの平均値またはその近似値を差し引いた変動分のトルクと、慣性負荷により入力軸に作用する変動トルクとを、前記トルク補償装置の作動により入力軸に加えられる変動トルクによって相殺する形状にしたことを特徴とする運動変換装置。
  2. 請求項1に記載の運動変換装置において、前記運動変換装置が入力軸の連続回転運動を出力軸の間欠回転運動に変換する間欠駆動装置であり、前記トルク補償装置が次式で定められる変動トルクを入力軸に加えるようになっていることを特徴とする運動変換装置。
    Figure 0003907742
    Figure 0003907742
    Figure 0003907742
    ここで、Mfoは出力軸摩擦トルク、Mfは入力軸摩擦トルク、g1、g2は入力軸、出力軸に作用するそれぞれの摩擦トルクの平均値、tcは作動開始からの経過時間即ちサイクルタイム、θは入力軸回転角度、τは出力軸回転角度、Miは伝動カム装置の作動により入力軸に作用する変動トルク、Micはトルク補償装置の作動により入力軸に作用する変動トルクを示す。
  3. 請求項1または2に記載の運動変換装置において、前記弾性力発生装置が機械要素の圧縮ばねを有することを特徴とする運動変換装置。
  4. 請求項1に記載の運動変換装置において、前記弾性力発生装置が空気の伸縮により弾性力を発生する空気ばね装置を備えていることを特徴とする運動変換装置。
  5. 請求項3に記載の運動変換装置において、前記弾性力発生装置が圧縮ばねの初期圧縮力調整装置を有することを特徴とする運動変換装置。
  6. 請求項4に記載の運動変換装置において、前記弾性力発生装置が空気ばね装置の初期ばね力の調整装置を有することを特徴とする運動変換装置。
  7. 請求項1から6までのいずれか一項に記載の運動変換装置において、前記トルク補償装置が前記カム、カムフォロア及び弾性力発生装置を収納するハウジングを有することを特徴とする運動変換装置。
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