JPH1071482A - レーザ加工機のパイプインデックス装置 - Google Patents
レーザ加工機のパイプインデックス装置Info
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- JPH1071482A JPH1071482A JP8226849A JP22684996A JPH1071482A JP H1071482 A JPH1071482 A JP H1071482A JP 8226849 A JP8226849 A JP 8226849A JP 22684996 A JP22684996 A JP 22684996A JP H1071482 A JPH1071482 A JP H1071482A
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Abstract
装置に一度装着すれば、前記長尺の被加工材の両端部の
加工が可能であり、かつインデックス装置の上方から前
記被加工材の装着ができるレーザ加工機のパイプインデ
ックス装置を提供することである。 【解決手段】 パイプインデックス本体15に環状のパ
イプ固定部材17の外周の少なくとも3点を支承する複
数の支持ローラー21を設け、前記パイプ固定部材の外
周に設けた歯車27に係合する二つの駆動歯車31を前
記本体に設けると共に、前記環状のパイプ固定部材に前
記二つの駆動歯車の軸間距離Lより短い切欠き溝を設
け、該切欠き溝からパイプWをパイプ固定部材内部に搬
入搬出自在に設け、前記二つの駆動歯車を介して前記パ
イプ固定部材を回転割出しするサーボモーター29を前
記本体に設けたことを特徴とするレーザ加工機のパイプ
インデックス装置。
Description
プインデックス装置に関する。
には、ベース3上に加工すべきパイプWを回転自在に支
持する回転テーブル21を設け、前記ベースの上方にパ
イプの長手方向へ移動自在な熱切断加工用の加工ヘッド
19を設け、前記回転テーブルに支持されたパイプの先
端側に接続管25を介して送風装置27を接続してなる
熱切断加工装置1が開示されている。
如き熱切断加工装置1における回転テーブル21(本願
発明のパイプインデックス装置に相当する)は、パイプ
の端部を固定してパイプに回転を与える様になっている
ので、パイプの固定側端部にレーザ加工を行うことが出
来ないという問題がある。また、前記固定側端部を加工
するには、パイプの方向を反転して他端部を回転テーブ
ル21に固定する必要がある。したがって、パイプ両端
部に加工が必要な場合には、必ず前記の如くパイプの方
向を反転して回転テーブル21に固定し直して加工を行
わなくてはならない。
ブル21に再度固定し直した場合、パイプの取付け状態
を始めの取付け状態と同一にすることは非常に難しく取
付け誤差が必ず発生する。この取付け誤差に起因して、
両端部における加工位置精度および加工形状精度が悪化
するという問題がある。
の同じ位置に高精度に行うことが必要な場合には上述の
取付けのやり直しが特に問題となる。さらに、前記回転
テーブル21へのパイプの装着は、前記回転テーブル2
1に対して水平方向から装着しなければならず、重量の
大きいパイプの場合には装着がしにくいという問題もあ
る。また、装着がしにくいということはパイプを正確に
装着するのを妨げる要因ともなる。
成されたものであり、本発明の課題は、パイプなどの長
尺の被加工材をインデックス装置に一度装着すれば、前
記長尺の被加工材の両端部の加工が可能であり、かつイ
ンデックス装置の上方から前記被加工材の装着ができる
レーザ加工機のパイプインデックス装置を提供すること
である。
として、請求項1に記載のレーザ加工機のパイプインデ
ックス装置は、パイプインデックス本体に環状のパイプ
固定部材の外周の少なくとも3点を支承する複数の支持
ローラーを設け、前記パイプ固定部材の外周に設けた歯
車に係合する二つの駆動歯車を前記本体に設けると共
に、前記環状のパイプ固定部材に前記二つの駆動歯車の
軸間距離より短い切欠き溝を設け、該切欠き溝からパイ
プをパイプ固定部材内部に搬入搬出自在に設け、前記二
つの駆動歯車を介して前記パイプ固定部材を回転割出し
するサーボモーターを前記本体に設けたことを要旨とす
るものである。
デックス装置の上方から搬入搬出することが可能であ
り、インデックス装置に正確に装着することができる。
また、同一形状の加工をパイプの両端部の同じ位置に高
精度に行うことが可能となる。また、上記構成のパイプ
インデックス装置においては、パイプをインデックス装
置に搬入搬出するための切欠き溝の幅よりも、パイプ固
定部材を駆動する2個の駆動歯車の軸間距離を大きく設
けてあるので、切欠き溝部が駆動歯車の軸間に位置して
も、パイプ固定部材を駆動することが可能である。すな
わち、切欠き溝が360度のどの位置に在ってもパイプ
固定部材を駆動することができる。
ンデックス装置は、請求項1に記載の発明において、前
記環状のパイプ固定部材にパイプを固定解放自在の三つ
爪チャックを設けたことを要旨とするものである。した
がって、パイプをパイプ固定部材の中心に正確に固定す
ることができる。
ンデックス装置は、請求項2に記載の発明において、前
記三つ爪チャックは、前記パイプ固定部材の回転中心方
向に進退自在の爪部材を摺動自在に設け、前記パイプ固
定部材とほぼ同一形状の爪部材駆動リングを前記パイプ
固定部材の外側に回動可能に設け、該駆動リングと対面
する側の前記爪部材に該爪部材の進退方向に斜交する斜
溝を設け、該斜溝に係合するピンを前記爪部材駆動リン
グに設け、該爪部材駆動リングを回動させることにより
前記三つ爪をチャックを進退させることを要旨とするも
のである。
ンデックス装置は、請求項3に記載の発明において、前
記爪部材駆動リングに該爪部材駆動リングの回転方向に
沿った円弧状の長穴を設け、前記パイプ固定部材に爪部
材駆動リングの長穴を貫通するスタッドボルトを設け、
該スタッドボルトの頭部に爪部材駆動リングに連結した
回転自在のねじを設け、該ねじを回転させることにより
爪部材駆動リングを回動させることを要旨とするもので
ある。
載の発明によれば、パイプを固定する複数の爪部材を連
動して作動させることが可能であり、かつ一本のねじに
よってこの複数の爪部材を作動させてパイプを固定また
は解放するこができる。
イプ支持装置の実施の形態について図面により説明す
る。図1及び図2は、カンチレバー方式の3軸光軸移動
タイプのNCレーザ加工機に本発明に係わるレーザ加工
機のパイプインデックス装置を使用した例を示したもの
である。なお、図1はレーザ加工機1の正面図であり、
図2は図1におけるII−II線に沿って断面した側面
図である。
ーザ加工機1は、図示しないNC装置の制御の下に駆動
されるX軸駆動手段によりX軸方向に移動位置決め自在
のX軸キャリッジ3を備え、そして、このX軸キャリッ
ジ3には、前記X軸方向と直交するY軸方向に、前記図
示省略のNC装置の制御の下に駆動されるY軸駆動手段
により移動位置決め自在のY軸キャリッジ5が設けらて
いる。このY軸キャリッジ5の下部には前記X、Y軸に
直交するZ軸方向に移動位置決め自在のレーザ加工ヘッ
ド7が設けられており、そしてこのレーザ加工ヘッド7
にはレーザ加工用の集光装置(図示省略)を備えたノズ
ル9が取付けられている。
酸ガスレーザの発振器11が備えられており、この炭酸
ガスレーザの発振器11からのレーザビームは、前記Y
軸キャリッジ5に設けられたレーザ加工ヘッド7を経由
して前記ノズル9まで図示しない光学系により導かれる
ように構成されている。
プのNCレーザ加工機においては、レーザ加工ヘッド7
の下方の加工領域には、加工の内容により、例えば板材
を加工する場合にはワークテーブル(図示省略)が設置
され、パイプを加工する場合には前記図1、図2にの如
くパイプインデックス装置13が設置できるようになっ
ている。なお、パイプインデックス装置13に装着され
たパイプWは、前記レーザ加工機1のNC装置の制御の
下に駆動されるパイプ回転用のサーボモーターによって
連続的にインデックス制御することが可能となってい
る。
構成について説明する。図3はパイプインデックス装置
13の正面図であり、図4は図3の左側面図である。さ
て図3および図4を参照するに、パイプインデックス本
体15の正面には、環状のパイプ固定部材17の外周に
設けたガイド溝19に係合して、このパイプ固定部材1
7を回転自在に支承する6個の支持ローラー21がほぼ
等間隔に左右対称に配置してある。そして、この支持ロ
ーラー21はパイプインデックス本体15に固定された
回転軸23に回転自在に設けてある。
プWをパイプ固定部材17の内部に搬入搬出するための
幅lの切欠き溝25が設けてある。したがって、このパ
イプ固定部材17の外観はほぼ「Cの字型」をなしてい
る。また、パイプ固定部材17の外径部には歯車27が
設けてあり、この外径部の歯車27には、サーボモータ
ー29によって駆動される2個の駆動歯車31が係合さ
せてある。
のであり、パイプ固定部材17の回転駆動部を示したも
のである。さて、前記図3、図4のほかに図5を合わせ
て参照するに、パイプインデックス本体15に固定され
たサーボモーター29の出力軸にはカップリング33を
介して駆動軸35が連結してある。この駆動軸35の他
端部は軸受機構37を介してパイプインデックス本体1
5に軸支してある。前記駆動軸35には、この駆動軸3
5に直交する2本の駆動歯車軸39が軸間距離Lをもっ
て設けてある。この駆動歯車軸39はそれぞれ前記パイ
プインデックス本体15に軸受機構41を介して軸支し
てある。そして、この駆動歯車軸39の一側には前記駆
動軸35に設けた傘歯車43に係合する傘歯車45が設
けてあり他側には前記駆動歯車31が設けてある。
サーボモーター29を駆動すれば、前記パイプ固定部材
17を2個の駆動歯車31によって指定した回転速度で
指定した回転角度だけ回転駆動することができる。
つ爪チャックの構成について、図3、図6、図7および
図8を参照しながら説明する。なお、図6は図3におけ
るVI−VI断面、図7はVII−VII断面、図8は
図6の部品を分解して斜視図で示したものである。
7に埋設した断面がT字型の爪部材45と、この爪部材
45をパイプ固定部材17の回転中心方向に進退させる
爪部材駆動リング47などから構成してある。前述の如
く、パイプ固定部材17を支持する支持ローラー21が
係合するガイド溝19がパイプ固定部材17の一側に設
けてある。すなわち、本実施の形態においてはパイプイ
ンデックス本体15の側に設けてある。
には、パイプ固定部材17の回転中心方向に前記爪部材
45を摺動自在に係合する断面がT字型の案内溝49が
角度で約100度間隔に計3本設けてある。また、前記
爪部材45の表面には爪部材45の進出方向に斜交する
右肩上がりの斜溝51が設けてある。そして、前記パイ
プ固定部材17の歯車27の側面には周溝53が設けて
あり、この周溝53に前記爪部材駆動リング47の外周
に設けた断面がコの字状の係合部55が回動可能に係合
してある。また、前記パイプ固定部材17の表面には前
記斜溝51を横切る円形溝57が設けてある。そして、
前記爪部材駆動リング47には、前記爪部材45の3本
の斜溝51にそれぞれに係合する係合ピン59が設けて
ある。なお。前記係合ピン59と斜溝51との係合状態
は、爪部材45がパイプ固定部材17内に後退した位置
にあるとき、この爪部材45の斜溝51の右上の位置に
係合ピン59が位置するように設けてある。
ング47には、爪部材駆動リング47の回動方向に沿っ
た円弧状の長穴61が設けてある。そして、前記パイプ
固定部材17には、この円弧状の長穴61を貫通するス
タッドボルト63が設けてあり、爪部材駆動リング47
の上部に位置するスタッドボルト63の頭部には、ねじ
65を爪部材駆動リング47の上面に平行に回転自在に
軸支させてある。そして、このねじ65のねじ部は、爪
部材駆動リング47の上面に設けたナット部材67に螺
合してある。
ることにより、爪部材駆動リング47が時計方向に回動
し、その結果、爪部材45の斜溝51に係合する係合ピ
ン59が円形溝57の円弧方向に沿って時計方向に回動
する。この係合ピン59の円弧方向に沿った時計方向に
回動によって、係合ピン59に係合する爪部材45がパ
イプ固定部材17の中心方向に進出させられる。すなわ
ち、3個の爪部材45が同時にパイプ固定部材17の中
心方向に進出する。ねじ65を左回転させれば、3個の
爪部材45は逆に引込む方向に移動することになる。
に被加工材となるパイプWを前記切欠き溝25から搬入
後、ねじ65締めることにより、パイプWをパイプ固定
部材17の中心位置に固定することができる。次に、前
記NC装置の制御の下にサーボモーター29を駆動すれ
ば、前記パイプ固定部材17を2個の駆動歯車31によ
って指定した回転速度で指定した回転角度だけ回転駆動
させることができる。なお、パイプの固定手段は上記構
成の三つ爪チャックに限るものではなく、例えば、複数
の偏心カムをによって固定することも可能である。ま
た、前記駆動リング47の回動手段には、回動リングの
外周に歯車を設け、この歯車にピニオンを係合し、この
ピニオンを駆動モーターで駆動するようにする方法もあ
る。
よれば、被加工材となるパイプWをインデックス装置1
3の上方から搬入搬出することが可能であり、パイプW
をインデックス装置13に正確に装着することができ
る。また、同一形状の加工をパイプの両端部の同じ位置
に高精度に行うことが可能となる。
13においては、パイプWをインデックス装置13に搬
入搬出するための切欠き溝25の幅lよりも、パイプ固
定部材17を駆動する2個の駆動歯車31の軸間距離L
を大きく設けてあるので、切欠き溝25部が駆動歯車3
1の軸間に位置しても、パイプ固定部材17を駆動する
ことが可能である。すなわち、切欠き溝25が360度
のどの位置に在ってもパイプ固定部材17を駆動するこ
とができる。
ス装置13を2台使用した例を示してあるが1台でも使
用可能なことは容易に理解できることである。
れるように、請求項1に記載の発明によれば、被加工材
のパイプをインデックス装置の上方から搬入搬出するこ
とが可能であり、パイプをインデックス装置に正確かつ
容易に装着することができる。また、一回の装着におい
て、パイプの両端部に同一形状の加工を高精度に行うこ
とが可能となる。また、パイプをインデックス装置に搬
入搬出するための切欠き溝の幅よりも、パイプ固定部材
を駆動する2個の駆動歯車の軸間距離を大きく設けたの
で、切欠き溝部が駆動歯車の軸間に位置しても、パイプ
固定部材を駆動することが可能である。すなわち、切欠
き溝が360度のどの位置に在ってもパイプ固定部材を
駆動できる利点がある。
パイプ固定部材の中心に正確にかつ容易に固定すること
ができる。
れば、パイプを固定する複数の爪部材を連動して作動さ
せることが可能であり、かつ、一本のねじによってこの
複数の爪部材を作動させることができる。
機のパイプインデックス装置を使用した例を示した正面
図。
クス装置の正面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 パイプインデックス本体に環状のパイプ
固定部材の外周の少なくとも3点を支承する複数の支持
ローラーを設け、前記パイプ固定部材の外周に設けた歯
車に係合する二つの駆動歯車を前記本体に設けると共
に、前記環状のパイプ固定部材に前記二つの駆動歯車の
軸間距離より短い切欠き溝を設け、該切欠き溝からパイ
プをパイプ固定部材内部に搬入搬出自在に設け、前記二
つの駆動歯車を介して前記パイプ固定部材を回転割出し
するサーボモーターを前記本体に設けたことを特徴とす
るレーザ加工機のパイプインデックス装置。 - 【請求項2】 前記環状のパイプ固定部材にパイプを固
定解放自在の三つ爪チャックを設けたことを特徴とする
請求項1に記載のレーザ加工機のパイプインデックス装
置。 - 【請求項3】 前記三つ爪チャックは、前記パイプ固定
部材の回転中心方向に進退自在の爪部材を摺動自在に設
け、前記パイプ固定部材とほぼ同一形状の爪部材駆動リ
ングを前記パイプ固定部材の外側に回動可能に設け、該
駆動リングと対面する側の前記爪部材に該爪部材の進退
方向に斜交する斜溝を設け、該斜溝に係合するピンを前
記爪部材駆動リングに設け、該爪部材駆動リングを回動
させることにより前記三つ爪をチャックを進退させるこ
とを特徴とする請求項2に記載のレーザ加工機のパイプ
インデックス装置。 - 【請求項4】 前記爪部材駆動リングに該爪部材駆動リ
ングの回転方向に沿った円弧状の長穴を設け、前記パイ
プ固定部材に爪部材駆動リングの長穴を貫通するスタッ
ドボルトを設け、該スタッドボルトの頭部に爪部材駆動
リングに連結した回転自在のねじを設け、該ねじを回転
させることにより爪部材駆動リングを回動させることを
特徴とする請求項3に記載のレーザ加工機のパイプイン
デックス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22684996A JP3592847B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | レーザ加工機のパイプインデックス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22684996A JP3592847B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | レーザ加工機のパイプインデックス装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1071482A true JPH1071482A (ja) | 1998-03-17 |
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ID=16851536
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3592847B2 (ja) |
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- 1996-08-28 JP JP22684996A patent/JP3592847B2/ja not_active Expired - Fee Related
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