JP2009066672A - 中空ワークの内面加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークを回転させてワークの内面を加工できる内面加工装置を提供する。
【解決手段】中空ワークを回転駆動する主軸を回転可能に支持する主軸台と、主軸に対して回転軸が平行に設けられるとともに、主軸台に対して接近離間可能に設けられたタレットと、タレットの回転周部に前記回転軸に対して平行に設けられ、主軸の軸線上に一本が割り出し可能に設けられた複数本の主アーバと、中空ワークの内面を加工する工具と、工具が先端に取り付けられ、主アーバの先端部に半径方向に移動可能に設けられた工具シャンクと、工具シャンクに連結されるとともに、主アーバに相対移動可能に設けられ工具シャンクを半径方向に移動させる半径方向移動装置と、主軸台に、主軸の軸線方向に進退移動可能に設けられ、タレットにより割り出された主アーバの先端に当接して工具シャンクを反対側から支持する補助アーバとした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、デフケースのような中空ワークの内面を加工する内面加工装置に関するものである。
例えば、中空ワークの内面を加工するものとして、特許文献1に記載された技術が知られている。これはベッド上の一端部に設けたヘッドストックと対峙させて、多端部にテールストックを配置して、ヘッドストックとテールストックとの間で管状長尺物を回転可能に把持できるようにし、管状長尺物の内径面を旋削するための内バイト用刃物台に、先端部にヘッドストックを貫通させて管状長尺物の軸心部に挿入させるためのボーリングバーを片持ち支持させ、ボーリングバーの先端部に、ボーリングバーの軸心部に挿通させたコアバーの操作によって、径方向へ出入りされるように内バイトを組み付けた構成とし、ベッドの近傍に管状長尺物の外径面を旋削する外バイトを保持する外バイト用の刃物台を、管状長尺物の径方向及び軸心方向へ移動可能に備えている。これは、内、外径面の同時仕上げ加工を行うことにより、内、外径面の同軸精度や周方向肉厚分布の精度を向上しようとするものである。
特開2000−42801
しかしながら、上記した特許文献1に記載された加工装置においては、内面を加工する内バイトを先端部に備えるボーリングバーが片側支持であるため、加工の際に生じる旋削抵抗の振動により、内面加工精度が低下するという課題があった。また、工具の交換性を高めるため、複数種類の工具を備え必要な工具を割り出すタレット式にすることが知られているが、このようなタレット式刃物台は刃物台中心より工具取付け位置が離れているため、工具を片側支持で保持すると偏心力が大きくなり、加工ビビリが発生しやすくなるという課題があった。特に、差動ギヤ機構が収容される自動車のデフケースの加工においては、内面を高精度に加工することが要求されているため、より高精度の加工を可能とする技術が要望された。
本発明は、上記した従来の不具合を解消するためになされたもので、中空ワークを回転させながら内面を、高精度で旋削加工できる内面加工装置を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、中空ワークの内面を加工する内面加工装置において、前記中空ワークを回転駆動する主軸を回転可能に支持する主軸台と、前記主軸に対して回転軸が平行に設けられるとともに、前記主軸台に対して接近離間可能に設けられたタレットと、該タレットの回転周部に前記回転軸に対して平行に設けられ、前記主軸の軸線上に一本が割り出し可能に設けられた複数本の主アーバと、中空ワークの内面を加工する工具と、該工具が先端に取り付けられ、前記主アーバの先端部に半径方向に移動可能に設けられた工具シャンクと、該工具シャンクに連結されるとともに、前記主アーバに相対移動可能に設けられ前記工具シャンクを半径方向に移動させる半径方向移動装置と、前記主軸台に、前記主軸の軸線方向に進退移動可能に設けられ、前記中空ワークの加工の際に、前記タレットにより割り出された主アーバの先端に当接して前記工具シャンクを反対側から支持する補助アーバと、を備えたことである。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記主アーバは、中空筒状に形成されたものであり、前記半径方向移動装置は、前記主アーバ内に軸心回りに相対回転可能に設けられ、基端部に係合部が形成されたドライバ軸と、該ドライバ軸が回動することにより先端部に設けられた工具シャンクを半径方向に移動させる半径方向移動機構と、前記タレットにより割り出された主アーバ内に設けられたドライバ軸の前記係合部に、係脱可能に係合する被係合部が先端部に形成され、軸心回りに回動可能な駆動軸と、前記駆動軸を回動させる回動駆動装置と、を備えていることである。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記ドライバ軸の係合部は、先端に向かって厚みが漸減するように傾斜することによって凸形状係合面を形成する一対の凸部テ―パ面又は先端に向かって間が漸増するように傾斜することによって凹形状係合面を形成する一対の凹部テ―パ面を有し、前記駆動軸の被係合部は、前記凸部テ―パ面又は凹部テ―パ面に係合する凹部テーパ面又は凸部テーパ面を有し、前記駆動軸は、前記補助アーバの前進により前記主アーバを介して前記駆動軸が軸線方向に後退すると、前記ドライバ軸の凸部テ―パ面又は凹部テ―パ面に、前記駆動軸の凹部テ―パ面又は凸部テ―パ面を当接させる方向に付勢して前記ドライバ軸と前記駆動軸とを相対回転不能に係合させる付勢手段を備えていることである。
請求項1に係る発明によれば、タレットにより割り出された主アーバ(先端に工具シャンクが設けられた)を中空ワーク内に挿入し、主軸台側からも補助アーバによって、工具シャンクを支持することにより、主アーバと補助アーバとによる両側支持状態とする。そして、中空ワークを回転させ、主アーバと補助アーバとの協働により前記工具シャンクを軸線方向に移動させるとともに、半径方向移動装置により工具シャンクを半径方向に移動することにより、中空ワークの内面を工具により旋削加工する。
このように、進退移動可能に設けられた補助アーバの軸線上(主軸の軸線上)に、タレットに設けられた複数本の主アーバの一本を割り出して、補助アーバと主アーバとを当接させることで、主アーバの先端に設けられた工具(工具シャンク)を、簡単に両側支持状態とすることができるので、必要な工具の交換を極めて迅速に行うことができる。そして、加工効率を向上させ、様々な中空ワーク形状の内面加工を一台で集約して自在に行うことができる。
また、一般的にタレット式刃物台は刃物台中心より工具取付け位置が離れているため、工具を片側支持で保持すると偏心力が大きくなり、ビビリ等が生じ易い。しかし、本件発明の工具シャンクを備えた主アーバは、タレットで保持されているが、工具シャンクが両側支持状態で保持されているので、加工時の振動を抑制させて高精度かつ高速で加工を行うことができるとともに、工具寿命の延長を図ることができる。
請求項2に係る発明によれば、回動駆動装置により回動する駆動軸の軸芯回りの駆動力を、タレットにより割り出された主アーバ内に設けられたドライバ軸に伝え、ドライバ軸が回動するという簡単な構造で、半径方向移動機構により工具シャンクを半径方向に移動させることができる。また、工具(主アーバ)の交換において、工具シャンクを半径方向に移動させるドライバ軸を、主アーバとともに取り替える必要があるが、使用した主アーバに設けられたドライバ軸を駆動軸から離脱させ、該駆動軸を別の主アーバに設けられたドライバ軸に係合させるだけで、簡単かつ迅速に行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、係合部及び被係合部は、テ―パ面同士で係合し、付勢手段によりテ―パ面が相互に面接触してガタを無くした状態で保持されて、駆動軸の動きをドライバ軸へ過不足なく伝達することができる。そのため、回動駆動装置による動きに正確に基づいて、工具シャンクを半径方向に移動できるので、高精度の制御及び加工を行うことができる。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず最初に、中空状の加工対象ワーク、すなわち、デフケースWの形状について図3および図4に基づいて説明する。デフケースWには、一対のサイドギヤをそれぞれ支持する同心的な支持穴W1、W2と、各サイドギヤの背面に摺接する内側平面W3、W4と、各サイドギヤに噛合う一対のピニオンギヤをそれぞれ支持する同心的な支持穴W5、W6と、各ピニオンギヤの背面に摺接する円弧状の内側曲面W7、W8を有している。また、デフケースWには、一対のピニオンギヤを支持する支持穴W5、W6と直交する方向に、サイドギヤおよびピニオンギヤを組み込むための開口窓W9が貫通して形成されている。デフケースWは、後述するように、支持穴W1、W2の中心が後述する主軸の中心軸線O1に一致するように、位置決めピンとクランプ装置によって位置決めクランプされ、後述する工具シャンクに取り付けられた工具によって、支持穴W1、W2が旋削加工されるようになっている。
図1は中空ワークの内面加工装置1の全体を示すもので、10はベッドを示し、このベッド10上には互いに対向して主軸台11とタレット12が設置されている。主軸台11はベッド10上に固定され、タレット12はベッド10上にZ軸方向に進退可能に設けられた案内ベース13上に装架されている。タレット12は、Z軸と平行な回転軸(C軸)回りに回転し、回転周部に複数本設けられた後述する主アーバが主軸台11の主軸21の中心軸線上O1に割り出されるようになっている。また、案内ベース13(タレット12)は、サーボモータ14により図略のボールねじを介してZ軸方向に進退移動され、その移動量はサーボモータ14に連結されたエンコーダ14aによって検出される。
主軸台11には、図2に示すように、固定軸20がZ軸方向と平行に固定されている。固定軸20の外周には円筒状の主軸21が回転可能に支持され、主軸駆動モータ22によって回転駆動されるようになっている。主軸21の先端部には主軸面板21aが取付けられ、この主軸面板21aにデフケースWが位置決めピン23によって回転方向に位置決めされるとともに、ピンアーバチャック24によってクランプされるようになっている。ピンアーバチャック24はよく知られているように、円周上複数(例えば3個)のピンアーバ24aが傾斜方向に移動可能に設けられ、これらピンアーバ24aの移動により、その先端に取付けたチャック爪24bにてデフケースWの外周を主軸面板21aの基準面に押圧しながらクランプするものである。しかしながら、チャック24としては、3つ爪チャック等別の構成のクランプ装置も利用できる。
固定軸20の中心部(中心軸線O1上)には補助アーバ25がキー部材26によって軸線方向移動のみ可能に貫挿され、この補助アーバ25は固定軸20の後部に設置されたアーバ進退用シリンダ27によって進退されるようになっている。補助アーバ25はデフケースWの支持穴W2を貫通して、先端がデフケースWの中空部に挿入されるようになっている。補助アーバ25の先端には、後述する主アーバ31の先端に嵌合するテーパ状の多角面25aが形成されている。
前記タレット12の回転周部には、外径寸法が異なる複数本の主アーバ31が、それぞれZ軸方向に平行に設けられ、サーボモータ28及び図略の回転ギア機構によってタレット12を回転させることにより、いずれか一本の主アーバ31が、前記主軸台11の補助アーバ25に対して同軸上に割り出されるようになっている。割り出す位置はエンコーダ28aにより位置制御される。主アーバ31はデフケースWの支持穴W2を貫通して、先端がデフケースWの中空部に挿入されるようになっている。主アーバ31は主アーバ本体部31aと主アーバ加工部31bとから構成され、主アーバ本体部31aの先端には、加工径寸法の異なる主アーバ加工部31bが夫々組み付けられている。また、主アーバ本体部31aは筒状に形成され、後述する工具シャンクを操作するドライバ軸32が、図3に示すように、主アーバ本体部31a内周に設けられたベアリング29により主アーバ31に対して相対回転可能に嵌合されている。
主アーバ加工部31bは、図3、図5及び図6に示すように、前記主アーバ本体部31aの先端にボルトによって互いに相対移動不能に組み付けられている。この主アーバ加工部31bは、デフケースWの加工時にデフケースWの中空部に挿入される支持穴W1、W2加工用であり、主アーバ加工部31bの中心軸心O2上の一端(図3、図5及び図6において右側端)には、前記ドライバ軸32の先端に形成された先端係合凸部30に係合する係合凹部94が形成されている(詳しくは後述する偏心ピンに形成される)。主アーバ加工部31bの中心軸線O2上の他端(図3、図5及び図6において左側端)には、前記補助アーバ25の先端に形成されたテーパ状の多角面25aに係合するテ―パ状の多角穴96が形成されている。
主アーバ加工部31bには工具シャンク100が半径方向に移動可能に保持され、その一端は主アーバ加工部31bより外部に突出可能となっている。図7に示すように、工具シャンク100の中央部には半径方向に突出するスローアウェイチップ102を取付けたバイト104が固定されている。バイト104は中心軸心O2より半径方向に所定量偏心され、かつ工具シャンク100の半径方向移動により、スローアウェイチップ102によりデフケースWの両側の支持穴W1、W2を順次旋削可能となっている。
主アーバ加工部31bの中心部には、工具シャンク100を貫通して偏心ピン106が中心軸心O2上に回転可能に収納されている。偏心ピン106には、図5、図6及び図7に示すように、工具シャンク100に形成された係合穴108の係合面に係合する偏心部110が設けられ、偏心ピン106の回転による偏心部110の円弧運動により工具シャンク100を半径方向に移動できるようになっている。偏心ピン106の一端には前述の係合凹部94が形成され、一方、ドライバ軸32の先端には、図3及び図6に示すように、前述の先端係合凸部30が設けられ、偏心ピン106の係合凹部94に係合されるようになっている。そのため、ドライバ軸32の回転によって偏心ピン106が回転され、工具シャンク100が半径方向に移動する。なお、偏心ピン106、係合穴108、偏心部110、先端係合凸部30及び係合凹部94により半径方向移動機構を構成する。
ドライバ軸32は基端側が主アーバ本体部31aより軸線方向に突出し、突出した外周に設けられた鍔部34が移動できる所定範囲において、主アーバ31及びドライバ軸32の軸線方向の移動が規制されている。主アーバ31は、タレット12の保持部33に設けられたスライドベアリング41により、保持部33に対して相対回転不能及び軸線方向の所定範囲での相対移動可能に組み付けられている。ドライバ軸32の基端部(図2及び図3において左端)には、基端部の先端に向かって厚みが漸減的に狭まる一対の凸部テ―パ面35と該凸部テーパ面35から段差面を介して基端部側に突出する一対の平行面37とから構成される係合部(凸形状係合面)36が形成されている。鍔部34の基端部側(図3において右側)には図略のスラスト軸受が設けられ、該スラスト軸受とドライバ軸32とを先端側(図2及び図3において左側)に付勢する副スプリング38が設けられている。ドライバ軸32は、この副スプリング38により後述する第1駆動軸44と係合しない場合には、図9に示すように、該第1駆動軸44と間隙を設けた待機位置(前進端位置)に保持される。ドライバ軸32の係合部36の平行面37は、タレット12に平行してかつ同軸上に形成されたリング部材39の外周縁に摺動するように当接され、ドライバ軸32の回転位相が前記待機位置において保持されるようになっている。また、タレット12により割り出され、後述する第1駆動軸44と係合する係合位置では、リング部材39の外周縁の一部が切り欠かれており、ドライバ軸32が第1駆動軸44とともに回動できるようになっている。
前記タレット12の基部側には、図1に示すように、前記案内ベース13から相対移動不能に立ち上がる支持柱40が設けられている。支持柱40の先端には、図8に示すように、前記ドライバ軸32と係合する第1駆動軸44と、該第1駆動軸44とボルト等で同軸上に一体に固定される第2駆動軸46と、を保持する筒状保持部材42が設けられている。第1駆動軸44の先端部には、先端に向かって間が漸増するように傾斜することによって被係合部(凹形状係合面)45を構成する一対の凹部テ―パ面47が形成され、前記ドライバ軸32の基端部に形成された係合部36の凸部テーパ面35と接して互いに係合するようになっている。また、筒状保持部材42は内周に、図3及び図8に示すように、ジャーナル軸受部48が設けられ、ジャーナル軸受部48は筒状保持部材42に対して相対回転自在の中空シャフト50を支承している。中空シャフト50の基端部には後述するアーム部材とフランジを有するボールスプライン部材52とが嵌設され、ボールスプライン部材52は第2駆動軸46の相対回転を規制するとともに軸方向の相対移動を許容する。第2駆動軸46の基端部はボールスプライン部材52の基端側に突出し、該突出した部分にはカラー部材54が相対移動不能に周設されている。このカラー部材54により第2駆動軸46の軸方向移動が所定範囲に規制されている。前記突出した部分は、後述するアーム部材に組み付けられたカバー部材58によりカバーされ、該突出した部分には付勢手段を構成する圧縮された主スプリング部材56が設けられている。この主スプリング部材56によりカラー部材54を押圧することで、第2駆動軸46を先端側(図2及び図8において左側の前進端位置)に付勢するようになっている。これらの第1駆動軸44及び第2駆動軸46によって駆動軸を構成する。なお、主スプリング部材56は、前記副スプリング38に比べてばね定数が大きいものが使用されている。
アーム部材60は、図8に示すように、ボールスプライン部材52の外周に相対移動不能に一端部が組み付けられ、アーム部材60の他端部は軸受部材64を介してスウィングシャフト66の先端部に相対回動可能に組み付けられている。スウィングシャフト66の基端部には、垂直方向に二つ並設されかつ水平方向に対に設けられたガイドローラ68が設けられている。ガイドローラ68の両外側には、その外周に接して垂直方向に延在する一対のガイド部材70が設けられ、ガイド部材70はブランケット部材72及びプレート部材74を介してスライダ76に組み付けられている。スライダ76の下部にはスライダローラ78が設けられ、サーボモータ84により駆動するボールねじ機構80を備えたX軸方向ベース82に対してスライダ76がX軸方向に相対移動するようになっている。その移動量はサーボモータ84に連結されたエンコーダ84aによって検出される(図1参照)。X軸方向ベース82は、前記案内ベース13上に組み付けられている。このスライダ76がX軸方向に移動することにより、アーム部材60の他端部(スウィングシャフト66)がガイド部材70に沿って上下動しながらアーム部材60の一端部(ボールスプライン部材52)を中心とする円弧運動し、第2駆動軸46を回動させる(本実施形態では例えば90度の範囲で回動する)。このようにスライダ76の直線運動がカムフォロアとしてのガイドローラ68及びスウィングシャフト66の円弧運動に変換され、第2駆動軸46及び第1駆動軸44に伝達される。
このように、スライダ76のX軸方向の直線運動を、カムフォロアとしてのガイドローラ68及びスウィングシャフト66の円弧運動に変換して駆動軸44,46に伝達するとともに、この駆動軸44,46からドライバ軸32の回転による偏心ピン106の円弧運動を工具シャンク100の直線運動に変換することにより、工具シャンク100をスライダ76の動きと同じように動作させることができる。従って、円弧によるサインカーブ曲線の運動をNC装置の演算機能で補正する等の処理を不要にできる。なお、カムフォロアとしてのガイドローラ68及びスウィングシャフト66と偏心ピン106では円弧半径が異なり、カムフォロアのほうの円弧半径が大きいため、スライダ76の運動が工具シャンク100に縮小して伝えられるようになる。従って、倍率を入力してZ軸方向と同一ストロークとなるように変換することにより、プログラムも通常のNC旋盤と同じにできる。
上記したサーボモータ84、スライダ76、ガイドローラ68、ガイド部材70、スウィングシャフト66、アーム部材60、駆動軸42,44、ドライバ軸32ならびに偏心ピン106等によって、半径方向移動装置を構成する。また、サーボモータ84、スライダ76、ガイドローラ68、ガイド部材70、スウィングシャフト66及びアーム部材60等によって回動駆動装置を構成する。
次に、数値制御装置170について説明する。図1において、数値制御装置170は、中央処理装置(CPU)171、メモリ172、およびインタフェース(I/F)173、174より構成されている。インタフェース(I/F)173にはNC制御に必要な制御パラメータや、NCプログラムを入力する入出力装置175が接続されている。
また、インタフェース(I/F)174には、サーボモータ駆動ユニット(DUX、DUT、DUZ)176、177、178および主軸駆動ユニット(DUC)179が接続されている。このサーボモータ駆動ユニット(DUX、DUT、DUZ)176、177、178、主軸駆動ユニット(DUC)179は、中央処理装置171からの指令を受けて各サーボモータ14、28、84および主軸駆動モータ22を駆動する。
メモリ172には、入出力装置175から入力された制御パラメータとNCプログラムをそれぞれ記憶する記憶エリアが設けられている。サーボモータ14、84は、メモリ172に記憶されたNCプログラムの目標位置指令とエンコーダ14a、84aからの現在位置信号との偏差によって制御され、タレット12が組み付けられた案内ベース13をZ軸方向の目標位置に位置決め制御するとともに、工具シャンク100を半径方向の目標位置に位置決め制御する。タレット12の割り出し位置制御も、エンコーダ28aからの現在位置信号との偏差によって同様に制御される。
上記した実施の形態における動作について説明する。デフケースWは、手動で、もしくは搬送装置によって自動的に、主軸面板21aの先端面に搬送され、位置決めピン23とピンアーバチャック24によって主軸面板21aの先端面に、支持穴W1が中心軸線O1に合致するように、位置決めクランプされる。
一方、支持穴W1、W2の径の加工に適合する主アーバ加工部31bが先端部に組み付けられた主アーバ31が、タレット12により割り出され、中心軸線O1に該主アーバ31(主アーバ加工部32bの中心軸心O2)が一致するように配置される。
次いで、NC指令に基づいてサーボモータ14が駆動され、図略のボールねじを介して案内ベース13及びタレット12が前進する。これにより、主アーバ31がデフケースWの支持穴W2及びW1を貫通して、補助アーバ25に接近し所定位置で停止する。
このようにして、タレット12が定められた位置まで前進すると、続いて、補助アーバ25がアーバ進退用シリンダ27によって前進され、その先端のテ―パ状の多角面25aが主アーバ加工部31bのテ―パ状の多角穴96に係合されて主アーバ31を押圧する。これにより、主アーバ加工部31bは、主アーバ本体部31aと補助アーバ25とにより中心軸線O1回りの回転が規制された両側支持状態で保持される。このとき、ドライバ軸32は主アーバ31とともに基端部方向(図2及び図3において右側)に該押圧により退いて係合部36が、第1駆動軸44の被係合部45に係合する。第1駆動軸44の基端側に一体に設けられた第2駆動軸46も第1駆動軸44とともに退いて基端側(図2及び図8において右側)に移動する。この第2駆動軸46の基端部には主スプリング部材56が設けられ、第2駆動軸46が後退すると、ドライバ軸32の凸部テーパ面35と第1駆動軸44の凹部テーパ面47を当接させる方向(図2及び図8において左側)に付勢して、ドライバ軸32と第1駆動軸44とを相対回転不能に係合させる。これによりスライダ76の駆動が高精度で工具シャンク100に伝達可能となる。また、係合部36及び被係合部45における接触時の衝撃を緩衝することにもなるので、接合面が保護される。
次に、主軸21が主軸駆動モータ22により回転駆動され、デフケースWが中心軸線O1回りに回転される。同時に、NC指令に基づいてサーボモータ14が駆動され、タレット12がZ軸方向(例えば図2の右方向)に所定量移動され、一方の支持穴W1に対してスローアウェイチップ102を切込む。続いて、NC指令に基づいてサーボモータ84が駆動され、スライダ76がX軸方向に所定距離スライドされ、このスライダ84の直線運動はガイドローラ68及びスウィングシャフト66の円弧運動に変換され、第1及び第2駆動軸44,46が所定速度で所定量回転される。これにより、ドライバ軸32によって偏心ピン106が所定角度回動され、工具シャンク100が半径方向に所定速度で所定量移動されて、スローアウェイチップ102により支持穴W1を旋削加工する。
一方の支持穴W1の旋削加工が終了すると、NC指令に基づいてサーボモータ14がさらに図2において右方向に駆動され、タレット12が図2の右方向に定められた距離だけ移動され、他方の支持穴W2に対してスローアウェイチップ102を切込む。続いて、前述したと同様に、第1及び第2駆動軸44,46をサーボモータ84により回転し、ドライバ軸32および偏心ピン106を介して工具シャンク100を半径方向に移動させ、スローアウェイチップ102により他方の支持穴W2を旋削加工する。
なお、タレット12および主アーバ31のZ軸方向移動に伴い、補助アーバ25はアーバ進退用シリンダ27に抗して、あるいはアーバ進退用シリンダ27によって、主アーバ31に追従して移動され、主アーバ加工部31bを常に両側支持状態で安定的に保持する。
このようにして、一対の支持穴W1、W2の加工が終了すると、主軸21が一定の角度位置に停止され、かつタレット12がZ軸方向の原位置に復帰されるとともに、工具シャンク100が半径方向の原位置に復帰される。
しかる後、補助アーバ25がアーバ進退用シリンダ27により後退されるとともに、タレット12および主アーバ31がサーボモータ14により一定距離後退され、補助アーバ25が主アーバ加工部31bより離脱される。このとき、ドライバ軸32は副スプリング38により先端方向(図2及び図3において左方向)に付勢され、図8に示す、第1駆動軸44との係合が解かれた状態となる。その後、加工が完了したデフケースWの位置決めクランプが解除され、デフケースWは手動で、もしくは図略の搬送装置によって搬出される。
次に、新たなワークをピンアーバチャック24によって主軸面板21aの先端面に、支持穴W1が中心軸線O1に合致するように、位置決めクランプし、タレット12を回転させて、例えば別の内径に対応する工具を先端に組み付けた主アーバを割り出すことができる。
上記中空ワークの内面加工装置1によると、タレット12により割り出された主アーバ31(先端に工具シャンク100が設けられた)を中空ワークW内に挿入し、主軸台11側からも補助アーバ25によって、工具シャンクを支持することにより、主アーバ31と補助アーバ25とによる両側支持状態とする。そして、中空ワークWを回転させ、主アーバ31と補助アーバ25との協働により工具シャンク100を軸線方向に移動させるとともに、半径方向移動装置(サーボモータ84、スライダ76、ガイドローラ68、ガイド部材70、スウィングシャフト66、アーム部材60、駆動軸42,44、ドライバ軸32ならびに偏心ピン106等)により工具シャンク100を半径方向に移動することにより、中空ワークWの支持穴W1,W2をバイト104により旋削加工する。
このように、進退移動可能に設けられた補助アーバ25の軸線上(主軸の中心軸線O1上)に、タレット12に設けられた複数本の主アーバ31の一本を割り出して、補助アーバ25と主アーバ31とを当接させることで、主アーバ31の先端に設けられた工具104(工具シャンク100)を、簡単に両側支持状態とすることができるので、必要な工具の交換を極めて迅速に行うことができる。そして、加工効率を向上させ、様々な中空ワーク形状の内面加工を一台で集約して自在に行うことができる。
また、一般的にはタレット式刃物台は刃物台中心より工具取付け位置が離れているため、工具を片側支持で保持すると偏心力が大きくなり、ビビリ等が生じ易いが、本件実施形態における工具シャンク100を備えた主アーバ31は、タレット12で保持されているが、工具シャンク100が両側支持状態で保持されているので、加工時の振動を抑制させて高精度かつ高速で加工を行うことができるとともに、工具寿命の延長を図ることができる。
また、回動駆動装置(サーボモータ84、スライダ76、ガイドローラ68、ガイド部材70、スウィングシャフト66及びアーム部材60等)により回動する駆動軸44,46の軸芯回りの駆動力を、タレット12により割り出された主アーバ31内に設けられたドライバ軸32に伝え、ドライバ軸32が回動するという簡単な構造で、半径方向移動機構(偏心ピン106、係合穴108、偏心部110、先端係合凸部30及び係合凹部94)により工具シャンク100を半径方向に移動させることができる。また、工具(バイト104、主アーバ31等)の交換において、工具シャンク100を半径方向に移動させるドライバ軸32を、主アーバ31とともに取り替える必要があるが、使用した主アーバ31に設けられたドライバ軸32を駆動軸44から離脱させ、該駆動軸44を別の主アーバ31に設けられたドライバ軸32に係合させるだけで、簡単かつ迅速に行うことができる。
また、ドライバ軸32の係合部36と駆動軸44の被係合部45とは、テ―パ面35,47同士で係合し、主スプリング部材56によりテ―パ面35,47が相互に面接触してガタを無くした状態で保持されて、駆動軸44の動きをドライバ軸32へ過不足なく伝達することができる。そのため、スライダ76による動きに正確に基づいて、工具シャンク100を半径方向に移動できるので、高精度の制御及び加工を行うことができる。
なお、上記した実施の形態においては、デフケースWの支持穴W1、W2を旋削加工する例について述べたが、本発明は、デフケースに限らず、これと同種の中空ワークの内面加工に応用できるものである。
また、主アーバ加工部は、ボルトにより主アーバ本体部の先端に組み付けるものとしたが、これに限定されず、例えば、主アーバ本体部の先端に工具シャンクや半径方向移動機構が内蔵されているものでも良い。
また、工具シャンクに設ける工具は、旋削加工を行う工具としたが、これに限定されず、例えばバニシング加工工具でもよい。これによって、内面(内径)の表面仕上げを同時に行うとともに、内面強度の向上を図ることができる。また、ボーリングバーを工具としてもよい。
また、工具シャンクを半径方向に移動させるのに使用されるドライバ軸を、主アーバに対して相対回転するものとしたが、これに限定されず、例えば主アーバの軸線方向に相対移動することによって、工具シャンクを半径方向に移動させるものでもよい。
また、上記した実施の形態においては、主アーバ加工部31bのバイト104を用いて、内面(支持穴W1、W2)を旋削加工する例について述べたが、図10に示すように、ワークの内面ばかりでなく、外面を加工するバイト214を備えたタレット200をタレット12のZ軸方向と直角な方向に配し、ワークの外面を同時に旋削加工する構成としてもよい。この中空ワークの内面加工装置201の構成を以下に説明する。図10に示すように、タレット200は、Zn軸方向(タレット12のZ軸に直角な方向)に移動可能な第1ベース202と第1ベース202を載置してXn軸方向(タレット12のX軸方向に直角な方向)に移動可能な第2ベース204に載置され、夫々サーボモータ206,208に駆動され、ロータリエンコーダ210,212により位置制御が可能になっている。タレット200は、Xn軸方向の回転軸回りに回動し、図略のワークの外径を旋削する加工位置にバイト214が割り出されるようになっている。その他の構成は先の実施形態と同様なので、同じ符号を記載して説明を省略する。この加工装置によると、主軸21にクランプされて回転するワーク(図略)を、工具シャンク100のZ軸方向の移動及び半径方向の移動と、バイト214のZn軸方向の移動及びXn軸方向の移動を同時に制御することにより、ワークの内面及び外面を同時に加工することができる。同時に加工することにより、内面を両側支持でビビリなく高精度で加工する利点に加えて、内、外径面の同軸精度や周方向肉厚分布の精度を向上させることができるので、加工精度をさらに飛躍的に向上させることができる。
このように、実施の形態で述べた具体的構成は、本発明の単なる一例を示すもので、これに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の態様を採り得ることは勿論である。
本発明の実施の形態を示す中空ワークの内面加工装置の全体図である。 図1の要部を拡大して断面した図である。 図2の先端部側の要部を拡大した断面図である。 図3のIV−IV線に沿って切断した断面図である。 主アーバ加工部の側方からの要部断面図である。 主アーバ加工部の上方からの要部断面図である。 主アーバ加工部の中心軸線方向からの断面図である。 図2の基端部側の要部を拡大した断面図である。 ドライバ軸と駆動軸との係合前の待機位置を示す図である。 別例を示す図である。
符号の説明
1・・・中空ワークの内面加工装置、10・・・ベッド、11・・・主軸台、12・・・タレット、21・・・主軸、25・・・補助アーバ、30・・・半径方向移動機構(先端係合凸部)、31・・・主アーバ、31a・・・主アーバ本体部、31b・・・主アーバ加工部、32・・・ドライバ軸・半径方向移動装置、35・・・凸部テ―パ面、36・・・係合部、44・・・駆動軸・半径方向移動装置(第1駆動軸)、46・・・駆動軸・半径方向移動装置(第2駆動軸)、47・・・凹部テ―パ面、56・・・付勢手段(主スプリング部材)、60・・・半径方向移動装置(アーム部材)、66・・・半径方向移動装置(スウィングシャフト)、68・・・半径方向移動装置(ガイドローラ)、70・・・半径方向移動装置(ガイド部材)、76・・・半径方向移動装置(スライダ)、84・・・回動駆動装置・半径方向移動装置(サーボモータ)、94・・・半径方向移動機構(係合凹部)、100・・・工具シャンク、102・・・工具(スローアウェイチップ)、104・・・工具(バイト)、106・・・半径方向移動機構(偏心ピン)、108・・・半径方向移動機構(係合穴)、110・・・半径方向移動機構(偏心部)、201・・・中空ワークの内面加工装置、W・・・内面加工ワーク(デフケース)。

Claims (3)

  1. 中空ワークの内面を加工する内面加工装置において、
    前記中空ワークを回転駆動する主軸を回転可能に支持する主軸台と、
    前記主軸に対して回転軸が平行に設けられるとともに、前記主軸台に対して接近離間可能に設けられたタレットと、
    該タレットの回転周部に前記回転軸に対して平行に設けられ、前記主軸の軸線上に一本が割り出し可能に設けられた複数本の主アーバと、
    中空ワークの内面を加工する工具と、
    該工具が先端に取り付けられ、前記主アーバの先端部に半径方向に移動可能に設けられた工具シャンクと、
    該工具シャンクに連結されるとともに、前記主アーバに相対移動可能に設けられ前記工具シャンクを半径方向に移動させる半径方向移動装置と、
    前記主軸台に、前記主軸の軸線方向に進退移動可能に設けられ、前記中空ワークの加工の際に、前記タレットにより割り出された主アーバの先端に当接して前記工具シャンクを反対側から支持する補助アーバと、
    を備えたことを特徴とする中空ワークの内面加工装置。
  2. 請求項1において、前記主アーバは、中空筒状に形成されたものであり、
    前記半径方向移動装置は、
    前記主アーバ内に軸心回りに相対回転可能に設けられ、基端部に係合部が形成されたドライバ軸と、
    該ドライバ軸が回動することにより先端部に設けられた工具シャンクを半径方向に移動させる半径方向移動機構と、
    前記タレットにより割り出された主アーバ内に設けられたドライバ軸の前記係合部に、係脱可能に係合する被係合部が先端部に形成され、軸心回りに回動可能な駆動軸と、
    前記駆動軸を回動させる回動駆動装置と、
    を備えていることを特徴とする中空ワークの内面加工装置。
  3. 請求項2において、前記ドライバ軸の係合部は、先端に向かって厚みが漸減するように傾斜することによって凸形状係合面を形成する一対の凸部テ―パ面又は先端に向かって間が漸増するように傾斜することによって凹形状係合面を形成する一対の凹部テ―パ面を有し、
    前記駆動軸の被係合部は、前記凸部テ―パ面又は凹部テ―パ面に係合する凹部テーパ面又は凸部テーパ面を有し、
    前記駆動軸は、
    前記補助アーバの前進により前記主アーバを介して前記駆動軸が軸線方向に後退すると、前記ドライバ軸の凸部テ―パ面又は凹部テ―パ面に、前記駆動軸の凹部テ―パ面又は凸部テ―パ面を当接させる方向に付勢して前記ドライバ軸と前記駆動軸とを相対回転不能に係合させる付勢手段を備えていることを特徴とする中空ワークの内面加工装置。
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