JPH1070837A - 電源バックアップ用キャパシタの充放電回路 - Google Patents

電源バックアップ用キャパシタの充放電回路

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JPH1070837A
JPH1070837A JP8225768A JP22576896A JPH1070837A JP H1070837 A JPH1070837 A JP H1070837A JP 8225768 A JP8225768 A JP 8225768A JP 22576896 A JP22576896 A JP 22576896A JP H1070837 A JPH1070837 A JP H1070837A
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JP
Japan
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capacitor
power supply
charging
diode
circuit
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Application number
JP8225768A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Zaitsu
俊行 財津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量の電源バックアップ用キャパシタの充
放電回路を簡単化して、低コスト,省スペースを図る。 【解決手段】 直流電源の出力に、コンデンサ4と放電
用ダイオード3とを直列接続して設ける。このダイオー
ド3の逆方向リーク電流をコンデンサ4の充電用に積極
的に利用することで、充電用回路素子が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電源バックアップ用
キャパシタの充放電回路に関し、特に電源断時において
負荷への電源供給をバックアップして供給するための電
源バックアップ用キャパシタの充放電回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】RAM等の不揮発性メモリを用いた機器
では、その不揮発性メモリに記憶されたデータが電源断
時に消去されない様に、電源バックアップが必要であ
り、その一例として電気二重層コンデンサ等の大容量コ
ンデンサを用いたキャパシタによる電源バックアップ回
路があり、その回路図を図5に示す。この図5の例は実
開平3−97348号公報に開示のものである。
【0003】図5を参照すると、電源入力はスイッチ5
1を介し、更に一方向性素子であるダイオード52を経
て安定化回路53へ入力される。この安定化回路53に
おいて直流電圧の安定化が図られて図示せぬ不揮発性メ
モリ等の負荷へ供給される。
【0004】そして、電源バックアップ用としてコンデ
ンサ55が設けられており、このコンデンサ55は安定
化回路53の入力とアースとの間に、抵抗54と直列に
接続されて設けられている。よって、コンデンサ55は
この直列抵抗54を介して入力電源から充電される。
【0005】また、抵抗54に並列にダイオード56が
接続されており、このダイオード56によりコンデンサ
55の充電電荷が放電される様になっている。従って、
スイッチ51の断時には、コンデンサ55の充電電荷は
ダイオード56を介して放電されるので、安定化回路5
3へはこのコンデンサ55によりエネルギが供給され
て、電源のバックアップが可能となっているのである。
【0006】このコンデンサ55は電気二重層コンデン
サが用いられ、数F(ファラッド)という非常に大きな
容量であるために、その充電には何等かの電流制限が必
要となる。この充電電流の制限を行わなければ、非常に
大きなスパイク電流がこのコンデンサに流入し、コンデ
ンサの劣化,配線パターンの焼損,直流出力電流の過負
荷電流による停止,破損等の重大事故につながる。
【0007】そこで、図5の例においては、コンデンサ
55に直列に抵抗54を設け、この抵抗55によりコン
デンサへの充電電流の制限を行っているのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この様に、図5の従来
例においては、コンデンサの充電電流の制限を抵抗器を
用いて行っているので、部品としての抵抗器が必要であ
り、しかもこの抵抗器には大電流が流れるために、許容
電力の大きな抵抗器が必要である。すなわち、コスト的
にも、またスペース的にも不利となる。
【0009】本発明の目的は、少ない部品点数で構成で
き、コスト的にもスペース的にも有利な電源バックアッ
プ用キャパシタの充放電回路を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電源断
時における負荷への電源バックアップをなすキャパシタ
の充放電回路であって、前記キャパシタに対して直列接
続されてこのキャパシタの前記負荷への放電経路を形成
するダイオードを有し、このダイオードの逆バイアスリ
ーク電流により前記キャパシタの充電をなすようにした
ことを特徴とする電源バックアップ用キャパシタの充放
電回路が得られる。
【0011】そして、前記ダイオードは複数個並列接続
してなることを特徴としている。
【0012】また、本発明によれば、出力電流電圧特性
が垂下特性を有する直流電源と、この直流電源の断時に
おける負荷への電源バックアップをなすキャパシタの充
放電回路であって、前記直流電源の前記垂下特性を利用
して前記キャパシタの充電をなすようにしたことを特徴
とする電源バックアップ用キャパシタの充放電回路が得
られる。
【0013】そして、前記垂下特性の最大出力電流によ
り前記キャパシタの充電をなすようにしたことを特徴と
している。
【0014】本発明の作用を述べると、バックアップ用
キャパシタに直列に設けられた逆流防止用ダイオード
(放電用ダイオード)の逆方向リーク電流を積極的に利
用して充電を行うものであり、放電用ダイオードを充電
用にも併用することで、部品の増加はない。特に、逆方
向リーク電流が大きいダイオードはダイオードロスが小
さく有利である。一方、逆方向リーク電流が小さいダイ
オードはキャパシタへの充電を完全にするために複数個
並列接続して設ける。
【0015】また、直流出力電源の出力垂下特性を利用
するもので、この出力垂下特性による出力制限電流をキ
ャパシタの充電電流として利用するものである。この方
法では、電源バックアップ用キャパシタ以外はバックア
ップ回路として何も部品を付加する必要がないので特に
有利である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例につき説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例の回路図である。
図1を参照すると、入力電源1の出力電圧を入力として
所望の安定した直流電圧を生成する直流電源2が設けら
れており、この直流出力電圧は負荷5へ供給されてい
る。
【0018】直流電源2の出力には、ダイオード3とバ
ックアップ用コンデンサ4との直列回路が接続されてお
り、ダイオード3はコンデンサ4の放電経路を形成する
他に、更に充電経路をも形成するもので、このダイオー
ド3のみで充放電の両者の働きを行わせる点に特徴があ
る。
【0019】次に動作を説明する。ダイオード3は、図
1に示す如く、直流電源2の出力に対しては逆方向(逆
極性)となる様に、コンデンサ4に直列接続されている
ので、通常は充電できないと考えられている。しかしな
がら、図2(A)にダイオードの電圧−電流特性を示す
如く、実際には低VF (順方向降下電圧)のダイオード
等は、かなり大きな(50mA〜100mA)の逆方向
リーク電流Ileakを有している。
【0020】そこで、本発明ではこの逆方向リーク電流
を利用してコンデンサ4への充電を行うものであり、図
2(B)に示す如く、リーク電流をIleak,充電時間を
ΔT,キャパシタ容量をC,充電電圧(通常は出力電圧
Vo に等しい)をΔVとすると、充電時間は、 ΔT=C・ΔV/Ileak で表される。
【0021】Ileakが不足の場合には、必要に応じてダ
イオードを複数個並列に接続することができる。この場
合、仮にIleak=100mAのダイオードを10個並列
にしてIleak=1A,C=1F,ΔV=5Vとすると、
充電時間ΔTは5s(秒)となる。
【0022】尚、放電(Id )は通常のダイオード順方
向電流を利用することは勿論である。
【0023】図3は本発明の他の実施例の回路図であ
り、図1と同等部分は同一符号により示している。図3
を参照すると、入力電源1の電圧を入力とする直流電源
2は、その出力電流−電圧特性が、図4(A)に示す如
き垂下特性を有する直流安定化回路である。
【0024】この出力垂下特性をバックアップ用コンデ
ンサ4の充電のために積極的に用いるものである。すな
わち、この出力垂下特性で制限される最大出力電流Ili
m によってコンデンサ4の充電を行う点に特徴を有して
いる。従って、この回路では、コンデンサ4の充放電用
素子は何等必要がないという利点がある。
【0025】次に動作を説明する。コンデンサ4の充電
電流を制限するものは、図4(A)に示した直流電源2
の出力垂下特性による最大電流Ilim である。よって、
充電時間ΔTは図4(B)に示す如く、 ΔT=C・ΔV/Ilim で表される。
【0026】
【発明の効果】叙上の如く、本発明によれば、ダイオー
ドの逆方向リーク電流を充電電流として用いているの
で、充電回路用の部品が不要となり、低コスト化,省ス
ペース化が可能であるという効果がある。
【0027】また、本発明によれば、直流電源の出力垂
下特性による最大電流そのものを充電に用いているの
で、充放電回路用の部品が必要となり、より低コスト化
及び省スペース化が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】(A)は図1のダイオード3の電圧−電流特性
図,(B)は図1の回路の充電特性図である。
【図3】本発明の他の実施例の回路図である。
【図4】(A)は図3の直流電源の出力垂下特性図,
(B)は図3の回路の充電特性図である。
【図5】従来の電源バックアップ用キャパシタの充放電
回路を示す図である。
【符号の説明】
1 入力電源 2 直流電源 3 ダイオード 4 コンデンサ 5 負荷

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源断時における負荷への電源バックア
    ップをなすキャパシタの充放電回路であって、前記キャ
    パシタに対して直列接続されてこのキャパシタの前記負
    荷への放電経路を形成するダイオードを有し、このダイ
    オードの逆バイアスリーク電流により前記キャパシタの
    充電をなすようにしたことを特徴とする電源バックアッ
    プ用キャパシタの充放電回路。
  2. 【請求項2】 前記ダイオードは複数個並列接続してな
    ることを特徴とする請求項1記載の電源バックアップ用
    キャパシタの充放電回路。
  3. 【請求項3】 出力電流電圧特性が垂下特性を有する直
    流電源と、この直流電源の断時における負荷への電源バ
    ックアップをなすキャパシタの充放電回路であって、前
    記直流電源の前記垂下特性を利用して前記キャパシタの
    充電をなすようにしたことを特徴とする電源バックアッ
    プ用キャパシタの充放電回路。
  4. 【請求項4】 前記垂下特性の最大出力電流により前記
    キャパシタの充電をなすようにしたことを特徴とする請
    求項3記載の電源バックアップ用キャパシタの充放電回
    路。
  5. 【請求項5】 前記キャパシタは電気二重層コンデンサ
    であることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の電
    源バックアップ用キャパシタの充放電回路。
JP8225768A 1996-08-28 1996-08-28 電源バックアップ用キャパシタの充放電回路 Pending JPH1070837A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005526363A (ja) * 2002-05-16 2005-09-02 バラード パワー システムズ インコーポレイティド 調節可能な燃料電池システムのアレイを備える電源設備
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WO2011068499A1 (en) * 2009-12-01 2011-06-09 Masco Corporation Energy storage and management circuit
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