JPH10701A - タイヤ製造部材管理方法 - Google Patents

タイヤ製造部材管理方法

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Publication number
JPH10701A
JPH10701A JP8155687A JP15568796A JPH10701A JP H10701 A JPH10701 A JP H10701A JP 8155687 A JP8155687 A JP 8155687A JP 15568796 A JP15568796 A JP 15568796A JP H10701 A JPH10701 A JP H10701A
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JP
Japan
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ultrasonic
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JP8155687A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Iida
英一 飯田
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10701A publication Critical patent/JPH10701A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤ製造部材の在庫管理を簡略化できるタ
イヤ製造部材管理方法を提供する。 【解決手段】 電磁波或いは超音波によって情報の読み
出しと書き込みを行える情報記憶素子20をタイヤ製造
部材の搬送台車に設け、これにホストコンピュータ6に
接続されたスキャナ30を介して部材管理に関する情報
を書き込むと共に、これらの情報及びタイヤ部材品種毎
の在庫数量ホストコンピュータ2により管理する。これ
により、情報記憶素子20とスキャナ30との間はワイ
ヤレスにより情報のアクセスが行われるので、読み取り
不良の発生はきわめて少なく、情報記憶素子20の取り
付け位置に関係なくほぼ完全に情報アクセスを行うこと
ができ、自動管理を行うことができる。さらに、情報記
憶素子20へは任意の情報を任意の時期に書き込むこと
ができるので、台車等への積載部材の内容が変更になっ
た場合においても、簡単に情報変更を行うことができ、
これに基づいて的確な在庫部材管理及び生産調整管理を
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、他品種の製造部材
からグリーンタイヤを成形する際の製造部材の在庫量を
簡単に把握できるタイヤ製造部材管理方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、タイヤの製造過程、特に、多種の
製造部材を組み立てて加硫前の生タイヤ(以下、グリー
ンタイヤと称する)を作る成形工程と、この成形工程に
必要な各種の製造部材を供給している材料工程との間で
は、半製品の在庫管理や生産調整を目的として、部材小
巻のライナーや、その小巻を載せた台車、或いは部材そ
のものに対して搬入時にバーコードエフを取り付け、こ
れらの部材を使用する際にこのバーコードをホストコン
ピュータに読み込ませて、在庫管理及び生産調整を行っ
ている。
【0003】例えば、図2に示すように、搬入されたタ
イヤ成形前の部材は搬送単位で台車に乗せられ、これら
を載せた台車等、即ちスチールOH台車1、インナーラ
イナー台車2、カーカス台車3、サイドトレッド台車
4、及びCPAトレッドケりー5には、ホストコンピュ
ータ6によってバーコードエフBCが発行され、これが
台車に取り付けられて在庫される。
【0004】タイヤ成形のため製造部材が搬出されると
きには、作業者の手によって各台車に取り付けられたバ
ーコードがバーコードリーダー7によって読み取られ、
このデータが、部材消費データとしてホストコンピュー
タ6に転送される。
【0005】これにより、ホストコンピュータ6によっ
て、製造部材の在庫量を把握し、的確な部材手配指令を
出すことができる。
【0006】また、成形機8によって成形されたグリー
ンタイヤ(生タイヤ)の数量等の成形実績データをリア
ルタイムでシーケンサー9を介してホストコンピュータ
6に入力することにより、部材切れ時刻の予想やオーダ
ーの達成率なども容易に把握することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たようにバーコードエフBCを用いて部材管理を行う場
合、バーコードエフBCの貼り付け位置や、貼り付けた
ときのバーコードエフBCの向きに対して、バーコード
リーダーが敏感に反応し、読み取り不良が発生しやすい
という点から自動化が困難であり、直接人手によってバ
ーコードを読み取らなければならなかった。このため、
非常に手間がかかっていた。
【0008】さらに、部材を載せた台車やライナーにバ
ーコードを取り付けているので、積載部材の内容が変更
になった場合、バーコードの取り替えに手間を要してい
た。
【0009】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、タイ
ヤ製造部材の在庫管理を簡略化できるタイヤ製造部材管
理方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、タイヤ成形に必要な製造部
材の在庫量を品種毎に把握するタイヤ製造部材管理方法
であって、ワイヤレスにより情報の読み出し及び書き込
みが可能な情報記憶素子を、在庫されている製造部材に
対して搬送単位に設けると共に、搬入時及び搬出時にお
いて前記製造部材の搬送路に設けたスキャナを介してホ
ストコンピュータによって前記情報記憶素子に対して部
材管理に係る所定情報の書き込み及び読み出しを自動的
に行い、前記スキャナによるアクセス情報に基づいて、
前記ホストコンピュータによってタイヤ成形に必要とす
る製造部材の各品種毎の在庫量を把握し、タイヤの製造
部材管理を行うタイヤ製造部材管理方法を提案する。
【0011】該タイヤ製造部材管理方法によれば、工場
に搬入されて在庫されているタイヤ製造部材には、例え
ば部材を積載した台車等の搬送単位に情報記憶素子が設
けられ、搬入時及び搬出時において前記製造部材の搬送
路に設けたスキャナを介してホストコンピュータによっ
て前記情報記憶素子に対して部材管理に係る所定情報の
書き込み及び読み出しがワイヤレスに自動的に行われ
る。例えば、搬入されたタイヤ製造部材に対しては、ス
キャナを介して搬入日時、品種、数量等の情報が情報記
憶素子に書き込まれ、これと同時にこれらのデータがホ
ストコンピュータに記憶される。また、搬出時、即ち倉
庫から搬出してタイヤ成形に用いる際には、タイヤ製造
部材の搬送路に設置されたスキャナによって前記台車に
設けられた情報記憶素子内の記憶情報が自動的に読み出
され、この情報がスキャナからホストコンピュータに転
送される。これにより、ホストコンピュータでは各品種
のタイヤ製造部材の在庫量が把握され、部材手配指定処
理等のタイヤ製造部材管理が行われる。
【0012】また、請求項2では、請求項1記載のタイ
ヤ製造部材管理方法において、前記情報記憶素子は、送
受信用アンテナと、前記送受信用アンテナに入力された
第1の周波数の電磁波より所定の直流電流を生成する整
流回路と、前記送受信用アンテナに接続され、前記送受
信用アンテナに入力された第1の周波数の電磁波を検波
する検波回路と、前記整流回路から出力される直流電流
により動作する半導体記憶部と、前記整流回路から出力
される直流電流により動作し、前記検波回路から入力す
る信号中の所定の読み出し命令によって前記半導体記憶
部内の記憶情報を読み出すと共に前記信号中の所定の書
き込み命令によって該命令に続く情報を前記半導体記憶
部の所定アドレスに書き込む中央処理部と、前記整流回
路から出力される直流電流により動作し、前記中央処理
部によって読み出された情報を第2の周波数の高周波信
号として前記送受信用アンテナに供給する高周波発信部
とからなり、前記スキャナは、送信用アンテナと、受信
用アンテナと、情報読み出し命令或いは情報書き込み命
令及び情報を第1の周波数の高周波信号として前記送信
用アンテナに供給する発信部と、前記受信用アンテナか
ら第2の周波数の高周波信号を入力して該信号に含まれ
る情報を抽出する受信部と、ホストコンピュータとの間
のインタフェース手段とを備え、前記スキャナから前記
第1の周波数の高周波信号を送出して、前記情報記憶素
子への情報の書き込みを行うと共に、前記スキャナから
前記第1の周波数の高周波信号を送出しながら、前記第
2の周波数の高周波信号によって前記情報記憶素子から
情報の読み出しを行うタイヤ製造部材管理方法を提案す
る。
【0013】該タイヤ製造部材管理方法によれば、情報
記憶素子に対して情報の読み書きを行う際には、スキャ
ナの発信部から情報の読み出し命令或いは書き込み命令
及び書き込み対象となる情報を第1の周波数の高周波信
号として送信用アンテナに供給し、該送信用アンテナか
ら輻射された第1の周波数の電磁波を情報記憶素子に照
射する。これにより、前記情報記憶素子では、前記第1
の周波数の電磁波を前記送受信用アンテナによって受信
すると、整流回路によって該電磁波が整流されて直流電
流が生成され、該直流電流によって前記半導体記憶部及
び前記中央処理部並びに高周波発信部が駆動される。さ
らに、検波回路によって前記送受信用アンテナに入力さ
れた前記第1の周波数の電磁波が検波され、前記中央処
理部に供給される。
【0014】これにより、前記中央処理部は、前記第1
の周波数の電磁波が受信されている間に、即ち前記整流
回路から直流電流が供給されている間に、前記検波回路
から入力する信号中の読み出し命令を受けたとき、前記
半導体記憶部内に記憶されている情報を読み出し、該読
み出された情報は、前記高周波発信部によって前記第2
の周波数の高周波信号として前記送受信用アンテナに供
給され電磁波として輻射される。
【0015】また、前記中央処理部は、前記検波回路か
ら入力する信号中の書き込み命令を受けたときに、該命
令に続く書き込み対象情報を前記半導体記憶部内の所定
のアドレスに記憶する。
【0016】前記情報記憶素子から輻射された電磁波
は、前記スキャナの受信用アンテナを介して受信部に入
力され、該受信部によって前記第2の周波数の高周波信
号に含まれる情報が抽出され、前記情報記憶素子に記憶
されていた情報が読み出され、インタフェース手段を介
してホストコンピュータに送出される。
【0017】従って、前記スキャナによって前記情報記
憶素子の外部より情報の読み出し命令に基づく前記第1
の周波数の電磁波を輻射することにより、これとほぼ同
時に情報記憶素子内の記憶情報が前記第2の周波数の電
磁波として出射されるので、情報記憶素子から出射され
た電磁波を前記スキャナによって受信することにより、
記憶情報を得ることができる。
【0018】さらに、前記スキャナによって前記情報記
憶素子の外部より情報の書き込み命令及び記憶対象とな
る情報に基づく前記第1の周波数の電磁波を輻射するこ
とにより、情報記憶素子内の半導体記憶部に情報を記憶
することができ、記憶情報の更新も容易に行える。ま
た、前記情報記憶素子内部には電源を必要としないの
で、半永久的に使用可能である。
【0019】また、請求項3では、請求項1記載のタイ
ヤ製造部材管理方法において、前記情報記憶素子は、第
1の周波数の超音波を受信する超音波受信部と、入力情
報に基づく第2の周波数の超音波を送信する超音波送信
部と、前記超音波受信部に入力された第1の周波数の超
音波より所定の直流電流を生成する整流回路と、前記超
音波受信部に接続され、前記超音波受信部に入力された
第1の周波数の超音波を検波する検波回路と、前記整流
回路から出力される直流電流により動作する半導体記憶
部と、前記整流回路から出力される直流電流により動作
し、前記検波回路から入力する信号中の所定の読み出し
命令によって前記半導体記憶部内の記憶情報を読み出す
と共に前記信号中の所定の書き込み命令によって該命令
に続く情報を前記半導体記憶部の所定アドレスに書き込
む中央処理部と、前記整流回路から出力される直流電流
により動作し、前記中央処理部によって読み出された情
報を前記超音波送信部に供給する発信部とからなり、前
記スキャナは、情報読み出し命令或いは情報書き込み命
令及び情報を第1の周波数の超音波として送信する超音
波送信部と、第2の周波数の超音波を受信する超音波受
信部と、前記超音波受信部によって受信された前記第2
の周波数の超音波から信号成分を抽出する信号抽出部
と、該信号抽出部によって得られた信号から情報を抽出
する情報抽出部と、ホストコンピュータとの間のインタ
フェース手段とを備え、前記スキャナから前記第1の周
波数の超音波信号を送出し、前記情報記憶素子へ情報の
書き込みを行うと共に、前記スキャナから前記第1の周
波数の超音波信号を送出しながら、前記第2の周波数の
超音波信号によって前記情報記憶素子から情報の読み出
しを行うタイヤ製造部材管理方法を提案する。
【0020】該タイヤ製造部材管理方法によれば、情報
記憶素子に対して情報の読み書きを行う際には、情報の
読み出し命令或いは書き込み命令及び書き込み対象とな
る情報に基づく第1の周波数の超音波をスキャナの超音
波送信部から情報記憶素子に照射する。これにより、前
記情報記憶素子では、前記第1の周波数の超音波を前記
超音波受信部によって受信すると、整流回路によって該
超音波から直流電流が生成され、該直流電流によって前
記半導体記憶部及び前記中央処理部並びに高周波発信部
が駆動される。さらに、検波回路によって前記第1の周
波数の超音波が検波され、前記中央処理部に供給され
る。
【0021】これにより、前記中央処理部は、前記第1
の周波数の超音波が受信されている間に、即ち前記整流
回路から直流電流が供給されている間に、前記検波回路
から入力する信号中の読み出し命令を受けたとき、前記
半導体記憶部内に記憶されている情報を読み出し、該読
み出された情報は、前記高周波発信部によって前記第2
の周波数の高周波信号として前記超音波送信部に供給さ
れて、第2の周波数の超音波として輻射される。
【0022】また、前記中央処理部は、前記検波回路か
ら入力する信号中の書き込み命令を受けたときに、該命
令に続く書き込み対象情報を前記半導体記憶部内の所定
アドレスに記憶する。
【0023】前記情報記憶素子から輻射された超音波
は、前記スキャナの超音波受信部を介して信号抽出部に
入力され、該信号抽出部によって前記第2の周波数の超
音波から信号成分が抽出され、該信号成分から情報抽出
部により読み出し対象となる情報が抽出され、前記情報
記憶素子に記憶されていた情報が読み出され、インタフ
ェース手段を介してホストコンピュータに送出される。
【0024】従って、前記スキャナによって前記情報記
憶素子の外部より読み出し命令に基づく前記第1の周波
数の超音波を輻射することにより、これとほぼ同時に情
報記憶素子内の記憶情報が前記第2の周波数の超音波と
して出射されるので、これを前記スキャナによって受信
することにより、記憶情報を得ることができる。
【0025】さらに、前記スキャナによって前記情報記
憶素子の外部より情報の書き込み命令及び記憶対象とな
る情報に基づく前記第1の周波数の超音波を輻射するこ
とにより、情報記憶素子内の半導体記憶部に情報を記憶
することができ、記憶情報の更新も容易に行える。ま
た、前記情報記憶素子内部には電源を必要としないの
で、半永久的に使用可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にお
けるタイヤの製造部材管理工程の流れを示す図である。
図において、前述した従来例と同一構成部分は同一符号
をもって表す。また、本実施形態においては、工場10
へのタイヤ製造部材搬入時において、それぞれの品種毎
及び台車等の搬送単位毎に、ワイヤレスにて情報の書き
込み及び読み出しが行える情報記憶素子20が設けられ
た後、各部材品種に対応する倉庫11に格納される。具
体的には、搬送単位の部材を載積したスチールOH台車
1、インナーライナー台車2、カーカス台車3、サイド
トレッド台車4、及びCPAトレッドケりー5のそれぞ
れに情報記憶素子20が取り付けられる。
【0027】また、タイヤ製造部材の搬入部署12には
ホストコンピュータ6に接続されたスキャナ30が設け
られており、このスキャナ30によって搬入日時、品
種、数量等の情報が情報記憶素子20に書き込まれ、こ
れと同時にこれらのデータがホストコンピュータ6に記
憶される。
【0028】また、倉庫11からの搬出時、即ち倉庫1
1から搬出してタイヤ成形に用いる際には、タイヤ製造
部材の搬送路13に設置されたスキャナによって前記台
車に設けられた情報記憶素子20内の記憶情報が自動的
に読み出され、この情報が部材消費データとしてスキャ
ナ30からホストコンピュータ6に転送される。
【0029】これにより、ホストコンピュータ6では各
品種のタイヤ製造部材の在庫量が把握され、部材手配指
定処理等のタイヤ製造部材管理が行われる。
【0030】また、成形機8によって成形されたグリー
ンタイヤ(生タイヤ)の数量等の成形実績データをリア
ルタイムでシーケンサー9を介してホストコンピュータ
6に入力することにより、部材切れ時刻の予想やオーダ
ーの達成率なども容易に把握することができる。
【0031】前述の構成によれば、情報記憶素子20と
スキャナ30との間はワイヤレスにより情報のアクセス
が行われるので、読み取り不良の発生はきわめて少な
く、情報記憶素子20の取り付け位置に関係なくほぼ完
全に自動的な情報アクセスを行うことができる。
【0032】さらに、情報記憶素子20へは任意の情報
を任意の時期に書き込むことができるので、台車への積
載部材の内容が変更になった場合においても、簡単に情
報変更を行うことができ、これに基づいて的確な在庫部
材管理及び生産調整管理を行うことができる。
【0033】次に、本実施形態における情報記憶素子及
びスキャナの第1の実施例を説明する。図3は第1の実
施例における情報記憶素子20の電気系回路を示すブロ
ック図、図4は第1の実施例におけるスキャナ30の電
気系回路を示すブロック図である。図において、20は
情報記憶素子で、受信用アンテナ21、整流回路22、
中央処理部23、記憶部24、発信部25、送信用アン
テナ26及び検波部27から構成されている。
【0034】また、情報記憶素子20の整流回路22
は、ダイオード221,222、コンデンサ223、及び抵抗器22
4から構成され、周知の全波整流回路を形成している。
この整流回路22の入力側には受信用アンテナ21が接
続され、受信用アンテナ21に誘起した高周波電流を整
流して直流電流に変換して、中央処理部23、記憶部2
4及び発信部25の駆動電源として出力するものであ
る。
【0035】中央処理部23は、周知のCPU231及び
ディジタル/アナログ(以下、D/Aと称する)変換器
232から構成され、CPU231は電源が供給されて駆動す
ると、受信した情報読み出し命令或いは情報書き込み命
令に対応して、EEPROM等の半導体メモリからなる
記憶部24内に記憶されている情報を読み出して、この
情報をD/A変換器232を介して発信部25に出力し、
或いは受信した書き込み対象情報を記憶部24の所定ア
ドレスに書き込む。
【0036】発信部25は、発振回路251、変調回路252
及び高周波増幅回路253から構成され、発振回路251によ
って発振された、例えば300MHzの搬送波を、中央
処理部23から入力した情報信号に基づいて、変調回路
252で変調して、これを高周波増幅回路253を介して送信
用アンテナ26に供給する。
【0037】検波部27はダイオード271とA/D変換
器272からなり、ダイオード271のアノードは受信用アン
テナ21に接続され、カソードはA/D変換器を介して
中央処理部23のCPU231に接続されている。
【0038】ここで、情報記憶素子20の記憶部24に
は、これが装着されているホース1の製造に関する情
報、例えば製造工場名、製造ロット番号、製造年月日等
の情報が予め書き込まれている。
【0039】この情報記憶素子20に記憶されている情
報を読み出す際には、これに対応した専用のスキャナを
使用する。図4はスキャナの電気系回路を示すブロック
図である。図において、30はスキャナで、受信用アン
テナ31、受信部32、中央処理部33、キーボード3
4、表示部35、発信部36、送信用アンテナ37、電
源部38、変調部39及びホストコンピュータ2との間
のインタフェース部40から構成されている。
【0040】ここで、本発明におけるスキャナ30と
は、後述するように情報記憶素子20に対して第1の周
波数の電磁波を輻射しながら、これに伴って情報記憶素
子20から輻射される第2の周波数の電磁波を受信する
ことにより、情報記憶素子20への情報アクセスを行う
ものを言う。
【0041】スキャナ30の受信部32は、受信機321
とアナログ/ディジタル(以下、A/Dと称する)変換
器322から構成され、受信器321の入力側は受信用アンテ
ナ31に接続され、300MHzの高周波を受信し、こ
れを検波した後、A/D変換器322を介して中央処理部
33に出力する。
【0042】中央処理部33は、周知のCPU331及び
メモリ332から構成され、中央処理部331はキーボード3
4から入力された命令或いはインタフェース部40を介
してホストコンピュータ2から受信した命令に基づい
て、情報読み出し命令を受けたときは、発信部36を駆
動すると共に、受信部32から入力した情報をメモり33
2に記憶し、さらに表示部35に表示すると共にインタ
フェース部40を介してホストコンピュータ2に送信す
る。また、情報書き込み命令を受けたときは情報書き込
み命令及び書き込み対象情報を変調部39、発信部36
及び送信用アンテナ37を介して送信する。
【0043】発振部36は発信回路361から構成され、
発信回路361は中央処理部33からの制御信号によって
動作し、例えば100KHz〜300KHzの高周波信
号を送信用アンテナ37に出力する。
【0044】変調部39は、D/A変換器391、変調回
路392及び高周波増幅回路393からなり、D/A変換器39
1の入力側は中央処理部33のCPU331に接続され、出
力側は変調回路392に接続されている。変調回路392は発
信部36から搬送波を入力し、これを変調して高周波増
幅回路393に供給する。高周波増幅回路393は、入力した
高周波信号を増幅して送信用アンテナ37に出力する。
【0045】また、前述した情報記憶素子20は、合成
樹脂或いはセラミックス等でモールドされて所定の形状
に形成されている。
【0046】前述した構成よりなる第1の実施例によれ
ば、個々のタイヤに関する情報を得るためには、スキャ
ナ30を用いる。即ち、スキャナ30の近傍に調査対象
となるタイヤの情報記憶素子20を近づける。これによ
り、スキャナ30の発信部36から前述の高周波信号が
送信用アンテナ37に供給され、送信用アンテナ37か
ら100〜300KHzの周波数の電磁波が輻射され
る。この電磁波は情報記憶素子20の受信用アンテナ2
1に入力され、受信用アンテナ21に高周波電流が誘起
する。受信用アンテナ21に誘起した高周波電流は、整
流回路22によって整流されて情報記憶素子20内部の
中央処理部23、記憶部24及び発信部25に電源を供
給する。
【0047】これにより、スキャナ30から送出された
第1の周波数の電磁波を受信している間、電源を供給さ
れた中央処理部23は、予めプログラムされている情報
の読み出し処理を行う。
【0048】即ち、中央処理部23は、情報読み出し命
令を受信したときには、記憶部24内に記憶されている
情報を読み出し、この情報を発信部25に出力する。発
信部では読み出された情報に基づいて搬送波を変調し、
変調された搬送波、即ち高周波信号を送信用アンテナ2
6に供給する。これにより、送信用アンテナ26からは
300MHzの周波数の電磁波が輻射される。
【0049】スキャナ30では、情報記憶素子20から
輻射された300MHzの電磁波を受信用アンテナ31
を介して受信部32によって受信し、受信部32は受信
した情報をディジタルデータに変換して中央処理部33
に送出する。
【0050】中央処理部33は、入力したディジタルデ
ータに基づく情報、即ち情報記憶素子20から受信した
製品に関する情報を表示部35に表示すると共にインタ
フェース部40を介してホストコンピュータ2に転送す
る。
【0051】また、キーボード34或いはホストコンピ
ュータ2から情報書き込み命令を受けたスキャナ30
は、発信部36から情報の書き込み命令に基づく高周波
信号を送信用アンテナ37に供給し、送信用アンテナ3
7から100〜300KHzの周波数の電磁波が輻射さ
れる。
【0052】これにより、スキャナ30から送出された
電磁波を受信している間、電源を供給された中央処理部
23は、検波回路27を介して入力される情報の書き込
み命令に従って、予めプログラムされている処理を行
う。
【0053】即ち、情報の書き込み命令を受けたときに
は、中央処理部23は、命令と共に受信した書き込み対
象となる情報を記憶部24の所定アドレスに記憶する。
これにより、情報記憶素子20内の記憶情報が更新され
る。
【0054】前述したように第1の実施例によれば、情
報記憶素子20内には電源を設ける必要がないので、半
永久的に使用できると共に、個々のタイヤに関する製造
情報をタイヤ自体に持たせておくことができるので、従
来のバーコードエフに比べて、タイヤ生産管理を効率よ
く実施することができる。
【0055】また、本実施例においては、スキャナ30
からの電磁波を受信したとほぼ同時に情報記憶素子20
から情報が返送されるので、コンベアベルトを用いた製
品の搬送工程等においても、移動する個々のタイヤに関
する情報を管理することができる。
【0056】また、スキャナ30への電源供給は蓄電池
や商用電源など利用状況に合わせて電源部38を構成す
ることにより使いやすいものが得られる。
【0057】さらに、情報記憶素子20の記憶情報は容
易に更新、或いは書き換えできるので、タイヤの製造履
歴等を残す場合には有効に活用することができる。
【0058】尚、第1の実施例においては、情報記憶素
子20に受信用アンテナ21と送信用アンテナ26とを
個別に設けたが、1つのアンテナを備え、デュープレク
サによって1つのアンテナを送受信共用するようにして
も良い。これは、スキャナ30においても同様である。
【0059】次に、本実施形態における第2の実施例の
情報記憶素子及びスキャナを説明する。第2の実施例に
おいては、情報記憶素子20及びスキャナ30の電気系
回路を図5及び図6のブロック図に示すものとした。図
において、前述した第1の実施例と同一構成部分は同一
符号をもって表しその説明を省略する。即ち、20は情
報記憶素子で、超音波受信部61、整流回路62、中央
処理部63、記憶部64、超音波送信部65、検波部6
6から構成されている。
【0060】30はスキャナで、超音波受信部71、中
央処理部72、キーボード73、表示部74、超音波送
信部75、電源部76、変調部77、及びホストコンピ
ュータとのインタフェース部78から構成されている。
ここで、本実施例におけるスキャナとは、後述するよう
に情報記憶素子20に対して第1の周波数の超音波を輻
射しながら、これに伴って情報記憶素子20から輻射さ
れる第2の周波数の超音波を受信することにより、情報
記憶素子20への情報アクセスを行うものを言う。
【0061】また、超音波受信部61,71及び超音波
送信部65,75は、電歪型振動子を用いた超音波セン
サが使用されている。
【0062】情報記憶素子20の整流回路62の入力側
には超音波受信部61が接続され、超音波受信部61に
誘起した高周波電流を整流して直流電流に変換して、中
央処理部63、記憶部64、超音波送信部65及び検波
部66の駆動電源として出力するものである。
【0063】中央処理部63は、周知のCPU631及び
ディジタル/アナログ(以下、D/Aと称する)変換器
632から構成され、CPU631は電源が供給されて駆動す
ると、受信した情報読み出し命令或いは情報書き込み命
令に対応して、EEPROM等の半導体メモリからなる
記憶部64内に記憶されている情報を読み出して、この
情報をD/A変換器632を介して超音波送信部65に出
力し、或いは受信した書き込み対象情報を記憶部64の
所定アドレスに書き込む。
【0064】超音波送信部65は、例えば300KHz
の搬送波を、中央処理部13から入力した情報信号に基
づいて変調し、超音波として輻射する。
【0065】検波部66はダイオード661とA/D変換
器662からなり、ダイオード661のアノードは超音波受信
部61に接続され、カソードはA/D変換器を介して中
央処理部63のCPU631に接続されている。
【0066】また、スキャナ30の超音波受信部71
は、300KHzの超音波を受信し、これを検波した
後、中央処理部72に出力する。
【0067】中央処理部72は、周知のCPU721、D
/A変換回路722及びメモリ723から構成され、中央処理
部721はキーボード73から入力された命令或いはホス
トコンピュータ2から受信した命令に基づいて、情報読
み出し命令を受けたときは、超音波受信部71から入力
した情報をメモり723に記憶し、表示部74に表示する
と共に、ホストコンピュータ2に転送する。また、情報
書き込み命令を受けたときは情報書き込み命令及び書き
込み対象情報を変調部77、超音波送信部75を介して
送信する。
【0068】さらに、超音波送信部75は超音波発信回
路751から構成され、超音波発信回路751は中央処理部か
らの制御信号によって動作し、例えば100Hz〜30
0Hzの超音波信号を出力する。
【0069】また、変調部77は、D/A変換器771及
び変調回路772からなり、D/A変換器771の入力側は中
央処理部72のCPU721に接続され、出力側は変調回
路772に接続されている。変調回路772は超音波発信器75
1から出力される超音波を変調する。
【0070】一方、情報記憶素子20は第1の実施例と
同様に、全体がチップ状に形成され、直径3mm程度の
ボタン形状のセラミックス筐体によってモールドされて
いる。
【0071】前述の構成よりなる第2の実施例によれ
ば、情報記憶素子20内には電源を設ける必要がないの
で、半永久的に使用できると共に、個々のタイヤに関す
る製造情報をタイヤ自体に持たせておくことができるの
で、従来のバーコードエフに比べて、タイヤ生産管理を
効率よく実施することができる。
【0072】また、本実施例においては、スキャナ30
からの超音波を受信したとほぼ同時に情報記憶素子20
から情報が返送されるので、コンベアベルトを用いた製
品の搬送工程等においても、移動する個々のタイヤに関
する情報を管理することができる。
【0073】また、スキャナ30への電源供給は蓄電池
や商用電源など利用状況に合わせて電源部38を構成す
ることにより使いやすいものが得られる。
【0074】さらに、情報記憶素子20の記憶情報は容
易に更新、或いは書き換えできるので、タイヤの製造履
歴等を残す場合には有効に活用することができる。
【0075】また、第2の実施例では超音波を使用して
いるので、前述した第1の実施例のように電磁波を使用
した場合に比べて、電磁波の透過しない部材中に埋め込
んで使用することも容易に可能となる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、情報記憶素子とスキャナとの間はワイヤレスに
より情報のアクセスが行われるので、読み取り不良の発
生はきわめて少なく、情報記憶素子の取り付け位置に関
係なくほぼ完全に情報アクセスを行うことができるた
め、部材管理情報の読み取り及び書き込み処理を児童宛
機に行うことができる。さらに、情報記憶素子へは任意
の情報を任意の時期に書き込むことができるので、台車
等への積載部材の内容が変更になった場合においても、
簡単に情報変更を行うことができ、これに基づいて的確
な在庫部材管理及び生産調整管理を行うことができる。
【0077】また、請求項2によれば、上記の効果に加
えて、スキャナから情報記憶素子に対して第1の周波数
の電磁波を輻射することにより、これとほぼ同時に情報
記憶素子内の記憶情報が第2の周波数の電磁波として出
射されるので、これを前記スキャナによって受信するこ
とにより、記憶情報を得ることができ、また、前記情報
記憶素子内部には電源を必要とせず半永久的に使用可能
であるので、従来のバーコードエフ表示に代えて前記情
報記憶素子を用いることにより、個々の品種のタイヤ部
材管理を容易に行うことができる。さらに加えて、スキ
ャナから情報記憶素子に対して読み出し命令を与えたと
きだけに記憶情報を読み出すことができるので、必要な
ときにのみ情報の読み出しを行うことができると共に、
書き込み命令を与えたときに所望の情報を記憶させるこ
とができるので、情報の追加、更新なども簡単に行うこ
とができ、情報の変更も容易に行うことができる。ま
た、情報記憶素子は、電磁波を受信するとほぼ同時に情
報を電磁波として輻射するので、タイヤ部材の搬送時に
も、容易に情報アクセスができ、タイヤ部材管理を効率
的に行うことができる。
【0078】また、請求項3によれば、上記の効果に加
えて、スキャナから情報記憶素子に対して第1の周波数
の超音波を輻射することにより、これとほぼ同時に情報
記憶素子内の記憶情報が第2の周波数の超音波として出
射されるので、これを前記スキャナによって受信するこ
とにより、記憶情報を得ることができ、また、前記情報
記憶素子内部には電源を必要とせず半永久的に使用可能
であるので、従来のバーコードエフ表示に代えて前記情
報記憶素子を用いることにより、個々の品種のタイヤ部
材管理を容易に行うことができる。さらに加えて、スキ
ャナから情報記憶素子に対して読み出し命令を与えたと
きだけに記憶情報を読み出すことができるので、必要な
ときにのみ情報の読み出しを行うことができると共に、
書き込み命令を与えたときに所望の情報を記憶させるこ
とができるので、情報の追加、更新なども簡単に行うこ
とができ、情報の変更も容易に行うことができる。ま
た、情報記憶素子は、超音波を受信するとほぼ同時に情
報を超音波として輻射するので、タイヤ部材の搬送時に
も、容易に情報アクセスができ、タイヤ部材管理を効率
的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるタイヤの製造部材
管理工程の流れを示す図
【図2】従来例のタイヤの製造部材管理工程の流れを示
す図
【図3】本発明の一実施形態における第1の実施例の情
報記憶素子の電気系回路を示すブロック図
【図4】本発明の一実施形態における第1の実施例のス
キャナの電気系回路を示すブロック図
【図5】本発明の一実施形態における第2の実施例の情
報記憶素子の電気系回路を示すブロック図
【図6】本発明の一実施形態における第2の実施例のス
キャナの電気系回路を示すブロック図
【符号の説明】
1…スチールOH台車、2…インナーライナー台車、3
…カーカス台車、4…サイドトレッド台車、5…CPA
トレッドケりー、6…ホストコンピュータ、7…バーコ
ードリーダー、8…成形機、9…シーケンサー、10…
工場、11…倉庫、12…搬入部署、13…搬送路、2
0…情報記憶素子、21…受信用アンテナ、22…整流
回路、23…中央処理部、231…CPU、232…D/A変
換回路、24…記憶部、25…発信部、251…発振回
路、252…変調回路、253…高周波増幅回路、26…送信
用アンテナ、27…検波部、30…スキャナ、31…受
信用アンテナ、32…受信部、321…受信機、322…A/
D変換回路、33…中央処理部、331…CPU、332…メ
モリ、34…キーボード、35…表示部、36…発振
部、361…発信器、362…スイッチ、37…送信用アンテ
ナ、38…電源部、39…変調部、40…インタフェー
ス部、61…超音波受信部、62…整流回路、63…中
央処理部、631…CPU、632…D/A変換回路、64…
記憶部、65…超音波送信部、66…検波部、71…超
音波受信部、72…中央処理部、721…CPU、722…A
/D変換回路、723…メモリ、73…キーボード、74
…表示部、75…超音波送信部、751…超音波発信器、7
52…スイッチ、76…電源部、77…変調部、78…イ
ンタフェース部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ成形に必要な製造部材の在庫量を
    品種毎に把握するタイヤ製造部材管理方法であって、 ワイヤレスにより情報の読み出し及び書き込みが可能な
    情報記憶素子を、在庫されている製造部材に対して搬送
    単位に設けると共に、 搬入時及び搬出時において前記製造部材の搬送路に設け
    たスキャナを介してホストコンピュータによって前記情
    報記憶素子に対して部材管理に係る所定情報の書き込み
    及び読み出しを自動的に行い、 前記スキャナによるアクセス情報に基づいて、前記ホス
    トコンピュータによってタイヤ成形に必要とする製造部
    材の各品種毎の在庫量を把握し、タイヤの製造部材管理
    を行うことを特徴とするタイヤ製造部材管理方法。
  2. 【請求項2】 前記情報記憶素子は、送受信用アンテナ
    と、 前記送受信用アンテナに入力された第1の周波数の電磁
    波より所定の直流電流を生成する整流回路と、 前記送受信用アンテナに接続され、前記送受信用アンテ
    ナに入力された第1の周波数の電磁波を検波する検波回
    路と、 前記整流回路から出力される直流電流により動作する半
    導体記憶部と、 前記整流回路から出力される直流電流により動作し、前
    記検波回路から入力する信号中の所定の読み出し命令に
    よって前記半導体記憶部内の記憶情報を読み出すと共に
    前記信号中の所定の書き込み命令によって該命令に続く
    情報を前記半導体記憶部の所定アドレスに書き込む中央
    処理部と、 前記整流回路から出力される直流電流により動作し、前
    記中央処理部によって読み出された情報を第2の周波数
    の高周波信号として前記送受信用アンテナに供給する高
    周波発信部とからなり、 前記スキャナは、送信用アンテナと、 受信用アンテナと、 情報読み出し命令或いは情報書き込み命令及び情報を第
    1の周波数の高周波信号として前記送信用アンテナに供
    給する発信部と、 前記受信用アンテナから第2の周波数の高周波信号を入
    力して該信号に含まれる情報を抽出する受信部と、 ホストコンピュータとの間のインタフェース手段とを備
    え、 前記スキャナから前記第1の周波数の高周波信号を送出
    して、前記情報記憶素子への情報の書き込みを行うと共
    に、前記スキャナから前記第1の周波数の高周波信号を
    送出しながら、前記第2の周波数の高周波信号によって
    前記情報記憶素子から情報の読み出しを行うことを特徴
    とする請求項1記載のタイヤ製造部材管理方法。
  3. 【請求項3】 前記情報記憶素子は、第1の周波数の超
    音波を受信する超音波受信部と、 入力情報に基づく第2の周波数の超音波を送信する超音
    波送信部と、 前記超音波受信部に入力された第1の周波数の超音波よ
    り所定の直流電流を生成する整流回路と、 前記超音波受信部に接続され、前記超音波受信部に入力
    された第1の周波数の超音波を検波する検波回路と、 前記整流回路から出力される直流電流により動作する半
    導体記憶部と、 前記整流回路から出力される直流電流により動作し、前
    記検波回路から入力する信号中の所定の読み出し命令に
    よって前記半導体記憶部内の記憶情報を読み出すと共に
    前記信号中の所定の書き込み命令によって該命令に続く
    情報を前記半導体記憶部の所定アドレスに書き込む中央
    処理部と、 前記整流回路から出力される直流電流により動作し、前
    記中央処理部によって読み出された情報を前記超音波送
    信部に供給する発信部とからなり、 前記スキャナは、情報読み出し命令或いは情報書き込み
    命令及び情報を第1の周波数の超音波として送信する超
    音波送信部と、 第2の周波数の超音波を受信する超音波受信部と、 前記超音波受信部によって受信された前記第2の周波数
    の超音波から信号成分を抽出する信号抽出部と、 該信号抽出部によって得られた信号から情報を抽出する
    情報抽出部と、 ホストコンピュータとの間のインタフェース手段とを備
    え、 前記スキャナから前記第1の周波数の超音波信号を送出
    し、前記情報記憶素子へ情報の書き込みを行うと共に、
    前記スキャナから前記第1の周波数の超音波信号を送出
    しながら、前記第2の周波数の超音波信号によって前記
    情報記憶素子から情報の読み出しを行うことを特徴とす
    る請求項1記載のタイヤ製造部材管理方法。
JP8155687A 1996-06-17 1996-06-17 タイヤ製造部材管理方法 Abandoned JPH10701A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005305753A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Bridgestone Corp タイヤ成型ドラム及びその製造方法
JP2010033241A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Bridgestone Corp 生産管理システム及び方法
JP2010131770A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Bridgestone Corp タイヤ生産管理システム

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