JPH09175628A - コンベアベルト及びコンベアベルトの縦裂検出方法並びにその装置 - Google Patents

コンベアベルト及びコンベアベルトの縦裂検出方法並びにその装置

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JPH09175628A
JPH09175628A JP34071995A JP34071995A JPH09175628A JP H09175628 A JPH09175628 A JP H09175628A JP 34071995 A JP34071995 A JP 34071995A JP 34071995 A JP34071995 A JP 34071995A JP H09175628 A JPH09175628 A JP H09175628A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦裂を容易に検出可能なコンベアベルト、及
びコンベアベルトのずれが生じても確実にコンベアベル
トの縦裂を検出可能なコンベアベルトの縦裂検出方法並
びにその装置を提供する。 【解決手段】 コンベアベルト4内に等間隔に複数のト
ランスポンダ20を埋設し、トランスポンダ本体20A
から引き出されたアンテナ線20B,20Cをコンベア
ベルト4の幅方向の一端から他端に延ばして配設し、検
出ユニットからの質問信号に対して、トランスポンダ2
0はコンベアベルト4の基準点からの距離情報を応答信
号として送出する。これにより、検出ユニットは応答信
号を送出しないトランスポンダ20を検出したとき、こ
のトランスポンダ20のアンテナ線20B,20Cが切
断されている、即ちコンベアベルト4に縦裂が生じてい
ると判定し、応答のないトランスポンダ20の埋設位置
(距離情報)並びに縦裂が発生したことを表すメッセー
ジを表示部に表示すると共に、報知命令を出力して縦裂
発生を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、使用中のコンベア
ベルトに生じた縦裂を検出するコンベアベルトの縦裂検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉱石等の被運搬物を搬送する場
合、大型のコンベアベルトが用いられている。このよう
なコンベアベルトで鉱石等を運搬する場合、コンベアベ
ルトに鉱石を投入落下させた際、或いは搬送時に鉱石の
突起などによってコンベアベルトに傷が付いたり縦裂が
生じることが多々あった。
【0003】このようにコンベアベルトに縦裂を生じる
と、搬送作業に支障を生じるばかりか、多大な損害を被
ることになる。
【0004】このため、コンベアベルトには縦裂を検出
する縦裂検出装置が備えられている。このようなコンベ
アベルトの縦裂検出としては外装式、内装式等種々のも
のが知られている。
【0005】図2は、前述した内装式縦裂検出装置の一
例を示す構成図である。図において、1はコンベア装置
で、駆動プーリ2、従動プーリ3、これらの駆動プーリ
2と従動プーリ3に架け渡されたコンベアベルト4、及
び駆動プーリ2を回転させる電動機5から構成されてい
る。
【0006】また、コンベアベルト4には、図3に示す
ように、その長手方向に所定の等間隔をあけて複数の被
検出体が埋設されている。被検出体は、例えばコイル6
aとコンデンサ6bとからなる共振回路6から構成さ
れ、コイル6aを形成する導電線の一部はコンベアベル
ト4の幅方向に延ばしてコンベアベルト4内に埋設され
ている。この共振回路6の共振周波数は、約650KH
zに設定されている。
【0007】さらに、駆動プーリ2にはエンコーダ7が
設けられており、このエンコーダ7からは所定の回転数
ごとにパルス信号が出力される。また、このパルス信号
の出力タイミングは、コンベアベルト4に埋設された共
振回路6の移動に同期して設定されている。
【0008】一方、コンベアベルト4の下方には、3つ
の検出部8a乃至8cが固定して配設され、これらの検
出部8a乃至8cは図4に示すようにコンベアベルト4
の幅方向に少しずつずらして配置されている。
【0009】これらの検出部8a乃至8cにはそれぞ
れ、図5に示すようにアンテナコイル81、発振回路8
2、判定回路83が備えられ、発振回路82からはアン
テナコイル81に約650KHzの周波数を有する交流
信号が供給されている。また、判定回路83は、発振回
路82からアンテナコイル81に供給される交流信号A
と、エンコーダ7から出力されるタイミングパルス信号
TPとを入力し、これらの信号に基づいて共振回路6の
異常の有無を判定し、異常があった際に異常信号Dを出
力する。
【0010】前述の構成よりなるコンベアベルトの縦裂
検出装置によれば、コンベアベルト4に縦裂が生じてい
ないときは、各共振回路6は正常に動作し、検出部8a
乃至8c上に共振回路6が位置したときに、アンテナコ
イル81と共振回路6が電磁結合する。これにより、ア
ンテナコイル81から放射されるエネルギーが共振回路
6に吸収されるため、アンテナコイル81に供給される
交流信号のレベルが低下するので、共振回路6の正常が
確認される。
【0011】また、落下物の突起等によって使用中のコ
ンベアベルト4に縦裂が生じた場合には、コンベアベル
ト4内に埋設された共振回路6のコイル6aを構成する
導電線が切断され、共振回路6が動作しなくなるので、
アンテナコイル81から放射されるエネルギーが共振回
路6に吸収されることがない。このため、アンテナコイ
ル81に供給される交流信号のレベルが低下しないの
で、共振回路6の異常が検出される。これによりコンベ
アベルトの縦裂が検出される。このようにコンベアベル
ト4の縦裂が検出されると、判定回路83から電動機5
に対して異常信号Dが出力され、電動機5が停止され
る。
【0012】さらに、コンベアベルト4が搬送中にその
幅方向にずれることがあるが、前述したように複数の検
出部8a乃至8cが配置されているので、共振回路6の
状態を確実に検出することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のコンベアベルトの縦裂検出装置によれば、コン
ベアベルト4がその幅方向に大きくずれると共振回路6
のコイル6aが検出部上から逸れてしまい、これによっ
て誤動作しないように検出部8a乃至8cのように複数
の検出部をコンベアベルトの幅方向にずらして配置する
必要があった。また、多数の検出部8を設ければ、コン
ベアベルト4のずれによる誤動作を回避することができ
るが、非常にコスト高になってしまう。
【0014】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、縦裂
を容易に検出可能なコンベアベルト、及びコンベアベル
トのずれが生じても確実にコンベアベルトの縦裂を検出
可能なコンベアベルトの縦裂検出方法並びにその装置を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、コンベアベルトの幅方向に
延びる導電線をアンテナとして有し、質問信号を受信し
てこれに対応する応答信号を送信するトランスポンダが
埋設されているコンベアベルトを提案する。
【0016】該コンベアベルトによれば、コンベアベル
ト内に埋設されたトランスポンダは質問信号を受信した
ときに応答信号を返すので、コンベアベルトの縦裂に伴
ってトランスポンダのアンテナが切断されると、前記ト
ランスポンダからの応答信号が返されなくなる。これに
より、コンベアベルトの縦裂が検出可能となる。
【0017】また、請求項2では、請求項1記載のコン
ベアベルトにおいて、前記コンベアベルトの長さ方向に
所定の間隔をあけて前記トランスポンダが複数埋設され
ているコンベアベルトを提案する。
【0018】該コンベアベルトによれば、コンベアベル
トの長さ方向に所定の間隔をあけて複数のトランスポン
ダが埋設されているので、前記トランスポンダの埋設位
置毎にコンベアベルトの縦裂検出が可能となる。
【0019】また、請求項3では、請求項1又は2記載
のコンベアベルトにおいて、前記コンベアベルトの厚さ
方向の複数層のそれぞれに前記トランスポンダが埋設さ
れているコンベアベルトを提案する。
【0020】該コンベアベルトによれば、コンベアベル
トの厚さ方向の複数層のそれぞれにトランスポンダが埋
設されているので、トランスポンダからの応答が返され
ない場合、応答信号が返されないトランスポンダの埋設
層まで表面から縦裂が生じていると判定することができ
る。
【0021】また、請求項4では、請求項1乃至3の何
れかに記載のコンベアベルトにおいて、前記トランスポ
ンダは前記アンテナによって受信した所定周波数の電磁
波を整流する整流回路を備え、該整流回路によって生成
された直流電流によって動作するコンベアベルトを提案
する。
【0022】該コンベアベルトによれば、前記整流回路
によって、受信した所定周波数の電磁波から直流電流が
生成され、該直流電流によってトランスポンダが動作す
るので、電池等の電源を必要としない。
【0023】また、請求項5では、請求項1乃至4の何
れかに記載のコンベアベルトにおいて、前記トランスポ
ンダは、前記応答信号としてコンベアベルト上の所定の
基準点からトランスポンダの埋設位置までの距離情報を
送信するコンベアベルトを提案する。
【0024】該コンベアベルトによれば、ベルト内に埋
設されているトランスポンダは、外部からの質問信号に
対して、ベルト上の基準点から埋設位置までの距離情報
を応答信号として送信する。従って、応答信号を受信す
ることにより、トランスポンダの埋設位置を特定するこ
とができるため、応答信号を返さないトランスポンダの
位置、即ち縦裂発生位置が特定される。
【0025】また、請求項6では、請求項5記載のコン
ベアベルトにおいて、コンベアベルトの表面の視認可能
な位置に、前記基準点からの距離情報が表示されている
コンベアベルトを提案する。
【0026】該コンベアベルトによれば、コンベアベル
トの表面の視認可能な位置に、コンベアベルト上の基準
点からの距離情報が表示されているので、トランスポン
ダの埋設位置を容易に特定できる。
【0027】また、請求項7では、コンベアベルトの幅
方向に延びる導電線をアンテナとして有し、質問信号を
受信してこれに対応する応答信号を送信するトランスポ
ンダをコンベアベルト内に埋設し、コンベア装置の所定
位置に検出部を設けると共に、該検出部から所定周波数
の電磁波によって前記トランスポンダに対して質問信号
を送信し、該質問信号に対する応答信号を前記トランス
ポンダから受信して、前記トランスポンダからの応答信
号の有無に基づいて、前記トランスポンダのアンテナの
切断の有無を判定し、前記アンテナが切断されていると
きに前記コンベアベルトに縦裂が生じているものとして
縦裂を検出するコンベアベルトの縦裂検出方法を提案す
る。
【0028】該コンベアベルトの縦裂検出方法によれ
ば、コンベアベルト内に埋設されたトランスポンダは検
出部からの質問信号を受信したときに該検出部に対して
応答信号を返すので、コンベアベルトの縦裂に伴ってト
ランスポンダのアンテナが切断されると、前記トランス
ポンダからの応答信号が返されなくなる。これにより、
コンベアベルトの縦裂が検出可能となる。
【0029】また、請求項8では、請求項7記載のコン
ベアベルトの縦裂検出方法において、前記コンベアベル
トの長手方向に所定の間隔をあけて前記トランスポンダ
を埋設すると共に、前記トランスポンダの応答信号とし
て前記コンベアベルトの基準点からの距離情報を送信
し、前記検出部では応答信号が返されないトランスポン
ダの埋設位置に縦裂が生じていると判定するコンベアベ
ルトの縦裂検出方法を提案する。
【0030】該コンベアベルトの縦裂検出方法によれ
ば、コンベアベルトの長さ方向に所定の間隔をあけて複
数のトランスポンダが埋設されているので、検出部にお
いては前記トランスポンダの埋設位置毎にコンベアベル
トの縦裂検出が可能となる。
【0031】また、請求項9では、請求項7又は8記載
のコンベアベルトの縦裂検出方法において、前記コンベ
アベルトの厚さ方向の複数層のそれぞれに前記トランス
ポンダを埋設すると共に、前記トランスポンダの応答信
号として前記コンベアベルトの表面から何層目に埋設さ
れているかの情報を送信し、前記検出部では応答信号が
返されないトランスポンダの埋設層まで表面から縦裂が
生じていると判定するコンベアベルトの縦裂検出方法を
提案する。
【0032】該コンベアベルトの縦裂検出方法によれ
ば、コンベアベルトの厚さ方向の複数層のそれぞれにト
ランスポンダが埋設されているので、検出部では、トラ
ンスポンダからの応答が返されない場合、応答信号が返
されないトランスポンダの埋設層まで表面から縦裂が生
じていると判定することができる。
【0033】また、請求項10では、請求項8又は9記
載のコンベアベルトの縦裂検出方法において、前記コン
ベアベルトに埋設された複数のトランスポンダのそれぞ
れに対して異なる識別コードを付与しておき、前記検出
部は質問信号送信の際に前記識別コードを送信して応答
対象となるトランスポンダを特定し、前記トランスポン
ダは自己の識別コードと共に質問信号を受信したときに
応答信号を送信するコンベアベルトの縦裂検出方法を提
案する。
【0034】該コンベアベルトの縦裂検出方法によれ
ば、識別コードによって応答対象となるトランスポンダ
を特定することができるので、特定のトランスポンダに
対して繰り返し質問信号を送信し応答の有無を確認する
ことができる。
【0035】また、請求項11では、請求項10記載の
コンベアベルトの縦裂検出方法において、前記検出部は
複数のトランスポンダのそれぞれに対して所定の周期で
順次、識別コードと質問信号を送信して縦裂検出を行う
コンベアベルトの縦裂検出方法を提案する。
【0036】該コンベアベルトの縦裂検出方法によれ
ば、検出部は複数のトランスポンダのそれぞれに対して
所定の周期で順次、識別コードと質問信号を送信し、コ
ンベアベルト内に埋設されている全てのトランスポンダ
のそれぞれからの応答の有無を判定し、応答のないトラ
ンスポンダの埋設位置に縦裂が生じていることを検出す
る。
【0037】また、請求項12では、コンベア装置のコ
ンベアベルト内に埋設され、該コンベアベルトの幅方向
に延びる導電線をアンテナとして有し、所定周波数の質
問信号を受信してこれに対応する応答信号を送信するト
ランスポンダと、前記コンベアベルトの下方所定位置に
固定して配設され、前記周波数を有する電磁波によって
前記質問信号を出力する質問信号送信手段と、前記トラ
ンスポンダからの応答信号を受信する応答信号受信手段
と、該応答信号に基づいて前記トランスポンダのアンテ
ナの切断有無を判定する判定手段とを有する検出部とを
備えたコンベアベルトの縦裂検出装置を提案する。
【0038】該コンベアベルトの縦裂検出装置によれ
ば、コンベアベルト内に埋設されたトランスポンダに対
して、検出部の質問信号送信手段によって質問信号が送
信され、アンテナを介して前記質問信号を受信したトラ
ンスポンダは、これに対して応答信号を前記検出部に送
信する。該応答信号は前記検出部の応答信号受信手段に
よって受信され、該応答信号の有無に基づいて判定手段
により、トランスポンダのアンテナの切断有無が判定さ
れる。これにより、前記応答信号が返されない場合、前
記アンテナが切断されている、即ちトランスポンダの埋
設位置に縦裂が生じていることが検出される。
【0039】また、請求項13では、請求項12記載の
コンベアベルトの縦裂検出装置において、前記コンベア
ベルトの長手方向に所定の間隔をあけて複数のトランス
ポンダが埋設されると共に、前記トランスポンダは、応
答信号として前記コンベアベルトの基準点からの距離情
報を送信する距離情報送信手段を有し、前記検出部は、
前記距離情報に基づいて、応答信号が返されないトラン
スポンダの埋設位置に縦裂が生じていると判定する縦裂
位置判定手段を有しているコンベアベルトの縦裂検出装
置を提案する。
【0040】該コンベアベルトの縦裂検出装置によれ
ば、コンベアベルト内に埋設されたトランスポンダに対
して、検出部の質問信号送信手段によって質問信号が送
信され、アンテナを介して前記質問信号を受信したトラ
ンスポンダは、これに対する応答信号として前記コンベ
アベルトの基準点からの距離情報を前記検出部に送信す
る。該応答信号は前記検出部の応答信号受信手段によっ
て受信され、該応答信号の有無に基づいて判定手段によ
り、トランスポンダのアンテナの切断有無が判定され
る。これにより、前記応答信号が返されない場合、前記
アンテナが切断されている、即ちトランスポンダの埋設
位置に縦裂が生じていることが検出される。さらに、縦
裂位置判定手段によって、応答信号が返されないトラン
スポンダの埋設位置に縦裂が生じていると判定される。
【0041】また、請求項14では、請求項12又は1
3記載のコンベアベルトの縦裂検出装置において、前記
コンベアベルトの厚さ方向の複数層のそれぞれに前記ト
ランスポンダが埋設されると共に、前記トランスポンダ
は、応答信号として前記コンベアベルトの表面から何層
目に埋設されているかの情報を送信する埋設層情報送信
手段を有し、前記検出部は、前記埋設層情報に基づい
て、応答信号が返されないトランスポンダの埋設層まで
表面から縦裂が生じていると判定する縦裂状態判定手段
を有しているコンベアベルトの縦裂検出装置を提案す
る。
【0042】該コンベアベルトの縦裂検出装置によれ
ば、コンベアベルト内に埋設されたトランスポンダに対
して、検出部の質問信号送信手段によって質問信号が送
信され、アンテナを介して前記質問信号を受信したトラ
ンスポンダは、これに対する応答信号として前記コンベ
アベルトの表面から何層目に埋設されているかの情報を
前記検出部に送信する。該応答信号は前記検出部の応答
信号受信手段によって受信され、該応答信号の有無に基
づいて判定手段により、トランスポンダのアンテナの切
断有無が判定される。これにより、前記応答信号が返さ
れない場合、前記アンテナが切断されている、即ちトラ
ンスポンダの埋設位置に縦裂が生じていることが検出さ
れる。さらに、縦裂状態判定手段によって、応答信号が
返されないトランスポンダの埋設位置まで表面から縦裂
が生じていると判定される。
【0043】また、請求項15では、請求項12乃至1
4の何れかに記載のコンベアベルトの縦裂検出装置にお
いて、前記トランスポンダは、受信用アンテナと、送信
用アンテナと、前記受信用アンテナに入力された第1の
周波数の質問信号の電磁波より所定の直流電流を生成す
る整流回路と、前記整流回路から出力される直流電流に
より動作する記憶部と、前記整流回路から出力される直
流電流により動作し、前記記憶部内の記憶情報を読み出
す中央処理部と、前記整流回路から出力される直流電流
により動作し、前記中央処理部によって読み出された情
報を第2の周波数の高周波信号として前記送信アンテナ
に供給する高周波発信部とからなるコンベアベルトの縦
裂検出装置を提案する。
【0044】該コンベアベルトの縦裂検出装置によれ
ば、検出部から送出された前記第1の周波数の電磁波を
前記受信用アンテナによって受信すると、整流回路によ
って該電磁波が整流されて直流電流が生成され、該直流
電流によって前記記憶部及び前記中央処理部並びに高周
波発信部が駆動される。これにより、前記中央処理部
は、前記第1の周波数の電磁波が受信されている間に、
即ち前記整流回路から直流電流が供給されている間に、
前記記憶部内に記憶されている情報を読み出し、該読み
出された情報は、前記高周波発信部によって前記第2の
周波数の高周波信号として前記送信用アンテナに供給さ
れ電磁波として輻射される。従って、検出部より前記第
1の周波数の電磁波を輻射することにより、これとほぼ
同時にトランスポンダ内の記憶情報が前記第2の周波数
の電磁波として出射されるので、これを受信することに
より、記憶情報を得ることができる。また、前記トラン
スポンダ内部には電源を必要としないので、半永久的に
使用可能である。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本実施形態における第1
の実施例を示す構成図、図6は要部平面図、図7は要部
断面図である。図において、前述した従来例と同一構成
部分は同一符号をもって表しその説明を省略する。ま
た、本実施例と従来例との相違点は、従来例における共
振回路6を主体とする被検出体に代えてトランスポンダ
20を設けると共に、検出部8a乃至8c及びエンコー
ダ7に代えて検出ユニット30を設けたことにある。
【0046】即ち、トランスポンダ20はトランスポン
ダ本体20Aとアンテナ線20B,20Cからなり、ト
ランスポンダ本体20Aは、例えば外観寸法10mm×10mm
×2mm のセラミックスによってモールドされた印刷回路
によって構成されている。
【0047】また、トランスポンダ本体20Aの回路か
らはアンテナ線20B,20Cが引き出され、このアン
テナ線20B,20Cはコンベアベルト4の幅方向の一
端から他端に延ばして設けられている。
【0048】このトランスポンダ20は、コンベアベル
ト4の長手方向に所定の等間隔をあけてコンベアベルト
4内に複数埋設され、コンベアベルト4にはその基準点
から長手方向への距離が等間隔に表示されている。
【0049】次に、このトランスポンダ20の電気系回
路のブロック図を図8に示す。図において、21は整流
回路、22は中央処理部、23は記憶部、24は発信部
である。
【0050】整流回路21は、ダイオード211,212、コ
ンデンサ213、及び抵抗器214から構成され、周知の全波
整流回路を形成している。この整流回路21の入力側に
は受信用のアンテナ線20Bが接続され、受信用アンテ
ナ線20Bに誘起した高周波電流を整流して直流電流に
変換して、中央処理部22、記憶部23及び発信部24
の駆動電源として出力するものである。
【0051】中央処理部22は、周知のCPU221及び
ディジタル/アナログ(以下、D/Aと称する)変換器
222から構成され、CPU221は電源が供給されて駆動す
るとEEPROM等の半導体メモリからなる記憶部23
内に記憶されている情報を読み出して、この情報をD/
A変換器132を介して発信部24に出力する。
【0052】発信部24は、発振回路241、変調回路242
及び高周波増幅回路243から構成され、発振回路241によ
って発振された、例えば300MHzの搬送波を、中央
処理部22から入力した情報信号に基づいて、変調回路
242で変調して、これを高周波増幅回路243を介して送信
用のアンテナ線20Cに供給する。
【0053】ここで、記憶部23内の記憶情報として
は、コンベアベルトの基準点からトランスポンダ20が
埋設されている位置までの距離情報が記録されている。
【0054】また、トランスポンダ本体20Aの電気系
回路は、例えば5mm×5mmの矩形フィルム上に印刷
形成されている。
【0055】一方、検出ユニット30は、例えばコンベ
アベルト4の始端部上に設けられたホッパ13の直後に
コンベアベルト4の下部に配設されている。
【0056】また、検出ユニット30は、幅20cm、
長さ25cm、厚さ10cmの絶縁物筐体を有し、この
筐体中に電気回路が収納されている。
【0057】検出ユニット30の電気系回路は図9に示
すように、受信用アンテナ31、受信部32、中央処理
部33、キーボード34、表示部35、発信部36、送
信用アンテナ37、報知部38及びこれらへ電源を供給
する電源部39から構成されている。
【0058】ここで、本発明における検出ユニット30
とは、後述するようにトランスポンダ20に対して第1
の周波数の電磁波を輻射しながら、これに伴ってトラン
スポンダ20から輻射される第2の周波数の電磁波を受
信することにより、トランスポンダ20からの応答信号
の有無に基づいて、コンベアベルト4の縦裂検出を行う
ものを言う。
【0059】また、検出ユニット30の受信部32は、
受信機321とアナログ/ディジタル(以下、A/Dと称
する)変換器322から構成され、受信器321の入力側は受
信用アンテナ31に接続され、300MHzの高周波を
受信し、これを検波した後、A/D変換器322を介して
中央処理部33に出力する。
【0060】中央処理部33は、周知のCPU331及び
メモリ332から構成され、中央処理部331は、受信部32
から入力した情報とメモり332内に設定されている情報
とを比較することによって非応答状態にあるトランスポ
ンダ20を検出すると共にこの埋設位置を割り出し、こ
れを表示部35に表示すると共に、コンベアベルト4に
縦裂が発生したことを報知部38を介して報知する。
【0061】ここで、メモリ332内の記憶情報として
は、コンベアベルトの基準点からトランスポンダ20が
埋設されている位置までの距離情報が、予めキーボード
34を介して記録されている。
【0062】さらに、報知部38は、縦裂発生の報知に
伴い、電動機5の駆動制御部(図示せず)に対して警報
信号を出力し、これにより電動機5の駆動を停止させ
る。
【0063】また、発振部36は発信回路361から構成
され、発信回路361は常時、例えば100KHz〜30
0KHzの高周波信号を送信用アンテナ37に出力す
る。
【0064】前述の構成よりなる本実施例によれば、検
出ユニット30の発信部36からは質問信号として前述
の高周波信号が常時、微弱な送信電力で送信用アンテナ
37に供給され、送信用アンテナ37から100〜30
0KHzの周波数の電磁波が情報のコンベアベルト4に
対して輻射される。
【0065】この電磁波は検出ユニット30の上部を通
過するコンベアベルト4内に埋設されているトランスポ
ンダ20の受信用アンテナ20Bに入力され、受信用ア
ンテナ線20Bに高周波電流が誘起する。受信用アンテ
ナ線20Bに誘起した高周波電流は、整流回路21によ
って整流されてトランスポンダ20内部の中央処理部2
2、記憶部23及び発信部24に電源を供給する。
【0066】これにより、検出ユニット30から送出さ
れた電磁波を受信している間、電源を供給された中央処
理部22は、予めプログラムされている情報の読み出し
処理を行う。即ち、中央処理部22は、記憶部23内に
記憶されている距離情報を読み出し、この情報を発信部
24に出力する。発信部24では読み出された距離情報
に基づいて搬送波を変調し、変調された搬送波、即ち高
周波信号を送信用アンテナ線20Cに供給する。これに
より、送信用アンテナ線20Cからは300MHzの周
波数の電磁波が輻射される。
【0067】検出ユニット30では、トランスポンダ2
0から輻射された300MHzの電磁波を受信用アンテ
ナ31を介して受信部32によって受信し、受信部32
は受信した情報をディジタルデータに変換して中央処理
部33に送出する。
【0068】中央処理部33は、入力したディジタルデ
ータに基づく距離情報と、予めメモり332 に記憶されて
いる距離情報とを比較し、各トランスポンダ20からの
応答信号の有無を調べ、応答信号を送出しないトランス
ポンダ20を検出したときは、このトランスポンダ20
のアンテナ線20B,20Cが切断されている、即ちコ
ンベアベルト4に縦裂が生じていると判定し、応答のな
いトランスポンダ20の埋設位置(距離情報)並びに縦
裂が発生したことを表すメッセージを表示部35に表示
すると共に、報知命令を報知部38に出力して報知部3
8によって縦裂発生を報知する。この際、報知部38
は、電動機5の駆動制御部(図示せず)に対して警報信
号Kを出力し、これにより電動機5の駆動を停止させ、
コンベアベルト4の縦裂の進行並びに縦裂に伴う事故の
発生を防止する。
【0069】前述したように第1の実施例によれば、ト
ランスポンダ20内には電源を設ける必要がないので、
半永久的に使用できると共に、個々の埋設位置の情報を
トランスポンダ20自体に持たせておくことができるの
で、従来のように電動プーリに連結したエンコーダを用
いる必要が無く、正確な縦裂発生位置の検出を行うこと
ができる。
【0070】従って、縦裂発生位置を正確に特定するこ
とができるので、従来に比べて修理メンテナンスに要す
る時間、手間を大幅に削減することができる。
【0071】また、前述した周波数の電波を用いた質問
信号、応答信号の授受によってコンベアベルトの縦裂を
検出しているので、コンベアベルト4がその幅方向にず
れても、検出の誤動作等を起こすことがないと共に、縦
裂検出に際して、コンベアベルト4内のスチールコード
等の内容物やコンベアベルト上の搬送物の影響も受ける
ことなく正確な検出を行うことができる。
【0072】さらに、検出ユニット30からの電磁波を
受信したとほぼ同時にトランスポンダ20から情報が返
送されるので、移動するコンベアベルト4においても、
リアルタイムで縦裂を検出することができる。
【0073】また、トランスポンダ本体20Aが非常に
小型であるため、コンベアベルト4の生産工程において
多数のトランスポンダ20の埋設を容易に行うことがで
きる。
【0074】次に、本実施形態における第2の実施例を
説明する。図10は第2の実施例におけるトランスポン
ダの電気系回路を示すブロック図、図11は第2の実施
例における検出ユニットの電気系回路を示すブロック図
である。図において、前述した第1の実施例と同一構成
部分は同一符号をもって表しその説明を省略する。ま
た、第1の実施例と第2の実施例との相違点は、トラン
スポンダ20に検波部25を設けると共に、検出ユニッ
ト30に変調部40を設けたことにある。
【0075】即ち、検波部25はダイオード251とA/
D変換器252からなり、ダイオード251のアノードは受信
用アンテナ線20Bに接続され、カソードはA/D変換
器を介して中央処理部22のCPU221に接続されてい
る。
【0076】また、変調部40は、D/A変換器401、
変調回路402及び高周波増幅回路403からなり、D/A変
換器401の入力側は中央処理部33のCPU331に接続さ
れ、出力側は変調回路402に接続されている。変調回路4
02は発信部36から搬送波を入力し、これを変調して高
周波増幅回路403に供給する。高周波増幅回路403は、入
力した高周波信号を増幅して送信用アンテナ37に出力
する。
【0077】さらに、トランスポンダ20の記憶部23
には、第1の実施例と同様に予め埋設位置を示す情報、
即ちコンベアベルト4の基準点からの距離情報が記憶さ
れると共に、各トランスポンダ固有の識別コードが記憶
されている。例えば、この識別コードは「0001」か
ら始まる連番で付与されている。
【0078】また、検出ユニット30においては、コン
ベアベルト4に埋設されている各トランスポンダ20の
識別コードが埋設位置を表す距離情報と共にメモリ332
に記憶され、発信部36から質問信号として前述の高周
波信号を送出する際に前述した識別コードが送出され、
応答対象となるトランスポンダ20を特定している。こ
こで、発振部36から送出される高周波信号はコンベア
ベルト4の全体をカバーするのに必要十分な電力で出力
される。
【0079】前述の構成よりなる第2の実施例によれ
ば、検出ユニット30から質問信号と共に識別コードが
送出されると、これを受信したトランスポンダ20は、
受信した識別コードと自己の記憶部23に記録されてい
る識別コードとを比較し、これらが一致したときに応答
信号として距離情報を送出する。
【0080】検出ユニット30は、コンベアベルトの動
きとは無関係に、各トランスポンダ20に対して順次、
質問信号と共に識別コードを送出し、トランスポンダか
らの応答信号の有無を調べ、応答信号を送出しないトラ
ンスポンダ20を検出したときは、このトランスポンダ
20のアンテナ線20B,20Cが切断されている、即
ちコンベアベルト4に縦裂が生じていると判定し、応答
のないトランスポンダ20の埋設位置(距離情報)並び
に縦裂が発生したことを表すメッセージを表示部35に
表示すると共に、報知命令を報知部38に出力して報知
部38によって縦裂発生を報知する。この際、報知部3
8は、電動機5の駆動制御部(図示せず)に対して警報
信号Kを出力し、これにより電動機5の駆動を停止さ
せ、コンベアベルト4の縦裂の進行並びに縦裂に伴う事
故の発生を防止する。
【0081】前述したように第2の実施例によれば、第
1の実施例と同様に、トランスポンダ20内には電源を
設ける必要がないので、半永久的に使用できると共に、
個々の埋設位置の情報をトランスポンダ20自体に持た
せておくことができるので、従来のように電動プーリに
連結したエンコーダを用いる必要が無く、正確な縦裂発
生位置の検出を行うことができる。従って縦裂発生位置
を特定することができるので、従来に比べて修理メンテ
ナンスに要する時間、手間を大幅に削減することができ
る。
【0082】また、電波を用いた質問信号、応答信号の
授受によってコンベアベルトの縦裂を検出しているの
で、コンベアベルト4がその幅方向にずれても、検出の
誤動作等を起こすことがない。
【0083】さらに、検出ユニット30からの電磁波を
受信したとほぼ同時にトランスポンダ20から情報が返
送されるので、移動するコンベアベルト4においても、
リアルタイムで縦裂を検出することができる。
【0084】さらにまた、コンベアベルトの動きとは無
関係に高速で縦裂検出を行うことができるので、縦裂が
コンベアベルト4上の如何なる位置に発生しても、発生
直後にこれを検出することができる。
【0085】また、検出された縦裂発生位置の距離情報
及びコンベアベルト4上に表示されている距離情報に基
づいて、縦裂発生位置を即座に特定することができるの
で、メンテナンスに要する時間を大幅に短縮することが
できる。
【0086】尚、本実施例では使用前のコンベアベルト
4に埋設されている各トランスポンダ20の識別コード
と距離情報をキーボード34から入力して検出ユニット
30のメモリ332 に記憶させたが、前述したようにトラ
ンスポンダ20の識別コードが連番で付与されているの
なら、コンベアベルト4の使用前、或いはコンベアベル
ト4の取り替え後に、検出ユニット30から質問信号と
識別コードを順次送出し、応答信号とそして受信した距
離情報を識別コードに対応させてメモり332に記憶する
ようにしても良い。この場合、質問信号に対して応答信
号が返された最後の識別コードのトランスポンダまでが
コンベアベルト4内に埋設されていると判断される。こ
れにより、キーボード34からの情報入力の手間を省く
ことができる。
【0087】次に、本実施形態における第3の実施例を
説明する。第3の実施例においては、第2の実施例の構
成に加えて、図12に示すようにコンベアベルト4の厚
さ方向の複数の層のそれぞれにトランスポンダ20を埋
設した。また、各トランスポンダ20に付与する識別コ
ードとしては「0001−1」〜「0001−9」、
「0002−1」〜「0002−9」、…のように上位
4桁を位置に対応させ、下一桁によって埋設階層を表す
ようにした。
【0088】これにより、縦裂発生状態を知ることがで
きると共に、完全な裂け目が生じていない初期段階の縦
裂発生も容易に検出することができる。
【0089】尚、第2及び第3の実施例では、コンベア
ベルト4の全体をカバーする送信電力によって検出ユニ
ット30から質問信号を送出したが、第1の実施例と同
様に検出ユニット30の上部のみをカバーする微弱な送
信電力としても良い。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
コンベアベルトによれば、コンベアベルトの縦裂に伴っ
てトランスポンダのアンテナが切断されると、前記トラ
ンスポンダからの応答信号が返されなくなるので、トラ
ンスポンダからの応答信号の有無を監視することによ
り、コンベアベルトの縦裂発生を容易に検出可能とな
る。さらに、コンベアベルトがその幅方向に大きくずれ
ても、縦裂検出における誤動作を生ずることがなく安定
した検出を行うことができる。
【0091】また、請求項2記載のコンベアベルトによ
れば、上記の効果に加えて、トランスポンダの埋設位置
毎にコンベアベルトの縦裂検出が可能となる。
【0092】また、請求項3記載のコンベアベルトによ
れば、上記の効果に加えて、コンベアベルトの厚さ方向
の複数層のそれぞれにトランスポンダが埋設されている
ため、トランスポンダからの応答が返されない場合、応
答信号が返されないトランスポンダの埋設層まで表面か
ら縦裂が生じていると判定することができるので、大き
な縦裂に至る前の初期の段階において縦裂の発生を検出
することができる。
【0093】また、請求項4記載のコンベアベルトによ
れば、上記の効果に加えて、トランスポンダ内の整流回
路によって、受信した所定周波数の電磁波から直流電流
が生成され、該直流電流によってトランスポンダが動作
するため、電池等の電源を必要としないので、半永久的
に縦裂検出可能となる。
【0094】また、請求項5記載のコンベアベルトによ
れば、上記の効果に加えて、トランスポンダからの応答
信号を受信することにより、トランスポンダの埋設位置
を特定することができるため、応答信号を返さないトラ
ンスポンダの位置、即ち縦裂発生位置が特定されるの
で、メンテナンスに要する手間を大幅に削減することが
できる。
【0095】また、請求項6記載のコンベアベルトによ
れば、上記の効果に加えて、コンベアベルト上の基準点
からの距離情報が表示されているので、トランスポンダ
の埋設位置を容易に特定でき、メンテナンスに要する手
間をさらに削減することができる。
【0096】また、請求項7記載のコンベアベルトの縦
裂検出方法によれば、コンベアベルトの縦裂に伴ってト
ランスポンダのアンテナが切断されると、前記トランス
ポンダからの応答信号が返されなくなるので、トランス
ポンダからの応答信号の有無を監視することにより、コ
ンベアベルトの縦裂発生を容易に検出可能となる。さら
に、コンベアベルトがその幅方向に大きくずれても、縦
裂検出における誤動作を生ずることがなく安定した検出
を行うことができる。
【0097】また、請求項8記載のコンベアベルトの縦
裂検出方法によれば、上記の効果に加えて、コンベアベ
ルトの長さ方向に所定の間隔をあけて複数のトランスポ
ンダが埋設されているので、検出部においては前記トラ
ンスポンダの埋設位置毎にコンベアベルトの縦裂検出が
可能となる。
【0098】また、請求項9記載のコンベアベルトの縦
裂検出方法によれば、上記の効果に加えて、コンベアベ
ルトの厚さ方向の複数層のそれぞれにトランスポンダが
埋設されているため、検出部では、トランスポンダから
の応答が返されない場合、応答信号が返されないトラン
スポンダの埋設層まで表面から縦裂が生じていると判定
することができるので、大きな縦裂に至る前の初期の段
階において縦裂の発生を検出することができる。
【0099】また、請求項10記載のコンベアベルトの
縦裂検出方法によれば、上記の効果に加えて、識別コー
ドによって応答対象となるトランスポンダを特定するこ
とができるため、特定のトランスポンダに対して繰り返
し質問信号を送信し応答の有無を確認することができる
ので、確実な縦裂検出を行うことができる。さらに、前
記トランスポンダの埋設位置を表す識別コードを付与す
ることによって、縦列が生じている位置を特定すること
ができる。
【0100】また、請求項11記載のコンベアベルトの
縦裂検出方法によれば、上記の効果に加えて、検出部は
複数のトランスポンダのそれぞれに対して所定の周期で
順次、識別コードと質問信号を送信し、コンベアベルト
内に埋設されている全てのトランスポンダのそれぞれか
らの応答の有無を判定し、応答のないトランスポンダの
埋設位置に縦裂が生じていることを検出するので、検出
のもれを生ずることがない。
【0101】また、請求項12記載のコンベアベルトの
縦裂検出装置によれば、コンベアベルトの縦裂に伴って
トランスポンダのアンテナが切断されると、前記トラン
スポンダからの応答信号が返されなくなるので、トラン
スポンダからの応答信号の有無を監視することにより、
コンベアベルトの縦裂発生を容易に検出することができ
ると共に、コンベアベルトがその幅方向に大きくずれて
も、縦裂検出における誤動作を生ずることがなく安定し
た検出を行うことができる。
【0102】また、請求項13記載のコンベアベルトの
縦裂検出装置によれば、上記の効果に加えて、コンベア
ベルトの長手方向に所定の間隔をあけて複数のトランス
ポンダが埋設されると共に、前記トランスポンダは、応
答信号として前記コンベアベルトの基準点からの距離情
報を送信するので、該距離情報に基づいて、応答信号が
返されないトランスポンダの埋設位置、即ち縦裂発生位
置を容易に且つ正確に特定することができる。
【0103】また、請求項14記載のコンベアベルトの
縦裂検出装置によれば、上記の効果に加えて、コンベア
ベルトの厚さ方向の複数層のそれぞれにトランスポンダ
が埋設されると共に、前記トランスポンダは、応答信号
として前記コンベアベルトの表面から何層目に埋設され
ているかの情報を送信するので、該情報に基づいて、応
答信号が返されないトランスポンダの埋設位置まで表面
から縦裂が生じていることを容易に且つ正確に特定する
ことができる。
【0104】また、請求項15記載のコンベアベルトの
縦裂検出装置によれば、上記の効果に加えて、検出部よ
り第1の周波数の電磁波を輻射することにより、これと
ほぼ同時にトランスポンダから応答信号が第2の周波数
の電磁波として出射されるので、これを受信することに
より、縦裂の有無を検出することができ、また、前記ト
ランスポンダ内部には電源を必要とせず半永久的に使用
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図
【図2】従来例を示す構成図
【図3】従来例におけるコンベアベルト内に埋設された
被検出体を示す図
【図4】従来例における検出部の配置を示す図
【図5】従来例における検出部を示す構成図
【図6】本発明の第1の実施例におけるトランスポンダ
の配置を示す図
【図7】本発明の第1の実施例におけるトランスポンダ
の配置を示す図
【図8】本発明の第1の実施例におけるトランスポンダ
の電気系回路を示す図
【図9】本発明の第1の実施例における検出ユニットの
電気系回路を示す図
【図10】本発明の第2の実施例におけるトランスポン
ダの電気系回路を示す図
【図11】本発明の第2の実施例における検出ユニット
の電気系回路を示す図
【図12】本発明の第3の実施例におけるトランスポン
ダの配置を示す図
【符号の説明】
1…コンベア装置、2…駆動プーリ、3…従動プーリ、
4…コンベアベルト、5…電動機、20…トランスポン
ダ、20A…トランスポンダ本体、20B…受信用アン
テナ線、20C…送信用アンテナ線、21…整流回路、
22…中央処理部、221…CPU、222…D/A変換回
路、23…記憶部、24…発信部、241…発振回路、242
…変調回路、243…高周波増幅回路、25…検波部、3
0…検出ユニット、31…受信用アンテナ、32…受信
部、321…受信機、322…A/D変換回路、33…中央処
理部、331…CPU、332…メモリ、34…キーボード、
35…表示部、36…発振部、361…発信器、37…送
信用アンテナ、38…報知部、39…電源部、40…変
調部。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベアベルトの幅方向に延びる導電線
    をアンテナとして有し、質問信号を受信してこれに対応
    する応答信号を送信するトランスポンダが埋設されてい
    ることを特徴とするコンベアベルト。
  2. 【請求項2】 前記コンベアベルトの長さ方向に所定の
    間隔をあけて前記トランスポンダが複数埋設されている
    ことを特徴とする請求項1記載のコンベアベルト。
  3. 【請求項3】 前記コンベアベルトの厚さ方向の複数層
    のそれぞれに前記トランスポンダが埋設されていること
    を特徴とする請求項1又は2記載のコンベアベルト。
  4. 【請求項4】 前記トランスポンダは前記アンテナによ
    って受信した所定周波数の電磁波を整流する整流回路を
    備え、該整流回路によって生成された直流電流によって
    動作することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記
    載のコンベアベルト。
  5. 【請求項5】 前記トランスポンダは、前記応答信号と
    してコンベアベルト上の所定の基準点からトランスポン
    ダの埋設位置までの距離情報を送信することを特徴とす
    る請求項1乃至4の何れかに記載のコンベアベルト。
  6. 【請求項6】 コンベアベルトの表面の視認可能な位置
    に、前記基準点からの距離情報が表示されていることを
    特徴とする請求項5記載のコンベアベルト。
  7. 【請求項7】 コンベアベルトの幅方向に延びる導電線
    をアンテナとして有し、質問信号を受信してこれに対応
    する応答信号を送信するトランスポンダをコンベアベル
    ト内に埋設し、 コンベア装置の所定位置に検出部を設けると共に、 該検出部から所定周波数の電磁波によって前記トランス
    ポンダに対して質問信号を送信し、 該質問信号に対する応答信号を前記トランスポンダから
    受信して、 前記トランスポンダからの応答信号の有無に基づいて、
    前記トランスポンダのアンテナの切断の有無を判定し、 前記アンテナが切断されているときに前記コンベアベル
    トに縦裂が生じているものとして縦裂を検出することを
    特徴とするコンベアベルトの縦裂検出方法。
  8. 【請求項8】 前記コンベアベルトの長手方向に所定の
    間隔をあけて前記トランスポンダを埋設すると共に、前
    記トランスポンダの応答信号として前記コンベアベルト
    の基準点からの距離情報を送信し、前記検出部では応答
    信号が返されないトランスポンダの埋設位置に縦裂が生
    じていると判定することを特徴とする請求項7記載のコ
    ンベアベルトの縦裂検出方法。
  9. 【請求項9】 前記コンベアベルトの厚さ方向の複数層
    のそれぞれに前記トランスポンダを埋設すると共に、前
    記トランスポンダの応答信号として前記コンベアベルト
    の表面から何層目に埋設されているかの情報を送信し、
    前記検出部では応答信号が返されないトランスポンダの
    埋設層まで表面から縦裂が生じていると判定することを
    特徴とする請求項7又は8記載のコンベアベルトの縦裂
    検出方法。
  10. 【請求項10】 前記コンベアベルトに埋設された複数
    のトランスポンダのそれぞれに対して異なる識別コード
    を付与しておき、前記検出部は質問信号送信の際に前記
    識別コードを送信して応答対象となるトランスポンダを
    特定し、前記トランスポンダは自己の識別コードと共に
    質問信号を受信したときに応答信号を送信することを特
    徴とする請求項8又は9記載のコンベアベルトの縦裂検
    出方法。
  11. 【請求項11】 前記検出部は複数のトランスポンダの
    それぞれに対して所定の周期で順次、識別コードと質問
    信号を送信して縦裂検出を行うことを特徴とする請求項
    10記載のコンベアベルトの縦裂検出方法。
  12. 【請求項12】 コンベア装置のコンベアベルト内に埋
    設され、該コンベアベルトの幅方向に延びる導電線をア
    ンテナとして有し、所定周波数の質問信号を受信してこ
    れに対応する応答信号を送信するトランスポンダと、 前記コンベアベルトの下方所定位置に固定して配設さ
    れ、前記周波数を有する電磁波によって前記質問信号を
    出力する質問信号送信手段と、前記トランスポンダから
    の応答信号を受信する応答信号受信手段と、該応答信号
    に基づいて前記トランスポンダのアンテナの切断有無を
    判定する判定手段とを有する検出部とを備えたことを特
    徴とするコンベアベルトの縦裂検出装置。
  13. 【請求項13】 前記コンベアベルトの長手方向に所定
    の間隔をあけて複数のトランスポンダが埋設されると共
    に、 前記トランスポンダは、応答信号として前記コンベアベ
    ルトの基準点からの距離情報を送信する距離情報送信手
    段を有し、 前記検出部は、前記距離情報に基づいて、応答信号が返
    されないトランスポンダの埋設位置に縦裂が生じている
    と判定する縦裂位置判定手段を有していることを特徴と
    する請求項12記載のコンベアベルトの縦裂検出装置。
  14. 【請求項14】 前記コンベアベルトの厚さ方向の複数
    層のそれぞれに前記トランスポンダが埋設されると共
    に、 前記トランスポンダは、応答信号として前記コンベアベ
    ルトの表面から何層目に埋設されているかの情報を送信
    する埋設層情報送信手段を有し、 前記検出部は、前記埋設層情報に基づいて、応答信号が
    返されないトランスポンダの埋設層まで表面から縦裂が
    生じていると判定する縦裂状態判定手段を有しているこ
    とを特徴とする請求項12又は13記載のコンベアベル
    トの縦裂検出装置。
  15. 【請求項15】 前記トランスポンダは、受信用アンテ
    ナと、送信用アンテナと、前記受信用アンテナに入力さ
    れた第1の周波数の質問信号の電磁波より所定の直流電
    流を生成する整流回路と、前記整流回路から出力される
    直流電流により動作する記憶部と、前記整流回路から出
    力される直流電流により動作し、前記記憶部内の記憶情
    報を読み出す中央処理部と、前記整流回路から出力され
    る直流電流により動作し、前記中央処理部によって読み
    出された情報を第2の周波数の高周波信号として前記送
    信アンテナに供給する高周波発信部とからなることを特
    徴とする請求項12乃至14の何れかに記載のコンベア
    ベルトの縦裂検出装置。
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