JPH1069913A - 電極用の結合剤の特徴付け法 - Google Patents

電極用の結合剤の特徴付け法

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JPH1069913A
JPH1069913A JP9200486A JP20048697A JPH1069913A JP H1069913 A JPH1069913 A JP H1069913A JP 9200486 A JP9200486 A JP 9200486A JP 20048697 A JP20048697 A JP 20048697A JP H1069913 A JPH1069913 A JP H1069913A
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electrolyte
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Jean-Michel Cocciantelli
ジヤン−ミシエル・コクシアンテリ
Isabelle Coco
イザベル・ココ
Jean-Jacques Villenave
ジヤン−ジヤツク・ビルナーブ
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SAFT Societe des Accumulateurs Fixes et de Traction SA
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    • G01N13/02Investigating surface tension of liquids
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
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    • H01M4/621Binders
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集電体と電気化学的活物質および結合剤を含
むペーストとを有する電気化学式電池の電極用のポリマ
ー結合剤の特徴付け法を提供する。 【解決手段】 活物質に対する結合剤の広がり係数λ
は、それぞれ標準液と活物質および標準液と結合剤の接
触角度の測定から計算する。結合剤と電解液との相互作
用エネルギーIELは、電解液と結合剤との接触角度の測
定により計算する。結合剤は、λが0未満で、IELが少
なくとも60mJ/m2に等しくなるように選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電極用の結合剤の特
徴付け法に関する。本発明はさらにこの方法によって選
択された結合剤およびこの結合剤を含む電極に関する。
【0002】
【従来の技術】非焼結式とも呼ばれるプラスチック加工
したタイプの電極は、粉末活物質と結合剤とを含み、場
合によっては導電性材料が添加されたペーストを塗布し
た集電体の役割をする支持体からなる。
【0003】結合剤の役割は、蓄電池の組立前にまたそ
の機能中に電極の支持体上で活物質粒子同士の凝集を確
実なものとすることにある。結合剤は電気化学式電池の
成分に対して十分な化学的安定性を持たなければならな
い。ところで幾つかの結合剤は、サイクルの間にその粘
着性が劣化する。また結合剤はその寿命の間ずっとサイ
クル中の電極の寸法変化に付随することができなければ
ならない。
【0004】結合剤はまた、活物質粒子間の電気接触を
保持し、電解液とのイオン交換を促進する機能を持つ。
電極の電気化学的作用面は電解液によってぬれた面に依
存する。電極のぬれが不十分であると作用面が減るので
局部電流密度が増加し、充電容量が小さくなる。水溶性
の電解液による電極のぬれ性を促進するためには、結合
剤は親水性でなければならない。また電解液にアクセス
可能な面は、活物質粒子がポリマーによってどのように
被覆および結合されているかにも依存する。ポリマー膜
は電子交換を可能にするように不連続性をもたなければ
ならない。
【0005】現在のところ、適切な結合剤を選択するに
は、実際の使用条件における電気化学的な評価を行う。
電極の製造に用いられる結合剤の割合が低いと、評価を
行う各種の結合剤を含む電極間の性能の差を明らかにす
るために長期のテストが必要になる。このような条件で
は電極の成分の最適化は緩慢かつ不確かであり、蓄電池
の改善可能性は著しく制限される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一目的は、電
極の成分に加えることができ、その使用期間全体にわた
って電極に高性能を提供する結合剤の選択法を提案する
ことである。
【0007】本発明の他の目的は、電極の結合剤を選択
するのに早くて実施しやすい方法を提案することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、集電体
と電気化学的活物質および結合剤を含むペーストとを有
する電解液に接触する電気化学式電池の電極用のポリマ
ー結合剤の特徴付け法にあり、この方法は活物質上での
前記結合剤の広がり係数λを、それぞれ標準液と前記活
物質および標準液と前記結合剤の接触角度ΘMAおよびΘ
liantの測定から計算する段階と、前記電解液と前記結
合剤との接触角度ΘELの測定から前記結合剤と前記電解
液との相互作用エネルギーIELを計算する段階と、前記
結合剤を、前記広がり係数λが0未満で、前記相互作用
エネルギーIELが少なくとも60mJ/m2であるよう
に選択する段階とを含むことを特徴とする。
【0009】結合剤の広がり係数λは次のように規定さ
れる。
【0010】
【数1】
【0011】ここでγMAおよびγliantはそれぞれ活物
質および結合剤の表面エネルギーであり、γMA\liant
は活物質および結合剤の界面エネルギーである。
【0012】表面エネルギーの決定は固定滴の測定によ
って行われ(G.KRUSS:「ゴニオメータの使用マ
ニュアル」)、すなわち表面張力が既知で活物質または
結合剤の膜の表面に置かれた基準液の滴の接触角度を測
定することによって行われる。接触角度ΘMAまたはΘ
liantの測定品質は主に、清潔かつ滑らかな固体面やで
きるだけ純粋な基準液といったパラメータの関数であ
る。
【0013】活物質γMAの表面エネルギーは次の式に対
応する。
【0014】
【数2】
【0015】ここでγLw MAはファンデルワールスの相互
作用に対応する分散成分であり、
【0016】
【数3】
【0017】は、酸と塩基(電子供与体/受容体)の相
互作用に対応する成分である。
【0018】分散性成分γLw MAはF.M.FOWKES
(Ind.Eng.Chem.,56,1964,12
−14)によって記載された方法に従って測定される。
基準液としては無極性液体を用い、たとえばα−ブロモ
ナフタレン、ジイオドメタン、リン酸トリクレシル、ジ
オキソラン、またはアルカンを用いる。この場合はγDA
MA=0で、γLw MAが活物質ΘMAと無極性液体との接触角
度の関数であるときγMA=γLw MAが得られる。
【0019】非分散性成分の測定は、その酸性および塩
基性が既知であるたとえば水またはエチレングリコール
などの極性液体である基準液で行われる(R.S.GO
UD、C.S.VAN OSS「Modern app
roaches to wettability −
Theory and applications」
M.E.SCHRADER AND G.I.LOEB
Ed.PlenumPress,New−york,
1992)。各液体に対しては、酸性成分γ+ MAと塩基
性成分γ- MAを測定するが、これらは活物質と極性液体
の接触角度から計算される。
【0020】結合剤の表面エネルギーγliantは次の式
に対応する。
【0021】
【数4】
【0022】ここでγLw liantは分散性成分であり、
【0023】
【数5】
【0024】は酸および塩基の相互作用に対応する成分
である。これらの二つの成分は、活物質に対して先に記
載したのと同様に結合剤に対して規定される。
【0025】界面エネルギーγMA\liantは、次の式に
よりγMAおよびγliantの表面エネルギーから計算す
る。
【0026】
【数6】
【0027】相互作用エネルギーIELは次のように規定
される(N.K.ADAME:「physics on
a chemistry of surfaces」
第三版Oxford University Pres
s,London,1941)。
【0028】
【数7】
【0029】ここでγELは電解液の表面張力であり、Θ
ELは電解液の滴と結合剤の膜との接触角度である。
【0030】結合剤の選択は、その表面特性に関する二
個の基準を組み合わせて行われる。
【0031】第一の基準によれば、広がり係数λは負に
ならなければならない(λ<0)。この場合、結合剤は
電子交換を可能にする不連続膜を構成する。λが正の場
合(λ≧0)、結合剤は活物質を被覆し絶縁する連続膜
を形成する。
【0032】第二の基準によれば、相互作用エネルギー
ELは少なくとも60mJ/m2に等しくなければなら
ない(IEL≧60mJ/m2)。IELが高いと、結合剤
はより有効な電極のぬれ性を確保し、そのイオン伝導を
促進する。
【0033】本発明の利点は、電極の結合剤として使用
可能なポリマーを速やかに選択することができ、時間が
かかり高価な方法である電池のサイクリングを用いない
ことである。
【0034】本発明はまた、集電体と電気化学的な活物
質および結合剤を含むペーストとを有するアルカリ電解
液をもつ電気化学式電池電極を目的とし、前記結合剤
は、広がり係数λが0未満、相互作用エネルギーIEL
少なくとも60mJ/m2であることを特徴とする。
【0035】好ましくは、前記結合剤は、無水マレイン
酸とスチレンの共重合体および無水マレイン酸とビニル
エーテルの共重合体より選択される。
【0036】本発明の他の特徴ならびに長所は、限定的
ではなくもちろん例として挙げられた以下の実施例およ
び添付図面から明らかになろう。
【0037】
【発明の実施の形態】
例1 エチレンおよびビニルアセテートの加水分解共重合体
(EVAH)であるポリマー結合剤を本発明の方法によ
って特徴付けする。
【0038】表面エネルギーの計算は、前述のような接
触角度の測定に基づく。用いられる基準液は、無極性液
体としてはジイオドメタン、極性液体としては水および
エチレングリコールである。
【0039】これらの測定により次のような結果が得ら
れる。
【0040】λ=+0.1mJ/m2EL=80mJ/m2 EVAHは本発明に記載の第一基準を満たさない。
【0041】電気化学的な活物質として、タイプABn
型の水素化可能な合金を含む電極Iを調製し、ここでA
は「ミッシュメタル」であり、Bは一部をMn,Alお
よびまたはCoに代えたニッケルである。合金は、0.
3重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロース(HP
MC)と0.3重量%の粉末カーボンとを含む水溶液で
懸濁状態にする。この懸濁液に乾燥物の質量で5%の割
合でEVAHポリマー結合剤を添加する。得られるペー
ストは94.4重量%の活物質を含み、これをスポンジ
状ニッケルの導電性支持体に塗布し、次いで乾燥かつ圧
延して電極の厚みおよび多孔性を調整する。
【0042】例2 2−ポリエチルヘキシルアクリレート(PAEH)であ
るポリマー結合剤を例1に記載したように本発明による
方法で特徴付けを行う。
【0043】これらの測定により次のような結果が得ら
れる。
【0044】λ=+4mJ/m2EL=45mJ/m2 PAEHは本発明による基準のいずれも満たさない。
【0045】電気化学的活物質として、例1に記載した
ようなタイプABn型の水素化可能な合金を含む電極I
Iを調製するが、但し乾燥物の質量で5%の割合でPA
EHポリマー結合剤を懸濁液に添加する。
【0046】例3 ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)であるポリマ
ー結合剤を例1に記載したように本発明の方法によって
特徴付けする。
【0047】これらの測定により次のような結果が得ら
れる。
【0048】λ=12mJ/m2EL=49mJ/m PTFEは本発明による二個の基準のいずれも満たさな
い。
【0049】電気化学的な活物質として、例1に記載し
たようなタイプAB型の水素化可能な合金を含む電極
IIIを調製するが、但し乾燥物の質量で5%の割合で
ポリマー結合剤PTFEを懸濁液に添加する。
【0050】PTFEは、電極の形成条件において非常
に早く繊維化する。その場合PTFEは不連続の格子を
形成し、通常これはポリマーの広がり係数λが負の場合
に観察される。
【0051】例4 スチレンとブタジエンの共重合体(SBR)をカルボキ
シル基によってグラフトし、番号「LD417」でBA
SF社から市販のポリマー結合剤を本発明による方法で
例1に記載したように特徴付けする。
【0052】これらの測定により次のような結果が得ら
れる。
【0053】λ=−1mJ/m2EL=66mJ/m2 カルボキシル化したSBRは、本発明による二個の基準
を満たす。
【0054】電気化学的な活物質として、例1に記載し
たようなタイプABn型の水素化可能な合金を含む電極
IVを調製するが、但し乾燥物の質量で5%の割合でカ
ルボキシル化SBRポリマー結合剤を懸濁液に添加す
る。
【0055】例5 スチレンと無水マレイン酸の共重合体(SMA)である
ポリマー結合剤を、例1に記載したように本発明による
方法によって特徴付けする。
【0056】これらの測定により次のような結果が得ら
れる。
【0057】λ=−15mJ/m2EL=93mJ/m2 SMAは本発明による二個の基準を満たす。
【0058】電気化学的活物質として、例1に記載した
ようなタイプABn型の水素化可能な合金を含む電極V
を調製するが、但し乾燥物の質量で5%の割合でSMA
ポリマー結合剤を添加する。
【0059】例6 電極I〜Vの電気化学的評価を行う。サイクリングを実
施する蓄電池は密閉しておらず、公称容量3Ahで、そ
れぞれ負極として電極I〜Vを有し、正極として既知の
タイプの水酸化ニッケル電極を有する。電解液は主成分
が水酸化カリウムKOHで濃度8.7Nのアルカリ溶液
である。
【0060】テストは、温度22℃で次の条件により行
われる。
【0061】 ここでICは、蓄電池の理論上の容量の100%を一時
間で充電するのに必要な電流を示す。サイクル4の放電
容量D4とサイクル5の放電容量D5を測定し、水素化可
能な合金1グラム当たりのミリアンペア時で示す。また
そこから第四サイクルと第五サイクルとの間の高速充放
電容量損失△4/5(%)を計算する。
【0062】得られる特性全体は以下の表1にまとめら
れる。
【0063】
【表1】
【0064】最初の容量D4はより大きいこと、容量損
失△4/5は、広がり係数λが正の結合剤IおよびIIよ
りも広がり係数λが負の結合剤IVおよびVに対する方
が小さいことがわかる。PTFEは広がり係数λが負の
結合剤の作用である。
【0065】例7 電気化学的活物質としてABn型の水素化可能な合金を
含む電極VIIを調製し、ここでAは「ミッシュメタ
ル」であり、Bは一部をMn、AlおよびまたはCoに
代えたニッケルである。
【0066】合金は、0.3重量%の粉末カーボンと
0.3重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロース
(HPMC)とを含む水溶液で懸濁状態にする。この懸
濁液に乾燥物の質量で1.5%の割合でポリマー結合剤
PTFEを添加する。
【0067】得られるペーストは98.1重量%の活物
質を含み、これをスポンジ状ニッケルの導電性支持体に
塗布し、乾燥かつ圧延して電極の厚みおよび多孔性を調
整する。
【0068】例8 電気化学的な活物質としてABn型の水素化可能な合金
を含む電極VIIを調製し、ここでAは「ミッシュメタ
ル」であり、Bは一部をMn,AlおよびまたはCoに
代えたニッケルである。
【0069】合金は、0.3重量%の粉末カーボンと
0.3重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロース
(HPMC)とを含む水溶液で懸濁状態にする。この懸
濁液に、SBRをカルボキシル基によってグラフトし番
号「LD417」でBASF社から市販のポリマー結合
剤を乾燥物の質量で0.3%の割合で添加する。
【0070】得られるペーストは、99.1重量%の活
物質を含み、これをスポンジ状ニッケルの導電性支持体
に塗布し、乾燥かつ圧延して電極の厚みおよび多孔性を
調整する。
【0071】例9 電極VIIおよびVIIIの電気化学的評価を行う。サ
イクルが実施されるテストセルには、負極VIIまたは
VIIIが対極としてニッケルを用いた既知のタイプの
一個の電極に面して位置づけられ、この対極からはポリ
プロピレン製の不織セパレータによって隔てられる。セ
ルは、主成分が水酸化カリウムで濃度8.7Nのアルカ
リ溶液である電解液を含む。
【0072】テストは、温度22℃で次の条件により行
われる。
【0073】ICで1.05時間充電、次いで ICで0.8時間放電 放電容量Qを測定し、水素化可能な合金1グラム当たり
のミリアンペア時で示す。図1は、容量Qの変化をサイ
クル数の関数として示す。150サイクル後、相互エネ
ルギーIELが60mJ/m2未満であるPTFEを含む
電極VIIの性能(曲線11)は、相互作用エネルギー
ELが60mJ/m2以上であるカルボキシル化SBR
を含む電極VIII(曲線12)の性能よりも劣る。
【0074】次に負極としてそれぞれ電極VIIとVI
IIを、正極として既知のタイプの水酸化ニッケル電極
を有する、公称容量120Ahのシール型蓄電池でサイ
クルを実施する。電解液は、主成分が水酸化カリウムK
OHで濃度8.7Nのアルカリ溶液である。
【0075】テストは、温度22℃で次の条件により行
われる。
【0076】0.33ICで3時間、次いで0.1IC
2時間充電 ICで0.7時間放電 蓄電池によって放電される容量C(ミリアンペア時)を
測定する。図2は、容量Cの変化を電極VIIを含む蓄
電池(曲線21)および電極VIIIを含む蓄電池(曲
線22)に対するサイクル数の関数として示す。PTF
Eを含む電極VIIの容量はカルボキシル化SBRを含
む電極VIIIよりも早く減ることが認められる。これ
は電極について先に観察された結果を裏付ける。
【0077】最後に、電極VIIとVIIIをそれぞれ
含み、前記の蓄電池と同じであるが公称容量が10.8
Ahである二個のシール型蓄電池の内部に含まれるガス
の分析を行う。これらの蓄電池は温度22℃で次の条件
でサイクリングが繰り返される。
【0078】0.2ICで7.5時間充電 0.2ICで1ボルトまで放電 圧力が安定化しているときに、ガスを採取して分析する
と次のような結果が得られる。
【0079】
【表2】
【0080】水素の放出は、PTFEを含む電極VII
よりもカルボキシル基によってグラフトしたSBRを含
む電極VIIIの方がずっと少なく、これは電極VII
Iが電解液によってよりよくぬらされていることを示す
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】水素化可能な合金1グラム当たりのミリアンペ
ア時で表したテストセルの電極の放電容量Qの変化を、
実施サイクル数Nの関数として示す図である。
【図2】ミリアンペア時で表したシール型蓄電池の放電
容量Cの変化を、実施サイクル数Nの関数として示す図
である。
【符号の説明】
C、Q 放電容量 IEL 相互作用エネルギー N 実施サイクル数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヤン−ジヤツク・ビルナーブ フランス国、33405・タランス・セデツク ス、クール・ドウ・ラ・リベラシオン・ 351、ユニベルシテ・ボルドー−1気付

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集電体と電気化学的活物質および結合剤
    を含むペーストとを有する電解液に接触する電気化学式
    電池の電極用のポリマー結合剤の特徴付け法において、 前記活物質に対する前記結合剤の広がり係数λを、それ
    ぞれ標準液と前記活物質および標準液と前記結合剤との
    接触角度の測定から計算する段階と、 前記電解液と前記結合剤との接触角度の測定から前記結
    合剤と前記電解液との相互作用エネルギーIELを計算す
    る段階と、 前記結合剤を、前記広がり係数λが0未満で、前記相互
    作用エネルギーIELが少なくとも60mJ/m2である
    ように選択する段階とを含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 集電体と電気化学的活物質および結合剤
    を含むペーストとを有するアルカリ電解液の電気化学式
    電池の電極において、前記結合剤の広がり係数λが0未
    満であり、相互作用エネルギーIELが少なくとも60m
    J/m2であることを特徴とする電極。
  3. 【請求項3】 前記結合剤が、無水マレイン酸とスチレ
    ンの共重合体および無水マレイン酸とビニルエーテルの
    共重合体より選択されることを特徴とする請求項2に記
    載の電極。
JP9200486A 1996-07-26 1997-07-25 電極用の結合剤の特徴付け法 Withdrawn JPH1069913A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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FR9609451 1996-07-26
FR9609451A FR2751747B1 (fr) 1996-07-26 1996-07-26 Procede de caracterisation d'un liant pour electrode

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JP (1) JPH1069913A (ja)
FR (1) FR2751747B1 (ja)

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