JPH106830A - チャイルドシート - Google Patents

チャイルドシート

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Publication number
JPH106830A
JPH106830A JP8181274A JP18127496A JPH106830A JP H106830 A JPH106830 A JP H106830A JP 8181274 A JP8181274 A JP 8181274A JP 18127496 A JP18127496 A JP 18127496A JP H106830 A JPH106830 A JP H106830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
child seat
belt
fixing means
impact energy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8181274A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Totani
正昭 戸谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
C EE SANSHO KK
CA Sansho Co Ltd
Original Assignee
C EE SANSHO KK
CA Sansho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by C EE SANSHO KK, CA Sansho Co Ltd filed Critical C EE SANSHO KK
Priority to JP8181274A priority Critical patent/JPH106830A/ja
Publication of JPH106830A publication Critical patent/JPH106830A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両衝突時に幼児が受ける衝撃エネルギーの
緩和を図ること。 【解決手段】 車両衝突による所定値を越える衝撃エネ
ルギーをボルト90が受けたとき、ボルト90は座部1
1の凹部80の深底部分81を破断し、シートベルト3
0、40の張りが緩められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャイルドシート
の衝撃エネルギー吸収機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両の座席に固定され交通事
故の際の幼児の傷害を軽減することを目的として考案さ
れたチャイルドシートとして、図3に示すように、チャ
イルドシート本体10の座部11の裏面に緊急自動ロッ
ク式ベルト巻取装置20を装着し、急ブレーキ等のショ
ックを感知したときだけシートベルト30、40をロッ
クする緊急自動ロック式ベルト巻取装置付きチャイルド
シートが知られている。なお、図3において、符号50
は前ガード本体、60は図面向かって左側のシートベル
ト30が挿通され前ガード本体50に離脱可能に係止さ
れる左側タング部材、70は右側のシートベルト40が
挿通され前ガード本体50に離脱可能に係止される右側
タング部材をそれぞれ表している。また、30A、40
Aはそれぞれ左側シートベルト30及び右側シートベル
ト40のうち幼児100の肩の側に配される部分、30
B、40Bはそれぞれ左側シートベルト30及び右側シ
ートベルト40のうち幼児100の脚の側に配される部
分をそれぞれ表している。また、12はチャイルドシー
ト本体10の背もたれ部、13、14はそれぞれチャイ
ルドシート本体10の背もたれ部12に形成された左側
ベルト挿通穴及び右側ベルト挿通穴、30C、40Cは
それぞれ左側シートベルト30及び右側シートベルト4
0のうち背もたれ部12の背面側に配される部分、21
はベルト巻取装置20側のベルト、22はベルト巻取装
置側ベルト21の端部に設けられ左側シートベルト30
及び右側シートベルト40の各端部が繋がれる連結具を
それぞれ表している。
【0003】このように構成されたチャイルドシートに
おいて、緊急自動ロック式ベルト巻取装置20は急ブレ
ーキ等のショックを感知するとベルト21をロックし、
このベルト21がロックされることで左側シートベルト
30及び右側シートベルト40が共にロックされ、幼児
100をチャイルドシート内に留める。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の緊急自動ロック式ベルト巻取装置付きチャイルドシ
ートによると、車両衝突により大きな衝撃エネルギーが
チャイルドシートに加わったとき、ベルト巻取装置20
が作動すると同時に左側シートベルト30及び右側シー
トベルト40がロックされるため、シートベルト30、
40の張力によって幼児100が大きな打撃を受けると
いうが問題があった。
【0005】本発明は、上記のような緊急自動ロック式
ベルト巻取装置を有するチャイルドシートのみに限定さ
れるものではなく、シートベルトの端部が直接チャイル
ドシートシート本体に固定されるタイプのチャイルドシ
ートにも適用可能であり、上記問題点にかんがみ、車両
衝突時に幼児がシートベルトから受ける打撃を減少させ
ることができるチャイルドシートを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のチャイルドシ
ートは、チャイルドシート本体にシートベルトの端部を
直接的に又は緊急自動ロック式ベルト巻取装置を介して
固定する固定手段を備えるチャイルドシートにおいて、
車両衝突による所定値を越える衝撃エネルギーが前記固
定手段に加わったとき、前記固定手段を前記シートベル
トの張りを緩める方向に移動可能にする衝撃エネルギー
吸収手段を設けたことを特徴とする。
【0007】請求項2のチャイルドシートは、請求項1
のチャイルドシートにおいて、前記衝撃エネルギー吸収
手段は、前記固定手段によって破断可能な薄肉部により
構成されることを特徴とする。
【0008】請求項3のチャイルドシートは、請求項2
のチャイルドシートにおいて、前記薄肉部は、チャイル
ドシート本体の座部に形成されることを特徴とする。
【0009】
【発明の作用効果】請求項1のチャイルドシートによる
と、車両衝突による所定値を越える衝撃エネルギーが固
定手段に加わると、固定手段はシートベルトの張りを緩
める方向に移動するようになるため、シートベルトが緩
み、幼児がシートベルトから受ける打撃が緩和される。
【0010】請求項2のチャイルドシートによると、車
両衝突による所定値を越える衝撃エネルギーが固定手段
に加わると、薄肉部は固定手段によって破断され、この
ため固定手段はシートベルトの張りを緩める方向に移動
する。従って、極めて簡単な構成によって幼児が受ける
衝撃エネルギーの緩和を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。
【0012】図1は、一実施例による緊急自動ロック式
ベルト巻取装置(以下、単にELRという。)付きチャ
イルドシートを右側面側から見たときの切欠断面図、図
2は、図1に示すチャイルドシート座部の要部を示す平
面図である。なお、図1及び図2において、図3に示し
た符号と同一の符号は、図3に示した符号が表している
ものと同一のものを表している。
【0013】図1及び図2において、本実施例によるE
LR付きチャイルドシートは、チャイルドシート座部1
1の表面11aの略中心位置に凹部80を有する。凹部
80は、深底部分81と浅底部分82とから構成され、
深底部分81が中心に位置し、浅底部分82がその周縁
に位置している。深底部分81は、浅底部分82と比べ
肉厚の薄い薄肉部で構成され、チャイルドシートの前方
から後方に向かう方向に長尺となるよう形成されてい
る。深底部分81におけるチャイルドシートの前方側の
端部には、ボルト90が挿通される上下方向の貫通孔8
1aが形成されている。
【0014】チャイルドシート本体10にはELR20
が装着されている。ELR20をチャイルドシート本体
10に装着する方法について説明すると、深底部分81
の貫通孔81aに上方からワッシャ91に挿通されたボ
ルト90を深底部分81の貫通孔81aに上方から挿通
し、ボルト90の雄ねじ部90aを座部11の裏面11
bに配したELR20の取付板20aのねじ穴20bに
ねじ込む。これによりELR20は座部11の裏面11
bに固定される。なお、図1中の符号11cは、座部1
1の裏面に設けられた一対のELR位置決め用部材のう
ち左側(チャイルドシートを基準とした場合の左をい
う。)に位置する部材であり、ELR20に対し左右方
向の位置決めを行なうものである。
【0015】ELR20がチャイルドシート本体10に
装着された状態において、予めワッシャ91の外径は深
底部分81の短手方向の幅よりも大きく設定されてお
り、ワッシャ91及びボルト90の頭部90bは浅底部
分82の底面の上に位置される。また、浅底部分82は
ワッシャ91の厚みとボルト頭部90bの厚みの合計値
よりも大きな深さを有しており、ボルト頭部90bは座
部11の表面11aよりも上方に突出せず、図示しない
カバーをチャイルドシート本体10に被せたときに、ボ
ルト頭部90bが突出物となって幼児のおしりに違和感
を感じさせることはない。
【0016】上記のように構成されたELR付きチャイ
ルドシートにおいて、ELR20は急ブレーキ等を感知
するとベルト21を介して左側シートベルト30及び右
側シートベルト40をロックする。このシートベルト3
0、40のロックにより、幼児100はチャイルドシー
ト内に留まることができる。このとき、ELR20に
は、シートベルト30、40が幼児100をチャイルド
シート内に留める際に受ける荷重により、チャイルドシ
ートの前方から後方に向かう方向の荷重が加えられる。
この荷重が車両衝突による所定値を越える衝撃エネルギ
ー(例えば、時速50km/hの車両が衝突したときに
生じる衝撃エネルギーの値を越える衝撃エネルギー)に
相当する場合、ボルト90の雄ねじ部90aは、薄肉部
からなる深底部分81を破断し図2図示二点鎖線で示す
ように座部11の奥方向へ移動し、このボルト雄ねじ部
90aに連結されたELR20は図1図示二点鎖線で示
すようにチャイルドシートの後方へ向かって移動する。
このELR20がチャイルドシートの後方へ向かって移
動すると、ベルト21、左側シートベルト30及び右側
シートベルト40はELR20の移動距離分だけ図1図
示二点鎖線で示すように緩み、このベルト21、30、
40の緩みにより、幼児100が受ける衝撃エネルギー
は緩和される。なお、座部11の凹部80の深底部分8
1が衝撃エネルギー吸収手段としての薄肉部に対応して
いる。
【0017】以上説明したように本実施例のチャイルド
シートによると、車両衝突による所定値を越える衝撃エ
ネルギーが固定手段(ボルト90)に加わると、薄肉部
(凹部80の深底部分81)は固定手段(ボルト90)
によって破断され、このため固定手段(ボルト90)は
シートベルト30、40の張りを緩める方向に移動す
る。従って、極めて簡単な構成によって幼児が受ける衝
撃エネルギーの緩和を図ることができる。
【0018】なお、図示を省略したが、本発明は、緊急
自動ロック式ベルト巻取装置を備えていない、単にシー
トベルトの端部を直接チャイルドシート本体に固定手段
(ボルト、ナットなど)によって固定させただけのタイ
プのチャイルドシートにも適用可能であり、この場合、
上記実施例と同様、チャイルドシート本体の座部に固定
手段によって破断可能な薄肉部を形成することによって
衝撃エネルギー吸収手段を構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例による緊急自動ロック式ベルト巻取装
置付きチャイルドシートを右側面側から見たときの切欠
断面図
【図2】図1に示すチャイルドシート座部の要部を示す
平面図
【図3】緊急自動ロック式ベルト巻取装置付きチャイル
ドシートの概略正面図
【符号の説明】
10 チャイルドシート本体 11 座部 20 緊急自動ロック式ベルト巻取装置 81 深底部分(衝撃エネルギー吸収手段、薄肉部) 90 ボルト(固定手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャイルドシート本体にシートベルトの
    端部を直接的に又は緊急自動ロック式ベルト巻取装置を
    介して固定する固定手段を備えるチャイルドシートにお
    いて、 車両衝突による所定値を越える衝撃エネルギーが前記固
    定手段に加わったとき、前記固定手段を前記シートベル
    トの張りを緩める方向に移動可能にする衝撃エネルギー
    吸収手段を設けたことを特徴とするチャイルドシート。
  2. 【請求項2】 前記衝撃エネルギー吸収手段は、前記固
    定手段によって破断可能な薄肉部により構成されること
    を特徴とする請求項1に記載のチャイルドシート。
  3. 【請求項3】 前記薄肉部は、チャイルドシート本体の
    座部に形成されることを特徴とする請求項2に記載のチ
    ャイルドシート。
JP8181274A 1996-06-21 1996-06-21 チャイルドシート Pending JPH106830A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003018352A1 (fr) * 2001-08-22 2003-03-06 Combi Corporation Siege d'enfant
CN107380022A (zh) * 2017-08-28 2017-11-24 苏州因诺威汽车科技有限公司 一种儿童安全座椅主动预紧肩带及肩带主动预紧方法

Cited By (3)

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