JPH106829A - 座面高さ可変の車両用シート - Google Patents

座面高さ可変の車両用シート

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JPH106829A
JPH106829A JP16346796A JP16346796A JPH106829A JP H106829 A JPH106829 A JP H106829A JP 16346796 A JP16346796 A JP 16346796A JP 16346796 A JP16346796 A JP 16346796A JP H106829 A JPH106829 A JP H106829A
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JP
Japan
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cushion
seat
vehicle seat
link
lock
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Application number
JP16346796A
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English (en)
Inventor
Daisuke Ono
大輔 小野
Yasushi Yoshikawa
靖司 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】前側クッションを後側クッションに重合して座
面高さを高くした幼児向け使用態様において、座面の長
さが十分に確保し得る座面高さ可変の車両用シートを提
供する。 【解決手段】前側クッション12を後側クッション11
より長く形成して後側クッション11にリンク21を介
して連結するとともに、前側クッション12を後側クッ
ション11上に重合した際には後側クッション11に解
除可能にロックするように構成して、前側クッション1
2を長く形成しても安定性を確保し得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用シートに関
し、特に、着座部の高さを変化させることができる座面
高さ可変の車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用シートの一形式として、実開昭6
0−64142号公報に示されているように、シ−トク
ッションと、同シ−トクッションの後部にて起立状態に
位置するシ−トバックを備え、シートクッションを前側
クッションと後側クッションとに分割して、同後側クッ
ションの前縁部に前側クッションの後縁部を上下方向に
回動可能に組付けてなる車両用シートがある。
【0003】当該車両用シートにおいては、前側クッシ
ョンを後側クッションの前側にて水平状態に直列させた
座面が低い使用態様と、前側クッションを回動して後側
クッション上に反転して重合した座面が高い使用態様と
に変更可能な座面高さ可変の車両用シートであり、前者
の使用態様を大人向け使用態様とし、かつ後者の使用態
様を幼児向け使用態様として、通常の車両用シートを幼
児にも対処し得るように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該車両用
シートを幼児向け使用態様とした場合の座面の長さ(前
後方向の長さ)は、シートクッションの半分の長さが最
大の長さであり、シートによっては、幼児向け使用態様
においては十分な長さの座面を形成することができない
場合がある。従って、本発明の目的は、この種形式の車
両用シートにおいて、このような問題に対処することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は座面高さ可変の
車両用シートに関し、特に、シ−トクッションと、同シ
−トクッションの後部にて起立状態に位置するシ−トバ
ックを備え、前記シートクッションを前側クッションと
後側クッションとに分割して、前記前側クッションを前
記後側クッションの前側にて水平状態で直列させた座面
が低い使用態様と、前記前側クッションを前記後側クッ
ション上に重合した座面が高い使用態様とに変更可能な
座面高さ可変の車両用シートに関する。
【0006】しかして、本発明は上記した車両用シート
において、前記前側クッションを前記後側クッションに
連結する連結機構として、一端を前記後側クッション側
に回動可能に連結しかつ他端を前記前側クッション側に
回動可能に連結した左右一対のリンクを採用するととも
に、前記前側クッションを固定するロック機構として、
前記リンクの長手方向の中間部に設けた被掛止手段と、
同被掛止手段を前記前側クッションが前記両使用態様に
おいて離脱可能に掛止する前後一対の掛止手段と、これ
ら両掛止手段を操作して前記被掛止手段に対する掛止状
態を解除させるロック解除手段を備えたロック機構を採
用したことを特徴とするものである。
【0007】当該車両用シートにおいては、前記後側ク
ッションを、所定幅の左右両側部と所定幅の後部を備え
中央部に前方および上方に開放された嵌合凹所を有する
クッション本体に形成するとともに、前記前側クッショ
ンを、前記クッション本体とは独立して形成されて同ク
ッション本体の前記嵌合凹所に上方へ離脱可能に嵌合す
る方形で所定厚みの着座部に形成するように構成するこ
とができる。
【0008】また、当該車両用シートにおいては、前記
クッション本体の嵌合凹所の後端底部に前記リンクの一
端を連結するとともに、同リンクの他端を前記着座部の
前端上部に連結し、かつ前記ロック機構を構成する両掛
止手段を、前記リンクの一端側連結部を挟んで前後に配
設して、前記着座部を反転して前記クッション本体上に
重合させるように構成することができる。
【0009】
【発明の作用・効果】このように構成した車両用シート
においては、前側クッションを後側クッションに対して
水平状態で直列させた座面の低い大人向け使用態様で
は、前側クッションは後側クッションに対して、ロック
機構の前側掛止手段により固定されている。
【0010】この状態の車両用シートを幼児向け使用態
様に変更するには、ロック機構を構成するロック解除手
段を操作して、前側クッションの後側クッションに対す
るロックを解除する。これにより、前側クッションはリ
ンクを介して後方へ回動可能であり、前側クッションを
後側クッション上に重合させることができる。これによ
り、当該車両用シートは、座面が高い幼児向け使用態様
に変更される。この場合、前側クッションは後側クッシ
ョンに対して、ロック機構の後側掛止手段により固定さ
れる。
【0011】このように、当該車両用シートにおいて
は、前側クッションは上記したいずれの使用態様におい
ても、後側クッションに対してロック機構によりロック
されて、前側クッションは後側クッションに対して常に
安定した状態に位置するため、前側クッションの前後方
向の長さを後側クッションより長く構成することができ
て、前側クッションを後側クッション上に重合した際の
座面の長さを長く形成することができる。
【0012】当該車両用シートにおいて、前記後側クッ
ションを、所定幅の左右両側部と所定幅の後部を備え中
央部に前方および上方に開放された嵌合凹所を有するク
ッション本体に形成するとともに、前記前側クッション
を、前記クッション本体とは独立して形成されて同クッ
ション本体の前記嵌合凹所に上方へ離脱可能に嵌合する
方形で所定厚みの着座部に形成するように構成すれば、
さらには、前記クッション本体の嵌合凹所の後端底部に
前記リンクの一端を連結するとともに、同リンクの他端
を前記着座部の前端上部に連結し、かつ前記ロック機構
を構成する両掛止手段を、前記リンクの一端側連結部を
挟んで前後に配設して、前記着座部を反転して前記クッ
ション本体上に重合させるように構成すれば、大人向け
使用態様から幼児向け使用態様へ容易に、かつ安定した
状態で変更することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明するに、図1には本発明に係る車両用シートの一例が
示されている。当該車両用シートは、同図(a)に示す
着座部が低い大人向け使用態様と、同図(b)に示す着
座部が高い幼児向け使用態様とに変更することができる
座部高さ可変の車両用シートであり、シ−トクッション
10aと、シ−トバック10bと、ヘッドレスト10c
とにより構成されている。また、当該車両用シートにお
いて、シ−トクッション10aは、クッション本体11
と着座部12からなり、クッション本体11は当該車両
用シートの後側クッションを構成し、かつ着座部12は
前側クッションを構成している。
【0014】クッション本体11は、図1〜図5に示す
ように、所定幅の左右両側部11a,11bと所定幅の
後部11cを備え、中央部に前方および上方に開放され
た嵌合凹所11dを有するもので、クッション本体11
の嵌合凹所11dの底部はクッションフレーム13に固
着したロアプレート14にて形成されている。ロアプレ
ート14は平板状を呈している。
【0015】着座部12は、クッション本体11の嵌合
凹所11dに上方へ離脱可能に嵌合する所定厚みの方形
状のもので、図1、図2、図6、および図7に示すよう
に、クッションパネル12aを上下2枚のクッションパ
ッド12b,12cで挟んだ状態で、外周全体を表皮1
2dにて被覆して形成されている。
【0016】当該車両用シートにおいては、着座部12
をクッション本体11に連結するための連結機構と、着
座部12をクッション本体11に解除可能にロックする
ためのロック機構を備えている。
【0017】連結機構は、図8〜図10に示すように、
左右一対のリンク21にて構成されている。各リンク2
1は、その下端部を、クッションフレーム13に固着し
た左右一対のベースプレート15の前後方向の中央部に
前後方向に回動可能に連結されており、その上端部は着
座部12を構成するクッションパネル12aの左右の各
側部に設けたブラケット12a1に回動可能に連結され
ている。
【0018】リンク21においては、その下端連結部2
1aがクッション本体11の嵌合凹所11dの左右各側
部における最後部に位置し、かつその上端連結部21b
が着座部12の各側部における前端上部に位置してい
る。なお、各リンク21の上端側の外側にはリンクカバ
ー21cが取付けられていて、リンクカバー21cによ
り各リンクの上端部の外側が覆蓋されている。
【0019】ロック機構は、図8および図10に示すよ
うに、左右一対の前側ロックプレート22、左右一対の
後側ロックプレート23、前側ロックプレート22を互
いに連結する連結ロッド24a、後側ロックプレート2
3を互いに連結する連結ロッド24b、各ロックプレー
ト22,23に対応するテンションスプリング25a,
25b、左右一対のロックピン26、および操作ベルト
27により構成されている。
【0020】各前側ロックプレート22は同一形状のも
ので、プレート基部を中心にして上方腕部22a、中間
腕部22bおよび下方腕部22cが形成されているとと
もに、プレート基部には取付孔が、下方腕部22cの先
端には連結孔が形成されている。上方腕部22aと中間
腕部22b間は掛止溝22dに、中間腕部22bの上面
側は被押圧部22eに、かつ上方腕部22aの先端はテ
ンションスプリング25aの掛止部となっている。
【0021】各前側ロックプレート22は、プレート基
部の取付孔に挿通させた支持ピン22fを介して、各ベ
ースプレート15の前端部に上下方向へ回動可能に取付
けられている。また、各前側ロックプレート22は、下
方腕部22cの連結孔に各端部を挿入して固着された連
結ロッド24aにて互いに連結されており、側面からは
同一形状で互いに重合された状態にある。
【0022】各後側ロックプレート23は同一形状で、
各前側ロックプレート22とは略同一形状に形成されて
いるもので、プレート基部を中心にして上方腕部23
a、中間腕部23bおよび下方腕部23cが形成されて
いるとともに、プレート基部には取付孔が、下方腕部2
3cの先端には連結孔が形成されている。上方腕部23
aと中間腕部23b間は掛止溝23dに、中間腕部23
bの上面側は被押圧部23eに、かつ上方腕部23aの
先端はテンションスプリング25bの掛止部となってい
る。
【0023】各後側ロックプレート23は、プレート基
部の取付孔に挿通させた支持ピン23fを介して、各ベ
ースプレート15の後端部に上下方向へ回動可能に取付
けられている。また、各後側ロックプレート23は、下
方腕部23cの連結孔に各端部を挿入して固着された連
結ロッド24bにて互いに連結されており、側面からは
同一形状で互いに重合された状態にある。
【0024】各テンションスプリング25a,25b
は、各ロックプレート22,23の上方腕部22a,2
3aの先端とベースプレート15との間に掛止されてい
る。各ロックプレート22,23は、各テンションスプ
リング25a,25bにて前方かつ下方へ付勢されて、
ベースプレート15に設けたストッパ15aに当接され
てそれ以上の回動を規制され、図10(a)に示す状態
にある。
【0025】この状態の各ロックプレート22,23を
各テンションスプリング25a,25bに抗して所定量
回動した場合には、各ロックプレート22,23は、各
テンションスプリング25a,25bをターンオーバさ
せて、ベースプレート15のストッパ15bに当接して
それ以上の回動を規制され、図10(c)に示す状態と
なる。
【0026】各ロックピン26は、各リンク21の長手
方向の中央部より下方の部位に固定されていて、各ロッ
クプレート22,23が各テンションスプリング25
a,25bにより前方かつ下方へ付勢されている状態で
は各掛止溝22d,23dに掛止され、かつ後方かつ下
方へ付勢されている状態では中間腕部22b,23bの
被押圧部22e,23eに当接されるように位置決めさ
れている。
【0027】操作ベルト27は、前側の連結ロッド24
aに掛止されたベルト部27aと、後側の連結ロッド2
4bに掛止されたベルト部27bとを接合してなるもの
で、ロアプレート14の前壁部14aにおける左右方向
のの中央部を貫通してクッション本体11の前方に延び
ていて、先端にノブ27cが固着されている。
【0028】このように構成した車両用シートにおいて
は、着座部12を図10に示すように操作することによ
り、図1(a)に示す大人向け使用態様を同図(b)に
示す幼児向け使用態様に変更することができ、また着座
部12をこれとは逆の順序で操作することにより、同図
(b)に示す幼児向け使用態様を、同図(a)に示す大
人向け使用態様に変更することができる。
【0029】当該車両用シートにおいては、着座部12
がクッション本体11の嵌合凹所11dに嵌合している
状態においては、図1(a)および図10(a)に示す
ように、着座部12はクッション本体11の後部11c
の前側にて位置しているとともに、ロック機構のロック
ピン26が前側ロックプレート22における掛止溝22
dに掛止されて、クッション本体11側にロックされて
いる。この状態においては、着座部12はクッション本
体11の後部11cとは水平状態で直列していて、座面
の低い大人向け使用態様を形成している。
【0030】なお、図1(a)の2点鎖線は、大人向け
使用態様の車両用シートに幼児を着座させて、通常のシ
ートベルトを装着した状態を示している。
【0031】この状態の車両用シートを幼児向け使用態
様に変更するには、ロック機構の操作ベルト27を引張
って着座部12のクッション本体11側に対するロック
を解除して、着座部12を反転させてクッション本体1
1の後部に重合させる。
【0032】当該車両用シートにおいて、ノブ27cを
把持して操作ベルト27を前方へ引張ると、ベルト部2
7aにて連結ロッド24aを、ベルト部27bにて連結
ロッド24bをそれぞれ前方へ引張って、各連結ロッド
24a,24bに固着されている各ロックプレート2
2,23を支持ピン22f,23fを中心に、図10
(b)に示すように、各テンションスプリング25a,
25bに抗して回動させる。各ロックプレート22,2
3が所定量回動すると、各テンションスプリング25
a,25bがターンオーバして各ロックプレート22,
23をそれらの回動方向へ付勢して、ベースプレート1
5に設けた各ストッパ15a,15bに当接させる。こ
れにより、各リンク21に設けたロックピン26は前側
ロックプレート22の掛止溝22dから離脱し、着座部
12のクッション本体11側に対するロックが解除され
る。
【0033】次いで、着座部12を、図10(c)の1
点鎖線で示すように反転して前方へ回動するとともに、
同図の実線で示すように後方へ回動させて、同図(d)
に示すように、クッション本体11の後部11c上に載
置して重合する。この間、リンク21が着座部12とと
もに後方へ回動し、リンク21に設けたロックピン26
が後側ロックプレート23の被押圧部23eに当接し、
中間腕部23bを押下げる。
【0034】この結果、ロックプレート23は、ターン
オーバしているテンションスプリング25bに抗して前
方かつ下方へ回動され、ストッパ15bに当接してそれ
以上の回動を規制される。ロックプレート23の回動に
より、ロックピン26はロックプレート23の掛止溝2
3dに掛止され、着座部12をクッション本体11の後
部11c上に重合させた状態でクッション本体11側に
ロックする。
【0035】また、ロックプレート23の回動により、
連結ロッド24bが後方に引張ってベルト部27bを介
して連結ロッド24aを後方へ引張る。これにより、ロ
ックプレート22はターンオーバしているテンションス
プリング25aに抗して前方かつ下方へ回動され、スト
ッパ15aに当接してそれ以上の回動を規制される。
【0036】この状態の車両用シートを大人向け使用態
様に変更するには、ロック機構の操作ベルト27を引張
って着座部12のクッション本体11側に対するロック
を解除して、着座部12を反転させてクッション本体1
1の前方にて嵌合凹所11dに嵌合させる。
【0037】当該車両用シートにおいて、ノブ27cを
把持して操作ベルト27を前方へ引張ると、ベルト部2
7aにて連結ロッド24aを、ベルト部27bにて連結
ロッド24bをそれぞれ前方へ引張って、各連結ロッド
24a,24bに固着されている各ロックプレート2
2,23を支持ピン22f,23fを中心に、図10
(c)に示すように、各テンションスプリング25a,
25bに抗して回動させる。各ロックプレート22,2
3が所定量回動すると、各テンションスプリング25
a,25bがターンオーバして各ロックプレート22,
23をそれらの回動方向へ付勢して、ベースプレート1
5に設けた各ストッパ15a,15bに当接させる。こ
れにより、各リンク21に設けたロックピン26は後側
ロックプレート23の掛止溝23dから離脱し、着座部
12のクッション本体11側に対するロックが解除され
る。
【0038】次いで、着座部12を、図10(c)の1
点鎖線で示すように前方へ回動してするとともに後方へ
反転させれば、着座部12はクッション本体11の後部
11cの前方にて嵌合凹所11dに嵌合し、同図(b)
に示す状態を経て同図(a)の状態となる。この間、リ
ンク21が着座部12とともに前方へ回動し、リンク2
1に設けたロックピン26が前側ロックプレート22の
被押圧部22eに当接し、中間腕部22bを押下げる。
【0039】この結果、ロックプレート22は、ターン
オーバしているテンションスプリング25aに抗して前
方かつ下方へ回動され、ストッパ15aに当接してそれ
以上の回動を規制される。ロックプレート22の回動に
より、ロックピン26はロックプレート22の掛止溝2
2dに掛止され、着座部12をクッション本体11の嵌
合凹所11dに嵌合した状態でクッション本体11側に
ロックする。
【0040】また、ロックプレート22の回動により、
連結ロッド24aが後方に回動してベルト部27aを引
張り、ベルト部27bを介して連結ロッド24bを後方
へ引張る。これにより、ロックプレート23はターンオ
ーバしているテンションスプリング25bに抗して前方
かつ下方へ回動され、ストッパ15bに当接してそれ以
上の回動を規制される。
【0041】このように、当該車両用シートにおいて
は、着座部12は大人向け使用態様においても、幼児向
け使用態様のいずれの使用態様においても、クッション
本体側11にロックされるため、着座部12をクッショ
ン本体11の後部11cに対して常に安定した状態に位
置しており、このため着座部12の前後方向の長さをク
ッション本体11の後部11cより長く構成することが
できて、着座部12を後部11c上に重合した際の座面
の長さを長く形成することができる。
【0042】また、当該車両用シートにおいては、着座
部12のクッション本体11側に対するロック解除が容
易であるとともに、着座部12を回動操作することによ
り自動的にロックされるように構成しているため、幼児
向け使用態様と大人向け使用態様との変更を容易にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係る車両用シートにおける大人
向け使用態様の斜視図(a)、および幼児向け使用態様
の斜視図(b)である。
【図2】同車両のシートクッションを構成するクッショ
ン本体の斜視図(a)、および着座部の斜視図(b)で
ある。
【図3】同クッション本体における図2の矢印3−3線
に沿う切断端面図である。
【図4】同クッション本体における図2の矢印4−4線
に沿う部分切断端面図である。
【図5】同クッション本体における図2の矢印5−5線
に沿う部分切断端面図である。
【図6】同クッション本体における図2の矢印6−6線
に沿う切断端面図である。
【図7】同クッション本体における図2の矢印7−7線
に沿う部分切断端面図である。
【図8】同車両用シートにおけるロック機構の分解斜視
図である。
【図9】同クッション本体における図2の矢印9−9線
に沿う部分切断端面図である。
【図10】同車両用シートの大人向け使用態様における
着座部がロック状態にある模式的側面図(a)、同着座
部がロック解除された状態の模式的側面図(b)、同車
両用シートを幼児向け使用態様に変更途中の模式的側面
図(c)、同車両用シートの幼児向け使用態様における
着座部がロック状態にある模式的側面図(d)である。
【符号の説明】
10a…シ−トクッション、10b…シートバック、1
0c…ヘッドレスト、11…クッション本体、11a,
11b…側部、11c…後部、11d…嵌合凹所、12
…着座部、12a…クッションパネル、12a1…ブラ
ケット、12b,12c…クッションパッド、13…ク
ッションフレーム、14…ロアプレート、15…ベース
プレート、15a,15b…ストッパ、21…リンク、
21a…下端連結部、21b…上端連結部、22…前側
ロックプレート、23…後側ロックプレート、22d,
23d…掛止溝、22e,23e…被押圧部、22f,
23f…支持ピン、24a,24b…連結ロッド、25
a,25b…テンションスプリング、26…ロックピ
ン、27…操作ベルト、27a,27b…ベルト部、2
7c…ノブ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シ−トクッションと、同シ−トクッション
    の後部にて起立状態に位置するシ−トバックを備え、前
    記シートクッションを前側クッションと後側クッション
    とに分割して、前記前側クッションを前記後側クッショ
    ンの前側にて水平状態で直列させた座面が低い使用態様
    と、前記前側クッションを前記後側クッション上に重合
    した座面が高い使用態様とに変更可能な座面高さ可変の
    車両用シートであり、前記前側クッションを前記後側ク
    ッションに連結する連結機構として、一端を前記後側ク
    ッション側に回動可能に連結しかつ他端を前記前側クッ
    ション側に回動可能に連結した左右一対のリンクを採用
    するとともに、前記前側クッションを固定するロック機
    構として、前記リンクの長手方向の中間部に設けた被掛
    止手段と、同被掛止手段を前記前側クッションが前記両
    使用態様において離脱可能に掛止する前後一対の掛止手
    段と、これら両掛止手段を操作して前記被掛止手段に対
    する掛止状態を解除させるロック解除手段を備えたロッ
    ク機構を採用したことを特徴とする座面高さ可変の車両
    用シート。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    前記後側クッションを、所定幅の左右両側部と所定幅の
    後部を備え中央部に前方および上方に開放された嵌合凹
    所を有するクッション本体に形成するとともに、前記前
    側クッションを、前記クッション本体とは独立して形成
    されて同クッション本体の前記嵌合凹所に上方へ離脱可
    能に嵌合する方形で所定厚みの着座部に形成したことを
    特徴とする座面高さ可変の車両用シート。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の車両用シートにおいて、
    前記クッション本体の嵌合凹所の後端底部に前記リンク
    の一端を連結するとともに、同リンクの他端を前記着座
    部の前端上部に連結し、かつ前記ロック機構を構成する
    両掛止手段を、前記リンクの一端側連結部を挟んで前後
    に配設して、前記着座部を反転して前記クッション本体
    上に重合させるように構成したことを特徴とする座面高
    さ可変の車両用シート。
JP16346796A 1996-06-24 1996-06-24 座面高さ可変の車両用シート Pending JPH106829A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USPP16382P3 (en) 2004-07-22 2006-03-28 Suntory Flowers Limited Phlox plant named ‘Sunphlo R&W’
CN106476656A (zh) * 2015-08-28 2017-03-08 长城汽车股份有限公司 儿童座椅调节装置和集成式车辆座椅
CN113978326A (zh) * 2021-10-28 2022-01-28 爱驰汽车有限公司 座椅总成及车辆

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