JPH106706A - ストッパー付きキャスター - Google Patents

ストッパー付きキャスター

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JPH106706A
JPH106706A JP8181272A JP18127296A JPH106706A JP H106706 A JPH106706 A JP H106706A JP 8181272 A JP8181272 A JP 8181272A JP 18127296 A JP18127296 A JP 18127296A JP H106706 A JPH106706 A JP H106706A
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wheel
lock pin
brake lever
groove
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Noboru Miura
昇 三浦
Nobuhisa Nagae
信久 永江
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Toyo Bussan Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
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Toyo Bussan Co Ltd
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロックピンのロック用の溝からの落下を防止
してロック状態の解除を阻止すること。 【解決手段】 首振り機構11を介して取り付けられる
本体1と、該本体1内に回転自在に配設される車輪2
と、前記本体1内に揺動可能に支持され先端にロックピ
ン31が配設されたブレーキレバー3と、前記本体1内
に形成され前記ロックピン31をガイドするピンガイド
4と、前記車輪2の内周壁に形成され前記ロックピン3
1が介挿され車輪ロック用の複数の溝5とから成り、前
記車輪ロック用の溝5の前記対向面51、52がともに
車輪の中心に近い程対向間隔が狭くなるように傾斜して
形成され、前記ブレーキレバー3の長手軸と前記車輪ロ
ック用の溝5の前記対向面51、52が鋭角を成すよう
に構成されているストッパー付きキャスター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取付部によって取
り付けられる本体内に回転自在に車輪が配設され、先端
にロックピンが配設されたブレーキレバーが前記本体内
に揺動可能に支持され、前記ロックピンをガイドするピ
ンガイドが前記本体内に形成され、前記車輪の内周壁に
形成され前記ピンガイドによってガイドされた前記ロッ
クピンが介挿される車輪ロック用の複数の溝の前記ロッ
クピンに当接する半径方向に延在して対向する対向面の
少なくともトレーリング側の対向面が中心に近い程対向
間隔が狭くなるように傾斜して形成され、前記ピンの溝
からの落下を防止してロック状態の解除を阻止するスト
ッパー付きキャスターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のストッパー付きキャスターは、図
7に示すように首振り機構を介して取り付けられる本体
H内に回転自在に車輪Wが配設され、先端にロックピン
Pが配設されたブレーキレバーLが前記本体H内に揺動
可能に支持され、前記ロックピンPをガイドするピンガ
イドGが前記本体H内に形成され、前記車輪Wの内周壁
に形成され前記ピンガイドGによってガイドされた前記
ロックピンPが介挿され車輪ロック用の複数の溝Mの前
記ロックピンPに当接する半径方向に延在して対向する
対向面Sが等間隔に形成され、または長期の使用により
対向面Sが車輪Wの中心に近い程対向間隔が広くなるも
のであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のストッパー
付きキャスターは、前記ロックピンPが介挿される車輪
ロック用の前記複数の溝Mの前記対向面Sが、等間隔に
形成されるか、または長期の使用により対向面Sが車輪
Wの中心に近い程対向間隔が広くなるため、図8から明
かなように前記対向面Sに当接している前記ロックピン
Pに対向面Sから落下する方向のベクトル成分Vdが作
用するため、前記ロックピンPが前記溝Mから落下して
キャスターのロック状態を解除することがあるという問
題があった。
【0004】そこで本発明者は、取付部によって取り付
けられるストッパー付きキャスターにおいて、ロックピ
ンが介挿される車輪ロック用の複数の溝の前記ロックピ
ンに当接する半径方向に延在して対向する対向面の少な
くともトレーリング側の対向面を、中心に近い程対向間
隔が狭くなるように傾斜して形成し、前記対向面に当接
している前記ロックピンに対向面から落下する方向と逆
方向のベクトル成分を作用させるという本発明の技術的
思想に着眼し、更に研究開発を重ねて、前記ロックピン
のロック用の溝からの落下を防止してロック状態の解除
を阻止するという目的を達成する本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のストッパー付きキャスターは、取付部に
よって取り付けられる本体と、該本体内に回転自在に配
設される車輪と、前記本体内に揺動可能に支持され先端
にロックピンが配設されたブレーキレバーと、前記本体
内に形成され前記ロックピンをガイドするピンガイド
と、前記車輪の内周壁に形成され前記ピンガイドによっ
てガイドされた前記ロックピンが介挿され車輪ロック用
の複数の溝とから成り、該車輪ロック用の溝の前記ロッ
クピンに当接する半径方向に延在して対向する対向面の
少なくともトレーリング側の対向面が車輪の中心に近い
程対向間隔が狭くなるように傾斜して形成されているも
のである。
【0006】本発明(請求項2に記載の第2発明)のス
トッパー付きキャスターは、第1発明において、前記車
輪ロック用の溝の前記対向面がともに車輪の中心に近い
程対向間隔が狭くなるように傾斜して形成されているも
のである。
【0007】本発明(請求項3に記載の第3発明)のス
トッパー付きキャスターは、第1発明または第2発明に
おいて、前記ブレーキレバーの長手軸と車輪ロック用の
溝の前記対向面が鋭角を成すように構成されているもの
である。
【0008】本発明(請求項4に記載の第4発明)のス
トッパー付きキャスターは、首振り機構を介して取り付
けられる本体と、該本体内に回転自在に配設される車輪
と、前記本体内に揺動可能に支持され先端にロックピン
が配設されたブレーキレバーと、前記本体内に形成され
前記ロックピンをガイドするピンガイドと、前記車輪の
内周壁に半径方向に延在して対向する対向面が複数形成
され前記ピンガイドによってガイドされた前記ロックピ
ンが介挿され車輪ロック用の複数の溝とから成り、前記
ブレーキレバーの長手軸と車輪ロック用の溝の前記対向
面が鋭角を成すように構成されているものである。
【0009】本発明(請求項5に記載の第5発明)のス
トッパー付きキャスターは、第4発明において、前記ブ
レーキレバーの支点の位置が、前記ブレーキレバーの長
手軸と車輪ロック用の溝の前記対向面が鋭角を成すよう
に決定されているものである。
【0010】本発明(請求項6に記載の第6発明)のス
トッパー付きキャスターは、第4発明において、前記ブ
レーキレバーの配設角度が、前記ブレーキレバーの長手
軸と車輪ロック用の溝の前記対向面が鋭角を成すように
決定されているものである。
【0011】(作用)上記構成より成る第1発明のスト
ッパー付きキャスターは、取付部によって取り付けられ
る前記本体内に回転自在に前記車輪が配設され、前記本
体内に揺動可能に支持された前記ブレーキレバーの先端
に配設された前記ロックピンが、前記本体内に形成され
た前記ピンガイドによってガイドされ、ガイドされた前
記ロックピンが前記車輪の内周壁に形成された車輪ロッ
ク用の前記複数の溝に介挿され前記車輪がロックされ、
該車輪ロック用の溝の対向する前記対向面の少なくとも
トレーリング側の前記対向面が車輪の中心に近い程対向
間隔が狭くなるように傾斜して形成されているので、ト
レーリング側の前記対向面に当接している前記ロックピ
ンに対して、傾斜した前記対向面から落下しない方向の
力を作用させるものである。
【0012】上記構成より成る第2発明のストッパー付
きキャスターは、第1発明において、前記車輪ロック用
の溝の前記対向面がともに車輪の中心に近い程対向間隔
が狭くなるように傾斜して形成されているので、対向す
る前記両対向面に当接する前記ロックピンに対して、傾
斜した前記対向面から落下しない方向の力を作用させる
ものである。
【0013】上記構成より成る第3発明のストッパー付
きキャスターは、前記第1発明または第2発明におい
て、前記ブレーキレバーの長手軸と車輪ロック用の溝の
前記対向面が鋭角を成すように構成されているので、前
記両対向面に当接する前記ロックピンに、傾斜した該対
向面から落下する方向と逆方向のベクトル成分の力を作
用させるものである。
【0014】上記構成より成る第4発明のストッパー付
きキャスターは、首振り機構を介して取り付けられる前
記本体内に回転自在に前記車輪が配設され、前記本体内
に揺動可能に支持された前記ブレーキレバーの先端に配
設された前記ロックピンが、前記本体内に形成された前
記ピンガイドによってガイドされ、ガイドされた前記ロ
ックピンが前記車輪の内周壁に形成された車輪ロック用
の前記複数の溝に介挿され前記車輪がロックされ、前記
ブレーキレバーの長手軸と車輪ロック用の溝の前記対向
面が鋭角を成しているので、前記両対向面に当接する前
記ロックピンに対して、該対向面から落下する方向と逆
方向のベクトル成分の力を作用させるものである。
【0015】上記構成より成る第5発明のストッパー付
きキャスターは、第4発明において、前記ブレーキレバ
ーの支点の位置の調整により、前記ブレーキレバーの長
手軸と車輪ロック用の溝の前記対向面が鋭角を成してい
るので、前記両対向面に当接する前記ロックピンに対し
て、該対向面から落下する方向と逆方向のベクトル成分
の力を作用させるものである。
【0016】上記構成より成る第6発明のストッパー付
きキャスターは、第4発明において、前記ブレーキレバ
ーの配設角度が調整されることにより、前記ブレーキレ
バーの長手軸と車輪ロック用の溝の前記対向面が鋭角し
ているので、前記両対向面に当接する前記ロックピンに
対して、該対向面から落下する方向と逆方向のベクトル
成分の力を作用させるものである。
【0017】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明のストッパー
付きキャスターは、前記車輪ロック用の溝の対向する前
記対向面の少なくともトレーリング側の前記対向面が車
輪の中心に近い程対向間隔が狭くなるように傾斜して形
成されているので、トレーリング側の前記対向面に当接
している前記ロックピンに対して、傾斜した前記対向面
から落下しない方向の力を作用させるものであるため、
前記ピンの溝からの落下を防止してロック状態の解除を
阻止するという効果を奏する。
【0018】上記作用を奏する第2発明のストッパー付
きキャスターは、第1発明の効果に加え、前記車輪ロッ
ク用の溝の前記対向面がともに車輪の中心に近い程対向
間隔が狭くなるように傾斜して形成されているので、対
向する前記両対向面に当接する前記ロックピンに対し
て、傾斜した前記対向面から落下しない方向の力を作用
させるものであるため、確実に前記ピンの前記溝の前記
両対向面からの落下を防止してロック状態の解除を阻止
するという効果を奏する。
【0019】上記作用を奏する第3発明のストッパー付
きキャスターは、前記第1発明または第2発明の効果に
加え、前記ブレーキレバーの長手軸と車輪ロック用の溝
の前記対向面が鋭角を成すように構成されているので、
前記両対向面に当接する前記ロックピンに、傾斜した該
対向面から落下する方向と逆方向のベクトル成分の力を
作用させるものであるため、一層確実に前記ピンの前記
溝の前記両対向面からの落下を防止してロック状態の解
除を阻止するという効果を奏する。
【0020】上記作用を奏する第4発明のストッパー付
きキャスターは、前記ブレーキレバーの長手軸と車輪ロ
ック用の溝の前記対向面が鋭角を成しているので、前記
両対向面に当接する前記ロックピンに対して、該対向面
から落下する方向と逆方向のベクトル成分の力を作用さ
せるものであるため、確実に前記ピンの前記溝の前記両
対向面からの落下を防止してロック状態の解除を阻止す
るという効果を奏する。
【0021】上記作用を奏する第5発明のストッパー付
きキャスターは、第4発明の効果に加え、前記ブレーキ
レバーの支点の位置の調整により、前記両対向面に当接
する前記ロックピンに対して、該対向面から落下する方
向と逆方向のベクトル成分の力を作用させるので、簡単
な変更により前記ピンの前記溝の前記両対向面からの落
下を防止してロック状態の解除を阻止するという効果を
奏する。
【0022】上記作用を奏する第6発明のストッパー付
きキャスターは、第4発明の効果に加え、前記ブレーキ
レバーの配設角度が調整されることにより、前記両対向
面に当接する前記ロックピンに対して、該対向面から落
下する方向と逆方向のベクトル成分の力を作用させるの
で、簡単な変更により前記ピンの前記溝の前記両対向面
からの落下を防止してロック状態の解除を阻止するとい
う効果を奏する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0024】(第1実施形態)第1実施形態のストッパ
ー付きキャスターは、図1ないし図5に示すように首振
り機構11を介して取り付けられる本体1と、該本体1
内に回転自在に配設される車輪2と、前記本体1内に揺
動可能に支持され先端にロックピン31が配設されたブ
レーキレバー3と、前記本体1内に形成され前記ロック
ピン31をガイドするピンガイド4と、前記車輪2の内
周壁に形成され前記ロックピン31が介挿され車輪ロッ
ク用の複数の溝5とから成り、前記車輪ロック用の溝5
の前記対向面51、52がともに車輪の中心に近い程対
向間隔が狭くなるように傾斜して形成され、前記ブレー
キレバー3の長手軸と前記車輪ロック用の溝5の前記対
向面51、52が鋭角を成すように構成されているもの
である。
【0025】前記本体1は、図1ないし図3に示される
ように前記首降り機構11の上部に配設された取付部を
構成するフランジ部12によって機器の下部に取り付け
られ、上端が前記首振り機構11に連結して上下方向に
延在する脚部13の下端に一体的に形成された半円形の
T字状の横断面の部材によって構成される。
【0026】前記車輪2は、図1ないし図3に示される
ように前記本体1の下部中央に介挿された車軸を構成す
るピン20の両端に独立に回転可能に係止され2個の車
輪であるコの字状断面の双輪21、22によって構成さ
れ、前記双輪21、22の中心凹部には挿入された後抜
け止めのため拡径された前記ピン20を隠すためのめく
ら蓋23、24が嵌着されている。
【0027】前記ブレーキレバー3は、図1および図2
に示されるように前記本体1の最上部から反時計方向に
略45度の角度の位置において、前記本体1の円弧状の
内周壁から斜め下方に突出した一対のブラケット14に
係止されたピン32によって略中央部が揺動可能に支持
され、前記本体1の内部に位置する先端にロックピン3
1が配設されるとともに、前記本体1の外周壁を貫通し
て突出した他端に前記ブレーキレバー3を反時計方向に
揺動させる操作部33が形成されている。
【0028】前記ピンガイド4は、図4に示されるよう
に前記本体1の半円形の垂直壁15の中央部の上下方向
に形成された前記ロックピン31が介挿される略ノの字
状のスリット40によって構成され、該ノの字状のスリ
ット40の上端より若干下がった位置に前記ロックピン
31をロック位置に係止するための係止溝41が形成さ
れている。
【0029】前記車輪ロック用の溝5は、図1に示され
るように前記車輪21、22の内周壁に形成され、該車
輪ロック用の溝5を構成する対向面51、52がともに
車輪の中心に近い程対向間隔が狭くなるように傾斜して
形成され、前記ピンガイド4によってガイドされた前記
ロックピン31が介挿され前記車輪2がロックされる。
【0030】すなわち、前記車輪ロック用の溝5は、図
1に示されるように溝数が16個になるように形成さ
れ、溝の凸部を構成する隣り合う面は中立軸に対して
6.5度の角度を成し、両面は13度の角度を成すよう
に形成されている。
【0031】図1から明かなように車輪のロック状態に
おいては前記ブレーキレバー3は斜め上方に傾斜して配
設され、前記車輪ロック用の溝5の凸部を構成する隣り
合う面は13度の角度を成しているため、図5から明か
なように前記ブレーキレバー3の長手軸と前記車輪ロッ
ク用の溝5の前記対向面51、52が鋭角を成すように
構成されているものである。
【0032】上記構成より成る第1実施形態のストッパ
ー付きキャスターは、前記首振り機構11を介してフラ
ンジ部12によって取り付けられる前記本体内に回転自
在に前記車輪2が配設され、前記本体1内に揺動可能に
支持された前記ブレーキレバー3の先端に配設された前
記ロックピン31が、前記本体1内に形成された前記ピ
ンガイド4によってガイドされ、ガイドされた前記ロッ
クピン31が前記車輪2の内周壁に形成された車輪ロッ
ク用の前記複数の溝5に介挿され前記車輪がロックされ
る。
【0033】前記車輪ロック用の溝5の前記対向面5
1、52がともに車輪の中心に近い程対向間隔が狭くな
るように傾斜して形成されているので、対向する前記両
対向面51、52に当接する前記ロックピン31に対し
て、傾斜した前記対向面51、52から落下しない方向
の力を作用させるものである。
【0034】すなわち本第1実施形態においては、図5
に示されるように前記ブレーキレバー3の長手軸と前記
車輪ロック用の溝5の前記対向面51、52が鋭角を成
すように構成されているので、図5に示されるように前
記両対向面51、52に当接する前記ロックピン31
に、傾斜した該対向面51、52から落下する方向と逆
方向のベクトル成分Vuの力を作用させるものである。
【0035】上記作用を奏する第1実施形態のストッパ
ー付きキャスターは、前記車輪ロック用の溝5の前記対
向面51、52がともに車輪の中心に近い程対向間隔が
狭くなるように傾斜して形成されているので、対向する
前記両対向面51、52に当接する前記ロックピン31
に対して、傾斜した前記対向面51、52から落下しな
い方向の力を作用させるものであるため、確実に前記ロ
ックピン31の前記溝5の前記両対向面51、52から
の落下を防止してロック状態の解除を阻止するという効
果を奏する。
【0036】また第1実施形態のストッパー付きキャス
ターは、前記ブレーキレバー3の長手軸と前記車輪ロッ
ク用の溝5の前記対向面51、52が鋭角を成すように
構成されているので、図5に示されるように前記両対向
面51、52に当接する前記ロックピン31に、傾斜し
た該対向面51、52から落下する方向と逆方向のベク
トル成分Vuの力を作用させるものであるため、一層確
実に前記ロックピン31の前記溝5の前記両対向面5
1、52からの落下を防止してロック状態の解除を阻止
するという効果を奏する。
【0037】さらに第1実施形態のストッパー付きキャ
スターは、ピン20の両端に独立に回転可能に係止され
る2個の車輪である双輪21、22は、同一の型によっ
て成形される共通成形品によって構成するので、組み立
て管理が容易であり、組み付けミスも低減し、型費用も
低減し、生産数量の増加(2倍)により、コストダウン
を可能にするという効果を奏する。
【0038】また第1実施形態のストッパー付きキャス
ターは、図4に示されるように前記本体1の半円形の垂
直壁15の中央部の上下方向に形成された略ノの字状の
前記スリット40によって、前記ロックピン31がガイ
ドされるので、前記ロックピン31の挿入を容易にする
とともに、該ノの字状のスリット40の上端より若干下
がった位置に前記ロックピン31をロック位置に係止す
るための係止溝41が形成されているため、前記溝5の
傾斜した対向面51、52と相まって前記ロックピン3
1の前記溝5の前記両対向面51、52からの落下を有
効に防止するという効果を奏する。
【0039】(第2実施形態)第2実施形態のストッパ
ー付きキャスターは、図6に示すように前記本体1の最
上部から反時計方向に略45度の角度の位置において、
前記本体1の円弧状の外周壁から上方に突出した一対の
ブラケット14に係止されたピン32によって略中央部
が揺動可能に支持され、前記本体1の内部に位置する先
端に配設されたロックピン31が前記車輪ロック用の溝
5に介挿された時には略水平に配置されるので、該車輪
ロック用の溝5の前記対向面51、52を前記車輪の半
径方向に形成しても、前記ブレーキレバー3の長手軸と
前記車輪ロック用の溝5の前記対向面51、52が鋭角
を成すように構成することが出来るようにするものであ
る。
【0040】上記構成より成る第2実施形態のストッパ
ー付きキャスターは、前記ブレーキレバー3をロック状
態において水平方向に配置することにより、前記ブレー
キレバー3の長手軸と前記車輪ロック用の溝5の前記対
向面51、52とを鋭角にして、前記両対向面51、5
2に当接する前記ロックピン31に、傾斜した該対向面
51、52から落下する方向と逆方向のベクトル成分の
力を作用させるので、確実に前記ロックピン31の前記
溝5の前記両対向面51、52からの落下を防止してロ
ック状態の解除を阻止するという効果を奏する。
【0041】また第2実施形態のストッパー付きキャス
ターは、前記ブレーキレバー3をロック状態において水
平方向に配置するだけで、前記車輪ロック用の溝5につ
いては半径方向に形成されているものを利用することが
出来るので、少ない変更によって上記効果を実現するこ
とが出来るという効果を奏する。
【0042】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0043】上述の第1実施形態においては、一例とし
て前記車輪ロック用の溝5の前記対向面51、52の全
域がともに車輪の中心に近い程対向間隔が狭くなるよう
に傾斜して形成する例について説明したが、本発明とし
てはそれらに限定されるものでは無く、前記対向面の中
心寄りの端部に面取りを施し、ロックピンのピンガイド
のガイドによる挿入を容易にする実施形態も採用し得る
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のストッパー付きキャス
ターを示す部分欠截側面図である。
【図2】本第1実施形態におけるロックピンと溝の係合
関係を示す部分欠截側面図である。
【図3】本第1実施形態のストッパー付きキャスターを
示す正面図である。
【図4】本第1実施形態におけるピンガイドとロックピ
ンとの関係を示す部分拡大図である。
【図5】本第1実施形態におけるロックピンから溝の対
向面に作用する作用力のベクトル成分を示す説明図であ
る。
【図6】本発明の第2実施形態のストッパー付きキャス
ターを示す部分欠截側面図である。
【図7】従来のストッパー付きキャスターを示す部分欠
截側面図である。
【図8】上記従来のストッパー付きキャスターにおける
ロックピンから溝の対向面に作用する作用力のベクトル
成分を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本体 11 首振り機構 2 車輪 3 ブレーキレバー 31 ロックピン 4 ピンガイド 5 車輪ロック用溝 51、52 対向面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付部によって取り付けられる本体と、 該本体内に回転自在に配設される車輪と、 前記本体内に揺動可能に支持され先端にロックピンが配
    設されたブレーキレバーと、 前記本体内に形成され前記ロックピンをガイドするピン
    ガイドと、 前記車輪の内周壁に形成され前記ピンガイドによってガ
    イドされた前記ロックピンが介挿され車輪ロック用の複
    数の溝とから成り、 該車輪ロック用の溝の前記ロックピンに当接する半径方
    向に延在して対向する対向面の少なくともトレーリング
    側の対向面が車輪の中心に近い程対向間隔が狭くなるよ
    うに傾斜して形成されていることを特徴とするストッパ
    ー付きキャスター。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記車輪ロック用の溝の前記対向面がともに車輪の中心
    に近い程対向間隔が狭くなるように傾斜して形成されて
    いることを特徴とするストッパー付きキャスター。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記ブレーキレバーの長手軸と車輪ロック用の溝の前記
    対向面が鋭角を成すように構成されていることを特徴と
    するストッパー付きキャスター。
  4. 【請求項4】 首振り機構を介して取り付けられる本体
    と、 該本体内に回転自在に配設される車輪と、 前記本体内に揺動可能に支持され先端にロックピンが配
    設されたブレーキレバーと、 前記本体内に形成され前記ロックピンをガイドするピン
    ガイドと、 前記車輪の内周壁に半径方向に延在して対向する対向面
    が複数形成され前記ピンガイドによってガイドされた前
    記ロックピンが介挿され車輪ロック用の複数の溝とから
    成り、 前記ブレーキレバーの長手軸と車輪ロック用の溝の前記
    対向面が鋭角を成すように構成されていることを特徴と
    するストッパー付きキャスター。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記ブレーキレバーの支点の位置が、前記ブレーキレバ
    ーの長手軸と車輪ロック用の溝の前記対向面が鋭角を成
    すように決定されていることを特徴とするストッパー付
    きキャスター。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記ブレーキレバーの配設角度が、前記ブレーキレバー
    の長手軸と車輪ロック用の溝の前記対向面が鋭角を成す
    ように決定されていることを特徴とするストッパー付き
    キャスター。
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