JPH1066310A - 2個1組のコイルにより3相の位置検知信号を得る装置 - Google Patents

2個1組のコイルにより3相の位置検知信号を得る装置

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JPH1066310A
JPH1066310A JP8250772A JP25077296A JPH1066310A JP H1066310 A JPH1066310 A JP H1066310A JP 8250772 A JP8250772 A JP 8250772A JP 25077296 A JP25077296 A JP 25077296A JP H1066310 A JPH1066310 A JP H1066310A
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coil
degrees
coils
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position detection
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JP8250772A
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Itsuki Ban
五紀 伴
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Secoh Giken Co Ltd
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Secoh Giken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2個1組のコイルを並置した部材を電機子に
装着したものにより3相の位置検知信号発生装置を得る
ことが目的である。 【解決手段】 電動機と同期回転する導体回転子の外周
に突出長の異なる第1,第2,第3の区間を設け、それ
ぞれの区間は電気角で120度の巾とする。電機子に固
定した2個1組のコイル面を第1,第2,第3の区間に
対向し、該区間が通過したときの2個のコイルのインピ
ーダンスの変化をそれぞれ対応する2組の電気回路によ
り処理して3相片波通電の位置検知信号を得る構成とな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】3相の直流電動機の位置検知
装置として使用される。
【0002】
【従来の技術】3個のコイルを位置検知素子として利用
し、各コイルに対向回転する導体回転子により各コイル
のインピーダンスが変化することを検出して3相の位置
検知信号を得る装置が利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術によると、
3相片波のリラクタンス電動機は3個の位置検知コイル
が必要なので構成が錯雑とな。又各コイルの離間距離、
設置位置の調整も工程が錯雑となる。本発明は、2個1
組のコイルを設置するのみで同じ目的を達成できるので
上述した問題点を解決することができる。
【0004】
【課題を解決する為の手段】電動機と同期回転する導体
円板と、該導体板の円周面に電気角で120度の巾で互
いに電気角で240度離間して配設された複数個の第1
の突出部と、第1の突出部と始点が同一で電気角で24
0度の巾の第2の突出部と、第1の突出部のみに僅かな
空隙を介してコイル面が対向するように本体に固定され
た位置検知素子となる第1のコイルと、第2の突出部の
みに僅かな空隙を介してコイル面が対向するように本体
に固定された位置検知素子となる第2のコイルと、第1
の突出部の区間と他の区間における第1のコイルのイン
ピーダンスの差をコイルに印加された高周波交流の通電
電流値の変化により検出して第1の相の位置検知信号を
得る第1の電気回路と、第2の突出部の区間と他の区間
における第2のコイルのインピーダンスの差をコイルに
印加された高周波交流の通電電流値の変化により検出し
て電気角で240度の巾の電気信号を得る第2の電気回
路と、第1の相の位置検知信号を反転回路により反転し
て得られた電気信号と前記した電気角で240度の巾の
電気信号を2つの入力とするアンド回路の出力により第
2の相の位置検知信号を得る装置と、前記した電気角で
240度の巾の電気信号を反転回路により反転して第3
の相の位置検知信号を得る装置とにより構成されたもの
である。
【0005】
【発明の実施の形態】図1以降について本発明の実施例
を説明する。各図面の同一記号のものは同一部材なの
で、その重複した説明は省略する。以降の角度表示はす
べて電気角で表示する。次に本発明が適用される3相片
波のリラクタンス型の電動機の構成について説明する。
図1は、固定電機子と回転子の平面図である。図1にお
いて、記号1は回転子で、その突極1a,1b,…の巾
は180度、それぞれは360度の位相差で等しいピッ
チで配設されている。回転子1は、珪素鋼板を積層した
周知の手段により作られている。記号5は回転軸であ
る。固定電機子16には、磁極16a,16b,16
c,16d,16e,16fが、それ等の巾が180度
で、等しい離間角で配設されている。突極と磁極の巾は
180度で等しくされている。突極数は8個,磁極数は
6個である。電機子16も回転子1と同じ手段により作
られている。
【0006】磁極16a,16b,…には、電機子コイ
ル17a,17b,…がそれぞれ捲着されている。図4
は、図1の磁極と回転子の展開図である。図4におい
て、円環部16及び磁極16a,16b,…は、図示し
ない外筺に固定されて固定電機子となる。記号16の部
分は磁路となる磁心である。電機子コイル17a,17
dは直列若しくは並列に接続され、この接続体を電機子
コイルKと呼称する。電機子コイル17b,17e及び
電機子コイル17c,17fも同様に接続され、これ等
をそれぞれ電機子コイルL,電機子コイルMと呼称す
る。電機子コイルLが通電されていると、突極1b,1
fが吸引されて、矢印A方向に回転子1が回転する。6
0度回転すると、電機子コイルLの通電が断たれ、電機
子コイルMが通電される。更に120度回転すると、電
機子コイルMの通電が断たれて、電機子コイルKが通電
される。通電モードは120度の回転毎に、電機子コイ
ルK→電機子コイルL→電機子コイルM→とサイクリッ
クに交替され、3相片波のリラクタンス型の電動機とし
て駆動される。このときに軸対称の位置にある磁極は、
図示のようにN,S極に着磁されている。励磁される2
個の磁極が常に異極となっている為に、非励磁磁極を通
る洩れ磁束は互いに反対方向となり、反トルクの発生が
防止される。
【0007】電機子コイルK,L,Mをそれぞれ第1,
第2,第3の相の電機子コイルと呼称する。次に第1,
第2,第3の相の電機子コイルの通電を制御する為に突
極1a,1b,…の回転位置を検知して位置検知信号を
発生する手段について説明する。図2は、本発明装置の
側面図である。図2において、記号3は、固定電機子1
6,16a,16b,…が内周面に固定された外筺であ
る。回転軸5の右端には、回転円板15の中心が固定さ
れ、回転子1(図示せず)と同期回転する。回転円板1
5の平面図が図3に示されている。図3において、回転
円板15は、アルミニユームのような金属導体で作ら
れ、その外周回転面には、突出部15a,15b,…及
び突出部16a,16b,…が配設され、それぞれの巾
は120度となっている。記号18a,18b,…は凹
部となりその巾も120度である。以降は突出部を突極
と呼称する。突極15a,15b,…及び突極16a,
16b,…及び凹部18a,18b,…はそれぞれ互い
に120度離間している。
【0008】記号19はプラスチック円板で、回転軸5
に固定され、円板19の外周に導体円板15が固定され
る。点線23a,23bは突極15a,15b,…、突
極16a,16b,…、凹部18a,18b,…を略示
したものである。突極15a,15b,…は全周に8個
配設される。他の突極と凹部も同じく8個配設される。
図2の点線Cは筺体で、外筺3に固定され、位置検知素
子となるコイル10a,10bが設けられて、図3に示
すようにコイル10a,10bは突極に僅かな空隙を介
して対向する。コイル10a,10bは20ターン位の
偏平なコイルで、コイル面が突極に対向している。
【0009】回転円板15とコイル10a,10bの展
開図が図5に示されている。矢印Aは回転方向で、矢印
Dの巾は120度、矢印Eの巾も120度である。空隙
部18aの巾も120度である。次にコイル10a,1
0bより位置検知信号を得る手段について説明する。図
6に、コイル10a,10bより位置検知信号を得る為
の電気回路が示されている。図6において、コイル10
a,抵抗9a,9c,9dはブリッジ回路となり、コイ
ル10aが突極15a,15b,…に対向していないと
きには平衡するように調整されている。即ちダイオード
11a,コンデンサ12aならびにダイオード11c,
コンデンサ12cよりなるローパスフイルタの出力は等
しくオペアンプ13aの出力はローレベルとなる。
【0010】記号7は発振器で1メガサイクルの発振出
力を供与している。コイル10aが突極15a,15
b,…に対向すると、インピーダンスが低下するので、
抵抗9aの電圧降下が大きくなり、オペアンプ13a即
ち端子6aの出力信号は120度の巾より設定値だけ大
きく、ほぼ360度の位相差となる。この出力信号が図
8のグラフで記号26a,26b,…として示されてい
る。図6のコイル10b,抵抗9b,9e,9fはブリ
ッジ回路となり、コイル10bが突極15a,16a,
…の区間に対向すると、インピーダンスが低下するの
で、抵抗9bの電圧降下が大きくなり、オペアンプ13
bの出力がハイレベルとなる。この出力が図8のグラフ
で記号27a,27b,…で示される。
【0011】オペアンプ13aの出力を反転回路25c
で反転した出力信号とオペアンプ13bの出力がアンド
回路26に入力されている。オペアンプ13aの+端子
の入力は、コイル10aの径に対応して、図8の曲線2
6a,26bの形状となる。同様にオペアンプ13bの
+端子の入力もコイル10bの径に対応して、図8の曲
線27a,27b,…の形状となる。オペアンプ13
a,13bの特性を選択して、図8の点線31a,31
bを越える+端子の入力があるときに矩形波の出力信号
となるように構成すると、オペアンプ13a,13bの
出力信号は図8の曲線28a,28b,…と曲線29
a,29b,…となる。
【0012】曲線28h,28b,…の巾が120度で
240度離間し、曲線29a,29b,…の巾が240
度で120度離間するように各部材の構成が設定されて
いる。従って図6の端子6aの出力信号は曲線30a,
30b,…となり第1の相の位置検知信号となる。端子
6bの出力信号は曲線31a,31b,…となり第2の
相の位置検知信号となる。オペアンプ13bの出力を反
転回路25dで反転した電気信号は曲線32a,…とな
る。矢印点線33a,33b,33cの巾はそれぞれ1
20度の巾となる。それぞれの離間角は240度とな
る。以上の説明より理解されるように、リラクタンス型
の電動機に使用される第1,第2,第3の位置検知信号
を得ることができる。
【0013】図7はコイル10a,10bを基板10の
上に並置して、2個1組とし、1個の部品とすることに
より、量産時に組立の手段を簡素化できる手段を示した
ものである。2個のコイルを分割して別の場所に設置す
ることに比較すると本発明の手段は有効な手段となる。
従来の手段のように3個のコイルを分割して3ケ所に設
置する手段より更に有効であることが理解される。
【0014】
【実施例】図2,図3に示す構成のリラクタンス型の片
波通電の電動機に適用することにより、3個の位置検知
用のコイルの代りに2個1組の位置検知用のコイル(図
7に示す構成のもの)を使用して、3個の位置検知コイ
ルと同じ性能を有する電動機を得ることができる。電動
機として200ワット出力のものが使用して実施した
が、本発明の要旨の通りの作用効果が得られた。
【0015】
【発明の効果】コイル2個を1組の部品として3相の位
置検知信号を得ることができる。周知の手段による3個
のコイルの各1個を固定電機子に所定の離間距離で装着
する工程が簡素化され、所要の電気回路も簡素化される
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】リラクタンス型電動機の平面図
【図2】本発明装置の側面図
【図3】位置検知用回転子の平面図
【図4】図1の電動機の電機子と回転子の展開図
【図5】回転子15の突極の展開図
【図6】本発明装置の電気回路図
【図7】位置検知コイルの平面図
【図8】位置検知信号曲線のグラフ
【符号の説明】
16,16a,16b,… 磁極とその磁路 17a,17b,… 電機子コイル 1,1a,1b,… 回転子と突極 5 回転軸 3 外筺 15 回転円板 10a,10b 位置検知用コイル 15a,15b,…,16a,16b,… 突極 18a,18b,… 空隙部 7 発振器 13a,13b オペアンプ 10 基板 6a,6b,6c 3相位置検知信号の出力端子 30a,30b,…,28a,28b… 第1の相の位
置検知信号曲線 27a,27b,… オペアンプ13bの出力信号曲線 31a,31b,… 第2の相の位置検知信号曲線 32a,… 第3の相の位置検知信号曲線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機と同期回転する導体円板と、該導体
    板の円周面に電気角で120度の巾で互いに電気角で2
    40度離間して配設された複数個の第1の突出部と、第
    1の突出部と始点が同一で電気角で240度の巾の第2
    の突出部と、第1の突出部のみに僅かな空隙を介してコ
    イル面が対向するように本体に固定された位置検知素子
    となる第1のコイルと、第2の突出部のみに僅かな空隙
    を介してコイル面が対向するように本体に固定された位
    置検知素子となる第2のコイルと、第1の突出部の区間
    と他の区間における第1のコイルのインピーダンスの差
    をコイルに印加された高周波交流の通電電流値の変化に
    より検出して第1の相の位置検知信号を得る第1の電気
    回路と、第2の突出部の区間と他の区間における第2の
    コイルのインピーダンスの差をコイルに印加された高周
    波交流の通電電流値の変化により検出して電気角で24
    0度の巾の電気信号を得る第2の電気回路と、第1の相
    の位置検知信号を反転回路により反転して得られた電気
    信号と前記した電気角で240度の巾の電気信号を2つ
    の入力とするアンド回路の出力により第2の相の位置検
    知信号を得る装置と、前記した電気角で240度の巾の
    電気信号を反転回路により反転して第3の相の位置検知
    信号を得る装置とにより構成されたことを特徴とする2
    個1組のコイルにより3相の位置検知信号を得る装置。
JP8250772A 1996-08-19 1996-08-19 2個1組のコイルにより3相の位置検知信号を得る装置 Pending JPH1066310A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1280268A3 (de) * 2001-07-16 2005-07-27 Vorwerk & Co. Interholding GmbH Drehzustand-Erfassungseinrichtung für einen Reluktanzmotor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1280268A3 (de) * 2001-07-16 2005-07-27 Vorwerk & Co. Interholding GmbH Drehzustand-Erfassungseinrichtung für einen Reluktanzmotor

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