JPH1065885A - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents
画像読取装置および画像形成装置Info
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- JPH1065885A JPH1065885A JP8213829A JP21382996A JPH1065885A JP H1065885 A JPH1065885 A JP H1065885A JP 8213829 A JP8213829 A JP 8213829A JP 21382996 A JP21382996 A JP 21382996A JP H1065885 A JPH1065885 A JP H1065885A
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- imaging lens
- receiving element
- original
- light receiving
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は結像レンズと撮像素子アレイの位置関
係を簡単に調整できるようにいた画像読取装置および画
像形成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は原稿Oから反射される光を結像レ
ンズ37を介して撮像素子アレイ38に結像して前記原
稿Oに対応する像を読み取る光学系と、撮像素子アレイ
38を支持する第1調整板75と、結像レンズ37に一
体化されてその外周部を保護し、一端面を結像レンズ3
7から突出させる鏡筒81と、第1調整板75を付勢
し、該第1調整板75を鏡筒81の一端面に当接させる
圧縮バネ78とを具備し、鏡筒81は一端面を光軸に直
交する方向に対して傾斜する傾斜面とし、回転すること
により、撮像素子アレイ38を圧縮バネ78の付勢力に
抗して結像レンズ37に対し接離する方向に移動させ
る。
係を簡単に調整できるようにいた画像読取装置および画
像形成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は原稿Oから反射される光を結像レ
ンズ37を介して撮像素子アレイ38に結像して前記原
稿Oに対応する像を読み取る光学系と、撮像素子アレイ
38を支持する第1調整板75と、結像レンズ37に一
体化されてその外周部を保護し、一端面を結像レンズ3
7から突出させる鏡筒81と、第1調整板75を付勢
し、該第1調整板75を鏡筒81の一端面に当接させる
圧縮バネ78とを具備し、鏡筒81は一端面を光軸に直
交する方向に対して傾斜する傾斜面とし、回転すること
により、撮像素子アレイ38を圧縮バネ78の付勢力に
抗して結像レンズ37に対し接離する方向に移動させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、電子写
真記録装置に適用される画像読取装置および画像形成装
置に関する。
真記録装置に適用される画像読取装置および画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像読取装置としては、キャリ
ッジに搭載される光源を備え、この光源を発光させてキ
ャリッジを走行させることにより原稿に光を走査し、原
稿から反射される反射光を反射ミラーや結像レンズを介
してCCD素子アレイ等の撮像素子アレイに縮小結像さ
せ、これを光電変換することにより、画像を読み取るも
のが主流を成している。
ッジに搭載される光源を備え、この光源を発光させてキ
ャリッジを走行させることにより原稿に光を走査し、原
稿から反射される反射光を反射ミラーや結像レンズを介
してCCD素子アレイ等の撮像素子アレイに縮小結像さ
せ、これを光電変換することにより、画像を読み取るも
のが主流を成している。
【0003】この画像読取装置の場合、撮像素子アレイ
の正確な受光と安定した読み取りのために撮像素子アレ
イと結像レンズの位置関係は重要で、特に、縮小光学系
に於いては、高精度の位置調整が要求される。
の正確な受光と安定した読み取りのために撮像素子アレ
イと結像レンズの位置関係は重要で、特に、縮小光学系
に於いては、高精度の位置調整が要求される。
【0004】反射ミラーを保有しているキャリッジが走
査する方向と直行する方向(主走査方向)の読み取り倍
率に関しては、原稿と結像レンズ及び撮像素子アレイの
位置関係で決まるため、正確な倍率で読み取る為には反
射ミラーの位置関係や結像レンズの倍率バラツキなどを
吸収する必要があり、さらに、光軸方向に関する結像レ
ンズと撮像素子アレイの位置関係調整機構を保有するこ
とが必須である。
査する方向と直行する方向(主走査方向)の読み取り倍
率に関しては、原稿と結像レンズ及び撮像素子アレイの
位置関係で決まるため、正確な倍率で読み取る為には反
射ミラーの位置関係や結像レンズの倍率バラツキなどを
吸収する必要があり、さらに、光軸方向に関する結像レ
ンズと撮像素子アレイの位置関係調整機構を保有するこ
とが必須である。
【0005】従来は、結像レンズに対し光軸方向に撮像
素子アレイを取り付いている保持部材に、調整可能な機
構部を設けて撮像素子アレイと結像レンズの位置関係を
調整し倍率設定をしていた。
素子アレイを取り付いている保持部材に、調整可能な機
構部を設けて撮像素子アレイと結像レンズの位置関係を
調整し倍率設定をしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】主走査方向の倍率調整
は、原稿と結像レンズの距離に対する結像レンズと撮像
素子アレイの距離を調整する為、結像レンズと撮像素子
アレイの長手方向の両端点バランスが一定で撮像素子ア
レイを取り付けている保持部材が結像レンズに対して平
行移動することが望まれる。
は、原稿と結像レンズの距離に対する結像レンズと撮像
素子アレイの距離を調整する為、結像レンズと撮像素子
アレイの長手方向の両端点バランスが一定で撮像素子ア
レイを取り付けている保持部材が結像レンズに対して平
行移動することが望まれる。
【0007】従来の方式では、結像レンズと撮像素子ア
レイの位置関係は複数の部品を経由して位置決めされて
いるので量産工程においてユニットバラツキがあり、ま
た、長手方向の両端点バランス差を考慮すると撮像素子
アレイの長手方向の両端点を独立に結像レンズに対して
調整することになり調整作業の難度が高く、一つのユニ
ットを調整するのに多大な工数と熟練作業が要求され量
産効率が悪かった。
レイの位置関係は複数の部品を経由して位置決めされて
いるので量産工程においてユニットバラツキがあり、ま
た、長手方向の両端点バランス差を考慮すると撮像素子
アレイの長手方向の両端点を独立に結像レンズに対して
調整することになり調整作業の難度が高く、一つのユニ
ットを調整するのに多大な工数と熟練作業が要求され量
産効率が悪かった。
【0008】そもそも、撮像素子アレイは結像レンズに
対して調整するのではなく、原稿基準位置と結像レンズ
に対して調整するものである。レンズ自身の鏡筒に対す
るレンズの組み込みバラツキや、レンズ硝材バラツキに
より結像レンズの倍率はばらつく為、量産調整工程にお
いて倍率調整を容易に行うには、結像レンズと撮像素子
アレイの位置関係を安定させることが必要である。そこ
で、本発明は結像レンズと受光素子の位置関係を簡単に
調整できるようにした画像読取装置および画像形成装置
を提供することを目的とする。
対して調整するのではなく、原稿基準位置と結像レンズ
に対して調整するものである。レンズ自身の鏡筒に対す
るレンズの組み込みバラツキや、レンズ硝材バラツキに
より結像レンズの倍率はばらつく為、量産調整工程にお
いて倍率調整を容易に行うには、結像レンズと撮像素子
アレイの位置関係を安定させることが必要である。そこ
で、本発明は結像レンズと受光素子の位置関係を簡単に
調整できるようにした画像読取装置および画像形成装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、課題を解決す
るため、請求項1記載のものは、原稿から反射される光
を結像レンズを介して受光素子に結像して前記原稿に対
応する像を読み取る光学系と、前記受光素子を支持する
支持部材と、前記結像レンズに一体化されてその外周部
を保護し、一端面を前記結像レンズから突出させる筒体
と、前記支持部材を付勢し、該支持部材を前記筒体の一
端面に当接させる付勢部材とを具備し、前記筒体は一端
面を光軸に直交する方向に対して傾斜する傾斜面とし、
回転することにより、前記受光素子を前記付勢部材の付
勢力に抗して前記結像レンズに対し接離する方向に移動
させることを特徴とする。
るため、請求項1記載のものは、原稿から反射される光
を結像レンズを介して受光素子に結像して前記原稿に対
応する像を読み取る光学系と、前記受光素子を支持する
支持部材と、前記結像レンズに一体化されてその外周部
を保護し、一端面を前記結像レンズから突出させる筒体
と、前記支持部材を付勢し、該支持部材を前記筒体の一
端面に当接させる付勢部材とを具備し、前記筒体は一端
面を光軸に直交する方向に対して傾斜する傾斜面とし、
回転することにより、前記受光素子を前記付勢部材の付
勢力に抗して前記結像レンズに対し接離する方向に移動
させることを特徴とする。
【0010】請求項2記載のものは、原稿から反射され
る光を結像レンズを介して受光素子に結像して前記原稿
に対応する像を読み取る光学系と、前記受光素子を支持
する支持部材と、前記結像レンズに回転自在に嵌合さ
れ、一端面を前記結像レンズから突出させる筒体と、前
記支持部材を付勢し、該支持部材を前記筒体の一端面に
当接させる付勢部材とを具備し、前記筒体は一端面を光
軸に直交する方向に対して傾斜する傾斜面とし、単独で
回転することにより、前記受光素子を前記付勢部材の付
勢力に抗して前記結像レンズに対し接離する方向に移動
させる。
る光を結像レンズを介して受光素子に結像して前記原稿
に対応する像を読み取る光学系と、前記受光素子を支持
する支持部材と、前記結像レンズに回転自在に嵌合さ
れ、一端面を前記結像レンズから突出させる筒体と、前
記支持部材を付勢し、該支持部材を前記筒体の一端面に
当接させる付勢部材とを具備し、前記筒体は一端面を光
軸に直交する方向に対して傾斜する傾斜面とし、単独で
回転することにより、前記受光素子を前記付勢部材の付
勢力に抗して前記結像レンズに対し接離する方向に移動
させる。
【0011】請求項3記載のものは、原稿を載置する原
稿載置台と、この原稿載置台に載置された原稿に光を照
射する光源と、前記原稿から反射される光を反射させて
所定方向に導く反射部材と、前記光源および反射部材を
前記原稿載置台に沿って移動させる移動手段と、前記原
稿載置台の下部側に設けられ前記反射部材によって導か
れる光を結像する結像レンズを保持する保持手段と、前
記結像レンズによって結像された光を受光素子によって
受光して前記原稿に対応する像を読み取る光学系と、前
記受光素子を支持する支持部材と、前記結像レンズに一
体化されてその外周部を保護し、一端面を前記結像レン
ズから突出させる筒体と、前記支持部材を付勢し、該支
持部材を前記筒体の一端面に当接させる付勢部材とを具
備し、前記筒体は一端面を光軸に直交する方向に対して
傾斜する傾斜面とし、回転することにより、前記受光素
子を前記付勢部材の付勢力に抗して前記結像レンズに対
し接離する方向に移動させる。
稿載置台と、この原稿載置台に載置された原稿に光を照
射する光源と、前記原稿から反射される光を反射させて
所定方向に導く反射部材と、前記光源および反射部材を
前記原稿載置台に沿って移動させる移動手段と、前記原
稿載置台の下部側に設けられ前記反射部材によって導か
れる光を結像する結像レンズを保持する保持手段と、前
記結像レンズによって結像された光を受光素子によって
受光して前記原稿に対応する像を読み取る光学系と、前
記受光素子を支持する支持部材と、前記結像レンズに一
体化されてその外周部を保護し、一端面を前記結像レン
ズから突出させる筒体と、前記支持部材を付勢し、該支
持部材を前記筒体の一端面に当接させる付勢部材とを具
備し、前記筒体は一端面を光軸に直交する方向に対して
傾斜する傾斜面とし、回転することにより、前記受光素
子を前記付勢部材の付勢力に抗して前記結像レンズに対
し接離する方向に移動させる。
【0012】請求項4記載のものは、原稿を載置する原
稿載置台と、この原稿載置台に載置された原稿に光を照
射する光源と、前記原稿から反射される光を反射させて
所定方向に導く反射部材と、前記光源および反射部材を
前記原稿載置台に沿って移動させる移動手段と、前記原
稿載置台の下部側に設けられ前記反射部材によって導か
れる光を結像する結像レンズを保持する保持手段と、前
記結像レンズによって結像された光を受光素子によって
受光して前記原稿に対応する像を読み取る光学系と、前
記受光素子を支持する支持部材と、前記結像レンズに回
転自在に嵌合され、一端面を前記結像レンズから突出さ
せる筒体と、前記支持部材を付勢し、該支持部材を前記
筒体の一端面に当接させる付勢部材とを具備し、前記筒
体は一端面を光軸に直交する方向に対して傾斜する傾斜
面とし、単独で回転することにより、前記付勢部材の付
勢力に抗して前記受光素子を前記結像レンズに対し接離
する方向に移動させる。
稿載置台と、この原稿載置台に載置された原稿に光を照
射する光源と、前記原稿から反射される光を反射させて
所定方向に導く反射部材と、前記光源および反射部材を
前記原稿載置台に沿って移動させる移動手段と、前記原
稿載置台の下部側に設けられ前記反射部材によって導か
れる光を結像する結像レンズを保持する保持手段と、前
記結像レンズによって結像された光を受光素子によって
受光して前記原稿に対応する像を読み取る光学系と、前
記受光素子を支持する支持部材と、前記結像レンズに回
転自在に嵌合され、一端面を前記結像レンズから突出さ
せる筒体と、前記支持部材を付勢し、該支持部材を前記
筒体の一端面に当接させる付勢部材とを具備し、前記筒
体は一端面を光軸に直交する方向に対して傾斜する傾斜
面とし、単独で回転することにより、前記付勢部材の付
勢力に抗して前記受光素子を前記結像レンズに対し接離
する方向に移動させる。
【0013】請求項5記載のものは、原稿から反射され
る光を結像レンズを介して受光素子に結像して前記原稿
に対応する像を読み取る光学系と、この光学系による画
像読み取り情報に基づいて像を形成する像形成手段と、
前記受光素子を支持する支持部材と、前記結像レンズに
一体化されてその外周部を保護し、一端面を前記結像レ
ンズから突出させる筒体と、前記支持部材を付勢し、該
支持部材を前記筒体の一端面に当接させる付勢部材とを
具備し、前記筒体は一端面を光軸に直交する方向に対し
て傾斜する傾斜面とし、回転することにより、前記受光
素子を前記付勢部材の付勢力に抗して前記結像レンズに
対し接離する方向に移動させる。
る光を結像レンズを介して受光素子に結像して前記原稿
に対応する像を読み取る光学系と、この光学系による画
像読み取り情報に基づいて像を形成する像形成手段と、
前記受光素子を支持する支持部材と、前記結像レンズに
一体化されてその外周部を保護し、一端面を前記結像レ
ンズから突出させる筒体と、前記支持部材を付勢し、該
支持部材を前記筒体の一端面に当接させる付勢部材とを
具備し、前記筒体は一端面を光軸に直交する方向に対し
て傾斜する傾斜面とし、回転することにより、前記受光
素子を前記付勢部材の付勢力に抗して前記結像レンズに
対し接離する方向に移動させる。
【0014】請求項6記載のものは、原稿から反射され
る光を結像レンズを介して受光素子に結像して前記原稿
に対応する像を読み取る光学系と、この光学系による画
像読み取り情報に基づいて像を形成する像形成手段と、
前記受光素子を支持する支持部材と、前記結像レンズに
回転自在に嵌合され、一端面を前記結像レンズから突出
させる筒体と、前記支持部材を付勢し、該支持部材を前
記筒体の一端面に当接させる付勢部材とを具備し、前記
筒体は一端面を光軸に直交する方向に対して傾斜する傾
斜面とし、単独で回転することにより、前記受光素子を
前記付勢部材の付勢力に抗して前記結像レンズに対し接
離する方向に移動させる。
る光を結像レンズを介して受光素子に結像して前記原稿
に対応する像を読み取る光学系と、この光学系による画
像読み取り情報に基づいて像を形成する像形成手段と、
前記受光素子を支持する支持部材と、前記結像レンズに
回転自在に嵌合され、一端面を前記結像レンズから突出
させる筒体と、前記支持部材を付勢し、該支持部材を前
記筒体の一端面に当接させる付勢部材とを具備し、前記
筒体は一端面を光軸に直交する方向に対して傾斜する傾
斜面とし、単独で回転することにより、前記受光素子を
前記付勢部材の付勢力に抗して前記結像レンズに対し接
離する方向に移動させる。
【0015】本発明は、結像レンズの筒体の一端面を光
軸に直交する方向に対して傾斜する傾斜面とし、この筒
体を回転させることにより、受光素子を付勢部材の付勢
力に抗して結像レンズに対し接離する方向に移動させ
る。
軸に直交する方向に対して傾斜する傾斜面とし、この筒
体を回転させることにより、受光素子を付勢部材の付勢
力に抗して結像レンズに対し接離する方向に移動させ
る。
【0016】この移動により、倍率調整における結像レ
ンズと受光素子の位置関係を容易に調整かつ安定させ、
その調整作業時間を短縮するとともに、最終的には平行
度調整の作業時間も短縮し、総合的に量産を可能とす
る。
ンズと受光素子の位置関係を容易に調整かつ安定させ、
その調整作業時間を短縮するとともに、最終的には平行
度調整の作業時間も短縮し、総合的に量産を可能とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す一実施
の形態を参照して説明する。図2は画像形成装置として
のレーザ露光式複写装置を示すものである。図中1は装
置本体で、この装置本体1内の略中央部には、像担持体
としての感光体ドラム10が回転自在に設けられてい
る。感光体ドラム10の周囲には、その回転方向(矢印
a)に沿って、感光体ドラム10を所定の電位に帯電す
る帯電装置12、後述するレーザ露光装置40により感
光体ドラム10に形成された静電潜像にトナーを供給す
ることで現像を行う現像装置14、この現像装置14に
より感光体ドラム10に形成されたトナー像を用紙に転
写させる転写装置16および感光体ドラム10の表面に
残ったトナーを掻き落とすクリーニング装置18、さら
に、感光体ドラム10の表面に残った電荷を除電する除
電装置20が配置されている。
の形態を参照して説明する。図2は画像形成装置として
のレーザ露光式複写装置を示すものである。図中1は装
置本体で、この装置本体1内の略中央部には、像担持体
としての感光体ドラム10が回転自在に設けられてい
る。感光体ドラム10の周囲には、その回転方向(矢印
a)に沿って、感光体ドラム10を所定の電位に帯電す
る帯電装置12、後述するレーザ露光装置40により感
光体ドラム10に形成された静電潜像にトナーを供給す
ることで現像を行う現像装置14、この現像装置14に
より感光体ドラム10に形成されたトナー像を用紙に転
写させる転写装置16および感光体ドラム10の表面に
残ったトナーを掻き落とすクリーニング装置18、さら
に、感光体ドラム10の表面に残った電荷を除電する除
電装置20が配置されている。
【0018】転写装置16は図示しない定電流発生装置
に接続され、所定の転写バイアスが印加されるようにな
っている。現像装置14は非磁性部材のトナーTと非磁
性部材のキャリアCからなる2成分現像剤Dを収容して
おり、外周にて現像剤Dを保持しつつ負に帯電されたト
ナーのみを感光体ドラム10に形成された静電潜像に付
着させる現像ローラ14aを有している。現像ローラ1
4aおよび現像装置14内のキャリアCおよびトナーT
すなわち現像剤Dには、図示しない現像バイアス電圧発
生回路により所定の現像バイアスが印加される。現像ロ
ーラ14aは内部に固定され円周方向にS極およびN極
が適切に配置されたマグネットローラと、このマグネッ
トローラの周囲を矢印b方向に回転する非磁性のスリー
ブから構成されている。このマグネットローラの磁力線
に沿ってスリーブ上にキャリアCの穂(穂立ち)が形成
され、そこに鏡像力により付着されているトナーTが感
光体ドラム10と現像ローラ14aとが対向する現像位
置で、現像バイアス電圧と感光体ドラム10の表面電位
とで形成される電界によりトナーが移動される。
に接続され、所定の転写バイアスが印加されるようにな
っている。現像装置14は非磁性部材のトナーTと非磁
性部材のキャリアCからなる2成分現像剤Dを収容して
おり、外周にて現像剤Dを保持しつつ負に帯電されたト
ナーのみを感光体ドラム10に形成された静電潜像に付
着させる現像ローラ14aを有している。現像ローラ1
4aおよび現像装置14内のキャリアCおよびトナーT
すなわち現像剤Dには、図示しない現像バイアス電圧発
生回路により所定の現像バイアスが印加される。現像ロ
ーラ14aは内部に固定され円周方向にS極およびN極
が適切に配置されたマグネットローラと、このマグネッ
トローラの周囲を矢印b方向に回転する非磁性のスリー
ブから構成されている。このマグネットローラの磁力線
に沿ってスリーブ上にキャリアCの穂(穂立ち)が形成
され、そこに鏡像力により付着されているトナーTが感
光体ドラム10と現像ローラ14aとが対向する現像位
置で、現像バイアス電圧と感光体ドラム10の表面電位
とで形成される電界によりトナーが移動される。
【0019】転写装置16は感光体ドラム10の表面に
形成されたトナー像を被転写体、例えば複写用紙に電気
的に引き寄せるための電流値が印加された転写体として
の転写ローラ17を有している。
形成されたトナー像を被転写体、例えば複写用紙に電気
的に引き寄せるための電流値が印加された転写体として
の転写ローラ17を有している。
【0020】クリーニング装置18は、一辺が感光体ド
ラム10に圧接され感光体ドラム10の表面に残った未
転写トナーを掻き落とすクリーニングブレード18a
と、このクリーニングブレード18aにより掻き落とさ
れたトナーTを感光体ドラム10の回転軸方向に移動さ
せるオーガ18bから構成される。
ラム10に圧接され感光体ドラム10の表面に残った未
転写トナーを掻き落とすクリーニングブレード18a
と、このクリーニングブレード18aにより掻き落とさ
れたトナーTを感光体ドラム10の回転軸方向に移動さ
せるオーガ18bから構成される。
【0021】クリーニング装置18にて回収されたトナ
ーTは図示されないトナー回収装置にて集められ、所定
量に達するたびに廃却される。クリーニング装置18に
てトナーTが除去された後に感光体ドラム10に残った
残存電位は除電装置20により除電される。
ーTは図示されないトナー回収装置にて集められ、所定
量に達するたびに廃却される。クリーニング装置18に
てトナーTが除去された後に感光体ドラム10に残った
残存電位は除電装置20により除電される。
【0022】感光体ドラム10の上方、すなわち装置本
体1の上部には読み取り対象物、すなわち原稿Oが搭載
される原稿ガラス21が配置され、この原稿ガラス21
の下方には原稿ガラス21が載置された原稿Oの画像情
報を光の明暗情報として読み取る画像読取部30が配置
されている。
体1の上部には読み取り対象物、すなわち原稿Oが搭載
される原稿ガラス21が配置され、この原稿ガラス21
の下方には原稿ガラス21が載置された原稿Oの画像情
報を光の明暗情報として読み取る画像読取部30が配置
されている。
【0023】画像読取部30は第1および第2のキャリ
ッジ31,32を移動自在に備えている。第1のキャリ
ッジ31には原稿Oに光を照射する露光ランプ33、原
稿Oから反射される光を反射させる第1の反射ミラー3
4が配設されている。
ッジ31,32を移動自在に備えている。第1のキャリ
ッジ31には原稿Oに光を照射する露光ランプ33、原
稿Oから反射される光を反射させる第1の反射ミラー3
4が配設されている。
【0024】第2のキャリッジ32には第1の反射ミラ
ー34から反射される光を所定方向に反射させる第2お
よび第3の反射ミラー35,36が配設されている。第
3の反射ミラー36によって反射される光の光路中には
光学系を構成する結像レンズ37および結像レンズ37
を通過した光を受光して光電変換する光電変換素子とし
てのCCD素子アレイ等の撮像素子アレイ38が配設さ
れている。
ー34から反射される光を所定方向に反射させる第2お
よび第3の反射ミラー35,36が配設されている。第
3の反射ミラー36によって反射される光の光路中には
光学系を構成する結像レンズ37および結像レンズ37
を通過した光を受光して光電変換する光電変換素子とし
てのCCD素子アレイ等の撮像素子アレイ38が配設さ
れている。
【0025】画像読取部30にて原稿を読み取る場合は
原稿台21上に置かれた原稿Oに照射された光を第1乃
至第3の反射ミラー34〜36や結像レンズ37を介し
て、撮像素子アレイ38に縮小結像させて光電変換して
いる。
原稿台21上に置かれた原稿Oに照射された光を第1乃
至第3の反射ミラー34〜36や結像レンズ37を介し
て、撮像素子アレイ38に縮小結像させて光電変換して
いる。
【0026】原稿の走査は反射ミラー34を保有してい
る第1キャリッジ31を原稿読取速度に同期して移動さ
せ、反射ミラー35,36を保有している第2キャリッ
ジ32を第1キャリッジ31の1/2の速度で移動する
ことにより行われる。
る第1キャリッジ31を原稿読取速度に同期して移動さ
せ、反射ミラー35,36を保有している第2キャリッ
ジ32を第1キャリッジ31の1/2の速度で移動する
ことにより行われる。
【0027】レーザ露光装置40は、図示しない半導体
レーザ素子から発生されたレーザビームに集束性を与
え、概ね円形の断面形状を有するレーザビームに変換す
る図示されない第1レンズ、この第1レンズを介して円
形の断面形状に変換されたレーザビームを感光体ドラム
10の軸方向に沿って偏向させるレーザ偏向装置42、
レーザ偏向装置42にて偏向されたレーザビームを感光
体ドラム10の露光の位置cに順次結像させるために、
レーザビームの偏向角と感光体ドラム10上における光
軸からビームが結像されるべき位置までの距離を一致さ
せる結像レンズ44、結像レンズ44を通過されたレー
ザビームを感光体ドラム10の露光位置に案内するミラ
ー46が設けられている。
レーザ素子から発生されたレーザビームに集束性を与
え、概ね円形の断面形状を有するレーザビームに変換す
る図示されない第1レンズ、この第1レンズを介して円
形の断面形状に変換されたレーザビームを感光体ドラム
10の軸方向に沿って偏向させるレーザ偏向装置42、
レーザ偏向装置42にて偏向されたレーザビームを感光
体ドラム10の露光の位置cに順次結像させるために、
レーザビームの偏向角と感光体ドラム10上における光
軸からビームが結像されるべき位置までの距離を一致さ
せる結像レンズ44、結像レンズ44を通過されたレー
ザビームを感光体ドラム10の露光位置に案内するミラ
ー46が設けられている。
【0028】感光体ドラム10の右側には、感光体ドラ
ム10に向かって複写用紙を供給する用紙カセット52
が着脱可能に配置されている。感光体ドラム10と用紙
カセット52の間には、それぞれのカセットに対応して
配置され、それぞれから感光体ドラム10に向かって搬
出する搬送ローラ56、搬送ローラ56から感光体ドラ
ム10へ向かう用紙の搬送方向に対する用紙の傾きを補
正するとともに、感光体ドラム10上のトナー像の先端
と用紙の先端を整合させ、感光体ドラム10における外
周面の移動速度と同じ速度で用紙を給送する一対のアラ
イニングローラ58が配置されている。
ム10に向かって複写用紙を供給する用紙カセット52
が着脱可能に配置されている。感光体ドラム10と用紙
カセット52の間には、それぞれのカセットに対応して
配置され、それぞれから感光体ドラム10に向かって搬
出する搬送ローラ56、搬送ローラ56から感光体ドラ
ム10へ向かう用紙の搬送方向に対する用紙の傾きを補
正するとともに、感光体ドラム10上のトナー像の先端
と用紙の先端を整合させ、感光体ドラム10における外
周面の移動速度と同じ速度で用紙を給送する一対のアラ
イニングローラ58が配置されている。
【0029】また、このアライニングローラ58の近傍
にはアライニングローラ58のタイミングを制御するた
めに用紙の先端を検知する図示されないアライニングス
イッチが配置されている。感光体ドラム10の回転方向
下流に対応する位置には、感光体ドラム10上に形成さ
れたトナー像が転写され、トナーが静電気的に付着して
いる状態の用紙を搬送する搬送ベルト60、用紙に転写
されたトナーを加熱/圧着することで用紙に定着させる
定着装置62およびトナー像が定着された用紙を複写装
置2の外部の排紙トレイへ排出させる一対の排紙ローラ
64が配置されている。
にはアライニングローラ58のタイミングを制御するた
めに用紙の先端を検知する図示されないアライニングス
イッチが配置されている。感光体ドラム10の回転方向
下流に対応する位置には、感光体ドラム10上に形成さ
れたトナー像が転写され、トナーが静電気的に付着して
いる状態の用紙を搬送する搬送ベルト60、用紙に転写
されたトナーを加熱/圧着することで用紙に定着させる
定着装置62およびトナー像が定着された用紙を複写装
置2の外部の排紙トレイへ排出させる一対の排紙ローラ
64が配置されている。
【0030】この排紙ローラ64の近傍には、図示され
ない排紙スイッチが配置されており、この排紙スイッチ
が後端を検知するとこの用紙に対する画像形成動作が完
了したことになる。
ない排紙スイッチが配置されており、この排紙スイッチ
が後端を検知するとこの用紙に対する画像形成動作が完
了したことになる。
【0031】次に、レーザビームプリンタの印字動作に
ついて説明する。感光体ドラム10は図示されないモー
タによって125mm/sの速度で回転され、同時に帯
電装置12によって感光体ドラム10の表面が所定の電
位に帯電される。帯電装置12はコロナワイヤーとグリ
ッドスクリーンから構成され、グリッドスクリーンに印
加されたグリッドバイアス電圧によって適当に調整され
る。一例を示すと、グリッドスクリーンにグリッド電圧
発生装置から印加されるグリッドバイアス電圧は概ねー
650vで、高電圧発生回路からの高電圧によりコロナ
ワイヤーを介して感光体ドラム10に供給される初期表
面電位は概ねー650vに設定される。引き続いて、レ
ーザ露光装置40により、感光体ドラム10の表面に記
録すべき画像情報、すなわち原稿Oの画像に対応した印
字信号(画像データ)に対応する静電潜像が形成され
る。
ついて説明する。感光体ドラム10は図示されないモー
タによって125mm/sの速度で回転され、同時に帯
電装置12によって感光体ドラム10の表面が所定の電
位に帯電される。帯電装置12はコロナワイヤーとグリ
ッドスクリーンから構成され、グリッドスクリーンに印
加されたグリッドバイアス電圧によって適当に調整され
る。一例を示すと、グリッドスクリーンにグリッド電圧
発生装置から印加されるグリッドバイアス電圧は概ねー
650vで、高電圧発生回路からの高電圧によりコロナ
ワイヤーを介して感光体ドラム10に供給される初期表
面電位は概ねー650vに設定される。引き続いて、レ
ーザ露光装置40により、感光体ドラム10の表面に記
録すべき画像情報、すなわち原稿Oの画像に対応した印
字信号(画像データ)に対応する静電潜像が形成され
る。
【0032】このようにして形成された静電潜像は、現
像バイアス発生回路により例えばー400vの現像バイ
アス電圧が印加されている現像装置14の現像ローラ1
4aから供給されるトナーTによって現像され、転写装
置16を介して用紙にトナー像として転写される。用紙
に転写されたトナーTは、用紙とともに感光体ドラム1
0の表面から分離された後、搬送ベルト60によって定
着装置62へ搬送され、定着装置62を介して複写装置
2の外部に配置されている排紙トレイ66に順次排紙さ
れる。
像バイアス発生回路により例えばー400vの現像バイ
アス電圧が印加されている現像装置14の現像ローラ1
4aから供給されるトナーTによって現像され、転写装
置16を介して用紙にトナー像として転写される。用紙
に転写されたトナーTは、用紙とともに感光体ドラム1
0の表面から分離された後、搬送ベルト60によって定
着装置62へ搬送され、定着装置62を介して複写装置
2の外部に配置されている排紙トレイ66に順次排紙さ
れる。
【0033】用紙にトナー像が転写された後の感光体ド
ラム10は引き続き回転しクリーニング装置18を介し
て残存トナーが除去された後、除電装置20により除電
され、引き続いて次の画像形成に利用される。以上のよ
うにして一連の画像形成が繰り返される。
ラム10は引き続き回転しクリーニング装置18を介し
て残存トナーが除去された後、除電装置20により除電
され、引き続いて次の画像形成に利用される。以上のよ
うにして一連の画像形成が繰り返される。
【0034】図3は原稿Oと撮像素子アレイ38との位
置関係を説明する図である。原稿台21に置かれる原稿
Oの位置は専用の原稿基準板(図2に示す)71に突き
当てられて決められる。
置関係を説明する図である。原稿台21に置かれる原稿
Oの位置は専用の原稿基準板(図2に示す)71に突き
当てられて決められる。
【0035】原稿基準板71あるいは光画像を結像レン
ズ37まで導く反射ミラー34〜36と原稿Oを読み込
む撮像素子アレイ38が傾いていた場合、いわゆる原稿
Oと撮像素子アレイ38が平行でなかった場合には、置
かれた原稿Oの状態を撮像素子アレイ38上に忠実に再
現することができない。
ズ37まで導く反射ミラー34〜36と原稿Oを読み込
む撮像素子アレイ38が傾いていた場合、いわゆる原稿
Oと撮像素子アレイ38が平行でなかった場合には、置
かれた原稿Oの状態を撮像素子アレイ38上に忠実に再
現することができない。
【0036】図4は原稿Oと撮像素子アレイ38が平行
でない場合の画像の傾きを示すものである。すなわち、
原稿Oに対しては読み込まれた画像が傾き量kで傾いた
り、歪んだりした状態で読み込まれてしまう。
でない場合の画像の傾きを示すものである。すなわち、
原稿Oに対しては読み込まれた画像が傾き量kで傾いた
り、歪んだりした状態で読み込まれてしまう。
【0037】原稿台21から撮像素子アレイ38に至る
までに関わる部品数は構成上多数あり、原稿Oと撮像素
子アレイ38の平行度を部品精度だけで維持することは
難しい。
までに関わる部品数は構成上多数あり、原稿Oと撮像素
子アレイ38の平行度を部品精度だけで維持することは
難しい。
【0038】従って、装置を組み立てる際には、予め、
原稿基準板71に対する撮像素子アレイ38の平行度を
調整しておく必要がある。図5は画像の読み込み倍率を
示すものである。
原稿基準板71に対する撮像素子アレイ38の平行度を
調整しておく必要がある。図5は画像の読み込み倍率を
示すものである。
【0039】読み込み倍率に関しては、結像レンズ37
の倍率仕様は勿論のこと原稿Oと結像レンズ37及び撮
像素子アレイ38の位置関係で決まるため、正確な倍率
で読み取るためには反射ミラー34〜36の位置関係や
結像レンズ37の倍率バラツキなどを吸収する必要があ
る。
の倍率仕様は勿論のこと原稿Oと結像レンズ37及び撮
像素子アレイ38の位置関係で決まるため、正確な倍率
で読み取るためには反射ミラー34〜36の位置関係や
結像レンズ37の倍率バラツキなどを吸収する必要があ
る。
【0040】図6はレンズ回りのユニットを示すもので
ある。結像レンズ37はベース72に配置され固定バン
ド74により締結されている。撮像素子アレイ38は支
持部材としての第1調整板75に取り付けられる。第1
調整板75は第2調整板77を介してベース72に保持
され、また、付勢部材として圧縮バネ78,78により
結像レンズ37方向に向かって付勢されている。
ある。結像レンズ37はベース72に配置され固定バン
ド74により締結されている。撮像素子アレイ38は支
持部材としての第1調整板75に取り付けられる。第1
調整板75は第2調整板77を介してベース72に保持
され、また、付勢部材として圧縮バネ78,78により
結像レンズ37方向に向かって付勢されている。
【0041】従来、結像レンズ37及び撮像素子アレイ
38の位置決めはベース72や第1調整板75あるいは
第2調整板77の寸法により決められている。ここで、
第1調整板75及び第2調整板77はプレスにて曲げ加
工を促しているのでロットによる寸法バラツキ等がある
上、多数の部品を介して前記位置決めを行っているた
め、実際にはユニット間における寸法の安定性が無かっ
た。
38の位置決めはベース72や第1調整板75あるいは
第2調整板77の寸法により決められている。ここで、
第1調整板75及び第2調整板77はプレスにて曲げ加
工を促しているのでロットによる寸法バラツキ等がある
上、多数の部品を介して前記位置決めを行っているた
め、実際にはユニット間における寸法の安定性が無かっ
た。
【0042】その結果、従来の問題点に前述したよう
に、原稿Oと撮像素子アレイ38の平行度調整に負担が
かかった。結像レンズ37と撮像素子アレイ38の位置
関係が安定せず平行度がでていないため、撮像素子アレ
イ38の長手方向の両端点を独立に結像レンズ37に対
して調整することになるため調整作業の難度が高く、量
産性に乏しい。
に、原稿Oと撮像素子アレイ38の平行度調整に負担が
かかった。結像レンズ37と撮像素子アレイ38の位置
関係が安定せず平行度がでていないため、撮像素子アレ
イ38の長手方向の両端点を独立に結像レンズ37に対
して調整することになるため調整作業の難度が高く、量
産性に乏しい。
【0043】図1、図7は本発明の実施の形態に係わる
構成を示すものである。この実施の形態では、結像レン
ズ37は保持部材であるベース72に配置され固定バン
ド74により締結されている点は同じだが、撮像素子ア
レイ38はその支持部材である第1調整板75にスペー
サ76を介して取り付けられ、第1調整板75は結像レ
ンズ37の外周部を保護する筒体としての鏡筒81の一
端面に突き当てられて位置決めされている。
構成を示すものである。この実施の形態では、結像レン
ズ37は保持部材であるベース72に配置され固定バン
ド74により締結されている点は同じだが、撮像素子ア
レイ38はその支持部材である第1調整板75にスペー
サ76を介して取り付けられ、第1調整板75は結像レ
ンズ37の外周部を保護する筒体としての鏡筒81の一
端面に突き当てられて位置決めされている。
【0044】鏡筒の端面は通常その製造性やコストの点
から光軸方向に対して直交する状態で作られている。し
かし、この実施の形態では、結像レンズ37の鏡筒81
の一端面、すなわち、撮像素子アレイ側の端面が光軸に
直交する方向に対し傾斜する傾斜面となっている。
から光軸方向に対して直交する状態で作られている。し
かし、この実施の形態では、結像レンズ37の鏡筒81
の一端面、すなわち、撮像素子アレイ側の端面が光軸に
直交する方向に対し傾斜する傾斜面となっている。
【0045】この鏡筒81の傾斜面に圧縮バネ78,7
8の付勢力により付勢される第1調整板75が当接され
てその撮像素子アレイ38が結像レンズ37に位置決め
される。
8の付勢力により付勢される第1調整板75が当接され
てその撮像素子アレイ38が結像レンズ37に位置決め
される。
【0046】倍率を調整する場合には、結像レンズ37
の鏡筒81自身を回転させる。この回転により、第1調
整板75が圧縮バネ78,78の付勢力に抗して結像レ
ンズ37に対し接離する方向に移動される。この移動に
より、撮像素子アレイ38の位置が調整されることにな
る。
の鏡筒81自身を回転させる。この回転により、第1調
整板75が圧縮バネ78,78の付勢力に抗して結像レ
ンズ37に対し接離する方向に移動される。この移動に
より、撮像素子アレイ38の位置が調整されることにな
る。
【0047】図8は本発明の他の実施の形態を示すもの
である。この実施の形態では、結像レンズ37の一端部
に筒体としての倍率調整用サック78を回転自在に設
け、この倍率調整用サック82の一端面を結像レンズ3
7から突出させ、この一端面、すなわち、撮像素子アレ
イ側の端面が光軸に直交する方向に対し傾斜する傾斜面
となっている。
である。この実施の形態では、結像レンズ37の一端部
に筒体としての倍率調整用サック78を回転自在に設
け、この倍率調整用サック82の一端面を結像レンズ3
7から突出させ、この一端面、すなわち、撮像素子アレ
イ側の端面が光軸に直交する方向に対し傾斜する傾斜面
となっている。
【0048】この倍率調整用サック82の傾斜面に圧縮
バネ78,78の付勢力により付勢される第1調整板7
5が当接されてその撮像素子アレイ38が結像レンズ3
7に対し位置決めされる。
バネ78,78の付勢力により付勢される第1調整板7
5が当接されてその撮像素子アレイ38が結像レンズ3
7に対し位置決めされる。
【0049】倍率を調整する場合には、倍率調整用サッ
ク82を回転させる(このとき、結像レンズ37は回転
しない)。この回転により、第1調整板75が圧縮バネ
78,78の付勢力に抗して結像レンズ37に対し接離
する方向に移動される。この移動により、結像レンズ3
7と撮像素子アレイ38の間の距離が調整されることに
なる。
ク82を回転させる(このとき、結像レンズ37は回転
しない)。この回転により、第1調整板75が圧縮バネ
78,78の付勢力に抗して結像レンズ37に対し接離
する方向に移動される。この移動により、結像レンズ3
7と撮像素子アレイ38の間の距離が調整されることに
なる。
【0050】この実施の形態では、倍率調整時に結像レ
ンズ37が回転しないため、レンズ性能による微妙なピ
ントずれを防止できる効果を発揮する。ところで、縮小
光学系の場合、原稿基準板71と結像レンズ37間の長
さに対し、結像レンズ37と撮像素子アレイ38間の長
さは短く、例えば400dpi仕様の場合、25.4m
m/400=0.0635mm(=63.5μm)で、
画素サイズ7μmのCCDセンサに結像するには、6
3.5μm/7μm=9.07となり、1/9.07に
レンズで縮小していることになる。
ンズ37が回転しないため、レンズ性能による微妙なピ
ントずれを防止できる効果を発揮する。ところで、縮小
光学系の場合、原稿基準板71と結像レンズ37間の長
さに対し、結像レンズ37と撮像素子アレイ38間の長
さは短く、例えば400dpi仕様の場合、25.4m
m/400=0.0635mm(=63.5μm)で、
画素サイズ7μmのCCDセンサに結像するには、6
3.5μm/7μm=9.07となり、1/9.07に
レンズで縮小していることになる。
【0051】従って、結像レンズ37と撮像素子アレイ
38間の距離は原稿基準板71と結像レンズ37の距離
に比べて約9倍の影響を持ち、この距離を安定すること
は好ましい。
38間の距離は原稿基準板71と結像レンズ37の距離
に比べて約9倍の影響を持ち、この距離を安定すること
は好ましい。
【0052】また、レンズの特性上、物像間距離は決ま
っている。読取光学系において、原稿台21及び原稿基
準板71によって被写体である原稿Oの位置は固定され
ていて、正確な倍率で読み取る場合は、原稿Oと結像レ
ンズ37の位置関係に相対した結像レンズ37と撮像素
子アレイ38の位置関係が要求されるため、撮像素子ア
レイ38を調整することにより倍率を設定することが良
い。
っている。読取光学系において、原稿台21及び原稿基
準板71によって被写体である原稿Oの位置は固定され
ていて、正確な倍率で読み取る場合は、原稿Oと結像レ
ンズ37の位置関係に相対した結像レンズ37と撮像素
子アレイ38の位置関係が要求されるため、撮像素子ア
レイ38を調整することにより倍率を設定することが良
い。
【0053】なお、光軸と直交する方向に対する結像レ
ンズ37における鏡筒(倍率調整用サック)縁取りの撮
像素子アレイ側の傾斜量はレンズ仕様により決まる。こ
の場合、レンズの量産倍率仕様及び各部品バラツキによ
る光路バラツキを吸収できるように設定することはいう
までもない。
ンズ37における鏡筒(倍率調整用サック)縁取りの撮
像素子アレイ側の傾斜量はレンズ仕様により決まる。こ
の場合、レンズの量産倍率仕様及び各部品バラツキによ
る光路バラツキを吸収できるように設定することはいう
までもない。
【0054】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、結像レン
ズの筒体を回転させるだけで、結像レンズと受光素子と
の間の距離を調整できる。したがって、倍率調整におけ
る結像レンズと受光素子の位置関係を容易に調整かつ安
定させることができ、その調整作業時間の短縮を達成
し、最終的には平行度調整の作業時間も短縮し、総合的
に量産可能な読み取り光学系を提供できるという効果を
奏する。
ズの筒体を回転させるだけで、結像レンズと受光素子と
の間の距離を調整できる。したがって、倍率調整におけ
る結像レンズと受光素子の位置関係を容易に調整かつ安
定させることができ、その調整作業時間の短縮を達成
し、最終的には平行度調整の作業時間も短縮し、総合的
に量産可能な読み取り光学系を提供できるという効果を
奏する。
【図1】本発明の一実施の形態である結像レンズに対す
る撮像素子アレイの位置調整機構を示す図。
る撮像素子アレイの位置調整機構を示す図。
【図2】レーザ露光式電子複写機を示す内部構成図。
【図3】原稿に対し撮像素子アレイが傾いた状態を示す
図。
図。
【図4】画像の傾きを示す図。
【図5】画像の倍率調整を示す図。
【図6】結像レンズ回りのユニットを示す斜視図。
【図7】結像レンズ、撮像素子アレイを分解して示す
図。
図。
【図8】本発明の他の実施の形態である結像レンズに対
する撮像素子アレイの位置調整機構を示す図。
する撮像素子アレイの位置調整機構を示す図。
37…結像レンズ 38…撮像素子アレイ(受光素子) 72…ベース 75…第1調整板(支持部材) 81…鏡筒(筒体) 82…倍率調整用サック(筒体) O…原稿
Claims (6)
- 【請求項1】原稿から反射される光を結像レンズを介し
て受光素子に結像して前記原稿に対応する像を読み取る
光学系と、 前記受光素子を支持する支持部材と、 前記結像レンズに一体化されてその外周部を保護し、一
端面を前記結像レンズから突出させる筒体と、 前記支持部材を付勢し、該支持部材を前記筒体の一端面
に当接させる付勢部材と、 を具備し、 前記筒体は一端面を光軸に直交する方向に対して傾斜す
る傾斜面とし、回転することにより、前記受光素子を前
記付勢部材の付勢力に抗して前記結像レンズに対し接離
する方向に移動させることを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項2】原稿から反射される光を結像レンズを介し
て受光素子に結像して前記原稿に対応する像を読み取る
光学系と、 前記受光素子を支持する支持部材と、 前記結像レンズに回転自在に嵌合され、一端面を前記結
像レンズから突出させる筒体と、 前記支持部材を付勢し、該支持部材を前記筒体の一端面
に当接させる付勢部材と、 を具備し、 前記筒体は一端面を光軸に直交する方向に対して傾斜す
る傾斜面とし、単独で回転することにより、前記付勢部
材の付勢力に抗して前記受光素子を前記結像レンズに対
し接離する方向に移動させることを特徴とする画像読取
装置。 - 【請求項3】原稿を載置する原稿載置台と、 この原稿載置台に載置された原稿に光を照射する光源
と、 前記原稿から反射される光を反射させて所定方向に導く
反射部材と、 前記光源および反射部材を前記原稿載置台に沿って移動
させる移動手段と、 前記原稿載置台の下部側に設けられ前記反射部材によっ
て導かれる光を結像する結像レンズを保持する保持手段
と、 前記結像レンズによって結像された光を受光素子によっ
て受光して前記原稿に対応する像を読み取る光学系と、 前記受光素子を支持する支持部材と、 前記結像レンズに一体化されてその外周部を保護し、一
端面を前記結像レンズから突出させる筒体と、 前記支持部材を付勢し、該支持部材を前記筒体の一端面
に当接させる付勢部材と、 を具備し、 前記筒体は一端面を光軸に直交する方向に対して傾斜す
る傾斜面とし、回転することにより、前記受光素子を前
記付勢部材の付勢力に抗して前記結像レンズに対し接離
する方向に移動させることを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項4】原稿を載置する原稿載置台と、 この原稿載置台に載置された原稿に光を照射する光源
と、 前記原稿から反射される光を反射させて所定方向に導く
反射部材と、 前記光源および反射部材を前記原稿載置台に沿って移動
させる移動手段と、 前記原稿載置台の下部側に設けられ前記反射部材によっ
て導かれる光を結像する結像レンズを保持する保持手段
と、 前記結像レンズによって結像された光を受光素子によっ
て受光して前記原稿に対応する像を読み取る光学系と、 前記受光素子を支持する支持部材と、 前記結像レンズに回転自在に嵌合され、一端面を前記結
像レンズから突出させる筒体と、 前記支持部材を付勢し、該支持部材を前記筒体の一端面
に当接させる付勢部材と、 を具備し、 前記筒体は一端面を光軸に直交する方向に対して傾斜す
る傾斜面とし、単独で回転することにより、前記付勢部
材の付勢力に抗して前記受光素子を前記結像レンズに対
し接離する方向に移動させることを特徴とする画像読取
装置。 - 【請求項5】原稿から反射される光を結像レンズを介し
て受光素子に結像して前記原稿に対応する像を読み取る
光学系と、 この光学系による画像読み取り情報に基づいて像を形成
する像形成手段と、 前記受光素子を支持する支持部材と、 前記結像レンズに一体化されてその外周部を保護し、一
端面を前記結像レンズから突出させる筒体と、 前記支持部材を付勢し、該支持部材を前記筒体の一端面
に当接させる付勢部材と、 を具備し、 前記筒体は一端面を光軸に直交する方向に対して傾斜す
る傾斜面とし、回転することにより、前記付勢部材の付
勢力に抗して前記受光素子を前記結像レンズに対し接離
する方向に移動させることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項6】原稿から反射される光を結像レンズを介し
て受光素子に結像して前記原稿に対応する像を読み取る
光学系と、 この光学系による画像読み取り情報に基づいて像を形成
する像形成手段と、 前記受光素子を支持する支持部材と、 前記結像レンズに回転自在に嵌合され、一端面を前記結
像レンズから突出させる筒体と、 前記支持部材を付勢し、該支持部材を前記筒体の一端面
に当接させる付勢部材と、 を具備し、 前記筒体は一端面を光軸に直交する方向に対して傾斜す
る傾斜面とし、単独で回転することにより、前記付勢部
材の付勢力に抗して前記受光素子を前記結像レンズに対
し接離する方向に移動させることを特徴とする画像形成
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8213829A JPH1065885A (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | 画像読取装置および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8213829A JPH1065885A (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | 画像読取装置および画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1065885A true JPH1065885A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16645725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8213829A Pending JPH1065885A (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | 画像読取装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1065885A (ja) |
-
1996
- 1996-08-13 JP JP8213829A patent/JPH1065885A/ja active Pending
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