JPH1065878A - デジタル画像形成装置 - Google Patents

デジタル画像形成装置

Info

Publication number
JPH1065878A
JPH1065878A JP8238647A JP23864796A JPH1065878A JP H1065878 A JPH1065878 A JP H1065878A JP 8238647 A JP8238647 A JP 8238647A JP 23864796 A JP23864796 A JP 23864796A JP H1065878 A JPH1065878 A JP H1065878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image information
inclination angle
recording medium
recording paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8238647A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Kusumoto
啓二 楠本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP8238647A priority Critical patent/JPH1065878A/ja
Publication of JPH1065878A publication Critical patent/JPH1065878A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙が傾斜して搬送されても、記録紙に対
する画像の傾きを補正して品質の良い記録物を形成でき
る画像記録装置を提供する。 【解決手段】 原稿台19上に搬送された原稿を走査し
て得られた画像信号を画像メモリに格納する。一方、記
録紙の搬送方向に直交する方向に間隔を隔てて配置され
た2個のセンサからなる記録紙傾斜角検出部100で、
記録紙の基準方向に対する傾斜角を検出する。画像メモ
リに格納されている画像情報を、回転制御ユニツト30
において、検出された記録紙傾斜角に基づいて電気的に
回転処理して記録紙の傾斜角に合わせて補正出力し、記
録紙に対して画像を正しい位置に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル画像形
成装置に関し、特に記録媒体に対する画像の傾きを補正
して記録できるデジタル画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置では、多数
枚の原稿を効率よく処理するため、自動原稿搬送装置を
原稿台上に設置して原稿シ−トを原稿台上に自動的に給
送し、また、読み取りの終了した原稿シ−トを回収する
ことが行われている。この場合、原稿シ−トが傾いて原
稿台上に搬送されると、記録紙上に形成された画像も傾
いて見苦しいため、原稿シ−トの先端を原稿スケ−ルに
突き当てて原稿シ−トの傾きを修正するなどの手段が講
ぜられている。
【0003】デジタル画像形成装置では、原稿シ−トか
ら画像を読取り、一旦画像メモリに格納した上で画像形
成装置に出力するように構成されているから、画像メモ
リに格納された画像デ−タから画像領域を決定するとと
もにその画像領域の画像形成装置の基準方向に対する傾
きを検出し、画像の傾きを補正して出力するもの(特開
平4−329755号公報参照)や、画像デ−タが装置
の基準方向に対して傾いている場合に、画像の傾きを補
正するか否かを自動的に判断するもの(特開平4−27
1337号公報参照)などが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した画像メモ
リに格納された画像デ−タを補正して画像の傾きを補正
する手段は、原稿シ−トから読み取つた画像デ−タに基
づいて決定した画像領域が画像形成装置で形成される画
像の基準方向に対して傾いている場合に画像の傾きを補
正するものであるから、画像の傾きを補正したとして
も、この画像を記録する記録媒体が画像形成装置の画像
基準方向に対して傾いて給送される場合には、記録媒体
に対しては依然として画像が傾いて形成されてしまう結
果となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するもので、給送される記録媒体が画像形成装置の画
像基準方向に対して傾いていても、この傾きを検出して
記録媒体に対する画像の傾きを補正しようとするもので
ある。
【0006】請求項1の発明は、原稿画像を走査して画
像信号を発生させる画像信号発生手段と、前記画像信号
に基づく画像情報を格納する画像情報記憶手段と、前記
画像情報記憶手段に格納された画像情報に基づいて記録
媒体上に画像を形成する画像形成手段と、制御手段とを
備えたデジタル画像形成装置において、搬送される記録
媒体の基準方向に対する傾斜角を検出する記録媒体傾斜
角検出手段と、画像情報記憶手段に格納されている画像
情報の基準方向に対する傾斜角を補正する画像情報補正
手段とを備え、前記制御手段は、前記記録媒体傾斜角検
出手段が記録媒体の傾斜角を検出したときは、画像情報
補正手段を作動させて検出された記録媒体の傾斜角に基
づいて画像情報記憶手段に格納されている画像情報を補
正して画像形成手段に出力するよう制御することを特徴
とする。
【0007】請求項2の発明は、原稿画像を走査して画
像信号を発生させる画像信号発生手段と、前記画像信号
に基づく画像情報を格納する画像情報記憶手段と、前記
画像情報記憶手段に格納された画像情報に基づいて記録
媒体上に画像を形成する画像形成手段と、制御手段とを
備えたデジタル画像形成装置において、画像情報記憶手
段に格納される画像情報の基準方向に対する傾斜角を検
出する画像情報傾斜角検出手段と、搬送される記録媒体
の基準方向に対する傾斜角を検出する記録媒体傾斜角検
出手段と、前記検出された画像情報の基準方向に対する
傾斜角及び記録媒体の基準方向に対する傾斜角に基づい
て記録すべき画像情報を補正する画像情報補正手段とを
備え、前記制御手段は画像情報の傾斜角及び記録媒体の
傾斜角が検出されたときは画像情報補正手段を作動させ
て検出された画像情報の傾斜角及び記録媒体の傾斜角に
基づいて画像情報記憶手段に格納されている画像情報を
補正して画像形成手段に出力するよう制御することを特
徴とする。
【0008】そして、前記記録媒体傾斜角検出手段は、
記録媒体の搬送経路上に所定間隔を隔てて配置された記
録媒体の通過を検出する2個の検出手段から出力される
検出信号の時間差に基づいて記録媒体の傾斜角を検出す
るようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】給送される記録紙の基準方向に対
する傾斜角を検出する記録紙傾斜角検出部100は、タ
イミングロ−ラ84と感光体ドラム71の間に、記録紙
搬送方向に対して直交する方向に所定間隔を隔てて配置
された2個のセンサ100a、100bから構成され
る。
【0010】画像形成装置を動作させるときは、まず1
枚の記録紙を給紙し、記録紙傾斜角検出部100により
基準方向に対する傾斜角を検出する。次に、画像メモリ
(画像情報記憶手段)に格納されている画像情報を検出
された傾斜角に応じて回転補正し、感光体ドラム71上
に画像を形成する。1枚の記録紙は傾斜角の検出に使用
されるが、2枚目以降に給紙される記録紙上に形成され
る画像の傾きは補正される。
【0011】このほか、記録紙傾斜角の検出を感光体ド
ラム上への画像形成開始前に行い、検出された傾斜角に
応じて画像メモリ(画像情報記憶手段)に格納されてい
る画像情報を回転補正した上で感光体ドラム上に画像を
形成するようにしてもよく、この場合は最初に給紙され
る記録紙から、記録紙上に形成される画像の傾きを補正
することができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の第1実施例を図面を参照し
つつ説明する。
【0013】[複写機の構成の概要]図1はこの発明を
適用したデジタル複写機の構成の概略を示す断面図であ
る。複写機1は、大きく画像読取部IRとプリンタ部
P、複写機本体に設けられた操作パネルOP、及び自動
原稿搬送装置500から構成される。
【0014】画像読取部IRは、原稿台上に置かれた原
稿の画像を読取り、原稿の各画素に対応した画像デ−タ
を作成するもので、原稿の画像を読取り画像信号に変換
する走査系10、走査系10から出力される画像信号を
処理する画像処理ユニツト20、画像処理ユニツト20
から出力される画像デ−タを回転処理してプリンタに出
力する回転制御ユニツト30から構成される。
【0015】プリンタ部Pは、画像デ−タに基づいて記
録紙上に画像を形成するもので、画像読取部IRの回転
制御ユニツト30から出力される画像デ−タに基づいて
レ−ザ発振器61を駆動する印字処理ユニツト40、レ
−ザ発振器61から放射されるレ−ザ光を感光体ドラム
71に結像させるレ−ザ光学系60、感光体ドラム71
上に形成された画像潜像を現像し、記録紙に転写、定着
処理する作像系70から構成される。
【0016】自動原稿搬送装置500は、複写機1の原
稿台19上に設置され、原稿シ−トの原稿台上への給送
と回収及び必要に応じて原稿シ−トの表裏の反転を行う
ものである。
【0017】画像読取部IRの構成と動作の概略を説明
する。走査系10は、露光ランプ12と第1ミラ−13
aからなる第1スキヤナ11、第2ミラ−13b、第3
ミラ−13cからなる第2スキヤナ14を備え、図示し
ないモ−タにより矢印a方向(副走査方向)に移動して
原稿を副走査する。17はラインセンサで、主走査方向
(紙面に垂直方向)に配列された多数のCCDから構成
され、主走査方向の画像を読み取る。即ち、第1及び第
2スキヤナ11、14及び投影レンズ15を経て投影さ
れた原稿画像はラインセンサ17上に結像され、ライン
センサ17からは原稿画像の各画素に対応した画像信号
が出力される。なお、センサSE3は第1スキヤナ11
がホ−ムポジションにあることを検出するセンサであ
る。
【0018】ラインセンサ17から出力された画像信号
は、画像処理ユニツト20において画像濃度の調整その
他の必要な補正処理がされた後、回転制御ユニツト30
において一旦画像メモリに記憶され、回転処理された上
でプリント部Pへ出力される。回転処理の必要がないと
きはそのままプリント部Pへ出力される。
【0019】プリンタ部Pの構成と動作の概略を説明す
る。印字処理ユニツト40は回転制御ユニツト30から
出力された画像デ−タに基づいてレ−ザ発振器61から
放射されるレ−ザ光を変調する。画像デ−タに基づいて
変調されたレ−ザ光は、ポリゴンミラ−62、f/θレ
ンズ63、ミラ−64a、64bを経て感光体ドラム7
1上に投影され、画像潜像を形成する。
【0020】感光体ドラム71の周囲には帯電チヤ−ジ
ヤ72、現像器73、転写チヤ−ジヤ74、分離チヤ−
ジヤ75、クリ−ナ76、イレ−サランプ77などが配
置されており、周知の電子写真方式の処理により感光体
ドラム71上の画像潜像はトナ−により現像される。
【0021】給紙カセツト81a、81bに収納されて
いる記録紙CPは回転駆動される給紙ロ−ラ82a、8
2bにより給紙され、図示しない搬送ロ−ラにより搬送
されてその先端がタイミングロ−ラ84のニツプ部に当
接した待機位置で一旦停止する。なお、SE1、SE2
は給紙カセツト81a、81bに収納されている記録紙
CPのサイズを検出するセンサである。
【0022】感光体ドラム71上に形成されたトナ−像
は、転写位置に移動するが、このタイミングに合わせて
タイミングロ−ラ84が回転を開始し、待機位置で待機
していた記録紙CPは転写チヤ−ジヤ74のある転写位
置へ搬送される。転写位置では転写チヤ−ジヤ74の作
用により感光体ドラム71上に形成されたトナ−像が記
録紙CPに転写される。
【0023】記録紙CPは分離チヤ−ジヤ75の作用に
より感光体ドラム71から離れ、搬送ベルト85により
搬送される。トナ−像は定着ロ−ラ86において加熱加
圧され、記録紙CP上に定着処理される。なお、感光体
ドラム、給紙ロ−ラ、搬送ベルト、定着ロ−ラなどは図
示しないモ−タにより駆動される。
【0024】ここで、図1を参照して記録紙傾斜角検出
部100について説明する。タイミングロ−ラ84の記
録紙搬送方向下流側で感光体ドラム71との間に、記録
紙CPの搬送方向に対する傾斜角を検出する記録紙傾斜
角検出部100が配置されている。このほか、感光体ド
ラム71と定着ロ−ラ86の間に設けられた搬送ベルト
85付近に記録紙傾斜角検出部100を配置してもよ
い。図1では、記録紙傾斜角検出部100は、タイミン
グロ−ラ84の記録紙搬送方向下流側と、搬送ベルト8
5付近との両方に配置されているように示されている
が、これは配置する位置を説明するためであり、実際は
いずれか一方に配置する。
【0025】図2は、タイミングロ−ラ84の下流側に
配置された記録紙傾斜角検出部100の構成を説明する
平面図であり、タイミングロ−ラ84の搬送方向下流側
に、記録紙搬送方向に対して直交する方向に所定間隔2
dを隔てて2個のセンサ100a、100bが配置され
ている。センサ100a、100bは例えば発光部と受
光部を備えた公知の反射型センサを利用することができ
る。
【0026】搬送されてきた記録紙がセンサ100a、
100bの上に来ると、発光部から投射された光が記録
紙で反射し、受光部に入射するので記録紙の存在が検出
される。タイミングロ−ラ84の駆動クラツチ84aの
作動タイミングを起点として2つのセンサ100a、1
00bが同時に記録紙の先端を検出したときは、記録紙
は搬送方向に対して傾いていないと判定できる。また、
2つのセンサ100a、100bの一方が先に記録紙先
端を検出し、他方が時間tだけ遅れて検出したときは、
2つの検出センサ100a、100bの間隔と搬送速
度、及び検出時期の時間遅れtに基づいて記録紙の搬送
方向に対する傾斜角を演算により求めることができる。
【0027】記録紙傾斜角の検出については、後で図1
8乃至図21を参照して詳しく説明する。
【0028】図3は、搬送ベルト85付近に配置された
記録紙傾斜角検出部100の構成を説明する平面図であ
る。搬送ベルト駆動ロ−ラ85aには3本の搬送ベルト
85が間隔を隔てて捲回装着されており、隣接する2本
の搬送ベルト85の間に、記録紙搬送方向に対して直交
する方向に所定間隔2dを隔てて2個のセンサ100
c、100dが配置され、記録紙傾斜角検出部100を
構成している。センサ100c、100dの構成や検出
動作は、搬送ベルト駆動ロ−ラ85aの駆動タイミング
を起点とする点以外は、先に説明した構成や検出動作と
同様であるから説明を省略する。
【0029】なお、記録紙傾斜角検出部100が検出し
た記録紙傾斜角に関する情報は、記録紙上に形成される
画像の傾きを補正するために使用される。即ち、先に検
出部100を通過した記録紙傾斜角に関する情報が、次
に感光体ドラム71上に形成される画像を記録紙の傾き
に合わせて補正するために使用されるのであり、記録紙
の傾きに基づく画像の補正を行うときは、最初に給紙さ
れる記録紙は記録紙傾斜角の検出にのみ使用され、画像
形成に使用しないように制御される。
【0030】[自動原稿搬送装置の構成]図1に戻り、
自動原稿搬送装置500の構成と動作の概略を説明す
る。自動原稿搬送装置500は原稿給紙トレイ510、
原稿搬送ベルト506、反転ロ−ラ507、原稿排紙部
511、原稿台19上の搬送方向先端側(図1では左端
側)に配置された原稿スケ−ル512a及び原稿台19
上の搬送方向後端側(図1では右端側)に配置された原
稿スケ−ル512bなどから構成される。
【0031】原稿シ−トの搬送は、後述する操作パネル
OPから入力される片面原稿か両面原稿かを指定する原
稿モ−ドにより搬送の仕方が異なる。
【0032】以下、原稿シ−トの搬送について説明す
る。いずれの原稿モ−ドが選択された場合も、1枚又は
複数枚の原稿シ−トを読み取るべき画像面を上にして原
稿給紙トレイ510の上に置き、トレイ510の横幅規
制板513を原稿シ−トの幅に合わせる。センサSE5
4により原稿シ−トがトレイ上にあることが検出され
る。給紙動作が開始されると、最下部の原稿シ−トから
給紙ロ−ラ501により給紙され、捌きロ−ラ502と
捌きパツド503により捌かれ、1枚づつ給紙される。
原稿シ−トは、中間ロ−ラ504を通りレジストセンサ
SE51及び幅サイズセンサSE53により原稿シ−ト
のサイズが検出された後、レジストロ−ラ505により
斜め搬送が修正され、一旦停止する。この後、原稿シ−
トはレジストロ−ラ505と原稿搬送ベルト506によ
り原稿台19上を搬送される。
【0033】原稿シ−トが原稿台19上の読取位置に設
定されると、走査系10による原稿の読み取り走査が開
始される。読み取りが終了すると、原稿シ−トは原稿搬
送ベルト506により図1で左方向に搬送される。原稿
モ−ドとして片面原稿が選択されている場合は切換爪5
08が排紙側へ切換えられているので、原稿シ−トは反
転ロ−ラ507の上を通過して原稿排紙部511に排紙
される。
【0034】原稿モ−ドとして両面原稿が選択されてい
る場合は、原稿シ−ト第1面の読取りが終了すると、原
稿搬送ベルト506により図1で左方向に搬送される。
この場合、切換爪508が反転側へ切換えられているの
で、原稿シ−トは反転ロ−ラ507により搬送方向が反
転され、原稿台19上に搬送され、先と同様に読取り位
置に設定される。原稿シ−ト第2面の読取りが終了する
と、切換爪508が排紙側へ切換えられるので、原稿シ
−トは反転ロ−ラ507の上を通過して原稿排紙部51
1に排紙される。
【0035】[操作パネルの構成]図4は操作パネルO
Pの正面図である。操作パネルOPには、液晶タツチパ
ネル91、原稿のペ−ジ番号順や複写枚数などの置数、
複写倍率などを入力するテンキ−92、置数などを標準
値に戻すクリヤキ−93、パネルリセツトキ−94、ス
トツプキ−95、スタ−トキ−96などが設けられてい
る。
【0036】さらに操作パネルOPには、コピ−モ−ド
としてコピ−片面モ−ド、片面2in1モ−ド、片面4in
1モ−ドのいずれかを選択するコピ−モ−ド設定キ−9
7、選択設定されたコピ−モ−ドを表示するコピ−モ−
ド表示部97a、97b、97c、原稿モ−ドとして原
稿片面モ−ド、原稿両面モ−ドのいずれかを選択する原
稿モ−ド設定キ−98、選択設定された原稿モ−ドを表
示する原稿モ−ド表示部98a、98bが設けられてい
る。
【0037】液晶タツチパネル91は、露光レベル、複
写倍率、記録紙サイズなど複写機の動作状態、ジヤムの
発生、サ−ビスマンコ−ルの発生、記録紙切れ(エンプ
テイ)の発生など複写機の異常状態、その他の情報の表
示するほか、記録濃度、複写倍率、記録紙の自動選択モ
−ドの指定を入力することができる。
【0038】このほか、液晶タツチパネル91には、原
稿が一定角度以上傾いたために原稿搬送装置が停止した
場合、その他装置の状態を複写機使用者に知らせるメツ
セ−ジを表示する機能を備えている。
【0039】[制御系の構成]図5は、制御系の全体構
成を説明するブロツク図である。制御系はCPU101
Pを備えた主制御部101と、これに信号線により接続
されたCPU102Pを備えた画像読取制御部102、
CPU103Pを備えた回転制御ユニツト制御部10
3、CPU104Pを備えたプリンタ制御部104、C
PU105Pを備えた原稿搬送部105、及び操作パネ
ルOPから構成される。
【0040】図6は、画像読取制御部102から回転制
御ユニツト制御部103に出力される信号の種類、及び
回転制御ユニツト制御部103とプリンタ制御部104
の間で交換される信号の種類を示すものである。画像読
取制御部102から回転制御ユニツト制御部103に
は、ペ−ジ有効領域信号VD−IR、ライン有効領域信
号HD−IR、同期信号SYNCK−IR、及び有効画
像デ−タ(1画素8ビツト)VIEDO(0 〜7)−IR
が出力され、回転制御ユニツト制御部103とプリンタ
制御部104の間はペ−ジデ−タ転送開始要求信号ID
REQ、ペ−ジデ−タVD−PR、1ライン開始基準信
号LSYNC、ラインデ−タHD−PR、同期信号SY
NCK−PR、及び有効画像デ−タ(1画素8ビツト)
VIEDO(0 〜7)−PRが交換される。
【0041】また、図7は画像読取制御部102から回
転制御ユニツト制御部103に出力される信号VD−I
R、HD−IR、SYNCK−IR、及びVIEDO
(0 〜7)−IRのタイミングを示すタイミングチヤ−ト
で、ペ−ジ有効領域信号VD−IR、ライン有効領域信
号HD−IRがアクテイブである“L”の間、同期信号
SYNCK−IRに同期して有効画像デ−タVIEDO
(0 〜7)−IRが転送される。
【0042】図8は回転制御ユニツト制御部103とプ
リンタ制御部104の間の信号IDREQ、VD−P
R、LSYNC、HD−PR、SYNCK−PR、及び
VIEDO(0 〜7)−PRのタイミングを示すタイミン
グチヤ−トで、これ等のペ−ジデ−タ転送開始要求信号
IDREQ、1ライン開始基準信号LSYNCに同期し
て、回転制御ユニツト制御部103から画像信号が転送
される。ペ−ジデ−タVD−PR、ラインデ−タHD−
PRが共にアクテイブである“L”の間、同期信号SY
NCK−PRに同期して有効画像デ−タVIEDO(0
〜7)−PRが転送される。
【0043】図9は回転制御ユニツト制御部103の構
成の詳細を示すブロツク図で、画像読取制御部102か
ら転送された画像デ−タは、入力ペ−ジメモリ103a
へ一時記憶されると共に、原稿エツジ検出部111に入
力される。原稿エツジ検出部111に入力された画像デ
−タは座標デ−タ発生部112において処理されて原稿
エツジの座標値が決定され、スタツクメモリ113に格
納される。
【0044】入力ペ−ジメモリ103aに一時記憶され
た画像デ−タは2次元座標で管理される。回転処理部1
03bは、入力ペ−ジメモリ103aに一時記憶された
画像デ−タを、スタツクメモリ113に格納された原稿
エツジの座標デ−タに基づいて所定の回転処理を実行
し、出力ペ−ジメモリ103cに一時記憶させる。
【0045】画像デ−タの入出力、コマンドの設定、処
理などは主制御部101のCPUで実行される。主制御
部101のCPUには記録紙傾き検出センサ100a、
100b(100c、100d)の検出信号が入力さ
れ、またタイミングロ−ラ84を駆動制御するクラツチ
84a(或いは搬送ロ−ラ85aを駆動制御するクラツ
チ85b)を制御する為の信号が出力される。
【0046】図10は、原稿エツジ検出部111の回路
構成を示すブロツク図で、画像読取制御部102から転
送された画像デ−タVIEDO(0 〜7)−IRと、参照
デ−タRef(原稿の地肌の濃度及び原稿搬送ベルト若
しくは原稿台に何も無い状態での検出濃度)とがコンパ
レ−タ111aで比較され、2値デ−タに変換される。
画像デ−タを参照デ−タと比較することにより確実に原
稿の有無を判断することができる。
【0047】変換された2値デ−タは、シフトレジスタ
111bにおいて8ビツトの画素単位でノイズの除去が
され、最終的に原稿の無→有エツジ(+EDGE)及び
有→無エツジ(−EDGE)を検出し、1ショツトパル
スの検出信号が出力される。これらの動作は、同期信号
SYNCK−IRとライン有効領域信号HD−IRによ
つて動作タイミングが制御される。
【0048】図11は、座標デ−タ発生部112の回路
構成を示すブロツク図で、X軸カウンタ112aにライ
ン有効領域信号HD−IR(CLK、クロツク)とペ−
ジ有効領域信号VD−IR(CLEAR、クリヤ)とを
入力し、副走査方向のX軸座標信号を発生させる。
【0049】また、Y軸カウンタ112bに同期信号S
YNCK−IR(CLK、クロツク)とライン有効領域
信号HD−IR(CLEAR、クリヤ)を入力し、主走
査方向のY軸座標信号を発生させる。
【0050】+EDGE信号により主走査方向のY軸座
標信号をラツチ112cに一旦ラツチした後、加算器1
12dで16を減算する。
【0051】アドレスカウンタ112eに−EDGE信
号(CLK、クロツク)とペ−ジ有効領域信号VD−I
R(CLEAR、クリヤ)を入力してアドレス信号を発
生させ、−EDGE信号を書き込み指令信号として、上
記アドレス信号で指定されたアドレスに、副走査方向の
X軸座標信号及び加算器112dから出力されたY軸座
標信号をスタツクメモリ113に格納する。
【0052】アドレスは−EDGE信号により順次更新
され、ペ−ジ有効領域信号VD−IRによりクリヤされ
る。
【0053】図12は、回転処理部103bの詳細を示
すブロツク図で、画像の回転処理はアフイン変換処理部
103sにより実行される。アフイン変換処理とは座標
間の幾何学的変換手法で、x−y座標系のデ−タ(画像
デ−タ)をu−v座標系に変換し、平行移動、拡大、縮
小、回転などの変換処理を行うものであつて、一般的に
は以下の式(1)により表されるものである。
【0054】
【数1】 この実施例では、画像の平行移動及び回転処理を行うも
のであるから、まず、入力ペ−ジメモリ103a内の画
像処理対象領域の4隅の4点座標をx−y座標系により
設定し、また画像の回転処理をするときの回転座標の原
点の座標をx−y座標系により指定し、回転角度θを指
定して回転処理する。次に、編集処理して、回転処理さ
れた画像の回転座標の原点をu−v座標系で割り付け
る。図13の(a)は上記画像処理対象領域のx−y座
標系での設定、同(b)は上記回転処理、同(c)は上
記編集処理を説明する図である。
【0055】この処理は、以下の式(2)で表わすこと
ができる。
【0056】
【数2】 u−v座標系で回転処理された画像の原点(回転座標の
原点)は座標値(U0、V0 )で、また、画像回転及び
編集処理された新たな画像の最大値(原点から一番離れ
た点)は座標値(Umax 、Vmax )で表すことができ
る。
【0057】アフイン変換処理された座標(U、V)は
整数とはならないのが普通であるため、編集処理された
新たな画像の濃度は補間処理部103t(図12参照)
において原画像の濃度デ−タf(Xn、Yn)を用いて
補間処理する。手法としては、最近傍法、線形補間法、
3次元スプライン補間法などが提案されているが、ここ
では詳細な説明を省く。
【0058】補間された画像デ−タは濃度デ−タf
(U、V)と共に出力ペ−ジメモリ103cへ2次元の
u−v座標に従つて格納され、プリントタイミングに応
じてライン単位で出力される。
【0059】図14は、出力ペ−ジメモリ103cにお
けるペ−パサイズの設定、画像信号の出力の許容などの
入出力信号を示す。また、図15はペ−パサイズの設定
を示すもので、ペ−パサイズ座標(U0 、V0 )(Up
、Vp )を対角線とする矩形領域が画像デ−タ出力領
域として指定される。なお、ここではU、V座標でV軸
方向が主走査方向、U軸方向が副走査方向である。
【0060】[制御系の動作]制御系の動作について説
明する。自動原稿搬送装置で原稿シ−トOR(白地部
分)が原稿台上に給紙された状態を図16に示す。原稿
シ−トORは、図16に示すように、原稿スケ−ル51
2aから少し離れた位置に設定される。
【0061】図17はスキヤナによる原稿の走査を説明
する図で、スキヤナはX方向(副走査方向)に移動しな
がら原稿シ−トORをY方向(主走査方向)に走査す
る。画像信号はライン単位で出力され、入力ペ−ジメモ
リ103aに格納される。
【0062】同時に原稿エツジの検出をする。即ち、図
17に示すように各走査ラインにおいて原稿シ−トOR
を検出した白点部aが+EDGEとして検出され、各走
査ラインにおいて原稿シ−トORからの離脱を検出した
黒点部bが−EDGEとして検出され、走査ライン番号
(Xn)、走査ライン始点から白点部aまでの距離に相
当する+EDGEのカウント値(YWm)、走査ライン
始点から黒点部bまでの距離に相当する−EDGEのカ
ウント値(YBm)が、1組の原稿エツジ検出信号とし
てスタツクメモリ113に格納される。
【0063】回転制御ユニツト制御部103は、先に説
明したように、スタツクメモリ113に格納された各走
査ライン毎の原稿エツジ検出信号に基づいて、原稿領域
の4隅の4点の座標をx−y座標で決定し、画像回転、
編集処理を行う。
【0064】[記録紙の傾き検出]図18乃至図21を
参照して記録紙傾斜角検出部100による記録紙の傾斜
角の検出について説明する。なお、ここではタイミング
ロ−ラ84の下流側に配置された記録紙傾斜角検出セン
サ100a、100bによる傾斜角の検出について説明
するが、搬送ベルト85付近に配置された記録紙傾き検
出センサ100c、100dによる傾き検出も全く同様
である。
【0065】図18は、記録紙傾斜角検出センサ100
a、100bによる記録紙CPの傾き検出を説明する図
で、記録紙CPが搬送機構の搬送方向(基準方向)に対
して反時計方向に角度θp だけ傾斜している場合を示し
ている。なお、ここでは記録紙CPは複写機搬送路の中
央を搬送される中央通紙の例で説明する。また、図19
は図18に示す場合の記録紙の傾き検出のタイミングを
説明するタイミングチヤ−トである。
【0066】センサ100a、100bは、搬送機構の
搬送方向の中心線に対して直交する方向にそれぞれ間隔
dだけ隔てられて配置されており、記録紙CPの搬送速
度はs (mm/sec)であるとする。
【0067】図19のタイミングチヤ−トに示すよう
に、タイミングロ−ラ84を駆動するクラツチ84aが
オンとなつてからtb 時間後にセンサ100bから記録
紙検出信号が出力され、ta 時間後にセンサ100aか
ら記録紙検出信号が出力されたものとすると(但しta
>tb )、記録紙CPの傾き角度θp は、以下の式で表
すことができる。
【0068】 θp =tan-1{s×(ta −tb )/2d} この演算は主制御部101のCPU101で実行され
る。記録すべき画像が搬送機構の搬送方向(基準方向)
に対して傾斜していないものとすれば、記録すべき画像
を角度θp だけ反時計方向に回転処理し、記録紙CPの
傾斜角に画像の傾斜角を一致させることで、記録紙CP
に対して傾きのない画像を記録できる。
【0069】また、図20は、記録紙CPが搬送機構の
搬送方向(基準方向)に対して時計方向に角度θp だけ
傾斜している場合を示しており、図21は記録紙の傾き
検出のタイミングを説明するタイミングチヤ−トであ
る。
【0070】図21のタイミングチヤ−トに示すよう
に、タイミングロ−ラ84を駆動するクラツチ84aが
オンとなつてからta 時間後にセンサ100aから記録
紙検出信号が出力され、tb 時間後にセンサ100bか
ら記録紙検出信号が出力されたものとすると(但しta
<tb )、記録紙CPの傾き角度θp は、以下の式で表
すことができる。
【0071】 θp =−tan-1{s×(tb −ta )/2d} この演算は主制御部101のCPU101で実行され
る。記録すべき画像が搬送機構の搬送方向(基準方向)
に対して傾斜していないものとすれば、記録すべき画像
を角度θp だけ時計方向に回転処理し、記録紙CPの傾
斜角に画像の傾斜角を一致させることで、記録紙CPに
対して傾きのない画像を記録できる。
【0072】[原稿シ−トの向きと原稿サイズ]ここ
で、この明細書において略号で示した原稿シ−トの向き
と原稿サイズについて説明する。図22は自動原稿搬送
装置の原稿トレイ510の平面図であつて、原稿シ−ト
の搬送方向は図22において矢印aで示す方向、513
は横幅規制板である。
【0073】原稿シ−トの長辺が搬送方向に平行な場合
には「縦置き」と呼び、原稿サイズを示す記号にTを付
加して表示し、原稿シ−トの短辺が搬送方向に平行な場
合には「横置き」と呼び、原稿サイズを示す記号にYを
付加して表示する。例えば「A4Y」とはA4サイズで
横置き(原稿シ−トの短辺が搬送方向に平行)であるこ
とを意味し、「A4T」とはA4サイズで縦置き(原稿
シ−トの長辺が搬送方向に平行)であることを意味す
る。
【0074】図23は原稿シ−トの幅の寸法を検出する
幅サイズセンサSE53のON/OFFの状態と、原稿
シ−トの長さ(レジストセンサSE51のオン状態の経
過時間から検出される)と原稿サイズの関係を示す表
で、原稿サイズは上記略号で示されている。上記した原
稿サイズの表は図示されていないメモリに格納されてお
り、以下説明する画像デ−タ処理において必要に応じて
参照される。
【0075】[制御系における情報処理]図24は、制
御系における情報処理の概略を説明するフロ−チヤ−ト
である。まず、制御システムの初期化を行い、操作パネ
ルからの各種入力の処理、自動原稿搬送装置による原稿
シ−トの搬送処理を行う(ステツプ#11、#12、#
13)。原稿を走査して画像デ−タ入力処理を入力終了
まで繰り返し、画像デ−タの入力が終了したときは、原
稿シ−トを原稿台から除く排紙処理を行う(ステツプ#
14、#15、#16)。画像領域アドレスを発生させ
(ステツプ#17)、画像の編集処理を行い(ステツプ
#18)、画像デ−タを出力して(ステツプ#19)、
ステツプ#12に戻る。
【0076】図25は、図24のフロ−チヤ−トのステ
ツプ#13として示した原稿搬送処理の詳細を示すフロ
−チヤ−トである。まず、原稿搬送要求の有無を判定し
(ステツプ#51)、要求があれば原稿シ−トをレジス
トロ−ラまで給紙し(ステツプ#52)、原稿シ−ト後
端が原稿スケ−ル512bを通過するまで搬送処理を行
う(ステツプ#53)。原稿幅を検出する幅サイズセン
サSE53とレジストセンサSE51の出力により原稿
サイズを検出し(ステツプ#54)、主ル−チンに戻
る。
【0077】図26は、図25のフロ−チヤ−トのステ
ツプ#54として示した原稿サイズ検出処理の詳細を示
すフロ−チヤ−トである。まず、原稿幅を検出する幅サ
イズセンサSE53のオンを判定し(ステツプ#10
0)、オンであればレジストセンサSE51のオン状態
の経過時間から原稿シ−トの長さを判定し(ステツプ#
101)、前記した図23に示す原稿サイズ表を参照し
て原稿サイズを決定し(ステツプ#102、#10
3)、主ル−チンに戻る。
【0078】幅サイズセンサSE53がオフであれば、
レジストセンサSE51のオン状態の経過時間から原稿
シ−トの長さを判定し(ステツプ#104)、図23に
示す原稿サイズ表を参照して原稿サイズを決定し(ステ
ツプ#105〜#110)、主ル−チンに戻る。
【0079】図27は、図24のフロ−チヤ−トでステ
ツプ#17として示した原稿の画像領域を定義する領域
アドレス発生処理の詳細を示すフロ−チヤ−トである。
スタツクメモリ113に格納されている原稿エツジ検出
信号を読出し、走査ライン番号(Xn)と+EDGEの
−カウント値(YWm)、及び走査ライン番号(Xn)
と−EDGEのカウント値(YBm)に分解する(ステ
ツプ#151)。
【0080】次にX軸方向の最小値Xmin を示す座標値
(Xmin 、Y1 )、X軸方向の最大値Xmax を示す座標
値(Xmax 、Y2 )、及びY軸方向の最小値Ymin を示
す座標値(X1 、Ymin )、Y軸方向の最大値Ymax を
示す座標値(X2 、Ymax )を定義し(ステツプ#15
2〜#155)、主ル−チンに戻る。この処理で決定さ
れた画像領域のアドレスは、(X1 −Xmin )<(Y1
−Ymin )の場合は図31のようになり反時計方向の回
転が必要となる。また、(X1 −Xmin )>(Y1 −Y
min )の場合は図33のようになり時計方向の回転が必
要となる。
【0081】図28及び図29は、図24のフロ−チヤ
−トでステツプ#18として示した画像編集処理の詳細
を示すフロ−チヤ−トである。
【0082】まず、図27で説明した領域アドレス発生
処理で決定された4点の座標値(Xmin 、Y1 )、(X
max 、Y2 )、(X1 、Ymin )、(X2 、Ymax )で
決定される画像領域を変換領域座標として設定する(ス
テツプ#201)。次に、特定の2つの座標間距離を比
較し、画像の傾きの方向を判断し(ステツプ#20
2)、回転座標変換及び回転角度を設定する(ステツプ
#203〜#206)。
【0083】即ち、2つの座標間距離が(X1 −Xmin
)>(Y1 −Ymin )の場合には、回転座標の原点
(x、y)及び画像の回転角度θo を以下のように設定
する(ステツプ#203、#204)。回転方向は時計
方向となる(図34参照)。
【0084】x=(X−Xmin ) y=(Y−Y1 ) θo =−tan-1(X2 −Xmin )/(Ymax −Y1 ) また、ステツプ#202の判定で、2つの座標間距離が
(X1 −Xmin )>(Y1 −Ymin )でない場合(即
ち、X1 −Xmin <Y1 −Ymin )には、回転座標の原
点(x、y)及び画像の回転角度θo を、以下のように
設定する(ステツプ#205、#206)。回転方向は
反時計方向となる(図32参照)。
【0085】x=(X−X1 ) y=(Y−Ymin ) θo =tan-1(X1 −Xmin )/(Y1 −Ymin ) 図31、図33に示した画像領域を、上記した処理で新
たな座標で示せば、それぞれ図32、図34に示した通
りとなる。
【0086】次に、記録紙傾斜角の処理に移る。ステツ
プ#204の処理に続く場合はタイミングロ−ラ駆動ク
ラツチのオンからセンサ−100a、100bが記録紙
先端を検出するまでの時間ta 、tb の大小関係を判定
し(ステツプ#207)、ta ≧tb の場合は記録紙の
傾斜角θp を以下のように設定する(ステツプ#20
8)。
【0087】θp =tan-1s(ta −tb )/2d ステツプ#207の判定で、ta ≧tb でない場合は記
録紙の傾斜角θp を以下のように設定する(ステツプ#
209)。
【0088】θp =−tan-1s(tb −ta )/2d ステツプ#206の処理に続く場合は、タイミングロ−
ラ駆動クラツチのオンから記録紙傾きセンサ−が記録紙
先端を検出するまでの時間ta 、tb の大小関係を判定
し(ステツプ#210)、ta ≧tb の場合は記録紙の
傾斜角θp を以下のように設定する(ステツプ#21
1)。
【0089】θp =tan-1s(ta −tb )/2d ステツプ#210の判定で、ta ≧tb でない場合は記
録紙の傾斜角θp を以下のように設定する(ステツプ#
212)。
【0090】θp =−tan-1s(tb −ta )/2d 次に、プリントすべき画像の回転角度θを、以下のよう
に設定する(ステツプ#213)。
【0091】θ=θo −θp さらに、画像編集の原点座標(U0 、V0 )を回転座標
の原点として設定し(ステツプ#214)、準備終了を
待つて(ステツプ#215)、画像回転処理を実行して
(ステツプ#216)、処理を終了する。
【0092】図30は、図24のフロ−チヤ−トでステ
ツプ#19として示した画像デ−タ出力処理の詳細を示
すフロ−チヤ−トである。ペ−パ−サイズを示す座標
(Up、VP )を設定する(ステツプ#251)。準備
完了を待つて出力イネ−ブル(出力可)の状態を設定し
(ステツプ#252)、主ル−チンに戻る。
【0093】[原稿シ−ト傾斜角の検出]以上説明した
実施例では、自動原稿搬送装置により原稿シ−トを原稿
台の読取り位置に搬送して読取り、読取つた原稿の画像
領域とその傾斜角を検出し、検出した画像領域傾斜角θ
o と記録紙の傾斜角θp に基づいて画像編集、回転処理
を実行している。
【0094】これに代えて、自動原稿搬送装置により原
稿シ−トを原稿台の読取り位置に搬送するとき、原稿シ
−トの傾斜角を検出して前記した画像領域傾斜角θo と
同様に扱うことにより、原稿画像の傾きを補正すること
ができる。以下、原稿シ−トの傾斜角の検出について説
明する。
【0095】図35乃至図38を参照して原稿シ−トの
傾斜角の検出について説明する。これは、先に説明した
記録紙の搬送方向(基準方向)に対する傾斜角の検出と
同じ方法によるもので、原稿シ−ト傾斜角検出部550
は、レジストロ−ラ505と原稿搬送ベルト506の間
に配置される。即ち、レジストロ−ラ505と原稿搬送
ベルト506の間に、原稿シ−トの搬送方向に対して直
交する方向に所定間隔を隔てて2個のセンサ550a、
550bが配置されたものから構成される。センサ55
0a、550bは例えば発光部と受光部を備えた公知の
反射型センサを利用することができる。
【0096】図35はセンサ550a、550bによる
原稿シ−トORの傾き検出を説明する図で、原稿シ−ト
ORが搬送方向(基準方向)に対して反時計方向に角度
θoだけ傾斜している場合を示しており、図36はこの
場合の原稿シ−トの傾斜角検出のタイミングを説明する
タイミングチヤ−トである。
【0097】センサ550a、550bは、原稿シ−ト
搬送機構の搬送方向(通紙方向)に対して直交する方向
にそれぞれ間隔dだけ隔てられて配置されており、原稿
シ−トORの搬送速度はs (mm/sec)であるとする。
【0098】図36のタイミングチヤ−トに示すよう
に、レジストロ−ラ505を駆動するクラツチがオンと
なつてからtb 時間後に検出センサ550bから原稿シ
−ト検出信号が出力され、ta 時間後に検出センサ55
0aから原稿シ−ト検出信号が出力されたものとすると
(但しta >tb )、原稿シ−トORの傾き角度θo
は、以下の式で表すことができる。
【0099】 θo =tan-1{s×(ta −tb )/2d} この演算は原稿搬送部105のCPU105で実行され
る。読み取られた原稿画像を角度θo だけ時計方向に回
転処理することで、読み取られた原稿画像の傾きを補正
することができる。
【0100】また、図37は原稿シ−トORが搬送方向
(通紙方向)に対して時計方向に角度θo だけ傾斜して
いる場合を示しており、図38は原稿シ−トの傾き検出
のタイミングを説明するタイミングチヤ−トである。
【0101】図38のタイミングチヤ−トに示すよう
に、レジストロ−ラ505を駆動するクラツチがオンと
なつてからta 時間後に検出センサ550aから原稿シ
−ト検出信号が出力され、tb 時間後に検出センサ55
0bから原稿シ−ト検出信号が出力されたものとすると
(但しta <tb )、原稿シ−トORの傾き角度θo
は、以下の式で表すことができる。
【0102】 θo =−tan-1{s×(tb −ta )/2d} この演算は原稿搬送部105のCPU105で実行され
る。読み取られた原稿画像を角度θo だけ反時計方向に
回転処理することで、読み取られた原稿画像の傾きを補
正することができる。
【0103】以上説明したとおり、この発明は、記録媒
体の搬送方向(基準方向)に対する傾斜角を検出し、そ
の傾斜角に基づいて記録すべき画像の傾きを補正し、記
録媒体に対して記録画像が傾くことなく記録されるよう
に構成したものである。記録媒体の搬送方向(基準方
向)に対する傾斜角は、画像形成装置の製造時や保守点
検の直後は傾斜角が零になるように調整されるが、長時
間の使用により傾斜角が目立つようになる場合がある。
この発明によれば、たとえ記録媒体が搬送方向に対して
傾斜して搬送されても、記録画像は記録媒体に対して傾
くことなく記録することができる。
【0104】以上説明した第1実施例では、記録媒体の
傾斜角の検出時期は、感光体ドラムへの画像潜像の形成
開始時点よりも後になるので、最初の記録媒体は傾斜角
の検出に使用され、検出された傾斜角情報が以後の画像
形成処理で使用される。しかし、記録媒体の傾斜角を検
出した後に感光体ドラムへの画像潜像の形成が開始され
るような構成の画像形成装置であれば、検出された傾斜
角情報をその後の画像形成に使用して傾きのない画像を
形成することもできる。
【0105】以下、第2実施例として、記録媒体の傾斜
角を検出した後に感光体ドラムへの画像潜像の形成を開
始する構成の画像形成装置を説明する。
【0106】この構成では、感光体ドラムへの画像潜像
の形成の開始前に、記録媒体の傾斜角を検出して画像の
回転処理を行うことが求められるから、第1実施例の図
1に示した画像形成装置において、タイミングロ−ラ8
4、及び記録紙傾斜角検出センサ100a、100bを
給紙カセツト側に移動する。図39はこの移動したタイ
ミングロ−ラ84、及び記録紙傾斜角検出センサ100
a、100b部分を拡大して示した図である。
【0107】この移動により、検出された記録媒体の傾
斜角に基づいて画像の回転処理の終了した画像情報によ
り感光体ドラム上に画像潜像を形成するとともに、形成
された画像潜像が転写位置に来るタイミングで記録紙先
端が転写位置に来るようにタイミングロ−ラ84を作動
させることが可能となる。その他の構成部分は第1実施
例と同じであるから、以下、相違部分のみを説明する。
【0108】図40は、第2実施例の制御系の動作全体
の概略を説明するフロ−チヤ−トである。まず、制御シ
ステムの初期化を行い、操作パネルからの各種入力の処
理、自動原稿搬送装置による原稿シ−トの搬送処理を行
う(ステツプ#301、#302、#303)。原稿を
走査して画像デ−タ入力処理を入力終了まで繰り返し、
画像デ−タの入力が終了したときは、原稿シ−トを原稿
台から除く排紙処理を行う(ステツプ#304、#30
5、#306)。画像領域アドレスを発生させ(ステツ
プ#307)、記録紙の給紙処理を行う(ステツプ#3
08)。次に画像の編集処理を行い(ステツプ#30
9)、画像デ−タを出力して(ステツプ#310)、ス
テツプ#302に戻る。
【0109】なお、以上の処理において、制御システム
の初期化、入力の処理、原稿搬送処理、画像デ−タ入力
処理、原稿排紙処理、領域アドレス発生処理(ステツプ
#301〜ステツプ#307)、及び画像編集処理、画
像デ−タ出力処理(ステツプ#309、ステツプ#31
0)は、図24に示すステツプ#11乃至ステツプ#1
9の処理と同じであるので詳細な説明は省略する。
【0110】図41は、図40のフロ−チヤ−トでステ
ツプ#308として示した、記録紙の給紙処理の詳細を
説明するフロ−チヤ−トである。まず、給紙カセツトか
ら記録紙の給紙動作を開始させ(ステツプ#351)、
タイミングロ−ラ84に到達した記録紙が、タイミング
ロ−ラにより給紙されたか否かをロ−ラのONタイミン
グで判定する(ステツプ#352)。判定の結果、タイ
ミングロ−ラがONした場合は、記録紙傾斜角検出タイ
マをスタ−トさせ(ステツプ#353)、センサ100
aによる記録紙先端の検出を判定する(ステツプ#35
4)。記録紙先端が検出されたときはタイマ値ta をメ
モリにセツトし(ステツプ#355)、検出されない場
合はセンサ100bによる記録紙先端の検出を判定する
(ステツプ#356)。記録紙先端が検出されたときは
タイマ値tb をメモリにセツトし(ステツプ#35
7)、検出されない場合はタイマ値ta 、tb がメモリ
にセツト済みか否かを判定し(ステツプ#358)、タ
イマ値ta 、tb がメモリにセツト済みでない場合はス
テツプ#354に戻り処理を継続する。また、タイマ値
ta 、tb がメモリにセツト済みの場合は、給紙された
記録紙の傾斜角の算出デ−タが得られたので処理を終了
する。
【0111】タイマ値ta 、tb から記録紙の傾斜角θ
p を計算する処理及びそれ以降は、第1実施例で説明し
た処理と変わらないので説明を省略する。
【0112】以上説明した第2実施例では、記録紙の給
紙処理において記録紙の傾斜角θpを計算し、計算され
た傾斜角θp に基づいて画像の編集処理(回転処理を含
む)を行い、画像の編集処理では、一旦画像メモリに格
納された画像情報を読み出して編集処理(回転処理を含
む)し、再度画像メモリに格納した後、プリント部へ出
力するように制御しているから、記録紙が搬送方向に対
して傾斜して給紙されても、記録紙上に傾きのない画像
を形成することができる。
【0113】以上説明した第1、第2の実施例は、この
発明をデジタル複写機に適用した例であるが、この発明
はデジタル複写機ばかりでなく、コンピユ−タのプリン
タなどにも適用できることは言うまでもない。この場合
は、原稿の傾きを検出する必要はない。
【0114】
【発明の効果】以上説明した通り、この発明の請求項1
記載のデジタル画像形成装置は、搬送される記録媒体の
基準方向に対する傾斜角を検出する記録媒体傾斜角検出
手段と、画像情報記憶手段に格納されている画像情報の
基準方向に対する傾斜角を補正する補正手段とを備え、
記録媒体傾斜角検出手段が記録媒体の基準方向に対する
傾斜角を検出したときは、画像情報補正手段を作動させ
て検出された傾斜角に基づいて画像情報記憶手段に格納
されている画像情報の基準方向に対する傾斜角を補正し
て画像形成手段に出力するように制御されるから、搬送
された記録媒体が基準方向に対して傾いていても、記録
媒体の傾きに合わせて記録する画像の傾きを補正するこ
とにより、記録媒体に対して画像を正しい位置に記録す
ることができ、体裁の良い記録物を提供することができ
る。
【0115】また、この発明の請求項2記載のデジタル
画像形成装置は、画像情報記憶手段に格納されている画
像情報の基準方向に対する傾斜角を検出する画像情報傾
斜角検出手段と、搬送される記録媒体の基準方向に対す
る傾斜角を検出する記録媒体傾斜角検出手段と、検出さ
れた画像情報の基準方向に対する傾斜角及び記録媒体の
基準方向に対する傾斜角に基づいて記録すべき画像情報
を補正する補正手段とを備え、画像情報の傾斜角及び記
録媒体の傾斜角が検出されたときは、画像情報補正手段
を作動させて検出された画像情報の傾斜角及び記録媒体
の傾斜角に基づいて画像情報記憶手段に格納されている
画像情報の基準方向に対する傾斜角を補正して画像形成
手段に出力するように制御されるから、原稿画像や搬送
された記録媒体が基準方向に対して傾いていても、両者
の傾きを考慮して記録する画像の傾きを補正することに
より、記録媒体に対して画像を正しい位置に記録するこ
とができ、体裁の良い記録物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用するに適したデジタル複写機の
構成の概略を示す断面図。
【図2】タイミングロ−ラ下流側に配置された記録紙傾
斜角検出部の構成を説明する平面図。
【図3】搬送ベルト付近に配置された記録紙傾斜角検出
部の構成を説明する平面図。
【図4】操作パネルの正面図。
【図5】制御系の全体構成を説明するブロツク図。
【図6】画像読取制御部と回転制御ユニツト制御部の間
の信号の種類、回転制御ユニツト制御部とプリンタ制御
部の間の信号の種類を説明する図。
【図7】画像読取制御部と回転制御ユニツト制御部の間
の信号のタイミングを説明する図。
【図8】回転制御ユニツト制御部とプリンタ制御部の間
の信号のタイミングを説明する図。
【図9】回転制御ユニツト制御部の構成の詳細を示すブ
ロツク図。
【図10】原稿エツジ検出部の回路構成を示すブロツク
図。
【図11】座標デ−タ発生部の回路構成を示すブロツク
図。
【図12】回転処理部の構成の詳細を示すブロツク図。
【図13】画像領域と座標系の関係を説明する図。
【図14】出力ペ−ジメモリにおける入出力信号を説明
する図。
【図15】ペ−パサイズの設定を説明する図。
【図16】原稿台上の原稿シ−トを説明する図。
【図17】原稿シ−トの走査と原稿エツジの検出を説明
する図。
【図18】記録紙傾斜角検出部による記録紙傾斜角の検
出を説明する図(その1)。
【図19】記録紙傾斜角の検出タイミングを説明する図
(その1)。
【図20】記録紙傾斜角検出部による記録紙傾斜角の検
出を説明する図(その2)。
【図21】記録紙傾斜角の検出タイミングを説明する図
(その2)。
【図22】自動原稿搬送装置の原稿トレイと原稿シ−ト
の置き方を説明する図。
【図23】原稿シ−トの幅及び長さと原稿サイズの関係
を示す図。
【図24】制御系の動作全般の概略を説明するフロ−チ
ヤ−ト。
【図25】原稿搬送処理の詳細を説明するフロ−チヤ−
ト。
【図26】原稿サイズ検出処理の詳細を説明するフロ−
チヤ−ト。
【図27】領域アドレス発生処理の詳細を説明するフロ
−チヤ−ト。
【図28】画像編集処理の詳細を説明するフロ−チヤ−
ト(その1)。
【図29】画像編集処理の詳細を説明するフロ−チヤ−
ト(その2)。
【図30】画像デ−タの出力処理を説明するフロ−チヤ
−ト。
【図31】原稿領域のアドレスを説明する図(その
1)。
【図32】新たな座標系による原稿領域のアドレスを説
明する図(その1)。
【図33】原稿領域のアドレスを説明する図(その
2)。
【図34】新たな座標系による原稿領域のアドレスを説
明する図(その2)。
【図35】原稿シ−ト傾斜角検出部による傾斜角の検出
を説明する図(その1)。
【図36】原稿シ−ト傾斜角の検出タイミングを説明す
る図(その1)。
【図37】原稿シ−ト傾斜角検出部による傾斜角の検出
を説明する図(その2)。
【図38】原稿シ−ト傾斜角の検出タイミングを説明す
る図(その2)。
【図39】第2実施例のデジタル複写機の要部の構成を
示す断面図。
【図40】第2実施例の制御系の動作全般の概略を説明
するフロ−チヤ−ト。
【図41】第2実施例の記録紙の給紙処理を説明するフ
ロ−チヤ−ト。
【符号の説明】
IR 画像読取部 P プリンタ部 OP 操作パネル 500 自動原稿搬送装置 10 走査系 20 画像処理ユニツト 30 回転制御ユニツト 40 印字処理ユニツト 60 レ−ザ光学系 70 作像系 100 記録紙傾斜角検出部 100a、100b、100c、100d 記録紙傾斜
角検出センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を走査して画像信号を発生させ
    る画像信号発生手段と、前記画像信号に基づく画像情報
    を格納する画像情報記憶手段と、前記画像情報記憶手段
    に格納された画像情報に基づいて記録媒体上に画像を形
    成する画像形成手段と、制御手段とを備えたデジタル画
    像形成装置において、 搬送される記録媒体の基準方向に対する傾斜角を検出す
    る記録媒体傾斜角検出手段と、 画像情報記憶手段に格納されている画像情報の基準方向
    に対する傾斜角を補正する画像情報補正手段とを備え、 前記制御手段は、前記記録媒体傾斜角検出手段が記録媒
    体の傾斜角を検出したときは、画像情報補正手段を作動
    させて検出された記録媒体の傾斜角に基づいて画像情報
    記憶手段に格納されている画像情報を補正して画像形成
    手段に出力するよう制御することを特徴とするデジタル
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像を走査して画像信号を発生させ
    る画像信号発生手段と、前記画像信号に基づく画像情報
    を格納する画像情報記憶手段と、前記画像情報記憶手段
    に格納された画像情報に基づいて記録媒体上に画像を形
    成する画像形成手段と、制御手段とを備えたデジタル画
    像形成装置において、 画像情報記憶手段に格納される画像情報の基準方向に対
    する傾斜角を検出する画像情報傾斜角検出手段と、 搬送される記録媒体の基準方向に対する傾斜角を検出す
    る記録媒体傾斜角検出手段と、 前記検出された画像情報の基準方向に対する傾斜角及び
    記録媒体の基準方向に対する傾斜角に基づいて記録すべ
    き画像情報を補正する画像情報補正手段とを備え、 前記制御手段は画像情報の傾斜角及び記録媒体の傾斜角
    が検出されたときは画像情報補正手段を作動させて検出
    された画像情報の傾斜角及び記録媒体の傾斜角に基づい
    て画像情報記憶手段に格納されている画像情報を補正し
    て画像形成手段に出力するよう制御することを特徴とす
    るデジタル画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体傾斜角検出手段は、記録媒
    体の搬送経路上に所定間隔を隔てて配置された2個の検
    出手段から出力される記録媒体検出信号の時間差に基づ
    いて記録媒体の傾斜角を検出するものであることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載のデジタル画像形成
    装置。
JP8238647A 1996-08-22 1996-08-22 デジタル画像形成装置 Pending JPH1065878A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8238647A JPH1065878A (ja) 1996-08-22 1996-08-22 デジタル画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8238647A JPH1065878A (ja) 1996-08-22 1996-08-22 デジタル画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1065878A true JPH1065878A (ja) 1998-03-06

Family

ID=17033250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8238647A Pending JPH1065878A (ja) 1996-08-22 1996-08-22 デジタル画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1065878A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5715497A (en) Image forming apparatus
JPH09163121A (ja) デジタル画像形成装置
US20080186523A1 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP2002176523A (ja) 画像形成装置
JPH11161040A (ja) 画像形成装置
JPH11177774A (ja) 原稿検出装置
JPH11331547A (ja) 原稿検出装置
JPH11237576A (ja) 画像形成装置と露光走査装置
JP2006103284A (ja) 印刷システム
JP3620087B2 (ja) 画像形成装置
JP2002044379A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JPH1063043A (ja) デジタル画像形成装置
JPH1065878A (ja) デジタル画像形成装置
JP3434543B2 (ja) 画像形成装置
JPH11177775A (ja) 原稿検出装置
JP2004112297A (ja) 画像読み取り装置および画像形成装置
JP3562329B2 (ja) 画像形成装置
JPH11177773A (ja) 原稿検出装置
JPH11105379A (ja) 画像形成装置
JP3025521B2 (ja) 画像形成装置
JP3385924B2 (ja) 画像形成装置
JP2002209101A (ja) 画像形成装置
JP3628057B2 (ja) 画像形成装置
JPH1152800A (ja) 画像形成装置
JPH10210229A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置