JPH1065721A - 通信システム及び通信システム用装置 - Google Patents

通信システム及び通信システム用装置

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JPH1065721A
JPH1065721A JP6984797A JP6984797A JPH1065721A JP H1065721 A JPH1065721 A JP H1065721A JP 6984797 A JP6984797 A JP 6984797A JP 6984797 A JP6984797 A JP 6984797A JP H1065721 A JPH1065721 A JP H1065721A
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data
communication system
buffer
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JP6984797A
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Jelle Hoekstra
フクストラ イエーレ
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D2B Systems Co Ltd
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D2B Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信システムの装置に対して相違するサンプ
ルレートを要求することに起因する問題を減少させる。 【解決手段】 通信システムは、光ファイバ111,1
19に結合した複数のノード121を具える。ソースノ
ード121は、公称周波数f1 と同一の大きさの目安の
出力周波数f2 を発生させるクロック信号発生器46
と、光ファイバ111から受信したデータフレームを格
納するとともにデータフレームを出力するよう配置した
バッファ44と、バッファ44の充填レベルに依存して
クロック信号発生器46の周波数f2 を調整する制御ル
ープ42,44,46とを具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、媒体を介してメッ
セージの通信を行うために相互接続した二つ以上のステ
ーション又はノードを具える通信システムに関するもの
である。より詳しくは、本発明は、光ファイバ又は銅製
のワイヤリンクのような直列のデータチャネルに対する
インタフェースに関するものであるが、これに限定され
るものではない。また、本発明は、このようなシステム
に用いる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記タイプの直列データシステムは、例
えば、1992年3月24〜27日のウィーンでの92nd
Convention of the Audio Engineering Societyで、Kn
app 及びHetzelによって発表された論文"Audio Local A
rea Network Chip For Cars"に記載されている。Knapp
及びHetzelは、カーオーディオシステムの種々の部品間
でデジタル音声信号を伝送する際に既知のSPDIFフ
ォーマットを用いることを提案し、そのフォーマット内
に音声信号に並列な制御メッセージ伝送用の8個のチャ
ネルを組み込んでいる。このタイプの他のシステムとし
ては、D2B(Domestic Digital Bus)Opticsがあ
り、これは、16ビットに(例えばCDからの)コード
変調音声を加えたもの、CD−ROMデータ、デジタル
音声放送(DAB)音声、及び光ファイバループの周り
のデジタル衛星無線(DSR)音声のような、同期デジ
タルデータを分配するために、どの市販の電子製品を接
続することができるかに応じたネットワーク仕様であ
る。さらに、その製品は、制御メッセージを切り替える
ことができる。名称にもかかわらず、D2B Opti
calは、銅製ワイヤのネットワークを横切って作動す
ることができる。
【0003】作動中、ソース装置は、デジタルデータ
(主に音声)をインタフェース回路に供給し、この場
合、データは、フレームにパッケージ化され、各フレー
ムは、例えば16ビットデータの二つの(左/右)サブ
フレームを具える。これらフレームを、データのタイプ
及びソースに依存する所定のフレームレート(fs )で
インタフェースに供給される。例えば、CDプレーヤ
は、44.1kHzのフレームレートで作動する。代表
的には、ソース装置のハードウェア(例えば、CD機
構)を制御するのに用いられるような同一クロック信号
も、インタフェース回路に供給される。インタフェース
は、(他のソースからのデータ、制御データ、プリアン
ブル等に対する場所を提供する)より大きなフレームの
データを再パッケージし、これら大きなフレーム(パケ
ット)をネットワーク上に送る。パケットは、ソースか
ら供給されるのと同一のフレームレートで送られるが、
ネットワークパケットはより多くのビット数を含むの
で、より高いビットレートとなる。受信インタフェース
回路は、(位相同期ループを用いて)パケットのプリア
ンブルに同期し、データを取り出し、そのデータを、最
初にソース装置から供給されるのと同一のフレームレー
トでターゲット(デスティネーション)装置に供給す
る。
【0004】D2B Opticalネットワークは、
一つより多くのアプリケーションを同時にサポートする
のに十分な容量を有する。例えば、16ビット音声を搬
送するのに加えて、カーナビゲーションシステム(16
ビットCD ROM)及び/又は電話機も保持する。し
かしながら、光ファイバ(又は銅製のワイヤ)ネットワ
ークは、1サンプルレートでのみ作動する。D2B O
pticalに対して、実際には、これは、全てのアプ
リケーションが同一サンプルレートで作動する必要があ
ることを意味し、これは大きな問題となりうる。主要な
サンプルレートは44.1KHzであるが、全ての製品
がそうではない。しかしながら、全ての製品がそのレー
トで容易に作動するおそれがある。例えば、DAB及び
DSRが32KHz及び38KHzで作動するのに対し
て、デジタルコンパクトカセット(DCC)は38,4
4.1及び48KHzで作動する。それに対して、4
4.1KHzのみで作動することができる製品、例えば
CD機構がある。あるシステムでは、これは、全ての容
量を用いることができないことを意味する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】オーディオ用途に対し
て、この問題を、製品のうちの一つ(又は製品の各々)
のサンプルレートコンバータを用いることによって解決
することができる。しかしながら、これは、サンプルレ
ートコンバータが非常に高価であるという不都合を有す
る。さらに、ソース及びデスティネーションは、代表的
には同一フレームサンプルレート(fs )で既に作動す
るおそれがあり、ネットワークを横切る伝送に対する他
のサンプルレートに対する変換により、品質が落ちるよ
うになる。さらに、(カーナビゲーションシステムに対
する)CD−ROMデータ及び圧縮音声/ビデオの転送
のような、他のアプリケーションに対する解決も要求さ
れ、それをサンプルレート変換することができない。最
初のサンプルレートで発生したデータをより高いデータ
レートでネットワークを横切るように伝送するシステム
の一例は、米国特許明細書第4,330,856 号(高崎等/日
立)に記載されている。データソースは、最初のビット
レートで小さいバッファにデータを書き込み、ネットワ
ークは、そのデータを(より高い)ネットワークビット
レートで読み出す。バッファ中のデータは、存在する場
合、「1」及び「0」に対する個別のコードの形態で伝
送される。バッファ中にデータが存在しない場合、
「空」を表す第3の個別のコードが伝送される。デステ
ィネーションで、「空」コードは無視され、残りのデー
タがバッファリングされる。VCO配置は、到達する
「1」又は「0」コードの平均データレートによって決
定されたレートでバッファからデータをクロックする。
【0006】このようなシステムを、低いソース/デス
ティネーションバッファリングを要求しながらソース及
びデスティネーション間の高速データ転送に対して提供
するので、多くの不都合を有する。第1に、データビッ
ト転送が非同期であるために、特に非常に低いジッタレ
ートが要求される場合(例えば、高品質の音声)、シス
テムは同期データに対して不適切なものとなる。第2
に、データ「1」及び「0」ビットがネットワークを横
切って到達する平均周波数によって決定されたレートで
デスティネーションのバッファからデータを読み出すこ
とをデスティネーションが要求することを、システムが
許可しない。
【0007】他の例では、米国特許明細書第4,888,768
号(Michener/Grass Valley) は、広帯域幅のテレコムネ
ットワークを用いてデジタルビデオ信号を伝送するシス
テムを記載している。送信側ステーションは、各ネット
ワークフレームにスタッフワード(stuff word)を挿入し
ている。このスタッフワードは、データが送信側FIF
Oに存在する場合には有効データを含み、それ以外の場
合にはスタッフワードは非重要ビットを具える。受信側
ステーションは、受信側FIFOを読み出すのに用いら
れる公称ビデオレートの発振器を有する。受信側FIF
Oが充填され、新たに受信したスタッフワードがデータ
ビットを具える場合、周波数が増大される。このような
同期の「弱」形態は、受信側FIFOのオーバーフロー
を回避するよう要求され、これは、正確なビットタイミ
ングが要求されないので、ビデオ信号に対して十分であ
る。画像は、ビデオバッファ中でビデオ信号に変換され
た後に表示され、ビデオ画像の全体に亘るタイミングが
大体正確である間、ビットタイミングのジッタは重要で
ない。しかしながら、既に説明したように、システムの
ビットレベルが同期していないために、システムは高品
質の音声に対して不適切である。
【0008】したがって、本発明の目的は、局所通信シ
ステムの装置に対して相違するサンプルレートを要求す
ることに起因する問題を減少させることである。
【0009】本発明の他の目的は、フレーム−ベースシ
ステムにビットレベル同期を与えるように配置すること
ができるシステムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ソース
ノード及び一つ以上のデスティネーションノードを含
む、媒体に結合した複数のノードを具える通信システム
であって、前記ソースノードは、公称周波数f1 で規則
的な間隔でデータフレームを発生させるとともに前記デ
ータフレームに含まれるデータを前記媒体を介して前記
一つ以上のデスティネーションノードに転送するように
作動しうる送信機を具え、前記ディスティネーョンノー
ド又はディスティネーションノードの各々は、前記媒体
からデータを受信するとともに規則的な間隔でデータフ
レームの形態でデータを出力するように作動する受信機
を具える通信システムにおいて、前記ディスティネーョ
ンノード又はディスティネーションノードの各々は、前
記f1 と同一の大きさの目安の出力周波数f2 を発生さ
せるクロック信号発生器と、前記媒体から受信したデー
タフレームを格納するとともに前記データフレームを出
力するよう配置したバッファと、前記バッファの充填レ
ベルが減少すると周波数が減少し、かつ、前記バッファ
の充填レベルが増大すると周波数が増大するように前記
充填レベルに依存して前記クロック信号発生器の周波数
2 を調整する制御ループとを更に具え、前記バッファ
が前記周波数f2 でデータフレームを出力するようにし
たことを特徴とする通信システムを設ける。
【0011】好適には、前記デスティネーションノード
のクロック信号発生器は、少なくとも二つの相違する出
力周波数f2.a ,f2.b を発生させるように作動し、前
記バッファを、予め設定された充填量のレベルに到達す
ると前記クロック信号発生器にしきい値信号を出力する
ように配置し、前記クロック信号発生器は、前記しきい
値信号が存在しない場合には前記周波数f2.a を発生さ
せ、前記しきい値信号が存在する場合には前記周波数f
2.b を発生させるようにする。後に説明するように、こ
れを、第1、第2及び第3出力周波数を発生させるクロ
ック信号発生器を用いて、1/4のバッファ充填量及び
3/4のバッファ充填量の第1及び第2しきい値信号に
拡張することができる。
【0012】好適には、前記デスティネーションノード
の制御ループを、各バッファの充填量が予め設定された
レベルで安定したときに前記クロック信号発生器の周波
数に同期するように配置する。これにより、バッファレ
ベルの微小な変化によりクロック信号発生器の周波数が
発振されないので、安定性が向上する。しかしながら、
しきい値の1/4又は3/4のような大きな変化では、
制御ループを再開させる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に図示したシステムは、ロー
カルエリアネットワーク(LAN)のステーション(又
はノード)として接続した9個の音声に関連した装置1
01〜109を具えるが、9個より多くのステーション
を収容できることは以下の説明から明らかである。この
例示したシステムでは、これら装置を、制御及び表示ユ
ニット101、コンパクトディスクメモリ(CD−RO
M)リーダ102、ラジオチューナ103、CDチェン
ジユニット104、音声電力増幅器105、ファクシミ
リ送受信ユニット(FAX)106、ビデオ記録システ
ム(VCR/CAMCORDER)107、ビデオチュ
ーナ108及び電話機109とする。制御及び表示ユニ
ット101の表示機能により、例えば、CD−ROM1
02による記憶装置からの情報読出しの表示及び/又は
チューナ108又はVCR107からのビデオ信号の表
示を提供する。
【0014】LAN相互接続は、(銅製ワイヤリンクを
代わりに用いうることを容易に理解することができる
が)構造的にほぼ同一のインタフェースノード121〜
129をリンクする9個の1方向性ポイント間光ファイ
バリンク111〜119を具え、これらノードを全て環
状接続する。各光ファイバリンクは、デジタル音声/ビ
デオ信号と後に詳細に説明する信号フレーム構造に応じ
た制御メッセージとの結合を搬送する。(後にシステム
マスタとも称する)図示したステーションは、制御/表
示ユニットのように、30〜50kHz(好適にはCD
サンプリングに対して44.1kHz)のフレームサン
プルレートでフレーム構造を連続的に発生させる。ネッ
トーワーク上のあるステーションを、システムマスター
としてパワーアップするように作用するよう示したが、
あるアプリケーションに対して、システムマスターの役
割を、動作周期後他のステーションに順次再割当てする
ことができる。
【0015】以下の段落は、明瞭のために、各フレーム
が単一ソースからデータを搬送する単一チャネルの場合
を先ず考察する。次に、より適合性のある多チャネルシ
ステムへの拡張を、図7を参照して説明する。
【0016】光ファイバリンクに対するステーションの
データアーキテクチャを、図2に線図的に図示する。リ
ング119〜111から、データ制御用のメディアアク
セス制御(MAC)/物理層300を、通信管理層30
2とともにインタフェースノード121に設ける。通信
管理層302は、アドレス初期化及び検査を管理すると
ともに、規定されたタイミングルールに応じた再伝送に
より信頼性のあるメッセージの移送を確実にする。ソー
スデータに対するデータハンドリング304及び制御デ
ータに対するアプリケーションプロトコル306をステ
ーションレベル101で提供し、アプリケーションプロ
トコルは、装置/副装置グループ化と、ステーション、
プロダクト間で交換される情報のフォーマット、装置/
副装置の動作及びアプリケーションレベルタイミングの
階層とを規定する。インタフェースノード121が物理
的にステーション内にあることを容易に理解することが
できる。図3は、増幅器310、チューナ312、テー
ププレイバックデッキ314、音声/ビデオコントロー
ラ(AVC)316及びユーザI/O318の副装置と
ともにラジオカセットプレーヤ103内に設けたインタ
フェース123Aを示し、これら副装置は、インタファ
ース123Aを介して他のステーションと通信する。副
装置の相互接続を図示せず、これらは、本発明に生じる
ものではなく、当業者には明らかである。
【0017】図4は、ステーションを光ファイバリング
にリンクするインタフェースノード(この場合ノード1
21)の線形表示である。LANに接続した全てのステ
ーションは、ソースデータと制御データの両方を発生さ
せ及び受信することができる。制御データは、低音量で
あり、バーストに到達し、ユーザ/事象駆動され(例え
ば、ユーザ命令又は状況変化)、それに対して、ソース
データは、連続的に高い音量ストリームである(例え
ば、音声、圧縮ビデオ、CD−ROMデータ)。
【0018】図5は、例えばIEC958:1989規
格のInternational Electrotechnical Commision,Genev
a により標準化されたSony-Philips Digital Interface
Format (SIDIF)によるネットワークパケットの
代表的な構造を示す。SIDIF信号を、二つのプロダ
クト間のポイント間リンクのデジタル音声信号を32k
Hz,44.1kHz又は48kHzのフレームで転送
するために表示する。この信号を、192フレームのブ
ロックに分割し、各フレームは、二つの32ビットのサ
ブフレームを具える。各サブフレームは、音声信号情報
を搬送する20ビットフィールドAUDIOと、プリア
ンブルX,Y又はZを含む情報ビットフィールドと、補
助データフィールドAUXと、有効ビットVと、ユーザ
ビットUと、チャネル状態ビットCと、パリティビット
Pとを含む。SPDIF規格は、特定のシステム設計者
によって用いられるように使用されないままであるユー
ザビットUを除いて、これら全てのフィールドの意味を
指定する。リングトポロジーに接続した複数のプロダク
トに対してデジタル音声及び制御信号を高品質で転送す
るために設計した既知のA−LANシステムの場合、こ
のユーザビットをシステム制御に用いる。
【0019】装置のサンプルレートが相違する問題を回
避するために、同期チェーン(ソース、ネットワーク、
デスティネーション)をブレークするとともにソース、
デスティネーション及びネットワークに対して独立した
クロックを用いることができることを認識した。好適に
は、ソース及びデスティネーションは同一の公称周波数
で作動する。両方のプロダクトを同一の公称周波数に用
いるだけでなく同一の実周波数に用いることができるよ
うな機構を用いる。ネットワークを同期状態にするとと
もに非同期状態にする。同期状態のネットワークにおい
ては、データが伝送されなくても、連続的なクロック信
号がネットワーク上に存在する。D2BOptical
の場合、バイフェーズ(biphase) 符号化を用いることに
より、クロックがデータ信号中に符号化される。伝送に
データを用いることができない場合、クロック同期を維
持するために、(0バイトの)空のデータパケットが伝
送される。理解されるように、専用回線上の個別のクロ
ック信号を利用することもできる。同期状態のネットワ
ークと非同期状態のネットワークに対して、ネットワー
クの容量を、ソースから供給されるデータ量より多くす
る必要がある。非同期ネットワークに対して、パケット
切替ネットワークのように、パケットを不規則な時間間
隔で伝送することができる。この不規則性を克服するた
めに、受信機に対して著しいバッファ容量が要求され
る。
【0020】クロック同期ネットワークに対して、DB
2 Opticalのように、ネットワークは、アクテ
ィブソースのうちの任意のものよりも同一又は(好適に
は)高いサンプルレート(fs )で作動する必要があ
る。この際、ソースはそれ自身のサンプリング周波数で
音声フレームをそのネットワークインタフェースに供給
し、インタフェースはフレームをバッファリングし、そ
れらを(ネットワークサンプリング周波数で)適切なネ
ットワークタイムスロットに送信する。ネットワークサ
ンプリング周波数が好適には高いので、場合によっては
スロットは空のままである。ソース装置のインタフェー
スは、例えば、フレームに特定のパターンをパッドする
ことにより、スロットが空であることを示す他のビット
を用いることにより、又はフレーム番号を用いることに
より、これを受信装置のインタフェースに知らせる。受
信装置のインタフェースノードは、データを適切なタイ
ムスロットから取り出すとともに、それをそのバッファ
に格納する。タイムスロットを用いない場合、受信イン
タフェースはフレームをスキップする。その後、デステ
ィネーション装置は、それ自体のクロックを用いて受信
インタフェースからデータを読み出す。
【0021】ソース及びデスティネーションに対するク
ロックは一般に(ローカルクロック信号発生器の範囲
内、例えば、発振器の水晶の許容差内の)境界的に相違
する周波数で作動するので、インタフェースノードバッ
ファのオーバーフロー又はアンダーフローが生じるおそ
れがあり、その結果データの損失又は可聴のクリックと
なる。これを回避するために、ソース/ネットワーク/
デスティネーション同期チェーンを復元することなく、
デスティネーションノードの周波数を、後に説明するよ
うに調整する。
【0022】図6は、図4のノードを詳細に示したもの
であり、この場合、適用しうる同一の参照番号を、同一
形態を示すために用いる。光ファイバーリンク119に
入来するパケットがファイバインタフェース40で受信
され、制御データが分離され、それは、インタフェース
制御論理段(CSL)42を介してデスティネーション
装置に送られる。供給の際に、(制御データ中で識別さ
れる)ソース装置のサンプル周波数f1 も分離され、そ
れは、CLS42に送られる。入来パケットからのデー
タフレームは、1データフレームより大きい容量を有す
るバッファ44に送られる。その後、バッファ44か
ら、データがデスティネーション装置に対して読み出さ
れる。
【0023】バッファ44、CLS42及びクロック信
号発生器46を具える簡単な制御ループは、バッファ充
填量の状態に依存してフレームをバッファから読み出す
周波数に調整する。クロック信号発生器46を、f1
大きさと同一の目安の公称周波数f2 の水晶によって駆
動される発振器とすることができる。バッファの充填量
が増大するに従って、クロック周波数f2 を、(公称周
波数に発振許容値の2倍を加えた)最大値まで増大させ
る。比較的簡単なシステムに対して、例えば、ネットワ
ーク周波数以下の周波数を用いるデータアプリケーショ
ンとともにネットワーク周波数を決定する単一音声アプ
リケーションに対して、この配置は十分である。
【0024】より複雑なシステムに対して、例えば、一
つより多い音声アプリケーションを有するもの及び/又
は音声アプリケーションによって決定されたものより高
い周波数に有利なデータアプリケーションに対して、ジ
ッタを減少させるためにやや高度な制御形態を設ける。
この場合、バッファ44をFIFOレジスタとし、これ
は、1/4及び3/4の充填量の際にしきい値信号B/
4,3B/4をそれぞれCLS42に出力し、クロック
信号発生器を、三つの周波数f2.a ,f2.b 又はf2.c
のうちの一つを発生させるように設定する。この場合、
2.c >f2.b>f2.a とする。いずれのしきい値信号
も存在しない場合、バッファは、1/4未満の充填量と
なり、その結果データは、最低周波数f2.a でクロック
アウトされる。より低いしきい値信号が存在する場合
(1/4と3/4の充填量の間のバッファ)、好適には
公称クロック信号発生周波数のf2.b でデータがクロッ
クアウトされる。3/4の充填量より上の場合、最大周
波数f2.c でデータがクロックアウトされる。
【0025】クロック信号発生器が、数個の個別の値で
はなく制御可能な可変周波数を出力するように動作可能
である場合、制御ループを制御して、バッファ充填量が
安定される周波数でそれを同期させる。バッファ充填量
の増減の速度によって制御されるf2 の変化に会話形探
索アルゴリズムを適用することにより、制御ループは、
2 の要求される値に「ホームイン」する。バッファ充
填量が安定した値となるので、制御ループが好適に「同
期」されて、バッファレベルの重要でない変化によって
探索動作を再開しない。このような場合、安定値±10
%又は充填量の25〜75%以外のようなバッファ充填
量の許容範囲を、安定手順の再開を要求するのに非常に
重大であると考えられる偏差の範囲外に特定する。
【0026】代表的には、各インタフェースノードを、
両方の特徴を有するソース又はデスティネーションノー
ドとして作動するように構成する。その結果、図示した
ように、出力データバッファ48を、装置のデータソー
スと、ノードを出力側の光ファイバ111にリンクする
送信ユニット50との間に設ける。CLSを介して受信
されるソース装置の制御信号に加えて、送信側50は、
ソース装置のサンプリング周波数fx の表示を出力受信
するとともに、それを出力パケットに組み入れる。
【0027】ノードが受信のみのポートを提供する場
合、装置から発生したソースデータが存在せず、バッフ
ァ48が省略される。代わりに、ファイバインタフェー
ス40からの制御ライン及び周波数信号ラインを、送信
ユニット50(及びCLS42)に直接接続するととも
に、送信ユニット40及び受信ユニット50にリンクす
るデータ経路(図示せず)を設ける。
【0028】既に説明したように、フレームの全てのデ
ータビットが単一ソースによって利用される場合、本発
明は単一チャネルの場合をカバーする。図7は、(二つ
のチャネルを示した)マルチチャネルの場合を線形的に
表し、この場合、DB2 Optical サブフレー
ムのデータビット容量(DATA)を、二つのソース装
置の間で共有し、この場合、CD−ROM201はサン
プルレートfs =44.1kHzで作動するとともに、
DCCプレーヤ202はサンプルレートfs =32kH
zで作動する。サブフレームは、8ビットのヘッダ(H
EADER)、それに続く96ビットのDETA区分、
及び終端区分(TRAIL)からなる。サブフレームの
DATA区分を、時分割多重送信によって相違するソー
スに割り当て、最高ソースサンプルレート以上の周波数
net でネットワークすなわちループ210上にフレー
ムを発生させる。図示した例では、fnet 少なくとも4
4.1kHzとする。
【0029】固定光ファイバリンクを有する構内通信シ
ステムに関して説明したが、上記技術を他のタイプの通
信システム、例えば、有線ネットワーク又はGSM,D
AB及びDSRのようなデジタル音声放送システムに適
用できることを容易に理解することができる。他の使用
としては、D2MACのようなバスアーキテクチャや、
(例えば、フィリップス社のビデオオンデマンドシステ
ム)一般的なマルチメディア分配システムがある。
【0030】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、幾多の変更及び変形が可能である。このよ
うな変形は、フレームレートバッファリング装置及びそ
の部品の分野で既に既知であり、ここで既に説明した特
徴の代わりに又はそれに加えた他の特徴を含むことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するインタフェースノードを含む
構内通信システムのブロック形態を示す。
【図2】図1のシステムに用いられる制御及びソースデ
ータアーキテクチャを示す。
【図3】一体のインタフェースノードを有するステーシ
ョンを表す。
【図4】図1のインタフェースノードのうちの一つを線
図的に示す。
【図5】既知のSPDIFフォーマットに基づいて伝送
されるデジタル信号のフレーム構造を示す。
【図6】図4のインタフェースノードを詳細に示す。
【図7】本発明を実施するシステムの多チャネル動作を
線図的に示す。
【符号の説明】
40 ファイバインタフェース 42 インタフェース制御論理段(CLS) 44,48 バッファ 46 クロック信号発生器 50 送信ユニット 101 制御及び表示ユニット 102 コンパクトディスクメモリ(CD−ROM)リ
ーダ 103 ラジオチューナ 104 CDチェンジユニット 105 音声電力増幅器 106 ファクシミリ送受信ユニット(FAX) 107 ビデオ記録システム(VCR/CAMCORD
ER) 108 ビデオチューナ 109 電話機 111,112,113,114,115,116,1
17,118,119光ファイバリンク 121,122,123,124,125,126,1
27,128,129インタフェースノード 123A インタフェース 201 CD−ROM 202 DCCプレーヤ 210 ループ 300 メディアアクセス制御(MAC)/物理層 302 通信管理層 304 データハンドリング 306 アプリケーションプロトコル 310 増幅器 312 チューナ 314 プレーヤ 316 音声/ビデオコントローラ(AVC) 318 ユーザI/O

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソースノード及び一つ以上のデスティネ
    ーションノードを含む、媒体に結合した複数のノードを
    具える通信システムであって、前記ソースノードは、公
    称周波数f1 で規則的な間隔でデータフレームを発生さ
    せるとともに前記データフレームに含まれるデータを前
    記媒体を介して前記一つ以上のデスティネーションノー
    ドに転送するように作動しうる送信機を具え、前記ディ
    スティネーョンノード又はディスティネーションノード
    の各々は、前記媒体からデータを受信するとともに規則
    的な間隔でデータフレームの形態でデータを出力するよ
    うに作動する受信機を具える通信システムにおいて、 前記ディスティネーョンノード又はディスティネーショ
    ンノードの各々は、 前記f1 と同一の大きさの目安の出力周波数f2 を発生
    させるクロック信号発生器と、 前記媒体から受信したデータフレームを格納するととも
    に前記データフレームを出力するよう配置したバッファ
    と、 前記バッファの充填レベルが減少すると周波数が減少
    し、かつ、前記バッファの充填レベルが増大すると周波
    数が増大するように前記充填レベルに依存して前記クロ
    ック信号発生器の周波数f2 を調整する制御ループとを
    更に具え、 前記バッファが前記周波数f2 でデータフレームを出力
    するようにしたことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記デスティネーションノードのクロッ
    ク信号発生器は、少なくとも二つの相違する出力周波数
    2.a ,f2.b を発生させるように作動し、前記バッフ
    ァを、予め設定された充填量のレベルに到達すると前記
    クロック信号発生器にしきい値信号を出力するように配
    置し、前記クロック信号発生器は、前記しきい値信号が
    存在しない場合には前記周波数f2.a を発生させ、前記
    しきい値信号が存在する場合には前記周波数f2.b を発
    生させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の通
    信システム。
  3. 【請求項3】 前記デスティネーションノードのバッフ
    ァを、前記バッファが1/4の充填量及び3/4の充填
    量の場合にそれぞれ第1のしきい値信号及び第2のしき
    い値信号を出力するように配置し、前記クロック信号発
    生器は、両方のしきい値信号が存在しない場合に第1の
    出力周波数f2.a を発生させ、前記第1のしきい値信号
    が存在する場合に第2の出力周波数f2.b を発生させ、
    かつ、前記第2のしきい値信号が存在する場合に第3の
    出力周波数f2.c を発生させるように作動するようにし
    たことを特徴とする請求項2記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記デスティネーションノードの制御ル
    ープを、各バッファの充填量が予め設定されたレベルで
    安定したときに前記クロック信号発生器の周波数に同期
    するように配置したことを特徴とする請求項1記載の通
    信システム。
  5. 【請求項5】 前記ディスティネーョンノード又はディ
    スティネーションノードの各々のバッファ容量を、1デ
    ータフレームよりも多くしたことを特徴とする請求項1
    から4のうちのいずれかに記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 前記ディスティネーョンノード又はディ
    スティネーションノードの各々のバッファは、前記クロ
    ック信号発生器の各々の出力周波数でクロックされるF
    IFOレジスタを具えることを特徴とする請求項1から
    5のうちのいずれかに記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 前記媒体は直列データチャネルを具え、
    各ノードは、それに対するインタフェース手段を含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 前記ノードを、一方向性光ファイバリン
    クによってリングトポロジーに接続したことを特徴とす
    る請求項7記載の通信システム。
  9. 【請求項9】 前記ソースノードは、前記公称周波数f
    1 のデスティネーションノードに情報を提供するよう作
    動するようにしたことを特徴とする請求項1記載の通信
    システム。
  10. 【請求項10】 前記ソースノードの公称公称周波数f
    1 の表示を、一つ又は連続的なデータフレームに符号化
    し、それを他のノード又は他のノードの各々に送り、そ
    の他のノードの各々は、前記データフレームからf1
    表示を回復できるようにしたことを特徴とする請求項9
    記載の通信システム。
  11. 【請求項11】 二つ以上のソースノードを具え、その
    各々が各ソース周波数でデータを発生させ、前記ソース
    ノードの各々からのデータを各データフレームに時分割
    し、前記f1 を、各々の最高のソース周波数以上とした
    ことを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  12. 【請求項12】 請求項1から11のうちのいずれかに
    記載の通信システムに用いる装置であって、この装置
    は、前記システムのデスティネーションノードの技術的
    な特徴を有することを特徴とする通信システム用装置。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の通信システムに用いる
    装置であって、この装置は、前記システムのソースノー
    ドの技術的な特徴も有することを特徴とする通信システ
    ム用装置。
JP6984797A 1996-03-22 1997-03-24 通信システム及び通信システム用装置 Pending JPH1065721A (ja)

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