JP3065018B2 - 速度変換方法及び速度変換回路 - Google Patents
速度変換方法及び速度変換回路Info
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- JP3065018B2 JP3065018B2 JP4525698A JP4525698A JP3065018B2 JP 3065018 B2 JP3065018 B2 JP 3065018B2 JP 4525698 A JP4525698 A JP 4525698A JP 4525698 A JP4525698 A JP 4525698A JP 3065018 B2 JP3065018 B2 JP 3065018B2
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- fifo
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- digital signal
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- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
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- Communication Control (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、速度変換方法及び
速度変換回路に関し、特に、デジタル放送システムにお
いて用いられ、複数の信号速度の入力信号に対応するこ
とができる速度変換方法及び速度変換回路に関する。
速度変換回路に関し、特に、デジタル放送システムにお
いて用いられ、複数の信号速度の入力信号に対応するこ
とができる速度変換方法及び速度変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、MPEG−2(Moving Picture E
xperts Group 2)による画像圧縮符号化技術を利用した
デジタル放送サービスが通信衛星(CS)を用いて開始
されている。このデジタル放送サービスは、1つの無線
キャリア信号を多くの番組で共有することによる多チャ
ンネル番組配信やコンピュータ・ソフトウェアのデータ
伝送等が可能であり、今後広く普及されるものと期待さ
れている。さらに、放送衛星や地上波、ケーブルテレビ
(CATV)等、他の放送メディアにおいてもデジタル
化のための開発が進められており、数年中にサービスが
開始されることが計画されている。
xperts Group 2)による画像圧縮符号化技術を利用した
デジタル放送サービスが通信衛星(CS)を用いて開始
されている。このデジタル放送サービスは、1つの無線
キャリア信号を多くの番組で共有することによる多チャ
ンネル番組配信やコンピュータ・ソフトウェアのデータ
伝送等が可能であり、今後広く普及されるものと期待さ
れている。さらに、放送衛星や地上波、ケーブルテレビ
(CATV)等、他の放送メディアにおいてもデジタル
化のための開発が進められており、数年中にサービスが
開始されることが計画されている。
【0003】これらのデジタル放送では、一般に、MP
EG−2トランスポートストリーム(TS)と呼ばれる
信号多重方式が適用されている。このMPEG−2 T
S方式は、個別に圧縮符号化される映像信号や音声信号
等を、トランスポートパケットと呼ばれる188バイト
単位のパケットに変換し、パケット多重により信号多重
を行うものである。このMPEG−2 TS方式は複数
の映像番組を1つのデジタル信号に多重する際にも適用
可能であり、前述したデジタルCS放送では4〜8番組
程度をMPEG−2 TS方式により多重して、無線キ
ャリア信号1波分のデジタル信号を生成している。
EG−2トランスポートストリーム(TS)と呼ばれる
信号多重方式が適用されている。このMPEG−2 T
S方式は、個別に圧縮符号化される映像信号や音声信号
等を、トランスポートパケットと呼ばれる188バイト
単位のパケットに変換し、パケット多重により信号多重
を行うものである。このMPEG−2 TS方式は複数
の映像番組を1つのデジタル信号に多重する際にも適用
可能であり、前述したデジタルCS放送では4〜8番組
程度をMPEG−2 TS方式により多重して、無線キ
ャリア信号1波分のデジタル信号を生成している。
【0004】一方、家庭まで敷設した光ファイバを利用
して、種々の通信サービス等を実現する光アクセスシス
テムの研究開発が活発に行われている。この光アクセス
システムでは、光ファイバの有する広帯域な伝送特性を
利用して、通信サービスのみならず多チャンネルの放送
サービスを収容することが可能である。
して、種々の通信サービス等を実現する光アクセスシス
テムの研究開発が活発に行われている。この光アクセス
システムでは、光ファイバの有する広帯域な伝送特性を
利用して、通信サービスのみならず多チャンネルの放送
サービスを収容することが可能である。
【0005】この光アクセスシステムで放送サービスを
実現するための放送信号の収容形態として、デジタル放
送信号をデジタル多重を用いて光アクセスシステムに収
容する方法が従来から検討されている。この方法は、例
えば、本願発明者の土門らによる文献である「GTTH
(Gigabit To The Home)におけるディジタル衛星放送
信号の収容法の検討」(1997年電子情報通信学会総
合大会 B−8−58)等に詳細に記載されている。こ
の方法では、デジタル放送用無線キャリア信号1波分の
デジタルベースバンド信号を多重の単位としている。す
なわち、このデジタルベースバンド信号にヘッダを付加
した信号(デジタル信号A)を5つ分バイト多重するこ
とにより伝送速度が毎秒155.52メガビットのデジ
タル信号(デジタル信号B)を生成し、さらにこれらを
複数ビット多重して伝送速度が毎秒約2.5ギガビット
のデジタル信号を生成している。
実現するための放送信号の収容形態として、デジタル放
送信号をデジタル多重を用いて光アクセスシステムに収
容する方法が従来から検討されている。この方法は、例
えば、本願発明者の土門らによる文献である「GTTH
(Gigabit To The Home)におけるディジタル衛星放送
信号の収容法の検討」(1997年電子情報通信学会総
合大会 B−8−58)等に詳細に記載されている。こ
の方法では、デジタル放送用無線キャリア信号1波分の
デジタルベースバンド信号を多重の単位としている。す
なわち、このデジタルベースバンド信号にヘッダを付加
した信号(デジタル信号A)を5つ分バイト多重するこ
とにより伝送速度が毎秒155.52メガビットのデジ
タル信号(デジタル信号B)を生成し、さらにこれらを
複数ビット多重して伝送速度が毎秒約2.5ギガビット
のデジタル信号を生成している。
【0006】この従来例の放送システムにおける放送受
信機では、毎秒155.52メガビットのデジタル信号
Bから所望のデジタル信号Aを選択し、付加されるヘッ
ダの除去及び速度変換が行われた後、MPEG−2によ
る復号化処理が行われる。この速度変換回路の出力信号
の速度は、多重化される前の信号速度と正確に一致して
いる必要がある。
信機では、毎秒155.52メガビットのデジタル信号
Bから所望のデジタル信号Aを選択し、付加されるヘッ
ダの除去及び速度変換が行われた後、MPEG−2によ
る復号化処理が行われる。この速度変換回路の出力信号
の速度は、多重化される前の信号速度と正確に一致して
いる必要がある。
【0007】さらに、前述の通り他の放送メディアにお
いてもデジタル化のための開発が強く進められているこ
とを考慮すると、今後は多種のデジタル放送信号を同一
の光アクセスシステムに収容する技術が必要になると考
えられる。しかしながらこれらのデジタル放送信号は、
使用する周波数帯の割り当て等がそれぞれ異なっている
ため、信号速度が各々異なっている。従ってこの場合、
前述の速度変換回路では、複数の速度で信号を出力でき
ることが必要となる。
いてもデジタル化のための開発が強く進められているこ
とを考慮すると、今後は多種のデジタル放送信号を同一
の光アクセスシステムに収容する技術が必要になると考
えられる。しかしながらこれらのデジタル放送信号は、
使用する周波数帯の割り当て等がそれぞれ異なっている
ため、信号速度が各々異なっている。従ってこの場合、
前述の速度変換回路では、複数の速度で信号を出力でき
ることが必要となる。
【0008】この問題を解決するための従来の速度変換
方法が、例えば、本願発明者の土門らによる文献である
「多種デジタル放送が収容可能なGTTH放送システム
の開発」(1997年電子情報通信学会通信ソサイエテ
ィ大会 B−8−29)等に詳細に記載されている。こ
の従来の方法では、速度変換回路の出力信号の伝送速度
は一定とし、情報速度を可変とする方法が記載されてい
る。すなわち、速度変換回路の読み出しクロック周波数
は一定値を保ったまま、188バイトのトランスポート
パケット毎に付加される、情報を持たないダミーバイト
のビット数を調整することにより出力信号の情報速度を
多重化される前の信号速度に一致させる方法である。こ
のダミーバイトの挿入する数を調整することにより、複
数の信号速度に対応させることが可能となる。
方法が、例えば、本願発明者の土門らによる文献である
「多種デジタル放送が収容可能なGTTH放送システム
の開発」(1997年電子情報通信学会通信ソサイエテ
ィ大会 B−8−29)等に詳細に記載されている。こ
の従来の方法では、速度変換回路の出力信号の伝送速度
は一定とし、情報速度を可変とする方法が記載されてい
る。すなわち、速度変換回路の読み出しクロック周波数
は一定値を保ったまま、188バイトのトランスポート
パケット毎に付加される、情報を持たないダミーバイト
のビット数を調整することにより出力信号の情報速度を
多重化される前の信号速度に一致させる方法である。こ
のダミーバイトの挿入する数を調整することにより、複
数の信号速度に対応させることが可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の速度変
換方法では、対応させる信号速度の比の分子及び分母が
簡単な整数で表せない場合にはパケット長と比較して非
常に長いダミーバイトを付加する必要が生じる。
換方法では、対応させる信号速度の比の分子及び分母が
簡単な整数で表せない場合にはパケット長と比較して非
常に長いダミーバイトを付加する必要が生じる。
【0010】図13は、従来の速度変換回路を用いて、
ビットレート毎秒16.39メガビットのMPEG−2
TS(以下、TS1という)と毎秒11.592メガ
ビットのMPEG−2 TS(以下、TS2という)の
2種類の信号に対して速度変換を行った場合の、出力信
号のフォーマットを説明するための説明図であり、
(a)はTS1の場合、(b)はTS2の場合をそれぞ
れ示す。
ビットレート毎秒16.39メガビットのMPEG−2
TS(以下、TS1という)と毎秒11.592メガ
ビットのMPEG−2 TS(以下、TS2という)の
2種類の信号に対して速度変換を行った場合の、出力信
号のフォーマットを説明するための説明図であり、
(a)はTS1の場合、(b)はTS2の場合をそれぞ
れ示す。
【0011】図13に示すように、従来の速度変換方法
では、出力される各TSパケットの間に固定長の無効デ
ータを挿入するため、読み出しクロック速度を505.
3MHz、TS1が入力される場合に挿入される無効デ
ータは5608バイト、TS2に対しては8007バイ
トとする必要がある。このように従来の速度変換方法で
は、高いバイト数の無効データを必要とするため、読み
出しクロック周波数を速度変換される信号の情報速度と
比較して高周波数にする必要が生じ、速度変換後の信号
の効率が極めて悪くなる。その結果、TTL(Transist
or-TransistorLogic)やCMOS(Complementary Meta
l Oxide Semiconductor)等の低コストなデバイスを用
いて速度変換回路を構成することが極めて困難であると
いう問題がある。
では、出力される各TSパケットの間に固定長の無効デ
ータを挿入するため、読み出しクロック速度を505.
3MHz、TS1が入力される場合に挿入される無効デ
ータは5608バイト、TS2に対しては8007バイ
トとする必要がある。このように従来の速度変換方法で
は、高いバイト数の無効データを必要とするため、読み
出しクロック周波数を速度変換される信号の情報速度と
比較して高周波数にする必要が生じ、速度変換後の信号
の効率が極めて悪くなる。その結果、TTL(Transist
or-TransistorLogic)やCMOS(Complementary Meta
l Oxide Semiconductor)等の低コストなデバイスを用
いて速度変換回路を構成することが極めて困難であると
いう問題がある。
【0012】本発明は、上記課題を解決するために、対
応させる複数の信号速度の比の分子及び分母が簡単な整
数で表せない場合であっても、高い伝送効率を有し、簡
単な構成で複数の信号速度に対応することができる速度
変換方法及び速度変換回路を提供することを目的とす
る。
応させる複数の信号速度の比の分子及び分母が簡単な整
数で表せない場合であっても、高い伝送効率を有し、簡
単な構成で複数の信号速度に対応することができる速度
変換方法及び速度変換回路を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の速度変換方法
は、固定長のパケットが時分割多重された第1のデジタ
ル信号を伝送速度の異なる第2のデジタル信号に変換す
る速度変換方法において、第2のデジタル信号はN個
(Nは2以上の整数)のパケットを含むパケット群が時
分割多重されて構成されており、そのパケット群に含ま
れる各パケットの間には、情報を持たないAビット(A
は零以上の整数)の無効データが挿入され、パケット群
の先頭又は末尾には情報を持たないBビット(BはAと
は異なる自然数)の無効データが挿入され、N、A及び
Bの値は、第1のデジタル信号の情報速度と第2のデジ
タル信号の情報速度とが一致するように設定されること
を特徴とするものである。
は、固定長のパケットが時分割多重された第1のデジタ
ル信号を伝送速度の異なる第2のデジタル信号に変換す
る速度変換方法において、第2のデジタル信号はN個
(Nは2以上の整数)のパケットを含むパケット群が時
分割多重されて構成されており、そのパケット群に含ま
れる各パケットの間には、情報を持たないAビット(A
は零以上の整数)の無効データが挿入され、パケット群
の先頭又は末尾には情報を持たないBビット(BはAと
は異なる自然数)の無効データが挿入され、N、A及び
Bの値は、第1のデジタル信号の情報速度と第2のデジ
タル信号の情報速度とが一致するように設定されること
を特徴とするものである。
【0014】本発明の速度変換方法によれば、速度変換
前後の情報速度を一致させるために、複数のパラメータ
を用いるため、従来例と比較して無効データ数の少ない
高効率な変換が可能である。また、それに伴い、読み出
しクロックの周波数が情報速度と比較して極めて高周波
になることを防ぐことができる。
前後の情報速度を一致させるために、複数のパラメータ
を用いるため、従来例と比較して無効データ数の少ない
高効率な変換が可能である。また、それに伴い、読み出
しクロックの周波数が情報速度と比較して極めて高周波
になることを防ぐことができる。
【0015】上記Aの値は、零であってもよい。この場
合、制御項目が少なくなるために構成が簡単であり、回
路の低コスト化が可能となる。
合、制御項目が少なくなるために構成が簡単であり、回
路の低コスト化が可能となる。
【0016】本発明の速度変換方法では、パケット群に
挿入されている無効データの総ビット数をNで割った値
の小数第一位を四捨五入することにより得られる整数と
Aの値とが等しくなるように設定してもよい。この場
合、パケット間に挿入される無効データ数のばらつきが
小さくなるため、ジッタの小さい変換が可能である。
挿入されている無効データの総ビット数をNで割った値
の小数第一位を四捨五入することにより得られる整数と
Aの値とが等しくなるように設定してもよい。この場
合、パケット間に挿入される無効データ数のばらつきが
小さくなるため、ジッタの小さい変換が可能である。
【0017】本発明の速度変換方法では、パケット群に
挿入される無効データの総ビット数をN−1で割った値
を超えない最大の整数とAの値とが等しくなるように設
定してもよい。この場合、パケット群に含まれるパケッ
トの数や無効データのビット数を数えるためのカウンタ
の規模を最小にすることが可能であり、回路の低コスト
化が可能である。
挿入される無効データの総ビット数をN−1で割った値
を超えない最大の整数とAの値とが等しくなるように設
定してもよい。この場合、パケット群に含まれるパケッ
トの数や無効データのビット数を数えるためのカウンタ
の規模を最小にすることが可能であり、回路の低コスト
化が可能である。
【0018】固定長のパケットは、MPEG−2(Movi
ng Picture Experts Group 2)で定められる188バイ
トのパケット長を有するトランスポートパケットであっ
てもよい。
ng Picture Experts Group 2)で定められる188バイ
トのパケット長を有するトランスポートパケットであっ
てもよい。
【0019】上記第2のデジタル信号の伝送速度は、A
及びBの値の組み合わせによらず一定であってもよく、
A及びBの値の組み合わせに応じて変更してもよい。後
者の場合、挿入する無効データ数を減らすように読み出
しクロックの周波数を調整することが可能なため、高効
率な速度変換が実現できる。
及びBの値の組み合わせによらず一定であってもよく、
A及びBの値の組み合わせに応じて変更してもよい。後
者の場合、挿入する無効データ数を減らすように読み出
しクロックの周波数を調整することが可能なため、高効
率な速度変換が実現できる。
【0020】本発明の速度変換回路は、固定長のパケッ
トが時分割多重された第1のデジタル信号を送速度の異
なる第2のデジタル信号に変換する速度変換回路におい
て、FIFO(First In First Out)と、読み出しクロ
ック源と、FIFO制御手段とを有し、FIFOは、第
1のデジタル信号が入力され、かつ、読み出しクロック
源から出力される読み出しクロック信号の周波数と等し
い伝送速度の第2のデジタル信号を出力し、FIFO制
御手段は、上記速度変換方法に基づいて、Aビット又は
Bビットの無効データが挿入されるべき時間帯にはFI
FOからの信号出力を停止し、それ以外の時間帯にはF
IFOから信号を出力するように制御し、かつ、A又は
Bの値を変更するための設定信号が入力される、ことを
特徴とするものである。
トが時分割多重された第1のデジタル信号を送速度の異
なる第2のデジタル信号に変換する速度変換回路におい
て、FIFO(First In First Out)と、読み出しクロ
ック源と、FIFO制御手段とを有し、FIFOは、第
1のデジタル信号が入力され、かつ、読み出しクロック
源から出力される読み出しクロック信号の周波数と等し
い伝送速度の第2のデジタル信号を出力し、FIFO制
御手段は、上記速度変換方法に基づいて、Aビット又は
Bビットの無効データが挿入されるべき時間帯にはFI
FOからの信号出力を停止し、それ以外の時間帯にはF
IFOから信号を出力するように制御し、かつ、A又は
Bの値を変更するための設定信号が入力される、ことを
特徴とするものである。
【0021】本発明の速度変換回路によれば、FIFO
からの信号出力を制御するという簡易な制御系を用いる
ことにより、上記速度変換方法に基づいた速度変換を実
現することが可能である。また、FIFO制御手段に入
力される設定信号により、複数の信号速度に対応するこ
とが可能である。
からの信号出力を制御するという簡易な制御系を用いる
ことにより、上記速度変換方法に基づいた速度変換を実
現することが可能である。また、FIFO制御手段に入
力される設定信号により、複数の信号速度に対応するこ
とが可能である。
【0022】本発明の速度変換回路は又、FIFOと、
読み出しクロック源と、FIFO制御手段と、周波数制
御手段とを有し、FIFOは、第1のデジタル信号が入
力され、かつ、読み出しクロック源から出力される読み
出しクロック信号の周波数と等しい伝送速度の第2のデ
ジタル信号を出力し、FIFO制御手段は、上記速度変
換方法に基づいて、Aビット又はBビットの無効データ
が挿入されるべき時間帯にはFIFOからの信号出力を
停止し、それ以外の時間帯にはFIFOから信号を出力
するように制御し、かつ、A又はBの値を変更するため
の設定信号が入力され、周波数制御手段は、第1のデジ
タル信号の情報速度と第2のデジタル信号の情報速度と
が一致するように読み出しクロック信号の周波数を制御
する、ことを特徴とするものである。
読み出しクロック源と、FIFO制御手段と、周波数制
御手段とを有し、FIFOは、第1のデジタル信号が入
力され、かつ、読み出しクロック源から出力される読み
出しクロック信号の周波数と等しい伝送速度の第2のデ
ジタル信号を出力し、FIFO制御手段は、上記速度変
換方法に基づいて、Aビット又はBビットの無効データ
が挿入されるべき時間帯にはFIFOからの信号出力を
停止し、それ以外の時間帯にはFIFOから信号を出力
するように制御し、かつ、A又はBの値を変更するため
の設定信号が入力され、周波数制御手段は、第1のデジ
タル信号の情報速度と第2のデジタル信号の情報速度と
が一致するように読み出しクロック信号の周波数を制御
する、ことを特徴とするものである。
【0023】この速度変換回路によれば、読み出しクロ
ックの周波数制御手段を備えているため、入出力データ
の情報速度を正確に一致させることが可能であり、請求
項7に記載された速度変換方法を実現することが可能と
なる。
ックの周波数制御手段を備えているため、入出力データ
の情報速度を正確に一致させることが可能であり、請求
項7に記載された速度変換方法を実現することが可能と
なる。
【0024】本発明の他の速度変換回路は、第1のFI
FOと、第2のFIFOと、読み出しクロック源と、F
IFO制御手段と、信号選択手段とを有し、第1のFI
FOは、固定長のパケットが時分割多重された第1のデ
ジタル信号が入力され、読み出しクロック源から出力さ
れる読み出しクロック信号の周波数と等しい伝送速度の
第2のデジタル信号を出力し、第2のFIFOは、第3
のデジタル信号が入力され、読み出しクロック源から出
力される読み出しクロック信号の周波数と等しい伝送速
度の第4のデジタル信号を出力し、FIFO制御手段
は、上記の速度変換方法に基づいて、Aビット又はBビ
ットの無効データが挿入されるべき時間帯には第1のF
IFOからの信号出力は停止し、第2のFIFOからは
信号を出力し、それ以外の時間帯には第1のFIFOか
らは信号を出力し、第2のFIFOからの信号出力は停
止するように制御し、かつ、A又はBの値を変更するた
めの設定信号が入力され、信号選択手段は、FIFO制
御手段により第1のFIFO又は第2のFIFOから出
力される第2のデジタル信号又は第4のデジタル信号を
選択的に出力する、ことを特徴とするものである。
FOと、第2のFIFOと、読み出しクロック源と、F
IFO制御手段と、信号選択手段とを有し、第1のFI
FOは、固定長のパケットが時分割多重された第1のデ
ジタル信号が入力され、読み出しクロック源から出力さ
れる読み出しクロック信号の周波数と等しい伝送速度の
第2のデジタル信号を出力し、第2のFIFOは、第3
のデジタル信号が入力され、読み出しクロック源から出
力される読み出しクロック信号の周波数と等しい伝送速
度の第4のデジタル信号を出力し、FIFO制御手段
は、上記の速度変換方法に基づいて、Aビット又はBビ
ットの無効データが挿入されるべき時間帯には第1のF
IFOからの信号出力は停止し、第2のFIFOからは
信号を出力し、それ以外の時間帯には第1のFIFOか
らは信号を出力し、第2のFIFOからの信号出力は停
止するように制御し、かつ、A又はBの値を変更するた
めの設定信号が入力され、信号選択手段は、FIFO制
御手段により第1のFIFO又は第2のFIFOから出
力される第2のデジタル信号又は第4のデジタル信号を
選択的に出力する、ことを特徴とするものである。
【0025】この速度変換回路によれば、無効データ領
域に他の有効データを挿入することが可能であり、伝送
効率を向上させることが可能である。
域に他の有効データを挿入することが可能であり、伝送
効率を向上させることが可能である。
【0026】本発明のさらに他の速度変換回路は、第1
のFIFOと、第2のFIFOと、読み出しクロック源
と、FIFO制御手段と、信号選択手段と、周波数制御
手段とを有し、第1のFIFOは、固定長のパケットが
時分割多重された第1のデジタル信号が入力され、読み
出しクロック源から出力される読み出しクロック信号の
周波数と等しい伝送速度の第2のデジタル信号を出力
し、第2のFIFOは、第3のデジタル信号が入力さ
れ、読み出しクロック源から出力される読み出しクロッ
ク信号の周波数と等しい伝送速度の第4のデジタル信号
を出力し、FIFO制御手段は、上記の速度変換方法に
基づいて、Aビット又はBビットの無効データが挿入さ
れるべき時間帯には第1のFIFOからの信号出力は停
止し、第2のFIFOからは信号を出力し、それ以外の
時間帯には第1のFIFOからは信号を出力し、第2の
FIFOからの信号出力は停止するように制御し、か
つ、A又はBの値を変更するための設定信号が入力さ
れ、信号選択手段は、FIFO制御手段により第1のF
IFO又は第2のFIFOから出力される第2のデジタ
ル信号又は第4のデジタル信号を選択的に出力し、周波
数制御手段は、第1のデジタル信号の情報速度と第2の
デジタル信号の情報速度とが一致するように読み出しク
ロック信号の周波数を制御する、ことを特徴とするもの
である。
のFIFOと、第2のFIFOと、読み出しクロック源
と、FIFO制御手段と、信号選択手段と、周波数制御
手段とを有し、第1のFIFOは、固定長のパケットが
時分割多重された第1のデジタル信号が入力され、読み
出しクロック源から出力される読み出しクロック信号の
周波数と等しい伝送速度の第2のデジタル信号を出力
し、第2のFIFOは、第3のデジタル信号が入力さ
れ、読み出しクロック源から出力される読み出しクロッ
ク信号の周波数と等しい伝送速度の第4のデジタル信号
を出力し、FIFO制御手段は、上記の速度変換方法に
基づいて、Aビット又はBビットの無効データが挿入さ
れるべき時間帯には第1のFIFOからの信号出力は停
止し、第2のFIFOからは信号を出力し、それ以外の
時間帯には第1のFIFOからは信号を出力し、第2の
FIFOからの信号出力は停止するように制御し、か
つ、A又はBの値を変更するための設定信号が入力さ
れ、信号選択手段は、FIFO制御手段により第1のF
IFO又は第2のFIFOから出力される第2のデジタ
ル信号又は第4のデジタル信号を選択的に出力し、周波
数制御手段は、第1のデジタル信号の情報速度と第2の
デジタル信号の情報速度とが一致するように読み出しク
ロック信号の周波数を制御する、ことを特徴とするもの
である。
【0027】この速度変換回路によれば、読み出しクロ
ックの周波数制御手段を備えているため、入出力データ
の情報速度を正確に一致させることが可能であるととも
に、無効データ領域に他の有効データを挿入することが
可能であり、伝送効率を向上させることが可能である。
ックの周波数制御手段を備えているため、入出力データ
の情報速度を正確に一致させることが可能であるととも
に、無効データ領域に他の有効データを挿入することが
可能であり、伝送効率を向上させることが可能である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1は、本発明による速度変換
方法の原理を説明するための説明図である。
面を参照して説明する。図1は、本発明による速度変換
方法の原理を説明するための説明図である。
【0029】図1に示すように、速度変換回路10は、
Pビット(Pは自然数)固定長のパケットで構成され
る、情報速度RIの入力信号20を入力し、伝送速度F
の出力信号30を出力する。出力信号30は、N個(N
は2以上の整数)のパケットを含むパケット群が時分割
多重されて構成されている。このパケット群は、1番目
からN−1番目のパケットの末尾にAビット(Aは零以
上の整数)、N番目のパケットの末尾にBビット(Bは
Aとは異なる自然数)の無効データがそれぞれ挿入され
て構成される。この出力信号30の情報速度ROは、P
NF/{PN+A(N−1)+B}で表され、このRO
とRIが一致するようにN、A、Bの値が設定される。
RIの異なる信号が入力される場合には、それに応じた
N、A、Bを設定すればよく、出力信号30の伝送速度
Fは一定のまま、複数の情報速度の入力信号に対応する
ことが可能である。
Pビット(Pは自然数)固定長のパケットで構成され
る、情報速度RIの入力信号20を入力し、伝送速度F
の出力信号30を出力する。出力信号30は、N個(N
は2以上の整数)のパケットを含むパケット群が時分割
多重されて構成されている。このパケット群は、1番目
からN−1番目のパケットの末尾にAビット(Aは零以
上の整数)、N番目のパケットの末尾にBビット(Bは
Aとは異なる自然数)の無効データがそれぞれ挿入され
て構成される。この出力信号30の情報速度ROは、P
NF/{PN+A(N−1)+B}で表され、このRO
とRIが一致するようにN、A、Bの値が設定される。
RIの異なる信号が入力される場合には、それに応じた
N、A、Bを設定すればよく、出力信号30の伝送速度
Fは一定のまま、複数の情報速度の入力信号に対応する
ことが可能である。
【0030】なお、図1ではBビットの無効データをパ
ケット群の末尾に挿入しているが、これをパケット群の
先頭に挿入してもよい。
ケット群の末尾に挿入しているが、これをパケット群の
先頭に挿入してもよい。
【0031】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
速度変換回路を示すブロック図である。図2では、18
8バイトのパケット長を有するMPEG−2のトランス
ポートパケットの速度変換を行うための速度変換回路を
示している。図2に示すように、第1の実施の形態に係
る速度変換回路10は、メモリ素子であるFIFO(Fi
rst In First Out)40、同期検出回路50、発振器6
0、FIFO制御回路70を有し、データ信号及びクロ
ック信号の入力端子11及び出力端子12と、複数の信
号速度に対応するための設定端子13を備えている。
速度変換回路を示すブロック図である。図2では、18
8バイトのパケット長を有するMPEG−2のトランス
ポートパケットの速度変換を行うための速度変換回路を
示している。図2に示すように、第1の実施の形態に係
る速度変換回路10は、メモリ素子であるFIFO(Fi
rst In First Out)40、同期検出回路50、発振器6
0、FIFO制御回路70を有し、データ信号及びクロ
ック信号の入力端子11及び出力端子12と、複数の信
号速度に対応するための設定端子13を備えている。
【0032】FIFO40は、入力されるデータ信号の
メモリへの書き込みの可否を制御するライトイネーブル
端子41と、メモリに書き込まれたデータの読み出しの
可否を制御するリードイネーブル端子42をそれぞれ備
えており、FIFO制御回路70から出力される、ライ
トイネーブル制御信号120及びリードイネーブル制御
信号130がそれぞれ入力される。なお、第1の実施の
形態で使用されるFIFO40は、ライトイネーブル制
御信号120及びリードイネーブル制御信号130の信
号レベルが共にHighの時にアクティブになる仕様と
なっている。
メモリへの書き込みの可否を制御するライトイネーブル
端子41と、メモリに書き込まれたデータの読み出しの
可否を制御するリードイネーブル端子42をそれぞれ備
えており、FIFO制御回路70から出力される、ライ
トイネーブル制御信号120及びリードイネーブル制御
信号130がそれぞれ入力される。なお、第1の実施の
形態で使用されるFIFO40は、ライトイネーブル制
御信号120及びリードイネーブル制御信号130の信
号レベルが共にHighの時にアクティブになる仕様と
なっている。
【0033】同期検出回路50は、TSパケットの先頭
からFIFO40に書き込みを開始するために設けられ
ており、TSパケットの同期バイトの位置で同期パルス
110を出力する。この同期パルス110はFIFO制
御回路70に入力され、TSパケットの先頭位置からF
IFO40にデータが書き込み始めるようにライトイネ
ーブル制御信号120が出力される。なお、第1の実施
の形態で使用される入力信号20は、TSパケットのみ
が時分割多重された固定ビットレートの信号であるた
め、ライトイネーブル制御信号120は、一度Lowか
らHighに遷移すると信号レベルがHighに固定さ
れる仕様となっている。
からFIFO40に書き込みを開始するために設けられ
ており、TSパケットの同期バイトの位置で同期パルス
110を出力する。この同期パルス110はFIFO制
御回路70に入力され、TSパケットの先頭位置からF
IFO40にデータが書き込み始めるようにライトイネ
ーブル制御信号120が出力される。なお、第1の実施
の形態で使用される入力信号20は、TSパケットのみ
が時分割多重された固定ビットレートの信号であるた
め、ライトイネーブル制御信号120は、一度Lowか
らHighに遷移すると信号レベルがHighに固定さ
れる仕様となっている。
【0034】一方、FIFO40からのデータの読み出
しは、発振器60から出力される読み出しクロック90
に同期して行われる。なお、第1の実施の形態では、読
み出しクロック90の周波数は固定である。また、第1
の実施の形態で用いられる速度変換回路は、ビットレー
ト毎秒16.39メガビットのMPEG−2 TS(T
S1)と毎秒11.592メガビットのMPEG−2
TS(TS2)の2種類の信号に対して速度変換を行
い、FIFO制御回路70の設定端子13に入力される
設定信号140をHighとすればTS1、Lowとす
ればTS2をそれぞれ速度変換する仕様となっている。
しは、発振器60から出力される読み出しクロック90
に同期して行われる。なお、第1の実施の形態では、読
み出しクロック90の周波数は固定である。また、第1
の実施の形態で用いられる速度変換回路は、ビットレー
ト毎秒16.39メガビットのMPEG−2 TS(T
S1)と毎秒11.592メガビットのMPEG−2
TS(TS2)の2種類の信号に対して速度変換を行
い、FIFO制御回路70の設定端子13に入力される
設定信号140をHighとすればTS1、Lowとす
ればTS2をそれぞれ速度変換する仕様となっている。
【0035】次に、読み出しクロック90の周波数を固
定としてTS1とTS2に対応する速度変換回路を実現
するための、出力信号30のフォーマットを説明する。
出力信号30のパケット群に含まれるTSパケットの数
と無効データの総数をそれぞれN及びAバイト、読み出
しクロック90の周波数をFメガヘルツ、入力信号20
の情報速度を毎秒RIメガビットとすれば、188・N
・F/(188・N+A)=RIが成り立つ。従って、
入力信号20としてTS1が入力されるときのN及びA
をN1及びA1、またTS2が入力されるときのN及び
AをN2及びA2とすれば、以下に示される2つの式が
同時に成立する必要がある。
定としてTS1とTS2に対応する速度変換回路を実現
するための、出力信号30のフォーマットを説明する。
出力信号30のパケット群に含まれるTSパケットの数
と無効データの総数をそれぞれN及びAバイト、読み出
しクロック90の周波数をFメガヘルツ、入力信号20
の情報速度を毎秒RIメガビットとすれば、188・N
・F/(188・N+A)=RIが成り立つ。従って、
入力信号20としてTS1が入力されるときのN及びA
をN1及びA1、またTS2が入力されるときのN及び
AをN2及びA2とすれば、以下に示される2つの式が
同時に成立する必要がある。
【0036】 188N1F/(188N1+A1)=16.39 188N2F/(188N2+A2)=11.592 この連立方程式は変数が5つあるのに対して方程式が2
つしかないために解の組み合わせが複数存在するが、本
実施の形態ではそれらのうち、F=16.8433MH
z、N1=5、A1=26、N2=6、A2=511を
用いることとした。
つしかないために解の組み合わせが複数存在するが、本
実施の形態ではそれらのうち、F=16.8433MH
z、N1=5、A1=26、N2=6、A2=511を
用いることとした。
【0037】図3は、本発明の第1の実施の形態に係る
速度変換回路を用いて、TS1とTS2の2種類の信号
に対して速度変換を行った場合の、出力信号のフォーマ
ットを説明するための説明図であり、(a)はTS1の
場合、(b)はTS2の場合をそれぞれ示す。
速度変換回路を用いて、TS1とTS2の2種類の信号
に対して速度変換を行った場合の、出力信号のフォーマ
ットを説明するための説明図であり、(a)はTS1の
場合、(b)はTS2の場合をそれぞれ示す。
【0038】図3に示すように、出力信号は、連続した
TSパケットとその末尾に挿入される無効データからパ
ケット群を構成するフォーマットになっている。挿入す
る無効データのバイト数は前述の計算結果で得られたA
1又はA2であり、TS1が入力される際には5つのT
Sパケットに1回の割合で26バイトの無効データを挿
入し(図3(a)参照)、また、TS2が入力される際
には6つのTSパケットに1回の割合で511バイトの
無効データを挿入する(図3(b)参照)。これによっ
て、どちらのデータに対しても正しい速度変換が行われ
ることになる。
TSパケットとその末尾に挿入される無効データからパ
ケット群を構成するフォーマットになっている。挿入す
る無効データのバイト数は前述の計算結果で得られたA
1又はA2であり、TS1が入力される際には5つのT
Sパケットに1回の割合で26バイトの無効データを挿
入し(図3(a)参照)、また、TS2が入力される際
には6つのTSパケットに1回の割合で511バイトの
無効データを挿入する(図3(b)参照)。これによっ
て、どちらのデータに対しても正しい速度変換が行われ
ることになる。
【0039】従って、本発明によれば、従来の方法に比
べ、わずかな制御の追加を行うだけで、十分に安価な速
度変換回路を構成することが可能となる。
べ、わずかな制御の追加を行うだけで、十分に安価な速
度変換回路を構成することが可能となる。
【0040】図4は、本発明の第1の実施の形態の変形
例に係る速度変換回路を用いて、TS1とTS2の2種
類の信号に対して速度変換を行った場合の、出力信号の
フォーマットを説明するための説明図であり、(a)は
TS1の場合、(b)はTS2の場合をそれぞれ示す。
例に係る速度変換回路を用いて、TS1とTS2の2種
類の信号に対して速度変換を行った場合の、出力信号の
フォーマットを説明するための説明図であり、(a)は
TS1の場合、(b)はTS2の場合をそれぞれ示す。
【0041】図4に示すように、この変形例では、互い
にデータ長の異なる2種類の無効データである無効デー
タAと無効データBを、ひとつのパケット群の中に挿入
している。無効データAのデータ長は、パケット群に含
まれる無効データの総数を、パケット群に含まれるTS
パケットの数で割った値の小数第一位を四捨五入するこ
とにより得られる整数と等しく設定した。すなわち、T
S1の場合はパケット群の無効データの総数は26バイ
トで、かつパケット群は5つのTSパケットを含んでい
るため、無効データAは5バイト、無効データBは6バ
イトと設定される(図4(a)参照)。一方、TS2の
場合は、無効データAを85バイト、無効データBを8
6バイトと設定した(図4(b)参照)。
にデータ長の異なる2種類の無効データである無効デー
タAと無効データBを、ひとつのパケット群の中に挿入
している。無効データAのデータ長は、パケット群に含
まれる無効データの総数を、パケット群に含まれるTS
パケットの数で割った値の小数第一位を四捨五入するこ
とにより得られる整数と等しく設定した。すなわち、T
S1の場合はパケット群の無効データの総数は26バイ
トで、かつパケット群は5つのTSパケットを含んでい
るため、無効データAは5バイト、無効データBは6バ
イトと設定される(図4(a)参照)。一方、TS2の
場合は、無効データAを85バイト、無効データBを8
6バイトと設定した(図4(b)参照)。
【0042】このようなフォーマットの出力信号を用い
れば、各TSパケット間の無効データのデータ長のばら
つきが小さくなるため、速度変換により生じるTSパケ
ットのジッタを低く押さえることができる。
れば、各TSパケット間の無効データのデータ長のばら
つきが小さくなるため、速度変換により生じるTSパケ
ットのジッタを低く押さえることができる。
【0043】図5は、本発明の第1の実施の形態の他の
変形例に係る速度変換回路を用いて、TS1とTS2の
2種類の信号に対して速度変換を行った場合の、出力信
号のフォーマットを説明するための説明図であり、
(a)はTS1の場合、(b)はTS2の場合をそれぞ
れ示す。
変形例に係る速度変換回路を用いて、TS1とTS2の
2種類の信号に対して速度変換を行った場合の、出力信
号のフォーマットを説明するための説明図であり、
(a)はTS1の場合、(b)はTS2の場合をそれぞ
れ示す。
【0044】図5に示すように、この変形例では、互い
にデータ長の異なる2種類の無効データである無効デー
タAと無効データBを、ひとつのパケット群の中に挿入
している。無効データAのデータ長は、パケット群に含
まれる無効データの総数を、パケット群に含まれるTS
パケットの数から1を引いた数で割った値を超えない最
大の整数と等しく設定した。すなわち、TS1の場合は
パケット群の無効データの総数は26バイトで、かつパ
ケット群は5つのTSパケットを含んでいるため、無効
データAは6バイト、無効データBは2バイトと設定さ
れる(図5(a)参照)。
にデータ長の異なる2種類の無効データである無効デー
タAと無効データBを、ひとつのパケット群の中に挿入
している。無効データAのデータ長は、パケット群に含
まれる無効データの総数を、パケット群に含まれるTS
パケットの数から1を引いた数で割った値を超えない最
大の整数と等しく設定した。すなわち、TS1の場合は
パケット群の無効データの総数は26バイトで、かつパ
ケット群は5つのTSパケットを含んでいるため、無効
データAは6バイト、無効データBは2バイトと設定さ
れる(図5(a)参照)。
【0045】一方、TS2の場合は、無効データAを1
02バイト、無効データBを1バイトと設定した(図5
(b)参照)。
02バイト、無効データBを1バイトと設定した(図5
(b)参照)。
【0046】このようなフォーマットの出力信号を用い
ることにより、FIFO制御回路70で必要とされる、
無効データをカウントするためのカウンタの規模を小さ
く押さえることができる。すなわち、この変形例では、
無効データAの最大値は102であるためにフリップフ
ロップ(以下、FFという)は7つ、また無効データB
の最大値は2であるためFFは1つなので、合計8つの
FFが必要である。それに対し、図3に示す第1の実施
の形態では合計9つ、図4に示す第1の実施の形態の変
形例では14個のFFが必要であり、いずれの場合も、
図5に示す他の変形例より回路規模を大きくする必要が
ある。
ることにより、FIFO制御回路70で必要とされる、
無効データをカウントするためのカウンタの規模を小さ
く押さえることができる。すなわち、この変形例では、
無効データAの最大値は102であるためにフリップフ
ロップ(以下、FFという)は7つ、また無効データB
の最大値は2であるためFFは1つなので、合計8つの
FFが必要である。それに対し、図3に示す第1の実施
の形態では合計9つ、図4に示す第1の実施の形態の変
形例では14個のFFが必要であり、いずれの場合も、
図5に示す他の変形例より回路規模を大きくする必要が
ある。
【0047】図6は、本発明の第2の実施の形態に係る
速度変換回路を用いた、有線デジタル放送システムの構
成を示すブロック図である。
速度変換回路を用いた、有線デジタル放送システムの構
成を示すブロック図である。
【0048】図6に示すように、放送信号を送出する送
信局150と、加入者宅に設置される受信機240〜2
42とは、光ファイバ220〜223及びスターカプラ
230から構成される、パッシブダブルスター型の光フ
ァイバ網により互いに接続されている。
信局150と、加入者宅に設置される受信機240〜2
42とは、光ファイバ220〜223及びスターカプラ
230から構成される、パッシブダブルスター型の光フ
ァイバ網により互いに接続されている。
【0049】この有線デジタル放送システムは、無線信
号の形態のデジタル放送信号を送信局で受信・復調して
デジタル信号に変換し、このデジタル信号を時分割多重
したのち、光信号として各視聴者に分配するシステムで
ある。それに加え、本システムは、無線信号として提供
されている2つの放送サービスを同時に収容して分配す
る機能をも併せ持っている。実際に本実施の形態では、
放送サービスAと放送サービスBの2つのサービスを本
システムに収容している。
号の形態のデジタル放送信号を送信局で受信・復調して
デジタル信号に変換し、このデジタル信号を時分割多重
したのち、光信号として各視聴者に分配するシステムで
ある。それに加え、本システムは、無線信号として提供
されている2つの放送サービスを同時に収容して分配す
る機能をも併せ持っている。実際に本実施の形態では、
放送サービスAと放送サービスBの2つのサービスを本
システムに収容している。
【0050】送信局150は、アンテナ160、161
及び復調回路170、171、フレーム化回路180、
181、TS多重回路190、191、ビット多重回路
200、光送信回路210から構成される。放送サービ
スA用の無線信号250は、アンテナ160で受信され
る後復調回路170で復調され、TSデータ信号260
に変換される。このTSデータ信号260は、映像番組
が4ないし5番組程度パケット多重される、情報速度が
毎秒約29.162メガビットのMPEG−2TSスト
リームである。
及び復調回路170、171、フレーム化回路180、
181、TS多重回路190、191、ビット多重回路
200、光送信回路210から構成される。放送サービ
スA用の無線信号250は、アンテナ160で受信され
る後復調回路170で復調され、TSデータ信号260
に変換される。このTSデータ信号260は、映像番組
が4ないし5番組程度パケット多重される、情報速度が
毎秒約29.162メガビットのMPEG−2TSスト
リームである。
【0051】一方、放送サービスB用の無線信号251
も、無線信号250と同様に、アンテナ161と復調回
路171を経てTSデータ信号261に変換される。こ
のTSデータ信号261も、TSデータ信号260と同
一フォーマットであるが、情報速度は毎秒約25.15
66メガビットである。
も、無線信号250と同様に、アンテナ161と復調回
路171を経てTSデータ信号261に変換される。こ
のTSデータ信号261も、TSデータ信号260と同
一フォーマットであるが、情報速度は毎秒約25.15
66メガビットである。
【0052】放送サービスA用のTSデータ信号260
は、フレーム化回路180によりビットレート毎秒3
1.104メガビットのフレーム化TSデータ信号27
0に変換される。図7(b)は、フレーム化TSデータ
信号270のフォーマットを説明するための説明図であ
る。図7(b)に示すように、フレーム化TSデータ信
号270は、125マイクロ秒周期のフレームのペイロ
ードに入力されるTSデータ信号260と、フレーム同
期パターンA、スタッフ情報B、固定パターンC及びス
タッフビットDからなるヘッダとを格納している。この
フレーム化TSデータ信号270はTS多重回路190
に入力後バイト多重され、ビットレートが毎秒155.
52メガビットの単位チャネル信号280に変換され
る。
は、フレーム化回路180によりビットレート毎秒3
1.104メガビットのフレーム化TSデータ信号27
0に変換される。図7(b)は、フレーム化TSデータ
信号270のフォーマットを説明するための説明図であ
る。図7(b)に示すように、フレーム化TSデータ信
号270は、125マイクロ秒周期のフレームのペイロ
ードに入力されるTSデータ信号260と、フレーム同
期パターンA、スタッフ情報B、固定パターンC及びス
タッフビットDからなるヘッダとを格納している。この
フレーム化TSデータ信号270はTS多重回路190
に入力後バイト多重され、ビットレートが毎秒155.
52メガビットの単位チャネル信号280に変換され
る。
【0053】図7(a)は、この単位チャネル信号28
0のフレームフォーマットを説明するための説明図であ
る。図7(a)に示すように、単位チャネル信号280
は、ペイロードと、フレーム同期パターンA、スタッフ
情報B、固定パターンC及びスタッフビットDからなる
ヘッダとを格納している。
0のフレームフォーマットを説明するための説明図であ
る。図7(a)に示すように、単位チャネル信号280
は、ペイロードと、フレーム同期パターンA、スタッフ
情報B、固定パターンC及びスタッフビットDからなる
ヘッダとを格納している。
【0054】一方、放送サービスB用のTSデータ信号
261も、TSデータ信号260と同様に、フレーム化
回路181及びTS多重回路191を経て、図8(a)
に示すようなフォーマットの単位チャネル信号281に
変換される。
261も、TSデータ信号260と同様に、フレーム化
回路181及びTS多重回路191を経て、図8(a)
に示すようなフォーマットの単位チャネル信号281に
変換される。
【0055】フレーム化回路181から出力されるフレ
ーム化TSデータ信号271は、図8(b)に示すよう
なフォーマットになり、フレーム化TSデータ信号27
0とは異なり、毎秒25.92メガビットのビットレー
トになる。それに伴って単位チャネル信号281のフォ
ーマットも単位チャネル信号280とは異なっており、
図8(b)に示すように、フレーム化TSデータ信号2
71を6つ多重して構成されるフォーマットになる。
ーム化TSデータ信号271は、図8(b)に示すよう
なフォーマットになり、フレーム化TSデータ信号27
0とは異なり、毎秒25.92メガビットのビットレー
トになる。それに伴って単位チャネル信号281のフォ
ーマットも単位チャネル信号280とは異なっており、
図8(b)に示すように、フレーム化TSデータ信号2
71を6つ多重して構成されるフォーマットになる。
【0056】以上説明したようにして生成される単位チ
ャネル信号280及び281は、それぞれ4チャネルず
つがビット多重回路200に入力されて1ビットずつ順
次時分割多重され、ビットレート毎秒1244.16メ
ガビットの高速データ信号290に変換される。この高
速データ信号290は光送信回路210により信号光3
00に変換され、光ファイバ220に送信される。
ャネル信号280及び281は、それぞれ4チャネルず
つがビット多重回路200に入力されて1ビットずつ順
次時分割多重され、ビットレート毎秒1244.16メ
ガビットの高速データ信号290に変換される。この高
速データ信号290は光送信回路210により信号光3
00に変換され、光ファイバ220に送信される。
【0057】図9は、本発明の第2の実施の形態に係る
速度変換回路を用いた受信機240の構成を示すブロッ
ク図である。図6に示す受信機240〜242は、図9
に示す構成の受信機240が使用される。図9に示す受
信機240は、光受信回路310、ビット分離回路32
0、単位チャネル選択回路330、TS選択回路34
0、速度変換回路10、TS分離回路350、MPEG
−2復号化回路360、番組選択制御回路370から構
成される。
速度変換回路を用いた受信機240の構成を示すブロッ
ク図である。図6に示す受信機240〜242は、図9
に示す構成の受信機240が使用される。図9に示す受
信機240は、光受信回路310、ビット分離回路32
0、単位チャネル選択回路330、TS選択回路34
0、速度変換回路10、TS分離回路350、MPEG
−2復号化回路360、番組選択制御回路370から構
成される。
【0058】光受信回路310は、図6における送信局
150から送信される信号光300を受信してビットレ
ート毎秒1244.16メガビットの高速データ信号2
90を出力する。出力された高速データ信号290は、
ビット分離回路320により毎秒155.52メガビッ
トの単位チャネル信号8チャネルに分離される。これら
8チャネルの単位チャネル信号は単位チャネル選択回路
330に入力される。この単位チャネル選択回路330
からは、視聴者が受信を希望している映像番組の信号を
含んでいる単位チャネル信号280のみが出力される。
なお、単位チャネル選択回路330における選択制御
は、番組選択制御回路370から出力される番組選択制
御信号430に基づいて行われる。
150から送信される信号光300を受信してビットレ
ート毎秒1244.16メガビットの高速データ信号2
90を出力する。出力された高速データ信号290は、
ビット分離回路320により毎秒155.52メガビッ
トの単位チャネル信号8チャネルに分離される。これら
8チャネルの単位チャネル信号は単位チャネル選択回路
330に入力される。この単位チャネル選択回路330
からは、視聴者が受信を希望している映像番組の信号を
含んでいる単位チャネル信号280のみが出力される。
なお、単位チャネル選択回路330における選択制御
は、番組選択制御回路370から出力される番組選択制
御信号430に基づいて行われる。
【0059】次いで、単位チャネル信号280はTS選
択回路340に入力される。このTS選択回路340か
らは、視聴者が受信を希望している映像番組の信号を含
んでいるフレーム化TSデータ信号270のみが、フレ
ーム化TSクロック信号380とともに出力される。な
お前述の通り、放送サービスA用及び放送サービスB用
のフレーム化TSデータ信号は、それぞれ単位チャネル
信号に5多重及び6多重されている。このように、TS
選択回路340は、番組選択制御回路370から与えら
れる番組選択制御信号431に従って、フレーム化TS
データ信号の多重度が異なる複数のフレームフォーマッ
トの単位チャネル信号に対応することが可能である。
択回路340に入力される。このTS選択回路340か
らは、視聴者が受信を希望している映像番組の信号を含
んでいるフレーム化TSデータ信号270のみが、フレ
ーム化TSクロック信号380とともに出力される。な
お前述の通り、放送サービスA用及び放送サービスB用
のフレーム化TSデータ信号は、それぞれ単位チャネル
信号に5多重及び6多重されている。このように、TS
選択回路340は、番組選択制御回路370から与えら
れる番組選択制御信号431に従って、フレーム化TS
データ信号の多重度が異なる複数のフレームフォーマッ
トの単位チャネル信号に対応することが可能である。
【0060】次いで、フレーム化TSデータ信号270
は速度変換回路10に入力されるが、この速度変換回路
10では、フレーム化TSデータ信号270のペイロー
ドから取り出され、さらに速度変換されるTSデータ信
号260が、TSクロック信号390及びTS同期信号
400とともに出力される。この速度変換回路10もT
S選択回路340と同様に、フレームフォーマットの異
なる複数のフレーム化TSデータ信号270に対応する
必要があるが、対応するフレームフォーマットの切替
は、番組選択制御回路370から出力される番組選択制
御信号432に従って行われている。
は速度変換回路10に入力されるが、この速度変換回路
10では、フレーム化TSデータ信号270のペイロー
ドから取り出され、さらに速度変換されるTSデータ信
号260が、TSクロック信号390及びTS同期信号
400とともに出力される。この速度変換回路10もT
S選択回路340と同様に、フレームフォーマットの異
なる複数のフレーム化TSデータ信号270に対応する
必要があるが、対応するフレームフォーマットの切替
は、番組選択制御回路370から出力される番組選択制
御信号432に従って行われている。
【0061】次いで、TSデータ信号260はTS分離
回路350に入力されるが、このTS分離回路350で
は、TSデータ信号260から視聴者が受信を希望して
いる映像番組の信号を含んでいるTSパケットのみが分
離されて出力される。最終的には、この分離されるTS
パケットがMPEG−2復号化回路360により復号化
されて、アナログ映像信号410及びアナログ音声信号
420として受信機240から出力され、これらをテレ
ビ受像機等を用いて視聴することになる。
回路350に入力されるが、このTS分離回路350で
は、TSデータ信号260から視聴者が受信を希望して
いる映像番組の信号を含んでいるTSパケットのみが分
離されて出力される。最終的には、この分離されるTS
パケットがMPEG−2復号化回路360により復号化
されて、アナログ映像信号410及びアナログ音声信号
420として受信機240から出力され、これらをテレ
ビ受像機等を用いて視聴することになる。
【0062】なお、TS分離回路350における選択制
御は、番組選択制御回路370から出力される番組選択
制御信号433に基づいて行われ、MPEG−2復号化
回路360における選択制御は、番組選択制御回路37
0から出力される番組選択制御信号434に基づいて行
われる。
御は、番組選択制御回路370から出力される番組選択
制御信号433に基づいて行われ、MPEG−2復号化
回路360における選択制御は、番組選択制御回路37
0から出力される番組選択制御信号434に基づいて行
われる。
【0063】図10は、本発明の第2の実施の形態に係
る速度変換回路を示すブロック図である。図10に示す
ように、受信機240に使用される速度変換回路10
は、同期検出回路50と同期検出回路51の2つの同期
検出回路を有する。同期検出回路51は、入力されるフ
レーム化TSデータ信号270のフレームに同期した同
期パルス111を出力する機能を有する。また一方の同
期検出回路50は、入力されるフレーム化TSデータ信
号270及び同期パルス111を用いて、フレーム化T
Sデータ信号270に格納されているTSパケットに同
期した同期パルス110を出力する機能を有する。
る速度変換回路を示すブロック図である。図10に示す
ように、受信機240に使用される速度変換回路10
は、同期検出回路50と同期検出回路51の2つの同期
検出回路を有する。同期検出回路51は、入力されるフ
レーム化TSデータ信号270のフレームに同期した同
期パルス111を出力する機能を有する。また一方の同
期検出回路50は、入力されるフレーム化TSデータ信
号270及び同期パルス111を用いて、フレーム化T
Sデータ信号270に格納されているTSパケットに同
期した同期パルス110を出力する機能を有する。
【0064】これらの同期パルス110及び111をF
IFO制御回路70に入力することにより、フレーム化
TSデータ信号270に格納されているTSパケットの
みを、このTSパケットの先頭からFIFO40に書き
込むように、ライトイネーブル制御信号120が出力さ
れる。
IFO制御回路70に入力することにより、フレーム化
TSデータ信号270に格納されているTSパケットの
みを、このTSパケットの先頭からFIFO40に書き
込むように、ライトイネーブル制御信号120が出力さ
れる。
【0065】一方、発振器60から出力される読み出し
クロック90と、FIFO制御回路70から出力される
リードイネーブル制御信号130とを用いて、FIFO
40からTSデータ信号260を出力させる。またそれ
と同時に、TSデータ信号260に含まれるTSパケッ
トの先頭でのみHighレベルとなるTS同期信号40
0がTS同期信号発生回路440から出力される。
クロック90と、FIFO制御回路70から出力される
リードイネーブル制御信号130とを用いて、FIFO
40からTSデータ信号260を出力させる。またそれ
と同時に、TSデータ信号260に含まれるTSパケッ
トの先頭でのみHighレベルとなるTS同期信号40
0がTS同期信号発生回路440から出力される。
【0066】図11は、本発明の第2の実施の形態に係
る速度変換回路に用いられるTSデータ信号260のフ
ォーマットを説明するための説明図であり、(a)は放
送サービスA用フレーム化TSデータ信号が入力される
場合、(b)は放送サービスB用フレーム化TSデータ
信号が入力される場合をそれぞれ示す。
る速度変換回路に用いられるTSデータ信号260のフ
ォーマットを説明するための説明図であり、(a)は放
送サービスA用フレーム化TSデータ信号が入力される
場合、(b)は放送サービスB用フレーム化TSデータ
信号が入力される場合をそれぞれ示す。
【0067】図11に示すように、速度変換回路10に
入力されるTSデータ信号270が、放送サービスAの
信号か放送サービスBの信号かによって、各TSパケッ
トの間に挿入される無効データのバイト数が切り替えら
れる。この切替は、FIFO制御回路70に入力される
番組選択制御信号432を用いてリードイネーブル制御
信号130のタイミングを変更することにより行われ
る。より具体的には、放送サービスA用のフレーム化T
Sデータ信号が入力される場合には、TSパケット5つ
でパケット群を構成し、1番目から4番目のTSパケッ
トの末尾には19バイトの無効データAを、また5番目
のTSパケットの末尾には18バイトの無効データBを
それぞれ挿入する(図11(a)参照)。
入力されるTSデータ信号270が、放送サービスAの
信号か放送サービスBの信号かによって、各TSパケッ
トの間に挿入される無効データのバイト数が切り替えら
れる。この切替は、FIFO制御回路70に入力される
番組選択制御信号432を用いてリードイネーブル制御
信号130のタイミングを変更することにより行われ
る。より具体的には、放送サービスA用のフレーム化T
Sデータ信号が入力される場合には、TSパケット5つ
でパケット群を構成し、1番目から4番目のTSパケッ
トの末尾には19バイトの無効データAを、また5番目
のTSパケットの末尾には18バイトの無効データBを
それぞれ挿入する(図11(a)参照)。
【0068】一方、放送サービスB用のフレーム化TS
データ信号が入力される場合には、TSパケット11個
でパケット群を構成し、1番目から10番目のTSパケ
ットの末尾には52バイトの無効データAを、また11
番目のTSパケットの末尾には49バイトの無効データ
Bをそれぞれ挿入する(図11(b)参照)。なお、こ
の回路は8ビットパラレル信号としてデータが処理され
ており、読み出しクロック90の公称周波数は4.00
98MHzである。
データ信号が入力される場合には、TSパケット11個
でパケット群を構成し、1番目から10番目のTSパケ
ットの末尾には52バイトの無効データAを、また11
番目のTSパケットの末尾には49バイトの無効データ
Bをそれぞれ挿入する(図11(b)参照)。なお、こ
の回路は8ビットパラレル信号としてデータが処理され
ており、読み出しクロック90の公称周波数は4.00
98MHzである。
【0069】また、本速度変換回路10で使用される発
振器60は、入力電圧の変化に対して正の周波数変動特
性を有する、電圧制御型水晶発振器が用いられる。さら
にFIFO40は、自身に書き込まれているデータ量が
メモリ容量の半分以上の場合にHigh、半分未満の場
合にLowとなるハーフフルフラグ450を出力する機
能を有する。FIFO40から出力されたハーフフルフ
ラグ450を発振器60に入力し、FIFO40にデー
タが半分以上書き込まれている場合には読み出しクロッ
ク90の周波数を上げてより多くのデータをFIFOか
ら読み出し、逆にデータのFIFO40への書き込み量
が半分以下の場合には読み出しクロック90の周波数を
下げてFIFOから読み出すデータ量を少なくするよう
な周波数制御を行う。この制御により、TSデータ信号
260の情報速度とフレーム化TSデータ信号270の
情報速度とが正確に一致するような周波数制御が実現さ
れる。
振器60は、入力電圧の変化に対して正の周波数変動特
性を有する、電圧制御型水晶発振器が用いられる。さら
にFIFO40は、自身に書き込まれているデータ量が
メモリ容量の半分以上の場合にHigh、半分未満の場
合にLowとなるハーフフルフラグ450を出力する機
能を有する。FIFO40から出力されたハーフフルフ
ラグ450を発振器60に入力し、FIFO40にデー
タが半分以上書き込まれている場合には読み出しクロッ
ク90の周波数を上げてより多くのデータをFIFOか
ら読み出し、逆にデータのFIFO40への書き込み量
が半分以下の場合には読み出しクロック90の周波数を
下げてFIFOから読み出すデータ量を少なくするよう
な周波数制御を行う。この制御により、TSデータ信号
260の情報速度とフレーム化TSデータ信号270の
情報速度とが正確に一致するような周波数制御が実現さ
れる。
【0070】図12は、本発明の第3の実施の形態に係
る速度変換回路を示すブロック図である。第3の実施の
形態に係る速度変換回路は、188バイト固定長のTS
パケット間に無効データを挿入し、その無効データ領域
に、他の有効なデータを挿入することを特徴とする。
る速度変換回路を示すブロック図である。第3の実施の
形態に係る速度変換回路は、188バイト固定長のTS
パケット間に無効データを挿入し、その無効データ領域
に、他の有効なデータを挿入することを特徴とする。
【0071】具体的には、TSパケットが時分割多重さ
れた入力データ20と、他のデータ(例えば、機器制御
データ、リアルタイムでないメッセージデータ等)であ
る入力信号21とが、FIFO40及びFIFO41に
それぞれ入力される。これらのデータは、FIFO制御
回路70から出力されるリードイネーブル制御信号13
0に従い、それぞれFIFO出力信号480及び481
としてFIFO40、41から出力される。ただし、F
IFO40にはリードイネーブル制御信号130がその
まま入力されるのに対し、FIFO41には、インバー
タ460によってリードイネーブル制御信号130を反
転した信号が入力される。
れた入力データ20と、他のデータ(例えば、機器制御
データ、リアルタイムでないメッセージデータ等)であ
る入力信号21とが、FIFO40及びFIFO41に
それぞれ入力される。これらのデータは、FIFO制御
回路70から出力されるリードイネーブル制御信号13
0に従い、それぞれFIFO出力信号480及び481
としてFIFO40、41から出力される。ただし、F
IFO40にはリードイネーブル制御信号130がその
まま入力されるのに対し、FIFO41には、インバー
タ460によってリードイネーブル制御信号130を反
転した信号が入力される。
【0072】従って、FIFO出力信号480がFIF
O40から出力されている時間帯にはFIFO41から
データは出力されず、逆に、FIFO出力信号481が
FIFO41から出力されている時間帯にはFIFO4
0からデータは出力されない。このような特徴をもつF
IFO出力信号480及び481は、2:1セレクタ4
70に入力される。さらに、2:1セレクタ470はリ
ードイネーブル制御信号130がポートを選択するため
の制御信号として入力されているため、FIFO出力信
号480がFIFO40から出力されている時間帯は、
FIFO出力信号480が2:1セレクタ470からそ
のまま出力され、逆にFIFO出力信号481がFIF
O41から出力されている時間帯は、FIFO出力信号
481が2:1セレクタ470からそのまま出力される
ことになる。すなわち、速度変換回路10の出力信号3
0は、入力信号20の速度変換によって生じたパケット
間の無効データ領域に、入力信号21を挿入することが
可能となる。
O40から出力されている時間帯にはFIFO41から
データは出力されず、逆に、FIFO出力信号481が
FIFO41から出力されている時間帯にはFIFO4
0からデータは出力されない。このような特徴をもつF
IFO出力信号480及び481は、2:1セレクタ4
70に入力される。さらに、2:1セレクタ470はリ
ードイネーブル制御信号130がポートを選択するため
の制御信号として入力されているため、FIFO出力信
号480がFIFO40から出力されている時間帯は、
FIFO出力信号480が2:1セレクタ470からそ
のまま出力され、逆にFIFO出力信号481がFIF
O41から出力されている時間帯は、FIFO出力信号
481が2:1セレクタ470からそのまま出力される
ことになる。すなわち、速度変換回路10の出力信号3
0は、入力信号20の速度変換によって生じたパケット
間の無効データ領域に、入力信号21を挿入することが
可能となる。
【0073】また、速度変換回路10は、読み出しクロ
ック90を発生させる発振器60として、公称周波数が
6.6658MHzで、周波数制御範囲が±200pp
mである電圧制御水晶発振器が用いられる。この発振器
60の発信周波数は、FIFO40から出力されるハー
フフルフラグ450によって制御されているため、入力
信号20の情報速度とFIFO出力信号480の情報速
度とを正確に一致させることが可能である。第3の実施
の形態では、情報速度が毎秒4.5625メガビットの
信号Aと、情報速度が毎秒6.2418メガビットの信
号Bの2種類の信号について、本速度変換回路10を用
いて速度変換する。
ック90を発生させる発振器60として、公称周波数が
6.6658MHzで、周波数制御範囲が±200pp
mである電圧制御水晶発振器が用いられる。この発振器
60の発信周波数は、FIFO40から出力されるハー
フフルフラグ450によって制御されているため、入力
信号20の情報速度とFIFO出力信号480の情報速
度とを正確に一致させることが可能である。第3の実施
の形態では、情報速度が毎秒4.5625メガビットの
信号Aと、情報速度が毎秒6.2418メガビットの信
号Bの2種類の信号について、本速度変換回路10を用
いて速度変換する。
【0074】FIFO制御回路70においては、信号A
が入力される場合、FIFO出力信号480のパケット
群に含まれるTSパケットの数が6、またパケット群に
含まれる無効データの総数が520ビットとなるように
設定される。一方、信号Bが入力される場合には、FI
FO出力信号480のパケット群に含まれるTSパケッ
トの数が4、またパケット群に含まれる無効データの総
数が51ビットとなるように設定される。この設定は、
信号Bが入力される場合には、読み出しクロック90の
周波数が公称周波数より100ppm低い値となったと
きにFIFOの入出力信号の情報速度が一致するような
ものである。実際に速度変換回路10に毎秒6.241
8メガビットの信号Bを入力したところ、フィードバッ
ク制御により、読み出しクロック90の周波数が公称周
波数より100ppm小さい値で自動的に収束し、その
後安定な速度変換動作をしていることが確認された。
が入力される場合、FIFO出力信号480のパケット
群に含まれるTSパケットの数が6、またパケット群に
含まれる無効データの総数が520ビットとなるように
設定される。一方、信号Bが入力される場合には、FI
FO出力信号480のパケット群に含まれるTSパケッ
トの数が4、またパケット群に含まれる無効データの総
数が51ビットとなるように設定される。この設定は、
信号Bが入力される場合には、読み出しクロック90の
周波数が公称周波数より100ppm低い値となったと
きにFIFOの入出力信号の情報速度が一致するような
ものである。実際に速度変換回路10に毎秒6.241
8メガビットの信号Bを入力したところ、フィードバッ
ク制御により、読み出しクロック90の周波数が公称周
波数より100ppm小さい値で自動的に収束し、その
後安定な速度変換動作をしていることが確認された。
【0075】
【発明の効果】以上述べたとおり本発明によれば、対応
させる複数の信号速度の比の分子及び分母が簡単な整数
で表せない場合でも、高い伝送効率を有し、簡単な構成
で複数の信号速度に対応することができる速度変換方法
及び速度変換回路を提供することが可能である。
させる複数の信号速度の比の分子及び分母が簡単な整数
で表せない場合でも、高い伝送効率を有し、簡単な構成
で複数の信号速度に対応することができる速度変換方法
及び速度変換回路を提供することが可能である。
【図1】本発明による速度変換方法の原理を説明するた
めの説明図である。
めの説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る速度変換回路
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る速度変換回路
を用いて、TS1とTS2の2種類の信号に対して速度
変換を行った場合の、出力信号のフォーマットを説明す
るための説明図であり、(a)はTS1の場合、(b)
はTS2の場合をそれぞれ示す。
を用いて、TS1とTS2の2種類の信号に対して速度
変換を行った場合の、出力信号のフォーマットを説明す
るための説明図であり、(a)はTS1の場合、(b)
はTS2の場合をそれぞれ示す。
【図4】本発明の第1の実施の形態の変形例に係る速度
変換回路を用いて、TS1とTS2の2種類の信号に対
して速度変換を行った場合の、出力信号のフォーマット
を説明するための説明図であり、(a)はTS1の場
合、(b)はTS2の場合をそれぞれ示す。
変換回路を用いて、TS1とTS2の2種類の信号に対
して速度変換を行った場合の、出力信号のフォーマット
を説明するための説明図であり、(a)はTS1の場
合、(b)はTS2の場合をそれぞれ示す。
【図5】本発明の第1の実施の形態の他の変形例に係る
速度変換回路を用いて、TS1とTS2の2種類の信号
に対して速度変換を行った場合の、出力信号のフォーマ
ットを説明するための説明図であり、(a)はTS1の
場合、(b)はTS2の場合をそれぞれ示す。
速度変換回路を用いて、TS1とTS2の2種類の信号
に対して速度変換を行った場合の、出力信号のフォーマ
ットを説明するための説明図であり、(a)はTS1の
場合、(b)はTS2の場合をそれぞれ示す。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る速度変換回路
を用いた、有線デジタル放送システムの構成を示すブロ
ック図である。
を用いた、有線デジタル放送システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図7】(a)及び(b)は、それぞれ本発明の第2の
実施の形態に係る速度変換回路に用いられる単位チャネ
ル信号280及びフレーム化TSデータ信号270のフ
レームフォーマットを説明するための説明図である。
実施の形態に係る速度変換回路に用いられる単位チャネ
ル信号280及びフレーム化TSデータ信号270のフ
レームフォーマットを説明するための説明図である。
【図8】(a)及び(b)は、それぞれ本発明の第2の
実施の形態に係る速度変換回路に用いられる単位チャネ
ル信号281及びフレーム化TSデータ信号271のフ
レームフォーマットを説明するための説明図である。
実施の形態に係る速度変換回路に用いられる単位チャネ
ル信号281及びフレーム化TSデータ信号271のフ
レームフォーマットを説明するための説明図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る速度変換回路
を用いた受信機240の構成を示すブロック図である。
を用いた受信機240の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る速度変換回
路を示すブロック図である。
路を示すブロック図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る速度変換回
路に用いられるTSデータ信号260のフォーマットを
説明するための説明図であり、(a)は放送サービスA
用フレーム化TSデータ信号が入力される場合、(b)
は放送サービスB用フレーム化TSデータ信号が入力さ
れる場合をそれぞれ示す。
路に用いられるTSデータ信号260のフォーマットを
説明するための説明図であり、(a)は放送サービスA
用フレーム化TSデータ信号が入力される場合、(b)
は放送サービスB用フレーム化TSデータ信号が入力さ
れる場合をそれぞれ示す。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る速度変換回
路を示すブロック図である。
路を示すブロック図である。
【図13】従来の速度変換回路を用いて、TS1とTS
2の2種類の信号に対して速度変換を行った場合の、出
力信号のフォーマットを説明するための説明図であり、
(a)はTS1の場合、(b)はTS2の場合をそれぞ
れ示す。
2の2種類の信号に対して速度変換を行った場合の、出
力信号のフォーマットを説明するための説明図であり、
(a)はTS1の場合、(b)はTS2の場合をそれぞ
れ示す。
10:速度変換回路 20、21:入力信号 30:出力信号 40、41:FIFO 50、51:同期検出回路 60:発振器 70:FIFO制御回路 80、81:入力クロック信号 90:読み出しクロック 100:出力クロック信号 110,111:同期パルス 120:ライトイネーブル制御信号 130:リードイネーブル制御信号 140:設定信号 150:送信局 160、161:アンテナ 170、171:復調回路 180、181:フレーム化回路 190、191:TS多重回路 200:ビット多重回路 210:光送信回路 220〜223:光ファイバ 230:スターカプラ 240〜242:受信機 250、251:無線信号 260、261:TSデータ信号 270、271:フレーム化TSデータ信号 280、281:単位チャネル信号 290:高速データ信号 300〜303:信号光 310:光受信回路 320:ビット分離回路 330:単位チャネル選択回路 340:TS選択回路 350:TS分離回路 360:MPEG−2復号化回路 370:番組選択制御回路 380:フレーム化TSクロック信号 390:TSクロック信号 400:TS同期信号 410:アナログ映像信号 420:アナログ音声信号 430〜434:番組選択制御信号 440:TS同期信号発生回路 450:ハーフフルフラグ 460:インバータ 470:2:1セレクタ 480,481:FIFO出力信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/00 H04L 13/08 H04N 7/24 H04L 12/00
Claims (11)
- 【請求項1】固定長のパケットが時分割多重された第1
のデジタル信号を伝送速度の異なる第2のデジタル信号
に変換する速度変換方法において、 前記第2のデジタル信号はN個(Nは2以上の整数)の
パケットを含むパケット群が時分割多重されて構成され
ており、そのパケット群に含まれる各パケットの間に
は、情報を持たないAビット(Aは零以上の整数)の無
効データが挿入され、前記パケット群の先頭又は末尾に
は情報を持たないBビット(Bは前記Aとは異なる自然
数)の無効データが挿入され、 前記N、A及びBの値は、前記第1のデジタル信号の情
報速度と第2のデジタル信号の情報速度とが一致するよ
うに設定されることを特徴とする速度変換方法。 - 【請求項2】前記Aの値が零であることを特徴とする請
求項1に記載の速度変換方法。 - 【請求項3】前記パケット群に挿入されている前記無効
データの総ビット数を前記Nで割った値の小数第一位を
四捨五入することにより得られる整数と前記Aの値とが
等しくなるように設定されることを特徴とする請求項1
に記載の速度変換方法。 - 【請求項4】前記パケット群に挿入される前記無効デー
タの総ビット数を前記N−1で割った値を超えない最大
の整数と前記Aの値とが等しくなるように設定されるこ
とを特徴とする請求項1に記載の速度変換方法。 - 【請求項5】前記固定長のパケットは、MPEG−2
(Moving Picture Experts Group 2)で定められる18
8バイトのパケット長を有するトランスポートパケット
であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つ
の項に記載の速度変換方法。 - 【請求項6】前記第2のデジタル信号の伝送速度は、前
記A及び前記Bの値の組み合わせによらず一定であるこ
とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つの項に記
載の速度変換方法。 - 【請求項7】前記第2のデジタル信号の伝送速度は、前
記A及び前記Bの値の組み合わせに応じて変更されるこ
とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つの項に記
載の速度変換方法。 - 【請求項8】固定長のパケットが時分割多重された第1
のデジタル信号を伝送速度の異なる第2のデジタル信号
に変換する速度変換回路において、 FIFO(First In First Out)と、読み出しクロック
源と、FIFO制御手段とを有し、 前記FIFOは、第1のデジタル信号が入力され、か
つ、前記読み出しクロック源から出力される読み出しク
ロック信号の周波数と等しい伝送速度の第2のデジタル
信号を出力し、 前記FIFO制御手段は、請求項1乃至7のいずれか1
つの項に記載の速度変換方法に基づいて、前記Aビット
又はBビットの無効データが挿入されるべき時間帯には
前記FIFOからの信号出力を停止し、それ以外の時間
帯には前記FIFOから信号を出力するように制御し、
かつ、前記A又はBの値を変更するための設定信号が入
力される、 ことを特徴とする速度変換回路。 - 【請求項9】固定長のパケットが時分割多重された第1
のデジタル信号を伝送速度の異なる第2のデジタル信号
に変換する速度変換回路において、 FIFOと、読み出しクロック源と、FIFO制御手段
と、周波数制御手段とを有し、 前記FIFOは、第1のデジタル信号が入力され、か
つ、前記読み出しクロック源から出力される読み出しク
ロック信号の周波数と等しい伝送速度の第2のデジタル
信号を出力し、 前記FIFO制御手段は、請求項1乃至7のいずれか1
つの項に記載の速度変換方法に基づいて、前記Aビット
又はBビットの無効データが挿入されるべき時間帯には
前記FIFOからの信号出力を停止し、それ以外の時間
帯には前記FIFOから信号を出力するように制御し、
かつ、前記A又はBの値を変更するための設定信号が入
力され、 前記周波数制御手段は、前記第1のデジタル信号の情報
速度と第2のデジタル信号の情報速度とが一致するよう
に前記読み出しクロック信号の周波数を制御する、 ことを特徴とする速度変換回路。 - 【請求項10】第1のFIFOと、第2のFIFOと、
読み出しクロック源と、FIFO制御手段と、信号選択
手段とを有し、 前記第1のFIFOは、固定長のパケットが時分割多重
された第1のデジタル信号が入力され、前記読み出しク
ロック源から出力される読み出しクロック信号の周波数
と等しい伝送速度の第2のデジタル信号を出力し、 前記第2のFIFOは、第3のデジタル信号が入力さ
れ、前記読み出しクロック源から出力される読み出しク
ロック信号の周波数と等しい伝送速度の第4のデジタル
信号を出力し、 前記FIFO制御手段は、請求項1乃至7のいずれか1
つの項に記載の速度変換方法に基づいて、前記Aビット
又はBビットの無効データが挿入されるべき時間帯には
前記第1のFIFOからの信号出力は停止し、前記第2
のFIFOからは信号を出力し、それ以外の時間帯には
前記第1のFIFOからは信号を出力し、前記第2のF
IFOからの信号出力は停止するように制御し、かつ、
前記A又はBの値を変更するための設定信号が入力さ
れ、 前記信号選択手段は、前記FIFO制御手段により前記
第1のFIFO又は第2のFIFOから出力される前記
第2のデジタル信号又は第4のデジタル信号を選択的に
出力する、 ことを特徴とする速度変換回路。 - 【請求項11】第1のFIFOと、第2のFIFOと、
読み出しクロック源と、FIFO制御手段と、信号選択
手段と、周波数制御手段とを有し、 前記第1のFIFOは、固定長のパケットが時分割多重
された第1のデジタル信号が入力され、前記読み出しク
ロック源から出力される読み出しクロック信号の周波数
と等しい伝送速度の第2のデジタル信号を出力し、 前記第2のFIFOは、第3のデジタル信号が入力さ
れ、前記読み出しクロック源から出力される読み出しク
ロック信号の周波数と等しい伝送速度の第4のデジタル
信号を出力し、 前記FIFO制御手段は、請求項1乃至7のいずれか1
つの項に記載の速度変換方法に基づいて、前記Aビット
又はBビットの無効データが挿入されるべき時間帯には
前記第1のFIFOからの信号出力は停止し、前記第2
のFIFOからは信号を出力し、それ以外の時間帯には
前記第1のFIFOからは信号を出力し、前記第2のF
IFOからの信号出力は停止するように制御し、かつ、
前記A又はBの値を変更するための設定信号が入力さ
れ、 前記信号選択手段は、前記FIFO制御手段により前記
第1のFIFO又は第2のFIFOから出力される前記
第2のデジタル信号又は第4のデジタル信号を選択的に
出力し、 前記周波数制御手段は、前記第1のデジタル信号の情報
速度と第2のデジタル信号の情報速度とが一致するよう
に前記読み出しクロック信号の周波数を制御する、 ことを特徴とする速度変換回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4525698A JP3065018B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 速度変換方法及び速度変換回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4525698A JP3065018B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 速度変換方法及び速度変換回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11243378A JPH11243378A (ja) | 1999-09-07 |
JP3065018B2 true JP3065018B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=12714211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4525698A Expired - Lifetime JP3065018B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 速度変換方法及び速度変換回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3065018B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006140632A (ja) * | 2004-11-10 | 2006-06-01 | Pioneer Electronic Corp | データレート変換装置、データレート変換方法、データレート変換プログラム、および、そのプログラムが記録された情報記録媒体 |
JP2006148214A (ja) * | 2004-11-16 | 2006-06-08 | Pioneer Electronic Corp | データ伝送端末装置及びデータ伝送方法 |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP4525698A patent/JP3065018B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11243378A (ja) | 1999-09-07 |
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