JP2001160957A - ケーブルテレビの送信装置ならびに受信装置 - Google Patents

ケーブルテレビの送信装置ならびに受信装置

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JP2001160957A
JP2001160957A JP34294299A JP34294299A JP2001160957A JP 2001160957 A JP2001160957 A JP 2001160957A JP 34294299 A JP34294299 A JP 34294299A JP 34294299 A JP34294299 A JP 34294299A JP 2001160957 A JP2001160957 A JP 2001160957A
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digital data
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transport stream
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Tsutomu Noda
勉 野田
Tomohito Yamashita
山下  智史
Masaki Noda
正樹 野田
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のトランスポートストリームを有するBS
デジタル放送をCATV伝送路などに伝送するため、T
Sの速度変換におけるPCR情報の再記述を不要にする
ことで、速度変換装置と受信装置の動作を軽減して、そ
れらの装置の性能を十分に発揮させるための送信装置な
らびに受信装置を提供する。 【解決手段】トランスポートストリーム形式のデジタル
データが時系列的に均等となるように伝送データ速度整
合用のヌルパケットを多重したトランスポートストリー
ムを出力する速度変換手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のトランスポ
ートストリームを有するデジタル放送をケーブルテレビ
(以下、CATVという)伝送路などで伝送するための
送信装置ならびに伝送されるデジタル放送を受信するた
めの受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CATVのデジタル伝送については、1
995年9月21日に発表されたテレビジョン学会技術
報告(vol.19,No.42)19頁から24頁の
「電気通信技術審議会暫定方式デジタル有線テレビジョ
ン放送伝送実験」に示されている。この報告によれば、
エムペグ2(MPEG2)と呼ばれるデジタル画像圧縮
技術によって圧縮された画像などのデジタルデータが多
重されたトランスポートストリームと(以下、TSとい
う)呼ばれる形式のデータ系列とされ、リードソロモン
誤り訂正などの信号処理をされ、64QAM(64値直
交振幅変調)と呼ばれるデジタル変調技術によって変調
され、約30Mbpsの伝送容量でCATV伝送路へ伝
送される。
【0003】また、デジタルCATVの入力となる多チ
ャネルのデジタル化された映像の配信方式としては、衛
星デジタルテレビジョン放送があり、その放送について
は、日経エレクトロニクス1996年9月2日号149
頁の論文「70近くの多チャンネルを実現する日本初の
ディジタル衛星放送」に記載されているように、複数の
デジタル圧縮(MPEG2)した番組やデータをパケッ
ト多重し、スクランブルを掛けて訂正符号化した単一の
TSをQPSKのデジタル変調で伝送する。このような
単一のTSを用いたデジタル放送サービスなどの複数の
ビットストリームで構成されたデジタルデータを再多重
する再多重化装置については、特開平10−41909
に示されている。この公報によれば、単一のTSは18
8バイトのTSパケットで構成され、TSパケットは1
84バイトのパケットデータと4バイトのパケットヘッ
ダで構成されることが示され、再多重化においてパケッ
トヘッダ内の番組制御情報などを再編集して伝送するこ
とで受信端末で複数の放送事業者からのTSを同時に受
信することを可能にしている。
【0004】一方、新しく計画されているBSデジタル
放送では、従来のBSアナログ放送の伝送チャンネル1
チャンネルに、複数のデジタル化された放送として従来
の標準テレビジョン放送だけではなく、高精細テレビジ
ョン放送を伝送する計画である。BSデジタル放送の伝
送については、1998年11月の映像メディア学会誌
(vol.52 No.11 1998)24頁から3
1頁の「BSディジタル放送の方式と設備」に示されて
いる。BSデジタル放送では、約60Mbpsの伝送容
量を用いて、一中継器の中で複数の変調方式が使用でき
ることや、映像や音声、データなどのTSにフレーム構
成を持たせることで複数のTS(以下、複数TSとい
う)を伝送できるようにし、新しいデータ形式を送る。
このデータ形式では、フレーム内の変調方式や複数TS
の構成の制御情報伝送には伝送多重制御信号(以下、T
MCC信号という)を用いている。TMCC信号は郵政
省令第57号より、TSの同期信号部分を用いて、主信
号の前に1フレーム毎(=48スロット、1スロット=
204バイト)に分割伝送され、1スーパフレーム(=
8フレーム)を周期として伝送される。その構成は郵政
省告示第260号に示され、伝送モード/スロット情報
はデジタル復調手段の選択に用いられ、相対TS/スロ
ット情報と相対TS/TSID対応は希望するTSのI
D(TSID)の選択出力に用いる。その他、変更指示番
号、緊急情報等の送受信制御情報や拡張情報領域があ
る。
【0005】前述の従来デジタルCATV技術では、B
Sデジタル放送で計画されている複数TS伝送の送出や
受信が考慮されていなかったため、1999年7月27
日に発表された映像情報メディア学会技術報告(vo
l.23,No.48)の7頁から12頁の「ケーブル
テレビ複数MPEG−TS多重方式の一提案」ならびに
同報告の13頁から18頁の「複数MPEG−TSのケ
ーブルテレビ伝送実験」のような提案がなされている。
これらの報告では、N個の188バイトで構成されるT
Sパケットを集めて多重フレームとし、先頭のパケット
にフレーム内TS配置情報などを記述するTSMFヘッ
ダが提案されている。この提案によって、BSデジタル
放送の複数TS信号を効率よくケーブルテレビにも伝送
できる。この提案では、BSデジタル放送とデジタルC
ATVの伝送速度の違いを整合させるために同期化を行
い、同期化のために、ヌルTSパケットを挿入し、受信
側のシステムクロックを再生するための番組クロック情
報(以下、PCR情報という)を再記述している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の報告では、伝送
速度52.17MbpsのBSデジタル放送を伝送速度
29.162MbpsのデジタルCATVの2つの搬送
波で伝送することとなっている。その例として、4TS
のBSデジタル放送の中継器情報を2つの64QAM信
号で各々2TSづつ伝送する場合が示されており、その
提示例である1つのフレーム構成の例を図5と図6に示
す。各TSのパケット数や188バイトの伝送速度は、
TS1は44パケットで24.210Mbps、TS2
は8パケットで4.402Mbps、TS3は28パケ
ットで15.406Mbps、TS4は16パケットで
8.804Mbpsであり、TS1とTS2の合計の伝
送速度は28.612Mbps、TS3とTS4の合計
の伝送速度は24.210である。すなわち、TS1と
TS2の合計の52パケットに1パケットのTSMFヘ
ッダを挿入する伝送速度を64QAMの伝送速度29.
162Mbpsと一致させ、TS3とTS4の合計の4
4パケットに1パケットのTSMFヘッダを挿入すると
ともに8パケットのヌルパケットを挿入する伝送速度を
64QAMの伝送速度29.162Mbpsと一致させ
ている。
【0007】しかし、その多重化においては複数TS
(トランスポートストリーム)を用いることで実現して
いるため、受信装置では64QAM復調の後に各TSを
分離するためのTS分離回路を必要としており、その処
理時間など、受信装置の負荷を軽減する工夫の提案が無
かった。
【0008】本発明の課題は、複数のトランスポートス
トリームを有するBSデジタル放送をCATV伝送路な
どに伝送するために、受信装置の負荷を軽減するための
単一TS伝送の速度変換においてはPCR情報の再記述
を不要した速度変換装置によって、装置の性能を十分に
発揮できる送信装置ならびに受信装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、デジタル放送からトランスポートスト
リーム形式のデジタルデータを選択してケーブルテレビ
のデジタル伝送データ速度に合わせて送信するケーブル
テレビの送信装置において、前記トランスポートストリ
ーム形式の前記デジタルデータに伝送データ速度整合用
のヌルパケットを多重するにあたってヌルパケットを多
重した後のトランスポートストリーム形式の前記デジタ
ルデータのパケットの位置関係が時系列的に少なくとも
一部が均等になるように速度変換して単一のトランスポ
ートストリームのデジタルデータを出力する変換速度手
段を備えたことを特徴とするケーブルテレビの送信装置
と、伝送された64値などの多値QAMなどによるデジ
タル被変調波を復調する復調手段と、前記復調手段の出
力である単一のトランスポートストリーム形式のデジタ
ルデータ系列を入力するデータ選択分離手段を備えたこ
とを特徴とするケーブルテレビの受信装置を設ける。ま
た、デジタル放送からトランスポートストリーム形式の
デジタルデータを選択してケーブルテレビのデジタル伝
送データ速度に合わせて送信するケーブルテレビの送信
装置において、前記デジタル放送を受信復調してトラン
スポートストリーム形式のデジタルデータを出力するデ
ジタルデータ復号手段と、前記デジタルデータ復号手段
の前記トランスポートストリーム形式の前記デジタルデ
ータに伝送データ速度整合用のヌルパケットを多重する
にあたってヌルパケットを多重した後の前記トランスポ
ートストリーム形式の前記デジタルデータのパケットの
位置関係が時系列的に少なくとも一部が均等になるよう
に速度変換して単一のトランスポートストリームのデジ
タルデータを出力する変換速度手段と、前記速度変換手
段の出力データを64値などの多値QAMなどでデジタ
ル変調するデジタル変調手段と、前記デジタル変調手段
の出力を含む複数の被変調波を周波数多重して伝送路に
送出する信号合成手段とを備えたことを特徴とするケー
ブルテレビの送信装置と、周波数多重されて伝送された
64値などの多値QAMなどによるデジタル被変調波を
復調する復調手段と、前記復調手段の出力である単一の
トランスポートストリーム形式のデジタルデータ系列を
入力するデータ選択分離手段を備えたことを特徴とする
ケーブルテレビの受信装置を設ける。また、デジタル放
送からトランスポートストリーム形式のデジタルデータ
を選択してケーブルテレビのデジタル伝送データ速度に
合わせて送信するケーブルテレビの送信装置において、
前記デジタル放送を受信復調してトランスポートストリ
ーム形式のデジタルデータを出力するデジタルデータ復
号手段と、伝送データ速度整合用のヌルパケットを発生
し、その発生頻度は速度誤差の情報入力に応じて可変で
あるヌルパケット発生手段と、前記デジタルデータ復号
手段のトランスポートストリーム形式のデジタルデータ
と前記ヌルパケット発生手段の出力を前記トランスポー
トストリーム形式の前記デジタルデータのパケットの位
置関係が時系列的に少なくとも一部が均等になるように
多重して単一のトランスポートストリームのデジタルデ
ータ系列として出力する速度変換手段と、前記速度変換
手段の出力データを64値などの多値QAMなどでデジ
タル変調するデジタル変調手段と、前記デジタル変調手
段からの基準信号と前記速度変換手段の出力である前記
単一のトランスポートストリームの前記デジタルデータ
系列の伝送速度とを比較して伝送速度誤差の情報を得て
前記ヌルパケット発生手段に出力するトランスポートス
トリーム伝送速度比較手段と、前記デジタル変調手段の
出力を含む複数の被変調波を周波数多重して伝送路に送
出する信号合成手段とを備えたことを特徴とするケーブ
ルテレビの送信装置と、周波数多重されて伝送された6
4値などの多値QAMなどによるデジタル被変調波を復
調する復調手段と、前記復調手段の出力である単一のト
ランスポートストリーム形式のデジタルデータ系列を入
力するデータ選択分離手段を備えたことを特徴とするケ
ーブルテレビの受信装置を設ける。また、デジタル放送
からトランスポートストリーム形式のデジタルデータを
選択してケーブルテレビのデジタル伝送データ速度に合
わせて送信するケーブルテレビの送信装置において、前
記デジタル放送を受信復調してトランスポートストリー
ム形式のデジタルデータを出力するデジタルデータ復号
手段と、伝送データ速度整合用のヌルパケットを発生
し、その発生頻度は速度誤差の情報入力に応じて可変で
あるヌルパケット発生手段と、前記デジタルデータ復号
手段のトランスポートストリーム形式のデジタルデータ
と前記ヌルパケット発生手段の出力を前記トランスポー
トストリーム形式の前記デジタルデータのパケットの位
置関係が時系列的に少なくとも一部が均等になるように
多重して単一のトランスポートストリームのデジタルデ
ータ系列として出力する速度変換手段と、伝送速度制御
入力からの信号に応じて伝送速度の微調が可能で、前記
速度変換手段の出力データを64値などの多値QAMな
どでデジタル変調する可変伝送速度デジタル変調手段
と、前記可変伝送速度デジタル変調手段からの基準信号
と前記速度変換手段出力である前記単一のトランスポー
トストリームの前記デジタルデータ系列の伝送速度とを
比較して伝送速度誤差の情報を得て前記ヌルパケット発
生手段の速度誤差の情報入力ならびに前記可変伝送速度
デジタル変調手段の伝送速度制御入力に出力するトラン
スポートストリーム伝送速度比較制御手段と、前記可変
伝送速度デジタル変調手段の出力を含む複数の被変調波
を周波数多重して伝送路に送出する信号合成手段とを備
え、前記トランスポートストリーム伝送速度比較制御手
段の誤差がある基準値以上の大きな誤差を有する場合に
は前記ヌルパケット発生手段の速度誤差の情報入力を介
して伝送速度誤差を粗整し、前記トランスポートストリ
ーム伝送速度比較制御手段の誤差がある基準値以下の小
さい誤差を有する場合には前記可変伝送速度デジタル変
調手段の伝送速度制御入力を介して伝送速度誤差を微調
することを特徴とするケーブルテレビの送信装置と、周
波数多重されて伝送された64値などの多値QAMなど
によるデジタル被変調波を復調する復調手段と、前記復
調手段の出力である単一のトランスポートストリーム形
式のデジタルデータ系列を入力するデータ選択分離手段
を備えたことを特徴とするケーブルテレビの受信装置を
設ける。
【0010】上記手段により、複数のトランスポートス
トリームを有するBSデジタル放送をCATV伝送路な
どに伝送するにあたって、伝送データ速度整合用のヌル
パケットを多重するにあたってヌルパケットを多重した
後のトランスポートストリーム形式のデジタルデータの
パケットの位置関係が時系列的に少なくとも一部が均等
になるように速度変換して単一のトランスポートストリ
ームのデジタルデータを出力することで変換速度装置の
出力と64QAM変調回路の同期を取ることができ、タ
イムスタンプやPCR情報などの時間情報を本来の情報
のまま残しておくことができるため、放送された映像や
音声のデータを含むトランスポートストリームの内部を
変更しなくてもよく、単一のトランスポートストリーム
の速度変換におけるPCR情報の再記述を不要にしたケ
ーブルテレビの送信装置が実現可能となる。
【0011】また、受信装置では64QAM復調の後に
単一のトランスポートストリーム形式のデジタルデータ
は時間的に均等に送られてくるので、複数TSの受信装
置に必要な各TSを分離するためのTS分離回路や時間
軸伸長するためのメモリー回路を必要とせず、その回路
を経由せずに画像再生に至ることができるため、受信か
ら画像出力までの時間短縮が可能な受信装置が実現可能
となる。
【0012】さらに、速度変換装置の出力と64QAM
変調回路の伝送速度のわずかの差は64値などの多値Q
AMなどによるデジタル変調装置の伝送速度を微調して
同期化することもできるので、ヌルパケットデータのト
ランスポートストリームの発生算出が簡単になり、装置
の性能を十分に発揮させることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図を用いて詳細
に説明する。
【0014】図1は本発明の一実施形態であるケーブル
テレビの送信装置ならびにその受信装置を示すブロック
図である。図1において、100はCATV局送信装
置、101a、101bは再送信変調ユニット、102
はCATV局用BSデジタル受信機、103は速度変換
装置、104a、104bは64QAM変調回路、10
5は周波数多重回路、1021はデジタル復調/復号な
らびにTS分離回路、1031a、1031bは速度変
換回路、1032a、1032bはヌルパケット生成回
路、1033a、1033bはTS速度比較回路、10
41a、1041bはクロック発生回路、151はトラ
ンスポートストリーム形式のデジタルデータTS、15
2はヌルパケット、153は速度変換された単一TS、
171はTS速度情報、172は64QAM伝送速度情
報、173は速度誤差信号、200はBSデジタル放送
の変調信号、300はCATV伝送路、500は受信側
端末装置、501は周波数多重分離回路、502は64
QAM復調回路、503は誤り訂正回路、505はTS
パケット分離回路、506はMPEGビデオデコーダ回
路、507はオーディオデコーダ回路、508は受信端
末側のTV受像器、551はTSデータ、554はビデ
オ信号、555は音声信号である。本実施例では、主要
な機能部のみを示しており制御マイコンなどの周辺回路
ブロックは略している。また、再送信変調ユニットは図
1では点線により2つ以上あることを示している。この
数はTSの数により適宜変わる。
【0015】屋外ユニット(図示せず)によって受信され
たBSデジタル放送の変調信号200は、ケーブルによ
ってCATV局送信装置100内の再送信ユニット10
1a、101bに入力され、CATV局用BSデジタル
受信機102内のデジタル復調/復号ならびにTS分離
回路1021で決められているチャネルのデジタル復
調、誤り訂正やエネルギー拡散等の伝送路復号処理がさ
れ、受信されたBSデジタル放送のTSに分割(本実施
例では2TS)されて、速度変換装置103内の速度変
換回路1031aならびに速度変換回路1031bに加
えられる。速度変換回路1031aならびに速度変換回
路1031bでは、トランスポートストリーム形式のデ
ジタルデータTS151に、ヌルパケット生成回路10
32aならびに1032bからのヌルパケット152が
速度変換された単一TS153に合成された後、64Q
AM変調回路104aならびに64QAM変調回路10
4bで多値デジタル変調される。再送信ユニット101
aの出力と、他の再送信ユニット101bの出力は、周
波数多重回路105に入力され周波数多重された後に、
CATV伝送路300へ出力する。
【0016】速度変換された単一TS153の伝送速度
を制御するために、TS速度比較回路1033aならび
にTS速度比較回路1033bでは、速度変換回路10
31aならびに速度変換回路1031bからのTS速度
情報171と64QAM変調回路104aならびに64
QAM変調回路104b内のクロック発生回路1041
aならびにクロック発生回路1041bからの64QA
M伝送速度情報172とのクロック周波数などの比較を
することで速度情報比較を行い、速度誤差信号173を
得て、その速度誤差に応じてヌルパケット生成回路10
32aならびに1032bからヌルパケット152を送
出させる。このヌルパケットによって、速度変換装置1
03内の速度変換回路1031aならびに速度変換回路
1031bの出力と64QAM変調回路104aならび
に64QAM変調回路104bの同期を取ることができ
るので、64QAM変調によるCATV伝送が可能とな
る。
【0017】MPEG−TSは単一のTS信号であり、
そのTS内には映像や音声のデジタルデータに加えて、
映像や音声などの時間的に連続する信号を正確な時刻で
再生するためのプレゼンターションタイムスタンプや復
号開始時刻を与えるデコーディングタイムスタンプがあ
って、これらの情報によって映像と音声を高い精度で同
期化して表示できるようになっている。これらの基準と
して、プログラムクロックリファレンスと呼ばれるPC
R情報も多重化されて伝送されている。そのPCR情報
は映像や音声のデジタルデータタイミング情報を有して
いるので、TSの伝送速度を変更するために行うヌルパ
ケットの挿入や不要な映像や音声のデジタルデータの削
除をするデータパケット削除などによりTS内部の時系
列関係を変更すると、一般的にはPCR情報の再記述が
必須となってくる。
【0018】しかし、本発明では、伝送速度を変更する
ためのヌルパケットを映像や音声やPCR情報の入って
いるデジタルデータの時系列的な位置関係をなるべく均
等になるように挿入された単一のTSであるので、TS
内部の時系列関係は変更されない。また、受信装置でサ
ービスを受けるTS内のタイムスタンプやPCR情報な
どの時間情報が本来の情報のまま残る。従って、TS内
部のPCR情報の再記述は不要となる。このPCR再記
述不要の理由は、図2の説明の部分で詳細に記述する。
【0019】受信側端末装置500では、CATV伝送
路300の信号を周波数多重分離回路501に入力して
希望するチャネルを選局し、選局出力は64QAMの復
調回路502で復調され、誤り訂正回路503で誤り訂
正を行う。トランスポートストリーム形式のデジタルデ
ータ551を出力する。出力信号はTSパケット分離回
路505に入力されて、映像と音声のそれぞれのパケッ
トを分離して、映像パケットデータはMPEGビデオデ
コーダ506でデコードされ、音声パケットはMPEG
オーディオデコーダ507でデコードされて、映像信号
554と音声信号555を得て、テレビ受像機508に
入力される。
【0020】本発明のフレーム構成の例を図2と図3に
示す。1999年7月27日に発表された映像情報メデ
ィア学会技術報告(vol.23,No.48)の13
頁から18頁の「複数MPEG−TSのケーブルテレビ
伝送実験」に、例として、4TSのBSデジタル放送の
中継器情報を2つの64QAM信号で各々2TSづつ伝
送する場合で提示されたもの(図5及図6)と同一のT
Sの内TS1とTS2の2TSについて、本発明で提案
するフレーム構成にした例が図2と図3である。図2は
TS1を、図3はTS2を再送信するものである。これ
らの図では、時間的に送られる4バイトのパケットヘッ
ダと184バイトのパケットデータとで構成される18
8バイトのMPEG−TSパケットを1行で表わし、そ
のパケットの次の時間で送られるパケットを縦に順次示
したものである。各TSのパケット数や188バイトの
伝送速度は図5と同一で、TS1は44パケットで2
4.210Mbps、TS2は8パケットで4.402
Mbpsであり、TS1の44パケットにヌルパケット
9パケットを挿入すると伝送速度は64QAMの伝送速
度29.162Mbpsと一致し、TS2の8パケット
にヌルパケット45パケットを挿入すると伝送速度は6
4QAMの伝送速度29.162Mbpsと一致する。
【0021】本発明では、TS1のデジタルデータをC
ATVにデジタル伝送する例は、図2に示すように、パ
ケット番号0番にヌルパケットが、パケット番号1から
5にTS1が、パケット番号6にヌルパケットが、パケ
ット番号7から11にTS1が、パケット番号12にヌ
ルパケットが、パケット番号13から17にTS1が、
パケット番号18にヌルパケットが、パケット番号19
から23にTS1が、パケット番号24にヌルパケット
が、パケット番号25から29にTS1が、パケット番
号30にヌルパケットが、パケット番号31から35に
TS1が、パケット番号36にヌルパケットが、パケッ
ト番号37から41にTS1が、パケット番号42にヌ
ルパケットが、パケット番号43から47にTS1が、
パケット番号48にヌルパケットが、パケット番号49
から52にTS1が順次送信され、再度、パケット番号
0のヌルパケットから繰り返して送信される。このよう
に、TS1については、パケット番号が1から5、7か
ら11、13から17、19から23、25から29、
31から35、37から41、43から47、49から
52で、順次送信される。
【0022】また、TS2のデジタルデータをCATV
にデジタル伝送する例は、図3に示すように、TS形式
のヌルパケットを追加して、パケット番号0番のヌルパ
ケットに次いで、パケット番号が1から5、7から1
1、13から17、19から23、25から29、31
から35、37から41、43から47、49から52
にヌルパケットが送られ、TS2については、パケット
番号が6、12、18、24、30、36、42、48
で、順次送信される。
【0023】ここで、図2に示すフレーム構成例で伝送
される単一TSのデジタルデータを受信して、TS1の
デジタルデータに着目してTS内に記述されたPCR情
報位置の変化によるPCRの到着時刻誤差変動につい
て、図5と比較して説明する。図5に示す複数TSでは
受信装置でサービスを受けたい再生に必要なTSの選択
分離後に時間軸伸長されることが基本ではあり、図2に
示す本発明の単一TSでは復調できることを説明する。
図5のフレーム構成で、時間軸伸長回路を用いた場合に
パケット番号1パケットの時刻でTS1が連続になるよ
うに接続されて時間軸伸長されるとすると、図5のパケ
ット番号1のパケットにPCR情報があったとしてもほ
とんどの誤差を生じない。一方、図2においては、均等
に分割伝送されているので、ほとんどの誤差変動はない
が、図2のTS1が、パケット番号が1から5、7から
11、13から17、19から23、25から29、3
1から35、37から41、43から47、49から5
2になっているように、各パケット数は5、5、5、
5、5、5、5、5、4と5パケットが8回連続した後
に4パケットが1回の繰り返しで伝送されるので、1パ
ケットの時間間隔だけ信号が前後(到着時刻誤差変動)
することになる。この1パケットに相当する約0.05
ミリ秒の時刻誤差変動が生じていることになる。
【0024】また、TS2について考えると、図2では
ほとんどのパケットの間は5パケットおきに均等に分布
しているが、パケット番号48からパケット番号6に至
る間では10パケットとなっており、その差の5パケッ
トの時間間隔だけ変動となる。この5パケットに相当す
る約0.26ミリ秒の時刻誤差の変動が生じることにな
る。
【0025】次に、PCR情報の時刻誤差の変動におけ
る受信装置の許容値について記述する。受信装置のPC
R情報を基にMPEG−TS分離回路で再生されるクロ
ック再生回路の時刻誤差の変動は再生回路の応答特性を
表わす時定数によって吸収されるが、時定数を大きくし
て応答を遅くし過ぎると、受信周波数切り替えなどのM
PEG−TSが異なるものに切り替わる場合の応答が悪
くなるので、適当な値に設定されている。その値の目安
として、受信装置のPCR情報の入力頻度(送信側から
の送出頻度で決まる)があり、その頻度は100ミリ秒
程度に1回であるので、その50から100分の1程度
ある約1から2ミリ秒程度が時刻誤差が変動の許容値と
考えられる。その値を超えると、受信機のクロック再生
の変動が画像再生に現われる場合がある。
【0026】また、PCR情報の時刻誤差の変動におけ
る受信装置については、1995年11月1日に株式会
社アスキーから発行された藤原洋監修「実践MPEG教
科書」の209頁からの「MPEG2のATMネットワ
ークへの適用」で論じられており、ATMアダプテーシ
ョン・レイヤのタイプ5を適用すれば、ATMネットワ
ークの遅延揺らぎが1ミリ秒程度に抑えられ、簡単な低
域フィルタとPLLで、復号タイミング再生を十分行う
ことができるとみている。と同書の221頁に記載され
ている。この記述も、上記約0.26ミリ秒の時刻誤差
(遅延揺らぎ)のMPEG−TSが再生可能なことを示
している。
【0027】以上の検討から、本発明のフレーム構成
(図2の例ではTS1、図3の例ではTS2)をとるこ
とにより、各TSを受信すべく選択した後でも、そのT
Sが時間的に均等に受けられるので、図5に示される複
数TSの復調で必要とされる時間軸伸長するためのメモ
リー回路が無いてもよく、その回路を経由せずに画像再
生に至ることができるので、受信から画像出力までの時
間短縮が可能となる。また、送信装置における単一TS
の速度変換におけるPCR情報の再記述を不要にした速
度変換装置を実現できるので、動作負荷を軽減でき、装
置の性能を十分に発揮させたケーブルテレビの送信装置
が実現できる。
【0028】図4は、本発明のもう一つの実施例のケー
ブルテレビの送信装置ならびにその受信装置を示すブロ
ック図である。同図において、4033a、4033b
はTS速度比較制御回路、4041a、4041bは周
波数微調クロック発生回路、471は周波数微調用制御
信号であり、図1と同じ番号は同一の機能ブロックを示
す。
【0029】速度変換された単一TS153の伝送速度
を制御するために、TS速度比較制御回路4033aな
らびにTS速度比較制御回路4033bでは、速度変換
回路1031aならびに速度変換回路1031bからの
TS速度情報155と64QAM変調回路104aなら
びに64QAM変調回路104b内の周波数微調クロッ
ク発生回路4041aならびに周波数微調クロック発生
回路4041bからの64QAM伝送速度情報156と
のクロック周波数などの比較をすることで速度情報比較
を行い、速度誤差信号157を得て、その速度誤差に応
じてヌルパケット生成回路1032aならびに1032
bからのヌルパケット152を送出させる。このヌルパ
ケットによって、速度変換装置103内の速度変換回路
1031aならびに速度変換回路1031bの出力と6
4QAM変調回路104aならびに64QAM変調回路
104bの同期を取るが、わずかの差は周波数微調用制
御信号471を用いて、64QAM変調回路104aな
らびに64QAM変調回路104b内の周波数微調クロ
ック発生回路4041aならびに周波数微調クロック発
生回路4041bを制御して同期化する。このようにす
ることにより、ヌルパケットの発生はある決まった周期
のみでよく、ヌルパケットの発生算出も簡単になる効果
もある。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、複数のトランスポート
ストリームを有するBSデジタル放送をCATV伝送路
などに伝送するにあたって、伝送データ速度整合用のヌ
ルパケットを多重するにあたってヌルパケットを多重し
た後のトランスポートストリーム形式のデジタルデータ
のパケットの位置関係が時系列的に少なくとも一部が均
等になるように速度変換して単一のトランスポートスト
リームのデジタルデータを出力することで変換速度装置
の出力と64QAM変調回路の同期を取ることができ、
タイムスタンプやPCR情報などの時間情報を本来の情
報のまま残しておくことができるため、放送された映像
や音声のデータを含むトランスポートストリームの内部
を変更しなくてもよく、単一のトランスポートストリー
ムの速度変換におけるPCR情報の再記述を不要にした
ケーブルテレビの送信装置が実現可能となる。
【0031】また、本発明によれば、受信装置では64
QAM復調の後に単一のトランスポートストリーム形式
のデジタルデータは時間的に均等に送られてくるので、
複数TSの受信装置に必要な各TSを分離するためのT
S分離回路や時間軸伸長するためのメモリー回路を必要
とせず、その回路を経由せずに画像再生に至ることがで
きるため、受信から画像出力までの時間短縮が可能な受
信装置が実現可能となる。
【0032】さらに、速度変換装置の出力と64QAM
変調回路の伝送速度のわずかの差は64値などの多値Q
AMなどによるデジタル変調装置の伝送速度を微調して
同期化することもできるので、ヌルパケットデータのト
ランスポートストリームの発生算出が簡単になり、装置
の性能を十分に発揮させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のケーブルテレビの送信装置
ならびにその受信装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の一フレーム構成例の図である。
【図3】本発明のもう一つのフレーム構成例の図であ
る。
【図4】本発明のもう一つの実施例のケーブルテレビの
送信装置ならびにその受信装置を示すブロック図であ
る。
【図5】従来の一フレーム構成例の図である。
【図6】従来のもう一つのフレーム構成例の図である。
【符号の説明】
100…CATV局送信装置、101a、101b…再
送信変調ユニット、102…CATV局用BSデジタル
受信機、103…速度変換装置、104a、104b…
64QAM変調回路、105…周波数多重回路、102
1…デジタル復調/復号ならびにTS分離回路、103
1a、1031b…速度変換回路、1032a、103
2b…ヌルパケット生成回路、1033a、1033b
…TS速度比較回路、1041a、1041b…クロッ
ク発生回路、151…トランスポートストリーム形式の
デジタルデータTS、152…ヌルパケット、153…
速度変換された単一TS、171…TS速度情報、17
2…64QAM伝送速度情報、173…速度誤差信号、
200…BSデジタル放送の変調信号、300…CAT
V伝送路、500…受信側端末装置、501…周波数多
重分離回路、502…64QAM復調回路、503…誤
り訂正回路、505…TSパケット分離回路、506…
MPEGビデオデコーダ回路、507…オーディオデコ
ーダ回路、508…受信端末側のTV受像器、551…
TSデータ、554…ビデオ信号、555…音声信号、
4033a、4033b…TS速度比較制御回路、40
41a、4041b…周波数微調クロック発生回路、4
71…周波数微調用制御信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 正樹 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 Fターム(参考) 5C063 AA01 AB03 AB09 AC01 BA01 CA31 5C064 BA01 BB05 BC10 BC16 BC20 BD07 BD14 5K028 AA06 CC05 DD01 DD02 EE03 FF11 KK01 KK32 RR03 5K034 AA01 AA07 AA10 CC03 DD02 FF13 HH21 MM08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル放送からトランスポートストリー
    ム形式のデジタルデータを選択してケーブルテレビのデ
    ジタル伝送データ速度に合わせて送信するケーブルテレ
    ビの送信装置において、前記トランスポートストリーム
    形式の前記デジタルデータに伝送データ速度整合用のヌ
    ルパケットを多重するにあたってヌルパケットを多重し
    た後のトランスポートストリーム形式の前記デジタルデ
    ータのパケットの位置関係が時系列的に少なくとも一部
    が均等になるように速度変換して単一のトランスポート
    ストリームのデジタルデータを出力する変換速度手段を
    備えたことを特徴とするケーブルテレビの送信装置。
  2. 【請求項2】デジタル放送からトランスポートストリー
    ム形式のデジタルデータを選択してケーブルテレビのデ
    ジタル伝送データ速度に合わせて送信するケーブルテレ
    ビの送信装置において、前記デジタル放送を受信復調し
    てトランスポートストリーム形式のデジタルデータを出
    力するデジタルデータ復号手段と、前記デジタルデータ
    復号手段の前記トランスポートストリーム形式の前記デ
    ジタルデータに伝送データ速度整合用のヌルパケットを
    多重するにあたってヌルパケットを多重した後の前記ト
    ランスポートストリーム形式の前記デジタルデータのパ
    ケットの位置関係が時系列的に少なくとも一部が均等に
    なるように速度変換して単一のトランスポートストリー
    ムのデジタルデータを出力する変換速度手段と、前記速
    度変換手段の出力データを64値などの多値QAMなど
    でデジタル変調するデジタル変調手段と、前記デジタル
    変調手段の出力を含む複数の被変調波を周波数多重して
    伝送路に送出する信号合成手段とを備えたことを特徴と
    するケーブルテレビの送信装置。
  3. 【請求項3】デジタル放送からトランスポートストリー
    ム形式のデジタルデータを選択してケーブルテレビのデ
    ジタル伝送データ速度に合わせて送信するケーブルテレ
    ビの送信装置において、前記デジタル放送を受信復調し
    てトランスポートストリーム形式のデジタルデータを出
    力するデジタルデータ復号手段と、伝送データ速度整合
    用のヌルパケットを発生し、その発生頻度は速度誤差の
    情報入力に応じて可変であるヌルパケット発生手段と、
    前記デジタルデータ復号手段のトランスポートストリー
    ム形式のデジタルデータと前記ヌルパケット発生手段の
    出力を前記トランスポートストリーム形式の前記デジタ
    ルデータのパケットの位置関係が時系列的に少なくとも
    一部が均等になるように多重して単一のトランスポート
    ストリームのデジタルデータ系列として出力する速度変
    換手段と、前記速度変換手段の出力データを64値など
    の多値QAMなどでデジタル変調するデジタル変調手段
    と、前記デジタル変調手段からの基準信号と前記速度変
    換手段の出力である前記単一のトランスポートストリー
    ムの前記デジタルデータ系列の伝送速度とを比較して伝
    送速度誤差の情報を得て前記ヌルパケット発生手段に出
    力するトランスポートストリーム伝送速度比較手段と、
    前記デジタル変調手段の出力を含む複数の被変調波を周
    波数多重して伝送路に送出する信号合成手段とを備えた
    ことを特徴とするケーブルテレビの送信装置。
  4. 【請求項4】デジタル放送からトランスポートストリー
    ム形式のデジタルデータを選択してケーブルテレビのデ
    ジタル伝送データ速度に合わせて送信するケーブルテレ
    ビの送信装置において、前記デジタル放送を受信復調し
    てトランスポートストリーム形式のデジタルデータを出
    力するデジタルデータ復号手段と、伝送データ速度整合
    用のヌルパケットを発生し、その発生頻度は速度誤差の
    情報入力に応じて可変であるヌルパケット発生手段と、
    前記デジタルデータ復号手段のトランスポートストリー
    ム形式のデジタルデータと前記ヌルパケット発生手段の
    出力を前記トランスポートストリーム形式の前記デジタ
    ルデータのパケットの位置関係が時系列的に少なくとも
    一部が均等になるように多重して単一のトランスポート
    ストリームのデジタルデータ系列として出力する速度変
    換手段と、伝送速度制御入力からの信号に応じて伝送速
    度の微調が可能で、前記速度変換手段の出力データを6
    4値などの多値QAMなどでデジタル変調する可変伝送
    速度デジタル変調手段と、前記可変伝送速度デジタル変
    調手段からの基準信号と前記速度変換手段出力である前
    記単一のトランスポートストリームの前記デジタルデー
    タ系列の伝送速度とを比較して伝送速度誤差の情報を得
    て前記ヌルパケット発生手段の速度誤差の情報入力なら
    びに前記可変伝送速度デジタル変調手段の伝送速度制御
    入力に出力するトランスポートストリーム伝送速度比較
    制御手段と、前記可変伝送速度デジタル変調手段の出力
    を含む複数の被変調波を周波数多重して伝送路に送出す
    る信号合成手段とを備え、前記トランスポートストリー
    ム伝送速度比較制御手段の誤差がある基準値以上の大き
    な誤差を有する場合には前記ヌルパケット発生手段の速
    度誤差の情報入力を介して伝送速度誤差を粗整し、前記
    トランスポートストリーム伝送速度比較制御手段の誤差
    がある基準値以下の小さい誤差を有する場合には前記可
    変伝送速度デジタル変調手段の伝送速度制御入力を介し
    て伝送速度誤差を微調することを特徴とするケーブルテ
    レビの送信装置。
  5. 【請求項5】周波数多重されて伝送された64値などの
    多値QAMなどによるデジタル被変調波を復調する復調
    手段と、前記復調手段の出力である単一のトランスポー
    トストリーム形式のデジタルデータ系列を入力するデー
    タ選択分離手段を備えたことを特徴とするケーブルテレ
    ビの受信装置。
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