JPH1065109A - 入力保護回路、入力保護回路の製造方法、半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
入力保護回路、入力保護回路の製造方法、半導体装置及び半導体装置の製造方法Info
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- JPH1065109A JPH1065109A JP11632097A JP11632097A JPH1065109A JP H1065109 A JPH1065109 A JP H1065109A JP 11632097 A JP11632097 A JP 11632097A JP 11632097 A JP11632097 A JP 11632097A JP H1065109 A JPH1065109 A JP H1065109A
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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Abstract
トランジスタのドレインになっている不純物拡散層とを
電気的に分離するための素子分離領域を不要とし、入力
保護回路に必要な面積を小さく抑える。 【解決手段】 入力保護回路が、半導体集積回路の入力
端子と内部回路とを接続する抵抗素子12と、サージ入
力を接地電位に放電させる電界効果トランジスタ15と
を備える。抵抗素子12に対応するN- 型の拡散抵抗層
27と、この拡散抵抗層27に接続される電界効果トラ
ンジスタのドレイン又はソースに対応するN+ 型の不純
物拡散層25とからなる互いに隣接して接続された拡散
層領域をイオン注入による二重拡散により形成する。
Description
の製造方法に関し、特に半導体集積回路装置等の入/出
力端子と内部回路との間に設けられている入力保護回路
及びその製造方法に関するものである。
は、内部回路の耐圧を超える過大なサージ電圧が静電気
等によって印加される場合があり、この過大なサージ電
圧がそのまま内部回路に印加されると、内部回路が破壊
される。そこで、通常の半導体集積回路装置等は、入/
出力端子と内部回路との間に入力保護回路を設けて、過
大なサージ電圧が入/出力端子に印加されても、内部回
路にはこのサージ電圧が印加されないようにされてい
る。
ンディングされている入/出力端子としてのボンディン
グパッドに抵抗素子が接続されており、この抵抗素子に
配線を介して内部回路が接続されている。前記配線には
Nチャネル型のトランジスタのドレイン拡散層も接続さ
れており、このトランジスタのソース拡散層及びゲート
電極に配線を介して接地電源が接続されている。そし
て、抵抗素子とトランジスタとで入力保護回路が構成さ
れている。
に所定値以下の電圧が印加されても、トランジスタが導
通しないので、電流はボンディングパッドから抵抗素子
及び配線を介して内部回路へ流れる。
値を超える電圧が印加されると、配線における寄生容量
Cと抵抗素子の抵抗値Rとで決められるτ=C×Rによ
ってピーク電圧を低下させると共に、スナップバックブ
レークダウンを生じたトランジスタを介して接地電源へ
電流を流すことによって、内部回路に印加される電圧を
低下させる。
は、トランジスタのドレイン及びソースとしてのN+ 型
の一対の拡散層が形成されている素子活性領域と、抵抗
素子としてのN- 型の拡散層が形成されている素子活性
領域とが、素子分離構造であるフィールド酸化膜によっ
て互いに分離されているので、このフィールド酸化膜の
分だけ入力保護回路に必要な面積が大きくて、半導体集
積回路装置等を微細化することが困難であった。
されていない構造としては、例えば特開昭57−909
69号公報に開示されている。この特開昭57−909
69号公報においては、静電耐圧の向上を図るため、入
力保護回路にダイオードを用い、p- 拡散層とp+ 拡散
層とを重ねて形成する。ところがこの場合、p- 拡散層
とp+ 拡散層の両者を重ねて形成するため、抵抗素子と
して用いることはできない。
さくて半導体集積回路装置等を微細化することができる
入力保護回路を提供することである。
て半導体集積回路装置等を低コストで製造することがで
きる入力保護回路の製造方法を提供することである。
小さい半導体装置を提供することである。
く、低コストで製造することができる半導体装置の製造
方法を提供することである。
は、半導体集積回路の入力端子に一端が接続され、他端
が内部回路に接続された抵抗素子と、前記抵抗素子の他
端と基準電圧導体との間にチャネルを形成するためのソ
ース/ドレイン及び前記チャネルを覆うゲートからなる
電界効果トランジスタとを備える入力保護回路であっ
て、前記電界効果トランジスタの前記ドレインに対応す
る第1の不純物拡散層と、この第1の不純物拡散層に横
方向に隣接して接続される前記抵抗素子に対応する第1
の拡散抵抗層とからなる第1の拡散層領域を含む。
は、前記第1の拡散抵抗層と前記第1の不純物拡散層
が、同一の導電型に形成されており、両者は相異なる導
電率を有する。
は、前記半導体集積回路がP型半導体基板上に形成され
るとともに、前記第1の不純物拡散層がN+ 型であり、
前記第1の拡散抵抗層がN- 型である。
は、単一の素子活性領域に形成されている。
は、前記電界効果トランジスタの前記ゲートが前記基準
電圧導体に接続されている。
界効果トランジスタの前記ソースに対応する第2の不純
物拡散層と、この第2の不純物拡散層に横方向に隣接し
て接続される第2の拡散抵抗層とからなる第2の拡散層
領域を含むとともに、前記第2の拡散抵抗層の端部と前
記ゲートとを結合する導体を更に含む。
は、前記第2の拡散抵抗層と前記第2の不純物拡散層
は、同一の導電型に形成されており、両者は相異なる導
電率を有する。
は、前記半導体集積回路がP型半導体基板上に形成され
るとともに、前記第2の不純物拡散層がN+ 型であり、
前記第2の拡散抵抗層がN- 型である。
体集積回路の入力端子に一端が接続され、他端が内部回
路に接続された抵抗素子と、前記抵抗素子の他端と基準
電圧導体との間にチャネルを形成するためのソース/ド
レイン及び前記チャネルを覆うゲートからなる電界効果
トランジスタとを備える入力保護回路の製造方法であっ
て、前記入力保護回路の形成部位である素子活性領域を
形成する工程と、前記電界効果トランジスタの前記ゲー
トを前記素子活性領域に形成する工程と、前記ゲートを
マスクとして、前記電界効果トランジスタの前記ドレイ
ンに対応する第1の不純物拡散層及び前記ソースに対応
する第2の不純物拡散層をそれぞれ第1の導電型の不純
物を導入して形成する工程と、前記抵抗素子の形成領域
に対応した開口を有するマスク層を前記素子活性領域に
形成する工程と、前記マスク層の開口を通して前記第1
の導電型の不純物と反対導電型である第2の導電型の不
純物を導入して、前記抵抗素子に対応する拡散抵抗層を
前記第1の不純物拡散層に横方向に隣接して接続される
ように形成する工程とを含む。
においては、前記第1の不純物拡散層を形成するマスク
開口と前記拡散抵抗層を形成するマスク開口とが重複領
域を有する。
においては、前記第1の不純物拡散層を形成するマスク
開口が、前記拡散抵抗層を形成するマスク開口を包含し
ている。
においては、前記第1の導電型の不純物が砒素であり、
前記第2の導電型の不純物がホウ素である。
においては、前記拡散抵抗層と前記第1の不純物拡散層
が同一の導電型に形成されるとともに、両者が相異なる
導電率とされる。
においては、前記半導体集積回路がP型半導体基板上に
形成されるとともに、前記第1の不純物拡散層がN+ 型
とされ、前記拡散抵抗層がN- 型とされる。
体集積回路の入力端子に一端が接続され、他端が内部回
路に接続された抵抗素子と、前記抵抗素子の他端と基準
電圧導体との間にチャネルを形成するためのソース/ド
レイン及び前記チャネルを覆うゲートからなる電界効果
トランジスタとを備える入力保護回路の製造方法であっ
て、前記入力保護回路の形成部位である素子活性領域を
形成する工程と、前記電界効果トランジスタの前記ゲー
トを前記素子活性領域に形成する工程と、前記ゲートを
マスクとして、前記抵抗素子に対応する拡散抵抗層を所
定導電型の不純物を導入して形成する工程と、前記電界
効果トランジスタの前記ドレインに対応する第1の不純
物拡散層及び前記ソースに対応する第2の不純物拡散層
の形成領域に対応した開口を有するマスク層を前記素子
活性領域に形成する工程と、前記マスク層の開口を通し
て前記所定導電型と同一導電型の不純物を導入して、前
記第1の不純物拡散層及び第2の不純物拡散層をそれぞ
れ前記拡散抵抗層の一部と重複するように形成し、少な
くとも前記第1の不純物拡散層と前記拡散抵抗層とを横
方向に隣接して接続させる工程とを含む。
においては、前記不純物がリンとされる。
においては、前記拡散抵抗層と前記第1及び第2の不純
物拡散層とが相異なるドーズ量の不純物をイオン注入す
ることにより形成される。
においては、前記半導体集積回路がP型半導体基板上に
形成されるとともに、前記第1及び第2の不純物拡散層
がN+ 型とされ、前記拡散抵抗層がN- 型とされる。
体集積回路の入力端子に一端が接続され、他端が内部回
路に接続された抵抗素子と、前記抵抗素子の他端と基準
電圧導体との間にチャネルを形成するためのソース/ド
レイン及び前記チャネルを覆うゲートからなる電界効果
トランジスタとを備える入力保護回路の製造方法であっ
て、前記入力保護回路の形成部位である素子活性領域を
形成する工程と、前記電界効果トランジスタの前記ゲー
トを前記素子活性領域に形成する工程と、前記ゲートを
マスクとして、前記電界効果トランジスタの前記ドレイ
ンに対応する第1の不純物拡散層及び前記ソースに対応
する第2の不純物拡散層をそれぞれ第1の導電型の不純
物を導入して形成する工程と、層間絶縁膜を前記素子活
性領域の全面に形成する工程と、前記抵抗素子の形成領
域に対応した開口を前記層間絶縁膜に形成する工程と、
前記層間絶縁膜の開口を通して前記第1の導電型の不純
物と反対導電型である第2の導電型の不純物を導入し
て、前記抵抗素子に対応する拡散抵抗層を前記第1の不
純物拡散層に横方向に隣接して接続されるように形成す
る工程とを含む。
体集積回路の入力端子に一端が接続され、他端が内部回
路に接続された抵抗素子と、前記抵抗素子の他端と基準
電圧導体との間にチャネルを形成するためのソース/ド
レイン及び前記チャネルを覆うゲートからなる電界効果
トランジスタとを備える入力保護回路の製造方法であっ
て、前記入力保護回路の形成部位である素子活性領域を
形成する工程と、前記電界効果トランジスタの前記ゲー
トを前記素子活性領域に形成する工程と、前記ゲートを
マスクとして、前記電界効果トランジスタの前記ドレイ
ンに対応する第1の不純物拡散層及び前記ソースに対応
する第2の不純物拡散層をそれぞれ第1の導電型の不純
物を導入して形成する工程と、抵抗素子の形成領域に対
応した開口を有するマスク層を前記素子活性領域に形成
する工程と、前記マスク層の開口を通して前記第1の導
電型の不純物と反対導電型である第2の導電型の不純物
を導入して、前記抵抗素子に対応する第1の拡散抵抗層
を前記第1の不純物拡散層に横方向に隣接して接続され
るように形成するとともに、前記電界効果トランジスタ
の前記ゲートに接続される抵抗素子に対応した第2の拡
散抵抗層を前記第2の不純物拡散層に横方向に隣接して
接続されるように形成する工程と、前記第2の不純物拡
散層の一端と前記電界効果トランジスタの前記ゲートと
を接続する導体を形成する工程とを含む。
においては、前記第1の不純物拡散層を形成するマスク
開口と前記第1の拡散抵抗層を形成するマスク開口とが
重複領域を有するとともに、前記第2の不純物拡散層を
形成するマスク開口と前記第2の拡散抵抗層を形成する
マスク開口とが重複領域を有する。
においては、前記第1及び第2の不純物拡散層を形成す
るマスク開口が、前記第1及び第2の拡散抵抗層を形成
するマスク開口を包含している。
においては、前記第1の導電型の不純物が砒素であり、
前記第2の導電型の不純物がホウ素である。
においては、前記第1及び第2の拡散抵抗層と前記第1
及び第2の不純物拡散層が同一の導電型に形成されると
ともに、前記第1及び第2の拡散抵抗層と前記第1及び
第2の不純物拡散層が相異なる導電率とされる。
においては、前記半導体集積回路がP型半導体基板上に
形成されるとともに、前記第1及び第2の不純物拡散層
がN+ 型とされ、前記第1及び第2の拡散抵抗層がN-
型とされる。
上に、絶縁膜を介して形成されたゲート電極を含むゲー
ト構造と、前記ゲート構造の両側の領域に形成された一
対の不純物拡散層とを具備し、前記一対の不純物拡散層
の少なくとも一方の不純物拡散層は、前記ゲート構造近
傍から延びる延長領域を有し、この延長領域は前記ゲー
ト構造の近傍から外側に向けて第1の層及び第2の層を
有し、前記第1の層は、前記第2の層とは異なる不純物
濃度を有し、前記第1の層は、ソース又はドレインとし
て機能し、前記第2の層は、抵抗素子として機能する。
回路用に用いられるものである。
前記第1の層が、ドレインとして機能する。
の層上に形成された第1のコンタクトホールを、前記第
2の層上に形成された第2のコンタクトホールをそれぞ
れ有する絶縁膜を更に具備し、前記第1のコンタクトホ
ールの底面が、前記第1の層の表層となり、前記第2の
コンタクトホールの底面が、前記第2の層の表層とな
り、前記第1のコンタクトホール内を少なくとも覆う第
1の導電膜と、前記第2のコンタクトホール内を少なく
とも覆い、前記第1の導電膜と前記第1、第2の層を介
して電気的に接続されている第2の導電膜とを更に具備
する。
基板の表面上に、絶縁膜を介したゲート電極を含むゲー
ト構造を形成する工程と、前記ゲート構造をマスクとし
て、前記ゲート構造の両側の領域に第1の不純物を導入
して、前記ゲート構造の近傍から外側に向けて延びる少
なくとも1つの第1の層を形成する工程と、前記ゲート
構造及び前記第1の層の表面を覆い、前記第1の層につ
いてはその前記ゲート構造の近傍の外側の部位を露出さ
せる開口を有するマスク層を形成する工程と、前記マス
ク層の前記開口を通して第1の不純物と反対導電型であ
り且つ濃度の異なる第2の不純物を導入して、前記第1
の層と隣接する第2の層を形成する工程とを含む。
おいては、前記半導体装置が入力保護回路用のものであ
る。
おいては、前記第2の層と隣接する前記第1の層が、ド
レインとして機能する。
は、前記マスク層を除去した後に、前記ゲート構造、前
記第1及び第2の層を覆う層間絶縁膜を形成する工程
と、前記層間絶縁膜に、前記第1の層の表面の一部を露
出させる第1のコンタクトホールと、前記第2の層の表
面の一部を露出させる第2のコンタクトホールとを形成
する工程と、前記第1及び第2のコンタクトホール内を
少なくとも埋め込む導電膜を前記層間絶縁膜上に形成す
る工程と、パターニングにより前記導電膜を前記層間絶
縁膜上で分断し、前記第1の層及び前記第2の層を介し
て電気的に接続される第1の配線及び第2の配線を形成
する工程とを更に含む。
おいては、前記マスク層が層間絶縁膜である。
は、前記層間絶縁膜に、前記第1の層の表面の一部を露
出させるコンタクトホールを形成する工程と、前記開口
内及び前記コンタクトホール内を少なくとも埋め込む導
電膜を前記層間絶縁膜上に形成する工程と、パターニン
グにより前記導電膜を前記層間絶縁膜上で分断し、前記
第1の層及び前記第2の層を介して電気的に接続される
第1の配線及び第2の配線を形成する工程とを更に含
む。
は、抵抗素子になっている拡散層と電界効果トランジス
タのドレインになっている拡散層とが互いに接している
ので、これらの拡散層同士を電気的に分離するための素
子分離領域が不要となる。
置の製造方法においては、不純物を重畳してイオン注入
することによって、抵抗素子になる拡散層またはドレイ
ンになる拡散層を形成しているので、抵抗素子またはド
レインの形成領域に開口を有する一種類のマスク層を用
いるだけでよく、夫々の形成領域に開口を有する二種類
のマスク層を用いる必要がない。
の第1の実施形態の入力保護回路の概略断面図であり、
図2はその概略平面図、図3はこの入力保護回路の等価
回路図、図4(a)〜図4(d)は入力保護回路の製造
工程を示す概略断面図である。第1の実施形態では、前
記入力保護回路をその構成を製造方法とともに説明す
る。
シリコン基板21の表面にフィールド酸化膜としてのシ
リコン酸化膜22をいわゆるLOCOS法により形成し
て、このシリコン酸化膜22に囲まれている素子活性領
域を形成する。このとき、トランジスタ15用の素子活
性領域と長さ20μm幅10μm程度の抵抗素子12用
の素子活性領域とを互いに接するように形成する。
膜として、膜厚が170Åのシリコン酸化膜23を熱酸
化法により形成する。そして、多結晶シリコン膜24を
CVD法で堆積させ、この多結晶シリコン膜24をフォ
トリソグラフィ及びエッチングでゲート電極のパターン
に加工する。
リコン膜24及びシリコン酸化膜22をマスクにして、
80keVの加速エネルギー及び1.0×1016cm-2
のドーズ量で砒素(As)をイオン注入して、トランジ
スタ15のドレインとしてのN+ 型の不純物拡散層25
及びソースとしてのN+ 型の不純物拡散層26を形成す
る。
スタ15用及び抵抗素子12用としての単一の素子活性
領域のうちで抵抗素子12の形成領域上にのみ開口を有
するフォトレジストをマスクにして、40keVの加速
エネルギー及び6.0×1015cm-2のドーズ量でBF
2 をイオン注入する。この結果、既にイオン注入されて
いる砒素(As)がボロン(B)に補償されて、抵抗素
子12として機能するN- 型の拡散抵抗層27が形成さ
れる。なお、不純物拡散層25を越えてシリコン基板2
1にBF2 イオンが注入され、拡散抵抗層27の下部に
BF2 のイオン注入のみによりP- 型の不純物拡散層5
1が形成される。この不純物拡散層51(P- 型)の不
純物濃度は、シリコン基板21(P--型)の不純物濃度
より高濃度である。その後、フォトレジストを除去す
る。
リコン膜24等を層間絶縁膜31で覆い、この層間絶縁
膜31の表面を平坦化する。そして、拡散抵抗層27の
不純物拡散層25とは反対側の端部に達するコンタクト
孔32と、不純物拡散層25、26の夫々に達するコン
タクト孔34、35と、多結晶シリコン膜24に達する
コンタクト孔36とを、層間絶縁膜31及びシリコン酸
化膜23に開孔する。
36の開孔に際しては、緩衝弗酸によるウエットエッチ
ングとそれに続く反応性イオンエッチング等の異方性エ
ッチングとを連続的に行うことによって開口部をテーパ
状にして、後に形成する金属膜における段差被覆性の低
下を防止する。
度のコンタクト孔32を介して拡散抵抗層27の一端部
に接続する約100μm四方のボンディングパッド11
と、コンタクト孔34を介して不純物拡散層25に接続
すると共に内部回路14へ向かって延びる配線13と、
コンタクト孔35、36を介して不純物拡散層26及び
多結晶シリコン膜24に夫々接続すると共に接地電源1
7へ向かって延びる配線16とを、同一層の金属膜で形
成する。そして、更に、表面保護膜(図示せず)等を形
成して、第1の実施形態の入力保護回路を完成させる。
ば、抵抗素子になっている拡散抵抗層27と電界効果ト
ランジスタのドレインになっている不純物拡散層25と
が互いに接しているので、これらの拡散層同士を電気的
に分離するための素子分離領域が不要となる。従って、
更なる半導体素子を微細化を図ることが可能となる。
の製造方法によれば、不純物を重畳してイオン注入する
ことによって、抵抗素子になる拡散抵抗層27及びドレ
インになる不純物拡散層25を形成しているので、抵抗
素子となる拡散抵抗層27の形成領域に開口を有する一
種類のマスク層(フォトレジスト)を用いるだけでよ
く、抵抗素子となる拡散抵抗層27とドレインになる不
純物拡散層25の各形成領域に開口を有する二種類のマ
スク層をそれぞれ用いる必要がない。従って、入力保護
回路の製造工程が簡易化・短縮化されることになる。
の第2の実施形態の入力保護回路の概略断面図、図6は
その概略平面図、図7(a)〜図7(b)は入力保護回
路の製造工程を示す概略断面図であって、この入力保護
回路の等価回路図は図3と同様である。第2の実施形態
でも、前記入力保護回路をその構成を製造方法とともに
説明する。
においては、先ず、多結晶シリコン膜24をゲート電極
のパターンに加工するまでは、図1〜図4に示した第1
の実施形態の入力保護回路を製造する場合と実質的に同
様の工程を実行する。
その後、図7(a)に示すように、多結晶シリコン膜2
4及びシリコン酸化膜22をマスクにして、80keV
の加速エネルギー及び2.0×1013cm-2のドーズ量
でリン(P)をイオン注入して、抵抗素子12としての
N- 型の拡散抵抗層27を形成する。
スタ15用及び抵抗素子12用としての単一の素子活性
領域のうちでトランジスタ15の形成領域上にのみ開口
を有するフォトレジストをマスクにして、80keVの
加速エネルギー及び1.0×1016cm-2のドーズ量で
リン(P)をイオン注入する。この結果、既にイオン注
入されているリンに更にリンが加えられて、トランジス
タ15のドレインとしてのN+ 型の不純物拡散層25及
びソースとして機能するN+ 型の不純物拡散層26が形
成される。その後、フォトレジスト膜を除去する。
用いるフォトレジストは、コンタクト孔32に対応する
開口を有していてもよく、この場合にはコンタクト孔3
2における拡散抵抗層27とボンディングパッド11と
の接続抵抗を低下させることができる。
降については、再び、図1〜図4で示した第1の実施形
態の入力保護回路を製造する場合と実質的に同様の工程
を実行して、この第2の実施形態の入力保護回路を完成
させる。
ば、抵抗素子になっている拡散抵抗層27と電界効果ト
ランジスタのドレインになっている不純物拡散層25と
が互いに接しているので、これらの拡散層同士を電気的
に分離するための素子分離領域が不要となる。従って、
更なる半導体素子を微細化を図ることが可能となる。
の製造方法によれば、不純物を重畳してイオン注入する
ことによって、抵抗素子になる拡散抵抗層27及びドレ
イン、ソースになる不純物拡散層25、26を形成して
いるので、この不純物拡散層25、26の形成領域に開
口を有する一種類のマスク層(フォトレジスト)を用い
るだけでよく、抵抗素子となる拡散抵抗層27とドレイ
ンになる不純物拡散層25の各形成領域に開口を有する
二種類のマスク層をそれぞれ用いる必要がない。従っ
て、入力保護回路の製造工程が簡易化・短縮化されるこ
とになる。
〜図8(d)は、この第3の実施形態の入力保護回路の
製造方法を工程順に示す概略断面図であって、この入力
保護回路の等価回路図は図3と同様である。第3の実施
形態でも、前記入力保護回路をその構成を製造方法とと
もに説明する。
シリコン基板21の表面にフィールド酸化膜としてのシ
リコン酸化膜22をLOCOS法で形成して、このシリ
コン酸化膜22に囲まれている素子活性領域を形成す
る。このとき、トランジスタ15用の素子活性領域と長
さ20μm幅10μmの抵抗素子12用の素子活性領域
とを互いに接するように形成する。
膜として、膜厚が170Åのシリコン酸化膜23を熱酸
化で形成する。そして、多結晶シリコン膜24をCVD
法で堆積させ、この多結晶シリコン膜24をフォトリソ
グラフィ及びエッチングでゲート電極のパターンに加工
する。
リコン膜24及びシリコン酸化膜22をマスクにして、
80keVの加速エネルギー及び1.0×1016cm-2
のドーズ量で砒素(As)をイオン注入して、トランジ
スタ15のドレインとしてのN+ 型の不純物拡散層25
及びソースとしてのN+ 型の不純物拡散層26を形成す
る。
上全面に層間絶縁膜31を形成した後、単一の素子活性
領域のうちで抵抗素子12の形成領域上にのみ層間絶縁
膜31に開口部32を形成する。この開口部32の底面
である基板21に40keVの加速エネルギー及び6.
0×1015cm-2のドーズ量でBF2 をイオン注入す
る。この結果、既にイオン注入されているAsがBに補
償されて、抵抗素子12として機能するN- 型の拡散抵
抗層27が形成される。なお、不純物拡散層25を越え
てシリコン基板21にBF2 イオンが注入され、拡散抵
抗層27の下部にBF2 のイオン注入のみによりP- 型
の不純物拡散層51が形成される。この不純物拡散層5
1(P- 型)の不純物濃度は、シリコン基板21(P--
型)の不純物濃度より高濃度である。
拡散層25、26の夫々に達するコンタクト孔34、3
5と、多結晶シリコン膜24に達するコンタクト孔36
とを、層間絶縁膜31及びシリコン酸化膜23に開孔す
る。
36の開孔に際しては、緩衝弗酸によるウエットエッチ
ングとそれに続く反応性イオンエッチング等の異方性エ
ッチングとを連続的に行うことによって開口部をテーパ
状にして、後に形成する金属膜における段差被覆性の低
下を防止する。
抗層27の一端部に接続する100μm四方のボンディ
ングパッド11と、コンタクト孔34を介して不純物拡
散層25に接続すると共に内部回路14へ向かって延び
る配線13と、コンタクト孔35、36を介して不純物
拡散層26及び多結晶シリコン膜24に夫々接続すると
共に接地電源17へ向かって延びる配線16とを、同一
層の金属膜で形成する。そして、更に、表面保護膜(図
示せず)等を形成して、この第3の実施形態の入力保護
回路を完成させる。
ば、抵抗素子になっている拡散抵抗層27と電界効果ト
ランジスタのドレインになっている不純物拡散層25と
が互いに接しているので、これらの拡散層同士を電気的
に分離するための素子分離領域が不要となる。従って、
更なる半導体素子を微細化を図ることが可能となる。
の製造方法によれば、不純物を重畳してイオン注入する
ことによって、抵抗素子になる拡散抵抗層27及びドレ
インになる不純物拡散層25を形成しているので、抵抗
素子となる拡散抵抗層27の形成領域に開口を有する一
種類のマスク層(層間絶縁膜31)を用いるだけでよ
く、拡散抵抗層27と不純物拡散層25の各形成領域に
開口を有する二種類のマスク層をそれぞれ用いる必要が
ない。従って、入力保護回路の製造工程が簡易化・短縮
化されることになる。
の第4の実施形態の入力保護回路の概略断面図であり、
図10はその概略平面図、図11はこの入力保護回路の
等価回路図、図12(a)〜図12(d)は入力保護回
路の製造工程を示す概略断面図である。第4の実施形態
でも、前記入力保護回路をその構成を製造方法とともに
説明する。
のシリコン基板21の表面にフィールド酸化膜としての
シリコン酸化膜22をいわゆるLOCOS法により形成
して、このシリコン酸化膜22に囲まれている素子活性
領域を形成する。このとき、トランジスタ15用の素子
活性領域と長さ20μm幅10μm程度の抵抗素子1
2,41用の素子活性領域とを互いに接するように形成
する。
膜として、膜厚が170Åのシリコン酸化膜23を熱酸
化法により形成する。そして、多結晶シリコン膜24を
CVD法で堆積させ、この多結晶シリコン膜24をフォ
トリソグラフィ及びエッチングでゲート電極のパターン
に加工する。
シリコン膜24及びシリコン酸化膜22をマスクにし
て、80keVの加速エネルギー及び1.0×1016c
m-2のドーズ量で砒素(As)をイオン注入して、トラ
ンジスタ15のドレインとしてのN+ 型の不純物拡散層
25及びソースとしてのN+ 型の不純物拡散層26を形
成する。
ジスタ15用及び抵抗素子12、41用としての単一の
素子活性領域のうちで抵抗素子12、41の形成領域上
にのみ開口を有するフォトレジストをマスクにして、4
0keVの加速エネルギー及び6.0×1015cm-2の
ドーズ量でBF2 をイオン注入する。この結果、既にイ
オン注入されている砒素(As)がボロン(B)に補償
されて、ドレインとしてのN+ 型の不純物拡散層25に
接して抵抗素子12として機能するN- 型の拡散抵抗層
27と、ソースとしてのN+ 型の不純物拡散層26に接
して不純物拡散層26−多結晶シリコン膜(ゲート電
極)24間の抵抗素子41として機能するN- 型の拡散
抵抗層42がそれぞれ形成される。なお、不純物拡散層
25、26を越えてシリコン基板21にBF2 イオンが
注入され、拡散抵抗層27、42の下部にBF2 のイオ
ン注入のみによりP- 型の不純物拡散層51、52がそ
れぞれ形成される。この不純物拡散層51、52(P-
型)の不純物濃度は、シリコン基板21(P--型)の不
純物濃度より高濃度である。その後、フォトレジストを
除去する。
シリコン膜24等を層間絶縁膜31で覆い、この層間絶
縁膜31の表面を平坦化する。そして、拡散抵抗層27
の不純物拡散層25とは反対側の端部に達するコンタク
ト孔32と、不純物拡散層25、26の夫々に達するコ
ンタクト孔34、35と、拡散抵抗層42に達するコン
タクト孔44と、多結晶シリコン膜24に達するコンタ
クト孔43とを、層間絶縁膜31及びシリコン酸化膜2
3に開孔する。
35及びコンタクト孔43,44の開孔に際しては、緩
衝弗酸によるウエットエッチングとそれに続く反応性イ
オンエッチング等の異方性エッチングとを連続的に行う
ことによって開口部をテーパ状にして、後に形成する金
属膜における段差被覆性の低下を防止する。
度のコンタクト孔32を介して拡散抵抗層27の一端部
に接続する約100μm四方のボンディングパッド11
と、コンタクト孔34を介して不純物拡散層25に接続
すると共に内部回路14へ向かって延びる配線13と、
コンタクト孔35を介して不純物拡散層26に接続する
と共に接地電源17へ向かって延びる配線16と、コン
タクト孔43,44を介して多結晶シリコン膜24と拡
散抵抗層42とを接続する配線45とを、同一層の金属
膜で形成する。そして、更に、表面保護膜(図示せず)
等を形成して、第4の実施形態の入力保護回路を完成さ
せる。
ば、抵抗素子になっている拡散抵抗層27と電界効果ト
ランジスタのドレインになっている不純物拡散層25と
が互いに接しているので、これらの拡散層同士を電気的
に分離するための素子分離領域が不要となる。従って、
更なる半導体素子を微細化を図ることが可能となる。ま
た、この第4の実施形態の入力保護回路の製造方法によ
れば、不純物を重畳してイオン注入することによって、
抵抗素子になる拡散抵抗層27、42及びドレイン、ソ
ースになる不純物拡散層25、26を形成しているの
で、抵抗素子となる拡散抵抗層27、42の形成領域に
開口を有する一種類のマスク層(フォトレジスト)を用
いるだけでよく、拡散抵抗層27、42と不純物拡散層
25、26の各形成領域に開口を有する二種類のマスク
層をそれぞれ用いる必要がない。従って、入力保護回路
の製造工程が簡易化・短縮化されることになる。
なっている拡散抵抗層と電界効果トランジスタのドレイ
ンになっている不純物拡散層とを電気的に分離するため
の素子分離領域が不要であるので、入力保護回路に必要
な面積が小さくてよく、半導体集積回路装置等を微細化
することができる。
は、抵抗素子またはドレインの形成領域に開口を有する
一種類のマスク層を用いるだけでよく、夫々の形成領域
に開口を有する二種類のマスク層を用いる必要がないの
で、入力保護回路を少ない工程で形成することができ
て、半導体集積回路装置等を低コストで製造することが
できる。
ており、図2のI−I線に沿う位置における概略断面図
である。
図である。
回路図である。
工程を示す概略断面図である。
ており、図6のII−II線に沿う位置における概略断
面図である。
概略平面図である。
工程を示す概略断面図である。
工程を示す概略断面図である。
ており、図10のIII−III線に沿う位置における
概略断面図である。
す概略平面図である。
価回路図である。
造工程を示す概略断面図である。
Claims (35)
- 【請求項1】 半導体集積回路の入力端子に一端が接続
され、他端が内部回路に接続された抵抗素子と、前記抵
抗素子の他端と基準電圧導体との間にチャネルを形成す
るためのソース/ドレイン及び前記チャネルを覆うゲー
トからなる電界効果トランジスタとを備える入力保護回
路であって、 前記電界効果トランジスタの前記ドレインに対応する第
1の不純物拡散層と、この第1の不純物拡散層に横方向
に隣接して接続される前記抵抗素子に対応する第1の拡
散抵抗層とからなる第1の拡散層領域を含むことを特徴
とする入力保護回路。 - 【請求項2】 前記第1の拡散抵抗層と前記第1の不純
物拡散層が、同一の導電型に形成されており、両者は相
異なる導電率を有することを特徴とする請求項1に記載
の入力保護回路。 - 【請求項3】 前記半導体集積回路がP型半導体基板上
に形成されるとともに、前記第1の不純物拡散層がN+
型であり、前記第1の拡散抵抗層がN- 型であることを
特徴とする請求項1又は2に記載の入力保護回路。 - 【請求項4】 単一の素子活性領域に形成されているこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の入
力保護回路。 - 【請求項5】 前記電界効果トランジスタの前記ゲート
が前記基準電圧導体に接続されていることを特徴とする
請求項1〜4のいずれか1項に記載の入力保護回路。 - 【請求項6】 前記電界効果トランジスタの前記ソース
に対応する第2の不純物拡散層と、この第2の不純物拡
散層に横方向に隣接して接続される第2の拡散抵抗層と
からなる第2の拡散層領域を含むとともに、 前記第2の拡散抵抗層の端部と前記ゲートとを結合する
導体を更に含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
か1項に記載の入力保護回路。 - 【請求項7】 前記第2の拡散抵抗層と前記第2の不純
物拡散層は、同一の導電型に形成されており、両者は相
異なる導電率を有することを特徴とする請求項6に記載
の入力保護回路。 - 【請求項8】 前記半導体集積回路がP型半導体基板上
に形成されるとともに、前記第2の不純物拡散層がN+
型であり、前記第2の拡散抵抗層がN- 型であることを
特徴とする請求項6に記載の入力保護回路。 - 【請求項9】 半導体集積回路の入力端子に一端が接続
され、他端が内部回路に接続された抵抗素子と、前記抵
抗素子の他端と基準電圧導体との間にチャネルを形成す
るためのソース/ドレイン及び前記チャネルを覆うゲー
トからなる電界効果トランジスタとを備える入力保護回
路の製造方法であって、 前記入力保護回路の形成部位である素子活性領域を形成
する工程と、 前記電界効果トランジスタの前記ゲートを前記素子活性
領域に形成する工程と、 前記ゲートをマスクとして、前記電界効果トランジスタ
の前記ドレインに対応する第1の不純物拡散層及び前記
ソースに対応する第2の不純物拡散層をそれぞれ第1の
導電型の不純物を導入して形成する工程と、 前記抵抗素子の形成領域に対応した開口を有するマスク
層を前記素子活性領域に形成する工程と、 前記マスク層の開口を通して前記第1の導電型の不純物
と反対導電型である第2の導電型の不純物を導入して、
前記抵抗素子に対応する拡散抵抗層を前記第1の不純物
拡散層に横方向に隣接して接続されるように形成する工
程とを含むことを特徴とする入力保護回路の製造方法。 - 【請求項10】 前記第1の不純物拡散層を形成するマ
スク開口と前記拡散抵抗層を形成するマスク開口とが重
複領域を有することを特徴とする請求項9に記載の入力
保護回路の製造方法。 - 【請求項11】 前記第1の不純物拡散層を形成するマ
スク開口が、前記拡散抵抗層を形成するマスク開口を包
含していることを特徴とする請求項9又は10に記載の
入力保護回路の製造方法。 - 【請求項12】 前記第1の導電型の不純物が砒素であ
り、前記第2の導電型の不純物がホウ素であることを特
徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の入力保
護回路の製造方法。 - 【請求項13】 前記拡散抵抗層と前記第1の不純物拡
散層が同一の導電型に形成されるとともに、両者が相異
なる導電率とされることを特徴とする請求項9〜12の
いずれか1項に記載の入力保護回路の製造方法。 - 【請求項14】 前記半導体集積回路がP型半導体基板
上に形成されるとともに、前記第1の不純物拡散層がN
+ 型とされ、前記拡散抵抗層がN- 型とされることを特
徴とする請求項9〜13のいずれか1項に記載の入力保
護回路の製造方法。 - 【請求項15】 半導体集積回路の入力端子に一端が接
続され、他端が内部回路に接続された抵抗素子と、前記
抵抗素子の他端と基準電圧導体との間にチャネルを形成
するためのソース/ドレイン及び前記チャネルを覆うゲ
ートからなる電界効果トランジスタとを備える入力保護
回路の製造方法であって、 前記入力保護回路の形成部位である素子活性領域を形成
する工程と、 前記電界効果トランジスタの前記ゲートを前記素子活性
領域に形成する工程と、 前記ゲートをマスクとして、前記抵抗素子に対応する拡
散抵抗層を所定導電型の不純物を導入して形成する工程
と、 前記電界効果トランジスタの前記ドレインに対応する第
1の不純物拡散層及び前記ソースに対応する第2の不純
物拡散層の形成領域に対応した開口を有するマスク層を
前記素子活性領域に形成する工程と、 前記マスク層の開口を通して前記所定導電型と同一導電
型の不純物を導入して、前記第1の不純物拡散層及び第
2の不純物拡散層をそれぞれ前記拡散抵抗層の一部と重
複するように形成し、少なくとも前記第1の不純物拡散
層と前記拡散抵抗層とを横方向に隣接して接続させる工
程とを含むことを特徴とする入力保護回路の製造方法。 - 【請求項16】 前記不純物がリンとされることを特徴
とする請求項15に記載の入力保護回路の製造方法。 - 【請求項17】 前記拡散抵抗層と前記第1及び第2の
不純物拡散層とが相異なるドーズ量の不純物をイオン注
入することにより形成されることを特徴とする請求項1
5又は16に記載の入力保護回路の製造方法。 - 【請求項18】 前記半導体集積回路がP型半導体基板
上に形成されるとともに、前記第1及び第2の不純物拡
散層がN+ 型とされ、前記拡散抵抗層がN-型とされる
ことを特徴とする請求項15〜17のいずれか1項に記
載の入力保護回路の製造方法。 - 【請求項19】 半導体集積回路の入力端子に一端が接
続され、他端が内部回路に接続された抵抗素子と、前記
抵抗素子の他端と基準電圧導体との間にチャネルを形成
するためのソース/ドレイン及び前記チャネルを覆うゲ
ートからなる電界効果トランジスタとを備える入力保護
回路の製造方法であって、 前記入力保護回路の形成部位である素子活性領域を形成
する工程と、 前記電界効果トランジスタの前記ゲートを前記素子活性
領域に形成する工程と、 前記ゲートをマスクとして、前記電界効果トランジスタ
の前記ドレインに対応する第1の不純物拡散層及び前記
ソースに対応する第2の不純物拡散層をそれぞれ第1の
導電型の不純物を導入して形成する工程と、 層間絶縁膜を前記素子活性領域の全面に形成する工程
と、 前記抵抗素子の形成領域に対応した開口を前記層間絶縁
膜に形成する工程と、 前記層間絶縁膜の開口を通して前記第1の導電型の不純
物と反対導電型である第2の導電型の不純物を導入し
て、前記抵抗素子に対応する拡散抵抗層を前記第1の不
純物拡散層に横方向に隣接して接続されるように形成す
る工程とを含むことを特徴とする入力保護回路の製造方
法。 - 【請求項20】 半導体集積回路の入力端子に一端が接
続され、他端が内部回路に接続された抵抗素子と、前記
抵抗素子の他端と基準電圧導体との間にチャネルを形成
するためのソース/ドレイン及び前記チャネルを覆うゲ
ートからなる電界効果トランジスタとを備える入力保護
回路の製造方法であって、 前記入力保護回路の形成部位である素子活性領域を形成
する工程と、 前記電界効果トランジスタの前記ゲートを前記素子活性
領域に形成する工程と、 前記ゲートをマスクとして、前記電界効果トランジスタ
の前記ドレインに対応する第1の不純物拡散層及び前記
ソースに対応する第2の不純物拡散層をそれぞれ第1の
導電型の不純物を導入して形成する工程と、 抵抗素子の形成領域に対応した開口を有するマスク層を
前記素子活性領域に形成する工程と、 前記マスク層の開口を通して前記第1の導電型の不純物
と反対導電型である第2の導電型の不純物を導入して、
前記抵抗素子に対応する第1の拡散抵抗層を前記第1の
不純物拡散層に横方向に隣接して接続されるように形成
するとともに、前記電界効果トランジスタの前記ゲート
に接続される抵抗素子に対応した第2の拡散抵抗層を前
記第2の不純物拡散層に横方向に隣接して接続されるよ
うに形成する工程と、 前記第2の不純物拡散層の一端と前記電界効果トランジ
スタの前記ゲートとを接続する導体を形成する工程とを
含むことを特徴とする入力保護回路の製造方法。 - 【請求項21】 前記第1の不純物拡散層を形成するマ
スク開口と前記第1の拡散抵抗層を形成するマスク開口
とが重複領域を有するとともに、前記第2の不純物拡散
層を形成するマスク開口と前記第2の拡散抵抗層を形成
するマスク開口とが重複領域を有することを特徴とする
請求項20に記載の入力保護回路の製造方法。 - 【請求項22】 前記第1及び第2の不純物拡散層を形
成するマスク開口が、前記第1及び第2の拡散抵抗層を
形成するマスク開口を包含していることを特徴とする請
求項20又は21に記載の入力保護回路の製造方法。 - 【請求項23】 前記第1の導電型の不純物が砒素であ
り、前記第2の導電型の不純物がホウ素であることを特
徴とする請求項20〜22のいずれか1項に記載の入力
保護回路の製造方法。 - 【請求項24】 前記第1及び第2の拡散抵抗層と前記
第1及び第2の不純物拡散層が同一の導電型に形成され
るとともに、前記第1及び第2の拡散抵抗層と前記第1
及び第2の不純物拡散層が相異なる導電率とされること
を特徴とする請求項20〜23のいずれか1項に記載の
入力保護回路の製造方法。 - 【請求項25】 前記半導体集積回路がP型半導体基板
上に形成されるとともに、前記第1及び第2の不純物拡
散層がN+ 型とされ、前記第1及び第2の拡散抵抗層が
N- 型とされることを特徴とする請求項20〜24のい
ずれか1項に記載の入力保護回路の製造方法。 - 【請求項26】 半導体基板の表面上に、絶縁膜を介し
て形成されたゲート電極を含むゲート構造と、 前記ゲート構造の両側の領域に形成された一対の不純物
拡散層とを具備し、 前記一対の不純物拡散層の少なくとも一方の不純物拡散
層は、前記ゲート構造近傍から延びる延長領域を有し、
この延長領域は前記ゲート構造の近傍から外側に向けて
第1の層及び第2の層を有し、前記第1の層は、前記第
2の層とは異なる不純物濃度を有し、前記第1の層は、
ソース又はドレインとして機能し、前記第2の層は、抵
抗素子として機能することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項27】 入力保護回路用に用いられるものであ
ることを特徴とする請求項26に記載の半導体装置。 - 【請求項28】 前記第1の層が、ドレインとして機能
することを特徴とする請求項26又は27に記載の半導
体装置。 - 【請求項29】 前記第1の層上に形成された第1のコ
ンタクトホールを、前記第2の層上に形成された第2の
コンタクトホールをそれぞれ有する絶縁膜を更に具備
し、 前記第1のコンタクトホールの底面が、前記第1の層の
表層となり、前記第2のコンタクトホールの底面が、前
記第2の層の表層となり、 前記第1のコンタクトホール内を少なくとも覆う第1の
導電膜と、 前記第2のコンタクトホール内を少なくとも覆い、前記
第1の導電膜と前記第1、第2の層を介して電気的に接
続されている第2の導電膜とを更に具備することを特徴
とする請求項26〜28のいずれか1項に記載の半導体
装置。 - 【請求項30】 半導体基板の表面上に、絶縁膜を介し
たゲート電極を含むゲート構造を形成する工程と、 前記ゲート構造をマスクとして、前記ゲート構造の両側
の領域に第1の不純物を導入して、前記ゲート構造の近
傍から外側に向けて延びる少なくとも1つの第1の層を
形成する工程と、 前記ゲート構造及び前記第1の層の表面を覆い、前記第
1の層についてはその前記ゲート構造の近傍の外側の部
位を露出させる開口を有するマスク層を形成する工程
と、 前記マスク層の前記開口を通して第1の不純物と反対導
電型であり且つ濃度の異なる第2の不純物を導入して、
前記第1の層と隣接する第2の層を形成する工程とを含
むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項31】 前記半導体装置が入力保護回路用のも
のであることを特徴とする請求項30に記載の半導体装
置の製造方法。 - 【請求項32】 前記第2の層と隣接する前記第1の層
が、ドレインとして機能することを特徴とする請求項3
0又は31に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項33】 前記マスク層を除去した後に、前記ゲ
ート構造、前記第1及び第2の層を覆う層間絶縁膜を形
成する工程と、 前記層間絶縁膜に、前記第1の層の表面の一部を露出さ
せる第1のコンタクトホールと、前記第2の層の表面の
一部を露出させる第2のコンタクトホールとを形成する
工程と、 前記第1及び第2のコンタクトホール内を少なくとも埋
め込む導電膜を前記層間絶縁膜上に形成する工程と、 パターニングにより前記導電膜を前記層間絶縁膜上で分
断し、前記第1の層及び前記第2の層を介して電気的に
接続される第1の配線及び第2の配線を形成する工程と
を更に含むことを特徴とする請求項30〜32のいずれ
か1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項34】 前記マスク層が層間絶縁膜であること
を特徴とする請求項30〜33のいずれか1項に記載の
半導体装置の製造方法。 - 【請求項35】 前記層間絶縁膜に、前記第1の層の表
面の一部を露出させるコンタクトホールを形成する工程
と、 前記開口内及び前記コンタクトホール内を少なくとも埋
め込む導電膜を前記層間絶縁膜上に形成する工程と、 パターニングにより前記導電膜を前記層間絶縁膜上で分
断し、前記第1の層及び前記第2の層を介して電気的に
接続される第1の配線及び第2の配線を形成する工程と
を更に含むことを特徴とする請求項34に記載の半導体
装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11632097A JPH1065109A (ja) | 1996-04-19 | 1997-04-18 | 入力保護回路、入力保護回路の製造方法、半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP8-122147 | 1996-04-19 | ||
JP12214796 | 1996-04-19 | ||
JP11632097A JPH1065109A (ja) | 1996-04-19 | 1997-04-18 | 入力保護回路、入力保護回路の製造方法、半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
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JPH1065109A true JPH1065109A (ja) | 1998-03-06 |
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ID=26454677
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JP11632097A Pending JPH1065109A (ja) | 1996-04-19 | 1997-04-18 | 入力保護回路、入力保護回路の製造方法、半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
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