JPH1064552A - 編組チューブ - Google Patents

編組チューブ

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Publication number
JPH1064552A
JPH1064552A JP8238368A JP23836896A JPH1064552A JP H1064552 A JPH1064552 A JP H1064552A JP 8238368 A JP8238368 A JP 8238368A JP 23836896 A JP23836896 A JP 23836896A JP H1064552 A JPH1064552 A JP H1064552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
braided
braided tube
yarns
curing agent
tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP8238368A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Imai
克彦 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority to JP8238368A priority Critical patent/JPH1064552A/ja
Publication of JPH1064552A publication Critical patent/JPH1064552A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
  • Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬化剤であるフェノール樹脂の付着率を下げ
ても、高い曲げ強度と圧縮強度を得ることができる編組
チューブを提供することを目的とする。 【解決手段】 直径9μのガラス繊維の表面に対し、固
形分で約1.2重量%の集束剤を塗布した後、これらを
200本束ね、ガラスストランドとして紙巻に巻き取
り、ケーキを作製した。次いで複数のケーキからガラス
ストランドを解除し、撚数1.0にて撚糸することによ
って単糸を得た後、これらの単糸を2本束ね、撚数4.
0で合撚することによってよこ糸とたて糸を得た。この
よこ糸とたて糸から組紐機を用い、よこ糸の本数が64
本、たて糸の本数が32本、織り密度が36目/25m
mとなるように編組スリーブを作製した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、編組スリーブを素材に
して構成され、主として潜水艦に搭載されるクラッド型
鉛蓄電池の極板に用いられる編組チューブに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】編組スリーブとは、ガラス繊維製のよこ
糸とたて糸を、組紐機によって筒状に編み込んだ織物の
ことである。
【0003】この編組スリーブから編組チューブを作製
するには、例えば編組スリーブ内に一個の拡開具を挿入
し、次いで拡開具を成形部材で位置止めした状態で編組
スリーブを通過移動させることにより拡開成形してか
ら、硬化剤溶液を含浸させ、引き続いて乾燥機内を通過
させることにより、前記編組スリーブに含浸されている
硬化剤溶液を乾燥固化させる方法が採られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に編組スリーブの
よこ糸としては、直径9μのガラス単繊維を200本束
ねたガラスストランドを、撚数(1インチ当たりの撚り
回数)1.0で撚糸することによって作製したガラスヤ
ーン(以下、単糸という)を4本束ね、撚数4.0で合
撚した合撚糸が使用されている。また、たて糸として
は、よこ糸と同様に作製された単糸を2本束ね、撚数
4.0で合撚した合撚糸が使用されており、このような
よこ糸48本と、たて糸24本を使用して織り密度が2
5目/25mmとなるように製紐されている。
【0005】ところで編組チューブには、鉛蓄電池に組
み立てる時に折れたり、座屈しないように高い曲げ強度
と圧縮強度を有することが要求される。
【0006】編組チューブの強度を高めるためには、硬
化剤の付着率を上げれば良く、従来より硬化剤溶液とし
ては、安価で、有機溶剤を使用する必要がないという理
由から、主に水溶性のフェノール樹脂が使用されてい
る。またフェノール樹脂は、ゼラチンに比べて吸湿性が
小さいため、梅雨時等に吸湿することによる強度低下が
少ないという利点も有している。
【0007】しかしながら硬化剤としてフェノール樹脂
を使用した場合、その付着率を上げるほど、編組チュー
ブの電気抵抗が高くなり、鉛蓄電池の内部抵抗を高くす
ることになるため、フェノール樹脂の付着率は、約5重
量%に抑えられている。
【0008】ところが近年、潜水艦に搭載されるクラッ
ド型鉛蓄電池には、内部抵抗を下げ、電池性能を向上す
ることが要求されつつあり、特にこの用途の編組チュー
ブの電気抵抗を下げることが必要となっている。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、硬化剤であるフェノール樹脂の付着率を下げて
も、高い曲げ強度と圧縮強度を得ることができる編組チ
ューブを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成すべく、種々の実験を繰り返した結果、編組チュー
ブの織り密度を大きくするほど、曲げ強度と圧縮強度が
高くなることを見いだし、本発明を提案するに至った。
【0011】すなわち本発明の編組チューブは、ガラス
繊維製のよこ糸とたて糸が、筒状に編み込まれた編組ス
リーブに硬化剤溶液を含浸させた後、乾燥固化すること
によって作製される編組チューブにおいて、よこ糸及び
たて糸として、番手30〜50の単糸を2本束ね、撚数
2.0〜5.0で合撚した合撚糸を使用し、織り密度が
26〜40目/25mmであり、硬化剤の付着率が1.
5〜4.0重量%であることを特徴とする。
【0012】また本発明の編組チューブは、よこ糸本数
が64本、たて糸本数が32本であることを特徴とす
る。
【0013】さらに本発明の編組チューブは、硬化剤
が、フェノール樹脂であることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の編組チューブは、織り密度が26〜4
0目/25mmであり、従来の編組チューブの織り密度
に比べて大きいため、編組チューブの目穴が小さくな
り、曲げ強度と圧縮強度が高くなる。
【0015】そのため本発明では、硬化剤の付着率を
4.0重量%以下にしても、所望の強度を得ることが可
能であり、しかも硬化剤としてフェノール樹脂を使用す
る場合には、電気抵抗を小さくすることができるため好
ましい。
【0016】さらに編組チューブの目穴が小さくなるほ
ど、この内部に充填される鉛粉が外部に漏れるのを防止
することが可能となり、鉛蓄電池の信頼性を増すことが
できるという利点もある。
【0017】また本発明において、編組チューブのよこ
糸本数を64本、たて糸本数を32本にすると、非常に
小さな目穴とすることができるため好ましい。
【0018】本発明において、よこ糸及びたて糸用の単
糸の番手を30〜50に限定した理由は、番手が30よ
り小さくなると、ガラスストランドの引っ張り強度が不
十分となり、撚糸工程で毛羽立ちが発生しやすくなった
り、稀に糸切れすることがあるためであり、また番手が
50より大きくなると、ガラス単繊維を太くしたり、本
数を増やす必要があり、材料コストが上昇するためであ
る。
【0019】また本発明では、この単糸を0.5〜1.
5の撚数で撚糸することが好ましい。その理由は、この
撚数が0.5より小さくなると、合撚糸工程で毛羽立ち
が発生しやすくなり、1.5より大きくなると、撚糸工
程に手間がかかり、生産コストの上昇に結びつくからで
ある。
【0020】さらに合撚糸の撚数を2.0〜5.0に限
定した理由は、撚数が2.0より小さくなると、編組ス
リーブの製造工程で毛羽立ちが発生しやすくなり、また
撚数が5.0より大きくなると、合撚糸工程に手間がか
かり、生産コストの上昇に結び付くからである。
【0021】また編組チューブの織り密度を26〜40
目/25mmに限定した理由は、織り密度が26目/2
5mmより小さくなると、高い曲げ強度と圧縮強度が得
られ難く、硬化剤の付着率を4.0重量%以下にするこ
とができなくなり、40目/25mmより大きくなる
と、組紐機による製紐速度が極端に遅くなり、生産効率
が悪くなるからである。
【0022】さらに硬化剤の付着率が、1.5重量%よ
り小さくなると、硬化剤としての作用が十分に得られな
くなるため好ましくない。
【0023】尚、単糸の番手は、単繊維の直径と、集束
本数によって決定され、その一例を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】因に本発明では、よこ糸及びたて糸用の単
糸の番手を30〜50に規定しているが、表1に示され
ている単糸のみに限定されるものではない。
【0026】
【実施例】以下、本発明の編組チューブを実施例および
比較例に基づいて詳細に説明する。
【0027】(実施例1)まず直径9μのガラス単繊維
の表面に対し、固形分で約1.2重量%の集束剤を塗布
した後、これらを200本束ね、ガラスストランドとし
て紙巻に巻き取り、ケーキを作製した。次いで複数のケ
ーキからガラスストランドを解除し、撚数1.0にて撚
糸することによって単糸を得た後、これらの単糸を2本
束ね、撚数4.0で合撚することによってよこ糸とたて
糸を得た。
【0028】このよこ糸とたて糸から組紐機を用い、よ
こ糸の本数が64本、たて糸の本数が32本、織り密度
が36目/25mmとなるように編組スリーブを作製し
た。
【0029】次にこの編組スリーブの一端開口部から金
属製ボールからなる拡開具を挿入した後、拡開具を位置
止めした状態で、編組スリーブを通過移動させることに
よって円筒状に拡開し、さらにこの編組スリーブを屈曲
させることなく長手方向に移動させながら、上方から硬
化剤溶液であるフェノール樹脂エマルジョンを流下させ
ることによって付着率3重量%となるように含浸させて
から、乾燥固化させ、切断することによって、内径8.
4mm、長さ552mmの編組チューブを作製した。
【0030】こうして得られた編組チューブの曲げ強
度、圧縮強度及び電気抵抗値を測定したところ、各々
1.1kgf、9kgf、0.0030Ωdm2 /枚で
あった。
【0031】(実施例2)まず直径9μのガラス単繊維
の表面に対し、固形分で約1.2重量%の集束剤を塗布
した後、これらを200本束ね、ガラスストランドとし
て紙巻に巻き取り、ケーキを作製した。次いで複数のケ
ーキからガラスストランドを解除し、撚数1.0にて撚
糸することによって単糸を得た後、これらの単糸を2本
束ね、これらを撚数3.0で合撚することによってよこ
糸とたて糸を得た。
【0032】このよこ糸とたて糸から組紐機を用い、よ
こ糸の本数が64本、たて糸の本数が32本、織り密度
が30目/25mmとなるように編組スリーブを作製
し、次いでこの編組スリーブを使用して、実施例1と同
じ条件で、内径8.4mm、長さ552mmの編組チュ
ーブを作製した。
【0033】この編組チューブの曲げ強度、圧縮強度及
び電気抵抗値を測定したところ、各々1.1kgf、9
kgf、0.0029Ωdm2 /枚であった。
【0034】(比較例)まず直径9μmのガラス単繊維
の表面に対し、固形分で約1.2%の集束剤を塗布した
後、これらを200本束ね、ガラスストランドとして紙
巻に巻き取り、ケーキを作製した。次いで複数のケーキ
からガラスストランドを解除し、撚数1.0にて撚糸す
ることによって単糸を得た後、これらの単糸を4本束
ね、これらを撚数4.0で合撚することによってよこ糸
を得、また同様の単糸を2本束ね、これらを撚数4.0
で合撚することによってたて糸を得、これらの糸を使用
して組紐機を用い、よこ糸の本数が48本、たて糸の本
数が24本、織り密度が25目/25mmとなるように
編組スリーブを作製した。
【0035】その後、この編組スリーブからフェノール
樹脂の付着率を5重量%にした以外は、実施例1と同じ
条件で、内径8.4mm、長さ552mmの編組チュー
ブを得た。
【0036】この編組チューブの曲げ強度、圧縮強度及
び電気抵抗値を測定したところ、各々1.3kgf、1
0kgf、0.0035Ωdm2 /枚であった。
【0037】以上のことから、実施例の編組チューブ
は、比較例の編組チューブに比べて、曲げ強度と圧縮強
度はほぼ同等であるが、電気抵抗が小さいことが理解で
きる。
【0038】尚、各編組チューブの曲げ強度は、(株)
島津製作所製オートグラフにより、載荷速度240mm
/分、スパン75mmの条件の3点荷重試験によって測
定し、圧縮強度は、編組チューブを50mmの長さに切
断した後、(株)島津製作所製オートグラフにより、載
荷速度240mm/分の条件で測定した。さらに電気抵
抗値は、編組チューブを切り開いてマット状にした後、
JIS C 2313に準じて測定した。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の編組チューブは、
硬化剤溶液であるフェノール樹脂の付着率を下げても、
高い曲げ強度と圧縮強度を得ることができる。
【0040】従って本発明の編組チューブは、特に内部
抵抗を低くすることが要求される潜水艦用クラッド型鉛
蓄電池の極板に用いられる編組チューブとして好適であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス繊維製のよこ糸とたて糸が、筒状
    に編み込まれた編組スリーブに硬化剤溶液を含浸させた
    後、乾燥固化することによって作製される編組チューブ
    において、よこ糸及びたて糸として、番手30〜50の
    単糸を2本束ね、撚数2.0〜5.0で合撚した合撚糸
    を使用し、織り密度が26〜40目/25mmであり、
    硬化剤の付着率が1.5〜4.0重量%であることを特
    徴とする編組チューブ。
  2. 【請求項2】 よこ糸本数が64本、たて糸本数が32
    本であることを特徴とする請求項1記載の編組チュー
    ブ。
  3. 【請求項3】 硬化剤が、フェノール樹脂であることを
    特徴とする請求項1記載の編組チューブ。
JP8238368A 1996-08-20 1996-08-20 編組チューブ Pending JPH1064552A (ja)

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JP8238368A JPH1064552A (ja) 1996-08-20 1996-08-20 編組チューブ

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JP8238368A JPH1064552A (ja) 1996-08-20 1996-08-20 編組チューブ

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JPH1064552A true JPH1064552A (ja) 1998-03-06

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ID=17029156

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