JPH1032007A - 編組チューブ - Google Patents

編組チューブ

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Publication number
JPH1032007A
JPH1032007A JP8203071A JP20307196A JPH1032007A JP H1032007 A JPH1032007 A JP H1032007A JP 8203071 A JP8203071 A JP 8203071A JP 20307196 A JP20307196 A JP 20307196A JP H1032007 A JPH1032007 A JP H1032007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stranding
yarns
yarn
braided
prescribed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8203071A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Imai
克彦 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority to JP8203071A priority Critical patent/JPH1032007A/ja
Publication of JPH1032007A publication Critical patent/JPH1032007A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
  • Cell Separators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 織り密度を小さくしても、高い曲げ強度と圧
縮強度が得られ、また織り密度を小さくすることによっ
て、組紐機の製紐速度を速くすることができ、生産コス
トの低減を図ることが可能な編組チューブを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 直径9μのガラス繊維の表面に対し、固
形分で約1.2重量%の集束剤を塗布した後、これらを
400本束ね、ガラスストランドとして紙巻に巻き取
り、ケーキを作製した。次いで複数のケーキからガラス
ストランドを解除し、撚数1.0にて撚糸することによ
って単糸を得た後、これらの単糸を2本束ね、撚数2.
0で合撚することによってよこ糸とたて糸を得た。この
たて糸とよこ糸から組紐機を用い、1時間に18mの製
紐速度で、よこ糸の本数が48本、たて糸の本数が24
本、織り密度が18目/25mmとなるように編組スリ
ーブを作製した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、編組スリーブを素材に
して構成され、主としてクラッド型鉛蓄電池の極板に用
いられる編組チューブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】編組スリーブとは、ガラス繊維製のよこ
糸とたて糸を、組紐機によって筒状に編み込んだ織物の
ことである。
【0003】この編組スリーブから編組チューブを作製
するには、例えば編組スリーブ内に一個の拡開具を挿入
し、次いで拡開具を成形部材で位置止めした状態で編組
スリーブを通過移動させることにより拡開成形してか
ら、硬化剤溶液を含浸させ、引き続いて乾燥機内を通過
させることにより、前記編組スリーブに含浸されている
硬化剤溶液を乾燥固化させる方法が採られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで一般に編組ス
リーブのよこ糸としては、直径9μのガラス単繊維を2
00本束ねたガラスストランドを、撚数(1インチ当た
りの撚り回数)1.0で撚糸することによって作製した
ガラスヤーン(以下、単糸という)を4本束ねた後、撚
数4.0で合撚した合撚糸が使用されている。また、た
て糸としては、よこ糸と同様に作製された単糸を2本束
ねた後、撚数4.0で合撚した合撚糸が使用されてお
り、このようなよこ糸とたて糸を使用して、織り密度が
25目/25mmとなるように製紐されている。
【0005】上記の合撚糸を構成する単糸は、一旦ガラ
スストランドを紙巻上に巻き取り、ケーキとした後、こ
のケーキからガラスストランドを解除して撚糸すること
によって得られるが、従来のガラスストランドは、引っ
張り強度が不十分であるため、撚糸工程において毛羽立
ちが発生したり、稀に糸切れすることもあった。
【0006】このように毛羽立ちした単糸を使用した合
撚糸から編組チューブを作製すると、鉛蓄電池の極板を
組み立てる際に、多数の毛羽が飛散し、製作機械の作動
に支障を来す虞れがある。
【0007】またよこ糸とたて糸を組紐機で製紐する時
にも、毛羽立ちが発生しやすく、従来のように25目/
25mmといった大きな織り密度で、製紐時の毛羽立ち
を抑えるためには、組紐機の製紐速度を遅くせざるを得
ず、生産コストの低減を図ることが困難となっている。
【0008】製紐時の毛羽立ちを増加させることなく、
組紐機の製紐速度を速くするためには、編組チューブの
織り密度を小さくすれば良い。しかしながら従来のよこ
糸とたて糸を用いて織り密度を小さくしても、編組チュ
ーブの曲げ強度や圧縮強度が低下し、鉛蓄電池の組立時
に折れたり、座屈しやすくなる。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、織り密度を小さくしても、高い曲げ強度と圧縮強
度が得られ、また織り密度を小さくすることによって、
組紐機の製紐速度を速くすることができ、生産コストの
低減を図ることが可能な編組チューブを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成すべく、種々の実験を繰り返した結果、従来の編組
チューブに使用されている単糸(直径9μ、本数200
本)の番手(1000m当たりのグラム数)は35であ
るが、これを50以上にすると、十分な引っ張り強度を
有するガラスストランドが得られ、しかもこの単糸を2
本束ね、撚数1.5〜4.5で合撚することによって、
織り密度を小さくしても、高強度の編組チューブが得ら
れることを見いだし、本発明を提案するに至った。
【0011】すなわち本発明の編組チューブは、ガラス
繊維製のよこ糸とたて糸が、筒状に編み込まれた編組ス
リーブに硬化剤溶液を含浸させた後、乾燥固化すること
によって作製される編組チューブにおいて、よこ糸及び
たて糸として、番手50〜90の単糸を2本束ね、撚数
1.5〜4.5で合撚した合撚糸を使用し、織り密度が
15〜23目/25mmであることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明では、よこ糸とたて糸用の単糸として番
手50〜90の単糸を使用するため、ガラスストランド
の引っ張り強度が高くなり、撚糸工程において毛羽立ち
や糸切れが発生し難く、またこのような単糸を2本束
ね、撚数1.5〜4.5で合撚した合撚糸を使用するた
め、織り密度を小さくしても、高い強度を有する編組チ
ューブを得ることができる。
【0013】さらに本発明の編組チューブは、織り密度
を小さくすることができるため、製紐時における毛羽立
ちを増加させることなく、組紐機の製紐速度を速くし
て、生産コストの低減を図ることが可能となる。
【0014】本発明において、よこ糸とたて糸用の単糸
の番手を50〜90に限定した理由は、番手が50より
小さくなると、十分な引っ張り強度を有するガラススト
ランドが得られなくなり、また番手が90より大きくな
ると、組紐機での編組スリーブの製造が困難になると共
に、ガラス単繊維を太くしたり、本数を増やす必要があ
り、材料コストが上昇するためである。
【0015】また本発明では、この単糸を撚数0.5〜
1.5で撚糸することが好ましい。すなわちこの撚数が
0.5より小さくなると、合撚糸工程で毛羽立ちが発生
しやすくなり、1.5より大きくなると、撚糸工程に手
間がかかり、生産コストの上昇に結びつくからである。
【0016】さらに合撚糸の撚数を1.5〜4.5に限
定した理由は、撚数が1.5より小さくなると、編組ス
リーブの製造工程で毛羽立ちが発生しやすくなり、また
撚数が4.5より大きくなると、合撚糸工程に手間がか
かり、生産コストの上昇に結び付くからである。
【0017】また本発明においては、織り密度を23目
/25mm以下とし、これによって生産コストの低減を
図ることが可能であるが、織り密度が15目/25mm
より小さくなると、編組チューブの目穴が大きくなり、
この内部に充填される鉛粉が外部に漏れやすくなって、
鉛蓄電池の寿命が短くなるため好ましくない。
【0018】尚、単糸の番手は、単繊維の直径と、集束
本数によって決定され、その一例を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】因に本発明では、50〜90の番手を有す
る単糸を使用するわけであるが、表1に示されている単
糸のみに限定されるものではない。
【0021】
【実施例】以下、本発明の編組チューブを実施例および
比較例に基づいて詳細に説明する。
【0022】(実施例1)まず直径9μのガラス単繊維
の表面に対し、固形分で約1.2重量%の集束剤を塗布
した後、これらを400本束ね、ガラスストランドとし
て紙巻に巻き取り、ケーキを作製した。次いで複数のケ
ーキからガラスストランドを解除し、撚数1.0にて撚
糸することによって単糸を得た後、これらの単糸を2本
束ね、撚数2.0で合撚することによってよこ糸とたて
糸を得た。
【0023】このたて糸とよこ糸から組紐機を用い、1
時間に18mの製紐速度で、よこ糸の本数が48本、た
て糸の本数が24本、織り密度が18目/25mmとな
るように編組スリーブを作製した。
【0024】次にこの編組スリーブの一端開口部から金
属製ボールからなる拡開具を挿入した後、拡開具を位置
止めした状態で、編組スリーブを通過移動させることに
よって円筒状に拡開し、さらにこの編組スリーブを屈曲
させることなく長手方向に移動させながら、上方から硬
化剤溶液であるフェノール樹脂エマルジョンを流下させ
ることによって付着率5重量%となるように含浸させて
から、乾燥固化させ、切断することによって、内径9m
m、長さ270mmの編組チューブを作製した。
【0025】こうして得られた編組チューブの毛羽の本
数を調べたところ、編組チューブ10本当たりわずか2
本であった。またこの編組チューブの曲げ強度と圧縮強
度を測定したところ、各々1.5kgfと12kgfで
あった。
【0026】(実施例2)まず直径9μのガラス単繊維
の表面に対し、固形分で約1.2重量%の集束剤を塗布
した後、これらを400本束ね、ガラスストランドとし
て紙巻に巻き取り、ケーキを作製した。次いで複数のケ
ーキからガラスストランドを解除し、撚数1.0にて撚
糸することによって単糸を得た後、これらの単糸を2本
束ね、撚数3.8で合撚することによってよこ糸とたて
糸を得た。
【0027】このたて糸とよこ糸から組紐機を用い、1
時間に15mの製紐速度で、よこ糸の本数が48本、た
て糸の本数が24本、織り密度が21目/25mmとな
るように編組スリーブを作製し、次いでこの編組スリー
ブを使用して、実施例1と同じ条件で、内径9mm、長
さ270mmの編組チューブを作製した。
【0028】この編組チューブの毛羽の本数を調べたと
ころ、編組チューブ10本当たりわずか3本であった。
またこの編組チューブの曲げ強度と圧縮強度を測定した
ところ、各々1.8kgfと16kgfであった。
【0029】(比較例)まず直径9μmのガラス単繊維
の表面に対し、固形分で約1.2%の集束剤を塗布した
後、これらを200本束ね、ガラスストランドとして紙
巻に巻き取り、ケーキを作製した。次いで複数のケーキ
からガラスストランドを解除し、撚数1.0にて撚糸す
ることによって単糸を得た後、これらの単糸を4本束
ね、撚数4.0で合撚することによってよこ糸を得、ま
た同様の単糸を2本束ね、撚数4.0で合撚することに
よってたて糸を得、これらの糸を使用して組紐機を用
い、1時間に18mの製紐速度で、よこ糸の本数が48
本、たて糸の本数が24本、織り密度が18目/25m
mとなるように編組スリーブを作製した。
【0030】その後、この編組スリーブから実施例1と
同じ条件で、内径9mm、長さ270mmの編組チュー
ブを得た。
【0031】この編組チューブの毛羽の本数を調べたと
ころ、編組チューブ10本当たり30本もあった。また
この編組チューブの曲げ強度と圧縮強度を測定したとこ
ろ、各々0.9kgfと8kgfであった。
【0032】尚、組紐機としては、(株)国分鉄工製大
型48キャリアーブレーダーを使用した。また各編組チ
ューブの毛羽の本数は、編組チューブを拡大倍率5倍の
顕微鏡で観察することによって求めた。さらに曲げ強度
は、(株)島津製作所製オートグラフにより、載荷速度
240mm/分、スパン75mmの条件の3点荷重試験
によって測定し、また圧縮強度は、編組チューブを50
mmの長さに切断した後、(株)島津製作所製オートグ
ラフにより、載荷速度240mm/分の条件で測定し
た。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明の編組チューブは、
織り密度が小さいにもかかわらず、高い曲げ強度と圧縮
強度を有しており、且つ、織り密度が小さいため、製紐
時の毛羽立ちを増加させることなく、組紐機の製紐速度
を速くし、生産コストの低減を図ることが可能である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス繊維製のよこ糸とたて糸が、筒状
    に編み込まれた編組スリーブに硬化剤溶液を含浸させた
    後、乾燥固化することによって作製される編組チューブ
    において、よこ糸及びたて糸として、番手50〜90の
    単糸を2本束ね、撚数1.5〜4.5で合撚した合撚糸
    を使用し、織り密度が15〜23目/25mmであるこ
    とを特徴とする編組チューブ。
JP8203071A 1996-07-12 1996-07-12 編組チューブ Pending JPH1032007A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8203071A JPH1032007A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 編組チューブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8203071A JPH1032007A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 編組チューブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1032007A true JPH1032007A (ja) 1998-02-03

Family

ID=16467872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8203071A Pending JPH1032007A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 編組チューブ

Country Status (1)

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JP (1) JPH1032007A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7839159B2 (en) 2005-10-25 2010-11-23 Elpida Memory, Inc. ZQ calibration circuit and a semiconductor device including a ZQ calibration circuit

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7839159B2 (en) 2005-10-25 2010-11-23 Elpida Memory, Inc. ZQ calibration circuit and a semiconductor device including a ZQ calibration circuit

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