JPH1061963A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

空気調和機の室内機

Info

Publication number
JPH1061963A
JPH1061963A JP8222355A JP22235596A JPH1061963A JP H1061963 A JPH1061963 A JP H1061963A JP 8222355 A JP8222355 A JP 8222355A JP 22235596 A JP22235596 A JP 22235596A JP H1061963 A JPH1061963 A JP H1061963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
impeller
front heat
indoor unit
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8222355A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3331873B2 (ja
Inventor
Tomomasa Takeshita
倫正 竹下
Yoshio Iwai
美穂 岩井
Kenichi Yamada
賢一 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP22235596A priority Critical patent/JP3331873B2/ja
Publication of JPH1061963A publication Critical patent/JPH1061963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3331873B2 publication Critical patent/JP3331873B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小形であって所要の空気調和能力が得られ、
送風騒音が少ない空気調和機の室内機を得る。 【解決手段】 箱体1に羽根車2を有する貫流送風機、
羽根車2の上流側に吸込み口3,4及び下流側に吹出し
口5を設ける。また、鉛直部14、上側に上傾斜部15
及び下側に下傾斜部16の三部による溝形をなす前面熱
交換器13を吸込み口3,4と羽根車2の間に配置す
る。そして、前面熱交換器13を経て室内空気を吸入す
る。この構成により、羽根車2と前面熱交換器13の内
側との間隔を広くすることができ、貫流送風機の動作に
よる風速が増すと共に騒音が少なくなる。これにより、
静粛な運転によって所定の送風量による所要の空気調和
能力を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、貫流送風機が設
けられて室内空気を吸入して吹出す空気調和機の室内機
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば実公平7−42009号
公報に示された空気調和機の室内機に類似した従来の空
気調和機の室内機を示す横断側面図である。図におい
て、1は室内機の箱体、2は貫流送風機を構成する羽根
車で、箱体1の横断面における中央部に設けられてい
る。3は箱体1の前面に設けられて羽根車2の上流側に
配置された前面吸込み口、4は箱体1の上面に設けられ
て羽根車2の上流側に配置された上面吸込み口、5は箱
体1の下面に設けられて羽根車2の下流側に配置された
吹出し口である。
【0003】6は箱体1に設けられて羽根車2の下流側
の吹出し口5との間に形成された吹出風路、7は箱体1
内に設けられて前面吸込み口3及び上面吸込み口4を覆
って配置されたフィルター、8は前面熱交換器で、羽根
車2とフィルター7の間に設けられて高さ方向の中間に
屈折部9が設けられ横断面において「く」字状に形成さ
れて、上側及び下側がそれぞれ羽根車2方向に傾斜して
配置され、また多数のアルミニウム製のフィン10及び
フィン10を貫通して設けられた伝熱管11によって構
成されている。
【0004】12は背面熱交換器で、羽根車2とフィル
ター7の間に設けられて、箱体1の横断面において上縁
部が前面熱交換器8の上縁部と対向し下縁部が前面熱交
換器8の屈折部9から離れる方向に傾斜して配置され、
また前面熱交換器8と同様に多数のアルミニウム製のフ
ィン及びフィンを貫通して設けられた伝熱管によって構
成されている。
【0005】従来の空気調和機の室内機は上記のように
構成され、羽根車2が電動機(図示しない)によって駆
動されて貫流送風機が動作し、前面吸込み口3及び上面
吸込み口4から室内空気が吸入される。そして、吸入空
気が前面熱交換器8及び背面熱交換器12によって熱交
換されて、吹出風路6を経て吹出し口5から送風される
ようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の空
気調和機の室内機において、箱体1が横断面において小
形化されているものの、羽根車2が前面熱交換器8及び
背面熱交換器12に接近して配置される。これによっ
て、貫流送風機の動作によって得られる風速が小さく、
しかも風速に対する騒音が大きくなる。したがって、所
要の空気調和能力が得にくく、また室内機が設置された
室内の静粛性が損なわれるという問題点があった。
【0007】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、小形であって所要の空気調和能
力が得られ、得られる風速に対して騒音が少ない空気調
和機の室内機を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気調和
機の室内機においては、羽根車を有する貫流送風機が設
けられて羽根車の上流側に吸込み口が下流側に吹出し口
がそれぞれ設けられた箱体と、吸込み口と羽根車の間に
配置された鉛直部、下側が鉛直部の上縁部に配置されて
上側は羽根車方向に傾斜した上傾斜部及び上側が鉛直部
の下縁部に配置されて下側は羽根車方向に傾斜した下傾
斜部によって構成された前面熱交換器とが設けられる。
【0009】また、この発明に係る空気調和機の室内機
においては、上傾斜部及び下傾斜部それぞれの傾斜角度
が鉛直線に対して45°に設定される。
【0010】また、この発明に係る空気調和機の室内機
においては、吸込み口と羽根車の間に配置されて上縁部
が前面熱交換器上傾斜部の上縁部と空隙を形成して対向
し、下縁部は前面熱交換器から離れる方向に傾斜して配
置された背面熱交換器が設けられる。
【0011】また、この発明に係る空気調和機の室内機
においては、前面熱交換器のフィンの相互間隔よりも背
面熱交換器のフィンの相互間隔を狭くし、前面熱交換器
及び背面熱交換器における吸入空気量が均衡される。
【0012】また、この発明に係る空気調和機の室内機
においては、前面熱交換器の裏側における室内機内の奥
行き空間寸法の少なくとも55%の直径を有する羽根車
が設けられる。
【0013】また、この発明に係る空気調和機の室内機
においては、前面熱交換器の鉛直部と上傾斜部相互間の
屈折部が鉛直部に対向した吸込み口の上縁部よりも上方
に、前面熱交換器の鉛直部と下傾斜部相互間の屈折部が
鉛直部に対向した吸込み口の下縁部よりも下方にそれぞ
れ配置される。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態の一例を
示す図で、空気調和機の室内機の横断側面図である。図
において、1は室内機の箱体、2は貫流送風機を構成す
る羽根車で、箱体1の横断面における中央部に設けられ
ている。3は箱体1の前面に設けられて羽根車2の上流
側に配置された前面吸込み口、4は箱体1の上面に設け
られて羽根車2の上流側に配置された上面吸込み口であ
る。
【0015】5は箱体1の下面に設けられて羽根車2の
下流側に配置された吹出し口、6は箱体1に設けられて
羽根車2の下流側の吹出し口5との間に形成された吹出
風路、7は箱体1内に設けられて前面吸込み口3及び上
面吸込み口4を覆って配置されたフィルターである。
【0016】13は羽根車2とフィルター7の間に設け
られた前面熱交換器で、前面吸込み口3に対応して配置
された鉛直部14、下側が鉛直部14の上縁部に配置さ
れて上側は羽根車2方向に傾斜した上傾斜部15及び上
側が鉛直部14の下縁部に配置されて下側は羽根車2方
向に傾斜した下傾斜部16によって構成され、また多数
のアルミニウム製のフィン10及びフィン10を貫通し
て設けられた伝熱管11によって構成されている。な
お、鉛直部14と上傾斜部15の間及び鉛直部14と下
傾斜部16の間にはそれぞれ屈折部9が形成されてい
る。
【0017】上記のように構成された空気調和機の室内
機において、羽根車2が電動機(図示しない)によって
駆動されて貫流送風機が動作し、前面吸込み口3及び上
面吸込み口4から室内空気が吸入される。そして、吸入
空気が前面熱交換器13によって熱交換されて、吹出風
路6を経て吹出し口5から送風される。
【0018】そして、前面熱交換器13が鉛直部14、
上傾斜部15及び下傾斜部16の三部からなる溝形に形
成されている。このため、羽根車2と前面熱交換器13
の内側と羽根車2との間隔が広くすることができ、貫流
送風機の動作による風速が増すと共に送風によって発生
する騒音が少なくなる。また、送風条件において同騒音
程度としたときの送風量を多くすることができる。
【0019】したがって、容易に所定の送風量が得られ
て所要の空気調和能力を実現することができ、また貫流
送風機の動作による風速に対する騒音が少なく静粛に運
転できる空気調和機の室内機を得ることができる。な
お、容易に所定の送風量が得られるので、図6に示す室
内機における背面熱交換器12を省いても所要の熱交換
能力を得ることができる。このため、製造費を節減する
ことができる。
【0020】実施の形態2.図1の実施の形態におい
て、前面熱交換器13の上傾斜部15及び下傾斜部16
の傾斜角度を鉛直線に対して45°に設定する。これに
よって、箱体1内におけるスペースを有効に利用するこ
とができて、熱交換面積が十分広い前面熱交換器13を
装備することができる。したがって、容易に所要の空気
調和能力を実現することができる。
【0021】また、上傾斜部15及び下傾斜部16の傾
斜角度を45°に設定することによって、空気調和機の
冷房又は除湿運転時に前面熱交換器13に付着した結露
の流下を促すことができる。これにより、冷房又は除湿
運転時に吸込み気流の流路を確保することができ、空気
調和効率を向上することができる。
【0022】なお、前面熱交換器13の鉛直部14、上
傾斜部15及び下傾斜部16の箱体1の横断面における
長さ、すなわち図1における高さ方向の長さの比を、下
傾斜部16:鉛直部14:上傾斜部15=3:4:5と
する。これによって、箱体1内におけるスペース効率を
向上し、かつ容易に所定の送風量が得られて所要の熱交
換能力を容易に得ることができる。
【0023】実施の形態3.図2は、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、空気調和機の室内機の横断
側面図である。図において、前述の図1と同符号は相当
部分を示し、17は背面熱交換器で、羽根車2とフィル
ター7の間に設けられて、箱体1の横断面において上縁
部が前面熱交換器13の上傾斜部15と空隙を形成して
対向して配置され、下縁部は前面熱交換器13から離れ
る方向に傾斜して配置されて、前面熱交換器13と同様
に多数のアルミニウム製のフィン及びフィンを貫通して
設けられた伝熱管によって構成されている。
【0024】上記のように構成された空気調和機の室内
機において、羽根車2が電動機(図示しない)によって
駆動されて貫流送風機が動作し、前面吸込み口3及び上
面吸込み口4から室内空気が吸入される。そして、吸入
空気が前面熱交換器13及び背面熱交換器17によって
熱交換されて、吹出風路6を経て吹出し口5から送風さ
れる。
【0025】そして、鉛直部14、上傾斜部15及び下
傾斜部16の三部からなる溝形に形成された前面熱交換
器13が設けられるので、詳細な説明を省略するが図2
の実施の形態においても図1の実施の形態と同様な作用
が得られる。なお、図2の実施の形態において、前面熱
交換器13の他に背面熱交換器17が設けられるので熱
交換面積が増加して、さらに空気調和能力の優れた空気
調和機の室内機を得ることができる。
【0026】実施の形態4.図3は、この発明の他の実
施の形態の一例を説明する図で、フィン間隔比(前面熱
交換器/背面熱交換器)に対する熱交換器能力比の特性
を示すグラフである。図2の実施の形態において、貫流
送風機の特性として羽根車2に近い熱交換器に対応した
位置の風速が遅くなり、羽根車2から離れた熱交換器に
対応した位置の風速が速くなる。また、熱交換器のフィ
ンの相互間隔が狭い場合に圧力損失が大きくなる。この
ため、羽根車2から離れた前面熱交換器13及び背面熱
交換器17のフィンの相互間隔が同じであるときには、
背面熱交換器17からの吸入空気量が多くなる。
【0027】したがって、前面熱交換器13及び背面熱
交換器17の両者における吸入空気量が不均一になって
熱交換効率が低下する。このような現象に対して、前面
熱交換器13のフィンの相互間隔よりも背面熱交換器1
7のフィンの相互間隔を狭くすることにより上記両者に
おける吸入空気量が均衡する。これによって、熱交換効
率が向上して、例えば送風による発生騒音を同じとした
ときの送風量を多くすることができ、空気調和能力を増
すことができる。
【0028】なお、前面熱交換器13のフィンの相互間
隔に対して、背面熱交換器17のフィンの相互間隔を1
0%〜30%狭くすることによって、前面熱交換器13
及び背面熱交換器17の両者による最大の熱交換効率を
得ることができる。すなわち、フィン間隔比(前面熱交
換器/背面熱交換器)に対する熱交換器能力比の特性は
図3に示すようになり、前面熱交換器13/背面熱交換
器17のフィン間隔比がほぼ1.2のときに、ほぼ1.
02と熱交換器能力比が最大となる。
【0029】実施の形態5.図4も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、空気調和機の室内機の横断
側面図である。図において、前述の図1及び図2と同符
号は相当部分を示し、18は貫流送風機の羽根車で、前
述の図6に示す従来の空気調和機の室内機における羽根
車2の直径よりも10%以上大きい直径、すなわち前面
熱交換器13の裏側における室内機の箱体1内の奥行き
空間寸法の少なくとも55%の大きい直径を備えてい
る。
【0030】上記のように構成された空気調和機の室内
機において、羽根車18が電動機(図示しない)によっ
て駆動されて貫流送風機が動作し、前面吸込み口3及び
上面吸込み口4から室内空気が吸入される。そして、吸
入空気が前面熱交換器13及び背面熱交換器17によっ
て熱交換されて、吹出風路6を経て吹出し口5から送風
される。
【0031】そして、鉛直部14、上傾斜部15及び下
傾斜部16の三部からなる溝形に形成された前面熱交換
器13並びに背面熱交換器17が設けられる。そして、
直径の大きい羽根車18が設けられるので、前面熱交換
器13と羽根車18との間隔が狭くなるものの、大径の
羽根車18によって容易に所要の送風量を得ることがで
きる。したがって、図4の実施の形態においても図1及
び図2の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0032】実施の形態6.図5も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、空気調和機の室内機の横断
側面図である。図において、前述の図1及び図2と同符
号は相当部分を示し、14は前面熱交換器13の鉛直部
で、前面吸込み口3の図4に示す開口高さA寸法よりも
高い図5に示す開口高さB寸法に形成され、前面吸込み
口3を覆う位置に配置されている。
【0033】上記のように構成された空気調和機の室内
機において、羽根車18が電動機(図示しない)によっ
て駆動されて貫流送風機が動作し、前面吸込み口3及び
上面吸込み口4から室内空気が吸入される。そして、吸
入空気が前面熱交換器13及び背面熱交換器17によっ
て熱交換されて、吹出風路6を経て吹出し口5から送風
される。
【0034】そして、鉛直部14、上傾斜部15及び下
傾斜部16の三部からなる溝形に形成された前面熱交換
器13が設けられるので、詳細な説明を省略するが図5
の実施の形態においても図1及び図2の実施の形態と同
様な作用が得られる。
【0035】また、図5の実施の形態において、前面熱
交換器13の鉛直部14が前面吸込み口3の開口高さA
寸法よりも高い開口高さB寸法に形成されて前面吸込み
口3を覆って配置される。すなわち、前面熱交換器13
の鉛直部14と上傾斜部15の間の屈折部9が前面吸込
み口3の上縁部よりも上方に、鉛直部14と下傾斜部1
6の間の屈折部9が前面吸込み口3の下縁部よりも下方
に配置される。
【0036】このため、前面吸込み口3の高さ方向の縁
部から前面熱交換器13の屈折部9を経て貫流送風機に
流入する吸込み気流の発生を防止することができる。し
たがって、熱交換能力の少ない屈折部9を経由する気流
が減少して空気調和能力を向上することができる。
【0037】また、前面熱交換器13の屈折部9に吸込
み気流が流入すると、屈折部9は流入気流の圧力損失が
少ないため流入空気量が多くなる。そして、風速が増し
後流が発生して羽根車18に後流がかかって笛音が発生
し易くなり、騒音増大の原因となる。しかし、このよう
な不具合を屈折部9を経由する気流を減少させることに
よって防ぐことができる。
【0038】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、羽根車
を有する貫流送風機が設けられて羽根車の上流側に吸込
み口が下流側に吹出し口がそれぞれ設けられた箱体と、
吸込み口と羽根車の間に配置された鉛直部、下側が鉛直
部の上縁部に配置されて上側は羽根車方向に傾斜した上
傾斜部及び上側が鉛直部の下縁部に配置されて下側は羽
根車方向に傾斜した下傾斜部によって構成された前面熱
交換器とを設けたものである。
【0039】これによって、鉛直部、上傾斜部及び下傾
斜部の三部からなる溝形に形成された前面熱交換器を経
て室内空気が吸入されて吹出し口から送風される。そし
て、羽根車と前面熱交換器の内側との間隔を広くするこ
とができ、貫流送風機の動作による風速が増すと共に送
風によって発生する騒音が少なくなる。したがって、容
易に所定の送風量が得られて所要の空気調和能力を実現
する効果があり、また騒音が少なく運転を静粛化する効
果がある。
【0040】また、この発明は以上説明したように、上
傾斜部及び下傾斜部それぞれの傾斜角度を鉛直線に対し
て45°に設定したものである。
【0041】これによって、鉛直部、上傾斜部及び下傾
斜部の三部からなる溝形に形成された前面熱交換器を経
て室内空気が吸入されて吹出し口から送風される。そし
て、羽根車と前面熱交換器の内側との間隔を広くするこ
とができ、貫流送風機の動作による風速が増すと共に送
風によって発生する騒音が少なくなる。したがって、容
易に所定の送風量が得られて所要の空気調和能力を実現
する効果があり、また騒音が少なく運転を静粛化する効
果がある。
【0042】また、上傾斜部及び下傾斜部それぞれの傾
斜角度が鉛直線に対して45°に設定されているので、
空気調和機の冷房又は除湿運転時に前面熱交換器に付着
した結露の流下を促すことができ、吸込み気流の流路を
確保することができて空気調和効率を向上する効果があ
る。
【0043】また、この発明は以上説明したように、吸
込み口と羽根車の間に設けられて上縁部が前面熱交換器
上傾斜部の上縁部と空隙を形成して対向して配置され、
下縁部は前面熱交換器から離れる方向に傾斜して配置さ
れた背面熱交換器を設けたものである。
【0044】これによって、鉛直部、上傾斜部及び下傾
斜部の三部からなる溝形に形成された前面熱交換器を経
て室内空気が吸入されて吹出し口から送風される。そし
て、羽根車と前面熱交換器の内側との間隔を広くするこ
とができ、貫流送風機の動作による風速が増すと共に送
風によって発生する騒音が少なくなる。したがって、容
易に所定の送風量が得られて所要の空気調和能力を実現
する効果があり、また騒音が少なく運転を静粛化する効
果がある。また、背面熱交換器により熱交換面積が増加
し、さらに空気調和能力を向上する効果がある。
【0045】また、この発明は以上説明したように、前
面熱交換器のフィンの相互間隔よりも背面熱交換器のフ
ィンの相互間隔を狭くし、前面熱交換器及び背面熱交換
器における吸入空気量を均衡したものである。
【0046】これによって、鉛直部、上傾斜部及び下傾
斜部の三部からなる溝形に形成された前面熱交換器を経
て室内空気が吸入されて吹出し口から送風される。そし
て、羽根車と前面熱交換器の内側との間隔を広くするこ
とができ、貫流送風機の動作による風速が増すと共に送
風によって発生する騒音が少なくなる。したがって、容
易に所定の送風量が得られて所要の空気調和能力を実現
する効果があり、また騒音が少なく運転を静粛化する効
果がある。
【0047】また、前面熱交換器及び背面熱交換器にお
ける吸入空気量が均衡するので、熱交換効率が向上し
て、例えば送風による発生騒音を同じとしたときの送風
量を多くすることができ、さらに空気調和能力を向上す
る効果がある。
【0048】また、この発明は以上説明したように、従
来の空気調和機の室内機における羽根車2の直径よりも
10%以上大きい直径、すなわち前面熱交換器の裏側に
おける室内機内の奥行き空間寸法の少なくとも55%の
大きい直径を有する羽根車を設けたものである。
【0049】これによって、鉛直部、上傾斜部及び下傾
斜部の三部からなる溝形に形成された前面熱交換器を経
て室内空気が吸入されて吹出し口から送風される。そし
て、直径の大きい羽根車が設けられるので、前面熱交換
器と羽根車との間隔が狭くなるものの、大径の羽根車に
よって容易に所要の送風量を得ることができる。したが
って、容易に所定の送風量が得られて所要の空気調和能
力を実現する効果があり、また騒音が少なく運転を静粛
化する効果がある。
【0050】また、この発明は以上説明したように、前
面熱交換器の鉛直部と上傾斜部相互間の屈折部を鉛直部
に対向した吸込み口の上縁部よりも上方に、前面熱交換
器の鉛直部と下傾斜部相互間の屈折部を鉛直部に対向し
た吸込み口の下縁部よりも下方にそれぞれ配置したもの
である。
【0051】これによって、鉛直部、上傾斜部及び下傾
斜部の三部からなる溝形に形成された前面熱交換器を経
て室内空気が吸入されて吹出し口から送風される。そし
て、羽根車と前面熱交換器の内側との間隔を広くするこ
とができ、貫流送風機の動作による風速が増すと共に送
風によって発生する騒音が少なくなる。したがって、容
易に所定の送風量が得られて所要の空気調和能力を実現
する効果があり、また騒音が少なく運転を静粛化する効
果がある。
【0052】また、前面吸込み口を覆って前面熱交換器
の鉛直部が設けられるので、前面吸込み口の高さ方向の
縁部から前面熱交換器の屈折部を経て貫流送風機に流入
する吸込み気流の発生を防止することができ、熱交換能
力の少ない屈折部を経由する気流による空気調和能力を
低下を防ぐ効果がある。また、前面熱交換器の屈折部に
吸込み気流が流入することに起因する笛音の発生を防ぐ
ことができ、運転を静粛化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1及び実施の形態2を
示す図で、空気調和機の室内機の横断側面図。
【図2】 この発明の実施の形態3及び実施の形態4を
示す図で、空気調和機の室内機の横断側面図。
【図3】 この発明の実施の形態4を説明する図で、フ
ィン間隔比(前面熱交換器/背面熱交換器)に対する熱
交換器能力比の特性を示すグラフ。
【図4】 この発明の実施の形態5を示す図で、空気調
和機の室内機の横断側面図。
【図5】 この発明の実施の形態6を示す図で、空気調
和機の室内機の横断側面図。
【図6】 従来の従来の空気調和機の室内機を示す横断
側面図。
【符号の説明】
1 箱体、2 羽根車、3 前面吸込み口、4 上面吸
込み口、5 吹出し口、9 屈折部、13 前面熱交換
器、14 鉛直部、15 上傾斜部、16 下傾斜部、
17 背面熱交換器、18 羽根車。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根車を有する貫流送風機が設けられて
    上記羽根車の上流側に吸込み口が下流側に吹出し口がそ
    れぞれ設けられた箱体と、上記吸込み口と上記羽根車の
    間に配置された鉛直部、下側が上記鉛直部の上縁部に配
    置されて上側は上記羽根車方向に傾斜した上傾斜部及び
    上側が上記鉛直部の下縁部に配置されて下側は上記羽根
    車方向に傾斜した下傾斜部によって構成された前面熱交
    換器とを備えた空気調和機の室内機。
  2. 【請求項2】 上傾斜部及び下傾斜部それぞれの傾斜角
    度を鉛直線に対して45°としたことを特徴とする請求
    項1記載の空気調和機の室内機。
  3. 【請求項3】 吸込み口と羽根車の間に配置されて上縁
    部が上傾斜部の上縁部と空隙を形成して対向し、下縁部
    は前面熱交換器から離れる方向に傾斜して配置された背
    面熱交換器を備えたことを特徴とする請求項1及び請求
    項2のいずれか一つに記載の空気調和機の室内機。
  4. 【請求項4】 前面熱交換器のフィンの相互間隔よりも
    背面熱交換器のフィンの相互間隔を狭くし、上記前面熱
    交換器及び背面熱交換器における吸入空気量を均衡させ
    たことを特徴とする請求項3記載の空気調和機の室内
    機。
  5. 【請求項5】 前面熱交換器の裏側における室内機内の
    奥行き空間寸法の少なくとも55%の直径を有する羽根
    車としたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれ
    か一つに記載の空気調和機の室内機。
  6. 【請求項6】 前面熱交換器の鉛直部と上傾斜部相互間
    の屈折部を上記鉛直部に対向した吸込み口の上縁部より
    も上方に、上記前面熱交換器の鉛直部と下傾斜部相互間
    の屈折部を上記鉛直部に対向した吸込み口の下縁部より
    も下方にそれぞれ配置したことを特徴とする請求項1〜
    請求項5のいずれか一つに記載の空気調和機の室内機。
JP22235596A 1996-08-23 1996-08-23 空気調和機の室内機 Expired - Lifetime JP3331873B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22235596A JP3331873B2 (ja) 1996-08-23 1996-08-23 空気調和機の室内機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22235596A JP3331873B2 (ja) 1996-08-23 1996-08-23 空気調和機の室内機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1061963A true JPH1061963A (ja) 1998-03-06
JP3331873B2 JP3331873B2 (ja) 2002-10-07

Family

ID=16781048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22235596A Expired - Lifetime JP3331873B2 (ja) 1996-08-23 1996-08-23 空気調和機の室内機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3331873B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020534497A (ja) * 2018-09-05 2020-11-26 広東美的制冷設備有限公司Gd Midea Air−Conditioning Equipment Co.,Ltd. 壁掛け式エアコン室内機及び壁掛け式エアコン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020534497A (ja) * 2018-09-05 2020-11-26 広東美的制冷設備有限公司Gd Midea Air−Conditioning Equipment Co.,Ltd. 壁掛け式エアコン室内機及び壁掛け式エアコン

Also Published As

Publication number Publication date
JP3331873B2 (ja) 2002-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3268279B2 (ja) 空気調和機
KR100934556B1 (ko) 원심 팬 및 이것을 이용한 공기 조화기
JP5029577B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP4678327B2 (ja) 空気調和機
WO2011029376A1 (zh) 空调器风道装置及使用该风道装置的空调器
JP3612622B2 (ja) 空気調和機用室内機
JPH0658564A (ja) 空気調和機
JP2611595B2 (ja) 空気調和装置
JP3649567B2 (ja) 貫流送風機
CN208382343U (zh) 空调室内机和空调器
JP2003202119A (ja) 空気調和機
JPH1061963A (ja) 空気調和機の室内機
JP4274229B2 (ja) 空気調和機
JP2002357194A (ja) 貫流ファン
JPH0979656A (ja) 空気調和機の室内ユニット
JP2689802B2 (ja) 空気調和機
JP3213786B2 (ja) 送風装置
WO2024087274A1 (zh) 换热器及空调器
JPH08178333A (ja) 空気調和機
JPH11101461A (ja) 空気調和機の壁掛形室内機
JP2002276974A (ja) 空気調和機
JPS627936Y2 (ja)
JPS5824099Y2 (ja) 室内ユニツト
JPH0325054Y2 (ja)
JP3610585B2 (ja) 空気調和機の室内ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070726

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080726

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090726

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100726

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100726

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110726

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110726

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120726

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120726

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130726

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term